人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【墓】 鳥葬 コルヴォ


夜半。暗い路地裏を、硬く、鈍く、重く、靴底が打つ。
祭りの喧騒の裏側で、葬列が墓場を歩むように、ただ粛々と。

「──掃除屋が死体を作るなんざ」

「世も末だと思いませんか、あんたも」

答えは返らない。
端から答えを求めてもいない。
見下ろす眇目には、生者への情は無い。

「……家族が?へえ、そりゃ知らなかった…」



「で、あんたが浅はかな事仕出かす前に
 顔を思い出せもしなかった程度の家族が、何だって?」

──乾いた銃声が、ひとつ。
(+0) unforg00 2022/08/10(Wed) 1:00:26

【墓】 鳥葬 コルヴォ


「…黙って死ぬ、それしきの事もできない奴ばかりだ」

「どうにもあんただけは、違うらしいがね……」
(+1) unforg00 2022/08/10(Wed) 1:00:53

【秘】 piacere ラウラ → 家族愛 サルヴァトーレ

/*
人なのでね…そういうことはあります。
自分もこの村中にやりかねないので…。

ノッテにいる以上身体能力は高めでありたいなと。
誰よりも早いとまでは言えずも身軽さと素早さを得たい気持ちで。

かしこまりました!それでは2日目開始時にはそのように。
わ〜やったるぞ〜 暴れちゃうぞ〜!

そしてそうですね、初対面で問題ないと思います。
こちらは見かけたことはあるかもしれませんが、立場上会話をする等はなさそうですし。
まずはぼんやりと見たことがある気がする、程度で追っかけをしようかなと考えています。
(-178) sinorit 2022/08/10(Wed) 1:06:02

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ

「どちらでも良いだろう?」

それが本来の用ではないのだから、と当然のように言うのはこの男の常だ。紙幣を受け取れば、持ちやすいように一枚布で包まれた駄菓子たちを投げて寄越す。男なら小脇に抱えられるほどの大きさだ。

ちゃらんぽらんの、昼行灯。
親友の前ですら、その態度は変わらない。

「お勧めはブドウ味のガムだ。3つの内どれかが当たりって奴でね。酔い覚ましにもちょうど良いだろうよ。」

なんて勧めてみた。
当たりは酸っぱい為、食べると酔いが吹っ飛ぶかもしれない。

「さて、これはこれで気に入っているものでね。それに案外、風通しも良い。どうしてもやめろというのなら、見繕ってくれても構わないぞ。」

両腕を広げて見せる。
羽の装飾がどう足掻いても暑苦しそうだが、本人は涼しい顔をしている辺りを見れば然程ではないのかもしれない。

視界には間違いなく暑苦しい。
(-179) ぴんじぃ 2022/08/10(Wed) 1:12:46

【人】 家族愛 サルヴァトーレ

>>34 マキアート

君が照れくさそうな顔をする度、男はいつも眉を下げた。今も同じようにそうして、幼気な我が子を見るような表情をそのかんばせに浮かべている。
指の長い、大きな手が、ゆっくりとした動きで君の頭に伸びた。

「いいとも。謝らないで、僕のカンディート」
「手のかかる子ほど可愛いとは言うけれど、手のかからない子だって同じくらい気にかかるものだね。何か困ってることはない? 君は少し、従順すぎるから​」

整えられた髪を崩さないように、注意深く撫で付ける。まずは揃えた指の腹で。それから、曲げた指の背で。
仕事上がりなら少しくたびれているだろうか。それともプロなりに、清潔な姿を保っているのかもしれない。労うように、慈しむように、見下ろす視線。

そんな保護者然として落ち着いた表情はしかし、君の提案で明るい笑顔に変わった。

「いいの? 勿論! 大歓迎だよ、一人は味気ないからね」
「君の行きたいところに行こう。祭りでも、カフェでも、バーでも、なんでも。どこでも」
(47) rik_kr 2022/08/10(Wed) 1:14:57

【神】 家族愛 サルヴァトーレ

【アルバアジト】

>>G17 ビアンカ

「Ciao、ビアンカ」

君が用を終えた後か、前か。聞き覚えのある呑気な声が挨拶を寄越す。

「直々のお出まし、ご苦労さま。言ってくれれば車を出したのに」
「歩いて戻るのは面倒だろう。送っていこうか?」

背もたれにめいっぱい体重をかけ、足を組んで男は座っている。君を仰ぎ見るような姿勢だ。
(G33) rik_kr 2022/08/10(Wed) 1:27:03

【人】 狡兎 ツィオ

>>45 リカルド
「おっと、随分と所在なさげだったものだから、
 田舎上がりのお嬢さんかと思って声掛けたんだが」

軽口は相手の言葉とは対称的に、
普段から担う仕事も違えば、
その仕事に対する適正も全く逆。
同じファミリーの一員という繋がりがなければ、
凡そこうやって会話をしそうもない二人が肩を並べる。

笑いながら、相手に合わせるようにして煙草を咥え、
相手の肩を指で叩くと、至極嫌そうに火をくれた。

「アルコールも女も、上の招集の枷とはリックらしい。
 とことん向いてないな、こういう場所に」

紫煙を吐き出して、口の端で嗤う。
煙に軽く酩酊した顔で祭りを眺めながら。

「あー、いいお尻してるねえ、あの子……。
 なあ、リック。マウロが言ってたが。
 今回の犯行者が"内側"に居たらどうする」

裏切り者が存在していたら、どうする?
世間話とシームレスに、そんな核心めいたことを尋ねた。
(48) reji2323 2022/08/10(Wed) 1:35:00

【神】 小夜啼鳥 ビアンカ

【アルバアジト】

>>G33 サルヴァトーレ

「トート」

あなたに声をかけられると、モノトーンに身をつつんだ女は顔を僅かにしかめた。
春をひさぐ夜の鳥は、素に笑顔を置き忘れてきたようだ。

「嫌。車なんて、乗ったまま吹っ飛ばされでもしたらたまらない」
「徒歩でエスコートしてくれるなら考えるけど」

顔は降ろさず、その双眸だけをじろりと下げて、君を見下ろす。
ぱちぱちと瞬く睫毛が、いやに長く見えた。
(G34) gt 2022/08/10(Wed) 1:43:57

【人】 鳥葬 コルヴォ

【港の埠頭】 >>44 フィオレロ

「ああ、いいね。
 海に突き落として、そのまま沈めてくれたらきっと
 俺の悩みも、あんたの悩みも幾らか解決するんじゃないですか」

やはりと言うべきか、乾いた笑いと共に並ぶ言葉は淀みなく。
帰らない鳥の行く末を追う事はせずとも、
その視線の先、続く言葉が指すものはわかっている。

「他者を特別嫌いに思った事が無い。
 無関心なら、同じではなくとも、そう変わらないでしょうよ。
 そうでないなら、違いますね。」

あんたの思想は知ったことじゃないので、同じかは知りません。
そう言いたげに、煙草を持っていない方の手を軽く揺らした。

「それにしても、随分今更じゃありませんか。
 いつからそんなに面倒臭い人になったんですか?
 あんたの事は、前からそう呼んでいたじゃないですか。
 ただの掃除屋ごときが、呼び捨てになんかできませんよ」

前からそう呼んでいた。それは確かな事実のはずで。
けれど仕事の外では、そうではなかった。
つまりこれは、仕事の外である今は通らない理屈でしかない。
何よりも、面倒臭いなんて、人の事を言えた義理ではない男だ。
(49) unforg00 2022/08/10(Wed) 1:54:19

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → イル・マット フィオレロ

「…ふむ。」

貴方の言葉に、男も今一度考える様子を見せる。

「否定も同情もしないが、つまりはそれというのはお前さんが自身に課した罰という事だろう?だとするならば、だ。」

「お前さんは、ノッテを愛しているかね?」
「父を、家族を、ノッテの全てをどう思っている?」

穏やかに、面越しに貴方を見つめながら。
静かに、ゆっくりと問うた。
(-180) ぴんじぃ 2022/08/10(Wed) 1:57:02

【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ


「ああ、いいね。
 海に突き落として、そのまま沈めてくれたらきっと
 俺の悩みも、あんたの悩みも解決するんじゃないですか?」


これだけは、嘘の無い言葉で。

「他者を特別嫌いに思った事が無い。
 無関心なら、同じではなくとも、そう変わらないでしょうよ。
 そうでないなら、違いますね。」


これは、心にもない事でしかなく。

「それにしても、随分今更じゃありませんか。
 いつからそんなに面倒臭い人になったんですか?
 あんたの事は、前からそう呼んでいたじゃないですか。
 ただの掃除屋ごときが、呼び捨てになんかできませんよ」


心にもない事に、半分だけ事実を混ぜたもの。


幾つか心にも無い事を並べ立てて、答えをはぐらかしている。


暫しの空白があったとはいえ、以前を知るあなたなら気付く余地はあるはずで。
けれど或いは、その暫しの空白が、変わってしまった環境が。
それを単なる心境の変化によるものと錯覚させる事もまた、仕方のない事。
(-181) unforg00 2022/08/10(Wed) 1:57:34

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → イル・マット フィオレロ

会議も一段落すればまばらに人は散っていく。
貴方も席を立ったところで、老人に捕まっていたヴェネリオが、ふと視線を向けた。

くい。っと親指を余所に寄越し。
『部屋で待っていろ』

何か話があるのには相違ない。
嫌々か、はたまた。大人しく待っていればノックの音と共に入ってくる上司の姿があるだろう。

「フィオレロ、仕事の話だ」
(-182) toumi_ 2022/08/10(Wed) 2:06:24
コルヴォは、この日の夜、鉈と鋸を二本だめにした。
(a11) unforg00 2022/08/10(Wed) 2:13:37

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
>>a11 自分で作った死体を捌きました。あんしん!
(-183) unforg00 2022/08/10(Wed) 2:14:43

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>48 ツィオ
「ほぉ? 俺が田舎上がりならお前も田舎上がりだろうが」

馬鹿め。とそう悪態をつき、強請られれば持っていじるジッポで火をつけてやる。
質の良いもので揃えた身の回り品の中では唯一古びたそれは、ファミリーに入って暫くした頃に上司のヴェネリオにもらったと言って大事に使っているものだ。

「全くだ。
 今回の件がなければこんな所に来ようとは思わん。
 ……酒は多少は呑むが、役に立たん女など居て何になる。俺には不要だな」

無論、ファミリーで働く女性の話ではない。
女性でも強い者は強いし、働きがわかる人間であれば敬意を評してるつもりだ。
だからこそ、力を持たぬ女子供をどうこうするつもりはなく、抗争の際にはこっそり逃したりすることがあるのだが。

「……女の尻の話など俺に聞かせるな」

続く問には苛立ちを隠さず言葉を噤んだ。

「…………、」

上には腐った者が居るのは間違いはない。
能力重視のファミリーにおいて、腐敗したお上は不要だが……だからこそ、ボスに取って代わろうとする愚か者が居ないとは言い切れない。

「もしそうであれば、証拠を掴み次第海の藻屑にしてやるに決まってる」

ぎちり、と。
歯が根を鳴らし、殺意の滲んだ目であなたを睨んだ。
(50) eve_1224 2022/08/10(Wed) 2:29:48

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


その日のいつかの時間、何処かでの事。

「ヴェネリオさんは今何処に?ああ、そうですか…」

アジトで適当な構成員に問うのは、ある上司の所在。
準構成員が幹部にそう会えるものでもないだろう。
仕事に関する要件でなければ、なおのこと。

都合が合わなければ、日を改める事になる。
運良く出会す事ができたなら、要件は簡潔に告げられる。


「──あんたの持ち込んだ死体について、
 聞きたい事があります。とはいえ…」

「掃除屋が依頼主に『ゴミ』の出処や詳しいわけを聞く事が
 ご法度だってのは、俺だって弁えてはいます」

「つまるところ、あんたがコルヴォ・ロッソ カラスども 
 これからも所以の怪しい死体の始末に使うつもりなら。
 まあ、俺は止めやしないって事です」

その死体が、アルバの者ではない事・・・・・・・・・・に思う所があっただけだ。
場合によっては掃除屋の立場に関わる事ではあるけれど、
こうして出向いた理由は、実に個人的なものに他ならない。

つまり、あなたが黙秘を選ぶなら、この話はそこで終わりだ。
(-184) unforg00 2022/08/10(Wed) 2:53:21

【秘】 イル・マット フィオレロ → デッドヘッド ヴェネリオ

『えぇー』だのの抗議の口パクを律儀に返し、
待機場所にもいつでも出られるように
車のキー含め用意済の顔で、
しかし「どーして俺なんですかぁ…」なんて、
しっかり小言も決めたセットで準備は万端だ。

「今日はどうしたんですか?」

と、出るならいつでもとばかりに鍵を振っている。
(-185) poru 2022/08/10(Wed) 3:10:45

【秘】 イル・マット フィオレロ → ”昼行灯” テンゴ

「愛、……愛!?
え、えぇー…なかなか難しい質問かましてくれますねぇ……」

どうにもその言葉はインパクトが強すぎて、愛を得ずに幼少期を得た男には馴染みがなくこそばゆい響きだ。

「……まぁ、その。愛にも種類があるでしょう。
配偶者への愛、血縁者やそれに近いしいものへの愛」

「俺の、ノッテと、ボスへの愛は……きっと、少し違う。
無理やり例えるなら敬愛です、かねぇ……。……」

さっきも言ったんですけれど、と前置きをして。

「ノッテは俺の帰る場所で、生きる在り方です。
それしか知らなかったし、他を知ったあとでも変わらなかった。
これまでも、これからも。

だから、変わったことがあるとすると……
ほんと、不満はないんですよ。ただ、……
一般的な"家族"を知ってしまったから…憧れは持ったままなだけで」
(-186) poru 2022/08/10(Wed) 3:27:11

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 鳥葬 コルヴォ

とある部屋から出てきた上司は、探されている旨を聞かされる。
はてと考える事があったが時計を見、思うがままに足を向けた。



「珍しい、普段の謙虚さが嘘のようだ」

賢い烏は何も言わない聞かないのを良いことに、男はその『ゴミ』を投げ捨てた。
しかし、少しだけでも調べてしまえば気にかかることだろう。
アルバの犬共ではない死体を、何故この時期に殺したのか、をだ。
追求があるとは思っていなかった、いつも通りにファミリーに不都合な人間を処理するだけだと思っていたからだ。

「……『ゴミ』で腹でも壊したか?」

「ゴミ溜めから出てくるなら安酒でも飲ませてやる。
 適当な拠点にでもいこうか、俺は酒癖がわるくてなあ。
 あること無いこと口に出しちまうんだ」

背を見せながら手招きをする。
『ついてこい、酔っ払いの世迷い言に』と言わんばかりに。
そのまま、駐車場へ向かうと自前の車の扉を開いて見せた。
(-187) toumi_ 2022/08/10(Wed) 3:44:21

【人】 害のない毒 マキアート

>>47 トトー

「オレは子供じゃないんですよ、Bello?
 大体、もう我儘を言う年なんかじゃないんですし、こうして親しくしてもらえるだけでうれしいですよ。……ああもう、だから人前で……」

大の大人が街の通りで撫でられることのなんとむず痒いことか。
緩やかな表情ではあるもののそれは仕事によるものではなく、
ちょっとした困りや気恥ずかしさ、それから手から伝わる熱によるもの。

仕事着から少しラフなシャツに替えており、はにかみながら見上げる仕草はやはり何処か年齢よりもうら若い印象を与えるだろうか。

「予定があるんじゃなかったのか……?
 じゃあ、って賭博場に誘ったらどうするつもりなんですか。
 只では返しませんが……いや、どうもしないか。貴方なら」

というより、結局は此方が遠慮することも見透かしていそうな。
どこでもは行きません。と断言しておいて、
けれど快諾されたことには嬉しそうに口角を上げた。

「はは、ではそうですね……祭りは一人なら、だったので。
 バーにはヴィー──賭場の後輩が行っているようだから、アルコールを入れても大丈夫そうならそこでもいいし、或いは、水入らずを望むならカフェでゆっくりするのもいいでしょう」
(51) backador 2022/08/10(Wed) 3:53:51

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → イル・マット フィオレロ

「準備はできてるな、車で話すか。
 目的地は、ない。適当に走らせろ」

稀に指示をされる奇妙なルート取りは、密談に主に使われる。
しかし機密性があまり高くなく、婆に寄れば即座に現場に向かう舵もついでにとることができるような……まさしく『仕事』の話だ。

「リックは外回り、今からは孤児院とお前の話だ」

後部座席を陣取って、武器の場所の確認をする。
顔色をあまり見られないようにバックミラーの死角に寄れば、窓の外を見ながら呟いた。

「まずずっと気になってたんだが……。
 お前、
裏切り者の自覚はあるのか。

 できるだけ死に方は選ばせてやる、だから聞くんだが……
 ボスがいない今、お前自身は殺されたいか」

質問の意図は遠回しに伝えられる。
それはファミリーに参入している経緯に関係しているだろう。ヴェネリオにどこまで情報があるかは知れないが、少なくとも貴方は、『裏切り者であるのなら死ね、死に方は選ばさせてやる』と問われている。
同時に『お前の忠誠は"どこ"にあるか』と聞いているのもあるだろう。
(-188) toumi_ 2022/08/10(Wed) 3:58:36

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 花で語るは ソニー

/*
業務連絡拝読致しました。
いつ頃についたものでしょうか? 場合によっては知る機会は孤児院でのシャワーでしか想像がつかないので何か良い案があればよろしくお願いします。
(-189) toumi_ 2022/08/10(Wed) 4:10:18

【秘】 花で語るは ソニー → 害のない毒 マキアート

互いの面子を掛けて。既にじんわりと水面下には動きがあることだろう。
祭りの喧騒に紛れてきっと互いに、剣呑な気配を感じている。

「明確な指針も出せないまま終わるなら……
 このまま燻り続けた火は、間接的にも多大な被害を及ぼすことになるだろうな。
 互いに商いを滞らせるようなら、余計にこの場所は手を出しづらくなる。
 三日月島に手を掛けるなら今がチャンスなのは、違いない」

今、何を基として動くべきか。アンダーボスからの指示があったなら重畳。
可能ならボスやアンダーボスクラスが話をつければお互い納得するか。
……きっとそうではないから、こうして三日月島に火がつきはじめているのだ。

さて、真面目な話をしている間に手元が互いにぱらりと開いた。
男がひと稼ぎにきている客だったなら、絵図に描いたような適切な札だ。
思わずといったふうい片眉を挙げて、色目を使うように笑う。
先の通り、ディーラーの仕事が客を喜ばせ、その隙に出し抜くことだというのは知っている。
結局のところ男は客として来ているのは確かだし、家族とはいえ遊びの相手をしてもらっている。
見咎めたにしろそうでなくとも違和感を感じただけにしろ、どっちにしても。
ここであげつらうことに何の意味があるだろう。乗せられたなら、気持ちよく乗っておくのがいい。

「アンタは全く客を喜ばせるのがうまいね。
 いいの? そっちはそのままで」

とんとん、と自分の首元を指の腹で叩いて、タイを外す真似をする。
どうせ遊興であるのなら、上っ面だけでも楽しむのが筋だ。
そしてそれが自身も好むことであるなら上等、真正面から杯は干したほうがいい。
手元のカードはバンカーの手元に送って、次が並ぶのを待つ。
パラ、パラと。顔を見せたのは(13)1d13(1)1d13だ。

「ちょうどいい、次で勝負を賭けようぜ。勝ったほうが好きにしていいてことでさ」
(-190) redhaguki 2022/08/10(Wed) 4:16:04

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

「立場がある身なのに、ふらふら歩いたりなんかするから……心配だよ。
 禁酒法時代のスターだって、店の仕事に勤しんでるところで危ない目に合ったんだぜ。
 オレだったらアンタを一人になんてしておかない」

どこに耳があるかもわからないから、口にする言葉は慎重に選ぶ。
相手の遠回りした言い方が何を指しているのかはきちんと理解した上で、だ。
裏社会に潜れば、彼が幹部である身を知るものはその功績に相応しいほどに居る。
只々の木っ端である男とは、違う。わかっている、だのに。

風は思う方向に吹いていかなかったのか、聞きとがめたように眉間に皺を寄せる。
よく動く表情は心中をよくよく反映してしまうらしい。

「ええ! そんなに忙しいの?
 オレ寂しいよ、先生に会えないの……どうしてもどこかで会えない?
 別に直接顔を合わせなくったって、電話してくれるだけでもいいよ。
 今だってずいぶん我慢してるんだ、オレ」

よく懐いた子犬というには、些か過剰に甘えすぎて思えるくらい。
一歩詰め寄って、上背の足りない頭が見上げてくうくうと鳴く。
近づけば襟首からはヴァニラのように甘いカプチーノの匂いが立ち上がった。
いつも吸っている、トスカーノ・スタイルのシガリロに着香された匂いだ。
仕様のないワガママは言うけれど、与えられた飴にはすぐに飛びついて。

「本当? じゃあ配達もすぐ切り上げちゃうね。
 ねえ、オレはどれくらい先生の時間をもらえるの?」
(-191) redhaguki 2022/08/10(Wed) 4:30:30

【秘】 花で語るは ソニー → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
タトゥーを入れたのは5年前、孤児院を出て市井に混じった後のことのようです。
その頃にはまだファミリーに属した様子もなく、出身からノッテ寄りの恩恵を得ていました。

ソニーはヴェネリオさんに対しては見ての通りのような感じですので、
自分で稼ぎを得られるようになってきた頃に一丁前になった証として入れて、
喜び勇んではしゃいで、色の入った頃にわざわざ見せに来たんじゃないでしょうか。
ギリギリまで下着を下げても見えはするので、そんな感じにして、おそらく。
(-192) redhaguki 2022/08/10(Wed) 4:34:32

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


烏はその所以など気にもせず、ただ喰い余りの屍を啄むだけ。
シチリアの神話の烏のように、約定を違えない限り鳴かずに居た。
それゆえにコルヴォ・ロッソは今日まで生き残って来た。
たとえ愚昧であっても、一度たりとも出過ぎた真似はしなかった。

それが今になって、ゴミ袋の中からゴミを引き摺り出し、
喧しく鳴き立てるような真似をしている。
どのような心境の変化によるものかは、定かではない。

「謙虚なばかりでは、巣は守れんでしょう」

実に心にもない言葉だ。

死体の所以が掃除屋、ひいてはノッテに都合の悪いものであっても
仮にこの詮索が、自らを死に追い遣る事になったとしても。
実のところは、どうなっても然程構いはしないのだ。

「たまたま悪くなっていたものを食ったんだか、
 或いは最初から食うべきでないものだったのか。
 わかったもんじゃありませんが、まあそんなところ・・・・・・です」

「だもんで今は、"烏"は芥溜に置いて来ましたよ」

必要なら取ってきますがね。続く言葉が言外に示すのは、
少なくとも責任だの何だのを追及したいわけではないという事。
(-193) unforg00 2022/08/10(Wed) 5:06:20

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


何れにしても、向けられた背を追わないという事は無い。
一人であっても重々しい葬列のように、数歩後ろを付いて歩く。
その傍らに、半ば独り言のように言葉を転がして。

「俺はあの人の事は信用しています」

「あの人が傍に置いていた、あんた達の事もね」

停められた一つの車の前へと着けば、
開かれた扉を一瞥したのち、気後れもせず乗り込んだ。

世迷い言、実に結構。
  これもまた、単なる死に損ないの譫言だ。
  何を気にする事も無いものだ。
(-194) unforg00 2022/08/10(Wed) 5:09:02

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

仰ぎ見る言葉を聞いて、フ、と笑った声に混じるのは何も嘲弄ではない。
ジェイドの虹彩にチカと光ったのは、ずっと剣呑な色の感情だ。
それだって目につくのは星の瞬きほどに一瞬のことだが、相手ほどの人物なら見咎められよう。

「オレもアンタが飽きずに会ってくれて嬉しいよ、リック。
 誰でもいいワケじゃない、聡く判断してくれるからさ、わかるだろ?
 アンタが思ってるよりもずうっと、オレはアンタじゃなきゃダメなのさ」

命までの距離を測られているのを知ってか知らずか。つねに値踏みされる側とは感じているだろう。
血の掟から一分もはみ出すことのなく振る舞う相手には常に目があり、手先がある。
目の前にある彼が余計な動きをしなくとも、合図すれば代わりがすぐに牙を剥く。
それを理解している上で男はこうして振る舞うのだから、たしかに始末に負えないかもしれない。

「たまにはオレも浮気をするんだぜ。
 なんて。予想もつかない手品は、身につけておくに限る」

軽口は叩きつつ。理由があっての仕込みなのは明らかだ。誰にとって予想もつかないものかも。
先よりの話からして、男が相手取ろうとしているのは敵ばかりではない。
身内の想定外のものをこうして手にする必要があったわけだ。

取引を終えたなら、灰皿で燻るシガリロもそのままにソファから立ち上がる。
相手の手腕を信用しているからにこそ、余計に長居はしたりしない。
テーブルから離れる頃に、一度くるりと振り返って声を掛ける。

「見送りはしてくれないのかい、gattina」
(-195) redhaguki 2022/08/10(Wed) 5:14:09

【人】 花で語るは ソニー

>>23 ヴィオレッタ
カウンターに肘を掛けて食い気味に話しかける様子は軽薄そのもの。
酒も入ってちょっとばかり陽気に拍車を掛けて、馴れ馴れしくっておしゃべりな印象。
"花屋のソニー"に相応しいふるまいは、それだ。
社交辞令めいてきこえるような声が返るならちょっとだけやにさがって背筋を伸ばしもする。

「寝物語がオレでいいのなら、いくらでもご一緒するよ。
 水辺の白鳥みたいに、羽繕いでもしようか?」

相手の言葉にはぱっと口を大きく開けて、とびきりの笑顔で快諾する。
それなりに中身の減って扱いもほんのり粗雑なグラスが、鷲掴みにした手の中で揺れる。
軽口は何も全て本気じゃないわけではないのだが、それはそれ。

「そうだね、ここ最近の中じゃ一番盛況だ。大イベントだからね。
 どこもかしこも引っ張りだこでさ……配達車の中は花でいっぱい!
 もう一台くらい増やしてもいいんじゃないかって話してるよ。従業員増えないのに」

内容は花屋としての仕事の内容にも聞こえる、そういう被り物だ。
既に噂にもならないほどの小競り合いで、火種はちらつきはじめているのだろう。
花は武器、増えないのは諍いのあるほどに減っていく構成員。
実際の表稼業の状態と照らし合わせても不審な点があるわけではないのだから、
互いの本質を知るものでなけりゃ、耳にしたところで訝しみもしないのじゃないだろうか。

「けれどもこんな小さな島の祭りに、外から来る人もいるんだね。
 どんな人が来るんだろう?」
(52) redhaguki 2022/08/10(Wed) 5:34:14

【神】 花で語るは ソニー

【アルバアジト】
いつしか音もなく扉の傍に男が一人控える。立場上あまり顔を出すことのない人間だ。
そういう人間であっても顔を見せなければいけないような状況であることの証左だ。
でなければ、己が下手人だと疑われかねないというのも無い訳では無いが。

既に集まっている多くの人間と同じく、男もやはり相対するファミリーのトップが落ちたとて、
やたらに喜ばしく捉えてはいなかった。むしろ、表情は険しい。
集まりの中にいつ紛れたのかは不明だが、視線を感じれば軽く手で挨拶するくらいはした。

「話が通っているのならもっと早くにカバーストーリーを敷いてもいいだろうに、
 未だにどちらも浮足立って整えられないでいる。シニョーレ・エルネストからも話は下りてきていない。
 もしもこれが両名の内で計画された頭落としであるんだったら、
 巣ごと枝を切られた雛鳥みたいに喚き立てなくたっていいはずだ。
 どこのヤツが下手人にしたって内部に後ろ盾のない人間であるのは違いない、そうだろ?」

あくまで一意見として。されどまったく的外れということではないだろう。
互いの腹の内、どちらに爆弾が仕込まれているのかはわからない。
だが相手の中で元より反目的な勢力があって計画されたものであるなら、
既に尤もらしくこちらを敵として糾弾する動きがあったとておかしくない。
同時にこちらの中での計画ならやはり自分たちの耳に入っていないのは妙な話だ。
もしもこの機会を狙って仕掛けるならば、ボス以下有力者を落とす手立ては組まれているはずだ。

ギャングスターの死から数日。互いに銃口の向け先にさえ迷いがあるのは、
偶発的に生じたチャンスを狙ったのか、或いは混乱を起こすことそのものが、目的であるかだ。

「見慣れない人間が出歩いているんだってな、ヴィオ。
 オレもそう感じてる。ブラックマフィアの連中が酒店によく見える。
 混乱を聞きつけて乗り込んできたのかもしれないから早合点するわけにはいかないがね。
 だがああした外の手合を使ってアシのつかないように犯行を企てた線も、同じくらいにある……」
(G35) redhaguki 2022/08/10(Wed) 5:54:00

【秘】 花で語るは ソニー → 情報屋 ロッシ

/*
能力行使時の旨、了解しました。
今のところは能力欄に操作タブはありません(いちおう)(参考までに)
いっぱい飛び交って管理が大変だと思うので、ご自愛ください。

情報についてはそんな感じです!
情報屋なら知ってそう〜というのも少々あったりなかったり。
せっかくのシステムなのでうまく活用していただけたらな〜というのもあります、
なにぶん交流できないぶん他のキャラクターよりもPCのことを知る機会が少ないと思うので……
自分もいつか夢のお世話になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
(-196) redhaguki 2022/08/10(Wed) 6:16:27
 




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