人狼物語 三日月国


149 【R18身内村】LOVE OR ALIVE

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【人】 雨宮 瀬里

 


    貴方に再び恋をした今、
    記憶なんてなくてもいいと思う自分がいた

    だけど

    貴方に再び恋をしたからこそ、
    貴方との過去を取り戻したいと思う自分がいた
 
    お見合いで出会ったのだろう人々との
    縁を思い出したい、そんな気持ちもあった


    それに ──────

 
(115) 2022/05/30(Mon) 13:10:38

【人】 雨宮 瀬里

 


 貴方は、何を言おうとしてたんだろう。
 手紙の最後に書かれている文章を目で追う。

 それから何か ── 私たちは約束を交わしたような、


    ………そんな気がずっとしていたんだ。 *


 
(116) 2022/05/30(Mon) 13:10:56

【人】 宮々 蓮司

諦めていた。
朝、目を覚ました時に記憶が曖昧なことに気づいた。
ぽっかりと胸の中に穴が開いたような心地。

自分に何が起きたのかはわかっていた。
彼女に関する記憶をなくしていること。
抱いていたらしい恋心を失っていること。

昨日までの自分がどう思っていたのかはわからない。
ただ、きっと上手くいかなかったのだろうということは理解できた。

そして、
それならば仕方ないのだと。
失った記憶も、恋も、仕方のないことと受け入れた。
(117) 2022/05/30(Mon) 14:36:26

【人】 宮々 蓮司

だけど、彼女は違った。

連絡してもいいかと聞いてきた。
そんなこと意味がないと思った。


彼女は、瀬里は自分のことを諦めなかった。
自分のことを取り戻そうとしていた。
彼女だって恋心なんて無くなっていて、蓮司≠フことなんて覚えてもいないのに。


そして涙を流した。
悲しみなのか、悔しさなのか、蓮司≠ネらわかったのだろうか。
(118) 2022/05/30(Mon) 14:36:52

【人】 宮々 蓮司

それは嫉妬に近かった。

昨日までの俺が、瀬里に愛されていたということ。

今の自分ではないことが、

無性に悔しくて、

このままでは終わらせたくないと思ってしまった。
(119) 2022/05/30(Mon) 14:39:17

【人】 宮々 蓮司


結局、
彼女の元を後にしたのは、
太陽が高く高く上ってからのことだった。

 
(120) 2022/05/30(Mon) 14:41:40

【人】 宮々 蓮司

そのメールには短く、
『 もちろん 』とだけ返信をした。


不思議な感じがした。
記憶もない、
以前の
恋心もない。
だけど、今たしかに彼女に恋をしている。
かつての恋ではなくても、今たしかに。

だけど
変化が訪れたのは、それから丸一日のあと。
(121) 2022/05/30(Mon) 14:42:14

【人】 宮々 蓮司


 記憶にかかっていた靄が、

   少しずつ、段々と晴れていった。*

(122) 2022/05/30(Mon) 14:42:50

【人】 雨宮 瀬里

 

 諦めなかった。
 記憶を喪ってしまったこと。
 恋心を喪ってしまったこと。

 わからなかったことが悔しかったんじゃない。
 忘れてしまったことが悔しかったんじゃない。

 1年経っているはずの私は随分と変わっていた。
 以前のはっきりした記憶の中の雨宮瀬里は、
 もう、私の要素のどこにもなかった。

 これだけ人を変えてしまうほどの恋を。
 これだけ私を変えてしまうほどの貴方を。

 忘れたまま、生きていくということが
 私にとって、望ましくない。

 私の理性はそう思った。


 
(123) 2022/05/30(Mon) 15:08:11

【人】 雨宮 瀬里

 

 それと同時に、理性じゃない部分が
 貴方を喪うことを、恐れていた。
 貴方と離れることを、強く拒んだ。

 涙を流した理由は、
 悲しみも悔しさでもなくて

 きっと貴方と離れることに対する恐怖だった


 
(124) 2022/05/30(Mon) 15:09:00

【人】 雨宮 瀬里

 

 貴方に恋をすることが、
 必然だったような、気がしていた。

 貴方との記憶を喪っても、なお。

 靄が晴れるきっかけは、
 まだ私には、訪れなくとも。
  
 週末のデートまでの日数を私は指折り数えている *

 
(125) 2022/05/30(Mon) 15:10:26

【人】 宮々 蓮司

高速を飛ばして、それから下道も飛ばす。
そうして短いようで長い道のりをやってきた。
山間には余り似合わない車を停めたのは、夕日が地平線にだいぶ近づいてからだった。

今日は
はじめて
の週末デート。

エンジンを切って車を降りる。
もうあと数歩の距離がもどかしい。


ドアの前。
一度シャツのヨレを直して、それから三度ノックした。
(126) 2022/05/30(Mon) 20:38:41

【人】 宮々 蓮司

今はもう頭にかかっていた靄はすっかりと晴れていた。
でも、それを瀬里に伝えてはいない。

今ここにいる自分はいったいどの蓮司≠ネのだろう。
瀬里に会う前?
それとも恋人になってから?
記憶をなくして、もう一度瀬里に恋をした男?
それとも────

どの蓮司¥o会っても構わないし、
それを決めるのは自分自身ではない気がした。

それは、これから目にする愛しい瀬里おまえが決めればいい。*

 
(127) 2022/05/30(Mon) 20:39:16

【人】 雨宮 瀬里

 

 私にとって初めての週末デートの日。
 その日私は家にいて、
 貴方が来ることを今か今かと待っていた

 
靄はまだ晴れていなかった

 貴方がすでに記憶を取り戻したことを私は知らない
 私が、いつ取り戻せるのかも、分からない


 だから、貴方を迎えたときに


 「 蓮司
さん


 
 と。私は呼んだ。

 
(128) 2022/05/30(Mon) 21:17:31

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 待ってた。遠いところまでありがとう。
   ……ご飯……かな?このあとどうする? 」


 週末デート。この後いつもどうしていたんだろう。
 私はこの町のこと、知っているようで何も知らない。
 きっと住み慣れた町、だったはずなのに。

 
(129) 2022/05/30(Mon) 21:17:47

【人】 雨宮 瀬里

 

 私の瞳に映る貴方は、
 もう一度私に恋をしてくれたひとのはずだった
 
 貴方の瞳には、
 上手くいったあとのお願い事も、
 貴方との日々も、忘れてしまった私が映る

 だけどきっと貴方が誰であっても。
 忘れてしまったころの貴方も、
 これから先の貴方のことも、全部知りたいと私は願う。 *

 
(130) 2022/05/30(Mon) 21:17:59

【人】 宮々 蓮司

ドアが開いて俺の両目が瀬里の姿を映す。
それだけで鼓動が強くなっていく。

 『 蓮司さん 』

瀬里の声。
俺は両手を開いて華奢な瀬里の身体を包む。
会いたかった。
この一週間はまるで何ヶ月にも感じられた。
お前を思い出してから、こうして会えるのが何よりも待ち遠しくて。


お前に会うたびに、お前に触れるたびに、恋をしているのかもしれない。

 
(131) 2022/05/30(Mon) 22:42:20

【人】 宮々 蓮司

 
 「 そうだな、まずは飯にしようか。 」


今日はどこがいいだろう。
和食?中華?イタリアン?
肉がいいだろうか、魚介にしようか。

きっとそれが何でも何処でもきっと楽しい時間になる。


 
「 ……今日は、泊まっていってもいいんだろ? 」



耳元に唇当てて、そっと囁いた。*
 
(132) 2022/05/30(Mon) 22:42:44

【人】 雨宮 瀬里

 

 貴方と過ごす時間なら、きっとどこだって楽しい。
 …こんな気持ちで、今までの雨宮瀬里は、
 貴方と一年も過ごしてきたのだろうか。

 それとも恋矢を受けた恋と、
 今の恋は、何かが違うのだろうか。

 恋をしたことがない≠ゥら
 これが恋なのかどうかも確かめられずに
 私は初めての週末デートを迎える。


 そういえば。と、私がきっと提案したのは
 この町にきて貴方と最初に行った店=B

 
 「 この間見かけて、気になっていたの 」


 と、きっと私は一年前と同じことを言う。
 それを私が気づいていないだけで。


 ふいに囁かれた言葉には、
 真っ赤になって、頷いた。
 
これを一年続けてきたというのか、私は。


 
(133) 2022/05/30(Mon) 23:19:05

【人】 雨宮 瀬里

 

 同じメニューを頼み、同じ感想をいう。

 お店の人が「ああ、」という顔をしていたから
 もしかしたら何度も訪れたことがあるのかも、と
 そう気づいてからは、貴方に向かって苦笑した。
 私たち、どうやら来たことがあるみたいね、って。

 貴方が思い出したなんて知らないもの


 それからまた少しだけ車を走らせて
 といっても都会ほど、夜景が美しいわけじゃないから
 きっと、それはそこそこに。

 
(134) 2022/05/30(Mon) 23:19:22

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 蓮司さん、 」


 それはそれからだいぶ時間が経った後。

 身体が幾度貴方を求めようと、
 まだ記憶を取り戻す前の私は、
 薄いタオルケットにくるまりながら
 薄暗い部屋の中、肌を貴方に寄せている
 

 「 あれから暫く、
   記憶を思いだそうと、頑張ったんだ 」


 どうだった?って聞かれたら
 首を横に振るだけだけど。ご存じの通り。
 
(135) 2022/05/30(Mon) 23:19:47

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 家にある服とか、
   随分、昔の私と、違うの。
   昔の私がどうだったか、っていうのは
   ……蓮司さんには、内緒。
   今と全然違って、びっくりしちゃうから 」


 知ってる、ってネタ晴らしされない限りは
 私はその話はしないつもりで。
 見てみたいとか言い出されても
 ほらまた、私は首を横に振るだけ。二回目。

 
(136) 2022/05/30(Mon) 23:20:02

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもきっと蓮司さんが変えてくれたんだなあって
   だって変わった記憶が、ないんだもの。

   つまらないことは案外覚えてるのよ。
   蓮司さんと関係ないこと。
   ここの町の人間関係だとか、
   私の師匠にあたる人のおでこ掻く癖とか。

   でも私の中から、蓮司さんとの記憶だけが
   すっぽりと抜け落ちちゃってるの。 」


 多分きっと、貴方もそうじゃない?って同意を求める
 ……その返事がね、どうであれ。
 私はそれ以上に、貴方に言いたいことがあったの。

 
(137) 2022/05/30(Mon) 23:20:16

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 でもひとつだけ完全にわからないものがあった

   私が、着けるはずのないものが、
   家に置いてあるの。 」

 
(138) 2022/05/30(Mon) 23:20:50

【人】 雨宮 瀬里

 

 体を起こしてちいさな棚へと手を伸ばす。
 一番上の引き出しを開けて、中から取り出したのは

    ── 見覚えのない、
いマニキュア。

 
(139) 2022/05/30(Mon) 23:21:10

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 陶芸をするときね。
   ネイルって基本だめなの。
   作品に爪が刺さったら台無しだし
   納得いく作品は絶対にネイルをしてたら作れない
   だから、私は、これ、使わないはずなの

   でも憶えてないってことは、
   貴方との記憶の何かに、関係するんだと思う

   ……って言われても困っちゃうか。

   見覚え、ないよね。
   あるはず、ないよね。 」


 私は記憶を喪っているはずの貴方≠ノ問いかけた *

 
(140) 2022/05/30(Mon) 23:21:24

【人】 宮々 蓮司

それはとても不思議な感じだった。

記憶を取り戻した今でも恋心は無くしたままだった。
あのお見合いで雨宮瀬里を選び、兼光と灯歌によって結ばれた恋は治療と共にたしかに霧散してしまった。

だけど


今もたしかに
をしている。

記憶を取り戻したからこそ理解できる。
瀬里が目の前にいる、瀬里が隣にいる、瀬里に触れている、その一分一秒ごとにもっと好きになっている、夢中になっている。

俺は雨宮瀬里が大好きなんだ。
(141) 2022/05/31(Tue) 6:46:36

【人】 宮々 蓮司

薄暗い部屋の中。
肌を寄せ合いながら、瀬里の言葉を聞いていた。

相変わらず蓮司さん≠ニ呼ぶ瀬里は、記憶が未だ戻らない。
なぜ二人にそんな違いが生じたのかはわからない。
瀬里にとって、思い出したくない何かがあったのだろうか。


相槌を打ちながら、時折返した言葉に瀬里は首を横に振った。
(142) 2022/05/31(Tue) 6:46:52

【人】 宮々 蓮司

緩く抱きしめていた瀬里の身体が離れる。

それは、よく知っている赤いマニキュア。
二人を結びつけたきっかけ。


瀬里は知らないまま。
俺はよく覚えている。



 「 つけてみたらどうだ? 」


何気なく口にする。
見覚えがあるとも、ないとも言わず。


それがきっかけで記憶が戻るかもしれない。
そう思ったわけじゃない。
記憶の中にある恋を失う前の瀬里がつけていたからでもない。

ただ単純に、瀬里にそれがよく似合うことを知っていたから。*
(143) 2022/05/31(Tue) 6:48:01

【人】 雨宮 瀬里

 


 「 これを? 」


 ベッドサイドにはちいさなランプが灯り
 赤いマニキュアを僅かな光の中で翳してみせる
 殆ど使っていないゆえなのかほとんど減っていない赤を
 そっと目の前で揺らして


 「 似合うかな… 」


 …などと。

 どちらにしろ週末が終わったら剝がさねばなるまい。
 一日、二日くらい指先が赤でも、
 なんとなく悪くはない気がした。

 
(144) 2022/05/31(Tue) 8:42:13
 




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