人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

食堂を訪れれば、少女は「おはよう、フィウクス」と隅のテーブルへ声をかけて。
それから、他のみんなにも挨拶を。

――いつもの快活な声は、今日も聞こえない。

そうして食堂を見回すさなか、忙しなく歩き回るルームメイトの姿をみとめれば、そっと、そばへ歩み寄る。

「……レン、」
(7) beni 2022/04/30(Sat) 22:22:48

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>10 バレンタイン
「うん、うん……」

少女は、あなたの言葉にただ、相槌を返す。
そうして、すべてきちんと聞いてから。

「だいじょうぶ」

あなたの言葉を、ゆっくりと繰り返す。

「あのね、レンのおなかが空いてたら、うまく探せないかも。
だからね、そう、まずは朝ごはん」

机に置かれたトレイを示す。

>>11 フィウクス
「フィウクスも」
「レンのこと気に掛けてくれて、ありがとう」

それから、背を向ける上級生にも一言。
(14) beni 2022/04/30(Sat) 23:14:43

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「ああ、シャルロッテくん──」

私が、と。
そう言いそうになったのを、すんでのところでぐっと堪える。
良いところを見せたいがあまりに行き過ぎていないかとか、ここであなたの意思を無碍にするのは逆に良くないのではとか、自分がやるよりもあなたにお願いするほうがジャステシアのためにもいいのではとか、色々なことを考えた末に。

(-25) 7_hertz 2022/05/01(Sun) 0:35:34

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「……い、いや、やっぱりなんでもない!
 ぜひとも、ジャステシアくんのことを想った朝食をお願いするよ」

誤魔化しの言葉を残しながら、改めてこちらからもお願いという形であなたに任せる。
朝食の準備をする様子を見ながら、そわそわ、どきどき、なんだか落ち着かない。

「……シャルロッテくんは歌うのが好きだったのだよね、確か。

 それ以外に何か、好きなこととかはあるのかい……?」

耐えきれず、なんでもないような事を尋ねてみる。
邪魔だっただろうか、なんて心配しながらあなたの返事を待って。
(-27) 7_hertz 2022/05/01(Sun) 0:37:47

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あなたに名前を呼ばれると、少女はくるりと振り返る。
髪に結わえたリボンが揺れる。
けれど、あなたが何でもないと続けるから、「へんなバラニ」なんて笑って。
かつて、美しいソプラノだったその声は、今は、すこし掠れている。

「うーん、歌のほかには……」
「そうだな、人の役に立つことが好き。
上級生のみんなみたいには、まだ、気が付けないことも多いけど……」

だからこそ、ここで学び、立派に成長したい。
少女は勤勉だ。クラスでも率先して雑事を引き受けている。

「バラニは何が好き?」
(-30) beni 2022/05/01(Sun) 1:01:39

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>25 バレンタイン
「ううん、いいよ。
ルームメイトだもん」

他の子たちだって同じ班に所属している分、親しみを持っているけれど。
寝起きを共にしているから、あなたのことは、更に。
詰め込むように食事するのを見れば、コップに水を汲み、あなたの前へ。喉に詰まるといけないから。

「……そうだね、ここであれこれ憶測するより、それがいいかも」
「レンだって、突然のことに不安になって、びっくりしちゃったんだよ、きっと」
(26) beni 2022/05/01(Sun) 13:30:35

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>27 バレンタイン
その通り、少女は特に迷惑を感じてはいない。
それでも、彼女がいないことを不安に思う気持ちは同じくあるから、意識して、穏やかな表情を保つ。

「少しずつよくなれるように、ロッテたちは一緒にいるんだもん。
今はまだ難しくても、だいじょうぶ」
「本当はもう少しゆっくり、よく噛んで食べてほしかったけど。
それも今日は難しそうだから、だいじょうぶ」
「お薬飲んだら、落ち着く?」
(37) beni 2022/05/01(Sun) 20:31:04

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

こちらに振り返る姿、ふわりと揺れた綺麗な髪を彩る可愛らしいリボン。
何もかもが愛おしく思ってしまって、だからこそ、直視できないほどに眩い。

思わず顔を背けてしまいそうになるけど、そうしたくない私もいる。

少し掠れた声。きっと歌のことを頑張っていたのだろう。
そうやって想像するなら、それも悪いものなんかには到底思えないもので。

「え、あ……わ、私もかね……!?」

何もおかしいことはないが全く予想はしていなかった返しに焦り、戸惑ってしまう。
これ以上、変なところは見せたくないのに、どうにもうまくいかなくて気恥ずかしい。

「そ、そうだね……私は──」

君の事が──

(-119) 7_hertz 2022/05/01(Sun) 20:36:42

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

──好きだ。

……なんて、簡単に言えるわけもなくて。

「……ど、読書は好きだね!
 まあ、これはエルナトくんの影響も大きいのだけれど……」

少し誤魔化すような答え方になってしまったが嘘はついていない、決して。
ただ、もっと伝えたいことを伝えるにはまだ踏み込めないでいるだけだ。

「そ、それとだね……人の役に立つことは好きだよ、私も!
 そのために良き人間であれるように日々頑張っているのだからね!」
(-120) 7_hertz 2022/05/01(Sun) 20:40:48

【独】 夢見る乙女 シャルロッテ

/*バラニ……………………………………………………
(-121) beni 2022/05/01(Sun) 20:55:31

【独】 夢見る乙女 シャルロッテ

/*後生だからバラニに先に死んでほしい
反魂パンチしたい 神 頼む
(-122) beni 2022/05/01(Sun) 20:57:06

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

「そうだよ、ロッテにもバラニのことを、もっと教えてほしいな」

同じ問いを返しただけなのに。
予想だにしないあなたの反応に、少女はこてんと首を傾げた。やわらかな髪が、かすかに揺れる。

「あ、バラニとエルナトは同じ部屋だもんね。
おすすめの本があったら、ロッテも読んでみたい」
「それに、ふふ。
おんなじことが好きなのも、うれしい。
たくさん頑張って人の役に立ついいこになって、それから」
「大人になったら、お母さんになりたいな……」

最後、夢見るようにぽつりと。
少女がこぼしたのは、将来の夢だろうか。
(-134) beni 2022/05/01(Sun) 23:20:25

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「わ、私のこともだね……善処するよ」

少し困ったように笑いながら、そんな風に答える。
あなたへの想いが邪魔をするのもあるが、家庭の事情もあって言えないことも多い。
どうにも歯痒い、今の現状に居心地の悪さを感じてしまって、悩ましさを感じつつも。

「それならば、今度シャルロッテくんが好みそうな本も探してみよう。
 君はどんな本を好むのだろうか……まあ、楽しみに待っていてくれたまえよ」

(-168) 7_hertz 2022/05/02(Mon) 4:30:32

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「お母さん?」

あなたが零した言葉を聞いて、不思議そうに首を傾げる。
バラニには少し一足跳びに聞こえるその将来を、あなたが夢見る理由はまだわからないけれど。

「……良いお母さんになるとも、シャルロッテくんは。
 今でも小さな子の面倒を見るのは上手なことだし……子供たちにも優しい、そんなお母さんに」

「と、私は……そう思っているのだけれども」

あなたの抱える事情も知らずに、ある意味では無責任に言葉を続ける。

お母さんになるのなら、その隣にお父さんがいるものだと漠然と想像するも。
流石にそこに自分がいれば……と思うのは気が早すぎるなと思って、努めて抑え込んだ。
(-169) 7_hertz 2022/05/02(Mon) 4:32:05

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

困らせてしまっただろうか、と思うけれど、善処すると答えてもらうと、ひとつ頷いた。
誰しも言いづらいことがあるものだ。
それでも、できる範囲で構わないから、あなたのことが知りたかった。今ここにいる、あなたのことを。

「ロッテの好きな本じゃなくて、バラニの好きな本が知りたいんだってば。
でも、ロッテのために選んでくれるなら、それは楽しみだな」

待ってるからね——と。
言葉通り心待ちにした様子で、少女はうっとりと瞼を伏せた。

(-179) beni 2022/05/02(Mon) 9:16:00

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

瞼を上げる。
赤い瞳がやわらかに弧を描く。

「そう、お母さん」
「いつも笑顔で優しいんだって」
「今もできてるかな? そうだったら、うれしいな」

あなたの言葉はいつも優しい。
こんな風に少女を肯定してくれて、背を支えてくれて。
あたたかな心地を胸に抱いて、少女は微笑んだ。花の綻ぶように。

「——それじゃあ、行こっか」

準備したトレイを掲げる。
そうして、二人はジャステシアを探すだろう。
————けれど、彼女に会うことはできない。
(-180) beni 2022/05/02(Mon) 9:17:40
beni 2022/05/02(Mon) 9:18:09

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>47 バレンタイン
「副作用はつらいけど、落ち着くなら、ちゃんと合ってる薬ってことだよね。
お薬にも相性とか、あるって聞くし……」

あまり詳しくは知らないのだけれど。
それであなたが落ち着くのなら、よかったと思うのだ。
明日からはよく噛んで食べるをがんばってくれるようだし、少女は満足そうに頷いた。

「できない方を見てたら、そっちに引きずられていっちゃうよ。
レンはだいじょうぶ。
今もほら、いつも通りになってきたでしょう」

それはある種、無責任な言葉だ。
それは或いは、少女自身にも言い聞かせるような。
(51) beni 2022/05/02(Mon) 20:08:06

【人】 夢見る乙女 シャルロッテ

>>52 バレンタイン
「ん」

短く頷いて、少女もまた、周囲へ視線を向けた。
あなたも随分と持ち直したから、もう、そうじっと見ている必要はなさそうだ。

「目の前にある、できることからちょっとずつ」
「だからロッテは、朝ごはんを食べます」

少女はあなたばかり見ていて、自分の食事はまだ、用意さえしていない。
一度席を立ち、食事を取りにゆく途中。行儀の悪い子を嗜めたり何だりして。
そんな風に、朝の時間は過ぎていっただろう。
(53) beni 2022/05/02(Mon) 20:52:20

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「────」

いくら探せど、ジャステシアの姿を見つけることはできなかった。
流石にこれだけ探して見つからないとなれば、明らかに不自然さが勝ってくる。
あなたはどのようにしているか、不安がってはいないだろうかと、様子を伺いつつ。

「……もしかしたら、先生に呼ばれているのかもしれないね。
 ほら、ジャステシアくんは真面目だから、良い知らせがあった、とか……」

こんな言葉では、気休めにしかならないかもしれない。
それでも、不安や恐れというのはどんどん他の人にも移っていくものだからバラニは努めてこうして振る舞うのだ。

「けれど、私はもう少しジャステシアくんのことを探してみよう。
 案外、すぐに顔を出してくるかもしれないけれど、その時は……文句のひとつでも言ってあげようかな?」

なんて、少し冗談めかしながら言って。
渡す先がなくなって行き場のなくなってしまった朝食の後かたずけを済ませてから、バラニは姿の見えない彼女を改めて探し始めるだろう。
(-228) 7_hertz 2022/05/02(Mon) 20:55:46
 




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