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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「…………うぉお……」

目の前の“鏡沼クン”に思わず後ずさる。
先ほどまで眼鏡の優男であったはずなのに。
最初からそうであった気すら思えてくる。
……触ってみても、鯱なのだろうか?

……流石に、遠慮しておこう。

「……他人の意識下の鏡沼クンを、
 その本人のみに認識させるということ?
 しかも、君の意思のみに関わらず、か……」

その上、どう変わったのかも反響があると。
……異能が本人の手を離れて一人歩きしている。

「……それは、異能抑制アイテムを使った上でかな?」
(-283) tamachi 2021/10/30(Sat) 19:24:40

【秘】 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜

ちなみに、触っても鯱である。
五感へのフィードバックも完璧だ。
つまり、
実在しない鏡沼にも触れる事は出来る。

『鏡沼創に触れた』と脳に認識させる事によって。
あくまでも脳への干渉なので、実在しない鏡沼相手だと
自動ドアは開かないが、実在しないので問題無い。
逆に、本人が誰にも認識されてない状態でも、自動ドアは
正しく開くのだ。

「こうして大袈裟に弄るのは、まだやり易いんですがね。
 あんま弄り過ぎると、相手に負荷掛かっちまうんで」

そう言って、鏡沼はまた人間の姿に戻った…様に見える。
今の鏡沼創は、眼鏡の優男だ。

「文字通り何にでもなれるんで、恵まれちゃいるんですが。
 細かいトコってなると、自分でも、僕ってどんな感じで
 やがりましたかねぇ?って感じになっちまいまして。
 相手側の負担を考えても、各々が想像する僕に沿わせといた
 方が、色々丸く収りやがるんです」

「ええ、お恥ずかしながら。
 そりゃ薬飲みまくって常にゼロにしときゃ、こんな事には
 なんねぇでしょうがね。
 完全に無能として生きていくの、キツくねぇです?
 そうでなくても、昨今色々と不穏じゃねぇですか。
 自分の身ぃ守れる程度には、残しておかねぇと。
 コレが暴走しちまったら、洒落になんねぇですから」
(-291) RIN 2021/10/30(Sat) 20:23:34

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

放課後、水泳部の練習がもうすぐ終わる頃合いだろうか。
鏡沼はプールサイドへ足を運んでいた。
ご機嫌な様子のあなたを、少し離れて見つめている。
特に消えたりはしていないので、見つける事は出来るだろう。

今、此処に居るのは鏡沼創本人だ。
(-326) RIN 2021/10/30(Sat) 23:42:48
鏡沼 創は、今日もあちこちに居る。
(a65) RIN 2021/10/30(Sat) 23:43:56

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「────それもそうだがねぇ……」

元に戻った、と見えるあなたを見てうーむと腕を組む。
認識に影響がある以上、模造品でないと言えないのだから。

「……異能の暴走に、問題の大小なんてないよ
 そりゃ、周りから見れば被害を受けるものが危険だろうさ
 でも、たとえ他に迷惑をかけなくたって、
 本人が苦しいのは一緒なんだから」

そこは比べるものではないし、並べることもできないと。

「ちなみにそれってさ
 鏡沼クン自身も影響を受けてたりとかするのかね?」
(-330) tamachi 2021/10/31(Sun) 0:06:57

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「  、  !」
……あなたの姿に気付いたのか、急いで水面から頭を出した。

「創、また会えた! 泳ぎに来たか?」
会えたことが大層嬉しいらしく、ぱしゃぱしゃと水音を立てて腕を振っている。
(-331) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 0:07:00

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

嬉しそうなあなたの様子に、くすくすと笑みを漏らし

「ええ、僕ですよっと。
 泳ぎに来た訳じゃねぇです。水着持って来てねぇですしね。
 どっかで借りられんなら別でやがりますが。
 静が泳いでるとこ見てみてぇな、って思っちまいまして」
(-335) RIN 2021/10/31(Sun) 0:15:48

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「創も水着あったら泳げる? 今度見たい、やりたい」
「泳いでるとこ? オレ泳いだらいいか?
 創が見たいなら幾らでもやるぞ」
ぱあ……と嬉しそうにした後、再び水中へと潜り込もうとする。

もし見るならば、水の抵抗を感じさせない素早さで、
息継ぎもせず軽く泳ぎ回る様が見えることだろう。
それこそ正しく"人魚姫"らしく、動きの速さは魚に近い。
数分経つと、水面から顔を出してあなたをじっと見つめる。
(-346) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 0:33:32

【秘】 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜

「──……鋭いですねぇ。
 流石は守屋先輩、大正解でやがりますよ」

あなたの指摘に、暫し間を空けてから小さく両手を挙げた。
降参ですと言い添えて、あくまで軽い調子で続ける。

「弄り過ぎると負荷が掛かる、って言ったでしょう?
 ……いやぁ、ガキって怖ろしい生き物ですよねぇ。
 自分の異能の特性なんざ、まるで理解してなくて
 いろんなものになれんのが、ただ面白くて。
 馬鹿みたいに使いまくって、自分と両親の認識野
 ぶっ壊しちまったんですよ。
 まあ局所的なモンですから、生活に支障はねぇですが」

そこまで言うと、トンと自分の眼鏡を指した。
実は、度の入っていないそれを。

「コイツ通さねぇと、自分の姿がよくわかんねぇんですよね」
(-349) RIN 2021/10/31(Sun) 0:48:38

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「泳げなくはねぇって感じですねぇ。
 そんじゃ、次は持って来ましょうか。
 お、見せてくれやがります?」

行ってらっしゃいと見送って、泳ぐあなたを眺める。
まさしく、水を得た魚の様な動きだ。
けれど泳ぎの素晴らしさよりも、目を引かれたのは表情だ。
本当に泳ぐ事が好きなのだと、そう書いてある様で。
顔を出したあなたに、軽く片手を挙げた。

「見事なモンでやがりますねぇ。
 一緒に泳いでも、僕じゃ置いて行かれちまいそうです」
(-353) RIN 2021/10/31(Sun) 1:01:10

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「置いてっちまうか」
くう、と軽く喉を鳴らした。

「それだと、んん。よくないな……
 オレ、創のこと置いていきたくねーし……」
「でも褒められたの、すごく嬉しい」

ぽろぽろと幸魂を零し始めた。満面の笑み……
どんな形であれ褒められることが一番好きなのかもしれない。
心なしか元気が増してきているようにも見えることだろう。
(-359) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 1:18:55

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「────あぁ、よぉくわかるよ
 眼鏡がないとよく見えないもんなぁ」

両手で眼鏡をかけ直す。
口は大きな弧を描いていた。

「なんにでもなれる、なんてたいそうな話だよ
 私には想像もつかないや
 きっと、色んな人が羨むだろうね
 ……本当に、子供には過ぎたものだよ」

眼鏡越しに、歪みのない目を細めてあなたの姿を見る。
確かなものは一つとしてないけれど。
ただ異能に振り回される、一人の少年を。

「……しかし、困ったことだね
 なんでもなれるんだから、
 逆に、なりたい自分はイメージし辛いだろう?
 今の君は、したいこと、やりたいことは思いつくかい?」
(-364) tamachi 2021/10/31(Sun) 1:26:55

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「毎日泳いでる静と同じ速さで僕が泳げたら、嫌じゃねーです?
 ……それとも、付いてけた方がいいですかね?」

もしも本気で望むなら、鏡沼はあなたの泳ぎにも付いて行ける
存在になれるし、それを承知で聞いているので質が悪い。

「ええ、褒めちまってますよ。
 泳ぐのも、褒められるも、すげぇ好きでやがるんですねぇ」

プールサイドへしゃがみこんで、あなたの頭へと手を伸ばす。
よしよしと撫でる為に。
(-368) RIN 2021/10/31(Sun) 1:36:41

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「……? 嫌じゃない、嬉しい……。でも、オレと一緒に泳げるような人、全然知らない。
 創は泳ぐの上手いのか? 一緒に泳げたら、たぶんすごいぞ」

貴方が
そう成れること
には、未だ考えが至っていないようで。
只々、青年は誰かと共に泳げるかもしれないことに嬉しそうにしている。

「うん、褒められると嬉しいから好き、泳ぐのは楽しくて好き。
 どっちも欲しいし、楽しいこと、もっとしたい」

撫でられると応じるように、濡れて艶の増した白髪を少し揺らす。くるくる、とまた猫みたく喉を鳴らして目を細めた。
「創の手は御爺婆と違うな、柔らかいし撫でるの上手い。嬉しくなる……」
(-373) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 1:50:42

【秘】 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜

「……ホント、眼鏡屋に足向けて寝らんねぇですよね」

あなたの反応に、“同じ”ものを悟った。
そもそも、仕組みこそ違えど似た異能ではあるのだ。
共通点が無い方がおかしい。

「そうですねぇ。仰る通り、イメージ出来ねぇです。
 出来る事なら、幾らでも思い付けちまいますが
 やりてぇ事なんて、ピンと来ねぇですよ。
 他人からすりゃ、贅沢な悩みでしかねぇでしょうがね」

思い付ける程の我欲があったら、既に実行していただろう。
異能に振り回されている、異能の奴隷とも言える状態だから
こそ、異能の悪用には至ってないのだ。
(-376) RIN 2021/10/31(Sun) 1:57:37

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「……成程、了解でやがりますよ。
 んじゃ、ちゃんと水着持って来ねぇとですね。
 僕の泳ぎで静について行けるか、確かめる為にも」

答えながら、鏡沼は
そう成る事を決めていた。

あなたがそれを望んでいると思ったから。

「してぇ事があんのは、羨ましいですねぇ。
 その気持ち、大事にしてくだせぇね?
 静にとっちゃ当たり前かもしんねぇですが、実はとっても
 すげぇ事でやがるんですよ。そう思えるのって」

子供の様に無邪気に告げるあなたから、そっと手を離す。

「はは、流石にお爺ちゃんお祖母ちゃんと同じ硬さだったら
 僕の手が年寄り過ぎる事になっちまうんで。
 もっと撫でてやりてぇですが、濡れたままでじっとさせて
 たら、風邪ひかせちまいそうですね。
 もっと泳ぐってんなら見てますし、もう上がるってんなら
 乾かすのくらいは手伝っちまいますが」

その長さです、乾かすのも一苦労でやがりましょう? と。
(-380) RIN 2021/10/31(Sun) 2:15:15

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「ほんと?ほんとか?ついてけるか試すのか?
 じゃあ、楽しみにしてる……」
……自身へそう言うような相手は初めてだったのだろう。
なんかもうめちゃくちゃに嬉しそうだ。

「大事? わかんない……
 でも、創の言うことだし、大事にする。うん」
「……んー、やだ、上がる。水の中より、創が居る方が今は楽しい。
 髪は、ほっといたら乾くけど……なんかした方がいいのか?」

言いつつプールサイドへ伸ばそうとする手は細く、貧弱に近い。
濡れているため、身体能力自体は見目の比ではないのだが。
(-383) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 2:32:21

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「やりたいこと探しなぁ……」

こういうとき、好きなことは何かや楽しいと思うことは?
なんて訊くものだろうが、それは彼にはそぐわないだろう。
好きだと認識したいならそれは誠になるし、
楽しいと感じたいなら、嘘ではないのだから。

なんとも、幸運で不運なことだろう。

「……思いつかないんじゃ、試していくしかないなぁ
 やったこともないことを探してみようじゃないか
 幸いなことに私たちはまだ子供だ
 ……経験を積む時間はあるはずだよ」

たとえそれが、どこかの鏡沼クンが通ったものだとしても。
君には違ったものに見えるかもしれないから。

目の前の、年相応に悩み苦しむ鏡沼創を、私は信じるよ。
(-384) tamachi 2021/10/31(Sun) 2:32:57

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「競争相手に飢えてた…って感じでもねぇですね?
 一緒に泳げるかもってのが、そんなに嬉しいんです?」

鏡沼創には、したい事も夢中になれる物も無いけれど。
こうして喜んでもらえるなら、それでいい様な気がした。

「わかんねぇまんまで、いいんですよ。
 こーいうのは…………、……楽しい、んです?
 ……僕と、居るのが?」

あなたの言葉に、鏡沼は驚いた様な表情になった。
いつも笑みの形に細められてた目は、今は紫だと見て判る。
ニ・三度瞬きをすると、すぐにまた細められたが。

「あー……普段、ドライヤーとか使わねぇんです?
 これから寒い季節になりますし、風邪ひいちまいますよ?
 更衣室に、備え付けのとかねぇんですかね?」

伸ばされた手を掴んで、上がるあなたを引き上げようとする。
鏡沼自身は、どちらかと言えば細身ではあるが貧弱ではない。
特徴の無い体つきとも言える。
異能を使えばまた違うが、力に関しても標準の範囲だ。
(-389) RIN 2021/10/31(Sun) 3:05:11

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「あ……ありがと、んしょ、……」
引き上げられる身体は軽く弱々しく、それでも貴方の助けもあり、容易にするりと陸へ上がってくる。
瞳の色には気付いた様子だが、特に驚きも口にする様でもない。

「……追いかけっこするの苦手、時間測ったりとかも。
 ただ泳ぐのが好きで、ここなら好きなことしてていいって親父が言ったから、この学校選んだし」
「オレは楽しいぞ。仲良しの創と居れて、嬉しいし楽しい」

こて、と再三、今迄と特に変わらず首を傾げる動作。
今はそれに加えて、髪先から水が滴り落ち続けている。

「うん、手でぎゅってして、後はほっとく。
 更衣室……なんか機械持って頭に向けてるの、見たことある。
 あれ、髪に使うやつかな?」
ドライヤーを知らない現代っ子だった。
なんとなくのぼんやりイメージを思い浮かべている……。
(-391) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 3:24:55

【秘】 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜

「やった事もねぇ事…でやがりますか。
 例えば、何でやがりますかねぇ?
 んー……ま、思い付いたらって事で。
 仰る通り、時間は在りやがるんですし」

取り敢えず、こちらの話は一区切りと判断したのだろうか。
鏡沼は、あなたへと疑問を零す。

「……しかし、何だって他人の悩みを聞いてやがるんです?
 僕にだけ、って訳でもねぇでしょうし」

純粋な善意からだと信じられる程、純粋無垢ではない。
その行動に、意味を求めてしまうのだ。
(-392) RIN 2021/10/31(Sun) 3:33:11

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「本当に、泳ぐ為に生まれて来たって感じでやがりますねぇ」

競う為でもなく、頂点を極める為でもなく。
純粋に泳ぐ事を楽しみ、才能もまた微笑んだ。
何にだってなれる自分も相当だが、それ以上に恵まれている。
噂の新薬とやらに頼るなんて、考えもしないだろう。
……この才能を、他が見たらどう思うだろうか。

「……楽しいと言って貰えて、嬉しいですよ。本当に。
 そんな風に思ってもらえると、予想してなかったんで」

常よりわざとらしさが抜けた口調は、それが本心だからだ。
鏡沼は確かに、あなたに望まれる存在として認識させたり
そう振舞ったりはしたけれど。
その事で、ここまで喜んでもらえるとは思ってなかったから。

「間違いなく、そいつがドライヤーでやがりますよ。
 早えぇとこ更衣室行っちまいましょうか。
 使い方教えねぇとですし」

置いてた鞄を拾い上げて、あなたと共に更衣室へと向かった。
(-396) RIN 2021/10/31(Sun) 3:51:36

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「……まあ、陸より水中の方が好きだしな」
「嬉しい? 創が嬉しいと、オレも嬉しい。いいこと。
 アンタが喜んでる時はオレも喜ぶし、逆もそう。
 仲良しのひとが喜ぶのは一番いいこと、御爺に聞いた」

くるくる、ころころ、甘えるように音を鳴らす。
更衣室へ辿り着けば、自分の鞄から出したタオルを引っ被って、そのまま近くの椅子に腰掛けてぴたりと固まる。

「んむ……こうしてちょっとおいて、水垂れなくなったらへいき……」
曖昧な知識に従っているようだ。全然平気じゃないけども。
(-402) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 4:07:42

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「可愛い後輩たちに手を差し伸べるのは当たり前だろう?
 ……なんて、カッコいいことが言えたらよかったんだけど」

そう言ってしまえるだろう人は他にいる。
カッコいい人間だよ。

「そう……全部、私のためさぁ
 異能に振り回される人を、私を見てるようでほっとけない
 そんなところ」

あとは……。

「アオハルしてるのを見るのだってアオハルさ
 みんなが、きらきらと輝いて欲しいんだよ
 鏡沼クンも、その他の生徒も」

これで納得できるかな?
(-403) tamachi 2021/10/31(Sun) 4:14:03

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「異能のせいもありやがるんでしょうが、水中の方が
 生き易そうですよねぇ、静は」

自分は天才にだってなれるけれど、あなたは本物の天才だから。
しがらみの多い地上では、息がしづらい時も多いだろう。

「んー、全然平気じゃねぇですねぇ。
 大きい音するかもしんねぇですが、ちょーっと
 じっとしやがっててくださいね〜」

備え付けのドライヤーをコンセントに差し、あなたの後ろへ。
電源を入れると、被ってるタオルをずらしつつ乾かし始めた。

「熱かったりだとか痛かったりだとかしたら、遠慮なく
 言っちまってくださいね。気ぃ付けはしてますが」

一人っ子なので、他人の頭を乾かす機会は無かった。
手馴れてるとは言い難いが、放置するよりマシだろう。
(-406) RIN 2021/10/31(Sun) 4:28:51

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「うん……でも、水の中はみんないないし、創もいない」
「だからオレ、陸で生きられるようにしないといけない。
 みんなは水の中で息できないし……」

「ん゛〜〜〜〜」
温風に謎の鳴き声をあげ始めた。
……心地良さそうに目を閉じてじっとしている。

「あったかい〜〜…………」
「髪切るときみたい……あったかい、気持ちいい。
 次からこれ、泳いだ後にやる〜〜……」
(-407) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 4:37:45

【秘】 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜

「それが本気で言える人間、カッコいいって言うより
 胡散臭せぇって思っちまいますがね。僕は」

十人中八人が「胡散臭い」と言いそうな笑顔を浮かべて
鏡沼はそんな事を言った。

「そう言うって事は、守屋先輩も異能に振り回されてやがるん
 でしょう?
 よかったら、ちぃと吐き出しちまいません?
 解決は約束出来ねぇですが、神出鬼没仲間でやがりますし」

「守屋先輩自身は、輝きてぇって思わねぇんです?
 見守る方が趣味に合ってやがるってんなら構わねぇですが」
(-408) RIN 2021/10/31(Sun) 4:41:22

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

その言葉に、見抜かれた様な気持ちになった。

寮暮らしでないあなたは、きっと知らない。
髪留めも眼鏡も外す入浴時には、鏡沼は必ず異能無効化薬を
飲むという事を。
プールであっても、その必要はある。
当然、その間は異能が使えない。
だから、生身の鏡沼は、仮に一緒にプールへ入ったとしても
あなたの望む存在にはなれないのだ。
あなたと共に泳げる鏡沼は、鏡沼創本人ではない。
水の中には、鏡沼創は居ない。


「……静は、陸で生きてぇとは思いやがります?
 生きなきゃなんねぇじゃなくて、生きてぇって。
 もしそう思ってんなら、僕に出来るサポートはしますが」

「どうやら気に入ってもらえた様で。
 どうです? 次は、自分で出来そうでやがります?」

ある程度乾いて来たら、備え付けのブラシで髪を整えていく。
元来、器用な方ではある。
経験は無いが、それなりには纏まるだろう。
(-412) RIN 2021/10/31(Sun) 5:04:33
鏡沼 創は、友達の髪を整えている。
(a72) RIN 2021/10/31(Sun) 5:06:25

【秘】 透 静 → 鏡沼 創

「……。……わからない」
小さく、普段より一段低い声の呟き。

「オレは話し方も、異能のことも、全部本で知ったから、
 水の中で息できないひとがどう生きてるのか、よく分かんねえ」
「……創もそうだけど、他の友達も、みんな普通に話せてる。
 どうやったら、相手を泣かせねーままにできんだろ……」

過去に他人を泣かせてしまったその口調が、どうしても気掛かりでならないようで――青年は髪を乾かされながら俯いた。
幼少期に一度きりの経験でも、一回だけ起こしてしまった事は、未だに成長した青年の思考をちくちくと刺して阻んでいる。

「……髪ってこんな早く乾くんだ。次、真似してみる……
 いつも友達に頼るの、よくないし。
 水から出る度、創のこと呼ぶ訳にもいかないから」
(-415) mrsnsrm 2021/10/31(Sun) 5:20:04

【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創

「そう思うのも君の自由だ
 うん、いいんじゃないか?」

その調子だと、君の言葉にそう応えよう。

「私はゲロったら面大変だぞ?
 もしかしたら夜通し泣いてるかもしれんからな」

もちろんそんなつもりはないが。
簡潔に伝えられる自信はないな。

「……なに、私は三年生だ
 鏡沼クンより一年先に産まれた、ね
 その分、輝かせてもらったのさ
 それに……私の名前は守屋“陽”菜だぜ?
 元から輝いてんだよ!」

くだらない駄洒落で笑い飛ばす。にしし。
(-417) tamachi 2021/10/31(Sun) 5:33:58

【秘】 鏡沼 創 → 透 静

「本で……?
 まさか、静の家族は全員、水の中で暮らしてやがるんです?」

現代日本では行き過ぎているとも言える厳しいしつけの話や
常識への疎さを考えれば、そうであってもおかしくない気はする。

「……僕は、そういう意味ではズルが出来ちまいますからね。
 そうやって相手の事考えられたり、泣かせちまった事
 素直に反省出来んの、静の良い所でやがると思いますよ」

仮に、自分が同じ様に、幼い頃に誰かを泣かせていたなら。
『鏡沼創はそんな事しなかった』と認識を書き換えて、それで
終わりにしてしまってたかも知れない。

「呼んでくれるのは構わねぇですし、いつだって来ますよ。
 ……ただ、いつも乾かしてやれるとは限らねぇんです」

それは、鏡沼の異能の一つの欠点。
あくまで、そうであると認識させるだけの異能である為に、
『本体』でなければ、こうしてドライヤーに触れて髪を
乾かしたりは出来ないのだ。
あなたの認識を『鏡沼創に髪を乾かしてもらった』と書き換え
今と同じ心地良さを与える事は出来ても、実際は乾かない。
乾いた様に感じさせてるだけなので、風邪をひかせかねない。
そして、あなたは鏡沼創ではないから、認識は書き換えられず
周囲の人はあなたの髪が濡れたままだと知覚するだろう。
(-419) RIN 2021/10/31(Sun) 5:52:41
 




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注目:鏡沼 創 解除する

生存者 (5)

若井匠海
1回 残 たくさん

永遠の命題だ

鏡沼 創
7回 残 たくさん

此処に居たい

白入 熊
2回 残 たくさん

秘話〇もふもふ

柏倉陸玖
14回 残 たくさん

手の掛かる奴。

普川 尚久
10回 残 たくさん

戻りました秘○

犠牲者 (10)

椿屋凜子(2d)
0回 残 たくさん

 

竹村茜(3d)
2回 残 たくさん

 

朝日元親(4d)
1回 残 たくさん

秘話〇

シオン・グレイヴズ(6d)
2回 残 たくさん

 

市川 夢助(6d)
0回 残 たくさん

全が、遅

笹原絵莉(6d)
0回 残 たくさん

諸々○入眠

世良健人(6d)
0回 残 たくさん

未来は手の中に

尾関春歌(6d)
0回 残 たくさん

えへへ…/秘話○

織田真宙(6d)
0回 残 たくさん

 

楢崎大地(7d)
2回 残 たくさん

 

処刑者 (6)

勢喜光樹(3d)
0回 残 たくさん

余裕少

神谷 恵太(4d)
4回 残 たくさん

 

守屋陽菜(5d)
0回 残 たくさん

最後の体育祭だよ

透 静(6d)
0回 残 たくさん

★おいしい天然水

御旗栄悠(7d)
4回 残 たくさん

全て=

牛丸紗優(7d)
7回 残 たくさん

明日を楽しみに

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曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
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LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
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bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
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魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
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