これだけの数。
避けること能わず。

そして、それだけではない。

[獅子に飛び乗る。
集め、反射し、蓄えたエネルギー。
その最も集められた場所。
それは空。

即ち]

[>>243 嘲る様子の現躯体には
掌を向け、反論ではなく実力行使を。

さらに砂嵐の勢いを強めて、]

　ならば、試しに見てみるか？
　頭目を失った集合体の哀れな姿を。


　ああ、それとも。
　汝を破壊するよりも……

[……言いかけた、その時だ。]

[無数の反射光線、月からの狙撃。
そして、大三角《ﾄﾗｲｽﾀｰ》を纏い、神殿ごと突撃した。]

　　　　　　　　　っ…………


[バラバラと落ちる瓦礫。
よろめきながら立ち上がるその姿は、
ことごとく罅割れ、最早ヒトには程遠い。]

　ぐ………　損傷、68％。

　なるほど、流石に情け容赦が無いな。

　………だが……。

……やるわね。

[月からの襲撃《ﾙﾅｱﾀｯｸ》
彼女の煌めきが体現されたような一撃だった。

そしてセカイへ歌が鳴り響く>>268
いや待って、星の運命終わらせないでとか。
歌詞に突っ込みどころは多々あれども。
まるで特攻をかけるようなその一撃>>272に目を奪われずにはいられない。]

　たとえ分の悪い勝負であれ、
　勝利信じ諦めないのがヒトの本質……

　ならば、我もで迎え撃つのみ！

[効果が薄い上に術者の視界も奪うとなれば、
これ以上砂嵐を出すのは愚策といえる。

……ならば、もはやアレを使うしかない。]

　（《管理者》よ、お許し下さい……）

[その祈りはごく短く]

　………地形改変《ﾌｨｰﾙﾄﾞ＞ｴﾃﾞｨｯﾄ》。

[ありったけの開闢の権能を集中させる。
淡かった蒼き光が、眩い程に両手に集う。]


　────

　お断りします！
　わたしは、自己犠牲なんてするつもりないですからね……！！

[だけは、とは言いましたけど。言葉の綾です！>>261
　わたしとマシロさんが一緒にいることは、
　わたしの中で大前提。
　結果そうなったのならまだしも、
　自分から敵と心中する気は微塵もありません！！]

　


[途端、周囲のアスファルトが泡立ち、
赤く溶けて溶岩の池を作りだす。]


　再実行《Redo》、再実行《Redo》、再実行《Redo》、
　再実行《Redo》、再実行《Redo》、再実行《Redo》、
　再実行《Redo》、再実行《Redo》、再実行《Redo》！

[そうして、権能を注ぎ込まれた溶岩の塊は、
隆起して１体の巨人となり、襲い来る
３体の巨石戦士を迎え撃つ――――！！！*]

[問いには、答えません。
　ただ月に膨大なエネルギーが集まったのを見て
　――わたしは、笑いました]


　ッ、あははは！
　わざわざそこにエネルギーを集めてくれるなんて！
　..｡o○☆○o。..:*ﾟスピカ*:..｡o○☆○o。《ｽﾋﾟｶ·ｼｬｲﾆﾝｸﾞｽﾀｧ·ﾊﾞｰﾆﾝｸﾞﾊｰﾄ》さんは優しいですね！
　

　Moon Crying
　月が夜空の中
　Moon Shouting
　冷たい雨を降らせている

　陰と陽
　どちらでもあり
　どちらでもない
　そんなわたしを月《あなた》は許してくれますか？
　孤独な夜は星を咲かせては消していく

　Moon Singing
　暗闇の中　誰もいないのに
　Moon Seeing
　暗闇の中　何も見えないのに

　根底は闇
　要素に光
　どちらか片方だけでよかったのに
　欲張りな運命は両方を求めて
　月《あなた》はみなしごを生んだ

　それでも　ねえ　望むのなら
　手を握りたいよ
　孤独な月じゃなくって
　輝きあえる星になりたい
　あなたとならきっと　できるから