人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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「………それがどんなに恐ろしいものであっても」

ぱり、ぱき、……きし、きし
ひと気の無い部屋の中、靴底がガラス片を砕く音。

「死んでしまえば僕を脅かせない……」

元は試験管だったらしきものは細かく砕かれて、
ぶつぶつと呟く傍らに、少し汚れた指先が破片を拾い上げた。

「恐ろしいものから本当の意味で逃れるには……」


「………………」

そうしている間に部屋へと近付く気配があれば、
ああ、と小さく息を吐き、そろりと視線を向けた。

「……お二人と、ちゃんとお話がしたかったんです…」

「あなた達が、僕にとってただ恐ろしいものなのか
 それとも、ただ恐ろしいだけのものではないのか……」

対話によって利害を一致させる事さえできず、
その上自分にとって理解さえ及ばないものは。

それは、ただ恐ろしいだけのものだ。


「…嘘や隠し事は……なしにしましょう」

「その、僕からの信用なんて必要無いというのであれば…
 ……それなら…仕方ないですけど…」

どうにもこの被害者のような顔をした加害者は。
この場に於いて──この状況に於いて、
自分というものは、全面的に被害者であり弱者だと
そう信じて疑っていないようだった。



「……ん?あぁ、どうも」

ふと顔を上げて目を細める。

「なんでしょうね……ざりざりとノイズが聞こえて、時折人がいないのに人の声が聞こえるんです。
 投与された薬の影響が真っ先に心当たりとして挙げられますが、俺が無意識のうちにストレスを溜めて幻聴が聞こえているだけかもしれません。原因を探るのは今のところ不毛ですね」

そういえば、と更に続ける。

「貴方の声も聞こえたんですよ。内容はうまく拾えませんでしたが……壁を殴ったあと、少し切羽詰まったような。そんな音だけ。
 ……ああ、この事は口外するつもりはありませんから、ご安心を。不安になることを皆に話すメリットありませんし。口約束だけだと信じ難いかもしれませんが」

の声を拾っていたようだった。内容は殆ど聞き取れていないようであったが。


「幻聴の聴こえる人間は、案外幻聴であることはわかるケースも多いらしいな。
 けれどおそらくは、投薬されたものの影響とみたほうがまだ確かだろう。
 どちらがいいかなんてのはわからないが」

いくらか資料を読み込んだのか、それとも何か情報が下りているのか。
どちらにせよ不毛だというのは確かだと思っているのか、
問診の真似ごとをしたりはしなかった。

「……別に何も言っていない。
 自分で言っているとおり、わざわざ不安を伝搬させる必要はないだろう」

それから、自らの態度について言われるとやはり渋面めいて顔をしかめた。
やたらに追及されないのなら、こちらも自分からつらつらと語ったりはしない。
居丈高なこの青年の癪に障ったのか、場を離れるような素振りをする。


『死んで───しまえ───』


      
『恐ろしい───もの 逃れるには───』


耳鳴りの向こうに、歪な声が聞こえる。
誰かが話している言葉か、
自分の内側から聞こえるものなのか。

それを特定するには少しだけ、冷静さが足りない。

「───なんとなく。我々だけが呼ばれた意味は分かります。
 
違います
よね、私達は。何かが」

重い唇を開けば、それは認識したくなかったこと。
でも心が『仲間』を見つけて悦びを帯びているようで。

これは果たして吉兆なのか、凶兆なのか、
答えの出ない問いを脳内に投げかけてばかりいる。

『───推測するなら。オレに限った話なら。
 何か周りと違うモノを投薬されてもおかしくない。

 それも……決して良い方向に考えていいものなのか?
 文字通り“特別”だ。何が起こるか分かったもんじゃねえ』


自問自答する声は、おそらく筒抜けだ。

とんとん、と靴先で床を叩く。
両手の指を絡めて二人の目をじっと見た。

「んー、ん。
そんなに怖がってくれるなよ。
俺は嘘はつかないよ、約束する」

「皆とは違ったってさ、今ここにいる俺たちは一緒で……仲間だと思ってるからさ。
皆が喧嘩しそう・・・・・なら止めてやる、それくらいの力だと今は思ってるけど」

/*
お茶吹きましたわ。
現状死の打診が一件きていますので、RP上命のやりとりをして、半死半生後に不安定になる予定です。
不安定になった後の方針はまた死んでからこちらに発言しに来ようと思っていますが…死んでからも赤窓って使えますの?(無知お嬢様)
不甲斐ないENROを許してくださいまし。

/* 
残念ながら、死亡後は見ることはできるものの、
使うことは……!

是非是非テレパシーなどで、
空中から話しかけてきても大丈夫ですからね……

/*
いきなりとんでもねえことになったにゃん。

上記の通り死人は赤窓発言できないにゃん。
エピに入ったらまた発言できるにゃん。
多分蘇生されてもまた発言できるようになるにゃん。

ドンパチロールの打診が来てるなら本日の襲撃は
他二人のどっちかがやった方がいいにゃんかね……

/*
なるほどな〜。解説感謝しますの。
はじめての赤窓ライフ、短(たん)!

ドンパチの詳細も今詰め中なので、襲撃先決まってからお二人にお願いする形になるやもですわ。
現状死の打診先が噛み先になったらやらせてくださいまし。
こんなんで大丈夫じゃろか……(不安)

/*
襲撃せず散ってしまう狼の命、儚いにゃん……
墓落ち後は残った狼の赤窓劇場をお楽しみくださいにゃん。
この窓辛気臭いにゃん……


凶狼ちゃんはわりと誰にでも殴り掛かれるからwhoでも良いにゃんけど、
独断で決めちゃっていいなら独断で任意のお人を襲撃しに行くにゃん。
お仲間が襲撃行きたい感じだったら譲るにゃん〜



「投薬の影響だったら嬉しいんですけどね」なんてどこか楽しげに話した後。

「何も言ってないのならそんなしかめっ面しなくてもいいのにー。
 まあでも、何にせよこんな緊急事態です。どんな人でも少なからずメンタルに乱れが出るのも仕方ありませんよ」

場を離れる素振りを見せると追いかけようとしないのか、見送る姿勢でいるつもりだったのだが。

「……あれ?そういえば古後さん。貴方関係者なんでしたっけ」

何か言う事を思い出したのか、突然声を上げて貴方に問いを投げかける。


「………嫌な気配がするんです…」

あなた達から、ずっと。

ぽつりと零したのは、何かが違う、という言葉へのある種の肯定。
怖がらなくていいという言葉に対しては、翻って否定となる。

臆病な加害者の最も強い意思は、恐怖に根差すものだった。
故に少しでも自身にとって脅威と感じたものに過敏だった。
そのようにして恐ろしいものあなた達を見付け出してしまった。

飽くまでも気質的にやや特定のものに過敏だ、というだけで
その意思の象る形は感覚に関連したものではないけれど。

「……同じで、仲間であったとしても…
 それは互いに互いを脅かさない保証にはなりませんよね…?」

「どうしてそうやって笑っていられるんですか?
 どうして取り乱さずにいられるんですか?
 僕は……あなた達の事も、他の人も、同じくらい怖いんです」

自身の事を何もかも一切合切棚上げにして。
視線は恐ろしいものでも見るように二人の表情を見遣って、
あたかも自分が弱者であるような顔をして怖い怖いと嘯いた。


「僕は怖い人が嫌です……」

「だから僕は、できるだけ…
 僕が怖いと思った人に居なくなってほしいです……でも、」

それが無謀な事だとはわかっていた。
結局は自分以外のほぼ全てを恐れているのだから、
ある程度の順序は立てなければならないし、何よりも。

あなた達が、少なくとも。
自身の事を脅かさないものであるのなら。
それに越した事は無いのは言うまでもない事だった。

「…それでも、あなた達が……
 協力をとは言いません、ただ僕がそう思う事を否定しないなら…
 恐ろしくとも、あなた達を排さない理由には十分です……」

「…誰からでもいいんです、僕は…
 あなた達を優先する理由が無いなら、他の人からで…」

この場で一番何を仕出かすかわからないのが、
その実自分自身なのだとわかっているのか、いないのか。
怯えたように自身の上着の縁を握り、ぶつぶつと続けた。

【人】 民俗学 ユウキ

「くぁぁ……。おはようございまーす。
 あれ。まだエマさん来てないんですか?」

集合予定時刻に差し掛かる少し前。この青年はあろうことか探索から帰ってきて「疲れたんで仮眠します!!!」と言ってすぐさま横になってしまった。
探索した結果少々鞄を持ってきていたのだが、報告もせず枕にしてそのまま寝てしまったのだった。


そして現在。
率先して動いていた女性が戻ってこないと話題になり。探すもの、休養するもの、それぞれ行動に移し始めた頃。

「おっと……お休みの方が多いみたいですねー……」

休める時に休んだほうがいい。緊急事態であるなら尚更。
一応そういった事は理解している青年はあまり物音を立てないよう辺りを見回し、少し強張った体をほぐすように両腕をぐっと上げて伸びをする。
(29) 2022/06/01(Wed) 5:35:17

【人】 民俗学 ユウキ

「エマさん大丈夫かなー、やっぱりあの人について行けばよかったですかね。なんか色々見つけてくれていますし」

考え事をするようにぼやく。
ざり。ざり。ノイズが聞こえる。

「探索したけど、結局見かけたのは巡回中の職員さんだけだったし。危険性のある被検体って本当にいるんでしょうか……」

今頃彼女、何しているのだろう。
ざり。ざり。ノイズが、声が、音が、聞こえる。

「会ってみたいなー他に投与されたらしい被検体たち……」

彼らは、いったい何処にいるのだろう。
見たい。見たい。見たい。

ざり。ざり。ノイズが、声が、音が、が、が、が、


「……?なんか……うるさ……い……気が……」

見たい。見たい。見たい。

この目で見たい。

彼らは何処?

人は何処に行く?
(30) 2022/06/01(Wed) 5:39:25

【人】 ひとがすきな ユウキ

人の終着点進化を、この目で見たい。
(31) 2022/06/01(Wed) 5:42:31

【人】 民俗学 ユウキ

「!」

一つ、心臓が高鳴って。
どさりと尻餅をつく。

「……っ、…………ぁ…………?」

ノイズはもう無い。
体を巡る血が沸騰したかのように熱い。
目が焼けるように痛むから、咄嗟に瞑る。
反射的に何故か耳まで塞ぐ。

「…………?」

頭の中に手を突き込まれて、そのままかき混ぜられた感覚がする。
何かが聞こえる。何かが頭の中でちかちかする。
(32) 2022/06/01(Wed) 5:47:35

【人】 民俗学 ユウキ

「……なんだろう……あ、っち……あっちの方から、肌が粟立つような感覚がする……」

目を押さえたまま、真っ暗闇の中で呟く。
何も見えない、見えないはずなのに指さした。

「……女の人の呼吸……少し悩むような声……。あ、衣摺れの音。動いた……。
 ……エマさんか……?何かの部屋……部屋にいる……?」

熱病に魘されているような、ぼんやりとした口調で。
ぽつぽつと音がこぼれ落ちる。

「あと、は……なんだろう。ざらざら、ざりざり、棘のある感覚が……なんだろう……そこそこいるな……もっと聞こえないかな、もっと探せないかな……もう少し……正確に……」
(34) 2022/06/01(Wed) 6:00:00
ユウキは、うわ言のように繰り返す。いいな、見たいな、会いに行きたいな……
(a12) 2022/06/01(Wed) 6:02:54

【人】 民俗学 ユウキ

>>35 ヌイバリ

「…………ぃ゛、あだっ!」

心配そうな声色で紡がれた言葉が貴方の口から飛び出して、数秒。唐突に青年が悲鳴を上げて弾かれたように顔をあげた。
勿論伊縫青年は何もしていない。声をかけただけだ。

「あ、あー……あれ?伊縫、さん?どうかされました……?」

まだ少し声は普段よりゆったりしているものの、貴方を見上げる視線は徐々に焦点が合ってきた。

「ええ、と。伊縫さん、エマさんは……多分あっちの方角の何処かの部屋にいると思います……?た、多分……?
 伊縫さんはエマさんの呼吸、聞こえませんでしたか……?」

労いの声は耳に入っていなかったのだろうか、随分と疑問符が付くような声で言葉を返した。自分の身に起きたことも、今感じ取ったことも、何もかも理解しきれていないといった様子で。
(36) 2022/06/01(Wed) 6:23:59

【人】 民俗学 ユウキ

>>37 ヌイバリ

「頭は……大丈夫です。痛みというより、焼けるような感覚が強いでしょうか」

ぶんぶん振られた手には「わぁー手だぁー」と返した。手だねえ。

「エマさんどこだろうなとか考えているうちに、いつしか女性の息を呑むような音や何か考えるような声がしたんです。
 それから、漠然とした感想になりますが『物怖じしない、彼女らしい空気』が特定の方向から流れてくるような感じがしまして。

 ざっくりした方向までしか拾えなかったので、何処の部屋にいるのかまでは分からないんですけど。でも先程は部屋のような閉じた場所に。
 待ってください、今なら落ち着いてもう一度詳しく探せそうな気がするのでやってみ……
あっ無理です目と耳痛いし体がやばいって訴えてる!


ギブです!と両手をあげて降参のポーズ。

「すみません、己の身に何が起きたのかも分からなくてこんな説明しか出来ず……。
 根拠もありませんから、俺も自分で自分の感じたことを信じられていないんです。この感覚は何故か、エマさんだって言っているんですけど……」

申し訳なさそうに、困惑を隠しきれない様子でそう告げた。
(38) 2022/06/01(Wed) 8:02:13

「そっか、無理に怖がるなって言われても嫌だよな。
ごめん。叶さんはそのままでいいよ」

「深和さんはある程度事情を知ってんのかな?
皆が知ると不安がりそうだし、隠しておいて正解かもね。
……あれ、でもこの調子だとバレるのも時間の問題かな?」

青年の胸中にある焔は、誰かの平穏を守ってやりたいという欲求だった。
かといってそこに在るだけで脅威となりうる事実を否定することはできない。するつもりもない。

「なんでだろうな?
より怖がってる人を見ると〜ってやつかもな、
お化け屋敷とかでよくあるやつ」

それは揶揄しているように聞こえるかもしれない。
本人にそのような心算は微塵もないのだが。

「いーんじゃない?」

だから、答えもあっけらかんとしたものだった。

「積極的にあーだこーだするのかは、まあ好きにしたらいいとして。
こんな状況なんだから怖がるな!いつも通りにしてろ!なんて方がおかしいでしょ。
みんな好き勝手してんだから、俺たちだって好き勝手やろうよ」

「俺は皆が大人しくしてくれれば守られてくれれば今のところ何もする気ないし、叶さんの平穏に必要なことがあるなら協力する。
そういう形でどう?」

ユウキ
「そう説明は多くなかったし、何が起こるのやらはわかったものでもない。
 色々と起こり得ることの候補は想定しておいたほうがいいだろうけどな」

わざわざ不安を煽り立てるほどのこともない。
相手がわざと苛立たせようとしているのでないのなら、言って返す必要もない。
少なくともそう判断したのか、廊下の向こうに足を進みかけて。

「ああ、父が此処にいる。通信はつながらないが……無事ならそれでいい。
 ……無事と言える状況でないから、ここまで武装職員が来ているのだろうけれどな」


「私は……私がこうなる理由を知っているから。

 出来る限りの脅威を避ける努力を、
 自分の内側で全て済ませてから、
 物事を考えるようにしているから」

ここに来てより一層“頭が冴えている”ようにも思える。
恐怖も、受容も、諦観も、その全てが、
脳の中心で渦巻いて蕩けていくような。

「一見動じていないように見えていても……
 脳内で全て済ますか、諦めたかして、
 漸く平常心でいられているものなのですよ」

それにきっと他二人が自分に害意を向けたら、
なすすべなく蹂躙されてしまうに決まっている。
なら、出来る事は、それを避ける事だけだ。

『今までと何も変わらねえ。
 波風立てないようにすれば、
 きっと何もない明日が来るんだ』

視線だけが、対照的な二人の間を往復して。


「この場に一番の無能がいるとすれば、
 それは私以外に他なりませんとも。
 貴方がたが味方に着いてくれるというなら心強い」

そして更に真反対に。
只管に卑下をして、敵意のないことの証明とする。

『平伏する。生き延びられればなんだっていい。
 牙を尖らせる犬は殺処分される他ないから。
 何を成そうにも、反抗だけはしてはいけない』

欲を捨て、自我を希薄にし、
それでも尚心中に根強く存在するものは、
何らかの『標的』になることを避ける、
野生動物にも近い生存本能。

排除する者にも、庇護する者にも、
どうにかして取り入ろうとする、弱くも強かな者。

「……協力は惜しみません。
 是非、お二人のやりたいようにしていただければ」



「ああ、お父さんも……。ここって施設内部でしかネットワークは繋がらないみたいですし、連絡がつかないという事は無事に外へ避難できたという可能性もありそうですね。そうであることを祈りましょうか!」

そこまで話して、何か考え込むように首を傾げる。

「それならやっぱり、ちょっと不思議なんですよね。

 百歩譲って被検体となった古後さんの要求が突っぱねられたことは仕方ないとしましょう。投与されてしまった被検体を色んな意味で外部に出してはならないという施設側の思惑も考えられないわけではありませんから。

 ただ、それ以前に。投与する時点で被検体がどういう人物なのか調べられなかったのかなって。例えばうっかり政治家の方とか手を出そうものなら人なり会社なり首が飛びそうじゃないですか。
 でもこうして関係者の御子息である古後さんが巻き込まれている。それって、なんか──」

淀みなく流れていた言葉だったが、最後は不自然なところで途切れてしまった。

「……ああいや、なんでもないです」

ユウキは、誰かを殴りつけた。エマが戻ってこないと騒ぎになる前のこと。
(a20) 2022/06/01(Wed) 15:52:03

【人】 民俗学 ユウキ

>>40 ヌイバリ

「うわーん優しい〜〜〜。伊縫さんありがとうございます、この御恩は必ず何かで返しますから〜。
 あっあとついでに頼みがあるんですけど、この白衣の右ポケット穴が空いてるんで直してもらえませんか?」


泣き真似をして喜んでいるが大変厚かましい。
あっちこっちに行き来する狐を、玩具に反応する猫のように戯れに手で追いかけながら「ふへへ」と気の抜けた笑みを浮かべた。

「そうですねー。悪いことを信じるよりも、前向きに考えた方が何かと良いことづくめですから。
 分かりました、こちらも色々と気付いたことがあれば共有しますね。

 ……ありがとうございます伊縫さん。信じてくれて」

子供のような無邪気さを声色に滲ませ、ころんの横に寝転がって休むのだった。
(53) 2022/06/01(Wed) 16:09:29
ユウキは、カジヤマの端末に連絡。「お大事にー!!!!!!!!!!」
(a22) 2022/06/01(Wed) 16:10:28

【人】 民俗学 ユウキ

「うーーーーーーん」

伊縫の勧めに甘え、少し休んだ後。
ころんころんと行儀悪く転がりながら会議室のホワイトボードに近づいていく。

『投薬の影響(各位随時更新求む)

 ◯多数共通
 ・空腹感の喪失

 ◯結木のケース
 ・特定個人の探知、予知?能力の獲得?
  →これに関しては先日から予兆あり。
  →また、刺々しい敵意のようなものを複数感知。要確認。
 ・力の使用後、目眩・倦怠感・体温上昇など肉体への幾らかの影響有り。
 ・(重要)力の使用後不快感、本能的な危機感の萌芽を確認。安易な使用は控えるべきと判断。


(ここに上手さ67くらいのカエルのらくがき)』


「……一応、このくらいですかね」

ホワイトボードの一角にある程度文章を綴ったあと、くるくるとペンを手の中で回しながらまとめた情報を眺めた。
(54) 2022/06/01(Wed) 16:33:16
 




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