人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

「だなァ」

 心を擦り減らした看護師に笑いかける。
 男が今、笑い顔の下に隠したのは怒りであり、憎悪であり。
 ハッキリとした侮蔑だった。
 
――笑わせる。大人はガキを守るモンだろうが。
嘗て守られなかった少年は胸中で吐き捨て、一つの決意をした。


「――可哀そうに」

 嗤う。その拍子、十字架が揺れた。▼
(-2) 榛 2021/06/30(Wed) 21:40:05

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

「おっちんじまったかもなァ、チサチャン」
(-3) 榛 2021/06/30(Wed) 21:40:11

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

「――ガキの好奇心はこえェよなァ。
 『あれナニこれナニどうなッてンダロ』、
 ちいさくてやわこい体でどこにでもいっちまう。

 お前サンもさぞかしタイヘンな思いをしてンだろォなァ。
 言うこと聞きゃァしねェガキの面倒みてやって、
 必死ンなってアチコチ駆けずり回ってやって。

 ビャクエの天使サマだもんなァ、
 ブジに見つかるまで気が気じゃねェわなァ」


「――ケレドモシカシ、探せど探せど見つからねェ。
 溢れかえった水の中は探したかい? 崩れた土の下は?

 あァア、お前サンのせいだねェ。
 ちいせェガキから目を離したお前サン。
 言うこときかせらんなかった大人のお前サン。

 齢七つのカワイイカワイイチサチャン、
 キット今ごろ賽の河原で泣いてらァ」


「――優しい優しい天使サマ、     
ハハ、フタをあけりゃァ鬼畜生ってか」
(-4) 榛 2021/06/30(Wed) 21:41:35

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

「勿論入ります。あなたも市民です」

 迷いは欠片もなかった。

「とは言え己は食料と言える物は所持していない。
 取引等々の土台にも立てません」

 駐在所にならこっそり自前の物を置いていたのだが、取りに行けるものでもない。無意味な仮定はすぐに形を失くした。

「明日明後日程度なら同じことを言えるでしょうね。
 七日を越えれば多少意志は弱るかと」

 彼はあなたの発言の意図がよくわからなかった。理想と現実が合致しないのは当然のことである。

「五日はもたせたいものです」

 揺れた十字架を眺めつつ。真に迫ったような、しみじみとしたような、妙な雰囲気で宣言した。
これはね、深く考えていないやつ。
(-5) Vellky 2021/06/30(Wed) 22:02:12

【独】 遊惰 ロク

/*
糾問対象のところ、こういうふうになっています

糾問:アユミ(故人) [変更]


いやすぎる 名前の後ろに親切心という名の悪意がついてる
(-10) 榛 2021/06/30(Wed) 22:39:54

【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ

「無理はしてねェなァ」

 顔を背けた少女には男の声だけが届く。
 声だけでは恐らく、本当とも嘘ともつき難い。

 その後に言葉をかける。

「それよかおれァお嬢サンの細さのが気になるねェ。
 針金みてェな腕しちまって。
 うちでちゃんと飯は食ってンのかい」
(-11) 榛 2021/06/30(Wed) 23:17:20

【秘】 遊惰 ロク → 被虐 メイジ

 置いたまま動かせなかった手でそろりと白髪を撫ぜた。
 開いた片目、笑んだ表情にニカリと笑いかける。

「どォいたしまして、こンくれェ安いモンだ。
 ――必要になったらいつでも呼びゃァいい。
 “かすり傷”で死んじまったら浮かばれねェだろ」

 それから、暫く。二人で話でもしたかもしれない。
 その日、男はそれ以上、
 少年の傷について触れることは無かった。
(-14) 榛 2021/06/30(Wed) 23:45:22

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「わかりませんか?」

既に"商人"としての顔をしているつもりはない。
顧客を平等に見て、金銭というわかりやすい単位で自分の商人の価値を示してきた。
何よりもわかりやくす、ミロクでいられるものですから。


「私、困っている人か悩んでいる人にしか興味がないんです」



「食べ物の供給、取引の内容に含まれます。」

「私が死ぬこと、取引の内容に含まれます。」

「あなたが死亡、それは価値になりません。」

「子供達の生存、それは価値になりません。」




「どれも、"今"の段階では、です」

「善いことか、正しいことかを判断する際の根拠を、
 あなたの言葉を使えば、そうですね、説得してください。
 面白ければ、それを対価として取引しましょう。

 普段は、既に一つぐらいなら良いのですが……。
 命までかかっていますと、今後の商売に関わりますから。
 ゆっくり、お話ししましょうか」
(-15) toumi_ 2021/06/30(Wed) 23:45:25

【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク

「なら、なんで……からかってる?」

立ち去る事はない。落ち着かなさそうに前髪を引っ張ったり、
腹の辺りを摩ったりするだけだ。

「……食べられる時は。ちゃんと、食べるように、してる」

満足に食べれない事の方が多いけれど。
わざわざ伝えるものでもないだろう。

手足の細さの割にやや膨れた腹は。
栄養失調時に見られるもののようにも、見える。
(-21) sym 2021/07/01(Thu) 0:36:26

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 クルリクルリ、相変わらず人を指した儘。

「……弱いモンが好きってか。
 ハハ、人が悪いなァ。ンや、悪い人かねェ。
 どっちにしろ、ロクでもなさそうだ。
 おれァ、こえェひとに声をかけちまったかなァ」

 戯れる様にツラツラと言葉を並べ。
 突然止めた指先で、眉間をヒタリと指し示す。

「“面白ければ”ねェ……そういう喋りならまァ、
 まったくの門外漢ってわけでもねェが」

 パッと手を開く、掌を下にして。

「兄サン、その目で見たことはあるかい?
 ――よってらっしゃい、みてらっしゃい。
 決してソンはさせねェさ、奇跡をトックとご覧じろ――」

 ヒラリと黄の瞳の前で手を振る。
 白く光る小さな石は、影も形もなく。どこかに消えていた。

「“タネも仕掛けもごぜェやせん”」
(-23) 榛 2021/07/01(Thu) 0:55:34

【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ

「からかってもねェさ」

 チラリと少女の体を見て。
(――そいつは、食えねェときがあるってこったなァ)

 着地に迷った視線は、最終的には細い手首へ注がれた。
 右の指で飾りの十字架を弾く。

「そいつはいい。食えるときにたんと食わねェとなァ。

 ――と、ズイブン立ち話に引きとめちまった。
 おれァそろそろ仕事にいこうかな」
(-26) 榛 2021/07/01(Thu) 1:51:32

【神】 遊惰 ロク

>>G0 【貯水槽】
「はいよ、大仕事だなァ」

 バケツの取手に手を掛けながら軽快に返事をする。
 濡れ汚れするのが明らかな為、上着は部屋に置いてきた。

「気張ろうや、おふたりサン。……三人しかいねェし、
 バケツリレーよかそれぞれ汲んだ方がはやいかねェ」
(G1) 榛 2021/07/01(Thu) 3:06:42

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「弱い者、いいえ。それは違います。
 悩んでいる人のその考えと、理由と、心が好きなんです。
 人に寄り添う感情、我を通す信条。
 己の求める生活や生き方の中で障害にぶつかったとき。
 どのような選択をとるのか。
 倫理に則った行動をとることができるのか。

 私はそれを知ることが好きです。
 非人道的なことはあまり好みません。
 これでも平和主義ですから」

なんとも、表情に似合わない、文言。

面白ければ、などただの会話でいい。すべて"自分"が決める事。
他人が決める"自分"の価値がわかるのは、金銭のみ。
そう、思っている。


「? おや」

きょとんと、珍しいものをみるように。
猫のように手の動きににつられて視線を動かす。
しばらく眺めて、首を横に倒し、白い石を探そうとしたが見つからない。

「面白い奇術ですね、こんなに近くで見た覚えはありません。
 娯楽とは離れて生きていましたから」
(-31) toumi_ 2021/07/01(Thu) 8:24:38

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 フゥン、と鼻を鳴らす様な相槌。
 何にせよ趣味は悪いしロクでもねェなァ、と思っている。

「おれァこれで食ってたのさ」

 両手を重ね、一度軽く振ってから――片方の掌を向ける。
 そこには元通り、白が輝いていた。

「マ、稼いだ銭はぜんぶこいつらにしちまったし
 二度と人前で披露する気はねェ。
 シカシまァ、見せンのが手っ取りばやいからなァ」

 震え出した手を隠す様に、
 石ごと上着のポケットに突っ込んで薄く笑う。

「――あァ、そろそろ雨漏りを見にいかねェと。
 悪いが今はこれにて。続きは次回、乞うご期待。

 ……食いブチ減ンのもはやいに越したこたねェだろうし。
 近いうちにまた話そうや」
(-32) 榛 2021/07/01(Thu) 11:29:51

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 ――過去形の言い回し、震える手とは裏腹に。

 消えた石を探す仕草を見る瞳はどこか楽しげ、満足気に。
 ついでに優しげな気配ものせて、柔く笑んでいた。
(-33) 榛 2021/07/01(Thu) 11:46:46

【神】 遊惰 ロク

>>G4 【貯水槽】
「だよなァ、一度やってみたかったンだがなァ。
 マ、またの機会にするか。こねェのがイチバンだけども」

 緊張した風でもなく、手に提げた空のバケツを揺らす。
 ひょろりと細い腕で二つ目も手に取ろうとしていたが、
 商人が一つきりなのを見てそれに倣う。

「ハハ、風神サマが怒ってらァ。
 ンじゃァ雨除けヨロシクなァ、おふたりサン」

 この天候だ、雨除けになどなる筈もない。
 軽口を叩いて、二人の後ろを着いていった。
(G5) 榛 2021/07/01(Thu) 12:39:04

【神】 遊惰 ロク

>>G5 【貯水槽】
 中身の入って重くなったバケツを抱えて戻る。
 容赦なく吹き付ける雨が目に入り、一度強く瞑った。

 その瞬間、一際強い風が吹く。

 ――フラリと傾いだ体。済んでのところで立て直す。
 バケツの中身を確認する。水は零れていない。
 再び足を動かす。水を運ぶこと以外、何も考えなかった。
(G6) 榛 2021/07/01(Thu) 12:41:19

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

「…………アハ。お前サン、生真面目だなァ」

 五日。馬鹿正直そうな返答に、思わず素の笑いが漏れた。
 ――そういや、この男。
 おれにまでタオルをくれたんだったなァ。と思った。

「入れてくれンのかい、そいつは太っ腹。
 あーァ、今ならタカれたのに持ってねェのか。残念だなァ」

 結構かなり本気でそう言った。
 男の軽薄さからそうとは見えないかもしれないし、
 状況が状況なので本気と伝わったかもしれない。

「ンでもう一丁、カンタンな問答があるんだが。
 太っ腹なお前サンなら相手してくれるかねェ」

 笑顔を浮かべた儘、是も否も待たずに問いを口にする。

「――余所モンのおれと、七つのチサチャンと、お前サン。
 誰がイチバン先に飢えるべきで、誰が食うべきだろ?」
(-36) 榛 2021/07/01(Thu) 15:11:15

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

「べきで語るなれば、
 餓えるべきはチサチャンで、食うべきは本官ですね」

 緊張感のない空気、その延長のままにそう答えた。

「村の地理に明るく、力もある。
 動けない子どもを運ぶことも出来れば、
 その体力を別へ使うことも出来る」

「子どもを満腹にさせて、満足に動けない大人らと
 状況を正しく判断できない子どもとで、
 全員が命を落としかねない状況に陥る方がいただけない」

 言葉は淀むことなくさらさらと流れてゆく。

「己の手前勝手な思考で語るなれば、一番に餓えるのは
 市民を守る警察官の本官で、食うのはあなた。
 あなたが食う理由はべきで語った時と同様」

「分けられる量があるのなら、
 あなた、チサチャン、本官で、2:1:0の割合でしょうか」

「これらは己に食料分配の権限があった場合の話で、
 己は現在の状況であれば医師らに任せます。
 己の判断は己の思想に基づいたもので、
 智者の知識に基づいた判断が如何様になるかを己は知らない」
(-37) Vellky 2021/07/01(Thu) 16:25:22

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク


「回答に不足はありますか?」

(-38) Vellky 2021/07/01(Thu) 16:25:47

【神】 遊惰 ロク

>>G7 【貯水槽】
 膝に手をついて息をつく。

「あのまま吹き飛んじまうとこだったァ……」

 強風でチョット体が浮いたのだ、モヤシ過ぎて。
 冗談みたいな話だが冗談どころではない。

 「はいよ」と返事をしてバケツを手に提げ、
 医者の後ろをダラダラと着いていく。
 流石に堪えたのか言葉数がメッキリ減っている。

 調理室に着けば水を置き、一度部屋に戻る。
 直に、検査服に着替え上着を羽織った姿で戻ってきた。
(G8) 榛 2021/07/01(Thu) 17:23:29

【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク

「……どう、だか」

真意は読めない。……読めたところで。フジノがなにかできるようなものなんて、フジノの世界にはそうないのだけれど。

「お互い、ね。……仕事?
……いいよ。私も、暇だったから。
何するか知らないけど、気をつけて、ね」

あの警官のように外で作業でもするのだろうかと、推測した。
外の様子を思い浮かべてそんな言葉をかけ、貴方を見送るだろう。
(-49) sym 2021/07/01(Thu) 22:22:58

【秘】 被虐 メイジ → 遊惰 ロク

「(──ロクさんは、オレにやさしくしてくれるけど)」

何故だろう、丸い瞳が見つめる。
撫でられた髪がくしゃりと跳ねる。

包帯が綺麗に巻かれた腕をぼんやりと見ながら
この傷ができた原因を知ったら、どう思うだろうと考えていた。

──軽蔑するかもしれない。いや、怒るだろうか。
けれどそれについて触れられることはなかった。
それは幸か不幸か、いつか話す時は来るだろうか。

今のメイジには何もわからなかった。
(-50) DT81 2021/07/02(Fri) 0:13:09

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

「ねェなァ。――ねェンだよなァ……」

 ぼやく様にそう溢して。
 向けられた両の目を恨めし気に見据える。

「ご丁寧にマァ、二つも答えてくれちまって。
 “全員が命を落としかねない状況に陥る方がいただけない”。
 そりゃァごもっとも。もっともらしい建前だ。
 ハハ、大人ってのはごリッパな言い訳並べてつくろって。
 ちいせェガキから殺すんだよなァ。

 ――シカシお前サンはリッパな建前用意しながら。
 そうはしねェって言うじゃねェか」

 右頬についた手、
 その指先で耳飾りを触りながらツラツラと述べる。

「動ける人間つくるためにおれに食わせて、
 手前はちっとも食わねェで。
 さらにはガキに食わせてやるときた。
 酔狂モンだなァ、“警察官”ってのはみんなこうなのかい?

 ――ちげェよなァ。
 そうだったら汚職もなにもねェもんなァ。
 アハ、お前サン、ちっとばかし変わってら」

「ここで会ったのがお前サンみてェな変わりモンで助かった。
 頼みごとのひとつもしやすくなるってモンだ。

 ……そ、頼みごとがあンだ、ほかでもねェお前サンに」▼
(-53) 榛 2021/07/02(Fri) 1:22:59
ロクは、左右で色の違う瞳へ笑いかける。
(a2) 榛 2021/07/02(Fri) 1:23:58

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

 
おれら

「市民のために飢えてくれや、駐在サン」
(-54) 榛 2021/07/02(Fri) 1:24:23

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

 
「はい、勿論」
 
(-55) Vellky 2021/07/02(Fri) 1:50:58

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

 恨めしげな視線に対して思うことも、なんか機嫌悪そう……だなんて、やはり能天気なものだった。すぐに三日月に歪められた口に、目の前の相手は秋空のような心を持っているのやもしれないと考える。

「本官は警察官に見えているでしょうか?
 あなたの描く彼らのことは知らないが……
 ……そうであるのなら、己は少し救われるかもしれない」

 ああ、と一呼吸おいて。

「深い意味はない。
 変わり者でも、らしく見えているのなら何よりだ」
(-56) Vellky 2021/07/02(Fri) 1:52:39

【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ

 『お互い』に「だなァ」と頷いて。
 その後に続いた、気遣う様な言葉にキョトンとした顔になる。

 その顔はこれまでより幼い印象を与えるかもしれない。▼
(-57) 榛 2021/07/02(Fri) 2:00:44

【秘】 遊惰 ロク → 焦爛 フジノ

 直ぐにニカリといつもの笑い顔を浮かべる。
 ヒラリと手を振り、別れの挨拶を告げて踵を返した。

「ンじゃァこれにてご免。
 お嬢サン、次は座って話そうや」
(-58) 榛 2021/07/02(Fri) 2:01:04

【独】 遊惰 ロク

/*
タマオ、こんなのに救われるな
(-60) 榛 2021/07/02(Fri) 2:49:16

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

『ぜんぶこいつらに』、『人前で披露する気』。
たった二つの言動を不思議に思って口を開こうとして。
また話せるかと、少し残念だと思いながら。
全く残念そうでは無い表情で頷く。

「また話しましょう。
 あなたからの"価値"をまだ、私はいただいていませんから」

聞く人間からすれば、奇術を面白く思っていなかったと捉えられてもおかしくは無いかも知れない。
だがこの男にとっては――――目の前に価値があるのにもらえない、そんな子供のようなお預けを食らっているに過ぎなかった。
(-61) toumi_ 2021/07/02(Fri) 3:10:35

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

「ン? ハハ、そいつを被っといてそりゃねェよ。
 どっからどう見ても警察官だなァ。
 ……マ、おれが知ってンのとはちっとばかしちげェが」
          
官帽

 男の被る、頭の上の象徴を目線で示し乍らそう返す。
 頼み事の答えには満足げに目を細めたきり一つも触れず、
 その代わり、青い石の耳飾りを指で叩く。

「ところでお前サン。『瑠璃』の、り」
(-62) 榛 2021/07/02(Fri) 3:29:34

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

 そうですよね、こっくり頷いて。起立すれば工具箱を回収する。休憩は終わりらしい。

「『りいんかぁねいしょん』」

 言い慣れない響き。新しい言葉を話したがる子どものような声音。こんな田舎のどこで聞いたものか。

「……茶飲み話にはなりましたか? それでは」

 ビシッと敬礼をし、二つ分の工具箱を少し重たげに運んで行くだろう。
(-63) Vellky 2021/07/02(Fri) 3:49:50

【神】 遊惰 ロク

>>G9 >>G10 【貯水槽】
「ンじゃァありがたく」

 椅子を引き、少し離したところで腰掛けた。
 タオルでガシガシと頭を掻き乍ら耳を傾け、
 商人の言葉に吹き出す。

「ッフ、ハハ、商人の兄サンは容赦がねェなァ。
 ……マ、言ってることにちがいはねェが。
 おれも長居するつもりはねェから安心してくれや」

 最後の言葉はインターン生の男に向けて。
(G11) 榛 2021/07/02(Fri) 4:06:57

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

「ハハ、つまらねェハナシよかこっちのが面白かったろ」

 椅子に腰掛けた儘、ヒラリと手を振って背を見送り。
 ――耳慣れぬ単語の意味を聞きそびれたと思い当たる。

「『りぃんかぁねいしょん』、ねェ……」

 そう、口先で転がして。
 次に顔を合わせたらこの話をしようかと考えた。
(-64) 榛 2021/07/02(Fri) 4:17:50
遊惰 ロク(匿名)は、メモを貼った。
榛 2021/07/02(Fri) 9:30:31

【神】 遊惰 ロク

>>G12 【調理室】
「そういう話ならお前サンが謝ることでもなかろ」

 タオルを頭に被った儘、足を組み、その上で頬杖をつき。
 男の笑い顔にニカリと笑みを向けてそう口にした。

「ガキどもにはちっと堪えるだろうなァ。
 ――ン? おれァ自由きままに一人旅の真っ最中。
 つまるところの宿無モン、根無草だなァ」

 言外に飢えには慣れていると同意を返したのち、
 話題を逸らすための問いに答えた。
(G13) 榛 2021/07/02(Fri) 12:45:44

【人】 遊惰 ロク

 空のタライを持って二階をふらつく。
 雨戸を叩く音混じり、滴る雫の音がチラホラと聞こえる。
 大凡覚えてしまった間取りと容器の配置を頭の中で描き、
 次に満杯になるのは何処だったか……と考えた。

(この作業も、あのガキどもには堪えるかねェ)

 ここで言葉を交わした子どもは三人。
 細っこい女子、熱のある患者、腕に包帯を巻いた怪我人。
 誰もかも肉体労働には向かなそうだった。

 ……引き換え大人は割りかし元気なものだが。
 そんな、益体のあって無い様なことをツラツラ考える。

(駐在サンやら男の方の医者は言やァやってくれるか?
 女の医者と看護師はそれどころじゃねェかもなァ。
 商人の兄サンはどうだろ。
 はたらくのもシッカリ売りモンかねェ)

 出会った者たちを順に思い浮かべる。その中には、
 暫く姿を目にしていない、女の医者の姿もあった。

(――どこにいンだか。聞きてェことがあったんだがなァ)
(20) 榛 2021/07/02(Fri) 13:24:50

【秘】 遊惰 ロク → 警官 ハルカゼ

/*
GM太郎!おれおれおれおれ!!

骸糾問!!!!
(威勢のよい役職CO)

糾問:アユミ(故人)にセットしてるのだけど、
死体蹴りロールするの明日まで待たずともよいでしょうか?

今日は
吊りがNPC固定
人魂生存中
糾問失敗が起こらない(※)
ので、
問題なければ日付変わる前にやっちゃいたいな〜と考えています
参加PCの死で慌ただしくなる前に手をつけておこうかなって…


※処理順が吊り→能力行使→噛みのため、
 吊られると糾問の行使できない気がしますが、今回は大丈夫ということ
 ついでに人魂とどっちがDEX高いか分からないけど、それも今回は無問題

ちなみに無自覚霊感バリ高野郎なのでアユミ(故人)さんとの会話可能ですが、
そうなるとGMの負担マッハだと思うので…
アユミさん宛秘話か神窓でソロールする方向で考えています
(-83) 榛 2021/07/02(Fri) 15:49:08

【秘】 警官 ハルカゼ → 遊惰 ロク

/*
アンタだったのね、お任せにした良い子は……

良いわよ、その可能性は考えていたわ。
秘話あんまり抱えてないから会話余裕太郎なんだけど、そうなると表でやることになっちゃうのよね〜……

アンタが表でやっても構わないなら表でやるし、
秘話でやりたいならソロールか、
この墓下チップのハルカゼとやるか、、、ね!

でもさ…死者と知らずに対話するの絶対面白いわよこれ
アユミを常に発言色を透明にして反転で見えるようにしたらそれっぽいかも
(-84) ハルカゼ 2021/07/02(Fri) 16:16:58

【秘】 遊惰 ロク → 警官 ハルカゼ

/*
ご確認とご提案ありがとう〜〜!!

>死者と知らずに対話
>アユミを常に発言色を透明に

ひょっとして、天才太郎さん…?
(死んでるの知った後に幻覚扱いする…くらいしか思いついていなかった)
やりたいやりたい絶対楽しい!!表会話で大丈夫です!!!!
(-85) 榛 2021/07/02(Fri) 16:41:36

【秘】 警官 ハルカゼ → 遊惰 ロク

/*
あとさっき他の人に聞いたんだけど、文字色を透明にすると
環境によって見えない場合もあるらしいの。
だから薄い灰色とかで対応するわ。
ちなみにそろそろ休憩終わるから、19時あたりに浮上しますわよ!
(-86) ハルカゼ 2021/07/02(Fri) 16:48:55

【秘】 遊惰 ロク → 警官 ハルカゼ

/*
はいよ! 文字色も時間も了解です!
それではのちほど、よろしくお願いしまーす!!
(-91) 榛 2021/07/02(Fri) 16:59:19

【独】 遊惰 ロク

/*
>>t10
『口が軽い』という意味じゃなけりゃいいけども
(-92) 榛 2021/07/02(Fri) 17:08:24

【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク

まるで一つの石が水溜りの中に落とされたかのように。

「──。」

いっそ、いなくなってしまえばいいのに。


投げかけられた言葉にかき回され、胸の底に沈んでいた本音が、必死に抑えていた怒りや苦悩ごと浮き上がる。

「──、……い。……さい。
うるさい
うるさい
うるさい!


君に……余所者の君に、一体何がわかるッ!」


(-101) もちぱい 2021/07/02(Fri) 18:21:15

【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク

「鬼か?畜生か?俺をそう罵るのなら、人を不必要に煽る君はとんだ悪魔じゃあないか!

どうして君なんかが来てしまったんだ、アユミはやはり馬鹿なのか!?もう食料の備蓄だって底がつきそうなんだぞ!この穀潰しが!」

病院側の人間しか知らない事情を、葛藤を、躊躇いもなく吐き散らす。
さながらそれは外の川の如く。氾濫してごぼりごぼりと溢れかえって。濁りきった感情が、周囲を侵蝕し始める。

(-102) もちぱい 2021/07/02(Fri) 18:21:44

【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク

あまりに細く軽い青年の体をそのまま壁に押し付ける。
憤怒に満ちているようで、けれど少しつつけば崩壊して泣きじゃくってしまいそうな頼りない顔を近づけ、震える声をぶつけていく。

「チサが見つからないのは俺のせい?この状況は俺のせい?なあ、俺が悪いのか?必死に頑張った人間は、結果を出せなかったら悪だと罵られるしかないのか?

チサが死んだのが見つかったら、それは、俺は、俺が…………、っぁあ、あぁあ、糞っ、畜生……ッ」

一方的に吐き捨てて、手を呆気なく離す。それから濁りきった瞳は青年に向けられることなどなく、看護師は頭を掻きむしりながら踵を返してその場を後にしようとするだろう。
(-103) もちぱい 2021/07/02(Fri) 18:23:36

【人】 遊惰 ロク

>>25 アユミ
「お医者サン、ちっと――と、」

 慌ただしく走る医者を呼び止め、不意に言葉を切り。
 少しばかり思案したのちに尋ねかける。▼
(26) 榛 2021/07/02(Fri) 19:39:08

【人】 遊惰 ロク

>>25 >>26 アユミ
「――そんなに急いでどうしたってんだい」

 男は医師の姿が見えなかった理由を知らず、
 足音の無いことにも気がつかぬ儘。

 これまでと何一つ違わぬ調子で軽快に笑うのだった。
(28) 榛 2021/07/02(Fri) 19:42:29

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

 ――あァ、やっぱり食いモンは足りねェンだなァ。
 吐き散らす目の前の看護師を眺めながら、
 男が考えていたのはそんなことだった。

「ッ、…………グ、」

 手を伸ばされた一瞬、ビクリと肩が跳ねる。
 掴まれ浮かされるより僅かに早く爪先立った様子からして、
 男にとってその行為は不意打ちでは無く、
 さらに言えば慣れたものだったのにも関わらず。
 クロスグリ色の瞳に滲んだのは間違いなく怯えで、
 それは意識の外、身に染みつく恐怖が招いた反応だった。

 けれども一つ瞬いて直ぐ様消してしまう。
 運が良ければ見間違いで片づけられる程度には素早く、
 然し運が無ければシッカリ伝わる程度には顕著な感情を。

 壁に叩きつけられた頃には、スッカリと消え失せ――▼
(-105) 榛 2021/07/02(Fri) 19:50:58
ロクは、嗤った。
(a8) 榛 2021/07/02(Fri) 19:58:22

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

 嗤って、男からぶつけられる言葉をアッサリ聞き流した。

 ――――そののち。
 自由になった喉でケホ、と一つ咳き込んで。
 直ぐにも立ち去ろうとする看護師の背中に問い掛ける。

「ン? ハハ、お前サン。
 どうしてそンなに怒ることがあンだ?
 なンの謂れもなく罵られちまったからかい?
 心にもねェことをわかったように騙られたからかい?

 ――それとも図星つかれちまったからかい」

 その背が遠のいてしまわぬうち、矢継ぎ早に畳み掛ける。

「死んでほしくねェのは誰のためなんだろ。
 ブジに見つかってほしいのは?
 怪我のヒトツもしねェでいてほしいのは?
 ちいせェやわこい、チットモ可愛げのねェメンドウな子。
 おっちんじまったら困るのはイッタイ全体誰なンだろ」▼
(-106) 榛 2021/07/02(Fri) 19:59:19

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

「――ぜェんぶ、お前サンじゃねェのかい」▼
(-107) 榛 2021/07/02(Fri) 20:00:31

【秘】 遊惰 ロク → 療育 クレイシ

 ――不意に、ふ、と表情を和らげてみせる。
 背を向けた男にはこの顔が見えぬかもしれない。
 声の調子を穏やかに整えて、上っ面の同情を語りかける。

 ここまで聞かせにゃ、煽りに煽った意味が無い。

「なァんて――お前サン、カワイソウになァ。
 このままじゃァこんなひでェことばっかし言われちまう」

「誰にも罵られねェ、たったひとつのやり方。 
――教えてやろうか」

其れはきっと、蛇の声。
(-108) 榛 2021/07/02(Fri) 20:08:11

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「どォも、商人の兄サン」

 いつかの何処か。
 一人きりになった頃合いを見計らって、声を掛ける。
 先日と丸きりおんなじ、軽快な調子で。

「話の続きをしにきたンだが。聞く気はあるかい?」
(-114) 榛 2021/07/02(Fri) 21:33:52

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「ええ、聞きたいことがたくさん。
 おかげさまで。部屋でゆっくりしませんか?
 しばらく労働はいらないようですし」

そう手招きしながらあなたを借りている部屋に誘った。
もっとも、余所者に与えられる場所が同じ部屋の可能性はいくらでもあるのだが。
(-119) toumi_ 2021/07/03(Sat) 1:25:02

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「“たくさん”かァ。ハハ、そいつは上々。
 ……、ンじゃァエンリョなく。お邪魔しようかね」

 半ばに僅か、躊躇う様な空白があったものの。
 ヘラリと笑って是と答え、商人の部屋へと招かれた。
 男が間借りしているのとはまた別の場所だろう。
(-130) 榛 2021/07/03(Sat) 7:53:55

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

男の借りている病室にいけば、上着ができるだけ皺を伸ばすようにハンガーのようなものでかけられており、荷物が水気にやられなように鞄の上に布がかけられていた。

「聞きたいです、あなたがその"はじめに渡そうとした対価"。
 何故あれを手に入れようとしたか」

空いているベッドにでも腰掛ける。固くきしむ音が響いた。

男は幾分か声色が変わったと思う。あなたに興味を示している声。
そしてほんの、ほんの僅かだが、纏う空気が変わった。
愛想が良くなったと言えば良いのだろうか。
猫が懐いたとでも言えば良いのだろうか。
(-131) toumi_ 2021/07/03(Sat) 8:23:00

【人】 遊惰 ロク

>>31 アユミ
「そンだけ急いといてかァ……?」

 半信半疑、呆れ混じりに。深くは問わない。
(――マ、余所者には言えねェこともあらァな)

「あァ、お医者サンに聞きてェことがあったんだが。
 どれから聞いたモンかなァ……」

 尋ね事は幾つかあるが、長く引き留める訳にもいくまい。
 チラリと周りを見、声を潜めて。

「薬だのは足りてンのかい。
 ……ホラ、ニエカワクンだっけか、熱のある子もいたろ」
(37) 榛 2021/07/03(Sat) 12:01:30

【人】 遊惰 ロク

>>メイジ
「坊チャン、具合はどうだい」

 腕に包帯を巻いた少年を見かければ、
 ニカリと笑って歩み寄り。
 自分の腕をトントンと指で示して、そう話し掛ける。
(38) 榛 2021/07/03(Sat) 12:07:59

【人】 遊惰 ロク

>>フジノ
「お嬢サン、オハヨウ」

 時計の針が何時を指していようとも。
 男は細っこい少女を見かければ、そう挨拶をするだろう。
(39) 榛 2021/07/03(Sat) 12:08:36

【神】 遊惰 ロク

>>G17 【調理室】
 フゥン、ヘェと中身の薄い相槌を挟み乍ら、
 両手で耳元を弄っている。
 作業の間外していた、揺れる耳飾りを付け直そうとして。

「……ア゛ー、ダメだ。刺さンねェや」
 

 小声でぼやき、手の中で飾りを弄び始め。
 医者――素人からすれば医者も見習いも同じ様なものだ。
 既に働いた経験があるのなら尚の事――の方へ、
 揶揄う様な視線と、それに見合った声色を投げる。

「リッパな建前だねェ、お前サン。
 ホントのとこは教えてくンねェのかい」
(G18) 榛 2021/07/03(Sat) 13:08:14

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 どこか以前とは変わりのある様に思える声色を聞き乍ら、
 無遠慮に室内を見回す。
 吊られた上着、布の掛けられた鞄。
 移ろった視線は軋む音に遅れてベッドに向けられる。

「あァ、こいつのことか」

 トントンと右の耳介を指で叩く。
 正確には、幾つも開けた穴を埋める飾りを。

「本筋にゃ関係ねェんだが……
 マ、聞かれたからには答えるかァ」

 立った儘、其れを聞かせる。
 
因みに、関係無いというのはこの男の主観に過ぎない。
(-144) 榛 2021/07/03(Sat) 15:53:01

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「ホトホトいやになっちまったからだよ。

 ――おれの十八番はもう見せたろ。
 十二のころだったか、外に売られちまってなァ。
 それからはマァ、奇術を生業に生きてきた。

 ……おれを買ったヤツも一緒に仕事するヤツも、
 ロクなのはいなかったがねェ。

 銭を稼ぎゃァ持ってかれ、それが消えりゃァおれのせい。
 半分くらいはカネよか殴ンの目的だったンだろうが、
 それでもジッとけなげに耐え忍んだモンさ。
 ハハ、たまァにホントに盗ってやったけども」

 空笑いと共に、至極どうでも良さそうにそこまで話して。
 ホントにこの話聞きたいか?と、
 目で訴えながらサッサと切り上げようとする。

「マ、我慢する理由もなくなっちまったンで、
 稼いだ分だけキッチリ“貰って”店じまい。

 いけ好かねェ銭を捨てちまうかわり、
 高くてキレーで洒落たモンにしたのさ」▼
(-146) 榛 2021/07/03(Sat) 15:57:50

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 逡巡の間があって、理由を一つ付け加える。
 その響きはどこか言い訳めいていて、
 建前なのだと察せられるかもしれない。

「……文ナシじゃアどこにもいけねェからなァ」

 口を閉ざし、これでどうかと出来を問う様に、
 ベッドに腰掛けている相手の顔を窺い見る。
(-148) 榛 2021/07/03(Sat) 15:59:38

【人】 遊惰 ロク

>>40 メイジ
「はいよ、ロクサンだなァ。
 おぼえが良くてありがてェかぎり」

 ヒラリと手を振って。
 それからあしらう様に受け答える。

「そうだなァ、そいつが痛まなくなるまではねェなァ。
 ――マ、おとなしく治すこった」

 話乍ら伸ばしかけた手を、自分の耳元に持っていく。
 その動作はギリギリ不自然に見えるかどうか。
 
大方、頭に置こうとでもしたのだろう。
(47) 榛 2021/07/03(Sat) 17:03:25

【人】 遊惰 ロク

>>42 フジノ
「だなァ、いつになったら機嫌がなおンだか」

 井戸端じみた調子で返す。
 この男、取り立てて用があるという訳でもなく。
 見かけたので話でもするかなァ、と。その程度だ。

「雨の音もソロソロききなれちまうなァ。
 雨が好きなお嬢サン。この音はどうだろ」
(48) 榛 2021/07/03(Sat) 18:16:58

【人】 遊惰 ロク

>>46 アユミ
「そうかい。そンなら散歩くれェさせてやんな。
 監禁だのとふて腐れてたからなァ、ニエカワクン」

 人知れず取捨選択を終えた男は、変わらず笑う。
 それから医師の言葉に首を傾げた。

「食いモンが? そいつがホントウなら吉報だけども。
 そンじゃお前サン、そいつを探して走り回ってンのか」
(49) 榛 2021/07/03(Sat) 18:22:22

【神】 遊惰 ロク

>>G19 【調理室】
「アー、空襲。マ、そうかもなァ」

 薄味の同調を示しつつ、右へ左へ手中で飾りを転がして。

「いンや……アー、や。そンなら、まァ。
 ひとつ頼むとするかねェ」

 突っ撥ねンのは感じがよろしくないかなァ、と。
 そう思って、差し出された手にポトリと十字架を落とす。

 それから靴を投げ出して椅子の上に素足を引き上げ、
 中途半端に胡坐をかく様な姿勢になって。
 横髪を耳に掛け、飾りを手渡した男の方へ耳朶を晒した。
(G20) 榛 2021/07/03(Sat) 21:29:53

【人】 遊惰 ロク

>>50 メイジ
「そンでガキは遊ぶモンだなァ」

 そう付け加え乍ら椅子を引き、斜め向かいに腰掛け。
 頬杖を付いて、ヘたれたワンコと化した少年を
 ぼけーっと眺めている。

「……そういやお前サン、いくつだっけか」
(55) 榛 2021/07/03(Sat) 22:15:32

【人】 遊惰 ロク

>>52 フジノ
 細い腕と、隠された腹をジッと見て。
 
「……おれァ、この音はちっとばかしこええェかなァ」

 半ば独り言のようにそんなことを口にしてから、
 話す少女の視線を追って、それから戻って顔を見て。

「おっと、そいつは心配だなァ。
 何事もなきゃァいいが。

 ――そういやお前サン、ひとりでここに来たンだろ。
 家のひととははぐれちまったのかい」
(56) 榛 2021/07/03(Sat) 22:17:42

【秘】 流転 タマオ → 遊惰 ロク

 何処かの廊下。ころん、あなたの足は何かを蹴って転がした。大きなびぃ玉よりも一回り二回り大きな球体が、ぽつぽつと赤い跡を床につけてゆき、そして見えなくなった。

 
──それは、人間の眼球だった。


 ほんの一瞬だけ視界に入った翡翠は、血に濡れてなお現実離れした鮮やかさを保っていた。誰のものかはすぐに思い当たるだろう。

 何処を探しても翡翠を閉じ込めたそれは見つからない。血の跡も気付けば綺麗さっぱりなくなっていた。怪奇現象に遇ったか、狐に化かされでもしたかのようだ。
(-166) Vellky 2021/07/03(Sat) 22:51:27

【独】 遊惰 ロク

/*
〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!!!!!
(声にならない悲鳴)
(-171) 榛 2021/07/03(Sat) 23:08:19
ロクは、こつん、ころん。
(a12) 榛 2021/07/03(Sat) 23:45:19

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

 どこぞの誰かか或いは場所に、用が有ったか無かったか。
 兎にも角にも院内を歩き回っていた時のことだった。

 ――何かを蹴り転がした。
 自然と視線を下げて、転がしたものをその目で捉える。

  
――翡翠でしょうか。あの青を好みます。


 覚えのある色が、それ以外を失って。
 あってはならない形でそこに転がっていた。

「――――ッ!?」


 バクンと心臓が跳ねる。
 ヒュッ、空気を吸い込み損ねた喉が鳴る。 

  
――己はこの目が好きだ。


 転がっていく一瞬、目が合ったそれは紛う事無く。
 “茶飲み話”をした、あの警察官の瞳だった。▼
(-173) 榛 2021/07/03(Sat) 23:45:44

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

 ……暫く立ち呆けてから。
 突き飛ばされるように正気に返り、慌てて赤い跡を追う。

 それは歩を進める毎、背後から順に消えていく。
 一歩、二歩、靴で擦った筈の跡も残りはしない。

 男は、翡翠を探す。
(-174) 榛 2021/07/03(Sat) 23:46:10
ロクは、翡翠を見つけられなかった。
(a13) 榛 2021/07/03(Sat) 23:46:34

遊惰 ロクは、メモを貼った。
(a14) 榛 2021/07/03(Sat) 23:49:54

【人】 遊惰 ロク

>>57 メイジ
「……十七かァ」

 しみじみとそう言ったのち、クツクツと笑って。

「そンでもおれよりゃガキだなァ。
 ガキじゃねェってのはおれのトシ超してから言いな」

 そんな、無茶振りと言っていい発言。
 この男は割かし大人げが無い。
(60) 榛 2021/07/04(Sun) 0:01:03

【人】 遊惰 ロク

>>58 >>59 アユミ
「……? お前サン、具合でも――」

 ブツブツと呟き乍ら考え込む女の顔を窺う。
 医者の不養生、なんて悪ふざけみたいな言葉が過る。

 その時――不意に。
 医者は顔を上げてたった一音を漏らした。

「……どうしたってんだい、お医者サン」

 その一音がどうしてか、
 えらく不吉に響いた気がしてならなかった。
(61) 榛 2021/07/04(Sun) 0:21:34

【神】 遊惰 ロク

>>G21 【調理室】
 耳飾りは一つ一つに宝石があしらわれている。
 それが、近くで見ればよく分かる。
 黄、青、緑、白。
 小さな石たちは灯りを反射して取り取りに光った。

 
――指で触れられる一瞬、小さく体が揺れる。
  それは男の意識の外にある反応だった。


「……ン」

 『何か異変があれば、』という言葉に、
 頭を揺らさぬ様、短い声だけで頷いてみせる。

「はいよ、助かった」

 装着が終われば、穴が埋まったのを確認しがてら、
 指で弾いて。付け直されたばかりのそれを示す。

「医者の兄サン、こいつに縁があンのかい」
(G22) 榛 2021/07/04(Sun) 1:14:56

【人】 遊惰 ロク

>>62 アユミ
「――、……はいよ、なんだろ。
 叶えられるかは内容によるだろうがなァ」

 様子のおかしい女の口にする『大丈夫』を、
 そう簡単に鵜吞みには出来ないが。
 一先ずは“お願い”とやらに耳を貸すことにする。
(65) 榛 2021/07/04(Sun) 1:43:16

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「盗品ですか」

一言、それだけ返す。事実であると思ったので。
目の前の青年がそれを憐れんで欲しいというのならば相応の態度が見えただろうと解釈をした。

「話は、続けてください。
 半分以上の疑問は解決しました」
(-191) toumi_ 2021/07/04(Sun) 2:34:12

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「アー、盗品。マ、そうなンだろなァ」

 アッサリ肯定してみせる。表情も声も乾ききっていて、
 ただ問いに答えるための答えを並べただけの様に見える。

「はいよ、どこから話しゃァいいかねェ。
 ……――あァそうだ、盗ったモンの話。そいつでいいか。

 イチバン最初は握り飯。たしか四つのころかなァ。
 兄サン、ガキが飯くすねる理由。それってなンだろ?」

 ツラツラ並べて、唐突に投げかけた。
(-196) 榛 2021/07/04(Sun) 3:13:40

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「お腹がすきましたか?」

簡潔に思いつく理由。
それ以外にも多々流派あると思ったが、間違いを言えば青年が補足をすると思い足りない言葉を投げかけた。
(-197) toumi_ 2021/07/04(Sun) 3:19:08

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 だなァ、と笑って頷く。
 花丸満点の回答。それに補足をするならば。

「ついでに言えば、他にも腹すかしたガキどもがいて、
 大人はシッカリ飯食ってたから。
 おれが育ったところのハナシだよ。

 はじめは握り飯、次もそうだったかなァ。
 そンでくすりだの包帯だの。
 しまいにゃ銭まで手をつけて」

 手持無沙汰、上着のポケットに手を突っ込み体を揺らす。
 えらく子供染みた仕草をして、ヘラリと笑い顔で締め括る。

「おれのハナシはこれで終い。
 あとはもうだいたいわかンだろ。

 ――ああはなりたかねェし、
 あいつらみたく死なせたかねェって、そンだけだよ」
(-204) 榛 2021/07/04(Sun) 3:52:59

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「『一生の最もすぐれた使い方は、
 それより長く残るもののために費やすことだ。』
 とある人が言いました。

 あなたの、倫理観はこの間よりは理解が出来ます。
 だからあともう一つだけ質問をさせてください。

 何故あなたが死ぬ必要があるのですか?」


「あなたは、生きる以上に必要なことがあると思いますか?」
(-205) toumi_ 2021/07/04(Sun) 4:12:40

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「生きてノウノウとあの子らの骸漁るよか、
 死んじまうほうがよっぽど良いに決まってらァな」

 アハ、と笑い声を零して目を細める。
 長々と語った青年の、結局のところの“理由”と“倫理”は。
 恐らくきっと、これ一つに集約される。
 青年にとっては奇跡に等しく、他の何より価値あるもの。

「大人は子どもを守るモンなんだろ」
(-209) 榛 2021/07/04(Sun) 5:12:50

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク


「あなたのことは誰が守るんですか、私ですか?」

行間はシンプルであればあるほど。
(-210) toumi_ 2021/07/04(Sun) 5:24:23

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 キョトン、首を傾げる。

「ちげェけども。あの子ら守って死んでくれ」
(-216) 榛 2021/07/04(Sun) 5:52:14

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「そうですか。
 それなら、最後に、いま浮かんだ疑問点を証明してください。

 いつかあの子達が助かって、すべてが恵まれたとき。
 もし、あなたがまだ、生きていたら。

 未来のために、あなたは、大人だから、
 私以外と死のうとしますか?」
(-218) toumi_ 2021/07/04(Sun) 6:08:37

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「しねェなァ」

 最後の問いを頭の中で並べて揃えて整理して。
 男にとっての単純明快な答えを口にした。

「食いモンが足りねェわけでも、
 食い扶持減るわけでもねェんだろ。

 ――そンときゃァ、そうだな。
 土産話でも持って遊びにいきてェかなァ」
(-219) 榛 2021/07/04(Sun) 6:35:25

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「なんだ、それなら良かった」

ひどく安心したように笑って。


「取引、いたしましょうか」

たった一つ、あなたに隠し事をしています。


「あなたの名前は、なんですか」

たった一つ、あなたに伝えたかったことがあります。


「共に餓える予定のある人のことぐらい、知りたいですよね」

たった一つ、様々なたった一つがこの取引で生まれました。


「忘れることもないですから、本名があれば教えて下さい。
 断ってくれても構いません」
(-220) toumi_ 2021/07/04(Sun) 7:04:39

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

 商人がそんな風に笑う理由が見当も付かず、
 その相好をただキョトンと見つめるばかり。

「いいのかい」

 念を押す様にそう言って、
 青年は漸く、ほんの少しだけ肩の力を抜く。
            
リク

「おれの名前かい? ……六。
 シカシまァ、覚えてくれンならロクのがいいや」

 それから同じ問い掛けを。

「――ミロクサンだっけか。ハハ、似てンなァ。
 他に名があンなら知りてェんだが、どうだろ」
(-221) 榛 2021/07/04(Sun) 7:41:16

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「……、ありませんよ」

「残っているのは偽名だけですね」

また何か言おうとして口を閉じる。

「もう、お話は大丈夫です。
 食べ物の件ですが、増やすと不公平が生まれますから。
 気をつけて配布することにしましょう」

「……、……」

「六さん、記録しました。
 対価をいただきありがとうございます、またのご利用を。
 最初は興味もなく、今もそこまで、かなり、一部に気乗りではないですが」

「楽しかったです」
(-224) toumi_ 2021/07/04(Sun) 12:27:45

【人】 遊惰 ロク

>>63 フジノ
「…………。親父サンとふたり暮らしかねェ」

 思案する間ののち。
 のんびりとした口調で返しながら、
 下がった前髪を払ってやる為に手を伸ばす。

「起こしてやってンのに
 こわい顔されちゃァたまらねェよなァ。
 マ、大人は自分でどうにかするさ」
(78) 榛 2021/07/04(Sun) 14:33:27

【人】 遊惰 ロク

>>66 メイジ
 パチ、と驚いた様に大きく瞬きをする。
 それから、ヘラリと笑い返して。

「ハハ、お前サンもホントのトシ、
 教えてくれねえってンならお相子だなァ。

 ――そンなら二十と四つ。
 そういうことにしようかねェ」

 ひぃふぅみぃと指折り数えてそう答える。
 真剣に知る気も答える気も無さそうな、軽薄な調子で。
(80) 榛 2021/07/04(Sun) 15:01:19

【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク

「そうかい」

 名前についての受け答えはそれだけ。
 どうせ呼ぶことも少ない。

「はいよ。食わずで何日もつかねェ。
 おれァいよいよもってダメんなる前には首括ろうかなァ」

 話し乍ら何やら耳元を弄っている。
 軽い調子でそんな予定を立てた。

「――そいつはどうも。
 ハハ、おれァ楽しかねェがなァ」

 言葉と裏腹、口元は三日月を模る。
 正直なのは恐らく話す言葉の方。
 浮かべ慣れた笑い顔の儘で問い掛ける。

「正直だなァ、兄サン。
 ンで、気乗りしねェってのはどこのことだろ?」
(-231) 榛 2021/07/04(Sun) 15:39:49

【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク

「何度も告げているとおり、あなたが死ぬことですよ。
 私は殺意を向けられる対象であると自負しておりますが。

 あなたが死を選ばなければいけない理由がわかりません。
 健常者であり、一番活力に溢れ、将来有望なのに、何故終わろうとするのだろうと思っただけです」

男はそう言うが直球で何度も告げたかはわからない。
伝わっているかもわからない。

先程にも聞いたとおり、死にたいわけでは無いのに、
その選択肢をとる必要がわからないのだ。
(-236) toumi_ 2021/07/04(Sun) 16:44:06

【神】 遊惰 ロク

>>G23 >>G24 【調理室】
「そいつはどうも。高くてキレーなモンなんだけども、
 銭の代わりにならねェか?」

 商人の方を見て、そう言って。
 肯定を期待していない様子で直ぐに視線を逸らした。

「あァ、カトリック。だったかねェ。
 違いもろくろくわからねェが」

 椅子の上で膝を折り畳んだ儘、首を傾げる。
 手際の良さを見てか横着したか、
 新たに水を沸かす作業は任せっきりにしていた。

「収容所ってどんなとこだろ。
 ……米兵サンがいンのはたしかなんだろけども」
(G25) 榛 2021/07/04(Sun) 16:58:49

【人】 遊惰 ロク

>>73 >>74 アユミ
「状況ってのはまァ、そうなんだろうなァ」

 男は笑い顔でそう答える。

「折よくおれァ覚えンのは苦手じゃねェし、
 マ、覚えてはおくが。――、……――」

 何事かを言いかけ、それをやめて。
 独り言のような、問い掛けのような言葉を零す。

「……これからなにが起こるってンだろ」
(86) 榛 2021/07/04(Sun) 17:28:35

【人】 遊惰 ロク

>>83 メイジ
「おっと、こいつは一本とられた」

 予定調和の様にそう言って。
 どうだろなァ、とこれまた適当な相槌を打つ。

「酒が飲めるっつーと、ハタチかァ。
 ……。……マ、正直モンなのはいいこった」

 頬杖をついた儘ゆるりと目を閉じる。
 これ以上、話を振るつもりは無いらしかった。
(89) 榛 2021/07/04(Sun) 18:34:53

【神】 遊惰 ロク

>>G26 【調理室】
 ヘェ、と少し前のよりは中身のある相槌。

「自由に外に出れねェのか。
 ……そいつはちっとばかし息が詰まりそうだなァ」

 中の様子は医者の説明からの想像でしか無く。
 張り巡らされた有刺鉄線を思い描き乍ら、
 そんな感想を口にした。
(G27) 榛 2021/07/04(Sun) 19:08:50

【人】 遊惰 ロク

>>88 フジノ
「そうだなァ。謝りゃァそれでいいだろうよ」

 軽い調子で同意を返す。
 軽やかな手つきで前髪を払って、直ぐに手を離す。
 露わになった瞳に笑いかける。常より少し、柔らに。

「取って食いやしねェよ、お嬢サン。
 なにをそんなに怖がってンだい」
(96) 榛 2021/07/04(Sun) 19:36:08

【人】 遊惰 ロク

>>94 アユミ
「お前サンは――」

 もう選んでいるのか、と。
 尋ねようとして、過ぎ去った女の方を振り返る。
 そこには、誰の姿も無かった。

「…………。まァた、例のヤツかァ……?
 おもったより参っちまってンのかねェ……」


 ――それにしては、耳障りのいいことのひとつも
 聞かせねェで消えちまったモンだ。

 ぼやき乍らそんなことを思って。
 フラリと、女の消えたのとは反対方向へ歩いて行った。
(99) 榛 2021/07/04(Sun) 20:18:40

【神】 遊惰 ロク

>>G29 【調理室】
 クツリと笑って、医者の男に同じ仕草を返す。
 右耳に下がった十字架が小さく揺れた。

 それから、汲んで濾した水が煮立つまでの時間。
 交わす言葉が途絶えた室内、椅子の上で膝を抱えて。

 只、ザアザアと降り続く雨の音を聞いていた。
(G30) 榛 2021/07/04(Sun) 20:36:54
 




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