人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 跼蹐 カナイ

>>9 深和

あの重々しいものではない足音と、自分を呼ぶ声がして。
ふと、顔を上げた。

「………深和さん」

そろりと視線をそちらに向ける。
叶は床に片膝をついて、何かを拾い上げた所のようだった。

「…お一人で、どうしたんですか?」

徐ろに立ち上がり、それを白衣のポケットにしまい込んで
いつも通り、遠慮がちに問いを投げ掛けた。
一人でこんな所に居る自分の事をやや棚上げにして。
(10) 2022/06/05(Sun) 23:34:14
ロクは、叫んだ。
(a27) 2022/06/05(Sun) 23:39:40

【人】 トラジディ フカワ

>>10 叶

「気分が悪くなって……
 会議室を汚すのもどうかと、出てきたところで。

 ……あ、もう大丈夫です。
 歩いていたら、少し楽になりました」

白衣、と首を傾げたものの、
正直新たに装備を増やす人たちは、
もうすでに珍しくもなかったためなんとなく流す。

ちょっと不用意過ぎるかもしれない。

「……その、何度かメッセージを送りましたが、
 見て……頂けましたか?
 ただでさえ急に施設が危なくなって、心配で」

自分のスマホも出して、確認ついでに見る。

「会議室も……随分静かになってしまいましたし」
(11) 2022/06/05(Sun) 23:42:30
フカワは、カナイを案ずるようなメッセージをそちらの端末に送っているはず。
(a28) 2022/06/05(Sun) 23:43:04

フカワは、コゴマにそれとなく『叶さんと出くわしたので、できれば来てもらえたら』と、付近の目印と共に送っておいた。
(a29) 2022/06/05(Sun) 23:43:19


『どうしましょうか』

『殺しはしないとは言ってましたが』
『秘密が露呈するのは避けたい』

追加でメッセージが飛ぶ。
勿論それは、古後への対処の話だ。



あなたの支払った労力なんて知らない顔をして、青年はそこにいた。
もし仮に起きていれば探すの大変だったろう、そっちも大丈夫だったのか、なんて宣ったことだろう。
そうして、皆にどう警告をすべきなのか相談に乗ってもらって、それから――
そうはならなかったのだけれども。

近寄れば濃い血の匂いと、溶けた皮膚や髪の匂いがむっと強く香る。
顔の右半分……特に目の周辺が酷い火傷のように引き攣れ皮膚が癒着してしまっている。
右目は開かない状態かもしれない、と一目見るだけでわかるだろう。
それに加えて腹部も、腹部を抑えたままだった腕も真っ赤に染まっている。

弱弱しく踏み躙られた虫のような姿になっても、青年はまだ生きていた。
出血はもう止まっている。

【人】 跼蹐 カナイ

>>11 深和

「そうですか……」

大丈夫、はともかくとして。
提示された理由には納得したようだった。
思えばあなたは前々から耳鳴りだ何だと悩まされていたのだし。
顔色を窺う視線は、いつも通り気遣わしげなものだ。

「……すみません、少し立て込んでいて。
 用事が終わったら連絡するつもりだったんです…」

やや口ごもるように言って、気まずそうに眉尻を下げた。
その後にあなたに倣うようにスマホを取り出せば、
後で折り返そうと目を通しただけになってしまった連絡と
もう幾つか新しく連絡が入っているのに気付いた。
(12) 2022/06/06(Mon) 0:11:47
カナイは、ちょっと急ぎ気味に返信中。
(a30) 2022/06/06(Mon) 0:12:58


『そっとしておいてくれないなら』

『秘密を隠し続けるには』
『暴こうとする人をどうにかするしか』
『ないですよね?』


『僕達のせいじゃない』

『僕が手伝います』
『大丈夫』

『僕はあなたの味方です』

『あなたが僕の味方である限り 何があっても』

【人】 声無きを聞け マユミ

(――さて)

ひとまず指針は出来ています。
弓の材料を探し、消えた二人も探す。
優先は弓、次が二人。ただ問題は――

(敵対生物、もしくは人間か)

静かに歩く。しかしどれだけ静かに歩いても……

    ぱき。     ぱき。


時折鳴る、何かが割れるような音が。
ずっと、ずっと、廊下に響いていました。

きっとそれはネズミみたいに、うるさいのでしょう。
(13) 2022/06/06(Mon) 0:20:17
マユミは、静かに歩いています。本人はそのつもりです。
(a31) 2022/06/06(Mon) 0:20:38

カジヤマは、古後の端末に、一人で外に出る旨を送信。『発砲音の方に向かってます』
(a32) 2022/06/06(Mon) 0:43:26

【人】 トラジディ フカワ

>>12 叶

「───……」

顔を顰めて深呼吸を挟む。
やはりまだ具合が悪いのか、それとも。

「味方が、いる」


辺りを見渡しては、もう一度向き直る。

「……忙しかったなら仕方がありません。
 ですが、緊急時ですので……どうかお気をつけて。

 私は、これから会議室に戻るところでしたが、
 そちらは……まだ何か用事とかありますか?
 よろしければ、ついていかせてもらえたら」
(14) 2022/06/06(Mon) 0:43:44
未だピンボケ ライカは、メモを貼った。
(a33) 2022/06/06(Mon) 0:48:29

ライカは、遅れて『古後さんを探してたんですが、今は一人で行動しています。すみません』と連絡を入れた。
(a34) 2022/06/06(Mon) 0:53:22

カジヤマは、会議室を出て左の突き当たりの部屋、ボウルとアルミを手に入れた。また、そして走り出す。
(a35) 2022/06/06(Mon) 1:00:45

ナオアキは、見つけられた。
(a36) 2022/06/06(Mon) 1:01:50

【人】 跼蹐 カナイ

>>14 深和

連絡をしたためている途中。
聞こえた呼吸音に、またそろりと視線を上げた。

「次からは気を付けます……
 …僕も、もう戻るところだったので。
 あんまりここに長居するのもですし、戻りましょうか…」

書きかけだった連絡に、
もう少ししたら深和さんと戻ります、と付け加えて送信した。
それが済めば用の済んだ端末を仕舞って、
再び見上げた先に了承を返した。
(15) 2022/06/06(Mon) 1:06:58

【人】 声無きを聞け マユミ

>>ナオアキ

それは発砲音が聞こえる前の事です。
単独行動で資材を探しながら、
タブレットのライトで薄暗い場所を照らしていた時でした。

ふと、廊下の先に。
長銃を杖代わりにして歩く、制服姿が目に入りました。
その装備に見覚えがあります。
何せ一度吶喊しかかったくらいです。

声……は元よりかけられません。
なので、代わりにちか、ちか、と。その姿に向けて
タブレットのライトを2、3回点滅させました。
別人だったら、すぐさま逃げればいいのです。

さて、気付いてもらえるでしょうか?
飴をくれたあの人に。
(16) 2022/06/06(Mon) 1:17:19

【人】 未だピンボケ ライカ

血の痕はあるのに、何もない独房。
肉の欠片は落ちているのに、誰もいない。

不完全な現場だ。

だけど、撮らないと。
これは僕の仕事だ。
(17) 2022/06/06(Mon) 1:24:33

【人】 氷肌玉骨を手に ナオアキ

>>16 マユミ
あなたは死ななければならない
「あら神陰間チャン」
あなたは死ななければならない
 ぐりん、首が回る。
あなたは死ななければならない
「浮気ってやっぱりよくないわよねェ」
あなたは死ななければならない
 一体何の話だろう。
あなたは死ななければならない
「この声って神陰間チャンじゃないでしょォ? ならいいわ?」
あなたは死ななければならない
 どうやら幻聴を聞いているらしい。
あなたは死ななければならない
「節を作った手は別にいいの、神陰間チャンは頭がきれい」
あなたは死ななければならない
あなたは死ななければならない
 残った顔でうっそりとした微笑みを作った。
あなたは死ななければならない
「ねェ神陰間チャン知ってる?」
あなたは死ななければならない
「ポニーテールが似合う子って、頭の形がきれいなの」
あなたは死ななければならない
「すごく似合ってるんだから」
あなたは死ななければならない
あなたは死ななければならない
   「だから」
あなたは死ななければならない
  「だから」
あなたは死ななければならない
「だからさァ」
あなたは死ななければならない
あなたは死ななければならない
「──それ以外はなくていいと思うの」
あなたは死ななければならない
あなたは死ななければならない
容器を溶かした水は、宙で広がりながらあなたに降りかかっていく。
(18) 2022/06/06(Mon) 1:45:25

【人】 声無きを聞け マユミ

>>18 ナオアキ

直感しました。アレはもう、人ではない、と。
言ってる内容など、耳にした所で理解も出来ません。
だから先ずは逃走。そう考えた時にはきっと、
その"水"は広がっていたのでしょう。
ただの水だとは、この場ではもう思えません。
そして、次にこう思ったのでしょう。

(アレを浴びるのは不味い)

ですが、傘などはありません。
上着も無ければ、和装で弾くにも脱ぐには時間がかかります。
タブレットだけでは、大部分が身に降りかかるでしょう。
避ける?ただ飛び退るだけでは逃げ切れるはずもありません。

「だからさァ」


命を脅かす声が、随分遠くに聞こえた時。
                            
ぱき。

微かに、服の下で。何かが砕ける音がしました。

その瞬間、強く、強く。
少女は想ったのです。
肯定された願いを。
その願いの為に――
『変わりたい』
、と。
(19) 2022/06/06(Mon) 2:13:23

【人】 声無きを聞け マユミ

>>18 >>19 ナオアキ

そして少女は、初めて能力を意識して使ったのです。全力で。
……ぱき、なんて。可愛い音はしませんでした。
骨に慣れ親しんだ者には嫌な音かもしれません。
それはばきだとか、ごきだとか、ぺきだとか。
人の骨が折れてしまうような音でした。

ですが、その音とは裏腹に。
少女の背からは白い片翼が生えていました。
それは、羽毛などではありません。
真っ白で、硬質で、びっしりと鱗のようにまとまった――
無数の人骨で形作られた翼でした。

奈尾なら、それが成人男性の骨である、と分かるかもしれません。


その翼は、少女と水の間に割って入ります。
丁度、内側へ羽ばたくような動きで水を受け止め、
そして外側へ羽ばたくような動きで残りを弾きました。

当然、そんな物を突然生やして振り回した少女が
無事に立っていられるわけもありません。
翼に振り回されるようによたついて、
折角弾いた水の一部が腕や肩を微かに濡らし、
翼は翼で床や壁にぶつかると、
すぐにバラバラに砕けてしまいました。

それでも、咄嗟に。
持ち歩いていた、矢代わりのパイプを数本。
弓程強くはなくとも、投げつけて。
全力で、逃げの一手を打つでしょう。
(20) 2022/06/06(Mon) 2:28:23
マユミは、自分の能力で出た物に驚いています。が、それどころではありません。
(a37) 2022/06/06(Mon) 2:30:57

声無きを聞け マユミは、メモを貼った。
(a38) 2022/06/06(Mon) 2:46:57

ナオアキは、鉄パイプは奈尾の手に掴まれた
(a39) 2022/06/06(Mon) 2:51:53

カジヤマは、その音を聞いていれば、何か変わったか? わからない。
(a40) 2022/06/06(Mon) 3:02:42

【人】 氷肌玉骨を手に ナオアキ


あなたは死ななければならない
「あ」
あなたは死ななければならない
「ダメよ」
あなたは死ななければならない
「そんな余計なの、つけちゃダメ」
あなたは死ななければならない
 投げられたパイプは、
 奈尾の動きをほとんど遮ることなく床に落とされる。
 外側へ弾かれた液体も、彼のもとまでは届かなかった。
あなたは死ななければならない
「お父さん? お兄ちゃん? 恋人サン?」
あなたは死ななければならない
「誰でもいいわァ?」
あなたは死ななければならない
「──邪魔しないでよ」
あなたは死ななければならない
 ひょろ長い脚が散らばった脆い骨達を
 さらにバラバラに蹴り砕いた。
 注意を引くことは出来たようだ。
あなたは死ななければならない
あなたは死ななければならない
「もうっ、変な痕が残っちゃったらどうしてくれる訳?
 そういうのって取り返しがつく状態だった試しがないんだからァ〜〜」
あなたは死ななければならない
 物言わぬソレらに対しクドクドと説教が続く間に、
 あなたは逃げおおせることが出来るだろう。
あなたは死ななければならない
(21) 2022/06/06(Mon) 3:12:20
メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

標本室。


一つの遺体が、無くなっている。

とある誰かの声がして、真っ暗闇をもがくように進んで。
この終わりでは足りないと、叫んで気付けば視界が開けた。

「──。おれ、は。確か……」

それまで自分は何していたかと、ぼやけた頭のまま記憶を振り返ったが最後。

悲鳴と、笑い声と、断末魔。
絶え間なく続く痛み。逃れられない苦しみ。
誰かと会話をした時には思い出せなかった死際の時間が、押し潰さんばかりに迫ってくる。

「──。ぅ゛、え゛ッ……」

体を折り曲げ血の海に膝をつく。激しい咳を一つ。その拍子に体のどこかからびしゃりと赤い液体と柔らかな何かの肉片が地に落ちた。

事切れるまでに受けたものが未だ体の中にあるようで。頭と胴の内側がぐるぐるする。視界がちかちかと明滅して、自分と同じ色の笑い声が耳の奥で鳴り続ける。

「……、ふ、ぅ……あぁ……こぼれちゃう……」

腹部に手を当てながら、緩慢な動作で歩を進める。

「見な……きゃ、聞かなきゃ。
 見たいことが、聞きたいことが、あっ……たんだ。
 ……でも、なんだっけ、なにを、見て、聞くんだっけ」

探さなきゃ。探さなきゃ。

──目を瞑る。声を聞く。息遣いを探す。
おかしいな、でも何を探すんだったかな。
おかしいな、誰を探すんだったかな。

メモを貼った。

「……誰の、声だっけ、これは」

元々、視覚には作用しない力だった。
今となってはあまりに不安定で、或いは壊れた頭で判断できなくなっていて、拾った声が誰のものかも判別がついていない。

力を使うのを止めて瞼を持ち上げた瞬間、ぐんにゃりと視界が歪んで体が傾いた。
この肉体は、ずっと刻まれた死の痛みに震え続けている。

「みなきゃ、きかなきゃ、いかなくちゃ」

死んだはずの頭の中にあるのは一つの意思。純化したそれしか残っていない。

「……ふ、ふふ。えへへ、ぁは、夢なのかな、でも、夢みたいじゃない?でも、夢であってほしくないなあ」

それは延長線上の狂気。既に迎えた終わりを踏み躙る執念。
凄惨な傷跡が残る脳と肉体を、意思ひとつで引き摺り回してそれは進んでいく。

廊下の奥へと、消えて行く。
子供のような笑い声が響いていた。


────ぞわり、

なにか恐ろしいものが、こちらを見ているような、感覚。
それはほんの一瞬の怖気だった。

───悪夢は覚めてもなくならない。
────事実は決して消えはしない。
──今に死の暗がりから這い出して。
─────犯した罪が、戻って来る。

【人】 絶対専制君主制 コゴマ

>>a29 >>14 >>15 叶・深和
端末に入ったメッセージへは、『すぐに行く』とだけ返して。
そのほかにも舞い込むものをちらりと見て、己の軽率を多少恥じたりはした。

連絡を受けて二人のほうへとやってきたのは、
伊縫を見つけるよりかは前のことだったろう。焦燥はあれど、落ち着いていて。
まだその手も穢れのないまま。この男は平然と清廉のままであれるのだ。

誰某れに見つからないようにと抑えた足音も、指定された地点に近づく頃には平時のもの。
だから貴方がたを警戒させはしても、驚かせはしなかった、そう思う。

「……おまたせしました。こちらに居たんですね。
 探しましたよ、貴方が戻らないようなので、……なんて。
 会議室を空けていた僕が言えることではないのでしょうがね」

人の姿を見れば若干肩の力は抜け、変わらない姿を見れば安堵を覚え。
尖らせたパイプは握ったままだが、多少の心の許しはある様子で、歩み寄る。
(22) 2022/06/06(Mon) 7:58:06
コゴマは、>>a32 >>a34 ふたつの連絡を見て溜息を付いた。仕方ない。最初に勝手な真似をしたのは己だ。
(a41) 2022/06/06(Mon) 8:02:15

コゴマは、それぞれに『早く戻ってこい』と返す。ホワイトボードに刻まれたのと同じ。只の勝手な、個人的な願いだ。
(a42) 2022/06/06(Mon) 8:02:57

【置】 絶対専制君主制 コゴマ

>>+10
顔を覗き込んだ時、醜く傷つけられた面に青年は鼻白み、僅かに身を引いた。
それで貴方が傷ついたとして、どれだけ青年が気にしたかはわからない。
所詮は己の抱いた感情しか想像しえない、献身とは誰より掛け離れた人間だ。
幾許もそれを抱いていたなら、結木の体だってあの場に放置はしなかったはずだ。

「……誰にやられた」

何に、とは言わなかった。最早隣人を疑うことにためらいはない。
声を伴って返ってくることのないだろう問いかけをして、癒着した皮膚に触れる。
或いは、そう、見たこともないような痛ましさのために同情したのだろうか?
喩え医学の心得があったとしても、助からないだろうことがわかるだけだ。
普通の人間の体であれば、の話だ。

「よく生きてるな。
 ……だが会議室に戻るのは、無理……だな……」

アクセントが違えば嫌悪とも取られそうな言葉が平然と舌に乗る。
そういう男だった。言葉ほどには他人を嫌うほど、興味を持たないだけだ。
今までそう生きていた生き物は、今ある惨状をどうすべきか、わからなくなっていた。
(L18) 2022/06/06(Mon) 8:31:52
公開: 2022/06/06(Mon) 8:30:00

【人】 トラジディ フカワ

>>15 >>22 叶 古後

「……あ、古後さん……」

一人きりの足音に気づいて視線を向けたら、
メッセージで呼び出した相手が目に入って安堵。
喉から抜けるのは、なんだか疲弊、摩耗しているような声色だ。

「ええ、気分が優れなくて出たところに、
 偶然会って……ちょうど今、会議室に戻るところで。

 この状況では一人より二人、二人よりできれば三人、
 付近にいらっしゃればご一緒できれば、と。
 来ていただけたようで何よりです」

理由も理由だからパイプなんて持ってきてない。
どうにもまだ危機管理意識が足りてないなと、
内心でいつものように卑下しながら、其方へ近づく。

──古後が来た方とは真反対。
   何かが駆けるような足音も、近づいてきているような。
(23) 2022/06/06(Mon) 8:33:33

【人】 絶対専制君主制 コゴマ

>>23 深和
「ああ言った手前散開しては、意味がありませんね」

言葉の意味は自戒であって、他者に言ったわけではない、きっと。
或いは少しは、自身以外も含んだかもしれないが。
さりとて投げ捨てるような言葉は、そうは受け取られないかもしれない、そういうものだ。

「篝屋や三十三も、状況を見てそれぞれ出掛けてしまったようで。
 桜小路もおそらくは。状況的に今は会議室には誰も居ないのではないでしょうかね。
 ……まあ。引き籠もっていたからとて脱出できるわけじゃないから、仕方ない話ですが」

いつか助けが来るだろう、なんて楽観的で保守的な動きのままではどうにもならない。
急く心を落ち着かせる術を持たないのだから統率できないのは道理だ。
帰りましょう、と深和と叶に声を掛け、廊下を引き返しかけて足の向きを変える。

そうして話していた矢先だ。耳をくすぐる微かな音に、表情を引き締める。
暗闇の中を睨みつけるようにしながら、貴方を後ろに下げんと腕を引っ張ろうとした。

「……なにか来る」
(24) 2022/06/06(Mon) 9:09:15

【人】 声無きを聞け マユミ

>>21 ナオアキ

パイプの行く末も、砕けた骨の先も見ませんでした。
今少女の頭を支配しているのは3つの感情だけです。
1つは「痛い」1つは「逃げなきゃ」1つは「変わりたい」。

能力の代償が酷く全身を痛めつけています。
水がかかった肩や腕がしゅうしゅうと音を立てて、
そこを覆っていた和装を溶かしてしまうと、
その下には
檸檬色
葡萄色
の結晶……
あなたがあげた
飴が鱗状にその肩や腕を覆っていました。

そして溶かされた様子を見て、思ったのです。
普通では逃げ切れないかも、と。だから痛みに逆らいました。
痛みに逆らって、速く逃げようとしました。    
ぱき

そして細胞は、それに応えたのです。

ばきぼきと音がします。
袴の裾を破って、また骨の集合体が飛び出しました。
骨はZを描くような形をしていて、少女の足よりも大きく長く。
同じような形の骨が肩の結晶を破って生えてきます。
自重に耐えられず蹲り、四つん這いになったその姿。

それは、少女の知る限り最も速く、
再現がしやすい生き物の形をしていました。
昔、神社の手伝いをしていた時によく見ていた形を。

少女は犬となって、駆けていきました。
その骨から鳴る騒がしい足音も、
やがて遠ざかって消える事でしょう。
(25) 2022/06/06(Mon) 11:21:51
マユミは、必死で逃げた後。各位の端末に『奈尾発見 危険 接近×』と送信しました。
(a43) 2022/06/06(Mon) 11:24:00

【人】 跼蹐 カナイ

>>22 >>23 >>24 深和 古後

近付く"それ"が何であるかは足音で凡そ判別が付いた。
だから特別向かってくる足音に警戒もせず、
武器など初めから持っていない手は所在なさげなまま。
いつも通り──そう、至っていつも通りにそろりと視線を向けた。

「弓日向さんと……えっと、あの、神陰間さんと。
 すぐ戻るはずだったんですけど、随分話し込んでしまって…」

そうしてどうにも言い訳じみてしまうような言葉は述べれど、
声色に嘘の色は無く、本気で心底申し訳ないと思っているようで。
おずおずと二人の表情を見遣り、すみません、と眉尻を下げた。

「…理由があったなら仕方ない……です、よね…?
 きっと…僕がすぐに戻らなかった事も、皆さんが
 ばらばらに行動してしまった原因、の一つのはずで…
 ……古後さんにもご心配をお掛けしてすみません…」

まさか自分が心配されていると驕るわけではないけれど、
自分がすぐに戻れば現状はもう少しましだったのではないか。
そのように思って、不安を煽った事にもう一度謝罪を述べた。
それから、掛けられた声に一つ頷いて、その背を追おうとして。

「────う、」

近付く足音にその動きを止めた。
聞き慣れない足音。これは見知った人間ではないか、それとも。
何か切迫した事態でなければ立てるはずのない足音だ。
殆ど反射的に片手を白衣のポケットに差し入れ、指先が硬い何かを引っ掛けた。
(26) 2022/06/06(Mon) 11:51:05

【置】 声無きを聞け マユミ

逃げて、逃げて、逃げて、逃げて、逃げた先で。
少女は思うのです。まだ死ねない、と。
死ぬわけにはいかない、と。
約束を守らなくては、と。
やるべきことを、と。

そして、それらをするには――
変わらなきゃ
、と。



ぱき      ぱきき            ぽき
    ばき         べき
 ぼき     みしっ         ばぎ



音を立てて、変わっていきます。
生き残る防御の意志と、願いの攻撃の意志が合わさって、
身体を覆うように育っていきました。
(L19) 2022/06/06(Mon) 11:55:11
公開: 2022/06/06(Mon) 11:55:00

『カナイさん』
『オレが嗾けようとしているものです』

メッセージではなく、直接頭に呼びかける形で。

『敵味方の区別がつかないので』
『距離をとった方がいいかもしれません』

自分はもう既に引っ張られているものだから、仕方ない。

マユミは、タブレットを叩いています。『おねがいします』とだけ、約束した人に文字が送られました。
(a44) 2022/06/06(Mon) 11:56:29


ちらとそちらを見遣って、動きを止めた足は後退の態勢を取る。

巻き添えを食らっても恐らく対処はできる──けれど。
恐ろしくもどうしようもなく安心するような、あの感覚は。
そう何度も呼び起こしたいものではなかった。

 




情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

生存者 (4)

ロク
0回 残 たくさん

低速

カジヤマ
2回 残 たくさん

すや…コミット済

ライカ
0回 残 たくさん

生きていて

コゴマ
7回 残 たくさん

神は私の

犠牲者 (3)

エマ(2d)
0回 残 たくさん

 

ユウキ(3d)
0回 残 たくさん

これは最早

ナオアキ(5d)
0回 残 たくさん

氷肌玉骨を手に

処刑者 (4)

マユミ(4d)
0回 残 たくさん

いつか月が  迄

カナイ(5d)
2回 残 たくさん

いつか日が  迄

ヌイバリ(6d)
4回 残 たくさん

許されなくとも

フカワ(7d)
2回 残 たくさん

地平線で を待つ

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.15 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa