人狼物語 三日月国


90 【身内】ifかもわからん!【R18G】

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「せやな〜、お湯はそない熱いわけやないねんけど……」
ふと隣を見て、あれ、と声を上げた。

片手をあなたの額へ伸ばす。
先程まで湯に浸かっていた手では体温などさっぱり分からないが、何の気もなく癖のようにそうした。

「大丈夫か? のぼせてへん?」

そんなふうに尋ねるが、あなたを見る目つきはぼんやりとして、頬にも紅がさしていた。
態度こそほぼ普段通りだが、人のことを言えない様相が滲んでいる。

やけに都合のいい休憩所のような場所に入る。
湯冷めしないようになのか、例のミストが撒かれている。

「………く……………… させろ、……」

湯の熱と体の熱で蕩けきった頭では口が回らない。
緩慢な動きで市川を壁に追いやり、
視線で体をせがんだ。

「わっ…………、大丈夫」

触れられたところに熱が集まる。
それに嫌な気分はなく、むしろ。

その行為で許しを得たように、
猫みたいに触れられた手を額に擦りつけた。


「とよひも暑そう」

熱の浮かぶ顔に不審も不安も抱くことなく、
同じだ、というように指摘した。

「あは、ちーちゃんせんぱい……
……くたくたになってて、かわいい。」

もう抵抗する力も僅かに、迫る力も無く
ただ只管、己を欲する視線がたまらなく愛しい。

座敷へと押し倒すと上に乗っかる。
そのまま少し腰を浮かせ、手を自身の……後ろへと伸ばす。

「…、…んっ……は、……ふ、」

ぐち、ぐちと湯で濡れたままの手で慣らしていく
前は緩く立ち上がり、指が良いトコロをかすめる度にピクリと跳ねる

その仕草を見せ付けるように腰が揺れては
時々視線を千葉に向けて、笑う。

その姿を見ている。
食い入るように見ている。
入れたくて堪らない。

はやく、と手が腰に伸びた。

「あ〜……まあ暑いけど、」

自分も大丈夫、
という旨の言葉を続けようとして、擦り寄る感触に言葉が立ち消えた。

「……」
「なあキヨくん、おふろ入る前から思っとったけど……何やそわそわしとるっちゅうか、ぼんやりしとるっちゅうか……そんなことない? どうしたん?」

濡れていつもよりおとなしい癖毛の前髪を、指先でくしゃりと軽く乱す。

今にもかぶりつきそうな視線が更に熱を高める

空いた手で自身の昂った先端からとろとろ溢れる液体を拭い、
千葉のものへと絡め、上下に動かす。

「……は、っ……ちーちゃんせんぱいの……かたい……
俺のトコ、もう…はいっちゃう、かも……」

ぐちゅぐちゅに蕩けた後ろから、指をゆっくりと抜く。
伸縮をひくひくと繰り返すそこに千葉の昂りを宛てがう。

「……ね……おれの、……ほしい、?せんぱい……」

ちゅぷ、ちゅぷっ…

腰を揺らして厭らしい音をならしては、千葉の先端を弄ぶ。

ぉぁー、とそれこそ猫の鳴き声が漏れる。
この距離感はいつものことでこの反応はいつものことじゃない。
それに気づけない。

「なんか……体あつくて……?」
「とよひ見てると、もっと近づきたくなる……?」

もともと柔らかに喋る性質があるが、一段と言葉がやわい。

正常であれば口にしないことを口にして、
あなたに跳ね除けられる可能性は考えない。
これはいつものこと。


蜂蜜色の瞳が指先を見上げる。

「指、さわっていい?」

「はッ……、あっ………!」

自分のものを扱われ、腰を掴んだ手が緩み横腹を掠める。
先程我慢をさせられたばかりで既に絶頂に近い。

「…………欲し……………い、ッ…………、やく……」

湯の効能に自白でもあったのか。
腰が緩く動いて、市川の中に侵入しようとする。
制御されるのが逆に今は心地よかった。

見たこともない姿に、言葉に、些か混乱する。
ぼやけた頭では思考がうまくまとまらない。ただ――

もっと見ていたい。


「……ん……指? ええけど」
触っていいか訊かれ、思考に沈んでいた意識が表層へ引き戻された。

曖昧な肯定のわりに、それからはあなたの反応を待つように静かな視線を注ぐ。
手は未だ離されることもなくあなたの額を指の腹でゆるゆると撫でつけていた。

承諾を得れば、なにも使われていない湯に沈む手を引き上げて、人差し指を両手でぎゅっぎゅっと握った。

「ふふ…………」

幼い笑顔から吐息ともつかない声が漏れる。

額を撫でられる感触に甘やかされているような気持ちになって、
掴まえた反対の手に愛おしさを与える。

握ったり、さすったり。
それだけのことなのに目の前がくらんで、
背筋がむずむずする。

「とよひ、」

不意に両手を自身の口元まで運ぶ。
つられて持ち上がるあなたの指先になまあたたかな息がかかる。

「…………んー…………」

ぽかんと半開きの口から舌が覗く。
言葉を綴るたびにその動きが見えたことだ。

普段なら滅多に口にしない正直な欲望に
先端を咥えた部分がきゅうっと締まる。

「、ッ!……は、かわい、……っん」

可愛い、千葉先輩が可愛い、可愛い。
自身ももう、限界だ。

ゆっくりと体重をかけて沈め、ずぷずぷと奥へと誘う
圧迫感にぐ、と苦しくなる
でも、それ以上に、熱い。気持ちいい。

「……あっ、…く、……ん…ぅ…ッ」

ず、ず、と、奥に、奥に、
少しずつ、少しずつ咥えこんでいく。

「はあ…、あッ…………!あぁ………っ…」

言われた言葉も、普段なら心底嫌なのに
それすらゾクリと背を撫でる。

待ち望んでいた熱さに包まれ、
深くなる度に抜けた声を上げ、
まるで己が犯されていくような感覚にクラクラした。

「っあ、……い…………ッ」

もう吐き出してしまいたい。
もっと気持ちよくなりたい。


目を伏せて質量のある快楽に浸りたいが
下でだらしなく声を上げる一挙一動を見ていたい。
2つの心に揺れるように目を細めては、奥へと。

「……――ッ…!、……ん、…っはあ、」

あとすこし

支える手を緩めて、徐々に

奥に、

「…………ッ、」

「……っあ、……はいっ、ちゃ……たぁ……」

ぜんぶ

余すことなく味わうように、喜ぶように、ナカを締め付ける。

「はーーーッ………………、はーーーッ、
あ、ッく………イ、…………、

あッ─……………………!!」

全部入ると同時に締め付けられ、
市川の中であえなく達する。

ガクガクと腰が動くが、
その振動は上から抑えられ、結局上に乗っている体に
自らの快楽を余すことなく伝えるだけ。

「ぅ、あッ?!、は、……ひ、……
……あは、ちーちゃんせんぱ、いれただけでイっちゃった、」

どくどくと注がれる感覚に思わず身を捩ると、跨った足に力が入る。

「はあ、……そんなに、きもちよかった?おれのナカ……ん、」

そう言ってゆるゆると動いては、達したばかりのそれを刺激する。
動く度に中に出たものが溢れて、互いの肌を伝う。

「……ぁ、…まだ、がんばれますよね、せんぱい。」

「気持ちいい…わけ、な………、
っあ…………、?なん、で…………ッ……」

解放されたかのように思われたそれは、
刺激を受けまたすぐにたちあがってしまう。
もどかしさに息を飲み、市川を見上げる。
だがそれもすぐに次の波に攫われた。

「やっ………、動ッ……、うごくな……っ
イったばっ……!あッ………」

少しだけでも強すぎる快楽なのに
もっと欲しくて求めてしまう。
ぐちゅぐちゅとなる音が二人を犯す。

小さな子供みたいに手で遊ぶ様子を見る。
無邪気な笑顔で正常な思考が溶かされる。

撫でるのをやめ、湯の底に手をついて距離を詰めた。
後ろめたいざわつきを伴って肩が触れる。
されるがままにしていた手指に吐息が触れる。

覗く赤い舌がやけに目につく。悪い癖が、

「なに」
「どうすんの、それ」

確認したのは、常識的な感性の拙い抵抗だったかもしれない。
あなたにやっと聞こえるくらい小さく囁いて首を傾げた。

額のあたたかいが離れていく。
生まれた心細さは距離が近づいたことで直ちに霧散した。

それでもまだ隙間があることが不満で、
もっとがほしくてたまらない。

「……ふぁ……」


吹き込まれた息にぶるりと体を震わせた。
ひとつの問いかけのもとへ思考は収束する。
はやく答えなければと舌がもつれて、
なのに明確にどうしたいのかわからない。

したいこと。

かたにもたれかかりたい。
みつめられるとのぞかれたくて、
しんぞうがうるさい。

もっと、さわられたい。

「たべたい」
おんなじくらい、さわりたい。



あーんと口を開けてあなたの人差し指を口に含もうとする。

「ええよ」
期待した通りの言葉を得て、声には僅か喜色が滲んでいた。

本当は許可なんて出せる立場ではない。
触れたい欲望を、それで正当化したのだから。

人差し指が温かさに包まれる。背筋に心地よい震えが走った。

「やらかい」
分かりきったことを呟く。
分かりきっていたって、たのしい。

親指の腹で血色の透けた唇をゆるく撫でる。
それから、咥え込まれた指先で舌の形をゆっくりとなぞってたしかめた。

あなたのためになれた気がして、
あなたの喜びが悦びに変わって下腹を重くした。


……ぁ……み
ふぇ………」

あなたの指が飲みこまれるところを。
撫でられるだけでぴりぴり電流が背中を走って、
瞳をとろけさせるのを。
やらかい舌先を流れる血潮の赤きを。

指先ひとつでこの身を掌握された気がした
はしたなさもまた、
楊梅色の瞳には透けているのだろうか。


見てほしくて開きつづけた口から
溢れた唾液がおとがいをつたう。
それすらきもちよくて身を震わせた。

再び中で質量を増すそれを
余すことなくしゃぶりつくそうと奥へと埋める

「でも、…っもう、かたくなって……ッん、ぁ……すご……なか……いっぱい……っ、!」

ギリギリまで身体を浮かせては
体重をかけて腰を落とす。

「、ちーちゃんせんぱいの……こうするとびくってなる……ッおれのなか、すきなんだ……ぁっ、ん……」

動作は重く、しかしその間隔は緩やかに
己の1番いいところを逸らすように動かす
もどかしい

「は゛ぁっ…、は゛ッ…………、テメ…ッえ…」

自分の気持ちいいところを掌握されている。
市川の中が気持ちよくて、このまま委ねれば
繋がっている箇所ごと自身を溶かされてしまいそうだ。

「……ちょーしッ…、のんじゃ、ねえ、…ッ…!」

自己を保つように、僅かに残った対抗心で
腰を掴むと、落とすタイミングに合わせて引き、
中を思い切り突き上げた。

蕩けきった表情を、従順な反応を、じっとりと滲む恍惚も隠そうとせず観察する。
全てが自分にとって都合のいいことばかり示唆しているようにみえて、歯止めをかけるための理由がみつからない。

「……あ、」
口端から流れ出したものを見て声を上げる。

どんな味なのか気になった。
知覚してみたい。

口内を弄っていた指にたくさん唾液を絡め、そっと引き抜く。

よくよく考えれば味など感じる筈がない。
だが、自分の口に入れてみたそれはほのかに甘い気がした。

たくさんを得ようとした指先は、
口内をぐるりとかき回して、
上顎をくずくり、頬の裏側をすり、
歯列をなぞったかもしれない。

そのたびに鼻からくんと甘い息を漏らして刺激を甘受した。


銀の糸を引いて離れていく指先は淫靡だ。
離れるのを止めようともせず、ただ彼に食べられた。
自分だったものが、彼の指先につれていかれて。

うらやましい。


唾液で濡れた唇は名残惜しそうにもごもごと動いて、

「おれもほしい」

砂漠をさ迷う旅人が渇きに耐えかねて天に祈るように、
だらりと垂らした舌は雨を求めた。

「ひッ、!!?っあ゛、ーーーーッッ!!!」

急な強い快楽に耐えられず果てる
ぴゅく、ぴゅく、と弱く千葉の腹上に吐き出す熱は、冷めきらずに緩く立ち上がっている。

はくはくと口を動かし、倒れ込みそうになるのを必死に震えた腕で支える

「っ、……っ、……」

俯きがちに睨むと、中をぎゅうと強く締め付ける

「はっ…、はっ………」

締めつけにまた達しそうになるのを堪え、
睨み返すと対抗するように腰を動かす。
握った優勢を手放すまいと、中を何度も打ち上げる。

朦朧とした頭の中で、対抗心だけが
意識を繋いでいた。

「……まっ、…おれ、やっ……ちーちゃっ……せんぱ……あっ!、……〜っ!」

自身はもう熱を取り戻し、だらだらと透明な液を溢れさせる。
主導権を奪い返したくても下で律動を繰り返されては身体が言うことを聞かない

「……っ、ふ、……あ、…………ッッ……」

突かれる度に短い声をあげながら
耐えるように足先に力を込めると
千葉の胸の突起へと手を伸ばし、指の腹で撫でる

「ッは、さっきまでの、余裕は、どうし……っ」

へたる体を見て少し余裕を持ち直し、
揺られるままになっている市川を見ていたが、
幾度かのセックスで開発されていた場所に触れられ
また違うゾクゾクと走る感覚に声を上げ、背を曲げた。

「ッや………!?っ…やめろ!そこ、嫌ッ………だ…ぁ……!」

2つの刺激を与えられ、耐えられない。
最後の抵抗とばかりに無心で下から突き上げて、
市川の腰を引き、思い切り奥に精を吐き出した。

 




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