人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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[彼の手が大胆に動く度に熱が高まる。
胸を擽る手が、柔らかな肉を揉みしだけば、
僅かに息が上がり、はふ、と喉を反らして呼気を逃した。

愛撫に夢中になっていれば、
頭上から降り落ちる声に惚けた顔で彼を見上げる。]


 ……ん、……ぁ、うん……、


[脱がせるのではなく、自ら脱がせるように出される指示は、
酷く恥ずかしく羞恥心を煽られる。

躊躇うように瞼を伏せて、きゅ、とシャツの裾を両手で掴む。
ただ、こうしていても手伝ってくれないのは知っているから、
身を起こして、おずおずと裾をたくし上げていく。

シャツの下から日に焼けていない肌が覗く、
彼の手によってズらされたショーツが、
更に上へと持ち上げれば、何も着けていない双丘が顕になった。]

[内側へと沈んだ指は、くちゅりと音を立てて淫芽を撫でる。]


 ひぁ、んッ……ぁ、そこ、だめっ……
  

[は、は、と息を乱して被りを振れば、
その言葉が届いたのか指はすぐさま離れていく。
思わず物足りなさに、ぁ……と、名残惜しむような声が漏れた。

更に追い打ちをかけるように愛撫が止まる。
シャツまで脱がせておいて、そんなことを言うのだこの男は。

中途半端に高められた熱で身体が疼く。
離れていきそうになる彼の袖の端を、つん、と引いた。]

 
 ……や、じゃないって……知ってるくせに、
 どうして、そんなこと言うの……?

 …………テンガンの、いじわる……


[上目遣いに熱に潤んだ瞳を向けて、もう一度袖を引く。]

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[突然の告白めいたものに驚いてばかりいれば、
今度はあっさりと身を引かれてしまった。

急転直下の変化に対応しきれずに困惑する。
ひとまずと抱きついたままの状態から
身を離して、ほぅ、とため息を付いた。]


 ……し、信じないわけじゃないけど、
 びっくりしたんだもん……。

 それに、聞かなかったことになんて、
 今更無理だよぉ……。


[それとも本当に冗談だったのだろうか。
いや、軽口で冗談を言う人ではないことは知っているけれど。
真顔で冗談を言う人でもない、ような、……気もする。]
(76) 2022/05/20(Fri) 21:37:13

【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ

[何せ身構えてもいなかったことだ。
驚きが勝ってしまって、ときめきなんてものが吹き飛んでしまった。

……ちら、と盗み見るように彼の表情を伺う。
何でもないような表情。
すぐさま移動しようだなんて切り替える機転の速さ。
今し方告白しました。みたいな様子が微塵も感じられない。

また、妙な間が空いてしまった。

じ、と彼を見つめて、ぽつりと呟くように零す。]


 ……本当に、私のことが好き、なの?


[もう一度、確かめるように。そう尋ねた。*]
(77) 2022/05/20(Fri) 21:37:28
[案内された寝室にあるベッドの大きさに彼女が誰かの妻である事を改めて突き付けられる。先ほど、淫靡な姿を見せた彼女は、今裸体で、自分を寝屋に誘う。

腹部には先ほどこすり付けた汁が残り。
言われるままに、腰を下ろせば、更なるキスが熱棒にと降った。息が零れ、彼女のキスに感じているのだと、目を一度瞑り。彼女の言葉にと瞬いて]


 久しぶり?
  ナナミさん久しぶりなんっすか?
 こんなにも魅力的な貴女を放っておくなんて

  
[ありえるのだろうか。と
心底驚いた顏をして。それから、愛おしさを込めるように抱きしめて、大事に優しくします。と答えた。彼女はこの次を、またその次をも望んでくれる。

そんな彼女を満足させる。
満足してもらえるように頑張ろう]



 ……欲しがりさんっすね。
 ほんとう、えっちだな。


[欲しがる声を見下ろして、押し付けられた身体。その手が逸物に触れるのなら、こらと軽く言うが、しかるふり。指先は咎めるように彼女の胸の粒を摘み。

きゅっと摘まめば、離し
ぷるんと揺らさせ

体を優しくベッドへ押し倒し
此方も上服を脱ごう。そうすれば、互いに一糸まとわぬ姿。鍛えた体で彼女を敷いて――

足を開き]


 …ナナミさん


[彼女を慈しむ声で呼び。
先ほどから欲しがっている熱の先端を飲む場所にと押し付けた。くちゅくちゅと卑猥な音が其処からする。何度か先端で其処に軽くキスをすれば、吸い付き。中に迎え挿れようとするか。その熱に息を吐いて]


 っ…やらしいっすね
 ここ、本当。
  満足、させられるように

       ――頑張るから。


[気持ちよくなって。と
彼女が触れてくれたように頬をなで、拒絶の声がないのならゆっくり中に挿入しよう。自慢の熱棒は太く逞しく。久しぶりだという彼女の其処を広げていくか。
汗が落ちる。息が上がる。
そんな最中

旦那さんのより、大きい?と

――囁く声は、低く
一度躊躇い。それから]


  好きですよ。

[貴女のこと。
一度目よりも更に熱量を込めて告げ。
片手で頬をなぞり、顎を上げ、キスをする。
そうして、奥の方まで熱を押し上げようとして*]

[自分が体を重ねることが久方ぶりだということを知って驚いた顔をする彼にはにかんでしまう。
彼はまるで息をするかのように褒めてくれる。
こんな饒舌なところがあるだなんて知らなかった。
もっと早く彼を知っていたら、きっと違う人生だっただろう。
彼の目には魅力的でも、夫にはそう映らないようで。
夫は釣った魚に餌をやらない人間なのだろうから。
この後で、目の前の彼も豹変するかもしれない。
どこかで信じ切れない自分がいるけれど、それでも今、こうして優しくされると切なくなった]


 えっちなおねえさんは嫌い?


[彼から見たら自分なんておばさんだろうと思っていたけれど、思った以上に歳が近いことが判明したので、そんな言い方をしてみる。
もっとも、礼儀正しい彼のことだから、自嘲気味におばさんと卑下しても否定するか、おばさんでも魅力的だと愚直に言ってくれそうなのだけれど。
自分の悪戯な手への仕返しとばかりに彼の指先が胸の先に伸びてきて。
彼が先端をきゅ、とつまむとそれに呼応して、じゅん、と胎の奥がひきつる感覚がした。そのまま彼の手に導かれてベッドに押し倒される。

髪がシーツの上に広がり、自分の上で彼が服を脱ぐのをじっとその体勢のまま見つめていた。
配達で鍛えたのだろうか。
引き締まった筋肉質な体が目の前に現れて。
そして、指でほぐして慣れさせていた箇所に待ちかねていた熱をこすりつけられていた]



 ……ん、きて?
 満足させて……っ


 ああぁっ!!

[自分で自分の太腿を持つようにして脚を大きく広げ。
中を割り開くかのように彼の剛直がゆっくりと、しかし抵抗を許さず入ってくる。
知らないところまで体を開かされていくようで。
初めて処女を散らした時のことを思い出させられた。
あの時より痛みが少ないのは、無理に体に力を入れなかったことと、痛みを逃す術を体が覚えているおかげだろう。

受け入れるだけで精一杯。

口を開けて息遣いで緊張を逃していたら、低い囁く声に、微笑んでしまった]


 ―――貴方の方が大きいわ。


[これは本当のことだから、さらりと言葉が出た。
しかし、余裕があったのはその時まで。
そのまま彼が腰をすすめたら、喉の奥から自然と悲鳴が漏れた]

 ひぃっ!!

[ずん! と奥を突かれて目の奥に火花が散る。
子宮を押し上げられて、足先がぴん、と跳ね上がり、ぴくぴくと震える。
軽くイってしまった。これだけのことで。
息をつめて体が硬直した中で、思考がほどけていく。

ああ、これが体の奥にちゅっちゅするってやつなのね。
無理やりレディコミを読まされた時に不思議だった描写をようやくと理解する。
彼の大きな逸物は、夫では届かない場所の快楽のボタンを押してくれた]


 え、なに……っ
 だめ、それ……っ


[気持ちよすぎて、軽くパニックになってしまう。

そんな最中に囁かれた愛の言葉。
情事のピロートークにしては熱っぽいそれ。
そして初めての唇へのキスはとろけるようで、うっとりと目を閉じた。

ずるい……。
もう、本気で好きになっちゃう……っ

こんなに気持ちいいことをしてくれて、全てが自分好みで、自分を好きだと言ってくれる完璧な人。

 全身とろけるようで何も考えられなくなる、と彼の肩に手を伸ばし、息も絶え絶えな様で、もっと動いてぇ……、と囁いた*]

【人】 転生者 アウローラ

[ 言われておそるおそるマグカップを口に運ぶ。>>61

 ほんのりとバニラの香りがした温かなそれは
 口に含むとほんのりと牛乳と卵の甘い味がした。 ]


(……、エッグノックだこれ)


[ なんだか、色々意外な気がして
 マグカップのそれを飲みながら
 つい上目遣いで相手の顔を伺ってしまう。

 まだわたしが小さい頃、風邪を引いたときに
 シスターが作ってくれた味を思い出す。
 まさか、エッグノックを作るラスボス(暫定)が
 いるなんて思わなかったけれど。

 もし、彼と視線が合えばきっと、
 気まずいような照れくさいような顔をして
 そっと目を逸らしただろう。 ]
(78) 2022/05/20(Fri) 22:41:15
 

 ……ありがとう。
 
 
[ ぽつりと、小さく囁いた言葉。

 胸を満たす感情が、上手く言葉にならなくてもどかしい。
 けれど、それは確かに あたたかな想いだった。
 願ってやまない、温もりがあった。 ]

【人】 転生者 アウローラ

[ そうしているうちに>>66

 少し無遠慮なくらい
 わたしに触れてくるその手は、ひんやりと冷たい。>>66

 人間離れした血色の瞳と白皙とが相まって、
 あらためて目の前の彼が
 人間じゃないのだと思い知らされる。 ]


 ……本当に、貴方が。
 
 
[ このひとが、闇の精霊。
 あのゲーム世界のラスボス。――…災厄の獣そのもの。 ]
(79) 2022/05/20(Fri) 22:44:37

【人】 転生者 アウローラ

[ わたしの知っている『闇の精霊』は。
 こんなふうに言葉を交わせる存在ではなかった。
 
 
 遠い記憶の中にあるのは、いくつものスチル。
  
 
 世界に絶望したマティルダが、破滅を希い
 そうして、この世界に顕現した巨大な多頭龍。
 

 身体から生やした蛇のような触手と、
 胴から生えた巨大な黒い翼と鱗から覗く無数の赤い瞳、
 この世界の既存の魔物たちに似た、
 しかし全く色彩の異なる、無数の黒い眷属たちを従えて
 王都や学園、この世界の各地を襲う災厄。 ]
(80) 2022/05/20(Fri) 22:52:12

【人】 転生者 アウローラ



 ―――…。

[ 正直、実感が湧かない。
 記憶の中の彼は、目の前の青年とは
 あまりに異なる姿をしていたから。

 強いていうなら、
 昨晩、闇の中に浮かんでいた赤い瞳に
 その面影を見出せるくらい。
 何より、あの災厄が人と同じ姿で言葉を話して
 エッグノックを作ってくれるなんて思わなかった。 ]
 
 
 なにを、のぞむって……。 


[ その瞳が、此方を覗きこむように
 品定めをするのように、わたしを見つめる。>>66

 ひんやりとした指先と、
 彼の瞳の色に正直、気圧されそうになる。けど。 ]
 
 
 ……、ひとつ、聞かせてください。
 逆に、どうして世界を滅ぼそうとするんですか?
 
(81) 2022/05/20(Fri) 22:53:25

【人】 転生者 アウローラ

[ 記憶の中では……確か。 ]
 
 
 
「―――全部! 全部!!

 貴女も貴方たちもわたくしも 
 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」

 「―――…嗚呼、主よ!!
 どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」

 
 
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、
 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。

 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に
 唆されたような描写だったけれど。
 実際は、どうだったのだろう?

 流石にこればかりは、
 今、この世界で確かめようもないのだけれど。
 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。
(喜々として破滅を語るようなところはあるけど)>>0:190

 交渉の余地がないようには思えない。 ]*
(82) 2022/05/20(Fri) 22:56:58

【人】 転生者 アウローラ

[ 記憶の中では……確か。 ]
 
 
 
「―――全部! 全部!!

 貴女も貴方たちもわたくしも 
 全て、消えてなくなればいいのよ……!!」

 「―――…嗚呼、主よ!!
 どうか、わたくしの望みを叶えてくださいまし!!」

 
 
[ 彼が姿を現したのは、物語の最終盤で、
 世界に絶望したマティルダが彼の降臨を望んだから。

 ゲームの中では、マティルダがラスボスである彼に
 唆されたような描写だったけれど。
 実際は、どうだったのだろう?

 流石にこればかりは、
 今、この世界で確かめようもないのだけれど。
 少なくとも、目の前の彼から悪意は感じなくて。
(喜々として破滅を語るようなところはあるけど)>>0:190

 交渉の余地がないようには思えない。 ]*
(83) 2022/05/20(Fri) 22:56:58

【人】 闇の精霊 アルカード

 

 世界を滅ぼす理由?
 

[それなりに長く生きたが、そんなことを聞かれたのは初めてだった。>>81]


 別段、我にそのような望みなどない。

 少なくともこの世界に置いて、
 人の世と人の子の破滅を願うのは、
 いつだって人間そのものだ。
 我は、我を此の地に喚び寄せるに至るだけの強い想い、
 若しくは願いに応じているに過ぎない。


[其れは嘘偽りのない事実。]
  
 
 ……或いは、世界や他者の破滅を願うこと以上に、
 人の子が強い想いを抱くこと等
 有り得ないということなのかもしれぬな?
 

[尤も、此れは我の憶測に過ぎない。
だが、……眼前のこの娘は真に受けそうだ]
(84) 2022/05/20(Fri) 23:01:40

【人】 闇の精霊 アルカード

 
 先に言っておくがな、
 貴様は我に「世界を滅ぼすな」と言ったこと
 忘れてくれるなよ?

 今まで数多の命に、この世界の破滅を望まれた。
 貴様はそのなかで初めて我に破滅を望まなかった娘だ。
 
 
[詰まる所、この娘の存在こそが
我が世界を崩壊させるだけの機構でないことの証左。]

 
 
 故に、問うているのだ。
 「貴様の望みは何か?」と。

 世界の破滅を望まないにも関わらず、
 貴様は、我を此の地へと誘った。
 

[其れはつまり、この娘にとっての切望する想いが在るということだ。
そして、我は其れを知りたいと思う]
(85) 2022/05/20(Fri) 23:04:19

【人】 闇の精霊 アルカード

[―――貴様にとって我は。
貴様が生きる物語に、我は一体何を齎す存在なのか。

そう、実に興味深い。]*
(86) 2022/05/20(Fri) 23:09:18
[嫌いじゃないです。と彼女の問いに正直に答え。
そうして、触れあう。夫婦間の事は分からない。けれど、こうして触れる程に自分は彼女に惹かれ、抱きしめたいと思うのだ。どこか切なさを抱える彼女を守りたい。その気持ち自身がおごりかもしれないけど。

指先は胸に触れ。
仕返しをして、押し倒す。
髪がベッドにと流れていく。ここで彼女は旦那に抱かれていたのだろう。けど、今、彼女を抱くのは自分だ。

その思いとともに、彼女にと熱を押し付け
中へと入っていき]



 …… はっ。


[熱い息を吐いて
満足させたいという願いととも、熱の所在を確かめ。微笑む顔に、目を開き。そうか、と薄く笑った。そうか、俺の方が大きいのか。その実感に満足感が身体をめぐる。だが、まだだ。まだ足りない。

彼女を夢中にさせたい。
その思いとともに熱は奥にと進み]

[霰もない声を聞いた。
小さく達したのかもしれない。中が収縮し熱を飲む。ああ、これが名器というものだろうか。此方の肉棒に吸いつき離さぬそこの奥。先端がキスする場所がぱくぱくと動いているのがわかる。

此処、此処だと分かれば
先ほどとは異なる笑みを浮かべ]

 ……っ、はぁ
 だめ?うそつき。

 こんなに善がって――・・そんなにイイ?。


[触れる唇は柔らかい。
柔らかな肉体と同じだった。そのまま足を開かせるように奥へ進み。もっと、と囁く彼女の背を抱き。腰を動かし、熱で押す。ぱんっと小気味よい音を響かせ、臀部を打ち。奥、開く其処に雄をねじ込ませ]


…はっ、ナナミさんっ
   ナナミさんっ!!!

[気づけば、夢中で穿っていた。
狭い場所を何度も雄が通る。
通る程に、開く其処。その奥をノックしてこじ開け、孕ませたいと滾る熱量は彼女の道を広げていく。ぱっちゅんぱっちゅん。と卑猥な音ととも両手で彼女を抱いて、揺れる胸を下に――腰をあげさせ

深く深く、入りこみ]


 っ!!!!!


[限界がくる。
生身の熱が彼女の奥で弾けたがる。一瞬、駄目だと過った。だがこの衝動を止められない。いや、止めたくなかった。この人を自分のものにする。その瞬間を。

イクっ、出すと彼女を掻き抱いて
白を吐き出した*]

[口付けに夢中になっている間に体勢が入れ替わり、上に乗り上げた彼を見上げる。飲み下しきれなかった唾液が口の周りを汚すが、そんなことはどうだって良い。

言い聞かせるような言葉が降ってきて、ぼんやりとした肯定を返すのは、彼が自分から熱を咥え込もうとする動作に魅入っていたからだ。

「俺の番」だと言うなら、今は彼に任せておくべきなんだろう。間接的に待てを言い渡されたような心地で、じりじりと迫り上がってくる期待を持て余していた。

柔らかな入り口に招き入れられ、感じ入ったような吐息を漏らすが、中途半端な侵犯はもどかしく意地が悪いとすら感じる。
目の前にある腰を掴んで、滅茶苦茶に打ち付けたい。もっと奥まで挿れたら気持ち良いと、既に身体が知っている。行き場のない手のひらを握り締めて堪えるが]


 ……、──なぁ 瑠威。 は、やく……っ


[辿々しい仕草に心を擽られるのに、焦らされている気にもなる。強請ったものは存外早く与えられた。それが絞り出すように言った急かす声より、早かったかどうかは意識の外で]

[重力に従って沈んでいくように、じわじわ拓いた内壁が強請るみたいに締め付けてくる。自分の上で乱れる彼の姿がどうしようもなく淫らで。直接的な興奮と目の前の光景に煽られ、獰猛な衝動が燻る感覚を覚えながら、恍惚に蕩けた彼を見つめる。

投げ掛けられる熱っぽい眼差しを受け止め、その意図を何となく理解して視線を絡めたまま薄く笑った。熱に浮かされながらも、私を認識してくれているらしい。

かわいい、とシンプルな感想が浮かぶ。
馬鹿になった頭で思いながら、でも、もっと──私に構う余裕がないくらい快楽に狂った所を見てみたい。とまたひとつ欲が出る]


 ……っぐ、……はぁ、 あ゛……──ははっ、
 その格好、動き難いんじゃないか?

 ほら……、手を痛めるかも……しれないしな。
 私にも手伝わせてくれ、よ──……っ!


[遮るのが惜しいほど絶景だったけれど、私が限界だった。
適当な言い訳を連ね、視界で踊るように揺らめく細い腰を両手で捕まえる。掴んだ骨盤を傾けて下から突き上げる。一息に浅瀬から奥深くまで届くように。

初めは緩やかに動いて手伝う素振りをしても。彼を見ているうちに我慢出来ず、次第に容赦無く穿つような動きになる]

[今までのもどかしさを解消したい一心で、息を弾ませて腰を動かす。彼が跳ねる度に、上に人間が乗っている重みで声が濁った]
 

 ……はっ、はあ゛……、っぐ………
 かわいいな、瑠威。可愛かった、とても……、


[現在進行形で上書きされる感想を、快楽の奔流に呑まれる最中に呟いた。それを体現したいのだが抱き締めようにも、口付けようにも少し遠いなと思う]


 私に背中を向けて、もう一回座ってくれないか?
 もっと君にくっつきたい。


[「彼の番」がまだ終わっていなければ取り下げるつもりで、彼に余力がありそうなら、そんな提案をしてみるだろう*]



「綺麗だよ、ミン。痕つけてもいい?」


彼女が恥じらいを持って脱いだシャツから
露わになったのは白くてキャンバスのような
艶のいい肌とふっくら丸く育った胸。
高頻度ではないにせよ、時折彼女に聞いてから
彼女が見えるところや見えないところに、
赤くて暫く残るような痕をつける。
ここ最近はつけていなかったので、
彼女が許可してくれたなら、赤い証がいくつか付くよう。

それは彼女への愛の証でもあり、
彼女以外の人間への牽制の証でもある。
可愛くて愛嬌のある彼女に興味を示す男を
数多く見てきて、そのたびに不快な顔をしていただろう。
彼女が恋人でないときは仕方なかったが、
恋人となった今では躊躇いもなく彼女の盾になる。



 




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