/*　突然ですが、<<透 静>>^who秘話します！
　　但し、勢喜くんは木霊窓が実質秘話
　（まあ月兎さんに見られてるけど不都合はない）な為
　　勢喜くん出たら引き直しで！！

「………………おやおや、まあ」

風の噂で、とかそういったものじゃない。
姿は見えないが、声だけは響いてくる。
断片的で全容を掴めないが、なんとも物々しい話だ。

「……んー……あんまり気乗りはせんがなぁ
　あの子もよくは知らない子だ
　何があったか、までは話してくれんもんかねぇ
　……真正面から聞いてみるかねぇ？」

異能の影響で、自分では意図せず内緒話が聞こえてくる。
当然だ。だってそこには誰もいないはずなのだから。

「ほんと、よくないことだよ」

不確かな少女はそうぼやいて、どこかへと歩き去った。

/*　透くんと関わる事を運命付けられてるなコレ
　　ごめんな……。

/*
死んだら赤窓が見られる事に気付いたので、死ぬか♪
とか言うてるとマジで死ぬからよくないよ
副作用の事な〜んも考えとらん

/*　ちなみに、既に一敗してるので恥ずかしいんですけど
　　名前が『何処にでも居る 鏡沼 創』になってる時は
　　『誰かが認識してるだけで、本当はそこに居ない鏡沼』で
　　何も肩書がついてない時は、
　　『実際に行動してる本物の鏡沼』のつもりでやってます。

　　想像上の鏡沼は、当然ですが物の受け渡しが出来ません。
　　大地くんには『Aランチを食ってるように見える鏡沼』が
　　見えてただけです。
　　明確に物質に干渉してる鏡沼は本体です。
　　（わかりやすい所だと掲示物貼り出してるのとか）

/*
こっちに来るな〜！
いやだよ〜！
まだ放送部として頑張りたいよ〜！

「こんなに早く手番が来るとはね。んまぁ内申稼ぎに丁度いいしぃ〜上手く行ったら次も続投…カモ！？ラッキー。頑張るわ俺。

でもやべー異能持ちにこう見透かされたらどうしよ殿畑くぅーん。怖いよ殿畑くぅ〜ん。まぁそん時はそん時だけどね〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
俺がなんかの理由でガッコ来れなくなったら…プラカード作りまだ残ってるから、シクヨロ〜」

一般協力者ジオラマ部員殿畑はとばっちりを受けた。

/*
これは襲うのとは全く関係ない試し振り。出目次第でなんかこう良い感じにするかも。いやしないかも

<<世良健人>>^who

/*　スプシに書いてますが、鏡沼は髪紐（異能抑制アクセ）や
　　眼鏡（※）外す時は薬飲んでないといけないので
　　少なくとも本体は、水泳部に関わった事ない筈。
　　イマジナリー鏡沼が発生してる事はあるかも。

　　※ちょっと特殊な眼鏡。度は入ってない。
　　　鏡沼は、自分の異能で自分の脳がやられてるので
　　　これが無いと、水や鏡・映像等に映った自分が
　　　見えなかったり、やべぇモンに見えたりする。

「……羨ましいですよねぇ、ああいうの」

屋上で空を見上げながら、ぽつりと呟く。
周囲には世良先輩や御旗を始め、何人かの生徒が居るけれど。

漏らした独り言が、聞き咎められる事も無い。
自ら出て行くまでは決して見つけてもらえない、かくれんぼ。

薬を飲み続け、無能として生きるのでもなければ
文字通り自分は、のだろう。
「鏡沼創はこうだ」と、他者の認識を書き換えるだけで。
それは確かに、才能に恵まれていると言える。
だからこそ、自分の境遇を悲観してはないのだけれど。

ああやって真っ直ぐに「好き」と言えるものが無いから。
──否。から。
透の事を眩しく、羨ましく感じたのだ。