「イギリスパン、おいしいよ…」
調べようと思ったら端末が煙を吐いた。

「ごちそうさま、さて…」
とりあえず昨夜気になっていた箏に触ってみよう。

「ハマルは機械に有害な電磁波でも発してるの……？」

端末が煙モクモクしてるところ初めて見た……

>>206

戯れにちゃぷちゃぷと手足を揺らせば軽い水音が響き渡った。

「……」

ゆらゆら揺れ続ける水面には自身の顔が映っている。
いつも通り。何も変わりない顔。
けれど、その胸中は決して同じものであるとは言い難く。

「……今更、色々考えることになるとは思いもしなかった。
…………難しいな」

こぼれ落ちた言葉は周りの温もりとは打って変わり、酷く冷めたものだった。
ぱしゃん、と手を跳ね上げる。

水面に映っていた自分のしかめ面が、ぐらりと消えて荒れたお湯の底に沈んで消えていった。

「ようし、やってみるぞ」
天才的な箏センス。全米が泣くクラシックだ。泣いていいのよ。

「すごく、いいい音する」
ふんふんと鼻歌で一緒に歌っている。

>>197　ヌンキ
「そう……だな。共鳴者の指示一つで、村人陣営が有利にも不利にも転がるとあった。今回の投票の最終決定権も握っているし、責任は特に重いだろうな。
　自らの精神耐性がどの程度なのか、正直未知数な為なんとも言えないが……そういう事なら、有難く頼らせて貰おうと思う。

　ただ、負荷が掛かる立場であるというのは、占い師或いはその騙りである貴方も同じ様に思えるが。どちらにせよ自陣の勝利の為の責任が重大だろう？
　貴方の方も、うっかり倒れたりする事等無い様、気を付ける様に」

見た所彼は自分だけではなく、この船の参加者全員にこの様な気遣いを送っている。つまりそれだけの分を背負おうという訳だ。使用人とはそういう者、と言えばそうなのかもしれないが。
彼を頼りにする者は多そうだ。事実自分も（おやつの件もあり）心強く思っている。
そういった人物に何かがあったとなると、それは全体的に強い負荷となるのだろう。

その様な危惧もあり、少々釘を刺しつつ。
軽く会釈をしてその場を後にする。

「俺あんまこういうの詳しくないけど気分アガるわー」

ハマルの箏で演奏されるクラシックに合わせて鼻歌を歌っている。ふんふん。

聞こえる音色や鼻歌にふわりと表情を綻ばせて。
まだ穏やかな時間を満喫している。

>>206 >>209 温泉
「〜……♪」

昨日カストルが発音に歌にしていたアレを歌いながら温泉に入ってきた。先客の表情は遠くてよく見えないが人がいるんだなと思いわーになった。わーい。

「……おっ誰かいるじゃん。悪い、貸し切り状態のところ邪魔しちまった！だーれだ？」

男性体だ。特筆することもない。肉付きがそれなりにいいことくらいかも。