人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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【人】 被虐 メイジ

>>51 フジノ

「ああ、」

あなたの指の先を見、思い出したように頭の包帯に触る。
片目でいることが当たり前になってきた頃だった。

「次は負けないよ。片目でも、手加減なしね」

言葉の裏にまた遊ぼうね、という意味を込めて軽快に笑う。
おはじきをまとめて箱に入れて置いておくことにした。

「食べ物、贅沢できるほどないって聞いたんだ」
「だからさ、……」

一拍の間に、ふと遠い目をした。
それは瞬き一瞬で元に戻る。

「協力し合えたらいいよねって思っただけ」

頬杖をついて、あなたが食べる様子を
「おいしい?」と眺めていた。
贅沢できるほどないと知りながら譲ったのは
ただ女の子の前でかっこつけたかっただけだ。男なので。
(53) 2021/07/03(Sat) 20:42:38
タマオは、至極当然のことを呟いた。「行方が知れている人間は探されない」
(t14) 2021/07/03(Sat) 20:47:13

タマオは、考え事をしている。ひとつの答えを出した。
(t15) 2021/07/03(Sat) 20:49:04

【見】 流転 タマオ

 さて、考える事はまだあった。己はアユミサンは十中八九誰かに殺されたものと考えている。彼女はこの状況で自死を選ぶような者ではない。彼女は自身が子どもらを守れるように在ろうとするだろう。

「……もう数日経てば分からなかったが」

 恐らく不意を打たれたのではなかろうか。“最初の犠牲者”は特に、身内を警戒する思考がない。食料の残量を把握しているだろう職員ら……クレイシは外すか。衝動的に殺害をしかねない様子ではあったが、己がこうして歩いていて痕跡を見ない程度に証拠を消せる状態と思えない。

 となるとセナハラだろうか? 外の者も候補である。何にせよ、アユミサンを殺したのは大人だ。子どもらにはその発想が出る土台がない。戦前戦後の生まれの差は、大きな壁とも溝とも言える。
(@2) 2021/07/03(Sat) 20:52:13
タマオは、もうひとつ、考え事をしている。答えはすぐに出た。
(t16) 2021/07/03(Sat) 20:55:44

【人】 焦爛 フジノ

>>53 メイジ
「……うん。次も、負けないから」

次があればいい。甘い塊を転がしながらそう思えば、するりと言葉は紡がれた。
遠く水の流れる音を聞きながら腹を擦る。

「そう、なんだ。……そうだろう、ね。普段も、余裕がある訳じゃ、ないんだから」

どこを見たのだろう。何を考えたのだろう。
フジノには、わからない。

「……うん。協力、できたらいいな。
私も、なにか……役に、立たないと」

できる事は少なかったとしても、荷物にはなりたくはなかった。

おいしい?という問いに、貴方を見てこくりと頷く。
口の端は、微かに持ち上がっていた。
(54) 2021/07/03(Sat) 21:49:24

【人】 遊惰 ロク

>>50 メイジ
「そンでガキは遊ぶモンだなァ」

 そう付け加え乍ら椅子を引き、斜め向かいに腰掛け。
 頬杖を付いて、ヘたれたワンコと化した少年を
 ぼけーっと眺めている。

「……そういやお前サン、いくつだっけか」
(55) 2021/07/03(Sat) 22:15:32

【人】 遊惰 ロク

>>52 フジノ
 細い腕と、隠された腹をジッと見て。
 
「……おれァ、この音はちっとばかしこええェかなァ」

 半ば独り言のようにそんなことを口にしてから、
 話す少女の視線を追って、それから戻って顔を見て。

「おっと、そいつは心配だなァ。
 何事もなきゃァいいが。

 ――そういやお前サン、ひとりでここに来たンだろ。
 家のひととははぐれちまったのかい」
(56) 2021/07/03(Sat) 22:17:42
セナハラは、どこか悲しそうに笑った。
(a11) 2021/07/03(Sat) 22:43:59

【人】 被虐 メイジ

>>55 ロク
「オレ、ガキじゃないよ、もう17だよ……。
 それに一応都会に行って、働いてるんだよ……」

未成年なものは未成年だった。
それに言動はやや子供っぽい自覚もある。

ここにいる大人からすれば断然子供だった。

「ロクさんこそ何歳なの? オレよりは年上なのかな」
(57) 2021/07/03(Sat) 22:45:35
タマオは、以降、生者の視界に映ることはなくなった。
(t17) 2021/07/03(Sat) 22:52:22

タマオは、それでもここにいる。
(t18) 2021/07/03(Sat) 22:52:33

流転 タマオは、メモを貼った。
(t19) 2021/07/03(Sat) 22:53:11

【憑】 技師 アユミ

>>49 ロク

「……そうだ。
 その事についてセナハラくんに聞こうと……。
 いや、ううん、それはもう聞いた……?」

混濁した記憶が徐々に鮮明になっていく。
約束。櫛。食糧。薬。
様々な記憶が断片的に浮上しては沈んでいった。
どうも思い出す事が難しくなっているらしい。
それについて思案する事もまた、難しかった。

「フジノちゃんに……いえ、まずはリョウくんに薬を持って行かなきゃ、そうしたら櫛を取りに行って、不安なことは無いか聞いて、麻酔を用意して、容量を教えて、」
(58) 2021/07/03(Sat) 23:14:50

【憑】 技師 アユミ

>>58
 
「────あ、」

 
(59) 2021/07/03(Sat) 23:17:11
ロクは、こつん、ころん。
(a12) 2021/07/03(Sat) 23:45:19

ロクは、翡翠を見つけられなかった。
(a13) 2021/07/03(Sat) 23:46:34

遊惰 ロクは、メモを貼った。
(a14) 2021/07/03(Sat) 23:49:54

【人】 遊惰 ロク

>>57 メイジ
「……十七かァ」

 しみじみとそう言ったのち、クツクツと笑って。

「そンでもおれよりゃガキだなァ。
 ガキじゃねェってのはおれのトシ超してから言いな」

 そんな、無茶振りと言っていい発言。
 この男は割かし大人げが無い。
(60) 2021/07/04(Sun) 0:01:03

【人】 遊惰 ロク

>>58 >>59 アユミ
「……? お前サン、具合でも――」

 ブツブツと呟き乍ら考え込む女の顔を窺う。
 医者の不養生、なんて悪ふざけみたいな言葉が過る。

 その時――不意に。
 医者は顔を上げてたった一音を漏らした。

「……どうしたってんだい、お医者サン」

 その一音がどうしてか、
 えらく不吉に響いた気がしてならなかった。
(61) 2021/07/04(Sun) 0:21:34
セナハラは、非科学的なものを信じない。
(a15) 2021/07/04(Sun) 0:37:55

セナハラは、自分が生きている事こそ、その証拠だと考えている。
(a16) 2021/07/04(Sun) 0:38:31

【憑】 技師 アユミ

>>61 ロク

「……、…………」

指を鳴らす。無音だった。
女が単に下手なのか、それとも。

「……いえ。大丈夫ですよ」

何かを理解したのか、その声は落ち着いていた。
憐憫の混じった目線が、廊下を映す。

「ロクさん。お願いがあるんですが、良いでしょうか」
(62) 2021/07/04(Sun) 0:59:25

【人】 焦爛 フジノ

>>56 ロク
「……その気持ちも、わかるよ。
強いのは、きっと、なんでもこわいから」

ぴくり、と肩を揺らした。
頭が貴方の方へ向く。前髪がずるりと顔の前に下がった。

「うん。ううん。
お父さんは、お酒を飲んで、動いてくれなくて。そういう時、起こしたら、怖い顔、するから。
だから、私、先にここへ来たの。
……お父さんだって、子供じゃないもの。起きたら、自分で避難すると思ったから」

でも来ていないし、別の所へ行っているのかも、と腹を摩りながら零す。
―――父以外の、言及はなかった。
(63) 2021/07/04(Sun) 1:26:53

【人】 被虐 メイジ

>>54 フジノ
「──あ」

ふと、あなたの口許に描かれたゆるやかな弧を見て
メイジも少しだけ表情を緩めた。
きっと、その表情を見るのは初めてだ。
学校ではあまり顔を見る機会もなかったから。

「フジノ、笑った?」

「そのほうがいいよ」

ぼんやりと少し不安定な心の奥底が
ほんのりあたたかくなる。
かっこうつけた甲斐があった。
(64) 2021/07/04(Sun) 1:39:35

【人】 遊惰 ロク

>>62 アユミ
「――、……はいよ、なんだろ。
 叶えられるかは内容によるだろうがなァ」

 様子のおかしい女の口にする『大丈夫』を、
 そう簡単に鵜吞みには出来ないが。
 一先ずは“お願い”とやらに耳を貸すことにする。
(65) 2021/07/04(Sun) 1:43:16

【人】 被虐 メイジ

>>60 ロク
「……何歳かは教えてくれないんだ。オレは教えたのに」

「ずるいなー」
「実はさ、オレも本当は十七じゃないけどね」

へたれた犬の体勢のまま、にへっと悪戯っぽく笑う。
その言い草はなかなか子供っぽかったが
そこまで知りたいとも思っていない、軽い調子だった。
(66) 2021/07/04(Sun) 2:24:53

【人】 商人 ミロク

>>41 フジノ

「言い値というのは、あなたが私に対して払える価値です。
 それがゼロ円であったからといって咎めることは無いでしょう。
 ―――ただ、あなたの取引のことをそう記憶してしまうのは、
 あなたにとって好ましくないかも知れなせんが」

0円の価値で取引をした。
それを商売では無く施しと受け取り尊厳を損ねる存在はいるかもしれない。

「目的は、大切な価値になります。
 例えば、あなたが『雨に濡れた黒猫の命を助けるため』に
 『タオルが欲しい』といえば、私が納得する『倫理』に沿った価値だと判断して取引をするでしょう。

 わかりますか?
 私は、その目的が聞きたくて取引をしています。

 他にも、私が『理解をしない内容でも』とりひきはします。
 つまり、あなたの話がきければそれで構わないのです」
(67) 2021/07/04(Sun) 2:51:29

【人】 商人 ミロク

>>メイジ

「すみません、お聞きしたいことが。
 あなたは、"痛み止めの薬"は入り用ですか?」

突然、男はすれ違いざまにあなたへ話しかけた。
他の人の目もあるかも知れない場所での、
商人としてはおかしくない態度。
どこか初めて会ったときよりも柔らかく、
おはじきのときに見せた表情のようだった。

あなたの様々なところに見える"怪我"を心配して告げているのだろうか? と思うだろう。
(68) 2021/07/04(Sun) 3:00:16
メイジは、ついに、幻覚でも見え始めたかと思った。
(a17) 2021/07/04(Sun) 3:35:54

ミロクは、名前が似ている青年と技師が会話しているところを見かけた。
(a18) 2021/07/04(Sun) 4:20:43

ミロクは、とある場所で、天気の悪い空を見上げて、次の"予定"を考えていた。
(a19) 2021/07/04(Sun) 4:22:55

商人 ミロクは、メモを貼った。
(a20) 2021/07/04(Sun) 4:35:40

【人】 被虐 メイジ

>>68 ミロク
「…………あ。商人のおじさん……ミロクさん」

考えごとでもしていたらしい。
数歩ほど通り過ぎたあとに、あなたへ振り返った。
初対面の印象は、なんとなく近寄りがたい大人だった。
それに反した、柔らかな表情。
機嫌がよいのだろうか、と思っている。

痛み止め。怪我人であれば、欲しいものだろうが
うーん、と少し思案したのちに尋ねる。

「それって"どこの"痛みを止めてくれるの?」

痛いのは、なにも怪我だけではない。
そんな意を込めたような問いだった。
(69) 2021/07/04(Sun) 4:53:24

【人】 商人 ミロク

>>69 メイジ

数歩過ぎて、おや。と首をかしげていた。
どう呼ばれても咎める気にもならないので様子を見やる。
あなたの内情も気にせず、問われた質問に、
とても答えやすい質問をされたと、こう返した

「              」

あなたに告げた効果は、満足してもらえただろうか。

「あまり病院内でおおっぴらに話すことではありませんから、
 詳しくはお部屋で話させて貰いたいのですが」
(70) 2021/07/04(Sun) 5:00:01
タマオは、工具箱を片手に提げて歩いている。足音はしない。
(t20) 2021/07/04(Sun) 5:09:28

【見】 流転 タマオ

「あ」

 ぴちょん、と雫の落ちる先。そこは床だった。つまりこれは新しい雨漏りが発生したことを意味する。
 タマオは地から足を離し、天井に可能な限り顔を近づける。修理には8くらいの技量が要りそうだ。
(@3) 2021/07/04(Sun) 5:10:17
ミロクは、タマオに手を振った。
(a21) 2021/07/04(Sun) 5:13:10

【人】 被虐 メイジ

>>70 ミロク
「…………え〜っ!?」

意外な返答だったのだろう。メイジは目を丸くして
まるで嘘でも聞いたかのような気の抜けた反応をした。

「どういうこと? そんなのあるの? 聞く聞く〜」

けど、それが興味を引いたらしかった。
お部屋で、ということなら遠慮なくついていくだろう。
(71) 2021/07/04(Sun) 5:13:36
タマオは、この程度ならお手の物のはずだ24
(t21) 2021/07/04(Sun) 5:14:15

【見】 流転 タマオ

>>@3>>t21
 慣れないやり方をしたからだろうか、少し手間取った。トンテンカン、すぐに直して床に降りる。そしてそれまでと同じく、再び歩き出した。
(@4) 2021/07/04(Sun) 5:15:22
タマオは、「  ?  」ミロクに首を傾げた。>>a21
(t22) 2021/07/04(Sun) 5:16:38

タマオは、ミロクに向けて明確に首を横に振り、それから点検作業に戻った。
(t23) 2021/07/04(Sun) 5:17:38

【人】 焦爛 フジノ

>>64 メイジ
はっと口元を隠す。
反射的に動いた後で、続いた言葉が耳に届く。

「え、えっと……」

いつもならそんな事ないと言い切る口はもごもごと動く。

「そう、かな。……ありがとう」

礼の言葉を代わりに口にさして、少し赤みのさした顔を再び逸らした。
(72) 2021/07/04(Sun) 10:56:07

【憑】 技師 アユミ

>>65 ロク

「あくまでお願い、ですから。
 優先度はきっと、他の何よりも低いでしょう」

何より、単純だからこそ難しい類の内容だ。
割り切ることができる人間がいるなら、きっとこうはならなかったのだから。

「覚えていて欲しい事があるんです。
 わかっていても、人は忘れやすい生き物ですから」

かつて貧者も富者も、等しく飢えた時代があった。
平和が訪れて、空を睨む必要が無くなってから、
どこか忘れていたのかもしれない。

「今の状況と、これから起こるであろう事」
「それらは全て、」
(73) 2021/07/04(Sun) 12:58:09

【憑】 技師 アユミ

>>73

「──誰の罪でもありません」
(74) 2021/07/04(Sun) 12:59:54

【人】 被虐 メイジ

>>72 フジノ

「へへ、どういたしまして」

思ったことを言っただけだとばかりに笑う。

「……こっちこそ遊んでくれてありがと。
 だいぶん気は紛れたよ!
 でもオレがおはじき食い始めたら止めてほしい」

冗談の後"またね"とひとこと添えて
その日は、一度別れただろう。
(75) 2021/07/04(Sun) 13:43:53

【人】 諦念 セナハラ

雨粒で濡れる窓から、暗い空を見上げている。

次に、茶色く濁った川を見下ろした。
知った人間が沈んでいるかもしれないと思い至っても、
眉一つ動かない。

人は死ぬものだ。それも呆気なく、何の物語もなく。
特別なことではない。
懐かしい日常の足音が、少しずつ大きくなっていた。
(76) 2021/07/04(Sun) 14:10:25

【人】 商人 ミロク

男は、ここに来たときにはあまり行われないかと思った取引を、いくつかすることができた。
一度前もって告げたあの言葉が効いているのだろう。
得られた対価は、男にとっては大きいものばかりだ。

一つは。
少しだけ。名残惜しさを感じさせるものだったが。

技師の女性は先程、名前が似た青年と話していたように思えたが何処にいるのだろう。
また受付に戻っているだろうか、男は病院内を歩き回った。
(77) 2021/07/04(Sun) 14:17:09

【人】 遊惰 ロク

>>63 フジノ
「…………。親父サンとふたり暮らしかねェ」

 思案する間ののち。
 のんびりとした口調で返しながら、
 下がった前髪を払ってやる為に手を伸ばす。

「起こしてやってンのに
 こわい顔されちゃァたまらねェよなァ。
 マ、大人は自分でどうにかするさ」
(78) 2021/07/04(Sun) 14:33:27

【憑】 技師 アユミ

>>77 ミロク

「ミロクさん」

見知った背中を見た瞬間、思い出したことがあった。
いつのまにか持ってい
ると思い込んでい
た明細を片手に声をかける。

「少々よろしいですか?ここの欄なんですけど……」

差し出された
気がした
用紙は、
日本語とドイツ語が入り混じる薬品の一覧だった。

「ひとつ足りなかったんです。
 もし手持ちがあれば、頂きたいのですが」
(79) 2021/07/04(Sun) 14:38:31
 




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