人狼物語 三日月国


13 【完全身内村】ANDRO_ID

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蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、囁き狂人が3人、人狼が1人いるようだ。

【人】 病弱 メリー

ふぅん……。
私もアンドロイドとお友達になれるのかしら。

えっ、元気になったら会わせてくれるの?絶対よ!
(0) master 2019/08/30(Fri) 0:00:00

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

■秘密抜き ハテマ→アカツキ


アカツキの外見は、普通の人間と変わらない。
服の下には機器と接続するためのプラグがあるけど、それ以外はほぼ同じだ。


アカツキを作り始めたころは、スポンサーとか偉い人にどやされながら渋々やっている感じだったけれど、彼の姿が……人間と変わらない彼の姿が目の前に現れるころには、もう夢中になって作業をしていた。

早く、その伏せられたまぶたを開き、赤い瞳を見せて。
ほら、口を動かして笑うんだ。
人格? 最低限初期設定をするだけに止めておこう。
キミはまっさらで生まれて、自ら世界に触れて、自分が感じたまま振舞うといい。

寝食を忘れてアカツキをいじっていたもんだから、マツリカちゃんには随分迷惑をかけた。
手を止めようとしない僕の口元に栄養ゼリーを運んでいるところなんて、傍から見れば老人介護だよね。
マツリカちゃんもそんなことするために助手になったんじゃないだろうに。ごめんね。
(1) TSO 2019/08/30(Fri) 2:32:20

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

心の底から30年間寝ていたい僕が、珍しく心血を注いだだけあって、アカツキは完璧だった。
既存のアンドロイドとははるかに一線を画す。
スポンサーはアカツキを欲しがったけど、僕しかアカツキのメンテができないと告げて、更に「作るならいくらでもご自由にどうぞ」とアカツキの設計書を渡したら、喜んで帰っていった。
マツリカちゃんは、スポンサーを同情の目で見ていた。
彼女曰く「あんな設計図を解読できて、更に組み上げるなんて、先生以外無理」とのことだ。
まあ……調整のたびにきったない字で書きこみをしまくって、その書き込みの方に本文より重要な情報が入っていたりするからね……。


アカツキは、起動直後でこそ少し覚束ない様子だったけど、すぐに、難なく自我を形成した。
成人男性として生きていくためと言うにはおよそ必要以上の知識をインプットしていたから、処理するのに時間がかかると思っていたけれど、そんなことはなかった。
彼は世界を観察し、自分の中に記録された膨大な情報を捌くことを、たった1か月弱でやってのけた。

その過程も記録してある。
今見ると可愛いよ。怒られるからあんまり出せないけど。
とにかく、アカツキは試行錯誤の上、少しひねくれて気が強い、しかし面倒見が良い「性格」を選び取った。


最高だ。
思った以上、いや、その上の上の上を行っているよ。
キミはきっと、僕のかわりに……。


そう、思っていたんだけどな。
(2) TSO 2019/08/30(Fri) 2:33:14

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

---

僕は、カモミールティを振舞った後片づけをしているアカツキの背後に、ゆっくり近づいて行った。
カップを洗っている手を止めて、アカツキが振り向く。

「なんだ。欲しかったか? でも起こしても起きなかったから……」
「あの……なんで……」
「うん?」
「なんで……あの怪しげな誘いに乗ったんだい……?」
「…………」
「……何か、この生活に不満がある……?」

目を伏せてぼそぼそと言う。
アカツキ、キミが欲しがるならなんだってあげるのに。
それとも、キミの願いは僕じゃ叶えてあげられないことなのかな。*
(3) TSO 2019/08/30(Fri) 2:33:38

【見】 アンドロ? セナハラ

おはよっと。
わぁ、はじまってるね!

そしていやぁ、感情の向きやらなにやらがエモいなぁ。
(@0) goza 2019/08/30(Fri) 9:08:40

【見】 アンドロ? セナハラ

さっそく秘密抜きから始まってるのが、
最初からクライマックス感あって良いね。

さって、どうなることやら!
(@1) goza 2019/08/30(Fri) 9:09:29

【見】 アンドロ? セナハラ

>>0:40劣情系助手ちゃんの>>* 15「いいなー」は
果たして言葉通りの意味なのか……?
(@2) goza 2019/08/30(Fri) 11:41:52

【見】 アンドロ? セナハラ

>>1>>2>>3アカツキは文字通り
キセキのアンドロイドみたいだねぇ。

>>0いつかメリーちゃんも会えると良いね!
(@3) goza 2019/08/30(Fri) 11:42:20

【見】 アンドロ? セナハラ

どうなんだろうねぇ。

>>0:48カモミールティーでも飲みながら、
ゆるっとマツリカちゃんやぽきゃを待ってようか。
(@4) goza 2019/08/30(Fri) 13:45:46

【見】 アンドロ? セナハラ

ごっきゅごっきゅごっきゅ……
(@5) goza 2019/08/30(Fri) 13:46:48

【見】 アンドロ? セナハラ

>>* 18ハテマ
ふふっ、ハテマ先生はアカツキが大好きなんだね。
(@6) goza 2019/08/30(Fri) 13:47:43

【見】 アンドロ? セナハラ

>> *19アカツキ
TRPG村の先住民ならではの風土病かな?
秘密抜き職人の活躍も楽しみにしているね!

>> *20アカツキ
カモミールティーありがとねぇ。
(@7) goza 2019/08/30(Fri) 14:42:58

【見】 アンドロ? セナハラ

>> *21アカツキ
そうなのかい?
助手ちゃんと先生の秘密、楽しみにしてるよ。
もちろん、君のもね!

カモミールティーはスタッフが美味しくいただきました?
(@8) goza 2019/08/30(Fri) 15:04:41

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

アカツキ→マツリカ 秘密取得


あの寝坊助が起きる前にマツリカが来て、朝食を食べる。
ハテマはいつも起きている時間がバラバラで、
飯の時間も当然そうなったりする。食事を摂らない時もある。

従って、俺はマツリカの為に食事を作っているのではないか、と
思う事がある。ごくたまに。
その程度には、マツリカの存在は、日常だ。

今日のメニューはベーコンエッグとトースト、ミネストローネだ。
いつものように、おいしいと言って食べてくれる。
……それに対し俺から特に何かを言う事は無いが、
人間で言う所のモチベーションは上がってるんだろう。


マツリカは、俺の開発にも関わっていたらしい。
ハテマには生活面での協力者が必要ではあるし、
開発面でもそれは同じなんだろう。

それは理解できる、だがマツリカの方は
こんな面倒くさい奴の助手である必要は無いんじゃないか、
と俺は思う訳で――
(4) 青磁 2019/08/30(Fri) 19:06:28

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

マツリカが食べ終えた食器を下げ、食後に
ルイボスとお茶請けのバウムクーヘン(コンビニ製)を出してやりながら、
声のトーンを落としつつ訊いてみた。
……ハテマはまだ起きてくる気配はない。

「マツリカはハテマの助手じゃないと駄目な理由ってあるのか?」
「それとも、なんか他に理由があるのか……?
あの黄色いゼリーに願いごとをするような理由が」*
(5) 青磁 2019/08/30(Fri) 19:08:16

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

マツリカ→アカツキ

>>4>>5

「えっ?」

きょとんとして、赤月くんの事を見る。

「先生の助手じゃないと、駄目な理由…?」

さて、どう答えたものだろうか。
悩みながら指先でフォークの先を揺らす。

出してくれたバウムクーヘンは私の最近イチオシコンビニのもの。
周りがチョコでコーティングされていて、とてもおいしい。
勿論今朝の朝食もすごくおいしかった。特にベーコンの焼き加減が絶妙で、素晴らし過ぎると震えたのは余談なんだけれど。

「赤月くんはそんなに思わないかもだけど…先生は天才だよ」

目の前に立つ奇跡みたいな彼が、その証明。
それがどれ程眩しい事か…たぶん、言葉を尽くしても分からないだろう。
(6) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:10:12

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

“特別”な先生が創った彼は、生まれついて“特別”だから。
(7) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:10:57

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

「質問に、質問で返すのはお行儀が悪いけど…そう言う赤月くんこそ、何か不満があるからあの誘いに乗ったんでしょ?」
「何事も等価交換、秘密も交換。どう?」

お茶に誘うような気軽な口調で、そう誘いをかける。

でもね、聞いたところで…私の願いとは並び立たない気がするの。
女の勘────なんだよ?


だからフェアに、先に、教えてしまおうと。
私は口を開いた。*
(8) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:12:14

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

マツリカ→ハテマ


先生は、天才と何とかは紙一重を地で行っている。
私みたいな凡人には到底真似できない…真似しようとすら思わないくらい。

「先生、聞いても良いですか?」

お布団への道をしっかりブロックしながら、顔を覗き込む。

猫は視線を合わせると嫌われてしまうんだって。
先生は猫じゃないけれど、どこかそんな雰囲気がある。

積極的に嫌いはしないけど、きっと、線を引かれたら終わり。
そうじゃないと良いと思いながら、けれど私はずっとその可能性を否定できないままに先生が赤月くんに心血注ぐ様を見ていた。

「先生は何故、あのゼリーちゃんの誘いに乗ったんですか?」

本人の認識は兎も角、先生は間違いなく“特別”な人。
傍で見ていた私が、一番良く知っている。

………あんまりに“特別”だから、先生が“ずっと寝ていたい”なんていう願いを叶えようとしていたって私は呆れこそしても驚かないけど。
(9) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:49:50

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

「私には、叶えてあげられない願いですか?」
(10) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:50:19

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

一瞬、一瞬だけ。
保てなくなった笑顔をまた浮かべて、教えてくださいよとねだる。

先生が抱く願いだ、そうに決まってる。
徹底的に、足掻きようも無い位、すごい願いなんだろう。
先生こそ“今”に不満がある…そう言う事なんでしょう?*
(11) rein-joir 2019/08/30(Fri) 20:50:53

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

■秘密抜き ハテマ→マツリカ


科学者にとって「やる気」って重要な才能だ。
僕にはそれがない。
マツリカちゃんには、ある。

彼女はいつも、周囲にエネルギーを振りまく存在だ。
押しつけがましくはなく、愛されるかたちで、いつの間にか懐に飛び込んでくるようなやり方で。

正直、僕の助手におさまってるなんてもったいないと思う。
科学者っていうのは社交性に欠けている生き物だから、マツリカちゃんがその愛嬌で科学界の波をいなせば、どこにだって行ける。
それなのに、なんで、よりによって僕なのかな。

僕は人を育てることにかけては壊滅的に不得意だから、マツリカちゃんが僕の下についたときに、あーあと思ったんだよ。
もったいない。ご愁傷様。どんな凶縁かは知らないけど、僕のお世話役なんてツイてないね。
(12) TSO 2019/08/30(Fri) 21:01:37

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

……それでも。
それでもマツリカちゃんは、毎日元気だった。
「可愛いさで許して!」とふざけてみせる彼女は決して道化ではなく、僕の研究室に必要な換気をもたらした。はきはきしてよく通る声とか、愛らしいオーバーリアクションとか、真摯な情熱とか、etc、etc。
僕の気ままな態度にも辛抱強く付き合ってくれる。
僕がやる気をなくして寝てしまい、ぼんやり起きたらマツリカちゃんが手配した研究道具と環境……僕に必要なものが一切揃っていた、なんてことも、1度や2度じゃない。

……んー。
うれしいんだけどね。
(13) TSO 2019/08/30(Fri) 21:02:24

【人】 AI研究  波照間 ハテマ

「マツリカちゃん、あの黄色い生き物の話は聞いた?」

アカツキの細胞修復の実験のために、3つの試験官に入れた溶液とアカツキの欠片。
それをぼーっと見つめながら、僕は、我が助手に話しかけた。

「知ってるよ……何か、頼んだんだね……」

目の前で分裂を繰り返して増殖していく細胞。
じっと、見つめる。
この、生き物にとってはあまりに原始的で当たり前の自己修復作用を、アンドロイドに搭載するのは難しかった。
……ああ、3本の試験管の中で有機体が溶けていく。
失敗だ。
儚いな。
自然が作ったものを人間の手で再現することは、こんなにも難しい。

「僕は、マツリカちゃんに幸せになってほしい……だからさ……」

無になった試験管を見つめながら言う。

「キミの願い、が、僕にとって、その……好いものだといいな……
だってそうじゃなきゃ……」


「僕は、きっと、邪魔をすると、思うから」

ああ、そうなりませんように。*
(14) TSO 2019/08/30(Fri) 21:03:20

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

アカツキ→ハテマ 秘密取得


「……飯の用意できたぞ」

昼のメニューは、カレーライスとシーザーサラダ、
オレンジジュースの寒天ゼリー。
使用しているカレー粉には中辛と書かれている筈なのに、
ハテマにぶちこまれたクックパッドのレシピ通りに作ると
甘口のように甘くなるらしい。何でだ。

ちなみにあんまりカロリーの多い食事を作ると、マツリカの奴に
美味しすぎて太っちゃうとか言われる。知るか。
デザートをカロリー控えめのあっさりした物にしてあるのは
愛情をひとつまみ的な優しさだと思う。

ちなみに食事の時は二人の食べる様子を(健康管理の一環として)
観察したり、後片づけをしたりしている。
(15) 青磁 2019/08/30(Fri) 21:35:31

【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー

マツリカはハテマに頼まれた物を買いに行った。
ハテマは研究スペースの方に行った。……俺は、


「……めんどくせ」

天才である事と、人間性に優れていることは両立しない。
後でマツリカが片づける事になるんだろう、床に散らばった書類を踏みつけてしまって、
そんな言葉を思い出していた。
研究スペースには基本的に食べ物は持っていかないが、
水分補給は必要なので、こぼれない容器に糖分の入ったドリンクを
入れて持って来たりはする。

「……なあ」

今は何かまた研究しているらしい。
飲み物のお盆を手近な所に置いて、俺はハテマに話しかける。

「あの黄色いゼリーの言ってる事を怪しげだって言ってたけど、
お前はあんまし真剣に考えてなかったとかなのか?」

「それとも、……あるのか?それでも願ってしまうような、望みが」

あの黄色いのが来てから、日常が変化してしまうというような、
期待と不安が入り混じる感覚を、
俺は――歓迎も、恐れもしていたような気がした*
(16) 青磁 2019/08/30(Fri) 21:42:15

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

■マツリカの秘密開示


私は科学者として、圧倒的に才能が足りなかった。
いくら「やる気」があったところで掛け合わせる物が無ければ0のまま。

私には、“1%のひらめき”が、遠かった。

そんな私が先生の助手になったのは、元を辿れば彼の技術を盗む為。
元居た所から『それくらいなら出来るだろう』と嗤われながら、この研究所へ向かった日の事…今でも鮮明に覚えている。

流石に緊張して笑顔が強張る私の前。
先生は、お話し中に寝落ちしてしまったのだ。
(17) rein-joir 2019/08/30(Fri) 21:56:01

【人】 助手 茉莉花 -マツリカ-

先生は天才だ。魔法使いだ。
彼の手から生み出される数式は、プログラムは、芸術と言っても良い。

赤月くんも、素晴らしい出来だった。
なのに先生は惜しげもなく設計図を渡して、私の“助手”役はあわやそこで終わりかけたのだけど…あまりに文字が難解だと言う事で続投になったのは笑い話。

そして────いつから、だろうか。

私は淡い願いを抱くようになった。


私は“凡人”だけどこのふたりの“特別”の傍に居たい。
何にも邪魔されず、ふたりを見ていたい。


………普通に考えて無理な願いだった。

私の“盗人”としての役目が消えた訳じゃない。
相変わらず期限付きのままで、その事を言えないままの生活を送っていて。
いっそ暴露して全部投げ出してしまう事も考えたけど、そんな事したら先生にも赤月くんにも迷惑が掛かってしまう。

だから諦めるしかない事なんだって、ずっと自分に言い聞かせていた。
“私みたいなのが今ふたりの傍に居られるだけでも、運が良いんだ”って。
(18) rein-joir 2019/08/30(Fri) 21:56:47
 




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赤月 ーアカツキー
1回 残----pt

 

茉莉花 -マツリカ-
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