人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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視点:


[犠牲者リスト]
サクヤ

二日目

事件:幽界の歪み

本日の生存者:五十鈴、シラサワ、沙華、アザミ、ユヅル、リェン、戸隠、モクレン、シキ、蝶間以上10名

よろず屋 シラサワ(匿名)は、メモを貼った。
2021/07/20(Tue) 21:03:35

【人】 よろず屋 シラサワ

二日目のいつかの時。
祭り囃子は相変わらずに島に響き、
昨日と変わらぬ喧騒が皆を待っている。

島民はすぐに気づくかもしれない。
外から来たモノもそのうち気付くかもしれない。

あのブレスレットを配っていた
巫女のサクヤが姿を見せないことに。

それでも尚、祭は続いている。


そんな中、この男は今日も祭の中を歩いている。
朗らかな笑みはそのままに。

「今日も盛況やなぁ。」

会場入り口の狼像を見て、そう呟いた。
誰かに声をかけられれば、
すぐにその海のような瞳を向けるだろう。
(0) 2021/07/20(Tue) 22:20:25
よろず屋 シラサワは、メモを貼った。
(a0) 2021/07/20(Tue) 22:22:53

【人】 女鬼 アザミ

「夜通しの祭りでないのは残念じゃが、しっかり寝るのも良いものじゃの。あの宿も悪くなかった」

口では悪くない等と言ってはいるが、満足げだ。

「今日も祭じゃ、早速楽しむとするかの」

屋台で月見団子sweetコロッケパンfoodを購入し、それに日本酒を合わせてさっそく飲んでいる。
人が一人減っている程度の細かいことは言われなければ気づくこともないだろう。
(1) 2021/07/20(Tue) 23:01:25

【人】 左方舞 五十鈴

「あれ?
……サクヤ!?
サクヤは!!!?????
サクヤーーーーーーーーーーッ!!!!」

大声でサクヤの名前を呼びながら境内を走っている。
(2) 2021/07/21(Wed) 0:07:41

【人】 右方舞 戸隠

妙な様子が、祭りを支配しはじめていた。
それでもかまわず、舞を舞い続ける。
それだけが、できることだとでもいうように。

……同じ舞子が、走り回っている様子にはさすがに少し目をやったが。
(3) 2021/07/21(Wed) 0:18:59

【人】 左方舞 五十鈴

「サクヤ!サクヤ!!!
……なんでサクヤが!!『そう』ならなきゃいけないんだよ!!

ねえ誰かサクヤ知らない!?ねえ!!!」
(4) 2021/07/21(Wed) 0:39:16

【人】 呪術師 リェン

>>4

「五十鈴嬢、そんなに急いでいかがなさいました」

リェンは社務所の方で宮司と話しなどをしていたが、
境内から聞こえる五十鈴の悲痛な叫びに小走りで駆け付けた。
(5) 2021/07/21(Wed) 0:51:25

【人】 一ツ目龍 モクレン

「おはよ〜。みんな早いねえ」

のんきに起きだしてきて、五十鈴の悲鳴に足を止める。
奇妙な空気と見えない顔に事情を察して表情を曇らせた。

「サクヤさん……そっか、始まった″から、参加者はもう増やさなくていいんだ」
(6) 2021/07/21(Wed) 0:52:23

【人】 奉公人 ユヅル

「巫女さまが見当たりませんね…」

走り回る五十鈴を見て、境内を見回す。
……が、サクヤは見つからない。
(7) 2021/07/21(Wed) 0:59:55

【人】 右方舞 戸隠

「……あの巫女さんが?」

 ぽつ、と呟く。
 呟いた後、慌てて口をふさぐように押し黙った。
(8) 2021/07/21(Wed) 1:22:17

【人】 一ツ目龍 モクレン

>>8

「えっ今喋っ」

てっきり口を利かないのかと思い込んでいた人の声に思わず反応した。
(9) 2021/07/21(Wed) 1:26:02

【人】 左方舞 五十鈴

>>5
「……サクヤが、見当たらないんだ……。
リェンなら……意味、わかるよね……??」
(10) 2021/07/21(Wed) 1:29:57

【人】 右方舞 戸隠

>>9
気のせいです、と言わんばかりに両掌を挙げている。
ジェスチャーで何か伝えようとしているが、あわあわしているので伝わらない。
(11) 2021/07/21(Wed) 1:30:04

【人】 呪術師 リェン

>>10

「巫女様が……?」

普段は見せないような驚きの表情、思案するように口許に手を当てる。
島を離れていたとはいえ、五十鈴はサクヤと知らぬ仲ではなかろう。
それどころか、今の取り乱し様を見る限りは親しい間柄。

信託と贄の儀、知っていることはあれど包み隠さず話すべきか否か。

「信託を受けたのであれば、サクヤ嬢は恐らく祠に。
奉納の為の印付き、丁重に扱われこそすれ手荒な扱いはうけますまい」

ひとまず、落ち着かれよと。
五十鈴をなだめるように穏やかに。
サクヤは無事であろうと、話して見せる。
(12) 2021/07/21(Wed) 1:57:04

【人】 左方舞 五十鈴

>>12

「……どうして、僕じゃなかったんだ……。
この島の舞手で一番綺麗なのは僕でしょ?
僕がなるべきだったんだ……」

がっくり、うなだれている。
自分が可愛いと、自分が上手いと信じて疑っていない。

「”右”より、僕の方が上手いもん……。
どうして、僕が選ばれないの?
ねえリェン、サクヤより僕の方が可愛いよね?」
(13) 2021/07/21(Wed) 2:32:10

【人】 よろず屋 シラサワ

「…………。」

慌てふためく五十鈴に青緑眼がそちらを向いた。
無言で、ただ、その海には確かに哀しみを湛えて。

 それでも、口元には笑みを浮かべて。


「………やかましわ、五十鈴の娘はん。」


リェンが落ち着けと言う相手に、
男はそう言い放った。

無理した笑みの下、真意を隠し、男は言葉を紡ぐ。
その真意を問うならば?

「おつとめや。島のもんならわかるやろて。
 "しゃあないこと"や。」

…それで五十鈴、君は納得するか?
サクヤと親しいであろう君は。
(14) 2021/07/21(Wed) 2:39:50

【人】 学徒 蝶間

「『月日は 百代の過客にして 行きかふ人もまた旅人なり』」

即ちそう、然もありなん。
ゆるりと指先が紙を捲り、つらつらと口先だけが偉人の言の葉を舞い散らす。

「故合ってだったのでしょう。喜ぶべきか、悲しむべきか」

如何ともし難き、と学徒は説く。

「……或いはつとに、つぶさに決まっていた事なのかもしれませんね」

其れが天命か、作為的か。
つらつら、と。淡々とした学徒の声が空音を揺らす。

「さて、今更乍ら皆々様は今はお変わり様子で。
 ……嗚呼、いえ、他意など御座いません。つづがなく、何事も無く祭事が終われば良いと願う」

「小生は小さき故、細やかな事しか考えません故」
(15) 2021/07/21(Wed) 2:41:55

【人】 右方舞 戸隠

「………」

 どうやら、巫女がいなくなったらしい。
 そうして、それを良しとするものと、
 悪しと騒ぐものがいる。

 島の中のことなど、知りはしない。

 ただ、自分より舞が上手い、という言葉は、
 少し気に食わない。

 だから、台の上に飛び乗って、ゆっくりと舞い始めた。
 どうせ、自分にはそれしかできないのだから。
(16) 2021/07/21(Wed) 2:46:01

【人】 学徒 蝶間

「─────。」

「『空鏡、天道に至らず』」

即ち月は、太陽に勝る事は無い。
如何様に舞おうが其れが"最初"に認められる事など無かったのだ。
敢えて其れを凛とした声音で読んだ。
ゆるりと、何事も無く紙を捲る。
(17) 2021/07/21(Wed) 2:53:37

【人】 一ツ目龍 モクレン

>>13

「五十鈴さん、落ち着いて」

落ちた肩に手を伸ばす。

「選ばれる基準なんてわからないだろう?
 何かに秀でているのかもしれないし、もっと違う要素が求められてるのかもしれない。
 印も一人だけのものじゃないよ。今選ばれてないから資格がないわけでも、君が一番じゃないと証明されたわけでもないさ」
(18) 2021/07/21(Wed) 3:00:10

【人】 左方舞 五十鈴

>>14
シラサワ、あいつは確かソトから来た奴。

「ソトの奴になんてわかんないよ。
僕には島の血が流れてんの。
それに、サクヤより僕の方が可愛いよ。
だから、僕が一番に選ばれるべきだったんだ」


>>18
モクレン、なんでも屋。
島では便利なやつ。

「やめてよ、慰めなんていらない。
僕は一番がよかったんだ。
……一番になって、……一番になることだけを目標に生きてたのに。
毎年祭りに来てたのに。
なんで僕じゃない?」
(19) 2021/07/21(Wed) 3:30:39

【人】 左方舞 五十鈴

「……あの”右”、何しに来たの?
まさかずっと踊ってるつもり?」
(20) 2021/07/21(Wed) 3:40:58

【人】 よろず屋 シラサワ

>>19
「…なんや、サクヤはんが心配なんとちゃうんかい。」

とはいえ五十鈴の真意が言葉通りかは分からない。

「あぁ分からんかもしれんわ。
 俺には"どっち"も大事なお客はんの1人やからな。
 サクヤはんは特にこの島来た時から
 俺の事、余所者にせんと接してくれたしな。」

誰とて大事な客という言葉に嘘偽りはなかった。
男が瞳の海に哀しみを湛える理由は、嘘を告げない。

「せやけど選ばれた言うんならそういう事なんやろ。
 ……まぁ、言うて、もしかしたら美味しいモノは
 後で食べる主義なんかもしれんしな。神狼はん。」

男はそう紡ぐ。

…こんなんただの詭弁や。
カミサマが選ぶ順序の嗜好なんぞわかるかいな。
それでもサクヤはん選ばれたんには理由があるんやろ。
(21) 2021/07/21(Wed) 3:50:46

【人】 左方舞 五十鈴

>>21
「ちっ、食えねーやつ。
余所者、って言った僕へのあてつけ?」

ずっと目指していた一番手をサクヤに取られ、イライラしているようだ。

「……神の肉って、美味しそうだよね。
きっとりんご飴みたいにさ、真っ赤なんだよ。
僕、食べてみたかったのに。
……サクヤじゃ、できないよ」
(22) 2021/07/21(Wed) 3:58:42

【置】 呪術師 リェン

「……一番手? あぁ、一番手。
100年越しの催事ともなれば確かに栄誉のある物なのかな?」

どうにも話を聞いている限り、サクヤの身を案じての動揺という訳でも無さそうだ。

「巫女様は……いわば呼び水のような物。
神狼の手慣らしの為に用意された役回りです」

そう語るリェンはそうなる事を、知っていたかのよう。
実際、恐らくも何もサクヤが祠に居る事を知っていて、社の者から世話を頼まれている身分だ。

「手慣らしで隠してしまうには、五十鈴嬢の舞と姿は些か手に余ったのやも知れませんね」
(L0) 2021/07/21(Wed) 4:37:42
公開: 2021/07/21(Wed) 6:30:00

【人】 右方舞 戸隠

まさにその"まさか"のようで、舞子はずっと踊っていた。
踊って、休憩して、しばらく姿を消したかと思えばまた戻ってきて踊りだす。
まるでそういうかたちの展示品かなにかのように、ずっとそこで舞っていた。
(23) 2021/07/21(Wed) 6:05:40

【人】 忘れ屋 沙華

「朝はなから賑わうじゃねえか、時報鐘要らずだな己等は。」
ユヅルの宿で朝食とくつろいでいた沙華も、喧噪を聞きながら狸寝入りを洒落込むほどにまで倒錯はしていない。
「玄人じみた吟遊詩人まで居たと来やがる。」
ぼそっと学徒を評したのは記録係をとって代られる危機を感じたからか。


>>22
「偏食の気は相変わらずかい、舞子君。」
普段の接点こそ程度は知れないが、この記録係が毎年と島を往来する面白い住人に目を付けていない筈もなし。
その細手は一見慰めるように五十鈴の頬をなでようとさえするのだが。

「今年に限ってやけに精がでるじゃねえか」
「何か訳でもあるのかい。」

ついて出るのは詰めるかのような問いだった。

尤も聞くだけ聞いて、この大事な島人をあやすのに適した人物が他に出るであるなら
その場を譲りもしそうなものだが。
(24) 2021/07/21(Wed) 6:39:07

【人】 よろず屋 シラサワ

>>22
「…ちゃうで、俺は今も島の一部で余所者言われとる。
 今はユヅルはんやモクレンはん、リェンはんみたいに
 口きいてくれるんも増えたけどな。」

なので五十鈴が"ソトの奴"と言うのにも慣れてはいる。
それはそれとして、サクヤは島に来た当初から
偏見無く接してくれたというだけだ。

「……神狼はん、喰うつもりやったんかい。
 確かにサクヤはんには難しいやろな、ええ子やさかいに。」

>>24
「沙華はん、おはようさんやな?
 てっきりもっとのんびりしとるかと思うてたわ。」

開口一番にこれなのだ。まぁ、ある意味それでも
毎年のことだと相手を分かっているからか。
笑みを崩してはいないが、その海眼には哀しみを宿して。

「…今年もあんたはんの仕事の時間が来たんやで。」
(25) 2021/07/21(Wed) 7:26:27

【人】 奉公人 ユヅル

「平静を保つべきである事は明白ですが………。
 私も、五十鈴さまの身の入れ方は少々気にかかります」

日がな踊り続ける舞子も気になるが
沙華が問うように、熱心な五十鈴の様子も気になるものだ。
(26) 2021/07/21(Wed) 7:29:07

【人】 忘れ屋 沙華

>>25

「けっ、仕事よりも毎朝己の顔を拝まなきゃいけないことの方が俺には結滞だよ、万屋。」
あいさつ代わりにそう言えば
わざとらしくユヅルの背中に貼り付くような形でシラサワの視線から外れてくる。
(27) 2021/07/21(Wed) 7:59:04

【人】 書生 シキ

訳知る者と知らぬ者。
嘆く舞子に語らぬ舞子。
諭す万屋は哀色浮かべて声を成し
語る学徒は言葉巧みに節を詠む。

最初の"務め"にと姿を暗ましたあの巫女は
確か、自分も言葉を交わしたことのある女だった気がした。
例え知らずとも、この『本』がそれを教えてくれる


「………。」

相も変わらず、その青年は深く黙したままに
島の者たちが交わす言葉の掛け合いを、聞き続けている。
(28) 2021/07/21(Wed) 8:01:32

【人】 よろず屋 シラサワ

「つれんこと言いよるわ。」

沙華の態度に一つ息を吐いて。
ゆっくりと瞬きをすると普段の笑みに戻る。

…毎年の事や。あんまり感傷に浸るんもな。

「まぁええ、沙華はんが調子変わらん方が助かるわ。」

そう言って、どこか遠巻きのシキや蝶間を見やる。
舞台で舞っている戸隠や、昨日と相変わらず屋台を楽しむ
アザミにも聞こえるように、
祭り囃子の中でも良く通る男の声は、商売人の声だ。


「……さて、騒いでもうたな?
 サクヤはんは"選ばれた"んやが、
 この『神狼大祭』の伝統やな。
 このブレスレット持っとるもんの中から選ばれるんや。」

自分も身に着けている木製のブレスレットを見せる。

五十鈴はんが騒いだ。
リェンはんが祠の事言うた。
俺は沙華はんに仕事や言うた。皆同罪や。

隠し通せる訳あらへんやろ?
ま、表向き綺麗に言うんは勝手にせぇ。
 
/* 各自ロールフックにどうぞ
(29) 2021/07/21(Wed) 10:05:35

【人】 よろず屋 シラサワ

島のもんで祭の詳細知らん奴がおるかは分からん。
もしかしたらよう知らんのも居るかもしれん。

ユヅルはんに関してはまだ若いのもあって
細かいは教えられてへんのかもしれんけど。

モクレンはんは……どうやろな。
印について知っとるなら、内容は知っとるか。
よう喋るし親しいしてくれるけど、
あんまわからん所もあるしな。
(30) 2021/07/21(Wed) 10:11:39

【人】 一ツ目龍 モクレン

>>27

「今年もご苦労さま。今回も記録係さんが当事者にならずに終われるといいね」

恒例となる来訪者には気さくに声をかけて。

>>28

ふと騒ぎの輪から外れた場所で静謐を保つ佇まいが目に留まり、興味を惹かれてふらりと足を向ける。

「こんにちは。君、観光客だよね。
 随分落ち着いてるけど気にならないの?
 それ着けてる子は無関係じゃないよ?」

不躾にも取れる親しさで彼の手首を飾るブレスレットに指を添える。
(31) 2021/07/21(Wed) 10:30:08

【人】 一ツ目龍 モクレン

>>19
>>26
>>29

「なぜ、どうして、なにが、なにを。
 結局のところ、こうして考えても答えは分からないのがもどかしいよね。
 神狼様に直接聞くしかないのかなあ……」

唯一の制限となる腕輪が枷にも見えて憂鬱に息を吐き。
(32) 2021/07/21(Wed) 10:36:39

【人】 忘れ屋 沙華

>>29
シラサワの様子が戻るなら沙華もそれ以上嫌味をくりだそうとはしなかった。
その後に彼がとった行動も意の外に当たることでは無かったようで、独り言を漏らす。

「ああ、暴露しちまった。」 蟻を踏んだら死んじゃったくらいの元から諦めている調子。
「これがあるから声がいい手合いを相手に廻したくないのだよな。」
他者に浸透し、局面を誘導する才を持った者。

「するてえと、これから島を出たいとしやがる脱兎共をせがんで宥めるのも俺の仕事の内かいね。」
徒労だなあ、と無沙汰になっている両手でユヅルの肩をもんでいるかもしれない。
(33) 2021/07/21(Wed) 11:06:05

【人】 忘れ屋 沙華


>>31
「やあ…。片目の、己も変わりないようだが。」
気遣いというものを知らないのか、モクレンのこともそう呼んで返して憚らない。

「己さんがあそんで居られるのも俺の勤倹尚武、粉骨砕身のお陰と思ってありがたがってほしいね。」
「それとも今からどっかで一杯やるかい、厄介事を避けるにはそれが一番楽そうだ。」
変わらない表情で言ってのけるが、"一番早そうだ"とは慨さない辺り役目からは逃げられないと諦めてもいるらしい。
(34) 2021/07/21(Wed) 11:06:37

【人】 右方舞 戸隠

ちゃりちゃりと、踊る自分の手で音が鳴る。
ブレスレット。
選ばれる。

そんな言葉が熱帯夜の蒸し暑い空気のように、
耳にゆるりと絡みつく。
けれど、それを振り払うように踊る。踊る。

自分は舞子だ。
それを証明するように、今日も同じ場所で踊っていた。
(35) 2021/07/21(Wed) 12:15:23

【人】 奉公人 ユヅル

「それが島の掟である以上は、
 従わねばならぬのが道理で御座います」

背中に隠れている沙華を好きにさせつつ、
思い思いに語る周囲を見据え。

「これより三日と三晩。島外からの御方であっても、
 腕輪を持つ人間は等しく神託にて選ばれる事が有り得る者。
 それがこの祭礼の決まりです」

腕に嵌められたブレスレット。
それは自らも又生贄の候補である事を示していた。
(36) 2021/07/21(Wed) 12:44:05

【人】 左方舞 五十鈴

>>22 沙華
「僕は赤くて甘いものが好き。
神狼の心臓を食べるのが夢だったんだ。
……でも、一番手はサクヤに取られた。
……落ち込んじゃうな……」

その手を拒むことなく慰めを受け入れるだろう。
(37) 2021/07/21(Wed) 13:21:18

【人】 忘れ屋 沙華

>>37

「まったくもう、答えになっていねえよ。」
そういう声音は先ほどのように迫ったものでもなくなっており。

「もつ肉の鮮度を競おうつうたら、何も心の臓から取ってでもって他をダメにする奴があってたまるか。」
「己さては偏食祟って手料理の一つも覚えにやがらねえな?」

冗談ともつかない正論で的外れな説教をすると、頬に伸ばしていた手をより後ろへ回しながら顔を寄せる。

走り回って乱れたであろう五十鈴の髪を、そのままちゃっちゃと結びなおした。
「しゃきりとしとけ。それこそ己が"左"の奴に舞で負けてもみろ、神涙永年の面目丸つぶれだろが。」

気丈にしていたら練り物の屋台に食紅塗ったもん用意しとくよう言ってやろう。
そんな言葉を最後にしたか、それ以上の言及をする気はなさそうだった。
(38) 2021/07/21(Wed) 14:04:02

【人】 右方舞 戸隠

 はぁ、はぁ。
 荒い息をつく。
 日が昇ってからずっと、ずっと踊り続けて、肌を汗が滴り落ちる。

 屋台で売っていた、果実の汁を含ませた氷水をぐいと飲みほして、木陰に座り込んだ。
(39) 2021/07/21(Wed) 16:01:06
書生 シキは、メモを貼った。
(a1) 2021/07/21(Wed) 16:16:24

【人】 書生 シキ

>>31
一ツ目覗かす男の声に当てられれば
手に持つ黒赤色の本を胸へと当てる。

万屋の言葉と薬屋の表情に意識を向けつつ
ちらりと揺れた視線でユヅルを一瞥すれば
それまで重く噤んでいた口を、小さく開く。

「ええ、こんにちは。
 
 ……怖がらすようなことを言うのですね?
 心配せずとも、今から跳んで這って
 逃げ出すような真似はしませんよ」

掛けられた言葉の意図には、相応の程度を以て。
どこか貴方の親しさに応えるような声色で
しかし、未だ釈然としなさげな面持ちのままに。

「あの人、最初に選ばれなかったというだけで
 あんなに心を乱して、嘆いていらっしゃる。
 
そういう祭り
なのでしょう、これは」

神の肉、神の臓。
左方の舞子が嘯くそれは、
はたしてただの言葉遊びか、それとも。

「俺は、『先生』の言い付けでここに来ただけです。
 何があっても、許される分は俺の勝手にします」

付け足した言葉は、仄かな苦みを帯びていた。
(40) 2021/07/21(Wed) 16:41:45

【人】 左方舞 五十鈴

>>38 沙華

「はあ……沙華にお説教されるとか、僕も落ちるとこまで落ちたもんだな……。
まあいいや、ありがと」

乱れた髪はすっかり整った。
それならりんご飴がもう一つ食べたい、そう言った声が届いたかもしれないし、届かなかったかもしれない。
(41) 2021/07/21(Wed) 16:42:49

【人】 書生 シキ

>>38
>>41
大人たちの訳知りな問答を聞く傍ら
落ち着きを取り戻したように見える左方舞の姿を
どこか、覗き見るかようにして目を凝らす。

訝しそうな目付きを浮かべているものの
特段、その感情的な様子に
悪い気を感じている訳では無さそうだった。
(42) 2021/07/21(Wed) 17:40:45

【人】 左方舞 五十鈴

振り返ると書生らしい格好の男が目に入った。

「ふうん、アレも”輪付き”かぁ。
いい顔してんじゃん。
さぞかしいい家に飼われてんのかな?」

不躾な目を向ける。
(43) 2021/07/21(Wed) 18:33:24

【人】 書生 シキ

>>43 五十鈴

自らの処について謂われれば
それを半ば聞かぬ振りをして、目線を合わせる。

「ああ、初めまして。」

昨夜と今日とで、互いの様子は幾度と見交わしていただろうが
それでも青年は、取って付けたような返しの挨拶を1つ。

「珍しいでしょうか? 今ごろ書生など。
 それに、本島側の人間なのにも関わらず、と」
 
言葉の割りには、緩い声色で以て。
(44) 2021/07/21(Wed) 19:01:41

【人】 左方舞 五十鈴

>>44 シキ

目が合えばにっと笑って。

「はじめまして、僕は五十鈴。
ソトの人だよね?
僕はね、普段はソトにいるけど島の踊子だよ。
祭りの時だけ帰ってくるんだ。
書生、いいんじゃない?
裕福なご主人ならいいご飯出そうだし。
僕も裕福なご主人に飼われたかったな」
(45) 2021/07/21(Wed) 19:21:26

【人】 よろず屋 シラサワ

>>32 モクレン
>>33 沙華
>>36 ユヅル
「隠したかて、いつかバレるもんやろ?
 神狼はんに直接問えるとは思わんけど…。」

情報は大切な"商品"だ。
言葉を紡ごう、経済を回し流通させるように。
遠くに居たモノは近くに。会話を始めたシキと五十鈴。
良い傾向なのではないだろうか?

商人とはこういうモノだ。周りを煽り、動かそう。
言葉という資金の循環を回そうではないか。

…島外の子かて、せめて覚悟ぐらい出来た方がええやろ?
モクレンはんもユヅルはんも分かっとるみたいやな。

「ユヅルはんはやっぱええこやな…。
 ちょっとぐらい反抗期起きてもええんやで?」
(46) 2021/07/21(Wed) 19:48:09

【人】 書生 シキ

>>45 五十鈴

向けられる笑みには、笑みを以て返す。
青年のそれは、ややぎこちなさがあったが。

「俺は、シキです。
 成程、そういう関係だったのですね――」

そうして、慰めの言葉を添えようとした刹那。
あなたとモクレンとのやり取りが脳裏を過れば
下手な物言いを添えるのは心情に悪かろうと、言葉を慎む。

「……そうですかね、俺には他所の程度は分かりませんが。
 でも『先生』は良い人ですよ、こんな時代に
 貧乏家の息子1人の世話を引き受けてくれて
 作家としての勉強もさせてくれるんですから」

兎にも角にも、日々妙な目移りを繰り返していた青年も
その時だけは、あなたの面立ちをじっと眺めていた。
(47) 2021/07/21(Wed) 20:00:47

【人】 左方舞 五十鈴

>>47 シキ

「へー、シキは作家目指してるんだ。
僕、ソトでは古本屋で働いてるよ。
本、出版したら読ませてね?」

五十鈴の顔はどう見ても女の子に見えるだろう。
けれどそれだけではなさそうにも、見えるかもしれない。
(48) 2021/07/21(Wed) 20:14:58

【人】 書生 シキ

>>48 五十鈴

「……ありがとうございます。
 まぁ、まだまだ先になるでしょうけどね」

ありがちなお世辞だ、と思ったものの。
そう言ってくれるだけのことには、きちんと感謝を示す。

面と向かった舞子の可愛らしい顔立ちは
自分が他者に向ける態度と同じくらい、
曖昧さの滲む、不思議なものであった。
(49) 2021/07/21(Wed) 20:42:21

【人】 忘れ屋 沙華

>>46
「ぬかせ、ユヅルはユヅルでいいだろが。」
変わらずに居て欲しいという反語と捉えれば、
それはほかの投げやりな言動よりは真実味を帯びていた。決して血縁などはなさそうだが。
「己はいちいち無責任なんだよ、何かの鳥類さながらおいしいところだけ摘まんだら後は見向きもしねえだろう。」
(50) 2021/07/21(Wed) 21:01:21

【人】 よろず屋 シラサワ

>>50
「かわええ子には旅させぇ言うやないか沙華はん。」

全くもって油と水。
とことん気質が合わないのか、喧嘩するほどなのか。
まぁ、ある意味変わらないやりとりに安堵しているとも。

扇子をパチンと畳み、帽子のツバを突きあげる。

「商人は美味しいとこ摘まむもんやで。
 そないな言うて…この状況で、何の責任が取れるんや。
 状況としては皆同じやろ。
 何知っとるか違うぐらいで。」

あの状況で不確実な断片だけで混乱させるより、
どういう状態か説明した方がマシではないか、と。
言葉と言葉で斬り合う。

「まぁ、足りんもんがあったら
 うちの店から出すぐらいはするけどな。」
(51) 2021/07/21(Wed) 21:30:28

【人】 奉公人 ユヅル

>>46
>>50
「私は、一人前に反抗が出来る様な
 身分ではありませんから」

褒め言葉を掛けられるのは勿論嬉しい事であるが、
奉公人は至極真面目に受け答えするのみだ。

「シラサワさまや沙華さまに気に掛けて頂けるだけで、
 私には充分な事で御座います」

島の風習の中で生き続けようと、自分は恵まれている。
そんな意味合いが汲み取れるだろうか。
(52) 2021/07/21(Wed) 21:58:53

【人】 忘れ屋 沙華

>>52

「そこの詭弁商人じゃないんだから、己に安い値札を付けるのは止せよとは言うんだがね。」
それがいいならかまわないさと。
「少なくともユヅル君は俺のお墨付きに違げえねえよ。」
首をかしげ、されるがままになっていた肩の上に小さい頭を預けている。
(53) 2021/07/21(Wed) 23:23:47

【人】 忘れ屋 沙華

>>51

「・・・まあな、こうなった島の状況をまあるく収められるとしたら」
「それこそ神様とかでなけれや無理題だわな。」
今の島の状況に関する話題へは反って無気力に、聞く耳を持っている様子である。
(54) 2021/07/21(Wed) 23:29:59

【人】 奉公人 ユヅル

>>53
「それは…はい。有難い御言葉です」

こそばゆそうに言葉を紡ぐが、頭を預けられても
相も変わらず直立不動で其処にいた。
奉公人は静かに、商人と忘れ屋が島へと何を思うのか、
二人が語る様をじっと見ている。
(55) 2021/07/22(Thu) 0:14:26

【人】 よろず屋 シラサワ

>>52 ユヅル
>>54 沙華
「急に引きなさんなや、押した手ぇがどっか行くわ。
 どないしたんや沙華はん?」

跳ね返ってくると思って出した言葉が
そのまま受け入れられてしまうと拍子抜けだとばかり。

「充分か……俺はな、物事を知らんで怪我して
 それを後悔するぐらいなら、
 知った上でなんなりした方がええ思うとる。
 その上で怪我するんやったら、まだ納得いくやろから。」

そう、海を瞳に湛える男は言う。

無知が罪だとまでは言いたい訳ではない。
知ることは誰にだって権利としてあるのだと。

「不躾なんはわかっとる。これはあくまでうちの信条や。
 せやし、俺が言うんはただの戯言。
 聞く聞かんはユヅルはんの自由やからな。」
(56) 2021/07/22(Thu) 2:24:28
五十鈴は、りんご飴を食べている。
(a2) 2021/07/22(Thu) 3:36:54

【人】 忘れ屋 沙華

>>56

「"どないもなにも"なあ…。」
存外嘘臭さのない意見で返され、渋々なのか口火を切り始める。 

「しょうがねえだろう
俺ができるのは先走る奴を程々諦めさせてやることと、
ちょっとばかり事の有る無し誤魔くらかす程度のことなんだから」

「別に怒鳴ってまで俺にし得えねえ事をしたがる奴まで止める義理はねえよ、それが分相応て物だろ。」
怒鳴るはおろか腹から声をだすことさえ有った試しはないが。

「己は己が煽り立てた火について、後々被せる鍋蓋を用意しねえだろと言ってるのさ。」

こういう自他を見限った性根であるからこそ
或いは島長にも未だ見逃され、ともすれば泳がされているのかも知れない。
「当然俺も敢えて好んで割りを食いたいとは思わねえが、なあ。」

火種を己の手に負える大小にまでしか暖めようとせず。
或いは手に負えなくなるとみるや自らその火を絶つまでするだろうか。
そこまで徹底した
責任感
という奴を果たして持っているのか、
この乾いた言葉からだけでは誰も判断し得ない筈だ。

「今日の明日ので変わらないとは昨日もいったかな
そういう祭り
だとも、ぼっちゃんの方が心得があるらしいぜ。」
(57) 2021/07/22(Thu) 5:25:48

【人】 よろず屋 シラサワ

>>57
「寒い中温まる火ぃ大きいしたい思うただけやで。
 俺が水かけんかて、誰かがかけてまうからな。

 まぁ、うちが選ばれたら"次の日の二人"
 一緒に面倒見るぐらいはするわ。」

そもそもに今日神託に選ばれてしまえば、
このシラサワという男はただの放火魔と成り果てる。

きちんと色々責任の取り方を考えた所で、
途中で道を塞がれてしまえば、
どう足掻いても成立のさせようが無いのだ。

だからと言って、何も知らず小さな火を見つめるよりも、
祭なのだから花火を見た方が良いだろう?

様々な角度から見える花火を、だ。

男なりの器用で不器用な親切心だった。
(58) 2021/07/22(Thu) 10:37:01

【人】 忘れ屋 沙華

>>58

「つくづく口が達者で嫌になるぜ。
なにを摘まんでも小奇麗に比喩しやがって。」

時折じりじりとした苛烈さを孕んでいた語勢も既に鎮んでいた。
「手前が明日くたばる方に賭けながら賽を振る奴もたしかに居ねえや。」

「俺ァ水を刺し過ぎたかね、万屋。」

焦げ付くものがあり過ぎて。
見たいものもみれなくなっちまっているのかもな。


花火は、好きだったな。


わざわざ形容していなかったとしてもシラサワが何を見ようとしているのかは十分伝わっただろう。
「己のみじめな線香花火がおっこちる所までは、滅さずと見ておいてやるよ。」
「せいぜいあがけ、『言うは易し』というのが俺の一番嫌いな文句だ。」
にまりと口脇を曲げていた。
(59) 2021/07/22(Thu) 14:41:46

【人】 左方舞 五十鈴

「なんか放火がどうのとか聞こえるけどぉ〜?
僕よりよっぽど怖いじゃんね、笑っちゃうよ。

あー”サクヤどうしてるかな”〜〜〜」
(60) 2021/07/22(Thu) 15:48:41

【人】 書生 シキ

「…………。」

己の言葉
を引かれれば。
それについては、云とも寸とも取り合わず。

しかし、■■■と小さく言葉を交わしたその後は
一転して、ただただ"思い違っていた"とばかりに
隠しきれぬ疑念で、目を細め凝らすばかり。

そうして小さく息を殺し、
大人たちのまま成らぬ様子を見やる。

嗤う沙華の白い顔をちらりと一瞥する折
これまで暗がりの中で曖昧に揺れていた青年が、
初めて、感情的な色で瞳を染めているのが見て取れただろう。
(61) 2021/07/22(Thu) 17:39:30

【人】 よろず屋 シラサワ

>>59 沙華
>>60 五十鈴
>>61 シキ
「伊達に商人やってへんで?
 ええねん、どうせ答えの出ぇへん問答や。
 全員が同じ方向なんぞ向けせんのやからな。」

そう言って男はにっこりと笑うのだ。
ある程度の反応は織り込み済みではある。

「そらぁありがたい話や。
 せいぜい派手に束ねた線香花火、見せたるで。」

意外やったんは沙華はんが一度引っ込んだぐらいやな。

「放火と花火の点火は違うやろ?
 俺は別に、他所様の家焼こう思うとらんで?」

聞こえた悪態に、青緑眼だけがそちらを向いた。


ブレスレットを着けているモノは皆当事者だ。

火を付け、そこに材をくべれば、色は変わる。
シキのその瞳に宿る色もまた、そうやって変わっていく。
(62) 2021/07/22(Thu) 18:32:29

【人】 左方舞 五十鈴

>>62 シラサワ

「そ、でもシラサワはみんなで一緒になんとかしよう、って言ってるように僕には聞こえるけどな。
でもさ、騒ぐなら僕にも考えはあるよ」
(63) 2021/07/22(Thu) 18:39:30

【人】 よろず屋 シラサワ

>>63 五十鈴

「なんとか出来るかはわからんなぁ…。
 俺は知らんもんが知った方がええ言うとるだけやで。

 ……考え?」

なんのこっちゃ、という顔で、改めてそちらを見た。
(64) 2021/07/22(Thu) 18:52:35

【人】 左方舞 五十鈴

>>64 シラサワ

「……ちぇ、知らんもんが知った方が、って、まだこの祭りがどういう祭りか知らない人がいるの?
僕はもう全員知ってるのかと思ってた」
(65) 2021/07/22(Thu) 19:05:44

【人】 よろず屋 シラサワ

>>65 五十鈴
「島外から来たんは分かってなかったやろ。
 まぁ今はもう全員知ったんちゃうか?
 喋っとらんのはよう分からんけど。

 少なくともシキはんは分かったやろ。」

この子は切り返すと割とすぐ引っ込むなぁ。
可愛らしいな。

そんな感想を抱きつつ、言葉を交わす。

「"五十鈴はん"は舞の奉納出来るからええな。
 選ばれるん待ち遠しいんか?」

一番ではなくなったが、
それでも選ばれたいんだろうか、と。
(66) 2021/07/22(Thu) 19:16:07

【人】 学徒 蝶間

「『花明かりを坐視せしめば、薄紙を剥がされのたうつのみ』」

まさしく咲き誇るは草鳥頭。
祭事の華やかさとは、まさしくそうであると学徒は読んだ。
のたうつべくして、誰もが素知らぬ薄紙(くるしみ)と宣わり、自らの手元の薄紙をまた一枚、と捲った。

「……さて、誰も彼も思う所があるようですがね。
 小生は字は読めても、心髄は読み解けない」

むべらるかな。はらりと、一枚また捲る。

「何であれ、祭事が終わるまでに"悔恨"は残さぬように過ごすべきだとは思いますね。
 ……まぁ、其れほどまでに素直な御人が集まっているとは思えませんが」
(67) 2021/07/22(Thu) 19:23:49

【人】 左方舞 五十鈴

>>66 シラサワ

「……そういうことだから」
(68) 2021/07/22(Thu) 19:30:46
ユヅルは、静かに耳を傾けている。
(a3) 2021/07/22(Thu) 19:56:05

五十鈴は、静かに目を伏せている。
(a4) 2021/07/22(Thu) 20:33:12

シラサワは、五十鈴に眼を細めた。
(a5) 2021/07/22(Thu) 20:35:23

シキは、交わされ合う言葉の合間を縫い歩き、暫しその姿を隠すだろう
(a6) 2021/07/22(Thu) 20:36:53

【人】 右方舞 戸隠

今日もまた、祭りの中に現れる。
表情は伺いしれない。
ただ、周囲を警戒するように首を巡らせていた。

腕で、ブレスレットがちゃりと鳴る。

はぁ、と息を吸って。
吐いて。

────踊りだす。

いけにえ。しるし。
何があっても、何があろうと、
舞うことに変わりはない。
(69) 2021/07/22(Thu) 20:37:50

【人】 学徒 蝶間

ぺらり、また一枚紙が捲れる。

「何故に思い馳せるかは、小生にはわかりかねる」

「ある者は扇情煽られるか、ある者は強情さ故か。
 祭事の華やかさにうつつを抜かすのも、其れも良しでしょう」

優風が黒糸をかき乱し、また紙は捲れる。

「然れど、故に
"本性"
は隠せない」

「故に、人である」

学徒の吐息は、蚊遣火の紫煙を霧散させる。
(70) 2021/07/22(Thu) 20:40:53

【人】 右方舞 戸隠

素足のまま、硬い足場を踏み、擦る。
指が弧を描き、ひらひらと舞う袖がそれを追う。

その身体で表現される、一個の芸術。
篝火からちろちろと、鱗粉のように舞う火の粉を割いて。
温く熱い空気をかき乱し、ひょうひょうと風の音。

人体が得意とするのは、円と弧の動きだ。
それを縦横に組み合わせた、ゆるゆると流れる踊り。
決して早くはなく、ただ、常に流れ続ける踊りが、
今日も続く。
(71) 2021/07/22(Thu) 20:41:22
五十鈴は、りんご飴を食べている。
(a7) 2021/07/22(Thu) 20:42:16

【人】 学徒 蝶間

「また今日も刻が過ぎる。また誰かが選ばれる。
 座視も結構。然るに、本質が単純な事を皆理解しているからだろう」

どれだけ目を反らそうと、否が応でも理解する時が来る。
学徒は其れを知っている。其の言葉は、小火を燻ぶらせる凩也。

「隣人か、友か、或いは小生か。……まぁ、誰が選ばれてもおかしくはない」

僅かに学徒の口角がつり上がった。
(72) 2021/07/22(Thu) 20:47:37

【人】 学徒 蝶間

「────それでは皆様、お為ごかしは程々に。また"明日"」

ぱたん、本は閉じられた。
(73) 2021/07/22(Thu) 20:48:38
 




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