人狼物語 三日月国


85 王都グルームズの夏の祭典

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 一人で行くな!
 俺も行くから!!


[たとえこれで怒られたり嫌われてしまっても――いややっぱり嫌われるのは耐え切れないから何かしてしまっていたなら全身全霊をかけて謝るが――彼女を魔物がいる森で一人にすることはできない。

駆け出した彼女の後を追いかけて走り出す。
彼女の前方に鳥型の魔物が出れば、剣は間に合わないから水流を水鉄砲のように飛ばして撃ち落とした。
落ち葉を踏みしめる音と水がピシュ!と弾ける音が森にこだまする。*]

【人】 ホテルスタッフ ゲイザー

―― 一方その頃 ――

 うわぁ……これは……
 焼き払った方が早いかなぁ……

[ゲイザーは眼前に広がるキノコの群生にひくりと口端を引き攣らせた。
数本なら胞子を出す前に狩れるが、これだけの数となると途中で危機を感じた他の個体が胞子を出してしまうだろう。

一瞬で焼こう、と炎系の魔法を詠唱しようとした時――]

 危ない!レグルス様!!

[猿型の魔物が支配人に飛びつこうとしているのに気付き、咄嗟にナイフを投げる。]
(11) 2021/07/26(Mon) 21:35:00

天のお告げ(村建て人)


[
ギャアアアアアアッ

魔物は叫び声を上げてのけぞり、キノコの群生地に落ちた。]
(#1) 2021/07/26(Mon) 21:36:38

【人】 ホテルスタッフ ゲイザー


 しまっ……!

[た、と思った時にはもう遅い。
支配人に防御魔法をかけたがその分自分には間に合わなくて。

――ゲイザーの瞳がとろりと揺れた。**]
(12) 2021/07/26(Mon) 21:38:23
だ、大丈夫なのっ!
だから今はそこにいてっ!

[ほんの少しでも冷静に考えばわかることだったのだ。
仮にも魔物がうろうろするこの森で
彼が自分を1人にしておくわけがないことくらい。

でもその時はとにかく余裕がなくて、
後ろから聞こえる叫び声も
焦りを増長させる一方だった。]

(も、もうだめっ、漏れちゃうっ…!)

[走るだけでも重くなった膀胱に響く。
股間をぎゅっと抑え、叫び返しながら辺りを見回した。
丁度都合良く身を隠せそうな茂みを発見する。
もう、この際贅沢は言っていられない、]

(あ、あそこで……!!)

[―――と。]

っ!?!?!


[後ろから飛んできた魔法に驚いた魔物
自分の目の前を勢いよく横切る。
それにバランスを崩した所で
木の根元に躓き、その場につんのめった。]

きゃあっ!!!!

[どさっ、と鈍い音を立て
膝をついて四つん這いに転ぶ。
上から水魔法の残滓がぴちゃん、と音を立てて
首元に落ちてきたのが駄目押しだった。]


あぅぅっ……!!!

[ぶるっと大きく全身が震えたかと思えば
じわーーっと下着の中に生温かい感触が広がっていく]

やっ、だ、だめぇっ……………!!!

[漏れ出る液体を必死に止めようとするも、
抱かれたばかりの下肢には上手く力が入らず。

あっさりと下着を貫通し、
ショートパンツの尻部分に
大きな丸い染みが広がっていく。

後ろから追いかけてきた彼には
その一部始終も丸見えだったかもしれない。**]

[切羽詰まった叫びはどう聞いても大丈夫ではないし、現に魔物が近づいている。
走る速度を見れば、足腰を痛めた訳ではなさそうだが、では何だ。

近寄るのを拒否しているというのだけはわかるから、本気で走れば追いつくのにただ一定の距離を保って追いかけた。]


 イクリール!!


[伸ばした手は彼女の支えとはならず、彼女の身体はどさりと地面に崩れる。
四つん這いになった彼女の尻が此方に向いていた。]


 …………


[漸く、彼女が何を隠そうとしていたのかを知る。
ショートパンツを濡らし、地面に染みて行くものは、自分が放ったものではないだろう。

漂ってきた臭いにはっと気づき、周囲に霧を巡らせる。
他の参加者はいなくても、スタッフは森にいるし、魔物だっている。
彼女が自分にすら隠そうとした姿を他の誰にも見られる訳にはいかない。]


 ごめん、気づかなくて……。


[そっと霧の外から声をかけた。*]


 洗って乾かすから、全部出たら言って。
 傍に行って良いか……?
 


はぁぁぁぁ…………♡

[止めようとしたのは最初だけ。
我慢していたものからの開放感に
気持ち良さそうな吐息を漏らした所で、
後ろから駆け寄って来た足音が
はっと息を呑む気配を察した。

見ないで、と言ってももう既に遅いだろう。
気遣う言葉と共に、そっと辺りに霧が張られていく。]


…………う、うぅぅぅ…………っ


[穴があったら入りたいとはこのことだ。
もし結婚していなかったら
もうお嫁に行けないと嘆くしかない所だった。

彼は何一つ悪いことはしていないのに
謝ってくれるものだから余計忍びない。

その間にも溜め込んだ小水は止まらず、
身体の下に小さな水たまりを作っていく。
暫しちょろちょろと音を立て続けた後、
最後にぶるっと身体を震わせ、ようやく止まった。]


……………………


[無言で体を起こした。
せっかく替えたばかりの下着も何もかも
ぐしょぐしょになってしまって気持ち悪い。

彼に頼めば洗い流してくれるのだろうけど
失態が消えるわけではない。泣きたい。
それでも、いつまでもこうしているわけにはいかないから。]


…………………………テンガン、
その、……終わった、から………



[来て大丈夫、と。

首から上を熟れたトマトのようにしながら、
霧の外の彼に小さく告げた。**]

[息を殺して待っていた。
耳を澄ませているようで変態みたいだが、霧の向こうから聞こえる彼女の声は、放尿の解放感からか震えていて。
まるで快楽を感じているかのようだった。
そんな声に、見えない霧の向こうで彼女が四つん這いになってお漏らしをしているという想像に、つきんと下肢が疼く。]


 
はぁ……



[興奮の溜息が霧の向こうに届かないことを願った。]



 どっか苦しくないか?
 俺が鈍かったから、随分我慢させただろ、悪かった。


[近寄れば霧で籠っている分蒸れたような臭いがする。
その状態で長くいるのは辛かろうとまずは局所的な雨を降らせて周囲の尿を流した。

顔を近づける。
キスをすれば、反射で目を閉じるだろう。
その間に彼女の服を一度脱がせようと手を掛けた。
着たままでも雨と脱水は可能だが、閉じられた秘所を汚した飛沫は手で掻き出した方が良いだろう。]


 ん…  ふ、


[くちゅ、と咥内で音を響かせて、濡れた衣服と肌の間で起こる音を誤魔化す。
むわりと薫った彼女の匂いとキスで、すっかり臨戦態勢になったものをどうするかは後で考えよう。**]

 はああ……ッ

[ゲイザーの吐息が色めいた。
声を殺す理性は飛んでしまった。

この場がシャムス夫妻がいる場所からそう遠くないことに、通常時なら気づいただろうが、今は脳内も身体もセックスのことしか考えられなくなっている。
それでも主を汚すまいと顔を背けるが、伸びる手は自らを慰めるように動き始めた。

風に乗って、ゲイザーの喘ぎが森に流れて行く。**]


………ううん………
テンガン、悪くないもの…………
私がちゃんと……
お、おしっこしたいって
……言わなかったから…………


[呆れられてもおかしくない状況なのに
彼は優しく気遣ってくれて。

まともに顔を見れずにいればキスが落ちてくる。
目を閉じて受け入れている間に
いつの間にかベルトが緩められていた。
幸い上は無事だったので、
下だけ脱がされる形に。]

……ん……

[彼の真意は別にあったかもしれないが、
慰めるようなキスに少しだけ落ち着いた。

幾ら結界で覆われているとはいえ、
こんな場所で下半身を露出している状況には
どうしてもそわそわしてしまうけれど。]

[自分の状態に意識が行っているため
音や匂いに反応して
彼が密かに昂っていることはまだ知らず。
(知ったらそれこそ恥ずかしくて憤死しそうだ)

魔法で服を洗ってくれる間は
彼の側で近くの茂みに身を隠し
暫くその様子を眺めていることにしたが。]

……?

[屈んだ際、ふいに魔物がその場に倒れているのに気付いた。
先程目の前を横切った鳥型の魔物。
どうやら彼が撃ち落として既に息を引き取っているようだ。]

(…鳥っぽく見えるけれど、
 こういうのも、食べられるのかしら……

 ………?何となく、良い匂いがする…?)


[イクリールは知らない。
この魔物が先程この近辺で起こっていた戦闘の巻き添えを食い、例のキノコの胞子を頭から浴びていたということ。

目前を横切った際にふわりと漂った胞子を
さっき思い切り吸い込んだことも
大して気に留めてはいなかったけれど――。

すんすんと鼻を鳴らしてみれば、
やはりどことなく不思議な匂いがする。]


……あっ、


[不思議そうに眺めていると狸か狐だろうか、
もふもふした獣が茂みの中から現れ
それを咥えていってしまった。]

このあたりに巣があるのかしら……?

[人に危害を咥えるタイプの獣ではなさそうだから
放っておいても特に問題はないだろう。
潜っていく姿を追って視線を周囲に向ければ、
今度はどこからか風に乗って、呻くような声がした。]


……???

[女性の……呻き声?悲鳴?
水音に紛れてはっきりとは聞こえないが、
妙にドキドキしてしまうのはなぜだろう。

キスしたからだろうか。
恥ずかしい現場を見られたからだろうか。
頭の芯が浮かされたようにふわふわする。]

…ね、ねえ、テンガン。
誰かの声、聞こえない……?

[軽く首を振って煩悩を振り払い、彼に声をかける。**]


 俺が先先行くから言い辛かったんだろ?
 次からは場所移動の前にトイレに行くタイミングをお互い声掛けしよう?


[自分が元々あまりトイレに行く方ではないので、気遣いが足りていなかったと反省する。
これを機に気をつけるようにすれば、もう二度と不本意なタイミングで限界が訪れることはないだろう。

それはそれとして。]


 ……シてるとこ、見たかったって思ったから、正直に懺悔しとく。


[キスの合間に言うのは狡いだろうか。
実を言うと、彼女が恥じらいながら小さく発した「おしっこ」という単語にすらムラムラしてしまったのだった。

羞恥で頭がいっぱいの彼女がその懺悔の変態性をどこまで理解したかは謎だが、粗相の後始末は任せてくれるようだ。]

[通常の洗濯程の時間はかからないとはいえ、まだ日の高い時間に外で下半身丸出しにしているのは居心地が悪いのか、彼女は少し離れた場所へと進んだ。
その間に彼女が目にした魔物が纏っていた匂いには気づかなかった。
魔物の多いこの森では魔力行使の気配がぞこかしこに漂っていて出所を探るのは困難だ。

乾いたショートパンツと下着を持って立ち上がる瞬間、突っ張った自らのスラックスが窮屈を訴える。
何となくイクリールの服で前を隠すように近づけば]


 おーい、不用意に顔を近づけるなって。
 ……まさか舐めてねえよな?


[自分が撃ち落とした鳥型の魔物に鼻を近づける様子に苦笑する。
自分のスコアのひとつとしてホテルに転送したら、彼女の好奇心を安全に満たせるかとも思ったが、どうやら横取りされたようだ。
肩を竦めて目で追う。
追いかけてまで獲るつもりはない。]


 どうした?
 声? ――魔物の声じゃなくて?


[彼女の疑問を受け、耳を澄ませてみると。]


 誰かが……泣いてる?
 迷子か?


[宿泊客の子どもかもしれないと思うと、助けなければと思ってしまう職業病。]


 この後行ってみようか。
 ほら、ハンカチ濡らしたからこれでその……拭いて、
 下着と服な。


[直接自分が洗うことになったら、我慢できる自信がない。
今彼女の近くにいるだけで、甘い香りで頭がぼうっとしてくるのに。

……甘い香り?

ずん、と、腰が更に重くなった気がする。
理性はまだ、こんなところで盛るな、と警鐘を鳴らしてはいるのだが。**]


 は……はうぅ……
 ああ駄目、レグルス様は、じっとなさっててくださいね、
 防御魔法かけてますから……

[本来ならば、彼には自分を置いて先に行けと言うところだ。
"キノコ"の胞子の影響はおよそ半日、セックスで満たせばそれは短くなるが、自分の失態の為に雇い主にそれを頼むのはあまりに無礼だ。

だからこの場を早く乗り切る方法として、ゲイザーは自慰を選んだ。
だらだらと涎を零す秘所をまさぐりながら喘ぐゲイザーには声量を抑える選択肢は取れなかった。**]

[今回の件は、以後繰り返さないよう
気を付けようということでかたがついた。
それはそれとして、]

シてるとこ......って、え、
おしっ......!?
み、見たいの......!?

[まさかそんなことを考えられているとは思いもしなかったから、
彼の懺悔にはキョトンとした後に沸騰した。

いくら何度も身体を重ねた仲とは言え、
排泄を見られるのはまた別問題だ。
とはいえ彼に望まれたら応じてしまいそうな自分はいるが。


というか、さっきちょっとは見られた気がするし......。
キスのあいだに赤い顔を更に染め、
あたふたとしつつ服の洗浄をお願いする。]

[暫し身を潜めていると、
彼が近くまでやってきた。
冗談交じりの忠告にはむう、とむくれ]

さすがにそんなことしないわよう。
さっきの魔物が落ちてたけど、取られちゃったみたい。

[彼も特にそれ以上追及するでもないので立ち上がり。
どこからか聞こえる声のことに意識が向く。]

わからないわ。
たぶん、魔物じゃないと思うけど......
女の人の声っぽくない?

[耳をすませば確かに何かが聞こえてくる。
迷子ではなくても、誰が襲われて助けを求めている、という可能性はある。
近づいてみるのには自分も賛成だーーーが。]

(......ううん、きっと気のせい......よね......)

[ハンカチを浮けとりながら考える。
途切れ途切れの声は悩ましく、
悲鳴というよりどちらかと言うと......]

(うう......わたし、
こんなところでなに考えてるんだろ......
声......なんだかきもちよさそう......なんて......)

[なんというか、どうも「アノ時」の声に聞こえるのだ。

いくら打ち消そうとしても、
何故か思考がいやらしい方向に向かってしまい。
ぽーっと表情が緩み、次第に息が荒くなる。]

(ううっ、さっきしたばっかりなのに......
な、なんか......すっごいむらむらするっ.....
はあああ......えっち......えっちしたい......っ♡
テンガンといますぐえっち......っ♡♡)


[どきどきと早くなる鼓動を抑えながら
借りたハンカチでざっと下半身を拭う。
とはいえ、拭っても拭っても股間から新たに蜜が溢れてきてしまい、四苦八苦するはめにはなったが。**]

新妻 イクリールは、メモを貼った。
(a2) 2021/07/27(Tue) 20:40:18

警官 テンガンは、メモを貼った。
(a3) 2021/07/27(Tue) 20:55:06

 




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