人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

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【人】 西園寺 飛鳥




   わたしとデート、しませんか?


[そう言って、差し出したチケットを引き寄せ、
 その影からちらりと顔を覗かせて、
 そちらをじいっと見つめよう。

 唇を噛み締めながらこちらを見ているのが
 わかれば、眉尻をそっと下げて。]
 
(35) ななと 2021/05/21(Fri) 21:02:52

【人】 西園寺 飛鳥




   …そんなに気負わなくても。


[唇をとがらせて、少しばかり
 困ったように笑ってみせる。
 それでも彼が手に取ってくれないなら、
 ふぅ、とひとつ息を吐いて、チケットを
 一度膝の上に下げるだろう。]


   ───展示に興味がないわけでは
   ないよね、そのリアクション的に。

   つまり、今引っかかってるのは、
   私とお出かけするってとこだよね。


[唇を結んで、ゆらゆら、今度はこちらが迷う番。
 私も2人じゃまずいなにかがあるのか。
 それとも、この隔たりを超えることになる、と
 彼は思っているのか。
 あくまで冷やかし客と店主の位置付けを
 崩したくない、のだろうか。

 ふぅ、と息を吐いて、また、眉尻を下げて笑って]
 
(36) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:07

【人】 西園寺 飛鳥




    ───あげる。


[膝の上に置いたチケットをテーブルに
 そっとのせて、そちらへスライド。
 パッと手を離して、コーヒーカップをとり、
 一口飲んだ。さっきより少し苦いかも。]


   江戸川さんの好きな人と行って。

   もちろん、わたしでもいいけど。
   お誘いはいつでも待ってるから。


[と肩をすくめてもう一口。
 ゆらゆら、揺れる水面に視線を落として]
 
(37) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:23

【人】 西園寺 飛鳥



   まだ、お客さんでいてあげる。


[そう、茶目っ気を含んで微笑んだ。]*
 
(38) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:44

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
ふぁーーーーーーーーーーーーーーん>>29>>30
(-6) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 21:15:42

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
なんか人魚姫みたいだ……綺麗なシーグラスみたいにぽつぽつ、ログの波に洗われている感じが……ををん……
(-7) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 21:17:03

【人】 絵描き ルナリア

 

  時間は穏やかに進んでいく。
  その空間には、私だけが存在している、
  わけではなく。
  いつの間にか、彼がそこにいるから
  それが当たり前のようになっていって。

  注いでくれたお茶を飲んだり。
  誘ってもらって食事をしたり。
  毎日の生活が、彼に侵食されているのだ
  気が付かぬうちに。
 
(39) どあ 2021/05/21(Fri) 21:29:01

【人】 絵描き ルナリア


  気がついたのは、
  いつものように絵を描いている時のこと。
  ふと隣を見て、いつもいた存在がいなかったから。

  そういえば、お腹がすいた。
  そういえば、喉が渇いた。

  最近は感じていなかったように思うこと。
  久方ぶりに感じてしまい、
  琥珀の目をぱちぱちと瞬いた。
 
(40) どあ 2021/05/21(Fri) 21:30:20

【人】 絵描き ルナリア



  どうしてこうなっているのか?
  その疑問がまず浮かぶのは、人からしたら
  鈍臭いと言われるものかもしれない。

  でも、私はこうだから
  ひとつひとつ、考えるしかないのだ。

  絵を描いていたから、とか。
  食べたり飲んだりしてないから、とか。
  …… 彼がいないから、とか。
 
(41) どあ 2021/05/21(Fri) 21:30:39

【人】 絵描き ルナリア



  頭の中で糸を繋ぎ合わせていって
  また、目を瞬いて、現状を理解する。
  
  そう、彼がいない。
  改めて横を見て、いないことを確認して。


   「 なんで? 」


  あの時言えなかった疑問の言葉を>>20
  やっと、口に出したのだ。**
 
(42) どあ 2021/05/21(Fri) 21:31:29

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[カップケーキは、俺の想定していたよりも
 大きな反応を齎した。
 年頃の女の子がはしゃぐ様を
 こんな目の前で見た事がなくて
 俺はつい、くしゃり、と顔を歪めてしまうんだ。

 だから、きっと連写の中の俺は
 6割くらいは笑っている─────かも。]


  ……お嬢さん相手に気張ったりしねェや。


[残りの4割の困り顔のまま捨て台詞。
 この子相手に舌戦を挑むのは負け戦。
 悪い男に捕まりかけてる時の
 「彼氏なう」には構わないけれど
 この子の待受はそういうんじゃないだろう。]
(43) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:30:01

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  それは、


[好きだと思ったのはカップケーキか、それとも。
 聞き返せない俺は語尾を濁して
 「そうかい」と小さく呟いた。

 気に入ったんなら、行かないか。
 知り合いのやってる店でな……
 なんて、繋げてしまえば
 きっともっと喜ぶ顔が見れるんじゃないか。


 分かっていても、踏み込めない。
 踏み込んじゃならない。]
(44) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:31:09

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[古いものの匂いを払うように
 ふわ、と焼き菓子とコーヒーの香りが
 二人の空気を満たしていく。

 そんな中のお誘い。
 やっぱりそういうことか、と
 渋面を作れば、チケットの隙間から
 心の迷いを見透かしたように
 お嬢さんはちょんと口をとがらせる。

 問い掛けには、YesともNoとも返せない。
 む、と口を噛んだまま言葉を探しに心の底へ。

 何故こんな態度を取るのか
 言うべきか、否か。
 俺が迷ううち、ぱさり、とデートのチケットは
 カウンターの上に散った。]
(45) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:31:38

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介




  ─────おい。


[困った顔のまま、コーヒーへ口付けた
 お嬢さんを向いて、唸る。

 あげるッつったって、
 そんなの、受け取れるはずがない。
 どんなに欲しいものであったって
 ここでお嬢さんからチケット巻き上げて
 一体何が楽しいっていうんだ。
 違う違う。そんな顔して欲しいんじゃない。
 俺は─────]


  …………お客さんでいてやるッて、
  ひとつも買ったことねェじゃねェか。


[ひどくいがらっぽい声で絞り出して
 俺はコーヒーを一口飲んだ。
 笑おうとして、唇が動かない。]
(46) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:32:35

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[コンマ一つ分の沈黙の後
 俺は小皿の花を見つめながら切り出した。]


  ─────姉が、いてな。
  5個上の。


[緩く巻いた茶髪の似合う明るい人。
 瞼に浮かぶ彼女の顔は笑っているか、
 それともどんよりと曇っているか。]


  俺が大学に上がったその年、
  突然腹に子どもをこさえて仕事を辞めた。
  相手は職場の上司で、妻子もいてンのに。


[カウンターを無意味に掻いていた指先から
 まっすぐ、お嬢さんへと視線を向ける。]
(47) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:33:40

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  それでも「愛してるって言われた」からって
  一途にトンズラこきやがった男を待ってたけど
  愛した男は知らぬ存ぜぬを貫いて
  姉ンとこにゃ、男の奥さんからの
  慰謝料請求しか来なかったよ。

  ……まァ、後はお察し、ってやつ。


[愛を信じ続けた姉を中心に、
 ボロボロと家が崩れていった。
 あんなのは、もう二度とごめんだ。]
(48) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:48:10

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



 本当にその「好き」は、言って後悔しないかい。
 俺は、君の人生を明るく照らせるかい。
 ─────俺にはとンと、自信がねェ。

 
(D0) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:49:37

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[つ、とチケットの1枚を
 仏頂面のままお嬢さんの手元に突き返す。]


  俺が2枚持ってたって
  俺が2回行く他ねェや。


[もう1枚を唇にかざしたまま
 受け取ってもらえるのを待つ。]*
(49) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:56:01

【雲】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[それでも、そうじゃない、と言われたならば
 俺はまた渋面を作って考えてしまうだろう。


 あんたの事を嫌いじゃない。
 あんたが来てくれるのは楽しみで
 でも、そんなあんたの未来を穢してしまうかも
 しれない自分自身が怖いのだ、と。

 それをどう説明したものか
 俺はまたじっと考え込んでしまう。]*
(D1) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:59:43

【人】 ぷにぷに グレザン

[ たっぷりの生クリームにみずみずしいいちご、幸せのかたまりの“チョコ”がたっぷりの“クレープ”。

 ほおばった瞬間の感想は、春にとける山の雪みたいに、夏の日差しに負ける氷のように、まるでかたちにならなかった。
 口の中で美味しいものが暴れまわっている。ひとくち食べるたびに心がぽわぽわする。友人が書き記したメモ>>16の“あくまのたべものだ”という感想にはまるでうなずくしかない。自分もメモに“思いつく美味しさをこれでもかと詰め込んだおかし”と書く。これは本当にすごいものだ。

 絵は友人にまかせて、自分は作り方を書き残しておいた。これでどんな風に出来上がるか、みんなも想像できるに違いない。]


 これは、なかなかいいすべりだしだな。


[ 友人のべたべたになった口の周りを、長い一本でふきふきしてから、ベンチからぴょんと降りる。お腹いっぱい元気いっぱい。探索再開だ。

 初めて見る知らない店から、知っているのに山とはまるで雰囲気の違うお店まで。メモにたくさん記しながら、次は何を買うべきか相談しているときのこと。

 ちりんと鈴の音>>0:2が鳴る。視線を向けたのは友人と一緒だった。]
(50) calabari 2021/05/22(Sat) 6:07:16

【人】 ぷにぷに グレザン


 なんだ?

 あ、ねこ。


[ 路地裏に一匹の猫がいた。赤い目の猫はこっちを向いて、じいっと見ているようにも思える。
 山にも色んなもふもふがいるが、その中でも猫は特にかわいいもふもふだ。慣れた子だと毛並みをもふもふさせてくれるし、ぷにぷにの体に頭をぐりぐりと押し付けて挨拶もしてくれる。仲良し相手に体をくっつける文化を持つもの同士としても、猫は大好きだった。]
(51) calabari 2021/05/22(Sat) 6:07:31

【人】 ぷにぷに グレザン


 あの子はもふもふさせてくれるだろうか。


[ 街の探索中だが、猫を見かけるとつい近寄りたくなってしまう。心そわそわと友人に聞く。もふりたい気持ちが同じなら、よし、と一緒に猫の方へと向かう。
 急に走っていってはびっくりして逃げてしまうかもしれない。そろりそろり、ひょこひょこと黒猫の方へ歩み寄る。
 すると、その場でちょこんと待っていてくれた猫から、ちりんと音が鳴る。後もうちょっとの所でとことこと離れてしまった。

 むむ、と唸る。そう簡単にもふもふはさせてくれないようだ。慣れてない猫なのかもしれない。山にもそういう子はいるから、遠くから眺めるだけでおしまいにしておくべきだろうか。

 なんて悩んでいると、友人がなにかに気付いたらしい。あらためて猫を見てみると、少し離れてはいたが、また止まってくれたようだ。]
(52) calabari 2021/05/22(Sat) 6:07:44

【人】 ぷにぷに グレザン


 これは、もふもふチャンスありか?
 もう少し近づいてみよう。


[ しかし、もふもふするまでに猫は離れていってしまう。そういうのを何度か繰り返してから、浮かんできたもしかして? を口にする。]


 これは、どこかへ案内されているのでは?


[ 友人も同じことを考えていたのかもしれない。怖がっているなら、走って逃げていくだけだ。でも猫は、ちょっと離れるだけで止まるし、こっちがついてきているか確認しているようにも見える、気がする。

 なら、例えば猫のおうち。友人のいるところ。おいしいごはんのお店。それとも噂の“猫の集会所”。そんな場所に招いてくれているのかもしれない。
 もう少しついて行ってみよう。意見が揃ったならその後も、夢中になって猫の後ろをとっとこ追いかけていく。

 路地裏を通って、一つ曲がって、も一つ曲がって、それからそれから。自分たちがどの道を通ってきたかを、きちんと確かめずに追っかけてしまったことに気付くのは、まだしばらく先のことになるだろう。]
(53) calabari 2021/05/22(Sat) 6:07:57

【人】 ぷにぷに グレザン

― “うつぎ” ―

[ 黒猫の後ろをついていって、やがて辿り着いたのは一軒のお店だった。追いかけていた猫はするりと扉の隙間から入っていったが、自分たちはその前でぽかんと口を開いている。
 街にたくさんある建物は、山よりも大きくて立派だと思っていた。それなのにここは、]


 もっと大きいお店だ……


[ 街の建物と比べてもまだ一回り大きい。入り口の扉も、他のものよりずいぶん高い位置に取っ手がある。
 何のお店だろう。今までも街の大抵のお店には、看板やメニューのようなものが置いてあったのだ。きょろきょろと見回してる間に、友人が看板を見つけただろうか。
 同じものを見上げた。見上げてみた、が。]
(54) calabari 2021/05/22(Sat) 6:08:16

【人】 ぷにぷに グレザン


 …… しょ、かん うつぎ。
 しょかん? しょ……
 あしょ、いしょ、うしょ、……

 としょ…… 図書館?


[ おそらくお店の名前が“うつぎ”で、前半はお店の種類だ。ただちょっと読めない。読める部分だけ音にして繰り返して、適当な文字をくっつけて考えてみる内に、ひとついい感じのものが思い当たった。

 図書館。本がいっぱいあって、読んだり貸してもらったりできる場所のことだ。森にもある。しかし、ここは森よりもずっとずっと大きい。]
(55) calabari 2021/05/22(Sat) 6:08:30

【人】 ぷにぷに グレザン


 本屋はさっきあった。
 しかし、ここはもっともっと大きい。

 こんなに大きな図書館なら、
 本がたくさんあるだろうな。

 自由研究の役に立ちそうだ。


[ 今までの自由研究も、図書館の本で調べ物をすることが多かった。先生が教えてくれたことも、まだ教わってないことも、本を読めばたくさんのっている。

 そしてこの大きな図書館なら、もっと面白い話が、知らない話があるに違いない。ここで行かない選択肢なんてなかった。]
(56) calabari 2021/05/22(Sat) 6:09:01

【人】 ぷにぷに グレザン

[店の前に行き、取っ手へみょんと長い一本をのばす。
 そしてギイと鳴る扉を押した。

 見たことのない、新たな本との出会いが待っている。
 わくわくと中を覗き込む。たくさんの本棚、たくさんの本の山、紙と一緒に不思議な匂いがふわんとただようお店の中。

 すぐ上の方から、声が降ってきた。>>0:1
 それに気付いて顔を上げて、]
(57) calabari 2021/05/22(Sat) 6:09:26

【人】 ぷにぷに グレザン



 …………………………

 
(58) calabari 2021/05/22(Sat) 6:09:45

【人】 ぷにぷに グレザン


[ ぱたん。

 すぐさま扉を閉めた。
 閉めてそそくさと扉の前から離れる。
 友人も一本で掴んで引っ張った。
 いや、いやいやいや、いや、そんな、見間違いか? え?]
(59) calabari 2021/05/22(Sat) 6:10:04

【人】 ぷにぷに グレザン


 今の、なんだ……?


[ 大きく、毛が少しあって、体がいろんな色をしたなにか。
 初めて目にする生き物に大混乱。長い二本と短い四本を落ち着かなさそうにふよふよさせながら、友人と話し合い。]*
(60) calabari 2021/05/22(Sat) 6:10:40
 




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