［　あの子外で何やってるんだろう。
　　ナンパ待ちかな、お前いけよwww

　　そんなこえも流石に聞こえたけれど
　　さすがに断れるもん。

　　そしたらバイト中の潮音の姿。>>0
　　ウエイター姿は初めて見たけど
　　いつもと違う、仕事モードな感じもやっぱりかっこいい。　］


　　あ、あのね。
　　学校に用事あったから戻ってきちゃった。

　　……しーくんに会いたくて。


　　……へ？


［　潮音の驚きのあとに気づく失態！
　　どれくらい開いたままだったんだろ、

　　さすがにこれは私でもだめなのはわかる。
　　恥ずかしい……　］

　

［　あれよこれよの間に潮音がバイトをやめてたの
　　呑気にジュース頂いてる私はしらないけど

　　やめたって聞いたら
　　本当はほっとするかもしれない。
　　私の彼氏くんはモテる自覚ないのかなあ……

　　優しいし、かっこいいし。
　　幼馴染だからだけじゃ説明つかないくらい
　　いっぱい、好きなのに。　

　　　

　……ごめんね。
　つぎからは、そうする、というか
　そのような事態にならないよう努めます


［　反省しながらも
　　繋がる手にとっても安心する私がいる。

　　潮音の手には何か幸せのなにかが溢れてるのかな。
　　それからバイト辞めたってきいたらびっくりはするよ。


　　……あれ、そういえばどしてバイトしてたのかな？


　　そうして相変わらずほわほわしながら、
　　潮音と付き合って、三ヶ月めと。
　　私の誕生日を迎えるんだよ　*　］

― 現実 ―


　(　…………ん、)



［　
　　……そのせいで
　　本来触れるはずもない、


　　人の体温を感じた気がして　>>29］

　( 　しお、ん？　)



［　目を覚ましたときには目の前にはその姿はなく。
　　涼しげな夜風を感じで目をやれば
　　開いたままの窓と、
　　カラスかな？にしては、大きいような


］　



　　……窓なんて開けたっけ。


［　しかもこんなにも。
　　ママは普段この部屋を通ってベランダに出ない。

　　だから開くなら私のはずだけど。　］

　

［　何かを思い出したように起き上がって
　　机にむかった。

　　寝てるあいだに壊しちゃやだから
　　普段は外してるお揃いのブレスレットを身につけて。


　　窓はあけたまま、
　　再びベッドに横たわる。


　　外から見えてるものは、きっとない。
　　……よ、ね？　］