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人狼物語 三日月国


118 【身内】光の向こう側【R18】

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[もっと感じさせて、もっとイかせて、可愛いところをたくさん堪能したかったけど、それよりもう我慢はできそうにない。]


羽衣恵さん……


[じっと見つめる。今からあなたを抱きます≠チて視線にこめて。]


……あ……


[でも、ここまできて漸く気づいた。]


……ゴム、持ってないっす。


[だって仕方ない。ただ昼飯を食べに出てきただけだったから。まさか羽衣恵と再会するとも、こんな風になるとも思ってなかったから。]*

......うん、きもち、よかったよ......
ん、ふ......はぁ、......っ


[キスは愛液特有の独特な味がした。
少しだけ眉を寄せたけれど
交わりが深くなればそちらに意識を持っていかれる。

恋人同士のような甘いキスは
じわじわと身心を侵食して麻痺させる。

ーーー彼に、このまま溺れていきそうになる。]


仁志、くん......、
ーーーあたし、......



[快楽に蕩けて弛緩した身体は
とうに彼を受け入れる準備が出来ていて。
蕩けた女の眼差しが彼を見つめた。
情欲のこもった視線に小さく頷き、
続く言葉を口にしようとして、]


......あーー......


[現実的な話にふと冷静になった。

それはそうだ。
自分だってこんなことになるつもりはなかったし、
今は恋人もいないのだから用意などない。

近くのコンビニまで買いにいくって手もあるけど、
何だか気が抜けてしまうし。

んー......と少し考えたあと、上体を起こして。]


......じゃ、しょーがないかな。
流石に生でするわけにはいかないし。


[あっさりと言いながらベッドに座る。
張り詰めきった彼の屹立を見つめ、
そっと身を寄せた。]

[これは生涯最大のミステイクではないだろうか。
可愛く出来上がった羽衣恵さんを前に、ゴムがなくてヤれないとか。
何を後悔したらいいのかもわからない。]


……ですよね……


[わかってる、ゴムなしでヤるわけにはいかない。
自分と羽衣恵さんは恋人≠ナすらない。それどころか彼女が自分のことを好き≠ゥどうかだって。]


ぐぬぬ……


[痛恨の痛手。今度からはたとえコンビニに行くだけでも、ゴムは持参しよう。絶対に。]

[男からすれば大層不本意なお預けなのだろうが、
ないものは仕方がない。

がっくりと肩を落として歯噛みする様子が
なんだか少し可愛く見えて
不謹慎にもちょっと噴き出しそうになってしまった。

こちらと言えばまあ、
物足りなさはないではないけれど
どこかで少しホッともしていた。

自分を「好き」かどうかも分からない男相手に
最後まで許してしまうことに、
不安がないわけではなかったから。]


あはは、欲張り。

[そんなわけで、しょんぼりしている青年とは対照的に
女はさっぱりしたものだった。
からからと笑い、指先で男根をくすぐり囁けば
正直に反応する様がなんとも好ましい。]

はい、じゃあそこ座って。
優しい羽衣恵おねーさんが慰めてあげようねー。

[胡座をかいて座るよう促し、
四つん這いになってはらりと落ちる髪を耳にかけた。

右手を竿に添えたまま、ちゅ、と先端に口付ける。
亀頭を口に含み、ゆっくりとしごき始めようか。**]

[羽衣恵に言われるままにベッドの上で胡座をかいた。
残念な自分とは反対に、ちっとも残念そうではない羽衣恵の様子に、すこしがっかりしないではないけど。]


……ん……


[亀頭が生暖かい口の中に包まれ、肉棒が扱かれると、気持ち良すぎてそれどころではなかった。]


……羽衣恵さん……気持ちいい……


[ポニーテールを解いた髪。前に見た時よりも少し短いか。
撫でたり、梳いたりしてみる。]

 
……めちゃ……っちゃ……

……えろい…っす……


[与えられる快感に抗うように耐える。
気持ち良すぎて、すぐに出してしまうのが勿体無く思えた。出してしまえば終わってしまうから。]


……んっ……ぅ……

……すぐ……イキそうっす……


[四つん這いになって、自分の肉棒を頬張る羽衣恵。
蠱惑的で、官能的で。店で料理を作っていたあの羽衣恵が、今はこうして自分に奉仕している。]*

「表情はよく見えないが、
声の調子から感じてくれているらしい。
それに機嫌を良くして。

髪を梳く手が心地よく、好きにさせながら
ちゅくちゅくと先端を吸い上げ
溜めた唾液を舌で撫でつけて指を絡め、竿を扱く。]


……ん、 ふ、……… ンン、
はぁ …… ちゅ、ぢゅるっ…


[顎を動かし、雁首の段差を
唇に引っかけるようにしながら
緩急をつけて口淫を促せば
口の中に先走りの味が広がった。

丹念に愛撫を施すうちに
腹の奥が鈍く疼きを覚えるのは
気付かない振りをして。
]

[どこか上ずった声は快感に耐えているのだろうか。
先程とは立場逆転した体勢で
我慢しなくてもいいのに、と目を細めた。]


んっ、…いい、よぉ……
このまま、イっちゃって………

うけとめ、たげる……♡


[竿を扱く手のスピードを早める。
肉棒が熱く固く膨張するのを感じ取れば
射精を促すべく、じゅるっと強く先端を吸い上げた。*]

 
は……ぅ……っ


[もう限界だった。それなのに先端を吸い上げられたら、もう我慢なんてできるはずもなくて。]


……ぅい、ぇさん……っ!!


[びくんと肉棒と腰が震えて、羽衣恵の口の中で暴発した。
勢いよく、粘性の強い白濁が羽衣恵の口内を満たして行く。]

[いっぱい出した。あまりにも気持ち良すぎて。
どこでこんなテクニックを覚えたのだろう。
昔の男に仕込まれた?
見たこともないその男に嫉妬心が芽生えてる。そんな筋合いはどこにもないのに。]


……羽衣恵さん……気持ち良すぎ……


[ふぅと息を整えたのに。どうしようか。屹立は全然その熱を収めようとはしてくれない。]*

[彼の口から切羽詰まったような声が漏れて
そろそろ限界が近いのだと悟る。
吸い上げた直後ぶわりと口の中で陰茎が膨れ
どろりと生温かい液体を吐き出した。]

ン、 んんんっ……!

[びゅ、びゅ、と断続的に出る白濁を
シーツが汚れないよう全て口で受け止める。
多量の精液はそれでも受けきれず、
口端から零してしまったが。]

ん、ぐぅ……、ぷはぁ、けほっ

[ティッシュに吐き出そうかとも思ったが
遠くて手が届かなかったのでそのまま嚥下してしまう。
喉に引っかかる独特の感覚に、けほけほと何度か咳をして。]

[ところで。
男性と言うのは一般的に
賢者タイムが存在するものだと記憶しているのだが。

目の前の屹立は達しても鎮まる素振りを見せない。
まだ足りないのだろうかと過りはしたが
それはひとまず置いて。

身体を起こし、彼の正面に座る。]


…… 仁志くん
あの、さっきの…… その、


[掘り返すのも何だか気恥ずかしい。
もじ、と身を寄せ、上目で彼を窺う。]

[飲んでる。
───飲んでる?!

たしかに口の中に出してしまったけど、羽衣恵はそれを飲んでくれた。
その光景は胸にぐっとくるものがある。

それに、その表情も。]


……めちゃくちゃエロいっす……


[今すぐ押し倒して、抱いてしまいたくなる。]

[だけど、そんなことできるはずもない。
理性を総動員して、なんとか逸る鼓動を押さえつけようとした。]


……え?

あ、あー……・


[恥ずかしそうにこちらを窺っている。
ここでその上目遣いは狡いと思った。]

[万が一、もしかしたらさっきのは
気持ちよくて口走っただけかもなって。
ちょっと思ったけれど、そんな考えはすぐに否定された。

いざ改めて聞くと予想以上にどきどきしてしまって、
じわわわ、と顔が赤くなるのがわかる。]


ん、そ、そっ、かあー......
ありがと..... な、なんか、照れるな


[恥ずかしそうに軽く頭をかいた。
確かに店の外では会ったばかりだけれど。
恋に時間は関係ないとも言うし。
男女が一夜を過ごせばこういうこともまたありえる話だ。

それに。]


あはは、
こーゆー時なんて言えばいいんだっけ。
んーと、じゃあ......


[店員と客と言う立場以外では初めて会った
寂しい時にそこにいた、
ちょっと良さそうな年下の男。

夕食に招いた時点では
まだ
そうだったかもしれないけれど。

でも、進展させたいと思っていなければ
恋になる可能性を感じていなければ

それこそキスされた時に叩き出していただろう。

楽しかったのだ。
彼と過ごした今日一日が。
もっとほしいと思った。
彼の隣でなら、願った自分でいられるのでは
ないだろうかと期待するほどに。]

 
ちょっと、コンビニまで行ってきていいすか?


[さっきは無ければ仕方ないって思ったけど、でも特別コイビトと思っていいなら、思ってくれるなら。]


やっぱ……我慢できない。
羽衣恵さんが欲しいんで。

……駄目っすか?


[次なんて待てない。
今すぐ、羽衣恵を自分のものにしてしまいたい。
羽衣恵が許してくれるなら、すぐにでも着替えて外に出て、コンビニまで全力疾走するつもり。]*

[正式に付き合いをはじめる、と言うことであれば、
今日を逃したところで
今後体を重ねる機会はいくらでもあろうものだけど。

それはそれとしてこのままでは収まらないらしく。
欲望に忠実に申し出る彼に、思わず表情が緩む。
そういう素直でかわいいところ、結構好きだ。]


だめ、っていったら我慢するんだ?

......なんて、うそうそ。
いーよ、いってらっしゃい。


[実際のところ、自分の方も
半端に熱が燻ったままで。
たぶんこのまま彼を帰したら
思い出して自分で慰めてしまったかもしれない。

......恥ずかしいから言わないけれど。]

[百面相みたいに、表情をコロコロと変えたことだろう。
ちょっと照れた様な顔、駄目って言われてガッカリして、それが冗談とわかってパァと嬉しそうに。

特別コイビトになって、これから何度もそういう機会はあって、でも、いま羽衣恵が欲しかった。それはもう抑えられるものじゃない。

もっと羽衣恵を知りたいし、もっと自分を知って欲しい。
羽衣恵が自分に惚れているわけじゃないのはわかっている。でも、自分が羽衣恵を1分1秒ごとに好きになっているように、彼女も徐々に好きになってくれればいい。
セックスだってそう。]

[羽衣恵の部屋を出てすぐにコンビニに向けて駆け出した。
まるで初めて彼女ができたときみたいな浮かれ具合だ。]


……羽衣恵さん……


[名前を呟いてみれば、どこか特別な響きがあった。
今日、半日しか経っていないのに、もうたくさんの顔を思い浮かべられる。]


……やば、勃ってきた。


[えっちな顔もたくさん思い浮かんだ。
少し、走りにくくなった。]

[息を切らしながら部屋に戻った。
買ってきたのはゴム一箱(超薄)と、ペットボトルの水を2本。]


羽衣恵さん!


[彼女はどうしてた?
その姿が見えたなら駆け寄る様に近寄って抱きしめる。
どん、とコンビニの袋が床を叩いた。]


羽衣恵さん……。


[キスを交わそう。
少し冷えてしまった身体をもう一度温める様に。
唇が離れたなら、早急に服を脱ぎ去ってしまおう。]*

[コロコロと表情の変わる彼を微笑ましく見送り
帰って来るまでの間を待つ。

大体ここから往復で15分くらいかな。
全裸に腰まで隠れる大き目のカーディガンを一枚羽織り、
寝室からダイニングキッチンへ。

フォンダンショコラは焼き上がっていて
既に冷めてしまっているので
明日食べるつもりでラップして冷蔵庫にしまう。

ざっとキッチン周りを片付けて
そうしてまた寝室へと逆戻り。]


……なんか、嘘みたいだなあ…………


[お客さんと偶々再会して、意気投合して、
その日のうちに付き合うことになって。

そして、これから抱かれようとしている。

口にすると急展開すぎてまだ何だか実感がない。
でもまぎれもなく現実なのだ。]


(う〜〜………なんかミョーに緊張してきた……)


[一旦冷静になる時間を挟んでしまったせいだろうか。
どことなく足が宙に浮いているように落ち着かず
そわそわと無意味に立ったり座ったり歩いたり。]




[ガチャリ、と扉が開いて彼が帰ってきた。
コンビニ袋を片手に息を切らせた彼が
まっすぐ自分に駆け寄ってきて抱きしめる。]


……お帰り。早かったね。


[思っていたよりも早い帰宅。
随分と急いで買って来たのだろう。

くすりと笑ってキスを受け入れながら
手を伸ばしてゆるく彼の頭を撫でた。
さっさと服を脱いでしまう彼に倣い
自分もまたカーディガンを脱いでベッドに座る。**]

[よかった、と安堵した。
もしかしたら気持ちが変わってしまうんじゃないかって、冷静になったらやっぱりなしって。そうならなくてよかった。]


えっと……寒くない?


[羽衣恵が座ったその隣に同じ様に腰を下ろした。
さっきお互いを愛撫し合ったのに、ドキドキと鼓動が早鐘を打つ。]

 
……照れますね。


[照れながらも身体を寄せて唇を合わせた。
肩に手を回して引き寄せる。肌が触れ合う。もう一方の手で羽衣恵の膝から太腿にかけて摩った。]


……ん……っ……


[長い口付け。
時折離れては羽衣恵の目を見つめて、また唇を重ねる。
特別コイビトになった羽衣恵とのキス。そう思うだけで、さっきよりもずっと気持ちよかった。]

 




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