>>40
ダジャレやめな！！！！！！！！！！

「噂なんかで片付けてやるものか。
　姉さん……姉さんは、この学校に殺されたんだ。
　
　噂なんかで―――」

口元を抑える。無理やり詰め込んだ、が喉元までせり上がってくる。

すぐ近くの厠に入り、便器に全てを吐き戻した。

この行為も、慣れたものだ。

おやおや〜〜〜〜
シェルタンくん君も…………………………君も〜〜〜！？

シェルタンくんぜったいなかよくしようネ　キス

「ヘイズ、ヘイズ。
　パンもってきたよ、食べられないかもしれないけれど、
　ミルクにつけて、ちょっとかじるなら、いつでも食べられるよ」

　扉を叩く。あるいは、少女のいそうな場所を探してみる。
　それでも声はなく、返事はなく、姿はなく、見かけたものもなく。
　不思議そうに見ていた表情は、だんだんと不安に飾られていく。

「……ほんとうにどこかに行っちゃったのかな。
　連れて行かれちゃったなら、明日は戻ってくるのかな。

　……ちょうしが悪くなったから、よくないことになっちゃったのかな？」

ルヴァ……なんか……既視感……
ヒーロー…………………………？おまえ、ヒーローなのか…………………………？

>>*2
やべぇ、裏切者ってきちゃった。俺さっきこの子のこと正義の味方みんなの味方って言ったんですけど？？

メレフの姉は、かつてギムナジウムに在籍していた。
優しくて、穏やかで　他人思いの―――少しだけ体の弱い大好きな姉だった。

この場所でと聞いてから、ずっとその真実を探している。
やっと、掴めそうなのだ。

絶対に逃がしはしない。———絶対に。