人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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視点:


一日目

村人:1名、少女:1名、御子:1名、鼠人:1名、皇狼:1名、黙狼:1名、忘狼:1名、狸囃子:1名、片想い:1名、笛吹き:1名、渋柿人:1名、決闘者:1名、深層潜士:1名、泡影:1名、分福茶釜:1名、宝玉:99名

【人】 遠い記憶の 慈姑

都会に住み慣れたあなた達は、田舎の空気、澄み渡る風鈴の音色、響く蝉の合唱にどこか懐かしい気持ちを抱くかもしれない。

ただその景色の中に、いつのまにか慈姑の姿が居なくなっていることに、誰かは気づくだろうか。だが、今の時点では、それに違和感を抱くことはきっとない。

今日もまた、田舎の平和な一日が始まる。
(0) 2021/08/09(Mon) 21:00:00

【人】 髪置

「ここかーーーーーっ!!!」

スパーーーン!
勢いよく振り降ろされた虫取り網の中には……セミ。

「くっ……カブトムシじゃないだと!
 次ぃっ!むっ!そこだーーーーーーっっっっ!!!」

スパーン!
(1) 2021/08/09(Mon) 21:03:53
髪置は、森の中で暴れている。
(a0) 2021/08/09(Mon) 21:07:21

【人】 清和

「髪置はあの頃のまま大きくなったって感じだな……」

勢いよく虫捕りに向かった姿を見おくって、懐かしそうに呟いた。

さて、他の面々はこの十年でどう変わったのだろうか。
その場に見える帰省者たちに順に視線を向けていく。
(2) 2021/08/09(Mon) 21:11:15
竹村茜は、少し離れたところで、村を眺めている。
(a1) 2021/08/09(Mon) 21:13:11

【人】 四角形の記憶 卯波


  真っ直ぐに落ちて照らす熱に浮いて
  塩っ気を感じる遠くからの風に靡く
  夏の緑たちの心地良く柔らかな香り
  故郷が持つ鮮やかな風景が広がって
  けれどふと掻き消えてしまいそうな

───そんな世界を、
俺は四角形の枠の中に収めるのです。

「髪置兄さんは元気だなあ」

カメラから顔を上げて、
聞こえてきた声に思わず顔を綻ばせる。

「そういう清和の兄さんは、
 あの頃のままじゃなさそうですけど。
 
 俺としては、
 みんな元気そうで何よりですよ」
(3) 2021/08/09(Mon) 21:14:39

【人】 国家の犬の卵 編笠

「いやありゃ変わってないにもほどがあるでしょ。
 人があんな変わらずにいられることあるかい?」

ない。なぜなら俺達は人なので。

「でも髪置だけじゃなく、
 なんとなく子どもだった面子も
 どこか面影あるから分かるもんだな」 
(4) 2021/08/09(Mon) 21:21:26

【人】 添木

「元気だなあ〜。この暑いのに。あはは、羨ましーなー…」

からからと笑いながら、髪置の様子を眺めて、ひいひいと移動する。久しぶりに大汗をかいた。

「おばあちゃんどこかな。お土産買ってきたのに」

――久しく会っていないものやらには、誰が誰だか、という様子。元は金髪、ピアスまみれだった男だ。
(5) 2021/08/09(Mon) 21:22:08

【人】 清和

「ふふ、そうかな。
 昔も今も、俺は俺のままのつもりなんだけどな」

元気そうで何よりだと言う卯波に頷いて、カメラを持つ姿を見た。
さて、どんなところが変わったのだろうと問うように。

「……10年も経てばあのちびっこたちも、この通りか」
(6) 2021/08/09(Mon) 21:23:51
花守は、駄菓子屋さんに居る。
(a2) 2021/08/09(Mon) 21:27:46

四角形の記憶 卯波は、メモを貼った。
(a3) 2021/08/09(Mon) 21:28:54

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「うわっすごい声……ここまで聞こえて来るって相当だよ?」

 森の方から響いた声に、
 片手でひさしを作って森の方を見て。
 それから聞こえてきた幾つかの声に振り返った。

「みんな、モモチの事覚えてる?モモチは──」
(7) 2021/08/09(Mon) 21:29:21

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「あーーーーー!!!!」

 思わず指を差して大声を上げた。
 端正な顔立ち、田舎の風景には少々鮮やかすぎる色彩。
 何よりその捉えどころのない物言い!
 10年も会っていないからって、見間違えるわけがない!

せーーいーーわーーーー!!!!!!!
(8) 2021/08/09(Mon) 21:29:53
百千鳥は、清和にずんずんと歩み寄った。指を差して大声を上げながら!
(a4) 2021/08/09(Mon) 21:30:38

【人】 インスピレーション 竹村茜

「うわ声でか……あれ、モモ?」

離れた所まで聞こえてくる声にも目を瞬かせて、そちらの方を見る。
随分大きくなったけれど、あの頃の面影が残っていて―――


「懐かしいな、年下だからって連れまわしてたっけ……」
(9) 2021/08/09(Mon) 21:33:49

【人】 四角形の記憶 卯波

「あはは、モモちゃんもエネルギッシュで何より」

辺りの人たちに、
『お写真大丈夫ですか?勝手に撮ってるんで』
などと許可を取りつつ。

「そういえば、慈姑婆ちゃん今日は見てませんね。
 もしかしたら畑のほうに行ってるのかも」

髪を染めたり、脱色したりなんなりした人たちのことは記憶と一致しないのか、誰か分からない様子で。
(10) 2021/08/09(Mon) 21:35:25

【人】 国家の犬の卵 編笠

「皆変わってねえって発言、早速前言撤回していいかい。
 例外が服着てるようなのが来ちまった……」

添木が来たので眉根を寄せた。

「……さっき、村の人間が見かけたって
 ちょっとした噂になってたんで知ってたけど、
 実際に見かけて心臓飛び出しかけたぜ添木の旦那」

そこまで徹底しないと警官って務まらないのかい。
もしそうだったら怖いな。
(11) 2021/08/09(Mon) 21:36:13

【人】 花守

「おばちゃーん、大祓おばちゃんいるー?
 アイス欲しいんだけどー!」

戸締まりされた駄菓子屋の扉をバシバシ叩けば如何にもなお婆ちゃんが顔を出して。

「おばちゃんおはよ、久しぶりって?昨日ラムネ買ったときにおんなじ事言ったよ。
 爆発するやつで大変だったんだからね、半分もこぼれちゃったし。
 まあいいや、コレとソレ頂戴」
(12) 2021/08/09(Mon) 21:37:15

【人】 清和

>>8 モモチ

「おや……」

指を差し、大声を上げながらこちらに歩み寄ってくる姿を見て微笑みを浮かべた。
大きくなったとはいえ、こんな風に勢いよく懐いてくるような子なんて他にはいない。

「久しぶり、百千鳥。お前も大きくなったな……
 呼子鳥……お姉ちゃんは?来てないのか」
(13) 2021/08/09(Mon) 21:38:42

【人】 夕凪

おにぎりを配りながら皆に笑顔を向けた。
夕凪たちには近しい年代が少なかった。
代わりにお兄さんとお姉さんが多い。
同じようにそして大切な弟や妹のような子達は――果たして覚えてくれているだろうか。

「わあ! みんな大きくなってる〜。
 何人かは連絡をしていましたが……画面越しじゃないとこんなにも変わって見えるんですね」

目を輝かせながら駆け寄ってきた彼女は今日は一人だ。
(14) 2021/08/09(Mon) 21:42:15

【人】 青嵐

「子供の頃に出来なかった夢の駄菓子大人買い!!やっぱサイコー!!子供の頃の俺、見てるかー!!夢叶ったぞ〜!」

きなこ棒を頬張りながら片手には酢いかのPOT容器を抱えている。

「やっべきなこ棒うめぇ箱で買えばよかった。」
(15) 2021/08/09(Mon) 21:42:33

【人】 清和

「はははっ!そうだよな、編笠。
 あんな風だった添木がこうなってたら、当然そうなる」

添木の変わりように眉間に皺を寄せる編笠を見て、楽しそうに笑った。

「流石に警察官なのに金髪のままってのは難しいもんなんだな、これが」

うんうん、と頷いて。
(16) 2021/08/09(Mon) 21:44:54

【人】 添木

>>11 編笠くん
「やあ。久しぶり。………例外が服を着てる、っていうのはどういうことかなあ〜?アキラ」

にこやかな微笑のまま、相手の頭に手の平を載せて、相手が避けなければそのままグイ………。とアイアンクローをする。

「良い意味でいいんだよな?な〜?俺だっていつまでもやんちゃなままでいられないんだよ」
(17) 2021/08/09(Mon) 21:44:54

【人】 インスピレーション 竹村茜

「あの優男誰………」

百千鳥を見ていた視線を移動させ、じっと添木の方を見ている。
あんな人いただろうか。
もしかしたら、自分が引っ越した後に来た人なのかも?とすら思った。
(18) 2021/08/09(Mon) 21:45:01
竹村茜は、自分の事を棚に上げている。
(a5) 2021/08/09(Mon) 21:47:48

【人】 四角形の記憶 卯波

「えっ……添木兄さんですか!?」

記憶の像と現在の姿が、
周りから呼ばれる名前で結び付けられれば、
思わず驚いて。飛び上がりそうなほどだ。

「いやあ、驚いた。誰か分からなかったです。
 イメージチェンジも馬鹿になりませんね……」
(19) 2021/08/09(Mon) 21:48:09

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>17 添木
「ハハハやっぱ清和の旦那も思いますよねアレ、
 それを他人事みたいに笑ってる清和の旦那もアレですけど。

 って、確かに調子乗りましたけども!
 添木の旦那!人の頭を握る握力じゃねえってこれ!
 全然中身変わってないじゃないですかい!ギブギブ!」

無表情のままだらだら汗を流してタップする。
どこがやんちゃなままじゃないだ。
何かしでかしたら肩関節外れるまで関節技キメて来てたころから何にも変わってないじゃないか。
(20) 2021/08/09(Mon) 21:50:12

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>13 清和

どーーーーこいってたのさあ!!!!


 差していた指をそのまま上に上げて、
 飄々とした微笑みを浮かべる頬をぐにーっとしようとする。
 成人男性の上背はまだちょっと遠くて、避けるのは容易なはず。

「久しぶり以外にモモチに言う事あんじゃないの!!!
 ばーか、呼子お姉は部活で来れないってさ!」

 呼子お姉の分まで文句付けてやろうか、なんて
 口では恨み言を言っているようで、その声色はどう聞いても
 無邪気にじゃれ付くあの日と同じものだった。
(21) 2021/08/09(Mon) 21:51:20

【人】 添木

「酷。俺は清和サンが言うからちゃんとしたんだけどな?仕事なんてやめて、また二人でバイクレース荒らしでもして小遣い稼ぐ?」

なんて冗談めかして口にした。
そんなことが、あったりなかったりしたのだろう。

「卯波、久しぶり。ま、流石に国家公務員資格に合格したし……?金髪に染めてたりしたら、刈り上げさせられるんだよ、今の職場。あはは、そっちは元気してた?」
(22) 2021/08/09(Mon) 21:53:24
竹村茜は、ちょっと近付いて話し声を聞いている。あれは誰なんだ…!?
(a6) 2021/08/09(Mon) 21:55:28

【人】 国家の犬の卵 編笠

「ったた、久々に戻って来た村で
 こんなひどい目に遭うことあるかい?
 なまじ知った仲で体がそのままでかくなってるから、
 旦那がた手加減ってもの知らねえ……」

ちょっと顔の形歪んでいたらイヤのため、
両手で顔を確かめる。

「お、よう青嵐だろ?
 子供の頃の夢叶えて幸せそうだな。
 ちょっとその幸せ分けてくれる気ないですかい」
(23) 2021/08/09(Mon) 21:56:16

【人】 添木

>>18 竹村
どこかで見た事がある気がするんだけど……、
「(はて………?)」

記憶の中にいた人物とイメージが合わずに、疑問符を浮かべていたが――

「……あれ、茜…………?」

まさか。と思いながら小さく呟いた。
俺の知る茜とはかなり異なる気がして。
でも、あの綺麗な琥珀の瞳が夏の陽を照り返すのには、見覚えがあった。
(24) 2021/08/09(Mon) 21:56:19
天狼の子 夜長は、メモを貼った。
(t0) 2021/08/09(Mon) 21:57:34

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「……あれっ」

 モモ、と呼ぶ二つの声に
 にじり寄っていた清和から視線を逸らして、
 周りを見てから少し考えて。

「………もしかして、あかねちゃん?
 それに卯波兄と夕凪姉……だよね?
 ほんとにみんな居る…なんで?」

 お盆だから、なんて考えには至らなくて首を捻った。
(25) 2021/08/09(Mon) 21:59:29

【人】 添木

>>20 アキラ
「なんで俺の中身が変わってあげなきゃいけないのかな〜。見た目はちゃんと社会人にしちゃったし、お前も俺が変わっちゃったら寂しいだろ?」

ギチギチギチ……。変わらない威力で締め上げた後、
タップされれば1.5秒程で緩めるだろう。
いつものおふざけだ。あなたがこれに付き合ってくれることが、なんだか懐かしく嬉しい。

「降参、早くなったな。よしよし……成長してる。あげるよ、コレ。あはは。」
チョコレートキャラメルをサンドしたラングドシャクッキーを渡しながら、
「……そうだ、直接言わないと。学校内定、オメデトウ。やるじゃん、絶対無理だと思ってたのに」
軽口を叩いて、今度はあなたの頭を子供のように撫でようとする。
(26) 2021/08/09(Mon) 22:00:19

【人】 花守

>>15 青嵐

「たった500円でも確かな満足を提供してくれる駄菓子屋にオトナの財力で殴りこむなんていい趣味してんね。
 あっちでやいのやいのやってる様だから見に行かない?
 少年の事思い出しがてら」

割とな量のアイスが詰め込まれたビニール袋をユラユラ揺らしながらみんなの方へ向かおうと提案した。
(27) 2021/08/09(Mon) 22:00:50

【人】 四角形の記憶 卯波

「成る程、ヤンチャばかりではいられないと。
 やはり警察はキビシ〜ですね……

 俺はまあ、ぼちぼちです。
 昔っから好きだった写真一筋でおっかけてて、この夏なんか期末試験かなりギリギリでした」

赤点はなかったけども。ちいさな苦笑を滲ませて。

「モモちゃん、久しぶり。
 この頃はみんな連休だからさ、
 だからこれを機に帰ってきたんじゃないかな?」
(28) 2021/08/09(Mon) 22:03:28

【人】 清和

「ふたりまとめて『鬼』の仕置きを食らう覚悟があるのなら、悪くないかもなあ」

同じように冗談めかして、10年前のことを懐古する。

「その『鬼』さんの姿も見えないな……洗濯するなら今のうちか」
(29) 2021/08/09(Mon) 22:05:14

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>24 添木
「うわっ話しかけられ……え、何で名前知って……」

ぎょっとして身を引くものの、その声に何となく覚えがあるような気がして。

「……、…添木?」

脳裏にぽっと浮かんだ名前が、口からこぼれた。
え?え?と、2度3度その顔を見ている。
(30) 2021/08/09(Mon) 22:07:19

【見】 天狼の子 夜長

 大声を耳にして、人のいる場所へと足を運ぶ。再会の場の空気感に混じれるほどのものがないことに、内心、もの寂しさやらの少し複雑な感情を抱いた。

「……なあ、誰か雪子さんを見ていないか?
 帰って来ているはずなんだ」

 遠巻きにどう声を掛けようか暫く考え、結局輪に近寄って自身の目的をそのまま口に出した。
(@0) 2021/08/09(Mon) 22:07:47

【人】 青嵐

>>23 編笠

「うわ!びっくりした!ぬっと出てくんなよ!っていうか…」

出かかった「え?誰?」を飲み込んで眉を潜めながら暫しの沈黙。この瞬間、青嵐の脳裏には様々な推測が飛び交っていた!!
なんか色々な推測や憶測の元一つの結論にたどり着いた彼は「え?マジ?」みたいな勢いのまま答えあわせに臨んだ。

「……アキラ?」
(31) 2021/08/09(Mon) 22:09:17

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>26 添木
「お陰様でって言うのこんなに癪なことあるかい?
 散々ぱら旦那方に仕込まれた結果でしょうよ。
 あー……まあ、なんかそう、ですね、はい。
 意外と根性あったみたいで……押忍」

直接言われると面はゆさが勝つ。甘んじて撫でられると数年の時がそこだけ過去に移ったようになる。照れ隠しか眉根を寄せるだけ表情を変えて。

「……でもこれ考えてみると、
 ここで警察学校越して現場配属になったら、
 一生添木の旦那とのこの力関係変わんないんでは?」

そんな残酷なことあります?
(32) 2021/08/09(Mon) 22:09:18

【人】 夕凪

「添木くんは、写真でみたままですね!
 本当に真っ黒になっちゃいました」

ぱちくりと目を瞬かせ、嬉しそうに声に耳を傾ける。
ずっと眺めていることが多かったけれど、それでも思い出に残る一人である。

「あれ? モモチくん……ふふっ、そっか呼子ちゃんの服かあ。
 変わらず似合ってる。今日は一人なのかな」
(33) 2021/08/09(Mon) 22:09:35

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>25 モモ

「なぁんでモモもすぐわかるんだろ」

結構変わったと思ったんだけどな、と残念そうにそう言って。

「たまたま、懐かしくなってさ。それに、いつもと違う景色診てインスピレーション沸いたらいいなって思ったんだよね」
(34) 2021/08/09(Mon) 22:12:42

【人】 音楽家 宵闇

「……あー……元気な声がいくつか聞こえてくるなあ……」

知ってる声だっただろうか。
10年も経つと忘れてしまったことの方が多い。
男はぼんやりと木陰でひとり音に耳を傾けていた。

「……おや、みなさんなにかのお集まりで?
 ん、……知ってる顔がいるような気がするけど気のせいかな。
 本日はお日柄もよく……くそ暑いことで」

じゃらん、わざわざギターケースからギターを
取り出して、ひと鳴らし。わざとらしく主張して見せた。
外見は10年前よりかはさほど変わっていないけれど
落ち着いたいで立ちをした男がそこにいる。
(35) 2021/08/09(Mon) 22:12:55

【人】 清和

>>21 モモチ

「あはは、ごめんごめん。
 俺にも止むに止まれぬ事情があったのさ……
 世界を救いにいく任務に行かなければならなかったからな」

頬をぐにぐにしようとする手を避けながら、適当な事を言っている。
明らかにウソだ。
こういう所も相変わらずで、あなたも騙されたりしていたのだろう。

「そうか、残念だ……
 ふたりでひとつみたいなもんだったから、いないと違和感があるな。
 まあ、元気そうにやっているのなら、なによりだ」
(36) 2021/08/09(Mon) 22:12:57

【人】 青嵐

>>27 花守

「褒めるな褒めるな。これぞ大人の財力。まだ高校生だけど。
俺はこうして駄菓子屋で財力を振りかざす事で
”あ、俺超成長してるわ〜”みたいな実感を味わってるわけ。
おーそうなん?、行こうぜ行こうぜ。」

つーか久しぶりじゃね?等口にしながら貴女の隣を歩くだろう。
(37) 2021/08/09(Mon) 22:17:20

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「そっかー。もしかしてモモチ、良いタイミングで来たのかな」

 自分も夏休みだからと田舎に戻って来たものだから、
 連休だから、という言葉にすんなり納得した。

「あ!聞いてよ夕凪姉!
 呼子お姉ったら一緒に行こうって言っておいて
 部活の用事あったの忘れてたってドタキャンしたんだよ!」

 それから、一人なのか、という問いを聞いて
 実に非難がましく口を尖らせた。
 記憶の中ではいつも弟と二人一緒だった夕凪が
 一人で居る事の違和感は、今は見ないふりをして。
(38) 2021/08/09(Mon) 22:18:43

【人】 清和

>>@0 夜長

「雪子さん……? いえ、見てないですね」

見覚えない姿であることに気が付いて、少し襟を正して。

「はじめまして、清和です。あなたのお名前を聞かせてもらっても?」
(39) 2021/08/09(Mon) 22:20:37

【人】 四角形の記憶 卯波

「そういうそっちの子は……茜ちゃんか!
 すっかり垢抜けたね〜。久しぶり。
 いいなあ、俺んとこの学校は校則が厳しいから髪の毛染められなくて。羨ましくなっちゃう」

この前も髪切れだの言われたしな〜と。

「宵闇兄さん、そう頭から尻尾まで真っ黒だと、
 暑いに決まってますよ。見てる方も暑くなっちゃいます。真夏だからアツくなるのは音楽に対してだけにしましょうよ」

デニムのジャケットから伸びる真っ白なズボンを日に晒す少年は、見知った顔がどんどん増えてきて、汗ばむ顔をまた僅かに緩めた。
(40) 2021/08/09(Mon) 22:21:27

【人】 花守

>>37 青嵐
「高校生か〜、私がここ戻ってきたの10年ぶりくらいだから……
 じゃあ最後に会ってたら小学生くらいか!
 男の子はガラッと雰囲気変わるからね〜
 居たっけなー……いた気がするなー……ウンウン」

人差し指で自身の頭をツンツンしながら唸ってみる。
(41) 2021/08/09(Mon) 22:25:36

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>31 青嵐
無表情で、結論にたどり着いた青嵐にへらへら笑う。

「懐かしいなー、その呼び方。俺も前のに戻そうかな。
 あー、お互いちゃんと背ぇ伸びてよかったな。
 今なら竹村にも二人がかりとかなら勝てるんじゃないかい?」

言いながら勝手に呆けてる青嵐の抱えてる酢いかのPOTに手を突っ込み。
隣に座って喧騒を眺める。

「なんか本当に懐かしいな。
 なんでこんなに偶然皆帰ってきたんだか。
 でも、アオに会えたのは素直に嬉しいよ。
 もしかしたら会えるんじゃないかって思ってたから」
(42) 2021/08/09(Mon) 22:27:28

【人】 清和

「ふふ、カッコつけてるんだよ、宵闇は。
 全身真っ黒の方がイケてるってな。
 そのためなら暑さも耐えられるってことだろう」

黒ずくめの服装の彼を揶揄するようにくつくつと笑う。
ギターをかき鳴らす姿に手を振って、ちゃんと聞こえるように大きめの声で呼び掛けた。

「よう、久しぶり。
 俺のこと、ぎゃふんと言わせられるようにはなったか?」
(43) 2021/08/09(Mon) 22:30:31

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>34 あかねちゃん

「いくら天才モモチも流石に見た目じゃわかんなかったよ!」

 でもなんか、声聞いたらわかった気がする!
 そんな殆ど理由になってないような理由を添えてけろりと笑う。

「そっかあ、モモチもみんなに会いたくて来たんだけど…
 最初にみんなに会いたいって言い出したのは呼子お姉だったから
 やっぱり一緒に来れたらよかったなあ…」

「………インスピレーションって???」
(44) 2021/08/09(Mon) 22:32:36
花守は、みんなが集まってるところに、ひと呼吸置いて合流しました。
(a7) 2021/08/09(Mon) 22:35:27

青嵐は、メモを貼った。
(a8) 2021/08/09(Mon) 22:37:12

【人】 夕凪

>>@0 夜長

「雪子おばさんですか? 今日は見ていませんが、はぐれてしまいまったのでしょうか」

それは大変、とあたりを見渡しながらあなたの伴侶を探す。
幼い頃から頼りにしていたあなたの奥さんとはあなたよりも長い付き合いです。見かけたらすぐに気づいたことでしょう。

「一緒にここまできたのですか?」
(45) 2021/08/09(Mon) 22:38:19

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>36 清和

「くそうくそう!!
 モモチ達置いてったからには世界救えたんだろうなー!!」

 指先は何度も空を切って、仕方なく攻撃は諦めた様子。
 10年も経てばそんな嘘に騙されるほど子供ではないけれど、
 敢えて乗ってあげる程度にはモモチも大人になったのだ!

「呼子お姉も一緒に来れたらよかったのになあ。
 みんなに会いたいって最初に言い出したの、
 モモチじゃなくて呼子お姉だったから。
 …清和も元気だった?元気だったんなら許したげる!」
(46) 2021/08/09(Mon) 22:40:56
卯波は、全員にカメラを向けている。拒絶する姿勢を向けなければ撮っていくだろう。
(a9) 2021/08/09(Mon) 22:41:12

【人】 夕凪

>>38 百千鳥

「一緒にお料理作ったりお洋服の話をしたかったのに残念。
 部活だったのね。モモチくんにあえただけでも嬉しいな。
 まだ前みたいに抱きついてくれるかな?」

懐いてくれたかわいらしい歳下の男の子。
弟も一緒に遊んでいたが、大人になってからは疎遠だった。
さすがに彼も思春期だろうか。
(47) 2021/08/09(Mon) 22:41:15

【人】 音楽家 宵闇

>>40 卯波
「えぇ……でも、似合うでしょ、黒、俺に。
 君は誰だったかな〜、宵闇兄さん最近物忘れが激しくて……」

はて、と冗談めかして首を傾げてみた。
長い前髪が汗で肌にはりつく。

「なんだか昔カメラ片手に走り回っていた
 少年を思い出すようないで立ちだけど……なんて言ったかなあ」

顔が笑っている。ちゃんと覚えているようだった。
(48) 2021/08/09(Mon) 22:41:42

【人】 花守

後輩にアイアンクローをかましたりしている騒がしさの中心に目をやって。

「えっ、あのアレが添木?ほんと?
 言動はそのままっぽいけど、へぇ……アイツが、へぇ……」
(49) 2021/08/09(Mon) 22:41:57
夕凪は、卯波の撮影に快く応じた。
(a10) 2021/08/09(Mon) 22:42:52

清和は、卯波の撮影に応じる。頼まれてもないのに映えるようにカッコつけてみた。
(a11) 2021/08/09(Mon) 22:45:25

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>40 うなみ

「卯波もいる。
 あたしの学校、ちゃんと勉強してれば服装自由なんだよね」

メッシュの入った髪が風に揺れる。
こんな見た目ではあるが、それなりな偏差値の学校に通っている。

「学校選びは校風とカリキュラム、どっちも重視するべきだったね〜〜〜どんまい卯波」

あと2年我慢しな〜?と楽しそうに笑っている。
(50) 2021/08/09(Mon) 22:45:29

【見】 天狼の子 夜長

>>39 清和

「初めまして、  です、……?」

 答えようとして、何故か不自然に音が出なかったことに首を傾げる。

「よなが、かずおみ」

 ゆっくりと、確かめるように言い直した。

「清和というと、どの清和さんだろう?
 母さんから話は聞いている人かも……?」

 
一昨年までの毎夏の帰省
で、会ったことのない人だ。村を出た清和といえば
心当たりがないことはない
が、絞り切れない。
(@1) 2021/08/09(Mon) 22:45:46
夜長は、四角形に収められた。
(t1) 2021/08/09(Mon) 22:46:43

【人】 四角形の記憶 卯波

>>48 宵闇
「ちょっとちょっと、忘れないでくださいよ。
 宵闇の兄さんン曲と違って、俺の写真は、
 遠くの人たちにまで届くほどじゃないけどさあ」

もー、とわざとらしい怒りのポーズを露わにして。
見てるだけで暑そうだ、という言葉には偽りなく、自分の襟元を掴んで胸に風を送った。

「その少年に違いありませんよ。
 一ノ瀬 卯波。お久しぶりです、宵闇兄さん」
(51) 2021/08/09(Mon) 22:47:04
竹村茜は、宵闇を見て「あ、妖怪影男…!!」と懐かしいあだ名を口にした。
(a12) 2021/08/09(Mon) 22:47:27

竹村茜は、卯波の撮影に快く応えている。いえーい。
(a13) 2021/08/09(Mon) 22:48:23

【人】 おかえり 御山洗

「みんなやたら元気だな……」

忙しい働きを続けて体力がついたと思っていたけれど、やっぱり十代には敵わない。
山の青葉まで突き抜けてしまうくらい元気な声だとか、走り回る足音だとか。
網にとっ捕まったセミの声だとか、まだ小さい子供みたいな髪置の声だとか。
流れる音に耳を傾けると、心の緊張がほぐれていく気がする。
ここはやっぱり、自分の帰ってきた村なんだろう。

「川でスイカ冷やしてきたんだ、みんなで食べれるものがいいよなと思って。
 あー、その。覚えてないかも、しれないけどな……」

記憶の中の御山洗は、みんなからすればもっと大人しい人物だったかもしれない。
少なくとも元気で頼もしい雰囲気があったのは、自分のほうではなかった。
(52) 2021/08/09(Mon) 22:49:14
百千鳥は、卯波にピースを作って見せた。百点満点の笑顔と一緒に!
(a14) 2021/08/09(Mon) 22:49:28

【人】 青嵐

>>41 花守

「かな、俺そん頃セミとったりカブトムシとったりしてた記憶ある。
まぁガキの頃よりかなり男前になってますし?あ〜もしかしたら気づかないかもな〜
まぁ俺は?気づいてますけど?分かっちゃって、ますけど〜」

貴女が唸っている姿をからかい口調で茶化せば、歯を見せて笑う。
(53) 2021/08/09(Mon) 22:53:44

【人】 青嵐

>>42 編笠

「…マジ?アキラ?やべー!!超久しぶり!
お陰様で?スクスク育ちました。
お前一緒に遊んでたとき米粒くらいしかなかったもんな。もう俺とそんな変わんねーじゃん。
うわ懐かしい名前。流石に男子高校生2人がかりで女子に負けたら超ハズいぞ」

勝手に容器に手を突っ込めば「おいバカ勝手にとんな」等の文句は言われるものの特に抵抗はしないだろう。手にした酢いかは貴方のものだ。

「え?なにそのスピリチュアル的発言。なんかの予言でも見たんか?
まーでも超偶然。俺もこんなに集まってると思ってなかったから。久しぶりに顔見れてよかった。
元気してたか?つーか受験どんなよ?」
(54) 2021/08/09(Mon) 22:54:51
四角形の記憶 卯波は、メモを貼った。
(a15) 2021/08/09(Mon) 22:55:56

花守は、卯波に人差し指で口元を抑えるポーズで応えた、大量のアイスを隠しながら。
(a16) 2021/08/09(Mon) 22:58:56

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>54 青嵐 編笠

「聞こえてるんですけどぉ」

随分見目の派手な少女が君達の方をじとりとした目で見ている。
当時はちんちくりんだった男児がこんなにも大きくなっていることに驚きつつ、中身はそんなに変わってないんじゃないかと思っている。

尤も、2人が自分のことを茜だと認識出来ているかは分からないので、今はそれ以上何も言わないのだが。
(55) 2021/08/09(Mon) 22:59:15

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>47 夕凪

「呼子お姉も夕凪姉と会いたいって言ってたよ!
 それから夜凪兄にも!ねえ夕凪姉、夕凪姉も一人なの?」

 今は他の場所に居るのかもしれない、と思っていたけれど
 やっぱり疑問は口を衝いて出てしまった。
 
え!?
抱きつくのは流石にモモチも男の子っていうか…
 
あ!!
じゃあえっと、はい!夕凪姉がぎゅってして!」

 それから、流石にもう子供じゃないから、と
 少し悩んだ後に、はい!と元気に両腕を広げて見せた。
 抱き締められるならOK…という理屈のようで。
(56) 2021/08/09(Mon) 23:01:48

【人】 四角形の記憶 卯波

>>50 竹村
「あーあ、損しちゃった。
 もっと自由なところに行ってたら、
 今頃ばちばちに髪の毛染めてたかもなのに」

受け流すように笑って。

「二年、二年かー。
 十年で茜ちゃんはこんなにも変わってるのに、
 もう二年したら更なる進化を遂げたりして。

 今のうちに写真に残しておかないとね」
(57) 2021/08/09(Mon) 23:07:13

【人】 音楽家 宵闇

>>43 清和

ギターを降ろして、顔を上げる。
揶揄う声に男は鼻を鳴らして笑った。

「はっ……久しぶりじゃん……"ルカちゃん"?」

揶揄い返すようにわざと名で呼んで見せた。

「なんだなんだ、急にいなくなったと思えば今度は突然現れて。また会うなんて偶然だ……あー……ぎゃふん? んなこと言ってたっけ。どうだろうな。お前次第なんじゃないか……」

曖昧に答えて、手をひらひらとした。
(58) 2021/08/09(Mon) 23:08:49

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>52 御山洗

「あ!!モモチもスイカ食べたい、えっと…」

 スイカを冷やしてきた、という声にばっとそちらを見た。
 何とも現金な男子中学生。

「ね、名前なんていうの?
 モモチは百千鳥!都々良 百千鳥っていうの」

 前髪に隠れた表情を窺うように、
 いかにも人懐っこい様子で大きな上背の下から覗き込んだ。
 こんな子供の姿は、あなたの記憶の中にはあっただろうか。
(59) 2021/08/09(Mon) 23:10:25

【人】 花守

>>53 青嵐
「私の方は、そうよね、ある意味有名人だったわけだし……」

思い返して半目で苦笑いになる。

「こんなド田舎じゃあセミとかカブトムシ採ってない子供のほうが珍し……
 ん?あっ!ああっ!?その笑顔面影ある!
 なんだっけなーあお、あお〜……青嵐さんちのシュンくんだ!
 そうでしょ?やっとピンときた!」

メッチャ指差してる。
(60) 2021/08/09(Mon) 23:13:04

【人】 青嵐

>>55 竹村

「えっ誰?」

ついに度々出かかってたストレートな本音が出てしまった。
でも確かに自分の記憶の中ではイケイケ女子の知り合いはいなかったはずだ。
だがこの世には”噂をすれば影がさす”という言葉があるらしい。
それに則ると…

「え?マジ?うわ、えー…、え?……茜?」
(61) 2021/08/09(Mon) 23:14:03
宵闇は、竹村茜の声に苦笑いしてから「誰が妖怪だ〜」とあの頃を真似たように気の抜けた返しをした。
(a17) 2021/08/09(Mon) 23:14:31

【人】 夕凪

「写真写り、ちょっとお化粧とか崩れていないか心配だな。
 格好良くなったね、卯波くんも。なんだか少し前の夜凪に似ててもう一人弟が増えたみたい」

垂れた髪を今更整えてはにかむ。

「あら……? 御山お兄さんですか? 
 体つきが素敵になりましたね、見惚れちゃいました。
 はしゃいでしまって、つい暑いのも吹き飛んでしまいそうです」
(62) 2021/08/09(Mon) 23:16:08
四角形の記憶 卯波は、メモを貼った。
(a18) 2021/08/09(Mon) 23:18:32

四角形の記憶 卯波(匿名)は、メモを貼った。
2021/08/09(Mon) 23:18:53

【人】 清和

>>46 モモチ

「でないとこうして、もう一度会うことだって叶わなかった」

だろ?と不敵に笑って冗談に冗談を返します。

「もちろん、元気にしてたさ。みんなに会えてもっと元気になった。
 その元気を使って、百千鳥とは何をして遊べるかなと考えてるところ。
 これで許してくれるかな?」
(63) 2021/08/09(Mon) 23:20:33

【人】 青嵐

>>60 花守
「え?あ、そっち?違う違う。いや噂も知ってたけど。
すぐわかったのはそう言うんじゃないから!」

思いがけず過去の古傷を踏み抜いてしまったかもしれない。
重たい顔になった貴女の様子にすぐ気づき慌てて否定する。

「お!正解!!
んじゃ正解した花守さんちのネーちゃんにはコレを進呈しよう。」

指を指されていることは特に気にせず、
嬉しそうに笑ったまま購入した酢イカのPOT容器から1本酢イカを取り出すとあなたにむけて差し出した。
(64) 2021/08/09(Mon) 23:21:32

【見】 天狼の子 夜長

>>45 夕凪

 見知った顔に安堵の空気を滲ませる。が、話の内容を聞けばそれはすぐに霧散した。

「雪子さん、
去年みたいに
晴くん達を置いて
 こっちに帰って来たらしいんだ……?」

 少し拗ねたように答える。雪子はこの村に来ていない。どれだけ探しても彼女は見つからないが、それを知る者はいない。

「見かけたら、知らせてほしいです。
 雪子さんに、家に顔を出すように言ってくれるのでもいい」

 彼は雪子の両親の家で寝泊まりをしている。もしかするとあなたと宿が同じだったりするかもしれない。
(@2) 2021/08/09(Mon) 23:22:31
夜長は、まじまじと夕凪の顔を見て、それから首を傾げた。
(t2) 2021/08/09(Mon) 23:22:44

【人】 おかえり 御山洗

>>59 百千鳥

「あえっと」

少しだけ口ごもった。こんなに小さな子供は十年前にいただろうか。
年月の流れを考えるに、あの頃5、6歳、学校に入る前?
それくらい小さな子供が確かに記憶の端にあった気がする。弟妹の話ばかりしていたのは。

「――ああそうか、都々良さんちの、弟さんのほうか。
 覚えてるかな。彰良だよ。年の近い子じゃないと、大人はみんないっしょに見えてたかな……」

木造りの台の上に新聞紙を引いて、ごろっとスイカを転がす。
まだ自分はかすかな思い出を保っていられたけれど、見上げる顔はそうでもないかもしれない。
(65) 2021/08/09(Mon) 23:24:01

【人】 四角形の記憶 卯波

>>62 夕凪

「いえいえそんな、とても御綺麗でしたよ」

カメラに目線を落として、
うん、よく撮れた、と薄く微笑んだ。

「あはは……お世辞でも嬉しいです、時任の姉さん。
 お兄さんの方とは結構遊んでもらったから、もしかしたらだんだん似てきちゃってるのかも。

 格好良さってとこだと、ここの兄さん達は本当にみんなカッコいいからずっと憧れてたなあ。懐かしい」
(66) 2021/08/09(Mon) 23:26:05

【人】 音楽家 宵闇

>>51 卯波

「はは、冗談冗談……ちゃんと覚えてるよ。ちょっとだけ」

その反応にくすくすと満足げに笑った。

「……あの、卯波だよな。大きくなったな
 っていうとおっさんくさくなるな……

 今でもまだ写真、撮ってるんだな。
 遠くの人には届かずとも、手元には思い出のまま残る
 俺は結構すきだぞ、写真」

久しぶり記念にとっとく?
ギターを構えてかっこつけたポーズをとってみた。
(67) 2021/08/09(Mon) 23:26:53
夜長は、みんなが話に花を咲かせるのを聞きながら、顔と名前と、雪子から聞いた思い出話とを結び付けた。
(t3) 2021/08/09(Mon) 23:27:15

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>63 清和

「わかんないじゃん!!
 清和がちんたらしてる間に誰かが救っちゃったかもよ!」

 冗談に屁理屈を返して、
 まったくしょうがないなとばかりに笑って見せた。

「いーよ、許したげる!
 その代わり、呼子お姉の分まで付き合ってもらうかんね!
 やだって言ってももうしーらない!」
(68) 2021/08/09(Mon) 23:33:41

【人】 音楽家 宵闇

>>52 御山洗

「よぉ……。久しぶり……なんだ、お前もいたのか」

後ろから影のように、そろりと驚かすように突然現れたのは、昔懐かし黒づくめの同級生だ。
(69) 2021/08/09(Mon) 23:35:08

【人】 夕凪

>>56 百千鳥

「そっか、それはよかった……夜凪?」

 彼の名前が出ると困ったように笑って、眉を下げながら答えた。

「夜凪は、課題、そう。大学の課題が忙しくてこれなかったの。
 なんだか描きたい物があったらしくて、私一人よ。
 もう子供じゃない、なんて……なんだか巣離れしていく雛を見ている気持ちね。
 それじゃあ、お邪魔して」

 男の子、……もうみんな大きくなって子供の時のように接することができないのだ。
 緩く柔らかい体を抱く。制汗剤の通り抜けるような甘い香りと、女性特有の温もり。
 久しぶりにあったあなたへ、ぎゅっと、抱擁を送った。
(70) 2021/08/09(Mon) 23:39:03

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>44 モモ
「見た目で分かった!って言われたらひっくり返ってるところだよ…
 残念だな、呼にも会えたらよかったのに。帰ったら会いたがってたって伝えといてよ」

まあいいけど、と嘆息して。
ふと口元を緩める。

なんだかんだ言っても、可愛がっていた子に会えたこと自体は嬉しいのだ。

「そ、あたしデザイナー目指しててさ。
 毎日毎日案出ししてるんだけど、そろそろストック尽きそうだったんだよね。
 だから、脳の刺激になるんじゃないかなって思って」
(71) 2021/08/09(Mon) 23:39:35

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>54 青嵐
「お前こそ俺と遊んでたとき
 ゴマ粒くらいしかなかっただろうが。
 いやー『アホ嵐』と『編バカ』がここまで育つんだもんな。
 見せてやりたいなあの時のクラスのやつらに」
 
酢いかって最初の一口はテンション上がるけどそれ以降は徐々にそうでもなくなるなと勝手に貰っておいて思った。夢なんてそんなものだ。

「聞いて驚けよ、無事愛かったよ。
 警察学校行って、そっから花の警察官だぜぃ。
 ここ笑うところだから笑っていいぞ。
 警察官編笠晶の誕――」

うわ、なんか可愛い子に絡まれたと眉根を寄せる。
(72) 2021/08/09(Mon) 23:40:12

【人】 清和

>>58 宵闇

「ああ、久しぶり……その呼び方。出会った頃を思い出すな。
 また一緒に怒られるか?帰ってきてるんだからな、あの人も」

ピアノなんて女のやるものだろと言っていた、かつて宵闇の姿を思いだす。
彼の家のピアノ教室にも通っていた清和は、女みたいな名前の男だったのも相まって彼から強く対抗心を燃やされたものだった。

からかうように名前で呼ばれていたのもその頃で、小さな諍いを起こしていたふたりで『鬼』のお叱りを受けたような記憶があったような気もした。

「そうだな、偶然だ。だけど、10年っていうのはちょうどいい。
 だが、それだけに忘れられてしまうこともある……
 改めて言わせてもらいたいな、俺は。お前にぎゃふん、と」
(73) 2021/08/09(Mon) 23:40:18

【人】 花守

>>64 青嵐
贈呈品は差してた指で遠慮なく受け取って食む。
うん、酸っぱ美味しい。

「シュンくんかそっか〜
 うん、男前になったねえ、学校でモテモテなんじゃない?」

あのジャリボーイが爽やかに成長していて面白さを感じている。
モテモテのくだりは適当。

「んで?
 "そっち"じゃないってどういう事?
 お姉さん気になるなぁ」

ニンマリ笑顔で問いかける。
自分について、噂以外で少年の印象に残った事とは何だろうと、好奇心が擽られた笑顔で。
(74) 2021/08/09(Mon) 23:42:17

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>61 竹村
「……え?」

青嵐の言葉に、血の気が引く。
……ウソだろ。何の石を使ったらこっちの方向に進化するんだ?
子供の頃、この年下の少女は絶対大人になったら、
霊長類に進化すると思っていたのに。
ああ、人間も霊長類だけど。

「……竹村、なのか、本当に」

うっそだろ。
(75) 2021/08/09(Mon) 23:42:33

【人】 清和

>>@1 夜長

不自然な様子を怪しむように一瞬眉をひそめる。
すぐに表情を戻したので、違和感を感じる程度だろうが。

「ああ、これは失礼……清和 瑠夏です。
 お母さまからは、きっと、良いようには言われていないでしょう。
 若い頃は、ワルと言われるようなことも幾らかしていたものですから」

「夜長、和臣さんですね。よろしくお願いします。
 雪子さんとは……どのようなご関係ですか?
 こちらも10年ぶりの帰省ですから。知らないことも多いもので」
(76) 2021/08/09(Mon) 23:46:11

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>65 御山洗

「えっとー……」

 うんと考えて記憶を手繰る。
 小さい頃に面倒を見てもらったり、
 一緒になって遊んでくれた人はよく覚えている。
 ただその顔ぶれが少し個性的すぎて……

「……あ!彰良兄かあ、相変わらずおっきいねえ!」

 個性的な面々の後ろ、一歩引いた所から見守ってくれていた人。
 百千鳥はそんなふうな記憶をどうにか引っ張り出して、
 あいも変わらず控えめな物言いをする大人にころころと笑った。
(77) 2021/08/09(Mon) 23:48:31

【人】 おかえり 御山洗

>>69 宵闇
「うわあっ」

ぼん、とスイカが青草の上に転がった。幸い傷一つ無い。丈夫な子だ。
掛けられた声に肩をびくつかせて驚いた小心者は、振り返って貴方の顔を確認すると安堵した。
前髪のかかっている目元が、懐かしさにふにゃっと和らいだ。

「翔か……なんかこうやって驚かされるのも久々な気がするな。
 忙しいだろうから、こういうの来ないだろうと思ってた。ひさしぶり」
(78) 2021/08/09(Mon) 23:48:39

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>75 青嵐、編笠

「おひさ〜〜〜茜ちゃんですけど」

にこ。小さい頃はよく引っ張りまわしては泣かせていた2人に笑いかける。にこにこ。

まだ小学生でもなかった茜にとっては、2人とも同年代くらいの印象が残っていた。

「どうも〜、だいぶ変わったっしょあたし。
 もうあの頃の"子ザル"とは違うってわけよ」

"竹村"の呼び方には、そういえば年賀とかで教えてたっけ。
と納得して。

「あんた達も帰省?ずっとここに住んでるもんだと思ってたけど」
(79) 2021/08/09(Mon) 23:49:25

【人】 四角形の記憶 卯波

>>67 宵闇

「もうほんと、兄さんも人が悪いんですから。
 そっちも随分と大きくなりましたね」

意趣返しにおっさん臭い台詞を返して、
鏡合わせのようにクスクス笑って見せる。

「十年もするとカメラも写真も、随分便利になりました。

もっと頑張って綺麗なものを撮り続けたら、いつか宵闇兄さんにも負けないくらい世界に作品を送り出せ……たらいいなあって」

是非お願いします!
カメラを構えて、笑って笑って、はいチーズ!
(80) 2021/08/09(Mon) 23:51:15

【人】 清和

>>68 百千鳥

「それなら、俺の出る幕じゃなかったってことで良いことさ」

平和な世界のありがたみを説いている。平和が一番。

「ふたり分。俺ももうあの頃みたいに若くはないんだけどな。
 ま、仕方ないな。お前の気がすむまで、付き合ってやるよ」
(81) 2021/08/09(Mon) 23:55:22

【人】 国家の犬の卵 編笠

>>79 アカネ
ああそうか……アオがアキラって呼ぶならこいつも。

「うわー……。
 こういう時つけられた古傷が痛むもんなんだろうけど、
 全身がくまなく痛いってことあるんだな、アカネ」

あの全開で鳴き散らすセミを持って追いかけ回された日々は
何らかの罪で警官になった後に追及できる気がしてきた。

「……本当に懐かしいな。
 俺は帰省。
 来年から全寮制の警察学校入るから、たまにはって」
(82) 2021/08/09(Mon) 23:58:13

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>70 夕凪

「なぁんだ、モモチ達一人で来る事になった仲間なんだ!
 じゃあさ、呼子お姉も夜凪兄も、来なかったの後悔するくらい
 一緒にい〜っぱい遊び倒しちゃおうよ、夕凪姉!
 ……にしても課題かあ〜。大学生って大変なんだなー…」

 百千鳥も、来年には高校生だ。
 その更に先にあるであろう大変な日々に想いを馳せながら、
 柔らかく、暖かな抱擁に緩く笑んだ。

「へへへ……ううん、モモチがどんなに大きくなっても
 モモチにとって、夕凪姉は夕凪姉のまま、だよ!」
(83) 2021/08/10(Tue) 0:01:39

【人】 おかえり 御山洗

>>77 百千鳥

きっと覚えてはいないだろうと思っていても、思い出したような反応があれば嬉しいものだ。
ぱ、と表情までも大人しい顔つきがほのかな笑顔に彩られた。

「百千鳥も随分大きくなったなあ。昔はほんの、膝くらいしかなかったのに。
 お姉さんと一緒にこっちに来てるのか?」

ちょっと誇張気味でもあるしそうでもないかも知れないし。
何せ十年前となると、やっと子どもたちの遊びに加わってもいいことになったくらいだろう。
軽く、視線を周囲に向けてそっくりな顔を探してみる。
(84) 2021/08/10(Tue) 0:02:00
卯波は、あとでみんな揃ったら集まって撮りたいな、と言った。
(a19) 2021/08/10(Tue) 0:05:04

【人】 清和

「……"子ザル"なんて言われてた茜ちゃんも、綺麗な青に染めちゃって」

髪の色というのはそれだけで印象を強く変えるもので。
添木が自分に憧れて髪を染めてきたときのことを思い出す。
いきなりガラッと変わったものだから、あの時も少し笑ってしまったことを、今でも鮮明に思いだせる。

ひと回り程離れた少年少女たちのやり取りを、俺たちもあんな頃があったなと思いながら眺めていた。
(85) 2021/08/10(Tue) 0:10:00

【人】 青嵐

>>72 編笠
「ゴマ粒は流石にヤベーだろ!!」

何かがツボったらしい。
ゲラゲラとひとしきり笑ったあと笑いすぎで出た涙を拭った。

「『アホ嵐』と『編バカ』って懐かしすぎんだろ。
でもなんか結構戻ってきてるみてぇだしもしかしたら会えるかもな。楽しみ。」

自分も容器から一本酢イカを取り出せば咀嚼しながら脚を伸ばす。
すっぱ。やっぱうめぇなー

「うっわ、マジ?スッゲー!!超めでてぇじゃん!アイス奢ってやろうか。
まぁ警察官ってすげー大変そうだけど……。街と市民と俺の為にキリキリ働いてくれ。
俺はアキラが平和にした街でアキラが働いてる時間帯に珈琲とか飲んで優雅に過ごすわ。」
(86) 2021/08/10(Tue) 0:13:23

【人】 青嵐

>>79 竹村  編笠
「うわ〜〜〜ばっかアキラお前!お前が噂すっからマジで来たじゃねぇか!!
ちょっと今背中の冷や汗と脇汗やべーかもしんね。
幼少期の恐怖ってスゲーな。」

にこにこした笑顔が逆に怖い。
いや可愛いけど。可愛いけど怖い。
自分もそこそこのヤンチャ坊主だった記憶があるが彼女を前にしたら小坊主だったかもしれないと思えてきた。

「にしてもマジで変わったな。女子ってスゲー…。
おー?俺も帰省。ずっとっつーか10年前くらいに越したから俺は10年ぶりくらい?」
(87) 2021/08/10(Tue) 0:14:51

【人】 四角形の記憶 卯波

「茜ちゃんは都会派だからなあ……

 俺はどっちかっていうと、田舎都会より、
 もっとお兄さん達見たく力強くなりたいなあって思ってたけど。最近はちょっと鍛え始めたんですよ?」

未だ線の細さが残る肢体からは、
努力の結実がまだまだ遠いことを滲ませている。

「身長はもうそろそろ伸びなくなる頃かな……
 いいな、みんな高くて。
 御山洗の兄さんとか、本当にお山みたいです」
(88) 2021/08/10(Tue) 0:19:16

【人】 花守

>>85 清和
「……お久しぶりです、花守です」

少年少女達を見守る眼差しに懐かしいものを感じながら傍らに。

「ルカさんも、戻ってらしたんですね」
(89) 2021/08/10(Tue) 0:20:21

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>71 あかねちゃん

「しまった!嘘でも見た目でわかったって言えばよかった…
 あっ冗談、冗談だからね!
 おっけーモモチがバッチリ伝えておきまーす!」

 滑らせた口を誤魔化すように矢継ぎ早に言葉を重ねた。
 いくらモモチが未だにアホをやらかす部類の子供と言っても
 この一つ上の幼馴染を怒らせてはいけないのはわかってる!

「デザイナー?あかねちゃんが…あ、違う違う
 あかねちゃん、もう将来の事決めてるんだ?」

 偉いなあ〜なんて言うこの中学三年生は呑気そのままで、
 きっと自分は将来何をやりたい、なんて
 まだ考えもしていないに違いない。
(90) 2021/08/10(Tue) 0:20:43

【人】 おかえり 御山洗

>>85 清和

「瑠夏、久しぶり」

まだまだ元気ざかりを抜けない子どもたちを、見守る姿に声を掛けた。
黄金の髪もまっすぐ世界を見ているような出で立ちも、記憶のままのようだ。

「なんか……変わんないな、大人っぽくはなったけど。昔のまんまに見える。
 スイカ切るから、食べないか。学生たちも食べる子居たら呼んできてくれ」
(91) 2021/08/10(Tue) 0:22:42

【人】 清和

>>89 花守

「久しぶり、縁ちゃん。戻って来るのに良い時期だと思ってね」

控えめな様子で傍らに近寄ってくる花守に、あの頃と何も変わらない微笑みを向けて。

「どうだったのかな? 都会での暮らしは、それで得た成果は」
(92) 2021/08/10(Tue) 0:31:17

【人】 青嵐

>>74 花守

「いや〜照れます。モテ…ま、まぁ?そこそこ?みたいな。
っていうのは冗談だけど。なんか友達と遊んでたら3年終わってたんだよな。
あれ、俺の青春?みたいな。
花守のねーちゃんこそインテリになっちゃって」

気づいたら受験生であった。実際やばい。

「え、そっちじゃないって、あー…んー。
一番最初に声かけてくれたじゃん。あの時の言い回し?
とあとはなんかオーラ?」

身も蓋も無いが実際ピンと来てしまったので言い表しようがないのだ。
これで勘弁してくれと言わんばかりにへらりと笑って誤魔化した。
(93) 2021/08/10(Tue) 0:34:34

【見】 天狼の子 夜長

>>76 清和

自身の方の違和感に気が行ったようで、違和感らしい違和感はそれほど覚えなかった。あとで思い返せば、思うことはあるやもしれないが。

「瑠夏……ああ、お母さまが国外の方の…イタリアでしたっけ?、
 の、息子さん。……雪子さんは、ヤンチャボーイズのひとり…
 …みたいに言っていて。悪いものではなかったと思います」

 都会に興味がバチバチにある雪子は、清和が幼少に持ち込んだ都会の遊びや物に興味津々で絡みに行っていたことだろう。女の子にも許せる範囲のワルを一緒にやったこともあるかもしれない。少なくとも、雪子から話される清和の印象は、夜長が今言った通りだ。

「母さん──雪子さん、は家族です。
 今は夜長だが、結婚前は時任だった。
 こちらは、
毎夏帰って来ていて
……でも去年は雪子さんだけで。
 今年は一緒にと言っていたのに、先に帰ってしまったらしい」

 無表情を崩さないながらも、困った雰囲気(と、若干の拗ねた様子)は感じ取れただろう。

「見かけたら知らせてほしいです。
 それか、雪子さんに家に顔を出すように伝えてほしい。
 うちにも帰って来ていないんですよ、母さん」
(@3) 2021/08/10(Tue) 0:38:07

【人】 夕凪

>>66 卯波

「ありがとう、なんだか照れちゃうね。
 ほかの写真も少し見せてもらっていいかな?」

 だめ? とねだるように小首をかしげ。
 あなたの言葉に小さく笑いをこぼした。

「お世辞じゃないよ、でも懐かしさ補正があるのは認めちゃうかも。
 小さかった子達が本当に背が伸びてさ。
 見違えたのは添木くんだったね。
 高校生だったお兄さんたちも、なんかあんなに大きくなっちゃって。
 少し浮かれてしまって有名人に会ってる気分になってるの」

まるで年頃の女の子のように頬を染めて笑っているが、誰かを特別に見ているかと言えばそうでないようで。
懐かしいのに、遠くにいってしまったもののように心は凪いでいた。
(94) 2021/08/10(Tue) 0:39:42

【人】 清和

>>91 御山洗

「ああ、久しぶり。アキラ……あの頃よりも大きくなったか?」

懐かしい顔に声をかけられて、そちらを向き巨体を見上げた。
久しぶりに見たせいか、それともこの10年の歳月で積み上げたものがそうさせたのか、記憶の中の姿よりも逞しいように見えた。

「変わったと言う子もいるけどな。俺は俺だ。あの頃も今もな。
 スイカか……いいな。呼んでくるよ。集めたら俺も手伝おうか」
(95) 2021/08/10(Tue) 0:39:44

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>84 御山洗

「彰良兄、膝は流石に言いすぎだって〜!!」

 そんなだったらモモチ、100cmも無いじゃん!
 なんて、心底おかしそうに笑って言った。

「えっとね、呼子お姉は部活の用事で来れなくなっちゃったって。
 みんなに会いたいから行こうって言い出したの呼子お姉だし、
 ほんとは一緒に来るはずだったんだけど…
 急に用事あったの思い出した〜ってドタキャンして
 悪いけどモモチだけで行って来て、だってさ〜!!」

 言葉の通り、快活な姉の姿は近くには無い。
 百千鳥もそこまで腹を立てているわけではないようで、
 非難がましく口を尖らせてはみても、声色は冗談めいたものだ。
(96) 2021/08/10(Tue) 0:40:04

【人】 花守

>>92 清和
「ええ、まあ、ぼちぼちです。
 私もそろそろ顔を出していいかな、と思って10年ぶりに」

 あの頃はよくお世話になりました、と会釈をして。

「ルカさんは、今はどうしてらっしゃるんですか?」

そういえば、自分は自分に精一杯で、結局貴方の進路等を聞いたことなかったなと、今の貴方は幸いなのだろかと気になって。
(97) 2021/08/10(Tue) 0:41:47
清和は、全員に「スイカを切って食べるから、おいで」と告げてまわった。
(a20) 2021/08/10(Tue) 0:43:14

夜長は、清和の声にもらっていいのかな?、と逡巡したが、結局御山洗の所にもらいに行った。スイカだ…!
(t4) 2021/08/10(Tue) 0:46:10

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>81 清和

「言ったね清和!
 えーっとなんだっけこういうの、
 そうだ、言質取った!」

 おバカなくせにどうしてこういう事だけ知っているものか。
 意気揚々と口約束をもぎ取って、
 嫌でも今度は何も言わずに居なくならないでよね、なんて
 悪戯っぽく笑って手を振った。
(98) 2021/08/10(Tue) 0:46:19
百千鳥は、スイカを眺めてウキウキワクワク。
(a21) 2021/08/10(Tue) 0:49:59

卯波は、「スイカだ〜〜〜!!」
(a22) 2021/08/10(Tue) 0:53:11

【人】 おかえり 御山洗

>>95 清和

「背はどうかな……仕事が仕事だからいつまでもヒョロいままじゃいられないかなって。
 なんだかんだ体力勝負だし、あ。料理、修行してたんだ、向こうで」

清和が相手だと、学生陣と比べると見下ろす方も首が痛くならない。
十年経っても彼は自信一杯で前を行く、幼馴染の一人だと感じた。

「助かる。今年は結構たくさん集まったみたいだし。
 俺が来てないだけで毎年こうだったのかな」
(99) 2021/08/10(Tue) 0:53:24
御山洗は、まるまる大きなスイカを切っている。「お腹壊さないようにな」
(a23) 2021/08/10(Tue) 0:54:05

夜長は、御山洗の言葉に、こっくり頷いた。
(t5) 2021/08/10(Tue) 0:55:25

【人】 おかえり 御山洗

>>96 百千鳥

「ほんとだって、呼子ちゃんに連れられたときはそれくらいだったんだよ。
 茜ちゃんに引っ張られたりしたっけな……」

捕まえるのも一苦労なくらい小さかった頃の彼彼女らを思い出す。
あの頃はどちらも女の子みたい、男の子みたいなんて揶揄されていたっけ。

「そうなんだ、お姉さんがいないと寂しいだろ。
 何か困ったことがあったら俺とか、大人の人に言うんだよ」

あの頃より大きくなったとはいえ、自分たちから見ればまだ十代の子供だ。
ぽんぽんと、分厚い手が払うように頭を撫でようと伸びた。
(100) 2021/08/10(Tue) 1:01:14
御山洗は、夜長に苦笑した。「大人も気をつけましょうね」
(a24) 2021/08/10(Tue) 1:01:46

【人】 花守

>>93 青嵐
「オーラ?
 なぁんだ、そんなもんかー、実は初恋の人でした〜、とかだったら面白かったのに。
 プ、冗談だけど」

食べ終わった串を弄ぶ。

「でも高校を遊んでばっかで消費するには惜しいぞー、さっさと大学決めて残った時間で彼女の一人でも作りなよ?
 進学したらどうせ別れることになるだろうけど、高校のうちでしかできない事って一杯あるんだから、後悔するぞしょーねん」

余計なお世話か、どうしたって満喫しているなら今が一番だし、後悔するかどうかも卒業してみないと分からない事だから。
(101) 2021/08/10(Tue) 1:04:04

【人】 清和

>>97 花守

「ぼちぼちか。
 それじゃ、詳しい話はまた後でじっくり聞かせてもらおうか。
 10年もあれば、積もる話もたくさんあるだろうしな」

この場で話すには、お互いに落ち着かない部分もあるだろう。
詳しい話はまた後でと伝えれば、こちらの事を問われて。

「……俺かい?
 そうだな、日本のため、世界のため、日夜働いていると言っておくよ。
 ま、仕事は順調とは言い難いかもしれないけど。腐ったりせずにな」

具体的なことは言わない。嘘か本当かもわからないような答え。
どうにも真意が読みづらく捉えどころのないのも、昔から変わっていない。
(102) 2021/08/10(Tue) 1:04:33
夜長は、御山洗の言葉にまた、こっくり頷いた。
(t6) 2021/08/10(Tue) 1:05:04

清和は、御山洗を手伝いに来た。一緒にスイカを切っている。
(a25) 2021/08/10(Tue) 1:05:31

【人】 四角形の記憶 卯波

>>94 夕凪

「勿論、俺の写真で良ければ!
 いっぱい撮れるようにメモリ空けてきたので、
 まだあんまり撮れてませんけどね……」

一度大きく頷いて、
カメラをちょいちょいと弄る。

 田舎特有の爽やかな夏空の景色に、
 帰省してきた人たちの様々な表情、
 悠々と道脇を闊歩する野良猫まで。

あんまり撮れてないという言葉とは裏腹に、
既に結構な思い出の詰まった写真達が、
カメラの内側に写ることだろう。

「そうそう、添木兄さんは最初会ったとき分からなかったです……写真でしっかりと外見を覚えてたのに、それが仇になるなんて。

 昔からの知り合いに、久しぶりに会うとやっぱり舞い上がっちゃいますよね!」

わかるわかる!だの、歳若さを滲ませる相槌を打ち。
波打つ心は、今にも走り出してしまいそうだった。
(103) 2021/08/10(Tue) 1:08:05
巡査部長 鬼走は、メモを貼った。
(a26) 2021/08/10(Tue) 1:18:13

【人】 音楽家 宵闇

>>73 清和

「"怒られるのはお前だけでいいんだよ。ばーか"」

あの頃より幾分気の抜けた、というよりは気だるそうに笑う。

昔そう言って、バックレようとしたことが何度もある。
『鬼』には、普通に捕まっていたけれど。

「あー……なんか思い出してきた」

「あれはなー……若気の至りってやつだよ。
 ……もう、ガキじゃないんだ。
 お前はなんか、全然変わらないね……」

「まあ、でも俺はさ、順調だぞ
 音楽に関してはな。プロになった」

苦笑いひとつ、ギターを鳴らす。
自分よりも都会をよく知る清和が教えてくれた楽器だ。
今までプロになったことを連絡した人はほぼいない。
10年前は、気合十分だったにも関わらずだ。
驚かせたかったのだろうか。
今は対抗心のかけらもない。それはプロになったことの余裕か。

「そういうお前は今なにしてんの」
(104) 2021/08/10(Tue) 1:19:33

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>100 御山洗

「ええっ、そんなに?
 モモチ、もうちょっと大きいつもりだったんだけどなぁ…」

 つもりで身長が伸びたら苦労はしないのである。
 小さな百千鳥は女の子みたい、なんて言われても
 周りに可愛いと持て囃されるなら喜んでいただろうけれど。

「……へへ!うん、ありがとう彰良兄!
 やっぱりみんな、昔とそんなに変わんないね!」

 頭に伸ばされた手を受け入れて、また一つ笑う。
 どんなに見た目が変わっても、みんな優しさはそのままだ。
(105) 2021/08/10(Tue) 1:20:43
宵闇は、スイカを切ってる御山洗と清和を応援してる「がんばれ〜」手伝わない
(a27) 2021/08/10(Tue) 1:21:04

清和は、宵闇を「そんなことしてるからモテないんだぞ」と煽った。真偽は不明だ。
(a28) 2021/08/10(Tue) 1:26:44

御山洗は、「翔も食べなよ」とスイカを差し出した。
(a29) 2021/08/10(Tue) 1:30:49

宵闇は、「俺はモテモテだが……?」真偽は不明
(a30) 2021/08/10(Tue) 1:31:50

百千鳥は、モモチはモチモチ…と言いたくなったのを我慢した。
(a31) 2021/08/10(Tue) 1:34:01

【人】 おかえり 御山洗

>>105 百千鳥

「すぐに大きくなるよ。って、もう大きいか。
 スイカ切ったから、みんなと食べておいで」

昔からこういう格好をしている男の子という印象があったから違和感はないけれど、
言葉の端々の機微はどんな姿を望むかというところまでは届かなかったかもしれない。
風にのって爽やかな甘味の匂いが運ばれてくる。
夏の盛りは、楽しめるものがいっぱいあることだろう。
(106) 2021/08/10(Tue) 1:36:33

【人】 音楽家 宵闇

>>78 御山洗

「……おっと、スイカ……は無事みたいだな。
 俺もこの暑さで、ちょうど食べたいと
 思っていたところだった、やるな〜」

スイカが配られる頃には遠慮なくもらって、木陰に避難するだろう。……この男は結構なめんどくさがり屋だったので手伝いはしなかったが。
昔はもう少しやる気に満ち溢れていたかも。

「アキラは全然かわんないなぁ……安心した。
 "アイツ"も大概だったけど」

清和のことだ。

「まあ、忙しいってほどじゃ。
 俺はそれなり……。お前はどう?」

プロになったことはまだ秘密だった。
(107) 2021/08/10(Tue) 1:39:41
宵闇は、スイカをもらい、食べた。人の切ったスイカはうまいな
(a32) 2021/08/10(Tue) 1:41:26

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>106 御山洗

「わっ、やった!」

 切り分けられたスイカを見れば、現金にもぱっと瞳を輝かせて
 誰かと食べるつもりか、それとも一人で食べるのか
 手頃なものを両手に一つずつ携えて行くだろう。

「彰良兄、ありがとう!」

 無邪気に喜ぶ姿は遠い記憶の中と変わらないまま。
 真っ赤に熟れたそれは、きっと夢のように甘い。
(108) 2021/08/10(Tue) 1:49:40
百千鳥は、御山洗から受け取ったスイカを一口齧った。甘くて美味しい!
(a33) 2021/08/10(Tue) 1:50:58

【人】 花守

>>102 清和
「それはまた、御大層ですね。
 でも、まあ……
 『良いこと』をしているのでしたら、それは何よりです」

柔らかく笑って。

「スイカ、切ってるみたいですね、私手伝ってきます」

ええ、ではまた後で、と御山洗の方へ向かっただろう。
(109) 2021/08/10(Tue) 1:51:40
花守は、スイカを配るのを手伝っている。
(a34) 2021/08/10(Tue) 1:52:09

【人】 夕凪

>>@2 夜長

「そんなにみて、どうしました?
 わかりました雪子おばさんにはそう伝えておきます」

 なんだか拗ねたようなあなたを意外そうに眺めた。
 そんな表情をする人だっただろうか、時々困ったような顔は見てきたのだが。

「……喧嘩、でもしているわけじゃないですよね?」
(110) 2021/08/10(Tue) 1:52:44
卯波は、「スイカだ〜〜!!」(二度目)
(a35) 2021/08/10(Tue) 1:54:48

【人】 おかえり 御山洗

>>107 宵闇

「無事じゃなかったら、今頃学生たちの非難の的だったかもね。
 小川で冷やしてきたんだ、こういうの都会じゃ出来ないしさ」

懐かしいよな、なんて言いながらさくさくとスイカを切り終える。
果汁のついた手をタオルで払うと、同じようにスイカを食べ始めるだろう。
冷えた果肉は歯ざわりもよく、不思議ととても甘く感じる。

「そうだな。瑠夏も変わらないし、やりとりを聞いて懐かしくなったよ。
 離れてても、みんな元気してるんだなって……しみじみしちゃったな」

みんなに挨拶して回る人気者の姿は、村に新しい風を持ってきたときのようだった。
ああして話しかけている様子も、それを揶揄しながらなんだかんだ一緒にいる様子も、全部懐かしい。

「俺はぼちぼち。
 ……あれ、でも。翔はデビューしたんだろ?」
(111) 2021/08/10(Tue) 1:57:24

【人】 夕凪

>>83 百千鳥

「そうね、一人で来た仲間ね。一緒に遊び倒しましょう。
 ちょっとぐらい羽目を外しても怒られないわ。
 モモチくんも遠くないわ。高校生活もあっという間。
 大変だけど楽しいこともいっぱい。
 とても充実してて素敵な生活を送っているの」

 偽りのない言葉に励ましをかけるたびに歳の差をちょっと感じる。
 早い話だったかもしれないが、将来を不安がらせる内容など一つもいらないだろう。これからも明るく楽しく過ごして欲しい気持ちは変わらなかった。

「私も同じよ、夜凪もきっと同じ事を言う……でもちょっとしんみりしちゃった。
 気を取り直して、ほかの話でもしましょう。
 今日は泊まるところはどこの予定なの? 私は民宿か、――……誰かとお話できたらと訪ねる先を探しているところよ」
(112) 2021/08/10(Tue) 2:04:38
夕凪は、スイカ……もらっちゃっていいのかな、とそわそわした
(a36) 2021/08/10(Tue) 2:08:04

清和は、夕凪に「遠慮しなくてもいいよ」と、切ったスイカを差し出した。
(a37) 2021/08/10(Tue) 2:11:12

百千鳥は、夕凪に片手に持ったスイカを差し出した。一緒に食べよ?
(a38) 2021/08/10(Tue) 2:11:29

百千鳥は、被ったのですっと引っ込めた。モモチ食べるからいいもん…
(a39) 2021/08/10(Tue) 2:12:00

卯波は、モモちゃんはえらいねえと褒めた。
(a40) 2021/08/10(Tue) 2:17:43

百千鳥は、褒められたので得意げな顔でスイカを齧っている。シャクシャク
(a41) 2021/08/10(Tue) 2:20:37

【人】 夕凪

>>103 卯波

「用意周到ね……どれどれ。
 わあ……・! きれい、それに、被写体が素敵。
 これは、さっき撮ったのね。
 あ、この角度で見える木は知ってるわ。
 昔木登りして落ちたところを青嵐に笑われたのよ、女の子に失礼だと思わない?」

 やんちゃをしていたのはどこの女子も変わらないようで。
 特に彼女は双子の弟と一緒にどの年代の子供達とも縁を持っていたのがわかる。

「そうよね。みんな……卯波くんは今日会えたらいいなとか思っていた子はいるの? 仲良かった子とか気になるなあ」
(113) 2021/08/10(Tue) 2:21:28
夕凪は、清和からもらったスイカを嬉しそうに見て笑った。モモチくんもありがとう、一緒に食べようね
(a42) 2021/08/10(Tue) 2:23:05

【人】 巡査部長 鬼走

目覚めた時間から長く経ってもこの空気感と感傷が掻き消えない事に晴朗な感覚が身に染みる。

一つ覚えた引っかかりは朝早い時間に訪れたにもかかわらず慈姑が見当たらなかった事だが、初日ならば周りの家に多少聞いても違和感のない返答によりそれ以上の何かは覚えなかった。

「騒がしいな。俺が高校の時とそう変わらんのも相当だ」

騒がしさが響く集まりに、緊張の様子もなく遅れて顔を出した。
(114) 2021/08/10(Tue) 2:25:36
鬼走は、洒落た土産はどうせあいつらが持って来てるだろうからいいだろうと思った。
(a43) 2021/08/10(Tue) 2:26:26

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>112 夕凪

「うん、みんなでいっぱい遊びに行こ!
 昔みたいに、一緒にいろんなとこ行こうね!」

 姉もあっという間だったと言ってたな、なんて思い返しながら
 これから田舎で過ごす楽しい日々に想いを馳せた。
 皆で遊んだあの場所は、今も懐かしいままだといいな。

「えーっとね、薫兄のところに泊まるんだ!
 夕凪姉は知ってたっけ?慈姑さんちのすぐ近くのとこ!」

 それから宿泊先を訪ねられて、素直にそう答えた。
 つい先程までど忘れしていた気がするけど気のせいだ。
(115) 2021/08/10(Tue) 2:31:03
清和は、百千鳥に小さく謝って。「少し出しゃばりすぎたかな」と、苦笑いした。
(a44) 2021/08/10(Tue) 2:32:58

【人】 清和

>>104 宵闇

「"そうはいくかよ。お前も道連れに決まってる"」

なんてな。と、あの頃の再演をしながら楽しそうに笑う。
こんな風に気安い仲になる前は、ささいな諍いを起こしていたものだ。

「俺は俺だよ。あの頃も、今もな。
 ふふ、全然変わらないように見えるんだな、お前には」

「へえ……なったんだな、本当に。
 流石だな、カケル。おめでとう」

ギターを鳴らす音、その余韻が消えるまでのわずかな時間。
少しだけ宵闇の姿が10年前のものと重なったように思えた。

わかりやすく驚いているようには見えない。
あなたが順調な人生を送れていることがとても嬉しいようだった。
ぱちぱち、と小さく拍手を送りながら祝賀会でも開こうか?
なんて、提案をしてみる。もう、酒が飲めない歳でもない。

「俺か? ……正義の味方」

はぐらかすような答え。
これも清和の変わらないと言えば、変わらないところで。
嘘か本当かはわからないようなことを言うのも相変わらずだが。
"イタい"と言われそうなことをサラっと言えるのも相変わらずだ。
(116) 2021/08/10(Tue) 2:33:50
百千鳥は、清和の謝罪に「今回だけだかんね」と冗談めかして笑った。
(a45) 2021/08/10(Tue) 2:38:32

【人】 夕凪

>>114 鬼走

 新しい足音が訪れ長い影がさす。
 声は何度も聞いた硬くて丁寧な音をしていて、
 胸が高鳴るのを感じた。

「おにいちゃんっ、ようやく会えました。
 何年ぶりでしょうか」

 鬼走の再会に喜び笑うのは。
 何度もあなたの帰りを待った。 
 少女の面影を残したままの双子の片割れだ。

「あ……。
 あはは……もういい歳ですから鬼走さんでしょうか。
 こうして顔を合わせるのは久しぶりで、ずいぶんとはしゃいでしまいました」
(117) 2021/08/10(Tue) 2:55:06

【人】 四角形の記憶 卯波

>>113 夕凪

「ふふ、俺にはこれしかありませんから。
 来る途中に撮ったものがほとんどですけどね?

 ああ、この木。俺もどうにか登れないか頑張ってた頃があったなあ……時任兄さん姉さんはするする登ってたし。
 瞬兄は悪く言えばデリカシーが無くて……良く言えば裏表がないから、仕方ないですよ」

俺は転ぶどころかある程度の高さすら行けなかったなあ、今ならもしかしたら、などと独りごちて。

「会えたらいいな、って子かあ。
 それこそ瞬兄や晶兄に涼兄……

 一個上のお兄ちゃん達は面倒見てくれたし、
 やっぱりまた会いたいかも、です。
 気づけば年上のひとたちとばっかり関わってたなあ……」
(118) 2021/08/10(Tue) 3:04:56

【人】 夕凪

>>115 百千鳥

「涼風くんのところなんだ!
 お家は知っているよ、私も昔よくお邪魔したの。
 見かけたら声かけたいな……、絵を描くの上手になったぞ〜って見せたくてね」

小さな頃からお絵描きが好きだった夕凪はいろんな人に絵を描いては褒められるのを喜んでいた。
あなたも被写体になったことはあるだろう。
夕凪は風景、夜凪は人物画が得意だったそうだ。

「やりたいこといっぱい、モモチくんも落ち着いたら描かせてくれるかな?」
(119) 2021/08/10(Tue) 3:25:30

【人】 巡査部長 鬼走

>>117 夕凪

「10年振りくらいか。気の利いた土産は今回は持って来てないぞ」

16年前は彼女と双子の弟は8歳だったか。差がそれ程あれば以降年に一度しか返ってこない愛想のない男を律儀に毎年待っていてくれた彼らの事は当然覚えている。リクエストを受けた土産が一年後になるので覚えられていなかった事すら今ではいい思い出だ。

「お前が平気なら気にしない。好きに呼べ。
元気な顔を見せに来ただけで充分だ。夜凪も元気か」
(120) 2021/08/10(Tue) 3:37:00

【人】 夕凪

>>118 卯波

「ふふふ、あのときは一回り私たちの方が背が高かったから。
 もう、身長超されちゃったんだ。
 ……夜凪とも同じじゃなくなっちゃったの、少しさみしい」

 一緒に遊んでいた年代が近かった彼ら。
 少し離れた双子も加わって大人数だったり、たまに誰がかけていても気にせず遊んだり。
 きらきらしていて、懐かしい日々は同じように持っていた。

「私と似てる、弟がいっぱい遊んでもらっていたから。
 女の子はおまけだったかなって不安で、覚えてるか…って。
 でも卯波くんと話して元気もらっちゃった。
 もっと写真増えたら、また見せて欲しいな」
(121) 2021/08/10(Tue) 4:12:40

【人】 夕凪

>>120 鬼走

「同じですよ、私だって。
 ――こうして顔が見れたのが一番のお土産になります。
 あっ、ええっと…、はい…・。 お言葉に甘えますね……。
 お、お兄ちゃんが元気そうでよかった。
 私たちも身長の差はあるんですが、似たもの姉弟のままです。
 それで、夜凪は」

 また、とまる。わずかに近所では目立っていた双子。
 片割れがいないことを気にしすぎては皆に気を遣わせてしまう。
 努めて、笑みを携えたまま返すのは大人扱いをされるようになってから慣れてきた。

「夜凪は、大学の課題が忙しくて私だけきたんです。
 元気、ですよ。これなかったのをさみしく思ってるに違いありません。
 一人でも羽を伸ばして……過ごすつもりですから、お兄ちゃんもゆっくり過ごしてください」 
(122) 2021/08/10(Tue) 4:22:20

【人】 巡査部長 鬼走

>>122 夕凪
「なら同じか。お前が笑顔が見れたのが一番の土産だ。
職場では叫ぶ事が多い。その点此処は楽でいい」

僅かに止まるのを見やる。職業上見逃さないのもあるが、散々見てきた双子だ。彼女が姉として振る舞いを頑張る姿を好ましくも思い、心配にも感じた当時を思い出す。

「夕凪」

掌で拳を作り彼女の頭に撫でるわけでなく、ただ軽く置く。問い詰める様子でもなく一つの助言めいた伝え方をする。何もなければいい。それで終わる。ただ実際の身長より背伸びが見えたので淡々と述べる。

「此処でまで作らなくていい。何かあれば言え」
(123) 2021/08/10(Tue) 5:13:49

【人】 巡査部長 鬼走

>>@0 夜長
「和臣」

独りでいたいとも、関わりたくないと言う訳でもない絶妙な距離感。10年振りの面子と違い別段久しぶりというほど間も空いていないその後ろ姿が誰か。思考せずともわかる。何処か心細げとまでは言わずとも、迷子のように見える男を励ますように軽く背を叩いたつもりだが、思ったよりも力強くなったかもしれない。

「一人か。雪子に置いていかれでもしたか。旦那をそこの年齢をやや越えすぎてる虫捕り少年と同じように昆虫採集に勤しむとは……いや、絶対に無いと言い切れないのが怖いな」

思い出す度に色々と昔、彼の嫁もとい村の妹分が力強い性格だったことを思い出して、冗談が冗談にならないとやめた。
(124) 2021/08/10(Tue) 7:36:23

【人】 おかえり 御山洗

>>114 鬼走

放射状に切られたスイカを皿の上にころころと並べてその横には大祓の店のラムネが鎮座する。
真夏の風流の絵図めいた一角を作っていた男は、懐かしい声にぱっと顔を上げた。

「雅也さん、来てたんですか。
 もう俺たち年長の頃の人は、難しいと思ってたんですけど」

簀垂れがかった前髪の下で、なんだかむずがゆそうな笑みを浮かべた。
自分たちより歳上なのは鬼柱や夜長くらい、後は村に居着いてる人が多かった。
或いは他所に家庭を持って、なかなか盆でも帰るのが難しい人ばかりだ。

「来てくれて、よかったです。雅也さんもスイカどうですか」
(125) 2021/08/10(Tue) 8:08:29
御山洗は、クーラーボックスからラムネを出して並べた。
(a46) 2021/08/10(Tue) 8:08:50

【人】 巡査部長 鬼走

>>125 御山洗
「昔から一番顔を出していたのは誰だと思ってる。
まあ実際は逆でな。上の偉い方が優先で休みを取るから昔の方が今よりも難しかった。最も今年はここまで揃うとは思っていなかったがな。……」

何とは言わない。一瞬、添木と清和を目で追うも、まあいいとばかりにすぐに視線を御山洗に戻した。今にして思えば、毎回お盆に帰省ではなくずれた日程が多く、必ず毎年ではなく数年に一度だった事もあった事を覚えているかもしれない。

「こっちの台詞と言っておこうか。
俺はこの数相手に料理を捌く気力はもう無い年なもんでな。
ああ、貰う。ところでラムネは今の奴らは開けられるのかこれ」

10代勢に視線を移す。職場ですら開けられないと言ってる人間に会った事があるので様子を見つめている。
(126) 2021/08/10(Tue) 8:51:51
鬼走は、塩がないな。とぼやいた。
(a47) 2021/08/10(Tue) 8:52:58

【見】 天狼の子 夜長

>>110 夕凪

「いや、少し不思議な気分だなと。…ああ、お願いします」

 片割れがいないことを指してだろうか。それにしては夕凪だけに視線が集中していたが。

「喧嘩なんて。するようなこともないと思う。
 ……知らなかったら、知らないことにはなってしまうが」

 先の拗ねた様子も、この不安げな様子も、普段の彼は滅多にしないものだった。雪子の行方が知れていないことが原因だろうか?
(@4) 2021/08/10(Tue) 10:33:03

【見】 天狼の子 夜長

>>124 鬼走

思いの外びっくりしたらしい。肩が跳ねた。

「雅也さん」

 迷子のよう、という印象はあながち間違いではなかった。普段の彼からすれば、ずっと不安げにあなたの名前が呼ばれる。

 一人か。置いていかれたか。こくり、こくり、ゆっくり続けて頷いて。それからもうひとつ頷いた。何事もなければ、本当に虫捕りをしているかもしれない。

 実際、今この場に雪子が居たら、一通りの挨拶の後に全員を巻き込んで虫取り大会が行われていてもおかしくない。雪子は都会への憧れが強かったが、ここでのこともめいっぱいたのしむような女の子だった。


「もしかしたら、結構そういうところにいるのかもしれない。
 そういう、ここだけの場所。
 ……晴くん達を置いて、一人で帰ってくるくらいだから」
(@5) 2021/08/10(Tue) 11:01:08

【人】 おかえり 御山洗

>>1:126 鬼走

「すみません、そうですね。俺がまばらにしか来てなかっただけかな……。
 なんだか妙に久しぶりというか、懐かしい感じがするんです」

心境に変化があったり一念発起というわけでもないけれど、やけに胸の暖かくなるものがある。
同じように随分変わった(と周りから聞いた)添木と、変わらない清和。
記憶の限りよりもずいぶん大きくなった子どもたちと比べると、目の前の彼も変わらない方だ。

「あ、そうか……年少の子どもたちでも、――……むかし……じゃなくて。
 駄菓子屋で自由にお小遣いが使えるより前に離れた子も多いですもんね」

それもそうだと返しかけたところで、何かがちくりと頭の内側を指したような感触があった。
おかしなことは何も言ってはいないはずなのに。
(127) 2021/08/10(Tue) 11:12:35
夜長は、並べられたラムネ瓶たちに視線をやった。お菓子売り場にあるラムネ菓子の容器の大きいやつだ……。
(t7) 2021/08/10(Tue) 11:16:24

【置】 学生 涼風

拝啓

 蝉しぐれの降り注ぐ夏の盛りとなりました。年々夏の暑さに磨きがかかっているように感じますが、そちらではお障りなくお過ごしでしょうか。
 さて、唐突ではありますが、この度私は貴方へとこうして筆を執ることにしました。
 このような堅苦しい雰囲気の文面になってしまう事、どうかご容赦いただきたく。紙を挟んで貴方と向き合い、胸の内に秘めるこの気持ちを綴るとどうしてもこのような形となってしまうのです。

(中略)

 略儀ながら、書中をもちましてお見舞い申し上げます。

敬具 

  20××年 8月××日
涼風薫 
(L0) 2021/08/10(Tue) 11:19:50
公開: 2021/08/10(Tue) 12:00:00

【置】 おかえり 御山洗

後ろめたさに嘘をついた。隠さなければならない理由なんてないのに。
本当は、帰ってくるのは十年ぶりだ。
元より土地に縁あった父が居なくなってからは、ここに帰るのを忌避していた。
母が心を痛めるかも知れないから。要らぬ心配をかけるかもしれないから。
思い出もない母の実家に帰っては、居心地の悪い思いをしていた。
誰が悪いというわけでもないのに。迎え入れようという空気は感じていたのに。
どうしても望遠するような距離感を感じて、いつも愛想笑いをしていた。
本当は、帰って来たかったのはこの場所なのに。
(L1) 2021/08/10(Tue) 11:43:30
公開: 2021/08/10(Tue) 12:00:00

【人】 四角形の記憶 卯波

「せっかく田舎に帰って来たんだし、
 近くの川に涼みに行きたいなあ。

 一応水着は持ってきたけど……川遊びするくらいなら必要ないっか。景色も撮らないといけないしね」

愛用のカメラは防水仕様でばっちり。
記憶を頼りに、川のあるであろう方角へ歩いていく。
(128) 2021/08/10(Tue) 11:44:34

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>57 うな
「ちなみに染めてたらどんな色だったのさ、金?
 あたしは卯波の髪色好きだけどな」

地毛でそれって羨まし〜、と明るめの髪色を見て。
真っ黒だった自分と比べるとブリーチも必要なかったりするのかな、と思った。

「2年経ったらほとんど大人みたいなものだろうし、流行りも変わるからまた髪色とかファッションとかも変わると思うよ〜?
 今のこのあたしが貴重になっちゃうかも」

いっぱい撮りな〜、と写真自体には凄く乗り気でいる。ピース。

「しっかし卯波は昔から写真好きだね、もう10年以上やってるでしょ?ベテランじゃん」
(129) 2021/08/10(Tue) 11:45:18
竹村茜は、ラムネだ!と嬉しそうに瓶を手に取って、慣れたように飲み始めた。
(a48) 2021/08/10(Tue) 11:48:56

【人】 四角形の記憶 卯波

>>121 夕凪

「そーいうの、よく分かります。寧ろその点だと、
 俺はずっと、ずっと──寂しかった側ですから」

向いてる方向は違えど、歳の差、成長の差で、
思うことはほとんど同じで。
困ったように眉を下げ、だが口角は上げたまま。

「少なくとも俺は、時任姉さんのこと、おまけだなんて思ったことなかったですよ。
 あの頃の思い出、それを作る一人一人が全部大切で、だからこそ形に残せるようにカメラを構えてるもので。

 帰省してる間いっぱい撮りますから……また感想聞かせてくださいね!」
(130) 2021/08/10(Tue) 11:57:47

【置】 学生 涼風

 家か、或いは関係者に渡したのか。
 手触りのいい和紙の便箋がとある人宛に送られた。

『髪置くん元気?私だよ。涼風です。
 帰省していると聞いたよ。10年ぶりだね。

 久しぶりに話がしたいな。アイスでも食べてさ。ところで、おすすめのアイスとか知らない?大祓さんとこのお店で買ってきてほしいな。私の分も。
 公園かどこかにいるから、よろしくね。待ってます。

追伸
濡れてもいい格好してきてね』

 ほっそりとした字で、ありとあらゆる無茶振りが書かれている。
 文章の内容に従うも従わないも自由だ。そもそも、虫取りに励んでいる貴方はいつ気付くだろうか。手紙を書いた人物は、きっとどう転がるか分からない結果さえも楽しみにしているかもしれないが。
(L2) 2021/08/10(Tue) 12:05:13
公開: 2021/08/10(Tue) 12:10:00

【人】 学生 涼風

 遡ること数時間前。
 実家に着いた少年は、和室の真ん中にその身を投げ出していた。い草の青々とした香りの上を、すらりと伸びた手足が我が物顔で乗っかっている。

「…………」

 赤本を取り上げられた。折角服と服の間に隠して持ち込んだのに、祖母もまた父方の親族たちと連絡を取り合っていたのだろう、自分が勉強しようとする姿を見て笑顔で手を伸ばしてきた。実は、もう一冊持ってきていることは内緒だ。

「……………………………………………………………………………………暇だ………………………………………………」

 そう、暇だった。都会に引っ越して暫くしてから、ずっと勉強するだけの毎日だった。勉強以外、何をしたら良いのか分からない。
 ころりと寝返りを打つ。日に焼けていない真白の肌に畳の目がくっついているのがなんだか面白くて数えていたが、その数が十もしないうちに飽きてやめた。

 縁側から聞こえる蝉の唄。肺に流れてくる畳の匂い。肌にまとわりつく熱気。今となっては田舎暮らしよりも長くなってしまった都会での生活から離れたのだと、あらゆる感覚がじわじわと事実を伝えてくる。そして。

「…………遊ぶか。それしかない」

少年はがばりと身を起こした。そうと決めたら早かった。
(131) 2021/08/10(Tue) 12:06:16
涼風は、家を飛び出した。その途中、物置が目に映る。
(a49) 2021/08/10(Tue) 12:07:37

涼風は、何かを見つけた。白いトートバッグに詰め込んで、持ち出して再出発。
(a50) 2021/08/10(Tue) 12:08:26

【人】 おかえり 御山洗

>>a48 竹村茜

「あ、茜――ちゃんはラムネ開けられるんだな。
 せっかくだし、わかんない子に教えてあげてもらっていいかい」

難なく開封する様子に声を掛ける。自分の知ってる姿と違って呼び方に惑ったけど。
記憶の中にある年少達の姿というと、男の子さながらに元気な茜の姿と、
それと相反するように女の子のような百千鳥の姿、同い年くらいに見える卯波の姿。
なんだか今の彼彼女らの風景とはまるで違っていて、少し吹き出してしまった。
(132) 2021/08/10(Tue) 12:08:26

【人】 インスピレーション 竹村茜

>>87 青嵐、編笠
「……そんなに怪我させてたっけ?
 まあ、追っかけまわしてすっ転ばせたり、チャンバラごっこしたりはしてたかもしれないけど」

懐かしいなあ、と当人は全く気にしてない風だ。
加害者とは勝手なものである。

「ふぅん…警察……凄いじゃん。泣き虫坊主だったアキラがねえ。おめでと、ってことは今年高校卒業?年上だったのも忘れてた。
 
 へえ?シュンも引っ越してたんだ。あたしがいなくなってちょっと後くらい?」
(133) 2021/08/10(Tue) 12:08:27
学生 涼風は、メモを貼った。
(a51) 2021/08/10(Tue) 12:09:15

【置】 インスピレーション 竹村茜

少女は、何でもない顔で話をしながら、すんなり受け入れられていることに驚いている。
村から追い出されたようなものなのに。
子供には関係ない問題だということなのだろうか。

婆ちゃんから隠れてしまったのも、拒絶されるんじゃないかと怖かったからだ。
本当は久しぶりに話したいことがあったのに。

――――ずきり、と胸が痛んだ。
(L3) 2021/08/10(Tue) 12:16:23
公開: 2021/08/10(Tue) 12:30:00

【人】 学生 涼風

 気だるい暑さもなんのその。蝉達の声をBGMに、少年は夏の空の下を歩く。
 きょろりと辺りを見回して、目的のものを見つける。広場か公園か、その辺りの──水道だ。

「……♪」

 海色の髪が上下に跳ねては軽やかに踊る。言葉にしなくてもその機嫌の良さが分かるだろう。
 持ってきていたトートバッグを水道の近くに置いた。かちゃかちゃと何やら複数の物がぶつかり合う音が鞄の中で弾けて消える。

 そのまましゃがみ込み、少年は何やら作業を始めた。気分はもう、10年前に戻りつつある。
(134) 2021/08/10(Tue) 12:22:23

【人】 清和

>>@3 夜長

「ええ、その認識で間違いありません。
 しかし、ヤンチャボーイズのひとり、ですか……
 はは、雪子さんこそ一番のヤンチャものだったように思えるのにおかしな話です」

少し歳上の彼女からの印象を語られて苦笑いする。
清和にとっての彼女は、4つも歳上だというのに一緒にワルをする同年代の悪友のようなものだった。
その割には都合良くお姉さんという立場を利用して、振り回されたりしたもので。時には宵闇や御山洗も巻き込まれることもあったかもしれない。

鬼走が高校を卒業して雪子が都会の高校に進学してからは、清和のヤンチャさは幾分か鳴りを潜め、年長らしく年下の面倒をよく見るようになったものだが、それでも雪子にとっての自分はヤンチャだったあの頃の清和なのだな思えば、おかしくなって笑みを溢すのを止められなかった。

「ああ、なるほど?
 そういうことでしたか……わかりました。見かければ、必ずお知らせします。
 あまり居心地はよくないかもしれませんが……和臣さんも、どうか、くつろいでいってくださいね」

拗ねたような雰囲気を感じ取って、少し微笑ましいような気持ちにもなる。
どちらかと言えば余所者のようで居心地の悪さを感じているような気もしたので、気遣うような言葉も添えて。
(135) 2021/08/10(Tue) 12:28:29

【人】 おかえり 御山洗

「……ふう。なんだか、何かしてないと落ち着かないな」

スイカを並べてラムネを並べて、そんな風に騒いでる内に近所の人がおにぎりを置いていった。
こんなに賑やかなのは久々だと、嬉しそうな顔をしていた。
帰郷を喜んでいるのは当人たちばかりではなく、迎え入れる側もそうなんだろう。
すっかり育ち盛りを甘やかす集会所となった中心から逸れて、斜面に腰を下ろした。
昔に戻ったようにはしゃぐ姿は、照り返す陽よりも眩しく思えて目を細める。

「帰ってきたんだな、本当に……」
(136) 2021/08/10(Tue) 12:49:01

【人】 青嵐

>>101 花守
「仮にそうだったとしても俺なら絶対言わねー!」

ケラケラと笑って流す。
初恋の人が誰だったのかは少年だけの秘密だ。

「まぁまぁ…まぁね。
でも高校でつるんでる奴らも大学行ったらちょっと疎遠になりそうだし、どっち優先するかだよなーとか考えたら、俺、大学デビューでいいんじゃね?みたいな。
まぁでも彼女諦めてる訳じゃないですけど。まだワンチャン狙ってますけど。
なんなら卒業式の日に告られるシチュとかも狙ってるから、俺。」

無駄に自慢げである。
(137) 2021/08/10(Tue) 13:07:34

【人】 四角形の記憶 卯波

>>129 竹村茜

「ふふふ、ありがと。勿論気に入ってるけど、
 やっぱり気分を変えるのも悪くはないかなって。

 金はいいね。一番とっつきやすいし!
 でも俺が思入れあって、染めるとしたらコレって思うのは……青や黒かも」

遠くを見やって青空の下、
その景色に、かつての自分たちを映すように。

「例えばランドセルも、明るい色より、
 青や黒の方が『男の子』っぽいじゃない?
 兄さんたちの髪色もそうで、憧れの色だったんだ。

 今はそれほどでもないけど、
 一つ選ぶとしたらそれだな、やっぱり」

視線を戻せば、
満足げにカメラを撫でて。

「大人。そうだね、今よりもっと変わっていくんだ。
 だからこそ今の姿を写真に収めておくと、後々見返すときに楽しかったりするんだよね。茜ちゃんとかもう既にすごいし」
(138) 2021/08/10(Tue) 14:14:08
天狼の子 夜長(匿名)は、メモを貼った。
2021/08/10(Tue) 14:16:02

【人】 夕凪

>>123 鬼走

「そんな、みんなとの再会でただ感極まって」

 淡々と告げる抑揚のない声が心地いい。
 強がりも隠し事も無意味に感じる。
 心配も、忠告も誰にでも平等そうで、なんだか。

「わ……私だけかっこよくないなー……と……」

 あの子だったら良かったのかなって。

「お気遣いありがとうございます。
 いつも二人でいたので正直寂しさを感じているぐらいですよ。他のことは全然っ!
 た、たった少しの短い間でも。
 頼りにしていますね、お兄ちゃん」
(139) 2021/08/10(Tue) 14:16:28
天狼の子 夜長(匿名)は、メモを貼った。
2021/08/10(Tue) 14:17:25

【人】 四角形の記憶 卯波

>>129 竹村茜

「でもね、今でも写真撮るのを続けるのは、
 その憧れを追いかけるため、なんだよ」

田舎で出会った一人一人のことを思い浮かべて。
想いを背負って、夢を追いかけて皆は成長して。
記憶はいつも、四角形の枠の中に収まっている。

それをいつまでも収めたいから。
『内緒だよ?』と、少年は薄く微笑む。

「田舎に帰ってきてよかった。
 ……って、言うにはちょっと気が早いかな?

 でもまたみんなと会えるのは、やっぱり嬉しいよ」
(140) 2021/08/10(Tue) 14:18:15

【人】 音楽家 宵闇

>>80 卯波

「俺は写真には詳しくないが
 便利というとやっぱり、

 ……俺が数倍色男に撮れるとか?」

はいチーズ! 無駄にかっこうつけた
黒づくめの男が四角形に切り取られる。

「にしても俺に負けないくらいか
 ……はは、そりゃあ、楽しみだなー……。
 背もいつか追い越されるかな……」

手を伸ばす、ちょうど撫でやすい位置にあるから
そう言わんばかりにそのまま頭をぽん、ひと撫でする動き。

「いいね、その夢に満ち溢れた瞳。
 その意気でがんばりたまえよ、若者よ……」

なんだか10年前昔プロを目指すのに燃えていた
自分をみているようで、懐かしかった。
(141) 2021/08/10(Tue) 14:24:47

【人】 夕凪

>>130 卯波

「寂しかった……側?
 そう、そうだったのね、ごめんなさい。
 昔の私たちに反省させておくわ?」

 もしかしたら、まだゆっくりとその差は開いていくのかもしれない。
 いつか大人になってようやく気にならなくなる溝は……大きくて時々切なく苦しくなる。
 写真の中に閉じ込められているのは笑顔だけではない。

「うん。楽しみにしているねっ、卯波くん」

 面白い景色、楽しそうな景色、物悲しい景色。
 レンズの向こう側の世界は―――きっと美しい。
(142) 2021/08/10(Tue) 14:42:57

【人】 音楽家 宵闇

>>111 御山洗

「いいねえ。都会でできないことを
 10年ぶりにやりつくすってのもいいかもな

 原っぱで昼寝とか……あぜ道で昼寝とか?
 えーと、……セミを大量につかまえて
 セミアンサンブル会を行うとか?」

全部冗談だ。男は田舎で暮らしてきたくせ、虫が苦手だ。
スイカを頬張る、みずみずしくて甘い果実が喉を潤す。

「こうしてスイカ食ったのも久々だな〜……
 いやあ、田舎の空気に当てられて気分まで昔に戻りそうだ」

「……って、アレ、デビューしたのバレてた?
 驚かそうと思って今の今まで秘密にしてたのになぁ……」

苦笑いをする。
"覆面ミュージシャン"と呼ばれるようなそれは
メディア露出をほとんどしていない。
(143) 2021/08/10(Tue) 15:08:33

【見】 天狼の子 夜長

>>135 清和

 雪子さんこそ、との言葉に何とも言えずに少し肩を竦め、頷いた。本人的には苦笑しているつもりである。こぼされ続ける笑みに、夜長もうれしく思った。表情に出辛い点は鬼走と似ているかもしれない。

 雪子は、ガキ大将と紙一重なことをしている時もあったかもしれないが、それでもヤンチャなお姫さまと言う方が合っているような印象だろう。彼女は女の子の我儘でゆるされる範囲がどこまでかをよく分かっていた。宵闇や御山洗も勿論巻き込んだことがある。


「ありがとう、……? 居心地が悪いだなんて。
 はい、心置きなくくつろげるように、
 はやく母さんが見つかるといいなと思う」

「はやく見つけたいです」

 こくり、頷いて言って。
 もう一度礼を重ね、そのまま別れる運びになっただろう。

 この後、あなたのスイカあるよの呼びかけを聞き、御山洗の所にもらいに行く夜長の姿が見られた。根を詰め過ぎることがなさそうな様子には、少し安心できたかもしれない。
(@6) 2021/08/10(Tue) 15:19:50

【人】 音楽家 宵闇

>>116 清和

「──どうも。ぎゃふんの"ぎ"くらいは出たかな」

短く礼を言って、薄く笑う。
がむしゃらだった少年時代よりは落ち着き払った笑み。

生ぬるい夏風が頬を撫でた。

「祝賀会。売れないシンガーソングライターなんて
 もう言えなくなっちゃうねえ、嫌味になる」

盛大に祝われるのは柄じゃないが、と零しながらも
悪い気はしないようだった。酒は好きだ。

「うん、やっぱ全然変わらない。
 俺が困った時は助けてくれんのかい、正義の味方さん」

その、誰にも掴ませないところはやっぱり変わらない。
昔なら「生意気だ」なんて、つっかかっていたところだ。
(144) 2021/08/10(Tue) 16:13:36

【人】 おかえり 御山洗

>>1:143 宵闇

「あはは、セミ捕まえるのもカブトムシ捕まえるのも、もう交代だな。
 山遊びなれてない子どもたちに教えるとか、さ。再来年にはもう三十なんだから」

懐かしい顔に十年前を思うように、スイカを食べる様子を見て自分も同じようにする。
種を飛ばした距離で負けたり、食べるのがヘタで手を汚したのも今は昔だ。
いつしか子供らしい仕草というのは都会にいる内に消えてしまった。

「……やっぱり翔だったんだな、あの音。
 そりゃ作譜っぽいことしてたときとは全然違うけど、聞いた時もしかして、と思って。
 おめでとう、翔」

実のところはっきりとした確証は無かった。そうだったらいいなという願望だったかもしれない。
けれどもふと流れてきた音を聞いた時に頭に浮かんだのは、宵闇のことだった。
(145) 2021/08/10(Tue) 16:19:22

【人】 髪置

「くっ……」

ズタボロに傷ついた肌、汗と土に塗れた服。
髪置は一人、"それ"と戦っていた。

"それ"は森に紛れ、息を殺し、髪置の隙を狙って縦横無尽に飛来する弾だった。
1時間を超える緊張状態に、髪置の精神はただただ疲弊していた。
(146) 2021/08/10(Tue) 16:33:45

【人】 髪置

「もはやこれまで、ですか……」

髪置は項垂れて、全てを諦め……家に帰ってシャワーを浴びた。
アイスも食べた。


髪置 VS セミ   セミの勝利
(147) 2021/08/10(Tue) 16:34:33

【人】 音楽家 宵闇

>>145 御山洗

「さんじゅ……むぐ……今スイカの種飲んだ。
 死ぬかもしれない。

 俺、今、おっさんだよって現実をつきつけられた?
 今だって大地を風のように駆けたいが……なんてな」

名前負けしてるな〜と笑いながら独り言ちる。
翔れないし、駆けれない、カケル。
教える、それすらできるか危うい。やる気と体力的な意味で。

「なんだ、音でバレてたんだ。癖ってのはあるからな。
 俺がガキの頃弾いていたピアノと、ルカが弾いていたピアノ。
 子供ながらに違うって思ってたことはあるし。

 それとも彰良……お前よっぽど俺のこと好きなのかい」

冗談っぽく言う。
それにシンガーソングライター"YORU"は
この田舎の情景を参考にして作詞をしている。
頭に浮かぶのも、不自然ではないのだろう。

「はは、どうも。うれしいよ。デビューしたのはここ数年だ。
 まだまだひよっこと言ったところかな」
(148) 2021/08/10(Tue) 17:09:24

【人】 四角形の記憶 卯波

>>141 宵闇

「そりゃあ、写りは良くなるだろうけど……

『宵闇の兄さんはただでさえ男前だからなあ、
 生きてる間に魅力の全てを映し出すために、
 文明の発達が寿命に間に合うか……ですね』」

写真を確認しつつ生真面目な返しをしかけたあと、
小さく笑って、思わず冗談に乗り込んだ。

「それくらい伸びるといいな。
 俺だって兄さんたちを撫でたいです。
 小さい頃からずっと撫でられてばっかですから」

記憶に染み付いた、頭を滑る感触。
やはりどうしても落ち着いてしまうものだ。

「夢は追えば叶うって見せてくれたのは貴方だから。
 だから、俺はその背中を追って行きますよ」
(149) 2021/08/10(Tue) 17:10:14

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>119 夕凪

「モモチ描くの?わかった!
 また夕凪姉の絵見せてほしいな…あ、そうそう!
 昔よりはじっとしてられるようになったんだ、ほんとだよ!」

 幼い百千鳥はじっとしていられない子供だったに違いない。
 それでも、描き終えれば二人の絵を覗き込んで
 無邪気に褒めそやしていた事だろう。
 そして、それはきっと今も変わらない。

「──そうだ!それじゃモモチ、薫兄探してくるね!
 モモチも会いたいし、ついでに伝えてくるよ
 夕凪姉が会いたがってたぞ〜って!」

 それから、話題に上がった人の名に
 名案を思い付いた、というようにぴょんと跳び上がった。

 やっぱり今も、あまりじっとしていられない子のようだ。
(150) 2021/08/10(Tue) 17:14:14
夕凪は、百千鳥に「いってらっしゃい、転ばないでね」と手を振った。
(a52) 2021/08/10(Tue) 17:23:23

【人】 夕凪

「こんなに大きなスイカ、ここじゃないと見られないね」

 朱い果肉を渡し合いをしてくれた仲を見て、
 嬉しいようで寂しい気持ちをほのかに感じました。
 しゃく、と一口食べてそろりと視線をあげて誰かと目が合うだろうか。

「――美味しい」

 瑞々しい味が口に広がって。
 ジジジ・・・・蝉の鳴き声だけでも創作意欲が湧いてくる。
 今すぐキャンパスに向かいたい、けれど――まだ目の前のあなたたちを見ていたいのです。
(151) 2021/08/10(Tue) 17:29:33

【人】 巡査部長 鬼走

>>@5 夜長
「雪子が考えてる事は俺も昔から今でもわからん。
本当に虫取りかサプライズを仕掛けるか秘密基地を堪能しているか。考えても仕方ないが、逆に言えば無事だろ」

本当にわからない。自分を恋愛相談の相手に選んできた時点で雪子は容易に自分の考えを凌駕する妹分と思っていたから。最もその心配はほとんどした事がない。皺寄せが目の前の彼に言ってるだろうという苦労は察して余りあるが、それを含めて愛嬌のある少女だったのも覚えている。

「こんな狭い村だから何かあればジジババから回っても来る。それでも落ち着かないなら顎で数人使って探すの手伝ってやる。言え。本気で隠れている雪子を見つけられる自信はないがな」

誰を使うのか。明言はしないが職業的に薄ら伝わってもおかしくはないだろう。元々和臣との酒の席で該当人物の事を会話に出したりもしている。愚痴や小言と見せかけてそうでない事も多い。
(152) 2021/08/10(Tue) 17:33:02

【人】 おかえり 御山洗

>>1:148 宵闇

「なら、混ざっておいでよ。髪置とかに。一日山中駆け回ってるんだから……それもそれで心配だな。
 もうとっくにアラサーで、無理して飲み明かしたりなんてのは出来ないんだから、さ」

不格好な物言いや仕草もなんだか微笑ましいものだ。言葉ほど老け込んだとも思っていない。
けれど、昔ならもっと気遣わしげに、そんなことないよ、なんて言っていたかもしれない。
分厚くなった体や知らない土地での十年は、無意識の内に青年を大人に変えていた。

「バカ。冗談言うなって。
 でも造詣の無い俺がわかるっていうのも、確かに不思議な話だね。
 ともかく気を抜かずに頑張ってな。……みんな、応援してくれるよ」

冗談めいた言葉には、ため息混じりに笑い飛ばした。
内緒にしていたと言うのならまだ村中には伝わってなくても、一昼夜の内に広まるのだろう。
それでも、きっと誰もが彼を応援してくれるだろうということは確信していた。
(153) 2021/08/10(Tue) 17:40:17

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>134 涼風

「あっいたいた!薫兄〜〜〜〜!!」

 夕凪と別れて少しした頃。
 村の中を少し歩き回って、お目当ての人はすぐに見つかった。
 涼しげな青、夏空よりずっと落ち着いたその色はよく目立つ。

「あれ、何してるの?」

 ぱたぱたと駆け寄って、その手元を覗き込んだ。
 照り付ける陽射しを遮って、しゃがみ込んだ所に影が差す。
(154) 2021/08/10(Tue) 17:40:56
御山洗は、スイカを食べる夕凪ににこりと微笑んだ。
(a53) 2021/08/10(Tue) 17:45:39

【人】 清和

(……それにしても髪置のやつ、大丈夫だろうか。
 アイツは知らないかもしれないが、熊が出るかもしれないんだよな、この村……)

20年程前、そんな話があったとかなかったとか。
その時にはまだ生まれてない子もいることだし、みんなにも注意しておかねばと何時になく真剣な表情。

当の髪置がセミにも負けていることなどは知る由もなかった。
(155) 2021/08/10(Tue) 17:47:09

【人】 巡査部長 鬼走

>>127 御山洗
「毎年夏に仕事をしている時、不意に思う事はあるな。外と村は別だと。優劣ではなく好みだろうが。もう懐郷病か?

俺としては一桁か10代の成長期を除けば、一番変わったのはお前に見えるが。逞しくなったな。変化のきっかけが前向きなものであったならいいが。……何かあったか」

違和感を特に覚えていない男は、会った実感と過去形の恒例になった故郷の懐かしさに思いを馳せるだけだ。男は変わらない。気質も言葉足らずな部分も、語調と裏腹にこの場所を慈しんでいる事も。気付くのはいつも自分じゃなく、目の前の御山洗の違和感の方だ。
(156) 2021/08/10(Tue) 17:49:06

【人】 巡査部長 鬼走

「添木、そんな変わったか?
昔のままだろ。御山洗の方じゃなくてか?花守もまあわかる」

色々言われてる姿を見ながら本音が漏れる。見慣れ過ぎていて変化が素で理解できていない。地続きの成長を見ていれば当然だが。
(157) 2021/08/10(Tue) 17:53:12
鬼走は、>>a48 を見て竹村の力加減に素直に感心した。
(a54) 2021/08/10(Tue) 17:55:22

【人】 音楽家 宵闇

>>149 卯波

「お。言うようになったね……」

感心しながら、写真を確認するのを横から覗き込む。
……たしかにこの黒づくめは傍から見ると暑苦しいな、と笑う。

「でも撫でたいなんて可愛らしい願望を持っているな。
 いいぞ、いつでも撫でな。俺は大歓迎ー……」

わしゃわしゃ、少し髪を乱すように撫でたあと
特に頭を下げるわけでもなく、踏ん反り返りながら。
からかっているような、はずんだ調子で。

「はは、偉人にでもなった気分だ」

少し苦笑いをした。
(158) 2021/08/10(Tue) 18:06:18

【人】 清和

「小さかった子たちにとってはそうなんですよ、鬼走さん。
 みんなが憶えてるのは、髪を染めて俺と一緒にワルしてたときの姿なんですから」

若い頃はふたりでいろいろとワルしたものだった。
今では大人になって、すっかりこの通りなのだが。

「まあ、中身の方はあいつが一番変わってないかもしれませんね。
 そういった意味ではアキラや縁ちゃんのほうが、よっぽど」
(159) 2021/08/10(Tue) 18:16:51

【人】 夕凪

>>a53 御山洗

「もう大人になって結構たったのに、こんなふうに浮かれちゃう。
 スイカ。ありがとうございます、御山お兄さん」 

 恥ずかしげに目を伏せて、スイカをくれたお礼を告げる。
 見間違えるわけもない、逞しくなった身体に、わずかに見える目元。
 昔から見上げていた背中はもっと大きくなっていた。

「ちょっとだけ、ドキっとしちゃいました。
 夕凪たちにとって年上の皆さんは憧れの存在で……思い出すたび夜凪とよく話していたんです。おかげで実際に目にしたら、こんなに舞い上がっちゃって。
 帰ってからたくさん自慢しようとおもいました」
(160) 2021/08/10(Tue) 18:18:42

【人】 巡査部長 鬼走

>>139 夕凪
「夕凪は昔から充分格好良かったが。
姉として在ろうと努力するのは立派な格好良さだろう。お前だけ違うなんて事はない。昔から伝えていたつもりだったが、言い方が悪かったか?」

夕凪よりも格好良くない人物もそこそこ見受けられる気がするとか、そもそも20を越えた女性にかける言葉として格好いいはどうなのか、とかは気にしていない。思っている事をそのまま発言しているのはもうわかり切られているだろうし、取り繕う気もない。

「そうか。寂しいがそれを言っても仕方ないな。せめて今の期間は楽しんで行くといい。頼りになるかはわからないが、進路なり相談なりは、幾らでもいる無駄に年食った好きな奴らを引っ掴まえろ。照れるなら言えば代わりに採ってくる」
(161) 2021/08/10(Tue) 18:22:57

【人】 おかえり 御山洗

>>1:156 鬼走

「俺はその、ここを起った理由が……ですから。
 いつまでも周りに支えられてないで俺がしっかりしないと、ってのはあったかな……」

子供らはその意味が分からずとも、当時既に大人であった鬼走にはわかるだろう。
御山洗の母親は村に嫁いできて、御山洗の卒業を待って離縁し村を出ていった。
どちらにつくかを迫られたとき、御山洗は母親の方についていったのだ。
古巣の人々への挨拶は一部に対してのみの密やかなものだった。

「なんだろう、急に……随分ちっちゃい子達も、ここを離れてたんだなって。
 話の腰を折っちゃってすみません。何もおかしいことなんてないですよね」

そうだ。皆と会っていなかったから、顔を見るのが久しぶりだから。
それが理由で子どもたちの成長に驚かされているだけ――の――はずで――。
どこかに引っかかった針は、けれども鬼走が当たり前のようにしているから、ほろりと落ちた。
(162) 2021/08/10(Tue) 18:26:59

【人】 音楽家 宵闇

「……あー……時期が時期だし、偶然なのかな。
 知っている顔がこんな大勢で帰省するなんてな」

久しい顔と話しをしながら
ふと、集まっていたであろうひとりひとりの顔を見る。
昔の面影があるひとも、全くないひとも。

「え、添木いた? 金髪ヤンキーじゃなくなってた?
 まあ、大人になったしそりゃそうか〜……」

「で、さっき俺のこと妖怪って呼んでたのは誰だったかな
 シメようかな〜……」

冗談を独り言ちた。
(163) 2021/08/10(Tue) 18:30:02

【人】 巡査部長 鬼走

「髪を染めてた時代もあったか?……言われてみればあったか。

お前らが馬鹿をやらかしてその度に俺がお前らを怒ってるのは覚えてるが、感覚としては正直数年程度しかないな。外見よりそっちの方が余程印象に残っている。俺の盆の帰省の申請がその度に遠のいていたから上司への対応にも頭を悩ませていたな」

初めて明かす事実だ。当時ワルをしていた時代にはそんなこと一言も告げたことはなかった。成長して警察官に関しての職について造形が深くなっているなら色々とひしひしと感じる事はあるかもしれない。

「これで碌な職に就かなかったらそれこそ一発殴ってた」
(164) 2021/08/10(Tue) 18:30:04
鬼走は、「今思えばあの年代は問題児の塊じゃなかったか?」と呟いた。
(a55) 2021/08/10(Tue) 18:32:17

【人】 清和

>>99 御山洗

「なるほど、道理で。ふふ、また一段と逞しくなりやがって。
 急にお前が大きくなって背抜かされたときのこと、思いだしちまったじゃないか」

ズルいぞ、なんてからかいながら、軽く小突いたりしてみて。
一瞬、学生時代のようにバカやってたようなノリが帰ってくる。

「へえ、料理もか?
 アキラ、あの頃からずっと興味持ってたもんな。
 せっかくだろ。修行の成果、みんなにも見せてやるといい」

「さてな。
 俺も久しぶりに帰ってきたものだから、詳しいことはわからないさ。
 ……鬼走さん辺りなら、どうだったか詳しいかもしれないな」
(165) 2021/08/10(Tue) 18:33:49

【人】 清和

「……その節は大変ご迷惑をお掛けしました」

深く反省している様子。
未成年だった頃にはわからないことが沢山あるのだと、身に染みた。
(166) 2021/08/10(Tue) 18:37:49

【人】 おかえり 御山洗

「俺も結構びっくりした方かな、ほらここだと髪を染めてると目立つし、その印象が強くて。
 上から見たときなんかにきらきら染髪してると、わかりやすいもんだから」

御山洗の添木への印象もやっぱり、真面目になったなあ、というものだった。
変わってしまったというよりも、あの子も大人になったのだ、という感慨が近い。
口を開けばまだ元気な年下といった風な印象で変わらないままなのだろう。
(167) 2021/08/10(Tue) 18:39:45
宵闇は、「問題児って俺以外の誰かかな〜……」
(a56) 2021/08/10(Tue) 18:40:02

【人】 夕凪

「私は清お兄さんがなんだか……柔らかく? なったと思いました。
 優しく見えると言ったらいいのでしょうか。
 宵お兄さんも、あの……喋ってもらうまでなんだかまるで別人に見えちゃって。
 やっぱり、変わったなって思うことは多いです」

 夕凪たちは、あなた達の背中を見ていました。
 別れた頃12歳の私たちにとって18歳だった彼らは、憧れで理想に思った存在だった。
 鬼走にいたっては、最後に見たのは成人したあとで。

「みんなのお仕事が警察関係を目指すのが多かったのは、…お兄…鬼走さんのおかげなのかな?
 ちょっと気になるな、夕凪たちも来年就職だから」

 数人の職業はなんとなく聞き及んでいる。
 だが宵闇までそうなのだろうかと少し視線を向けた。
 一番警察には、見えなかったから。
(168) 2021/08/10(Tue) 18:48:16

【人】 巡査部長 鬼走

「怒ってはいない。子供は迷惑をかけるもんだから構わん」

年の差は6年ほどしかないのだが、人数が少ない村だと1年の差でも顕著に出る。同世代がほぼいなかったのもあってその辺りは本当に気にしておらず当然とまで思っていた気を感じる。
(169) 2021/08/10(Tue) 18:48:59

【人】 おかえり 御山洗

>>1:160 夕凪

「いいんだよ夕ちゃん、折角の帰省なんだから。
 少しでも長く羽を伸ばしてもらわないと、みんな心配してしまうしさ」

もう成人してすっかり大人になったとは言っても、記憶の中の夕凪は小さな子供だったのだ。
どうしてもそれくらいの距離感で扱って甘やかしてしまうし、甘えてほしいと思う。
その先の言葉には、予想もつかなくて面食らってしまったが。

「あこがれ……まあ、そうか。学校じゃ昼休みや放課後も面倒見ていたもんな。
 ……でも今の夕ちゃんに言われると、落ち着かなくなるもんだね」

春を頬に掛けたような愛嬌と女性らしい振る舞いは、改めて見るとお淑やかな印象がある。
もうあの小さな子供もおとなになったのだと、年月の経過を感じずにはいられない。
(170) 2021/08/10(Tue) 18:49:29

【人】 巡査部長 鬼走

>>a56 宵闇
「名前ひとつで喧嘩しだす二人を楽しく面倒見られる自信があるなら、問題児じゃなく正しく綺麗な子供だったと宣言していけ。
言えるな、瑠夏の名前を揶揄ってた翔」

繰り返すが別に怒ってはいない。正しく綺麗な子供じゃなくてもいいと思っている。幼少期に発散している方が健全だろう。ただ当時の思い出話の出汁にしない訳ではない。
(171) 2021/08/10(Tue) 18:53:43

【人】 インスピレーション 竹村茜

「ウワ、根に持ってる」

シメられるのはやだなー、と<<花守>>whoのそばに寄った。
(172) 2021/08/10(Tue) 18:56:52

【人】 おかえり 御山洗

>>1:165 清和

「小中くらいまでは二人のほうが大きかったしね、父さんは大きい人だったし。
 成長痛で眠れなかったりして、泣きついたっけかな……」

小突く手に合わせてころりと首を傾ける。鼻筋に添って分かれた髪は、照れ笑う目元を覗かせる。
田舎を離れる前から更に遡って同年代の塊だった頃は、二人はもっと大人に見えた。
今だって成功して自信のある二人は、自分よりもずっと大きく見えるのは、自分の中だけの話だ。

「なんか、みんなに披露するってのは照れくさいな……。
 緊張して、いつも通りにはいかないかもしれないや。

 でも、瑠夏が変わってない様子で良かった。今は何してるんだ?」
(173) 2021/08/10(Tue) 18:58:23

【人】 音楽家 宵闇

>>153 御山洗

「ホントに混ざっていったら……どうする?」

想像してみな、とでも言いたげな真剣な目つきで見上げる。
緑生い茂る山ではしゃぐ黒づくめの28歳。

「もしかして……俺の故郷が恋しすぎた
 気持ちが届いちゃったかな……? なんてな
 まあ、俺に才能があったってことにしておこう。
 ……久々のスイカうまかったよ」

「でも、大人としちゃせっかくだから
 再開を祝していつか一杯やりたいとこだな」

応援されちゃ、がんばるしかないな……とぼやく。
がんばる、あんまり柄じゃないなと、しぶしぶといった感じだが、悪い気はしていない。
(174) 2021/08/10(Tue) 19:00:54

【人】 清和

>>144 宵闇

「そうだな。"ぎ"の一文字くらいは渡してやってもいい」

落ち着き払ったその姿に貫禄が出たな、なんて密かに思って。
御山洗も宵闇も、10年の歳月で積み重ねたものを確かに感じさせている。
同年代の友人として、これほど誇らしいと思う事はなかった。

「これからは誇らしげに宣言するといいさ。"プロ"なんだろ?
 狭き門を通れない人間なんて幾らでもいる。お前はそうじゃなかった」

悪い気がしない様子ならば、祝賀会の詳しい内容をあれこれと考える。
御山洗も誘って、同い年の三人でするようなものがいいだろうかなど、色々と。

「もちろん、その為の正義の味方だ。
 ま、知らないだけで、もう助けられてるかもしれないがな」
(175) 2021/08/10(Tue) 19:03:59

【人】 おかえり 御山洗

>>1:174 宵闇

「……とりあえずどれくらい元気か見守ってから、倒れたらおぶって帰るかな……」

まさか。やるのか。やりかねない。御山洗はあまり冗談が通じる方ではなかった。
急に少年の心に目覚めて髪置と競争を始めて、力尽きる姿を想像する。可能性を捨てきれない。
もしくは急にムキになって一人でやり遂げようとするところまで瞼の裏に浮かんだ。

「俺も、帰ってこれてよかったよ。
 子どもたちが寝静まった頃にでも、大人集めて飲もうか。
 あんまり羽目を外して、雅也さんに窘められない程度にさ」

嘆息するような一言は、心よりの感慨が泣きそうなくらい込められていた。
さておき、面倒見のいい鬼走ならちょっとやそっとじゃ怒らないまでも、呆れられはするだろう。
ちゃんとした大人になったところを見せないといけないな、なんて思う。
(176) 2021/08/10(Tue) 19:16:35

【人】 音楽家 宵闇

>>171 鬼走

「……ふ、」

男は肩を揺らして、くつくつと笑い始めた。

「よく覚えてますね、鬼走さん。
 実はなんだかんだ楽しかったんじゃないですか」

「まあ……俺は……面倒なのでやです。やですね。
 檻とかに入れて置きたいかもしれない」

笑いながら、あの頃に想いを馳せていた。
正しく綺麗な子供だったという宣言は無理のようだが
それでもよかったのだ。
(177) 2021/08/10(Tue) 19:17:23

【人】 清和

「おやおや、その言い方だと昔は柔らかくなかったみたいじゃないか。
 お前たち双子の面倒も結構見てやったと思ってたんだけどなあ」

ひどいやつだなあ、とまったく思ってもなさそうなことを言って。
面倒を見ていたのは間違いではないのだろうが、他の年少の子たちと比べれば、支えてあげてたと言う方が正確かもしれない。
実際、柔らかくなったと言われればそうなのでしょう。

「まあ、鬼走さんのおかげでもあるか、俺は。添木もそうだろう。
 いろいろとワルもして、お世話になって、危ないところに巻き込まれそうな所を助けて貰ったりもしてな……」
(178) 2021/08/10(Tue) 19:17:45

【人】 音楽家 宵闇

「宵お兄さんは昔より落ち着いたクールな大人に
 なったと、思わないか……?」

夕凪の視線に、ギターをひと鳴らし。

「俺はガキの頃からピアノ教室でお上品にピアノ弾いていた
 経験を生かしてシンガーソングライターになりました」

不良、とまではいかずともやんちゃしていた頃もあって、ピアノが似合わない少年という印象のほうが強かったかもしれない。
年下には比較的やさしかったけれど。
(179) 2021/08/10(Tue) 19:33:08

【人】 音楽家 宵闇

「妖怪影男はいつまでも根に持つ妖怪だぞ〜……
 覚えておくといい……」

「しかしすごいイメチェンしたな、茜か、あれ」

昔の懐かしいあだ名で今更気づいたらしかった。
(180) 2021/08/10(Tue) 19:37:08

【人】 花守

>>137 青嵐
「わざわざそんな時に告られるなんて、そんなフィクションみたいな事あるか。

 はぁ〜でもシュンくんも来年から大学か〜
 やりたい事あるんだ?どこ行くつもりなの?」
 あんま難しいところはよしときなよ、お姉さんみたくずっと机にかじりついて遊びどころじゃなくなるんだから
(181) 2021/08/10(Tue) 19:38:50

【人】 花守

>>172 竹村茜
スイカ配りを手伝い終わって、布巾で手を拭ってた時だった。
寄ってきた少女と、こちらの方を見ている宵闇、なるほどな。

「翔さ〜ん、だめでしょ女の子怖がらせちゃ」

女の敵めと冗談めかして言って加勢した。
(182) 2021/08/10(Tue) 19:47:15

【人】 夕凪

>>161 鬼走

「い……え、大丈夫です。伝わって…います。
 あの、お、お兄ちゃんに褒めて欲しくて!
 弱音を吐いちゃってたみたいで、だから大丈夫です。
 変わらず褒めてくれて、数倍照れる事になりました。

 えっ、あのお兄さん達をとってきてくれるんですか?
 それは、――それは自分でやってからにしよう、かな!
 緊張して、失敗したら助けを呼ぶと言うことで」

 自分にとっては少し、ほんの少し遠慮してしまう年上の皆を思い浮かべる。
 確かに鬼走の性格を考えれば何も気にせずに採って?くるのだろう。
 まっすぐでごまかさない、いつも前を向いている人。

「軽々と運ぶのが想像つきます……見事な手腕もみたいですけれど、ゆっくり休んで欲しいのも同じぐらいあるので気をつけますね」

 受け止めてくれる手が見えた気がした、この夏。
 甘えてばかりの自分も、今日を機にちょっとずつ踏み出す。
(183) 2021/08/10(Tue) 19:48:31
御山洗は、花守のお姉さんぶりには敵わないなと思った。
(a57) 2021/08/10(Tue) 20:01:52

【人】 夕凪

「その節は、お世話になりました。
 散々面倒を見てもらった恩は忘れていません。
 とがっていたというわけではないのです、柔らかいって表現も。
 ……昔より優しい感じがして、素敵だと褒めています」

 ほんの少しだけ誤魔化しました。
 気さくに気にかけてくれたり助けてくれた清お兄さんは、
 なんだか都会に染まってしまったような、社会人の一面を見ているような。
 営業スマイルと例えてしまえばいいのか、そんな物を感じてしまって。
 気のせいであればいいと、思いました。

「はい、その通り。クールなお忍びアーティスト。
 でもみんなと話してるのを聞いたら変わらない宵お兄さんのまま。
 あ、……だけど本当にアーティストだったなんて、知らなくってごめんなさい。
 曲は、あとで演奏してもらえますか?」

 二人とも芸能人みたいだと、憧れの視界を口にした。
(184) 2021/08/10(Tue) 20:11:09

【人】 巡査長 清和

>>173 御山洗

「それならまずは、俺やカケルに振る舞ってもらおうかな。
 お墨付きを貰えたのなら、緊張もほぐれるってものだろ?」

覗いた目元が見えて、照れ笑う顔が髪の合間にあった。
前髪の向こうはあの頃と変わってないなと内心では少し楽しい気分になって、思わず口角を上げた。

「正義の味方……いや、もうなんか面倒になってきたな。
 警察官だよ。今は鬼走さんの部下だ、奇妙な偶然もあるもので」
(185) 2021/08/10(Tue) 20:11:30

【人】 音楽家 宵闇

>>176 御山洗

「はは、頼もしい。でっかくなったもんな」

いや、ほんとにでかいな、とおどけたように背中を軽く叩く。
面白そうだからやってみようかななんて少し思うくらい。

「いいねえ、大人の時間ってやつかな。
 お前の料理も披露してもらいたいとこだ」

御山洗の言葉に込められた感慨に感化されたか
楽しみにしとくよ、なんて言って
目を細めて、口元にゆるく弧を描いた。
(186) 2021/08/10(Tue) 20:23:05

【人】 夕凪

>>170 御山洗

「はい、あれだけ遊んでもらえたら退屈な日なんて無かったぐらい。
 御山お兄さんはあのときより、笑顔がわかりやすくなってくれましたね」

 芸能人みたいだと称した清和と宵闇に対して、あなたには警備員のような安心感を感じた。料理人だなんてきいた日にはきっと目を輝かす。
 月日が経った内の心をしってかしらずか体を少し寄せると、つられるように首を傾けた。

「落ち着かなくなる、ですか?
 何かよくないことでも言ってしまいましたか、自慢がよくなければ気をつけますが……」
(187) 2021/08/10(Tue) 20:25:03

【人】 おかえり 御山洗

>>1:185 清和

「ははは、本物の味と比べられるんだったら気は抜けないね。
 ……翔とも話してたけど、近くみんなで飲まないか。積もる話もあるだろうし。
 お酒飲めるようになってから、集まったことなんてなかっただろ?」

子供は少しだけ仲間はずれになってしまうけど、みんなと過ごす時間が欲しかった。
ひょっとしたらあの頃自分たちは隠れて飲んでみようとしたことはあったかもしれない。
けれども今は堂々、好きな時間を過ごすことが出来るのだから。

「へえ……ああ、じゃあ警察組のみんなはあれからも会っていたんだな。
 そっか、清和が……なんだか変な気分になってきたな、ちょっと……」

ちょっと、似合わない……なんて言ったらこづかれるだろうか。
言葉にはせずに済んだけど、変なふうに笑ってしまって、結局悟られそうだ。
(188) 2021/08/10(Tue) 20:26:19
宵闇は、あ、やべ。なんて言いながら花守から御山洗の後ろに隠れた
(a58) 2021/08/10(Tue) 20:31:25

清和は、寄ったり、隠れたりしているみんなを微笑みながら眺めている。
(a59) 2021/08/10(Tue) 20:35:49

花守(匿名)は、メモを貼った。
2021/08/10(Tue) 20:40:07

【人】 おかえり 御山洗

>>1:186 宵闇

小中のみぎりまでは貴方よりも背の低かった少年は、今や貴方を見下ろすほどだ。
叩かれた背中だって少し揺れたくらいで、からかわれていたいつかとは全く違う。
そうした変化や懐かしさ、今の貴方に対する憧憬を含んだ目つきは、柔らかい。

「帰ってきて、よかったな」

口にしたのは何度目だろう。胸の中の安心を言い表すのなら、それしか言葉がないのだ。
緑の落とすまばらな影は、太陽の中のかつての子どもたちの瞼を閉ざし、眠らせるかのようだ。
(189) 2021/08/10(Tue) 20:43:17

【人】 巡査長 清和

>>188 御山洗

「いいや。
 鬼走さんとも添木とも、村を出てから再開したのはつい最近だ。
 配属先がどうとか、他にも異動とか、いろいろあるからな……

 ……似合わないだろ? ご覧の通り金髪ハーフの警察官だから」

自覚もあるのだろうか、言葉にされなくともすぐに悟られてしまう。
似合わないと思う原因は外見から来るものではないのだろうけど。

「ああ、いいなそれ。
 俺も同じことを考えてたところだ。カケルの祝賀会だってな。
 もう俺たちとっくの昔に酒も飲める歳だ。早いものだな、本当に」
(190) 2021/08/10(Tue) 20:44:51

【人】 音楽家 宵闇

>>175 清和

「は、言うねえ……」

やった、"ぎ"だなんて気の抜けた喜びの声をあげる。
のこりの文字はどう奪おうかななんてぼんやりと思う。

「堂々と胸張っとかないと
 ファンに怒られちまうもんなあ……」

宵闇は職業のわりには大勢で騒ぎ立てられるのは
そんなに好まない、三人でもじゅうぶんだった。

「へえ、ま、そういう話は
 祝賀会で聞かせてもらおっかな」

はぐらかすのは無しな、なんて言って笑った。
(191) 2021/08/10(Tue) 20:46:12

【人】 青嵐

>>133 竹村 編笠
「やった側は覚えてないってマジなんだなぁ
俺はいま恐怖を感じてるよ。
いたいけな少年たちに傷を残した事に対してもっと罪の意識を持ってくれ」

ゲンナリとした表情でわざとらしくため息をついてみせる。

「おー、そうだぞ。年上を敬え。
ん、俺?どうだったかな?10年前だしよく覚えてねぇや。
後だったような先だったような。」
(192) 2021/08/10(Tue) 20:47:46
花守は、"大手を振って"お酒が飲める歳ね、と心の中で訂正を入れた。
(a60) 2021/08/10(Tue) 20:52:55

【人】 おかえり 御山洗

>>1:187 夕凪

「よかった。ここでの娯楽ってのもそう無いし。
 昔よりは……我が強くなったかもね。でも、昔のほうが楽しかったよ」

きっと。今よりも、ここでの時間のほうが。多くは語らないが、郷愁はそれを実感させた。
ほんの少しの間みんなと語り合うだけで、懐かしさがこみ上げ満足感が心を占める。
でもやっぱり少しだけ、貴方の無防備な仕草には驚いてしまうようだった。

「い、いや。夕ちゃんも随分おとなになったんだなあ……って……」

口にしてから妙な緊張感が走った。これはセクハラになるのかもしれない。
自分が知っている『夕ちゃん』は、まだはしっこい元気な少女だ。
(193) 2021/08/10(Tue) 20:53:21

【見】 天狼の子 夜長

>>152 鬼走

「ああ、うん、そうかもしれない。
 隠れているなら、きっと本気だ」

 雪子の恋した和臣があなたと似たタイプだったので、相談先としては存外的外れでないのだが、あなたも和臣もそんなことは考えていないらしい。

「今年はみんなで帰るって、ちゃんと約束したのに。
 これで秘密基地で遊んでいたら、ちょっと怒ってしまうかもな」

 無事であるとは思っているらしく、その点の心配はしていなさそうだ。何人か顎で使うか?との言葉には、首を横に振る。

「顎で使うまでいかずとも、雅也さんからも一声掛けてもらえると
 うれしいです。それくらい、だろうか……?」

 不安感はいくらか拭えたのか、迷子らしさは薄れていた。

「ありがとうございます、落ち着いた?、と思う。
 かくれんぼをしているんだ、くらいに思って、探してみます」

 軽く礼をすれば、別れを告げ、また雪探しに赴く。気になることはまだあろうかもしれないが、込み入った話をするならこの場でよりもきっとふたりになった時の方がいいだろう。
(@7) 2021/08/10(Tue) 20:59:43

【人】 音楽家 宵闇

>>184 夕凪

「みんなを驚かせようと思って秘密にしてたんだ。

 いいよ。どうせここにいる間は暇なんだ
 ……休暇で来たのだから暇なのは当然か。

 どんな曲がお好みかな。考えておいてくれ
 リクエストにお答えしよう……気が向いたらね」

芸能人っぽく気取って見せた。
(194) 2021/08/10(Tue) 21:25:38

【人】 学生 涼風

>>154 百千鳥

「うん?ああ……その声はモモかい?元気な様子は変わらずだね」

 あろうことか少年は返事をしたにもかかわらず、体を丸めて手元に視線を落としたままだ。

「何をしているのかって?これはね……」

 ひょっこり覗き込んだのならきっとちらりと貴方の視界に姿を現すことだろう。
 すらりと伸びた長い手指が絡まる蛍光グリーンのチープなボディ。
 蛇口から溢れる水を浴びたのか、その小さな体は輝く雫を纏っている。

 その正体は……。

【→】
(195) 2021/08/10(Tue) 21:51:53

【人】 学生 涼風

>>154 百千鳥

「……再会の挨拶を用意していたんだモモ!そらッ! 」


 ようく狙って、いち、にの、バン!
 それは駄菓子屋でたまに見かけるプラスティックの水鉄砲。

 陶器製の人形のような顔立ちの、けれど人形では決して持つことのできない生き生きとした笑顔を花咲かせ、10年ぶりに再開した弟分に水鉄砲を向けて引き金を引いた。
 叫んでから仕掛けるまでほんの少し猶予があった。避けようと思えば避けられるし、万が一当たっても少年が手にしていたのは霧吹きタイプだ。顔がちょっと湿る程度で済むだろう。
(196) 2021/08/10(Tue) 21:52:25

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>196 涼風

あびゃあっ!?


 反応はワンテンポ遅れ、『ご挨拶』は見事その間抜け面に命中!
 水量と勢いはささやかとはいえ、顔を濡らす冷たい水に
 哀れな弟分は素っ頓狂な奇声を発した。

ちべたい!!

 …あ、あんまりだよ薫兄〜
 モモチがびっくりして死んじゃったらどうするのさ〜!」

 若干濡れた顔を袖で拭って、見え透いた泣き真似を一つ。
 形ばかりの泣き真似をしては見せても、その表情は
 堪え切れず笑ってしまっているのだから世話がない。
(197) 2021/08/10(Tue) 22:17:49
 




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