人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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【赤】 忘れ屋 沙華

化けの皮を脱いだシラサワに珍しく目を丸くするのだが。
「さもなければ、よりによってこの年に【皇狼】を仰せつかったりしねえよ。」
返す言葉自体は変わらず油断ない。

「忘れおおせたならずっと良かったな。」
放つ恨み言に含まれる震えは恐れているというよりむしろ、悔いているような響き。
事実に向き合うことから逃げた、或いは既に向き合うことを終えて今の境地に至るのか。

それでも余裕がなくなり始めた言葉の縁々には、この人間が元来有する怠惰な本質が滲みだす。
「俺でいい、俺がよかった筈だ、俺でなければいけなかったのだろう。」
この人格の檻の中、結論は既に腹で決めてしまっている。
あらたな"同類"の目覚めを止めようともしない。
(*23) Sanpatu Tea 2021/07/21(Wed) 16:09:27
書生 シキは、メモを貼った。
(a1) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 16:16:24

【赤】 よろず屋 シラサワ

沙華の張りつめた言動に海眼を細める。
まあ、その驚愕が見れただけしてやったり、
といったところかもしれない。

「確かにそうか、
 二匹の"子狼"のお守りはちょっとな。」

道化を言いつけられた自分には
荷の重い話だ。

神狼は呼び起こす。
人間の根底に澱む衝動を、
飽くなき飢えと渇きを、引き摺り出す。

戸隠の歩みは止まらないだろう。
まるで祠に導かれるように、呼ばれるように。

見えるだろう?
灯をもった、飢えた同胞達が。

匂うだろう?
印に焼き付けられた、熟れた果実の匂いが。

「…可哀想に。忘れられたらいいのにな。」

戸隠を見て零した。
歩みを彼に合わせるように再開する。
(*24) souko_majyutu 2021/07/21(Wed) 16:32:30

【赤】 右方舞 戸隠

  ずりずり、ずりずり。
 足を引きずっているのか、
 体が引きずられているのか、
 だんだんと分からなくなってくる。

 灯りがあかるいのか、
 灯りがくらいのかもわからない。

 甘い匂いが漂っているのか、
 甘い匂いに引き寄せられているのかもわからない。

 ただ、ずりずり、と歩いた。
 気が付けば、いつの間にか目をつむっていて。

 漂う匂いのするほうに、ただ歩いていた。

「……なんだ、……これ、さ」

 うわごとのように、呟く。
 おまじないが解けてしまうことも構わずに。

「……狼、の……遠吠え……?」

 
 なんにも聞こえない、はずだけれど。
(*25) gt_o1 2021/07/21(Wed) 16:38:33

【人】 書生 シキ

>>31
一ツ目覗かす男の声に当てられれば
手に持つ黒赤色の本を胸へと当てる。

万屋の言葉と薬屋の表情に意識を向けつつ
ちらりと揺れた視線でユヅルを一瞥すれば
それまで重く噤んでいた口を、小さく開く。

「ええ、こんにちは。
 
 ……怖がらすようなことを言うのですね?
 心配せずとも、今から跳んで這って
 逃げ出すような真似はしませんよ」

掛けられた言葉の意図には、相応の程度を以て。
どこか貴方の親しさに応えるような声色で
しかし、未だ釈然としなさげな面持ちのままに。

「あの人、最初に選ばれなかったというだけで
 あんなに心を乱して、嘆いていらっしゃる。
 
そういう祭り
なのでしょう、これは」

神の肉、神の臓。
左方の舞子が嘯くそれは、
はたしてただの言葉遊びか、それとも。

「俺は、『先生』の言い付けでここに来ただけです。
 何があっても、許される分は俺の勝手にします」

付け足した言葉は、仄かな苦みを帯びていた。
(40) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 16:41:45

【人】 左方舞 五十鈴

>>38 沙華

「はあ……沙華にお説教されるとか、僕も落ちるとこまで落ちたもんだな……。
まあいいや、ありがと」

乱れた髪はすっかり整った。
それならりんご飴がもう一つ食べたい、そう言った声が届いたかもしれないし、届かなかったかもしれない。
(41) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 16:42:49

【鳴】 左方舞 五十鈴

「そっかぁ。
否定でも肯定でもない、かぁ〜。

まーそーだよね、長く続いた伝統をさー、どうにかすんのフツーじゃ無理だよね。
でも僕は神狼の心臓食べてやりたいな。
そうすればこの島もさ、平和になるはずじゃん?」
(=5) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 17:13:16

【人】 書生 シキ

>>38
>>41
大人たちの訳知りな問答を聞く傍ら
落ち着きを取り戻したように見える左方舞の姿を
どこか、覗き見るかようにして目を凝らす。

訝しそうな目付きを浮かべているものの
特段、その感情的な様子に
悪い気を感じている訳では無さそうだった。
(42) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 17:40:45

【赤】 よろず屋 シラサワ

「ひとつ"喰えば"、まずは治まるさ。」

道化の男は謳う。

それは五十鈴が求める林檎のよう。

禁断の果実。楽園の知恵の実。
一度齧れば、追放者の出来上がり。
最早楽園には、二度と戻れない。
(*26) souko_majyutu 2021/07/21(Wed) 17:56:11

【赤】 右方舞 戸隠

 祠とやらについたのか、ついていないのかももうわからなかった。

 ざわざわと喧騒。
 視界がぼやけて、
 唸るような耳鳴。
 
 ばくばく、ばくばくと心臓が脈打つ。
 体の内側全てが、太い太い血管になってしまったかのように。
 酒に酔った時とも、
 熱中症になった時ともまた違う、
 脳味噌の芯の芯からかぁと熱くなるような感覚。

「……っ、、あ、……ぅ、」

 もう、意味のある音は口から出てこない。
 つぅと、口の端から涎が伝う。
 幽鬼のような顔で、ただ灯りと香りが示す奥へ、奥へと歩いて行った。
(*27) gt_o1 2021/07/21(Wed) 18:25:06

【人】 左方舞 五十鈴

振り返ると書生らしい格好の男が目に入った。

「ふうん、アレも”輪付き”かぁ。
いい顔してんじゃん。
さぞかしいい家に飼われてんのかな?」

不躾な目を向ける。
(43) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 18:33:24

【人】 書生 シキ

>>43 五十鈴

自らの処について謂われれば
それを半ば聞かぬ振りをして、目線を合わせる。

「ああ、初めまして。」

昨夜と今日とで、互いの様子は幾度と見交わしていただろうが
それでも青年は、取って付けたような返しの挨拶を1つ。

「珍しいでしょうか? 今ごろ書生など。
 それに、本島側の人間なのにも関わらず、と」
 
言葉の割りには、緩い声色で以て。
(44) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 19:01:41

【人】 左方舞 五十鈴

>>44 シキ

目が合えばにっと笑って。

「はじめまして、僕は五十鈴。
ソトの人だよね?
僕はね、普段はソトにいるけど島の踊子だよ。
祭りの時だけ帰ってくるんだ。
書生、いいんじゃない?
裕福なご主人ならいいご飯出そうだし。
僕も裕福なご主人に飼われたかったな」
(45) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 19:21:26

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「ねえ、”右”くん。
”左”だよ。

……キミ、ホントに喋れないの?」
(-44) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 19:23:04

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

 あなたに声をかけられれば、驚いたように肩を震わせる。

 しばし悩んで、懐から取り出したメモ帳に何かを記し、
 あなたに突き出した。

『しゃべれはする しゃべらないだけ』

 見た目の印象よりは、乱雑な字だった。
(-45) gt_o1 2021/07/21(Wed) 19:26:37

【人】 よろず屋 シラサワ

>>32 モクレン
>>33 沙華
>>36 ユヅル
「隠したかて、いつかバレるもんやろ?
 神狼はんに直接問えるとは思わんけど…。」

情報は大切な"商品"だ。
言葉を紡ごう、経済を回し流通させるように。
遠くに居たモノは近くに。会話を始めたシキと五十鈴。
良い傾向なのではないだろうか?

商人とはこういうモノだ。周りを煽り、動かそう。
言葉という資金の循環を回そうではないか。

…島外の子かて、せめて覚悟ぐらい出来た方がええやろ?
モクレンはんもユヅルはんも分かっとるみたいやな。

「ユヅルはんはやっぱええこやな…。
 ちょっとぐらい反抗期起きてもええんやで?」
(46) souko_majyutu 2021/07/21(Wed) 19:48:09

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「僕、”右”君と仲良くなりたいのに、喋ってくれないの?
それとも、ここで喋ったらいけないとかソトで習った?
(-46) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 19:53:36

【人】 書生 シキ

>>45 五十鈴

向けられる笑みには、笑みを以て返す。
青年のそれは、ややぎこちなさがあったが。

「俺は、シキです。
 成程、そういう関係だったのですね――」

そうして、慰めの言葉を添えようとした刹那。
あなたとモクレンとのやり取りが脳裏を過れば
下手な物言いを添えるのは心情に悪かろうと、言葉を慎む。

「……そうですかね、俺には他所の程度は分かりませんが。
 でも『先生』は良い人ですよ、こんな時代に
 貧乏家の息子1人の世話を引き受けてくれて
 作家としての勉強もさせてくれるんですから」

兎にも角にも、日々妙な目移りを繰り返していた青年も
その時だけは、あなたの面立ちをじっと眺めていた。
(47) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 20:00:47

【鳴】 奉公人 ユヅル

「平和を成す為に、五十鈴さまは
 神を喰らおうとされるのですか?
 ………それは、何故でしょう。
 神狼様を祀るのみでは、平和は遂げられないと?
 五十鈴さまのお考えを、私は知りたく思います」
(=6) dome 2021/07/21(Wed) 20:02:40

【人】 左方舞 五十鈴

>>47 シキ

「へー、シキは作家目指してるんだ。
僕、ソトでは古本屋で働いてるよ。
本、出版したら読ませてね?」

五十鈴の顔はどう見ても女の子に見えるだろう。
けれどそれだけではなさそうにも、見えるかもしれない。
(48) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 20:14:58

【鳴】 左方舞 五十鈴

「だってさ、神狼がいなければ……

じゃねーや、”神狼より強い奴がいれば”さ。
そもそもこんな祭りもいらねえじゃん?」
(=7) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 20:16:18

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

 少し首を巡らせると、顔布をばらりとめくった。
 線の細い優男といった風貌。

「……おまじないだっつうてな、教授から言われてるんだわ」

 だが、やっと口から滑り出たその言葉は
 少しばかり─それこそ、彼の癖字のように─乱雑だった。

「この島では気を抜くな、と。
 なんだかしらねえが、口を開くと効かなくなるらしい。
 人気の多いとこじゃ気をつけろと、
 口酸っぱくしてな」

 バツが悪そうに頭をかく仕草からは、
 それほど信じていなさそうな内心が見て取れた。
(-47) gt_o1 2021/07/21(Wed) 20:16:54

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「なんだ、普通に喋れるんじゃん。
僕……じゃないや、私は五十鈴、よろしくね。

ふーん、ソトの学生?
それがこんな島まで来て、輪っかまでつけられちゃってるんだ?

この祭りのこと、どこまで知ってるの?」
(-48) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 20:25:06

【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴

「『お前は話すな、踊ってろ』とよく言われるんでね」

 冗談めかして笑う。
 口を開いたことでどこかあった神秘性はすっかりと剥がれ、
 年相応の気安さと無作法が垣間見える。

「ああ、舞踊専攻のな。
 俺あ踊りに来たんだよ。
 ここの舞は独特で、勉強になると思ったから。
  
 輪っかて、これのことか?
 あの、美人の巫女さんからもらったやつ」

 さっきもなにさっきもなにか色々言い合っていたな、
 とひとりごちて。

「いや。正直なんもしらん。
 教授がいやに渋るもんだから、
 なんかめんどくさい風習でもあるのかとおもったんだが、
 教えてくんなくてな」
(-49) gt_o1 2021/07/21(Wed) 20:32:18

【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠

「はぁ…………

まさか、自分からココに来たわけ?
教授は止めたんでしょ?」
(-50) tamatamasuka 2021/07/21(Wed) 20:38:33

【人】 書生 シキ

>>48 五十鈴

「……ありがとうございます。
 まぁ、まだまだ先になるでしょうけどね」

ありがちなお世辞だ、と思ったものの。
そう言ってくれるだけのことには、きちんと感謝を示す。

面と向かった舞子の可愛らしい顔立ちは
自分が他者に向ける態度と同じくらい、
曖昧さの滲む、不思議なものであった。
(49) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 20:42:21

【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴

――青年の声は、
囁くような小さきものへと変わる。

「……その。
 五十鈴さんは、この島の"祭り"について
 どういったことを知っているのですか?」

青年は、自身の手首に巻かれたブレスレットを
手にした赤暗色の本と共に小さく揺らす。

「あなたのあの様子に対して、他の大人たちの言い分。
 もはや隠し事もすることも無いと来たものだ。
 
 まぁ、"連れて往かれる"というだけで
 随分と大袈裟なことをしているとは思いますが
 やはり物騒な感じは否めないものでしてね」

言わば自分は『巻き込まれた』側の人間なのだ。
その分、この村の祭事に対する疑念は深い。

「俺は『先生』に言われて此処に来ただけなんです。
 それが、こんなことになるなんて……」

――続く言葉は、意図の読めぬ声色に乗せられて。
(-51) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 20:53:26

【独】 書生 シキ

/*ここがサクヤさんへの
確定ロール窓口ね!
(まだやらない)
(-52) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 21:00:24

【人】 忘れ屋 沙華

>>46
「ぬかせ、ユヅルはユヅルでいいだろが。」
変わらずに居て欲しいという反語と捉えれば、
それはほかの投げやりな言動よりは真実味を帯びていた。決して血縁などはなさそうだが。
「己はいちいち無責任なんだよ、何かの鳥類さながらおいしいところだけ摘まんだら後は見向きもしねえだろう。」
(50) Sanpatu Tea 2021/07/21(Wed) 21:01:21

【恋】 書生 シキ

/*この会話枠使おうかなと本気で悩む出社30分前。
(セルフ水仙鏡なので独り言枠と何も変わらない)
(?1) Jagd_Katze 2021/07/21(Wed) 21:02:18

【人】 よろず屋 シラサワ

>>50
「かわええ子には旅させぇ言うやないか沙華はん。」

全くもって油と水。
とことん気質が合わないのか、喧嘩するほどなのか。
まぁ、ある意味変わらないやりとりに安堵しているとも。

扇子をパチンと畳み、帽子のツバを突きあげる。

「商人は美味しいとこ摘まむもんやで。
 そないな言うて…この状況で、何の責任が取れるんや。
 状況としては皆同じやろ。
 何知っとるか違うぐらいで。」

あの状況で不確実な断片だけで混乱させるより、
どういう状態か説明した方がマシではないか、と。
言葉と言葉で斬り合う。

「まぁ、足りんもんがあったら
 うちの店から出すぐらいはするけどな。」
(51) souko_majyutu 2021/07/21(Wed) 21:30:28
 




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