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人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】 光の尾 マンユゥ

[彼の個室にあるものに興味を示せば
身振り手振りで説明してくれる。
大きく手を広げる彼に大きな目をまるく見開き。]

へえ〜〜〜〜。
海ってシャーレンねえさまが読んでくれた
本でしか知らないんだけど、
大きな湖みたいなもの……なんだっけ。
うねうね??うねる???……そ、それって、こわくない…の?

[壁にかけられている板が、
そりのように水上を一直線に走っていくのを想像する。
(波と言うものについてはいまいちよく理解していない)

イルカやトビウオとは
海に住む鳥や動物なのだろうな、と
文脈から何となく想像はするが、
何せ未知の存在なのでへえーと相槌を打つばかりだ。

と。酷く楽し気に語っていたジャヤートが
しょんぼりと、それはもう露骨に肩を落とす。>>42]
(55) 2021/12/05(Sun) 18:29:11

【人】 光の尾 マンユゥ


…………ジャヤート、本当に海が好きなんだねぇ。


[自分は。住む場所こそ森奥から変わるけれど
辺りには変わらず緑が溢れているし
少し歩けば森や泉だってある。
そこまで辺りの景色が一変するわけではない。
けれど、ここから海に出るには少し大変だろう。]

乗れない、わけじゃないよ。
だって住む所が変わったって、
もう一生行けないわけじゃないでしょ?

[肩を落とすジャヤートを覗き込んで
握られた手を優しくそっと撫でた。]

わたし、ちょっと見てみたいもん。
ジャヤートの育った海がどんなものなのか。
父様たちは森の外に出るなんてとんでもない、なんて言ってたけど
そこまで楽しそうに語るんだから、
きっと素敵なんだろうなって思うもん。

だから、ね。そのうち一緒にいこ?


[にっこりと微笑めば、
彼は機嫌を直してくれただろうか。]
(56) 2021/12/05(Sun) 18:31:44

【人】 光の尾 マンユゥ

[そうして次は自分の個室へ。>>43
調度品も敷物もジャヤートの部屋よりは地味だったが
却ってこれくらいが落ち着く。

自分の私物を珍しそうにされれば
木で出来た衣装箱の中のひとつを取り出して中を漁る。]

うん、この化粧箱とかはね、母様がくれたの。
髪飾りは姉さまがお嫁に行く時にくれて…

え?普段着?うーん、このあたりかな……
あっ、こっちは作業着で……
えと、ちょっとくたびれてるけど……

[普段着として出されたものは
シンプルなデザインが多い。
髪留めや首飾りなどの小物類も。
母や姉のおさがりも多いが
上等な物を長く丁寧に使っていることが窺いしれようか。

作業着は動きやすさを重視したもの。
だぼっとした履物は
尻尾用に臀部に穴が開いており
紐で結うタイプのものである。]
(57) 2021/12/05(Sun) 18:32:57

【人】 光の尾 マンユゥ


魔道具はこっち。これは杖だよ。
地を耕し、種を実らせる為に必要なの。
収穫とかは手作業だからちょっと大変だけど。

でもね、立派に育った作物見ると嬉しいんだあ。
それで料理するのも感慨もひとしおだし……


[魔道具の話になると少し楽し気に。
ヴィスの古い大木から作られた杖は
不思議な魔力を宿しており、
マンユゥの魔法を増幅させるのだ。

そうして一通り話した後で
ちらりとジャヤートの様子を窺う。
尻尾をへにょ、とやや下げて。]
(58) 2021/12/05(Sun) 18:35:22

【人】 光の尾 マンユゥ


………やっぱりこういうの、
芋っぽいって思う?


[一族の生活に誇りを持っている――とは言え
こうも華やかな調度品やら何やらを見せられてしまうと
彼が田舎者だと言うのも無理はないのかもしれない。
それなりに気にしているのだった。]
(59) 2021/12/05(Sun) 18:35:51

【人】 怪力 シャオロン



 こういう状況になったんだから、猶更良いんじゃねーの。
 愛した男との子を孕む方が女の子は幸せだろうし。
 そうやって生まれて来た子の方が、義務で作られる子より世界も救えそうじゃね?


[ロンの状況は知らない。
自分と同じように子どもの頃に既に家族がいなかったのなら、自分を世話してくれた村の女たちは自分同様に「ロン」の世話を焼いていたのかもしれない。
その女たちが同行していれば何か話が聞けたかもしれないが、生憎皆自分の家庭を優先して村に残っている。]


 レイはやさしいな。
 独りぼっちは――……「独りじゃない」ことを知った後は寂しいだろうな。


[村に帰った後の自分はきっと寂しいのだという予想が込められた言葉であることには自覚がない。]
(60) 2021/12/05(Sun) 18:36:54

【人】 怪力 シャオロン

[帰りに彼女の手にあった色とりどりの花束は、顔合わせが始まる頃には後ろに控えたリル族の女性の元にあった。
広場に戻ってからは、化粧直しの間など離れていたので渡した場面までは見ていないが、その傍にいるのが恐らく彼女の母親なのだろう。

「ジャヤート」以外の人は反対していたヴィスとの恋。
彼女の母は、疎んでいた一族に嫁ぐ娘のことを、その嫁ぎ先である疎んでいた一族のことをどう思っているのだろう。
めでたい席に波風を立てたくなかったから、家族への挨拶は婚姻の儀まで取り置くことにした。]
(61) 2021/12/05(Sun) 18:37:33

【人】 怪力 シャオロン



 まだ水は冷たいから、レイは身体冷やすなよ。
 どうしても中に入りたいなら夏場にしとけ。


[少し関わっただけでもわかる、彼女の無鉄砲さ。
大事なものを自分で見つけたい気持ちはわかるが、これから彼女に課せられる使命を思えばその決意は一旦我慢しておいてもらわねば。

取って貰った小皿を少し上に掲げて「ありがとう」と礼を言う。]


 揚げたのも煮たのも好きだな。
 リルの男も好きか、これだけ聞いたらふつうに仲良くなれそうなもんだけどな。


[仲違いの原因は何だったのか、小龍は習ったことがないから知らない。
だが長く離れて暮らしていても、自分たちとほぼ変わらない食文化が培われてきたのなら、新集落に隔離せずとも互いに仲直りは出来そうな気がするが。>>52
長年根強く植え付けられた相手の一族を疎む色眼鏡はやはり重すぎるのか。]
(62) 2021/12/05(Sun) 18:37:53

【人】 怪力 シャオロン


 あー魚は逆にあんまり食ったことがねーな。
 森まで運ぶと腐るし、干したやつくらいしか……。

 なら今度、レイの好きなきのこと魚を使った炊き込み飯でも作ってくれるか?
 出汁を味わうなら吸い物でも良いな。


[会話から探ってみたが、どうやらリルでも料理は女性主体なようだ。
彼女が嫌がらないようなら、任せたいという意思を言葉に乗せる。

杯の中身がすり替わっていることには気づいていないようだ。
少量でそれだけ酔っているとしたら、もう絶対にお代わりを注がせないようにしないと。]
(63) 2021/12/05(Sun) 18:38:11

【人】 怪力 シャオロン



 俺の仕事については族長から聞いてるか?
 村にいた頃は基本は木材や石材の調達と運搬が主で、時々食用を兼ねて魔物や獣を狩ってたんだけど。
 ここじゃ暫くは新しい集落を整えるのが主になるみたいだ。

 ほら、俺らの家はあるけど、出来たばっかの集落じゃ店もないから行商から買い付けたものの倉庫があった方が良いだろ?
 医者の診療所とか、子どもが生まれた後に通う学校とか。


[彼女が会話をしたがった気配を察したので、饒舌ではないものの言葉を紡いでいく。]
(64) 2021/12/05(Sun) 18:38:31

【人】 怪力 シャオロン



 だから、作業の状況によっては帰りが遅い日もあるかもしれない。
 せっかく作ってくれたメシをあったかい内に食えない日があるかもしれないから、
 先にそれは謝っとくな。ごめん。

 遅い日は先に食っててくれ。


[言っておかないと、この健気な娘はずっと待ってくれそうな気がする。*]
(65) 2021/12/05(Sun) 18:38:52

【人】 光の尾 マンユゥ

[外から時間だと呼ぶ声がした。>>44
ほっとしたような、そうでもないような。

家の中はこれから幾らでも
見る機会はあるだろう。
今は後回しにすることにして。]

うん、そうだね。
怒られないうちに、そろそろ行かなくちゃ。

……うん?

[彼が屈めば、視線がかちあう。]
(66) 2021/12/05(Sun) 18:44:32

【人】 光の尾 マンユゥ

[涼やかな笑みと、改めての誓い。

夫婦として始まるのはこれからだけれど
きっとうまくやって行けそうな予感がして、
自然と表情が綻ぶ。]

……こちらこそ。
ふつつか物ですが
末永く、よろしくお願いします。


[目を細め、繋がれたままの手を口元に運び、
彼の指先に軽く口付ける。
先程のちょっとしたお返し。**]
(67) 2021/12/05(Sun) 18:47:56

【人】 翠眼 ユンチェ

― 婚儀の儀 ―

[席の交換を承諾してくれた仮面の男性には朗らかに礼を述べて。>>29
 持ってきた盃と取り皿を置くとシオンとは横並びに座る……並ぶと言っても彼女の方を向いているので平行とは程遠い。]


 えっへへ……

 さっき食べてた時の、向かいにシオンさんがいてくれるのも凄く良かったですけれど……やっぱり近くがいいです。

 
[もちろん本人はこれをやらかしとは思っておらず、彼女のいたたまれなさについて何も理解できなかったのであるが――>>35]
(68) 2021/12/05(Sun) 19:26:14

【人】 翠眼 ユンチェ


 僕…
 お嫁さんになるのがシオンさんだとは全然思ってなくて

 でもなってくれたらいいなって思ってて、でも違ってたらそれ思ってるの凄く悪いし…

 だから、僕の前の席にシオンさんが座ってくれたの凄く嬉しくて――…

 僕…僕…――


[感情を爆発させるのがスムーズに行かなかったのか、そこで言葉が詰まって。
 いったん言葉を切って、酒を注ぎ直して――飲むペースとか知らないままくぴぴと仰いだり。]


 …――シオンさんは、どうなんですか?


[会って早々に手間を掛けさせたり――自分が夫としては頼りないのは分かっている。
 だから満足な回答は得られないかもしれないけれど……それでも、たとえ強制されたものだとしても、微かでも、自分を選んでくれたのなら――と、すぐ隣のひとを見上げた。*]
(69) 2021/12/05(Sun) 19:26:55

【人】   コン   

──婚儀の宴


   どうした、俺の姫。
   隣に来ては悪いことでもあったか?


[ 少しいたずら心もあり、くっと酒を一口飲み
  名前を呼ばれれば顔を近づけて見て。
  対面している状態とはどこか違い
  慌てているような感じさえある。

  彼の意地悪な問いに
  彼女はとてもいい返しをしてきた。
  その事実は覆されるものではなく、
  コンは喜びもあり仮面を外し、
  彼女に手渡して柔らかな手に触れる。  ]


   そんなに嬉しいことを言ってくれるとは…
   俺はとても幸せになるらしい。


(70) 2021/12/05(Sun) 19:44:19

【人】   コン   




   ………焚べるつもりだったが、
   そんなに気に入ってくれるのなら
   うちのどこかに飾ろうか。


[ 彼女の笑顔で酒がうまいと感じる。
  あれほどまでに酸っぱかった果実も
  彼女を目にしていると甘い。

  彼女を軸に生活が進むのかと思うと
  数週間前の己が哀れにさえ思え、
  案ずるなと言うことができるのなら
  言ってさらに混乱させてやりたいと
  頭の隅で思うのだった。      ]*
 



(71) 2021/12/05(Sun) 19:44:39

【人】 御曹司 ジャヤート

>>54マンユゥの話は穏やかなものに感じる。
長閑で平穏な暮らしだったのだろう。
楽しそうに話をしてくれると嬉しさも込み上げてくる。

 >>55シャーレンねぇさまという者が誰なのかは分からないが本はあるようで話していて楽しいと感じる。
これからの生活の中でも大切なことで見目だけでも好みであったが>>56その気遣いにまた一つ、惚れ込むかのように瞳を見開いて輝かせる]


 機会があると話しをしてみると良い。
 風を使い上手に育てているようだぞ。

 海の風は潮が混じっているからな。
 きっと何かしらで工夫しているのだろう。

 ん、そうだな……こうものすごく大きな湖だな。
 果てしない蒼が続いていて塩辛いんだ。
 そう、塩も作っていてそれはそれで内地に運んでいたな。

 コップの水も揺らすと揺れるだろ。
 あれのものすごく大きなやつだ。
 オレは怖くはなかったな。
 生まれた時からずっと一緒にあるものだったし……。


[海のことは本当に好きだ。
恵みを齎してくれるし遊び相手でもある。
怖い面はあるが楽しい面の方が多い]
(72) 2021/12/05(Sun) 20:12:34

【人】 御曹司 ジャヤート

 大好きなんだ。


[だからこそこうして波乗り板を飾っている]


 行けないわけじゃない、うん。
 マンユゥ……。


["ありがとう"と囁くと一度強く抱きしめる]


 素敵なんだ、素敵だから見て欲しい。
 一緒に来てくれるなら行こう。
 子どもができたら子どもも一緒に。


[同時に、森に行く時はジャヤートも一緒に行こうと約束しよう。
教えられてきたことは真実ではなかったのだし自分の目で、これまでしてきたようにしたほうが良いはずだ。

 つられるように笑むと>>57マンユゥの部屋へと入り衣装を見せてもらう。
草臥れているが大切に使ってきているのが分かるもので長持ちさせるところもまた美点である。
目新しいもの珍しいものはそれはそれで客としての価値はあるが良いものを大切に使える方が商人の家族としては好ましい。

 だが一つ、気になるものがある。
あの穴は何なのだろうか。
今は穴は見えぬのだが――後で聞いてみることにしようとその場では問うことはなく>>58珍しい道具に目を向けた]
(73) 2021/12/05(Sun) 20:12:44

【人】 御曹司 ジャヤート

 本当に作るのが好きなのだな。
 オレはそうした作業はしたことがない。
 よくわからないところが多いから一緒にするとき。
 教えてくれると助かるぞ。


>>58ジャヤートが使えるのは水や風の魔法であるから地を耕すとかはよくわからないが、それにしても何やら動く気配があったがあれは何なのだろうか。
腰回りに視線を向けると>>59どうしてか気落ちした声が聞こえすぐに視線を戻した]


 地道な作業があって作物が実るのは知っているし。
 それをしているコンを芋っぽいと思ったことはないぞ。

 その土地その土地で暮らしがあるのは知ってるんだ。
 ただちょっとかなりヴィス族については偏見があっただけで。


[それはお互い様だともう知っていることで。
ジャヤートからはそれ以上言うことは特にはなく微笑みながら伝えた言葉に返された>>67答えに目を細めて身体を抱き寄せ抱擁した]
(74) 2021/12/05(Sun) 20:12:50

【人】   シオン

ああうん、いやうん、落ち着いて、えーっと、ユンチェ、だっけ?

[たどたどしく確認するように呼ばわる。不自然には誰も思わないはず。それと、落ち着いていないのは女もである。

 ツェンが近いし。こちらを向いているし。

 まっすぐに感情を向けてくる姿は、子供のようで、動物のようで、なによりも、

 昔の自分を見ているようだったから。

 なにもかも違っている。特に状況が一番違う。気持ちを向け合うほうが良い。

 >>69気持ちを率直に聞かれて。]

 私も君とでよかった。

[レイの相手じゃ不満だったと言う意味ではない。ツェンとはいくつか言葉を交わして、ひととなりの幾らかを知ることが出来ていたから。]

 花婿衣装、とても似合っててかっこいい。

>>0:220衣装の手直しの時に飲み込んだ言葉を今、伝えた*]
(75) 2021/12/05(Sun) 20:15:27

【人】   コン   

──婚儀の前


   すまなかった……
   あの時は、保身に走った。
   流石に気づかれていたか、偽名を使ったこと。

   愛らしい花の名前も偽名とはな。
   ……よかった、本当に。


[ 唇を軽く重ねたけれど、
  安堵が漏れて少し震えたかもしれない。
  何度も名前を呼ばれてもよばれ足りない。
  彼女の名前を何度呼んでも、呼び足りない。

  そんな感情を胸に、彼女の希望に応えるため
  抱きしめていた彼女のことをくるりと回転させ
  机の上のものを見せてあげた。       ]



(76) 2021/12/05(Sun) 20:24:03

【人】   コン   



   これで、本物だと…確認してほしい。
   つけたいのならつけてあげよう。


[ 彼女の次なる要望に応えるために、
  仮面を彼女の頭の横につけるよう紐を結ぶ。
  彼女の一部として、コンが日常的につけていた
  仮面がそこにいるというだけで幸せを噛み締めるのに
  これから先、彼女と生活する場所だと思うと
  既にこの場所さえ愛おしくなってきた。

  家の中を探索して、仲睦まじくしていると
  コンの妹を含めた数人に時間を告げられた。
  そして彼女に仮面を返してもらい、
  仮面をつけたコンとして”最後の”場所へ
  彼女と共に行こうと手を差し伸べるのだった。  ]*


(77) 2021/12/05(Sun) 20:24:24

【人】 御曹司 ジャヤート

―― 婚姻の儀 ――

[マンユゥと連れ立って広場に向かうと既に他の者たちは集まっていたろう。
>>#1向かい合い座る席らしく、別れる前に手を一度握りしめてから離して自分の席に着いた。
紹介されるままに立ち上がると至極爽やかな笑みを浮かべる]


 リル族のジャヤートだ。
 商人をしている、よろしく頼む。
 必要なものがあれば仕入れは任せてくれ。


[人受けの良い表情のままに、視線をマンユゥへと向けると笑みを深め>>#2杯を受け取った。
>>3あんのババアこと我らが長が音頭を取る。
>>11>>15左右隣で聞こえる声に、>>23対面からも聞こえる声に合わせ]
(78) 2021/12/05(Sun) 20:39:04

【人】 御曹司 ジャヤート

 祝福を――。


[杯を掲げて中身を呷る。
酒精帯びると芋虫であった時の身体の軋みがいよいよと取れていくようである。
>>4我らが長が何か言ってるがそれは長が勝気すぎて嫁の――と心の中で思っていたらすんごい勢いで睨まれた。
どうしてだ、顔に書いていたのかと荷運びをしてくれた家の者に視線を向けたら頷かれた。

 "若はすぐ顔に出るから"

 なるほど、それは商人としては致命的なものだが気にしないでおこう。
これまでそれで失敗したことはないからな。

 隣ではレイが甲斐甲斐しくしているし、反対側ではシオンが小柄な――男?と話をし始めているようである。
コンはコンで仲睦まじそうであるし何かあれば呼ばれるだろう。

 では――]
(79) 2021/12/05(Sun) 20:39:12

【人】 御曹司 ジャヤート

 よ、っと。


[立ち上がると自分の膳をそのままマンユゥの前まで運ぶ。
運んだ後にマンユゥの横に回ると座る仕草をして膝を叩いた]


 マンユゥ、ここがオレの嫁の特等席だ。


[さて、膝上に座ってくれるかはさておきジャヤートからもリル族の面々を紹介していこう。
一蓮托生、昔からの馴染みのダチのレイ。
慎まし気なシオンについては深く言うことはなく大人な女性と伝え。
仮面を被ってる、たのがコンで先ほど話した相手だと。

 それから料理を示していこう。]


 あの揚げたやつは鯨の肉だな。
 オレたちが倒したやつだと思う。
 魚は活かしたまま船で運んだから新鮮なはずだ。

 ところで酒は飲むか。
 香りの良いものから甘いものまであるぞ。


[一つ、出会う前に思っていたことで合っていることがある。
少なくともジャヤートの家の者は酒好きでかなり強い。
珍しい形の瓶に入ったそれらを示しながら興味があるなら杯に少し、嗜む程度に注ごうか。*]
(80) 2021/12/05(Sun) 20:39:19

【人】 狐娘 レイ

[義務。
それで産まれてきた子供はたしかに悲しいだろう。
今回の婚儀では、そんな夫婦もいるかも知れない。
シャオロンだってそうして連れられてきた一人だ。
レイだって、望んできた訳ではない。

でも、シャオロンとはこんな機会がなければ出会えなかっただろう。
そう思うと少しだけ悲しくなった。]


 そう……、だね。
 うん、その方がきっと幸せだね。


[その通りのはずなのに、応える声は少し弱々しいものになってしまった。
へたれた獣耳がぺたりと頭につく。
どうして気分が落ち込んだのかは自身でも分からずに。

やさしいと言われて>>60、小さく首を振る。
「ロン」を見つけたらシャオロンを捨て置くつもりの女に。

いつしかヴィスの村に帰るつもりのシャオロンの声は、
どこか寂しそうで、胸が締め付けられるように痛んだ。]
(81) 2021/12/05(Sun) 21:08:55

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――

 でも、そうしたら夏までシャオロンを待たせてしまうわ。
 あなただって早く村へ……、


[……とまで言ったところではっと口元を抑えた。
いけない。
まだ婚儀の儀が始まったばかりで村へ帰る話などしていたら、目くじらを立てられるだろう。
大げさに咳払いをして誤魔化しておく。

代わりに一口、野菜炒めを口に含めばリルでは食べたことのないような味がした。
見た目は一緒でも、やはり味付けは少し違うのかもしれない。]


 ふふ、そうね。
 これからここで暮らすのなら、
 一緒に暮らすみんなとも仲良くしなくちゃ。

 ジャヤートもコンも、いい人よ。
 シャオロンもきっと仲良くなれると思う。


[ジャヤートはコンよりヴィスへの偏見が強いが、実際に接してみればきっと彼の考えも変わるだろう。
二人共、婚儀の儀に姿を見せた頃には、番になる人であろう人たちと言葉を交わしているところを見かけた。
コンは元より偏見が少ないほうだし、口数も少ないほうだ。
シャオロンとも気が合うかもしれない。]
(82) 2021/12/05(Sun) 21:09:42

【人】 狐娘 レイ

 
 うん、いいよ。
 炊き込みご飯もお吸い物も美味しいわ。
 
 川が近いから川魚もきっと捕れるし、
 森では食べれなかった生のお魚を食べることだってできるよ。


[元より家を守るために花嫁修業を重ねてきた身。
家事を任されるなら喜んでかって出た。

リル族で暮らしていた頃も母の家事の手伝いをすることが多く、仕事と名の就いた仕事は任されたことがない。
代わりに外に出て働くことになるシャオロンの手伝いが出来るなら嬉しいことだ。]
(83) 2021/12/05(Sun) 21:10:13

【人】 狐娘 レイ

[シャオロンのことは名前や年齢などは聞いていたが、生業などの詳しい話までは聞いてはいなかった。
首を振ればシャオロンが直々に教えてくれる。
身体を使う仕事が主だった彼の仕事は聞いているだけでも大変そうだし、魔物や獣を狩る仕事となれば危険も伴う。

聞いている内に眉尻が下がり、心配げな表情を浮かべた。]

 
 危ない仕事をしているのね?
 集落を整えるのなら、しばらくは大丈夫そうだけれど。

 シャオロンが関わった建物が、
 わたしたちの村になっていくのなら素敵ね。


[ふわりと笑って応えれば、今度は家事のことを考えてくれていたらしい。
優しい青年だと思う。]
(84) 2021/12/05(Sun) 21:10:45
 




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