人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
ガイオが無残な姿で発見された。

伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。

もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。

幽界の歪み
突如として空間が歪み、この世とあの世の境界が曖昧になってしまった! 今日に限り、生者も死者の声や姿をハッキリと捉える事が出来るだろう。

現在の生存者は、エリカ、黒眼鏡、フィオレ、ニコロ、アリーチェ、テオドロ、ルチアーノ、リヴィオ、エルヴィーノ、ネロ、ヴィットーレ、カンターミネ、ダニエラ、ヴィンセンツィオ、ダヴィード、ペネロペ、ニーノ、ロメオ、イレネオの19名

人目も殆どないような頃、三日月島のとある観光案内所に、
が踏み入った。

それは怒号を伴うものだったかもしれない。
もしくは密やかに遂行されたものだったかもしれない。

兎角この店の責任者のガイオ──ノッテファミリー・メイドマンの彼が、
踏み入られた事に文句を言ったのは確かな事実だ。
こんな強行をされる謂れはないと。

程なくしてヴェスペッラ中の人間が知る事になる事実を、
彼らは一足先に知るところとなった。


『反社会組織取締法』


あるとしたら程度のもしも話で、実現は遠く、それももっと緩和されて施行されるだろうと噂されていたものが、強固な効力を持ったまま施行された。
反社会組織──とりわけ、マフィアが関わっているとされれば、
逮捕状の必要なく逮捕が可能であると。

「この法は、正当な手順を以って施行されたものだ」

ヴェスペッラ警察署長代理、ナルチーゾ・ノーノ氏は記者の取材に対して言う。
事実、この法は施行に必要である過程のすべてをクリアしていた。
氏を通して行われた、アリソン・カンパネッロ女史からの多額の献金は、
この法案の速やかな成立の為の大いなる援助となったのだった。

彼女がマフィアの排除を望む資産家である事を知る者は、直接交渉のある署長代理以外にどれだけいるだろう。皆無ではない故、可能な者はきっと知る事が可能なはずだ。それでも情報は殆どないようなものだが。
 
(n0) 2023/09/14(Thu) 21:05:06



天のお告げ(村建て人)

本日の処刑投票先:
ヴィットーレ
(#0) 2023/09/14(Thu) 21:11:28


【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「は?」

真っ先に、それを聞き取った耳を疑った。
次いでそれらを文字列として見た目を疑った。
最後に今起きているかどうか、自身の頭を疑った。

数秒後にわかった。いずれも正しかった。
そしてそうと知った瞬間、自身の率いるチームに
かつてない速度での伝達が為される。

『カンターミネより伝達。ノッテファミリー全体へ連絡。
 緊急連絡用の回線でだ。ニュースページのURL、
 そして『反社会組織取締法』の施行及び、
 即時執行が確認された、文面は以上!
 逮捕者……ガイオと、警察の巡査パオロについては
 盗聴機から出た情報些細なのも全部洗ってこっちに流せ、
 逮捕理由がマジなのか確実にしたい。
 全員、偽情報も疑え。なにより、足跡をつけるなよ』

今から数時間、最も忙しい時間になるだろう。
複数の端末を机に広げて、PCの電源を入れ、
ブート音を聞きながら息を吐く。
6本セットのエナジードリンクを引きずって、気合を入れた。

「最悪な一日になりそうだな」

その言葉から20秒。あらゆる部署からの
誤報を疑う声と、どうなってるんだの怒号、
情報を求める冷静な声、etcetc...全ての端末が鳴り響く。
カンターミネのチームは、それらに晒される事となった。
(0) 2023/09/14(Thu) 21:21:40

【人】 路地の花 フィオレ

「…どうしたのかしら」

今日はスラムの子供たちに会いに行ってから、バーの手伝いに行こう。
そう決めて、街中で買った大量のパンを抱え歩いていた。

いつもとは違った雰囲気のざわつきに落ち着かなさを覚えながら、皆一様に新聞を手に噂話に花を咲かせているようで。
不安げな声と、嘲笑の声がそこかしこから耳に入る。

「ごめんなさい、一部もらえるかしら」

快活な青年から朝刊を一部受け取って、ありがとうと微笑み。
早足でスラムの方へ。

学のない彼女には、難しい単語は理解できない。
ただ、それでも。

「……何、で…」

同じファミリーの人間が、逮捕されたことくらいは分かって。
スラム街の入り口で、しばし立ちすくんでいた。

#街中
(1) 2023/09/14(Thu) 21:40:41

【人】 オネエ ヴィットーレ

ヴィットーレはお店のカウンターの中でラジオを聞いていた。
まだ開店前のお店は静かで薄暗くて、
眺めていたアルバムをぱたりと閉じて息をつく。

「強引よねぇ………オンナ心がわかってないのかしら。」

『反社会組織取締法』

マフィアと関わりのあるものを、
有無を言わさずに逮捕する法。
きっと逮捕された後もただ牢に入れられるだけと
いう訳ではないだろう。
水を吸った雑巾は、良く絞って水を抜くものだ。
情報だって同じ。

「………問題は」
「どこまでを"関わり"と見なすかよね……」

例えば、マフィアだと知らずに知人として交流してた人は。
例えば、マフィアに買われた子供は。売られた子供は。
例えば、その子供達が元々所属していた場所は。

「……………どうしましょうね………」

ラジオのスイッチを切って、
ヴィットーレは物思いに耽るのだった。

#バー:Collare
(2) 2023/09/14(Thu) 21:44:14
フィオレは、踵を返し、アジトの方へ駆け出した。
(a0) 2023/09/14(Thu) 21:45:23

【人】 黒眼鏡

>>1:148 >>1:149 カフェ(前日)

「ダヴィードは真面目だねえ」
「ペネロペも仕事はちゃんとするし、ファミリーにはいい若者が育っている」

極めつけにおっさん臭いことを呟きながら、
自分の分のカップをさっさと片づける。

「おう、まあ、俺はぼちぼちやるから。10年やってきたんだから大丈夫」

根拠のないことを言いながら、
二人の背中を見送って。

「俺の腰を持ち上げられるようになるには、
 ペネロペ、おまえも筋トレせんといかんぞ」

背中にぶつかる、ノー天気な笑い声。

いつものように、君たちの姿が見えなくなるまで見送るのだろう。
あの狭苦しい、カウンターの中で。

#Mazzetto
(3) 2023/09/14(Thu) 21:48:19

【人】 黒眼鏡

その男は、海を見ていた。
耳につけたままのイヤホンの向こうでは、
誰かがなにかをがなっている。

「ガイオ」


ぽつりとつぶやく言葉は、ざあんと弾けた白浪の音に混じって、泡のようにぐるぐると踊り、混ざり、深くへと沈んでいく。
海風が男の、かんかん照りの太陽のように真っ赤で派手な柄シャツをはためかせて、ポケットに突っ込んだままの手にばたばたと纏わりついた。


「さあて、どいつだ」
(4) 2023/09/14(Thu) 21:51:17

【人】 pasticciona アリーチェ


余談だが、この時もう一つ、
女は心底自分の行いを悔いていた。
"こんな日に限って"呑気にお菓子を焼き上げてきてしまったのだ。

「これ、どうしよう……」


まさかこの場で。こんな状況で。平然と。
「今日、苺のクロスタータを焼いてきたんですよ。よかったら食べて下さいね!」
なんて笑顔で返せる女だったら、今頃女の肩書は警部補になっていたか、この場に存在しなかったのかの二択に違いない。

とは言え女が今日持ってきた鞄は普段の物より明らかに大きいもので、時折菓子を署に持ってくる時はいつも同じものを使っていたから、今日が"その日"なのは周囲もすぐに察しがつくだろう。

#警察署
(5) 2023/09/14(Thu) 21:56:10
黒眼鏡は、見送った。
(a1) 2023/09/14(Thu) 21:56:58

【人】 門を潜り ダヴィード

>>1:154

「猫ちゃんいました?いいなあ」

ぼんやりとした言葉が返ってきた。貴方が近くに猫でも見つけたのかと思っているのかもしれない。

勿論貴方の方を気にしてはいるが、それはやっぱり気に入っただろうか、量は無理をしていないはずだという確認の色合いが濃い。
ゴミはありがたくまとめてもらったが、やはり貴方の方が何手か上。
ゴミの処理までは考えていなかった男はなんだか悔しさを感じた。

「どういたしまして。気に入ったなら幸いです」

それでもやっぱり、楽しかったと言う気持ちの方が強かった。
時間もそこそこになっていたため、一言二言別れの言葉を交わせば男は用事を済ませにここから立ち去るだろう。
「また一緒にごはん食べましょうね」と言い残して。

#商店街
(6) 2023/09/14(Thu) 21:58:17

【人】 月桂樹の下で ニコロ

実のところ、此処にも場違いが居た。

何故か職場に持ち込まれた
電気圧力鍋が1つ。

「…やっべぇ。まあいいよな。
英気を養うには食べるのも必要だし…
俺は使わねえし。


タイミングが最悪なのはこの上ないが
まあいいか、と置いていこうとしている。

#警察署
(7) 2023/09/14(Thu) 22:01:11

【人】 Chiavica テオドロ


「今日はお料理教室の予定でもありましたか?」

いや、ない。警部補と学ぶ反語。
こういう時、無神経に口を開ける自分のことは、
そこそこ便利だと思っていて嫌いではなかった。

「法の番人が法を畏れてどうするっていうんですか。
 発令した奴らと同じくいいように使ってやればいい」

後ろめたいことなんか当の署長代理にもあるくせに。
全く、威張り散らしてそれっぽいことを言うのも才能である。
言いづらいことにずけずけと踏み込んでは言い散らしていた。

#警察署
(8) 2023/09/14(Thu) 22:15:46

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>5 アリーチェ

「今日は随分と大きな鞄を持ってきてるじゃないか、アリーチェ?」

困った表情の同期を捕まえて、口端を上げた。
こういう時は決まって、お菓子を焼いて持ってきている日だ。
ただ、タイミングが悪すぎてお菓子を取り出す空気でないものだから、出すにも出せずに困っている……というところだろうけれど。

「……」
「そういえば、また朝を食べ忘れてきたんだよね」

白々しく述べる言葉を、あなたがどう捉えるか。さて。

#警察署
(9) 2023/09/14(Thu) 22:27:07

【人】 法の下に イレネオ

>>5 アリーチェ

この男は変わらない。方が施行された当日でさえ。
だからこそ二つの場違いを場違いだとも思いもしなかったし、単なるそういう日・・・・・として受け取った。

明らかに大荷物の二人。
片方はいつも通り菓子だろうか。もう片方は……あ、電気鍋を出すのが見えた。何故?

「何か持ってこられたんですか。」

ひとまず。
しおらしくしている先輩に声をかけてみよう。中身の入っていない鍋より、実際作ってきた菓子の方が重大事だろうから。

#警察署
(10) 2023/09/14(Thu) 22:27:09

【人】 pasticciona アリーチェ

>>8 テオ

「もう。私が主催者だったら、
 間違いなく一か月は開催を先伸ばしにしていたわ」

意地が悪く響く声色も幼馴染となれば怖くないのか、そう軽く拗ねたように肩を竦めて。

「この法を使ってくれるのがテオだけならそうも前向きに考えられるかもしれないけど……
 それまでに冤罪の血の海で溢れないかが一番心配ね」

#警察署
(11) 2023/09/14(Thu) 22:37:31

【人】 月桂樹の下で ニコロ

法が施行されたからには
警察官として行う仕事は後から後からやってくる。

集まる同僚や上司の姿を見つつも
和やかに会話する時間も惜しい、とばかりに
足早に警察署を後にした。

「外回りに出てくるから、あとよろしくな。」

なんていつもの言葉を置き土産にして。

#警察署
(12) 2023/09/14(Thu) 22:48:43

【人】 月桂樹の下で ニコロ

街は昨日とは打って変わって
法の施行で持ち切りだろうか。

警察官の制服を見れば囁く者が居たり
活気あふれる街並みが何処か物々しいかも。
挨拶をしてくれる人々の視線も今日は冷ややか。

「やれやれ、だな…」

変わり始めた街中を
いつものように見て回る。

#街中
(13) 2023/09/14(Thu) 22:51:36

【人】 Chiavica テオドロ

>>1:150 ダニエラ

「ああもう、一度に言われても困ります」
「少し興味を示したからといって一気に流し込むのは、知識屋特有の悪癖ですからね」

そこまで記憶容量を割きたくない。嫌でも覚えてしまうというのに。甘味を食べた直後だと特におかず系に頭が向く。サンドイッチにベーカリーか。

「軽視してたわけでは決してないですが、
 趣味人の熱意というものは甘く見ていましたね……」
「全く、仕事に関してもそれくらい饒舌だといいんですが」

そうはならないことがあまりにも分かり切っているので、
苦言は最早本当に苦し紛れの一言にしか過ぎなかった。

コーンを齧って齧って、
いつも通り不機嫌そうな表情を見せつつ。

「お気楽さは少しくらい見習うべきなのかもしれませんね。
 ご察しの通り近頃はいろいろ大変≠ネので。
 間食の有用性については認めてやらんこともないです」

勤務中にしでかすのは問題な訳であって、
今でもちょっとした休憩時になら強く咎められはしないしな。
男なりに譲歩をしている、という発言であった。
(14) 2023/09/14(Thu) 22:53:08

【人】 pasticciona アリーチェ

>>9 エルヴィーノ

「そっ、そう、ね……一体何が入ってるのか……
 こ、こんな時に、場違いにもお菓子を……お菓子……」

失言した。さすがに女も即座に気づいた。
貴方の推測通り、出すにも出せず困っている。と言う所なのも事実。
さて次に述べられた言葉を聞けば、きらりと目が光って背筋がしゃっきりと伸びる。

「ほ、本当に? その、本当に丁度今、クロスタータを焼いてきていて……だから……」
「朝!そう!朝は食べた方がいいわよ、エルヴィーノ!」

白々しさを見事に理解しないで貴方が本気で独り言ちたのだと捉えた女は、ようやく取り出せると少し浮かれたように、仕方ないなと世話を焼けて嬉しそうに、鞄を開けて一切れの扇形になるよう複数切り込みの入ったお菓子を差し出した。

#警察署
(15) 2023/09/14(Thu) 22:53:45

【人】 pasticciona アリーチェ

>>10 イレネオ

「そ、そうなの……よりによって
 苺のクロスタータ、焼いてきてしまって……」

チラリ、電気鍋の方も見つめる。
明らかに自分の挙動不審な行動のせいで気遣って貰ったのは理解できたのか、さらに小さく縮こまって。
でも、しっかり鞄からお菓子は取り出して貴方が取りやすいようにそっと差し出す。

「……"こんな日"に、って、お、怒りません?
 その、一切れ食べてからこう、怒られると
 わたしとしてはとても助かりはするんですが……」

貴方が普段通りに受け止めていてくれている事を全く理解していないから、怒られる覚悟をすでに決めている決死の表情だ。

自分より年下だけど、自分よりも上司に当たる。
だから少しだけ改まった口調になっているけれど、何処かぎこちない上に発言もどこかズレていた。

#警察署
(16) 2023/09/14(Thu) 23:01:38

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>1:151 イレネオ 1日目

怠惰な警官は時に、税金泥棒、と呼ばれる事がある。

そう呼ばれる程度には市民は警察の事を知っていて、
そしてあなたはそれに見合った、
或いはそれ以上の労働をしているのだろう。

その事に内心毒づく事は多い。
せせら笑っているのかは、今は本人のみぞ知るところ。

「イレネオさんも、ありがとうございましたっ」

「日が落ちるのも随分早くなりましたね。
 ふふ、じゃあ大通りまで送ってもらえますか?」

ほんの少し片付けに苦戦した様子を見て、
お疲れ様でした、とこちらも同じ言葉を返して。

墓地を離れて、人通りの多い大きな通りまで。
そこまで行けば、一般的な見送りの範疇としては十分だろう。

#共同墓地
(17) 2023/09/14(Thu) 23:01:42
エリカは、店を閉めての明け方、朝陽を見た。この空が遠くなく陰ることを彼女は知っている。
(a2) 2023/09/14(Thu) 23:02:47

【人】 Chiavica テオドロ

>>11 アリーチェ

「残念ながら、冤罪上等のように見えますからね。
 我々にできることは波風を立てないようにすることだけ。

 ……どうもきな臭いとしても、
 少なくとも署内で言うことではありません。
 そう、いつまで職場で俺をテオと呼ぶつもりなんですか」

話題のごまかしついでに凄い曲がり方を見せる。
仕事とプライベートに強く線引きをしている男として、
呼ばれる度に眉をひくと動かしている。照れかもしれない。

「エルヴィーノ……いや、いいか……
 今日は二食食えそうですね、良かった良かった」

ここで怠惰に小言を言うのも、まさか白々しさの裏をつつくのもあまりにも野暮というもので、これまたわざとらしく乾いた笑いを出していた。
(18) 2023/09/14(Thu) 23:07:40

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>15 アリーチェ

「わお、苺のクロスタータだね。
 Grazieありがとう、これは腹に溜まりそうだ」

作り笑いには若干の影が差したが、あなたが気づくかどうかはわからない。
ただ、男は別に甘いものが苦手という訳では無いが、朝にものを食べてるのをあなたはきっと見たことがないはずだ。

嬉しそうに世話を焼いてくるアリーチェをよそに、クロスタータを一切れ受け取って、持っていたペットボトルの珈琲を机に置いた。
甘いクロスタータを食べるのには必須すぎるから、持っておいて良かったと思うほどだ。

「……いただきます」

フォークなどはないから、ペーパーで包んでそれを持ち上げると歯で噛んで口の中に一口放り込む。
苺ジャムの味が口の中に広がって、いつものように美味しい。美味しいのだが……

やっぱり朝に食べるのはキツイな……


と、心のなかでそうひとりごちながら、美味しいよと笑うのだった。

#警察署
(19) 2023/09/14(Thu) 23:12:49

【人】 pasticciona アリーチェ

>>18 テオドロ

「……犠牲を出した上に得るものがあるとしても、
 犠牲にされた側には到底納得できないものなのにね」

「……言うならお外と家で、って事?」

これは、話題と名前両方に向けた言葉。
「ごめんね」と言って、次の呼びかけはテオドロに直しはするもののの、数日も日が空くといつもの呼び名に一戻りが普段の流れだ。

貴方がエルヴィーノのに向けた乾いた笑いの真意を知る事もなく、良かった。の言葉にうんうんと相槌をただ打つ。

>>19 エルヴィーノ

「よかった!やっぱりクロスタータは
 朝食に食べるのが一番だから、丁度良かったかなって」

非常に残念ながら、そこに気づく女ならあなたの白々しさにも既に気づいていたというところであって、つまりは貴方の苦々しさに全くと言っていいほど気づいてはいない。

元々クロスタータはこの国では朝食に食べられることが多い。だからあなたが朝食を食べていなかったのも、これまでの面倒臭がりな不摂生としか思っていないのだ。

#警察署
(20) 2023/09/14(Thu) 23:28:47