人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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【人】 遊惰 ロク

>>58 >>59 アユミ
「……? お前サン、具合でも――」

 ブツブツと呟き乍ら考え込む女の顔を窺う。
 医者の不養生、なんて悪ふざけみたいな言葉が過る。

 その時――不意に。
 医者は顔を上げてたった一音を漏らした。

「……どうしたってんだい、お医者サン」

 その一音がどうしてか、
 えらく不吉に響いた気がしてならなかった。
(61) 2021/07/04(Sun) 0:21:34
セナハラは、非科学的なものを信じない。
(a15) 2021/07/04(Sun) 0:37:55

セナハラは、自分が生きている事こそ、その証拠だと考えている。
(a16) 2021/07/04(Sun) 0:38:31

【憑】 技師 アユミ

>>61 ロク

「……、…………」

指を鳴らす。無音だった。
女が単に下手なのか、それとも。

「……いえ。大丈夫ですよ」

何かを理解したのか、その声は落ち着いていた。
憐憫の混じった目線が、廊下を映す。

「ロクさん。お願いがあるんですが、良いでしょうか」
(62) 2021/07/04(Sun) 0:59:25

【人】 焦爛 フジノ

>>56 ロク
「……その気持ちも、わかるよ。
強いのは、きっと、なんでもこわいから」

ぴくり、と肩を揺らした。
頭が貴方の方へ向く。前髪がずるりと顔の前に下がった。

「うん。ううん。
お父さんは、お酒を飲んで、動いてくれなくて。そういう時、起こしたら、怖い顔、するから。
だから、私、先にここへ来たの。
……お父さんだって、子供じゃないもの。起きたら、自分で避難すると思ったから」

でも来ていないし、別の所へ行っているのかも、と腹を摩りながら零す。
―――父以外の、言及はなかった。
(63) 2021/07/04(Sun) 1:26:53

【人】 被虐 メイジ

>>54 フジノ
「──あ」

ふと、あなたの口許に描かれたゆるやかな弧を見て
メイジも少しだけ表情を緩めた。
きっと、その表情を見るのは初めてだ。
学校ではあまり顔を見る機会もなかったから。

「フジノ、笑った?」

「そのほうがいいよ」

ぼんやりと少し不安定な心の奥底が
ほんのりあたたかくなる。
かっこうつけた甲斐があった。
(64) 2021/07/04(Sun) 1:39:35

【人】 遊惰 ロク

>>62 アユミ
「――、……はいよ、なんだろ。
 叶えられるかは内容によるだろうがなァ」

 様子のおかしい女の口にする『大丈夫』を、
 そう簡単に鵜吞みには出来ないが。
 一先ずは“お願い”とやらに耳を貸すことにする。
(65) 2021/07/04(Sun) 1:43:16

【人】 被虐 メイジ

>>60 ロク
「……何歳かは教えてくれないんだ。オレは教えたのに」

「ずるいなー」
「実はさ、オレも本当は十七じゃないけどね」

へたれた犬の体勢のまま、にへっと悪戯っぽく笑う。
その言い草はなかなか子供っぽかったが
そこまで知りたいとも思っていない、軽い調子だった。
(66) 2021/07/04(Sun) 2:24:53

【人】 商人 ミロク

>>41 フジノ

「言い値というのは、あなたが私に対して払える価値です。
 それがゼロ円であったからといって咎めることは無いでしょう。
 ―――ただ、あなたの取引のことをそう記憶してしまうのは、
 あなたにとって好ましくないかも知れなせんが」

0円の価値で取引をした。
それを商売では無く施しと受け取り尊厳を損ねる存在はいるかもしれない。

「目的は、大切な価値になります。
 例えば、あなたが『雨に濡れた黒猫の命を助けるため』に
 『タオルが欲しい』といえば、私が納得する『倫理』に沿った価値だと判断して取引をするでしょう。

 わかりますか?
 私は、その目的が聞きたくて取引をしています。

 他にも、私が『理解をしない内容でも』とりひきはします。
 つまり、あなたの話がきければそれで構わないのです」
(67) 2021/07/04(Sun) 2:51:29

【人】 商人 ミロク

>>メイジ

「すみません、お聞きしたいことが。
 あなたは、"痛み止めの薬"は入り用ですか?」

突然、男はすれ違いざまにあなたへ話しかけた。
他の人の目もあるかも知れない場所での、
商人としてはおかしくない態度。
どこか初めて会ったときよりも柔らかく、
おはじきのときに見せた表情のようだった。

あなたの様々なところに見える"怪我"を心配して告げているのだろうか? と思うだろう。
(68) 2021/07/04(Sun) 3:00:16
メイジは、ついに、幻覚でも見え始めたかと思った。
(a17) 2021/07/04(Sun) 3:35:54

ミロクは、名前が似ている青年と技師が会話しているところを見かけた。
(a18) 2021/07/04(Sun) 4:20:43

ミロクは、とある場所で、天気の悪い空を見上げて、次の"予定"を考えていた。
(a19) 2021/07/04(Sun) 4:22:55

商人 ミロクは、メモを貼った。
(a20) 2021/07/04(Sun) 4:35:40

【人】 被虐 メイジ

>>68 ミロク
「…………あ。商人のおじさん……ミロクさん」

考えごとでもしていたらしい。
数歩ほど通り過ぎたあとに、あなたへ振り返った。
初対面の印象は、なんとなく近寄りがたい大人だった。
それに反した、柔らかな表情。
機嫌がよいのだろうか、と思っている。

痛み止め。怪我人であれば、欲しいものだろうが
うーん、と少し思案したのちに尋ねる。

「それって"どこの"痛みを止めてくれるの?」

痛いのは、なにも怪我だけではない。
そんな意を込めたような問いだった。
(69) 2021/07/04(Sun) 4:53:24

【人】 商人 ミロク

>>69 メイジ

数歩過ぎて、おや。と首をかしげていた。
どう呼ばれても咎める気にもならないので様子を見やる。
あなたの内情も気にせず、問われた質問に、
とても答えやすい質問をされたと、こう返した

「              」

あなたに告げた効果は、満足してもらえただろうか。

「あまり病院内でおおっぴらに話すことではありませんから、
 詳しくはお部屋で話させて貰いたいのですが」
(70) 2021/07/04(Sun) 5:00:01
タマオは、工具箱を片手に提げて歩いている。足音はしない。
(t20) 2021/07/04(Sun) 5:09:28

【見】 流転 タマオ

「あ」

 ぴちょん、と雫の落ちる先。そこは床だった。つまりこれは新しい雨漏りが発生したことを意味する。
 タマオは地から足を離し、天井に可能な限り顔を近づける。修理には8くらいの技量が要りそうだ。
(@3) 2021/07/04(Sun) 5:10:17
ミロクは、タマオに手を振った。
(a21) 2021/07/04(Sun) 5:13:10

【人】 被虐 メイジ

>>70 ミロク
「…………え〜っ!?」

意外な返答だったのだろう。メイジは目を丸くして
まるで嘘でも聞いたかのような気の抜けた反応をした。

「どういうこと? そんなのあるの? 聞く聞く〜」

けど、それが興味を引いたらしかった。
お部屋で、ということなら遠慮なくついていくだろう。
(71) 2021/07/04(Sun) 5:13:36
タマオは、この程度ならお手の物のはずだ24
(t21) 2021/07/04(Sun) 5:14:15

【見】 流転 タマオ

>>@3>>t21
 慣れないやり方をしたからだろうか、少し手間取った。トンテンカン、すぐに直して床に降りる。そしてそれまでと同じく、再び歩き出した。
(@4) 2021/07/04(Sun) 5:15:22
タマオは、「  ?  」ミロクに首を傾げた。>>a21
(t22) 2021/07/04(Sun) 5:16:38

タマオは、ミロクに向けて明確に首を横に振り、それから点検作業に戻った。
(t23) 2021/07/04(Sun) 5:17:38

【人】 焦爛 フジノ

>>64 メイジ
はっと口元を隠す。
反射的に動いた後で、続いた言葉が耳に届く。

「え、えっと……」

いつもならそんな事ないと言い切る口はもごもごと動く。

「そう、かな。……ありがとう」

礼の言葉を代わりに口にさして、少し赤みのさした顔を再び逸らした。
(72) 2021/07/04(Sun) 10:56:07

【憑】 技師 アユミ

>>65 ロク

「あくまでお願い、ですから。
 優先度はきっと、他の何よりも低いでしょう」

何より、単純だからこそ難しい類の内容だ。
割り切ることができる人間がいるなら、きっとこうはならなかったのだから。

「覚えていて欲しい事があるんです。
 わかっていても、人は忘れやすい生き物ですから」

かつて貧者も富者も、等しく飢えた時代があった。
平和が訪れて、空を睨む必要が無くなってから、
どこか忘れていたのかもしれない。

「今の状況と、これから起こるであろう事」
「それらは全て、」
(73) 2021/07/04(Sun) 12:58:09

【憑】 技師 アユミ

>>73

「──誰の罪でもありません」
(74) 2021/07/04(Sun) 12:59:54

【人】 被虐 メイジ

>>72 フジノ

「へへ、どういたしまして」

思ったことを言っただけだとばかりに笑う。

「……こっちこそ遊んでくれてありがと。
 だいぶん気は紛れたよ!
 でもオレがおはじき食い始めたら止めてほしい」

冗談の後"またね"とひとこと添えて
その日は、一度別れただろう。
(75) 2021/07/04(Sun) 13:43:53

【人】 諦念 セナハラ

雨粒で濡れる窓から、暗い空を見上げている。

次に、茶色く濁った川を見下ろした。
知った人間が沈んでいるかもしれないと思い至っても、
眉一つ動かない。

人は死ぬものだ。それも呆気なく、何の物語もなく。
特別なことではない。
懐かしい日常の足音が、少しずつ大きくなっていた。
(76) 2021/07/04(Sun) 14:10:25

【人】 商人 ミロク

男は、ここに来たときにはあまり行われないかと思った取引を、いくつかすることができた。
一度前もって告げたあの言葉が効いているのだろう。
得られた対価は、男にとっては大きいものばかりだ。

一つは。
少しだけ。名残惜しさを感じさせるものだったが。

技師の女性は先程、名前が似た青年と話していたように思えたが何処にいるのだろう。
また受付に戻っているだろうか、男は病院内を歩き回った。
(77) 2021/07/04(Sun) 14:17:09

【人】 遊惰 ロク

>>63 フジノ
「…………。親父サンとふたり暮らしかねェ」

 思案する間ののち。
 のんびりとした口調で返しながら、
 下がった前髪を払ってやる為に手を伸ばす。

「起こしてやってンのに
 こわい顔されちゃァたまらねェよなァ。
 マ、大人は自分でどうにかするさ」
(78) 2021/07/04(Sun) 14:33:27

【憑】 技師 アユミ

>>77 ミロク

「ミロクさん」

見知った背中を見た瞬間、思い出したことがあった。
いつのまにか持ってい
ると思い込んでい
た明細を片手に声をかける。

「少々よろしいですか?ここの欄なんですけど……」

差し出された
気がした
用紙は、
日本語とドイツ語が入り混じる薬品の一覧だった。

「ひとつ足りなかったんです。
 もし手持ちがあれば、頂きたいのですが」
(79) 2021/07/04(Sun) 14:38:31
諦念 セナハラは、メモを貼った。
(a22) 2021/07/04(Sun) 14:51:07

【人】 遊惰 ロク

>>66 メイジ
 パチ、と驚いた様に大きく瞬きをする。
 それから、ヘラリと笑い返して。

「ハハ、お前サンもホントのトシ、
 教えてくれねえってンならお相子だなァ。

 ――そンなら二十と四つ。
 そういうことにしようかねェ」

 ひぃふぅみぃと指折り数えてそう答える。
 真剣に知る気も答える気も無さそうな、軽薄な調子で。
(80) 2021/07/04(Sun) 15:01:19
タマオは、屋上への扉の前に工具箱を置いた。
(t24) 2021/07/04(Sun) 15:19:17

【見】 流転 タマオ

「……」

すい、屋上に足を運んでみた。土砂降りの雨が滅茶苦茶にすり抜けていく。全く回復しそうにない空を呑気に見上げた。
(@5) 2021/07/04(Sun) 15:20:45
タマオは、ひとり呟いた。「痛そうだな……」
(t25) 2021/07/04(Sun) 15:21:10

【見】 流転 タマオ

 降り注ぐ矢の如き雨粒に見舞われた時のことを想像し、それから屋内に引き返す。何事もなかったかのように点検へ戻った。
(@6) 2021/07/04(Sun) 15:23:27
タマオは、雨に濡れていない。
(t26) 2021/07/04(Sun) 15:24:02

【人】 商人 ミロク

>>79 アユミ

「……? はい」

技師の女性に対して妙な感覚を覚える。
男がこういった気分になるのは、はじめてではない。

ついでに言えば、霊感的なものに批難をされたことがないため、
すべからく人間はこのような体験をすると思っているが、
この事実は語られることは無いだろう。


「わかりました、……探しますので少しお待ちください。

 その間に、と、お聞きしたいことがあります。
 ここに私とやってきた青年が言っていました。
 『大人は子どもを守るもの』だと。

 私はすべてに同意をできたわけではありませんが、
 その思想に似たものを持っていました。
 子供は、好きですから。特に学徒が。

 でも一つ疑問が残っていまして。
 技師のあなたは大人とは何を指すと思っていますか?」
(81) 2021/07/04(Sun) 15:33:08

【憑】 技師 アユミ

>>81 ミロク

「私も同じ意見ですよ。子供は守るべきです。
 でなければ、余裕の無い大人になってしまいますから」

守られて育った女は、常々思っていた。
何故周囲の大人達はあんなに忙しないのだろうかと。
理由に気付いたのは、育児を始めてからだった。

「……大人とは、与える人の事だと思います。
 与えるものは人や時代によって変わるでしょうけれど」
(82) 2021/07/04(Sun) 16:24:58

【人】 被虐 メイジ

>>80 ロク
「そういうことにしようって、ウソって
 言ってるようなモンじゃん〜」

しかし、それすらもハッタリかもしれない。
メイジは曖昧にする理由をふと考えた。

「実は自分でも何歳かわかってない、とか」

へらりと笑った。適当を言っただけだ。

「でも、オレが十七なのは嘘じゃないよ。
 どうせウソつくならもっと上にするもん

 お酒飲める年とかにしてさ」

まあ、そんなことしないけど、と呟く。
(83) 2021/07/04(Sun) 16:32:10

【人】 焦爛 フジノ

>>67 ミロク
貴方を、見ている。
賢くはないが、全てを鵜呑みにするほど馬鹿でもない。
しかし。そっと腹を擦る。
……施しを受けたい訳では、ないけれど。

「目的が、あればいいの。
……ミロクさんは、『物』しか、扱ってない?」

つと、視線は外へ向いた。
未だ雨が降り続け、風は雨もそれ以外も建物へ叩きつけている。

「……私、外で仕事がしたいの。
でも、外の事、全然知らないしツテもなくて」

そこで、言葉を区切った。
フジノが欲しいものは、働き口だ。
傷持ちの女が働いて、金銭を稼げる。
此処ではない場所だった。
(84) 2021/07/04(Sun) 17:05:15

【人】 商人 ミロク

>>82 アユミ

「なるほど……? わかりやすいですね。ですが。
 "いつまで"、与えられることを望んでいいのでしょうか。
 それは生きてきた年数で決まりますか?

 病を患い、一生床に伏せることになった壮年の方は、
 食い扶持を減らす為に死んだ方が良いと思いますか?

 どちらにしろ、そうですね。
大人であり続けるのならば。

 体が動かなくなっても与え続けられるような存在になりたいと思いました。
 聞かせていただきありがとうございます」

技師に投げ方問いを答えられる前に礼を告げる。
少し、得心がいった。
同時に――私が見てきた多くの人間に当てはまるような大人の定義とは"違うのだろう"と。
男は考えを改めていた。
(85) 2021/07/04(Sun) 17:16:49

【人】 遊惰 ロク

>>73 >>74 アユミ
「状況ってのはまァ、そうなんだろうなァ」

 男は笑い顔でそう答える。

「折よくおれァ覚えンのは苦手じゃねェし、
 マ、覚えてはおくが。――、……――」

 何事かを言いかけ、それをやめて。
 独り言のような、問い掛けのような言葉を零す。

「……これからなにが起こるってンだろ」
(86) 2021/07/04(Sun) 17:28:35
 




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