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【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマぽかん。倒れた椅子を、見て。 ―――今の。ぼくに、できたのか? のたのた慌てて、起き上がる。 『ねこや』 『ねこや』 猫に呼びかける少年の声を背にして、 廊下に続くのとは別の、もう一つの扉へ飛び込んで。 「な なんかないか」 「あるだろ」 「いっこくらい、あれよ……」 ▽ (-159) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:00 |
カナイは、準備室。ガタガタ漁って見つけるのは、 (c4) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:22 |
カナイは、画板とそれから、いい感じ度が38くらいのもの。 (c5) 榛 2022/07/12(Tue) 22:00:36 |
カナイは、見つけたそれらを抱えて、このあと転ばない (c6) 榛 2022/07/12(Tue) 22:01:04 |
【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマひとまず見つけたそれらを持って、 わたわた、のたのた。さっき居たところに駆け戻る。 (ネコジマには、画板がひとりでにやってきたように見えるのかも。) そうしてぼろっちい画板の表面に、 ちびた鉛筆を走らせようとした……のだけども。 「あえぁ…」 積もってこびりついた埃のせいで、なかなかうまくいかない。 思わず助けを乞うように、猫と少年を交互に見た。 (-160) 榛 2022/07/12(Tue) 22:02:32 |
【置】 友達 ネコジマ【───】 「みんなとの花火だって、たのしかったと思います」 「麻弓ネエが大きい音をさせた方が勝ちとかルール作って、 栗栖ニイが当然のように受けて立って、 牧ニイも面白そうだからってやるんです。 こずネエが参加と一緒にもう少しルール整備して、 夏ニイが一回審査員にされかけたけどそれはフリだから、 雪ニイがふつうに花火持たせてくれるじゃねぇすか。 裏ニイもこれくらいになっていたら誘われてくれて、 かなネエもなんか、もちゃ…ってしてたら引っ張られてて、 明日香ネエが最終的に審査員になっているんすよ」 「そんなふうに、なっていましたよ」 「なっていましたよ」 なってくれなかったね。 (L1) 66111 2022/07/12(Tue) 22:07:05 公開: 2022/07/12(Tue) 22:10:00 |
ネコジマは、今度は手持ち花火に火を点けた。 (a57) 66111 2022/07/12(Tue) 22:07:25 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ (-163) 66111 2022/07/12(Tue) 22:12:12 |
ネコジマは、夢を見られていたら良かったのにな。 (a58) 66111 2022/07/12(Tue) 22:12:30 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『む。難しいことを言うなあ』 この物語が必然であればどれほどできた物語になるのかわからない。 この物語が偶然であるなら何故こんな仕打ちをするのかわからない。 『事実がわからない以上必然も偶然も語れないけれども』 『つまらない話で終わりたくないことには違いない』 ただの軽口。ただの連絡。ふわふわと、ゆらゆらと。 小さな子供がじゃれついて、離れるように文字を打つ。 そして、想像した理想の君の答えが来て、くすりとわらった。 『流石だ だから栗栖くんは面白い』 『一緒に見つけておくれ 彼らの本当の姿を』 『その終わりまで楽しみにしているよ』 あゝ、本当に。楽しみだ。 スマートフォンを抱えて、一人、呟いた ▼ (-164) toumi_ 2022/07/12(Tue) 22:36:00 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス▼ それでこそ、僕の好きになった人だ。 キミは子供らしい言動の割に論理的な思考をしている。 そのちぐはぐな造形はどこからきているんだい? 時おり見せる誰かをみているようなその瞳。 これはただのボクの妄想なのかな? 弟君と仲が良いか? 答えられるわけないだろう。 気がつけば彼は見えなくなっていて、 ボクには君しか見えていなかったんだから。 ただの話のきっかけにすぎないんだ。 あゝ キミがほしい な、誰かが欲しがった君が輝いて見える。キミの何かが欲しい、 生きている証 がほしいな。でも、ボクがあげられる物がみつからないな。 沢山持っている人は羨ましいな、 ▼ (-165) toumi_ 2022/07/12(Tue) 22:38:44 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス▼ だから君がいなくなって、暫くしても見つからなくなったその時。 「勿体ない」 それだけ小さく零して、その足跡を辿ろうとした。 だけど、その前に最後の彼女に確かめることが出来たから、 もう少し待っていておくれよ。栗栖くん。 君を見つけ出してみせるから。 (-166) toumi_ 2022/07/12(Tue) 22:40:53 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a59) 66111 2022/07/13(Wed) 0:11:13 |
【置】 友達 ネコジマ【図工室】 「かなネエ? 牧ニイ?」 「かなネエかな」 「違う人でも、だれでもだめですよ」 (L2) 66111 2022/07/13(Wed) 0:13:14 公開: 2022/07/13(Wed) 0:15:00 |
ネコジマは、スタスタ寄って、画板を取り上げた。たかいたかーい。 (a60) 66111 2022/07/13(Wed) 0:13:31 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「消去法か、 なんだそこも似ているね。 大丈夫だよ梢くん。 彼が死んだとしたら―― ボクならわかるもの 」また一歩近づいてそっとその手をとってみた。 改めて手を繋ぐことなんてなくて照れくさい。 少し年上の、素敵な優しい先輩の熱を感じる。 「格好よくても、可愛くても、大人っぽくても、子供っぽくても。 キミはキミだよ、梢くん。 ボクは、ボクの理想のために振る舞っているけれど。 キミは誰のためにそんな姿を保っているんだい。 自分のため? それなら止めないよ。 だけど、もう好きに振る舞って良いじゃないか。 朝になったら―― 逝ってしまうんだろう君たちは 」「何をしに来たのかな。 まだ生きて、やりたいことがあったのかい。 ボクは――それを聞きに来たんだよ」 (-170) toumi_ 2022/07/13(Wed) 0:14:00 |
【秘】 友達 ネコジマ → 甚六 カナイ画板と鉛筆の浮いていた高さだとか。 持っていたものを簡単にとられちゃったところだとか。 とられた後、すぐは動けないでいるあたりだとか。 知っている人なら、きっとあなた。 あなただとおもった。 (-171) 66111 2022/07/13(Wed) 0:14:30 |
【置】 友達 ネコジマ【図工室】 「でもかなネエか」 「かなネエですね」 「だめですよ、さみしくっても」 「死んだら何かできちゃいけねぇんすから」 「何かしたいんなら、生きてなきゃだめですよ」 「生きてる人は、見えなくなったりなんてしていたらだめなんです」 「だから、かなネエは生きてなんていませんよ」 (L3) 66111 2022/07/13(Wed) 0:18:45 公開: 2022/07/13(Wed) 0:15:00 |
ネコジマは、にこにこ。ちびた鉛筆を見下ろして片手を差し出した。ちょうだい。 (a61) 66111 2022/07/13(Wed) 0:19:12 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a62) 66111 2022/07/13(Wed) 0:19:25 |
ネコジマは、・・・・・・。 (a63) 66111 2022/07/13(Wed) 0:19:44 |
ネコジマは、手のひらに書かれたら読めちゃうなとは思ったけど。思ったから、そのままにしていた。 (a64) 66111 2022/07/13(Wed) 0:20:14 |
【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリス窓の方を向いた横顔を、ぽけ、と見つめる。 向かい合う鏡写しを、見たような見なかったような。 「……ひとごと?」 ぼそ、と呟く。きみの口振りが、そう聞こえたから。 (-172) 榛 2022/07/13(Wed) 0:20:35 |
【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ「ひとごと、だった」 「僕は、相馬栗栖だった」 理解できない言葉だ。所詮、意味がない言葉。 それに込められた意味を理解できるものは、多分……、いないかもしれない。 自分でさえ。 「ま、やりたいからやってるのさ。知りたいから知ろうとしている」 「ただ、知るだけじゃ満足できなくなってたのは困り者だがね」 (-174) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:25:35 |
クリスは、まだ、死んでいないかもしれない。 (c7) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:24 |
クリスは、行方不明になっていないかもしれない。 (c8) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:37 |
クリスは、どこかで話せるかもしれない。 (c9) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:30:48 |
クリスは、解決するかもしれない。 (c10) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:05 |
クリスは、まだ、終わってないかもしれない。その死が見いだされるまで。 (c11) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:23 |
クリスは、どこかで死んでいく。 (c12) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:31:44 |
【独】 友達 ネコジマ/* カナイ秘話 「なにもないのはさみしいです」 思っているけど、あんまり思ってない。ほしくはないよ、ネコジマは。 でもなあ、かなネエだったら傷付けちゃったかなぁと思っちゃって。猫島は今あたまがおかしいけど、友達を傷付けたいわけじゃないんですよ。傷付けちゃってたら、ごめんね、いたくないよはしなきゃなと思うんですよ。 (-175) 66111 2022/07/13(Wed) 0:32:01 |
【秘】 甚六 カナイ → 奔放 クリスだった が二つ並んだ。 並んだところで、よく分からないが掛け算になるだけだった。 「そぉまは、難しいこと ばっか 言う… 」ごにゃごにゃ。 不服そうで、だけどちょっと嬉しそう。 それからやっぱりよく分かっていない感じに首を傾げて、 「……『ほしがり』 か?」 はっ、と閃いたみたいな顔をして起こした。 (-177) 榛 2022/07/13(Wed) 0:44:47 |
【秘】 奔放 クリス → 甚六 カナイ「あっはっはっはっは! ほしがり、ほしがりか!」 笑い声が響く。笑っていないのに、確かに、己に諦念はない。 ただ、そうしたいと思ったことをそうするだけ。 うまく現実にすりあわせて、破綻がないように、諦めることなく。 「フフ、フ。そうかそうか、」 ▽ (-178) chizuaquarii 2022/07/13(Wed) 0:50:03 |
【秘】 甚六 カナイ → 友達 ネコジマにゃあ。猫の鳴き声で我に返る。 きいてくれるのか、と今度は手のひらと鉛筆を見比べて。 「……えぅ」 ちょっとの時間、迷って、考えて。 しばらく固まって、それから慌てて両手を伸ばしたり。 相変わらず、情けない声をあげていたり。 名前を呼ばれて、ちょっと嬉しそうなのが隠せなかったり。 知ってるよ、と静かに呟いたり。 そういうのはいっこも、伝わんないけど。 ▽ (-180) 榛 2022/07/13(Wed) 1:24:14 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカああ、少しずつ、いつも通りが戻って来た。 君が隣に居て、こっちを見てくれて、笑い掛けてくれて。 ちょっとずるい言葉を掛けても、気恥ずかしくたって ちゃんとこたえてくれるから、つい君の優しさに甘えてしまう。 少し背伸びをする君が、どうしようもなく愛おしくって。 たったそれだけの なんでもなくて、かけがえのない日々。 「………あは、じゃあ、…このままでも、いいのかな。」 「…うん。俺、夏彦が居ないとだめみたい」 寂しがり屋だから、を免罪符にして、図々しく誰かの傍を陣取って。 毒にも薬にもならない言葉を吐く事なら、いくらでもできるけど。 努力は下手で、取り柄は無くて、得意な事は人に甘える事、くらい。 結局はそんな人間だ。 また甘えてしまっていいのかな。 なんて、今更なんだろうけど。 (-181) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:28:58 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 夢の先 ライカ「いいよ。見に行こう、二人だけで どうせ怒る人なんて居ないから、屋根まで登っちゃおう」 「同じ場所で、同じものを見よう。 嘘のない、ありのままの綺麗なものを見に行こう。 きっと今なら、それがよく見えるから……」 自分達が生きていた事も、想い出も、過去になっていくけれど。 現実はきっと、自分達を置き去りにしていくけれど。 これからは。ずっと変わらずに、二人一緒に居られるから。 ずっと、同じ場所で、同じ今を見ていられるから。 カメラが無くたって、楽しくないから、写真が撮れなくたって。 今を今のまま、切り取る事はできるから。 「………夏彦、」 差し出された君の手に手を重ねて、 ──ぐ、と引き寄せて、不意打ち気味に唇を重ねた。 できるなら、ただ触れ合うだけよりもずっと深く。 理由は単にやり返しておきたかったのと、それと。 今しておかないと、終わりを先延ばしにしてしまいそうだから。 だからきっと、これがちょうどいい。 少ししたらちゃんと仕切り直して、 また格好付けてエスコートしてくれるかな。 (-182) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:30:22 |
ユメカワは、本当は。君の事をもっともっと深く感じていたい。 (a65) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:32:33 |
【秘】 友達 カナイ → 友達 ネコジマカナイはきみと向かい合ったまま、短く綴る。 先の丸まった芯が手のひらの上を、ゆっくり。 みのる おかえり 間抜けにも、逆さまの文字を。 (-183) 榛 2022/07/13(Wed) 1:33:57 |
ユメカワは、けれど、今は時間が足りなくて。 (a66) unforg00 2022/07/13(Wed) 1:39:45 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「ボクも理解できなかった、お母さんのこと。お父さんのこと。 だけど真似をしたら、気付いたんだよ。 そんなもの聞いただけではわからないし、やってもわからない。 傷つけることは正しくないのに、 怪我をすることは好きじゃないのに。 好きになったら辞められないんだよね、そういうこと」 するりと腰に手を回し、じゃれつくように抱きついてその軽い体重でよりかかる。 「変なの、真弓くん。 なんで心配するんだろう、死のうとしているくせに。 ボクの体力がが限界になるときは、きっと。 誰かの命を奪って同じように捧げた時だよ」 「なーんて。ボクは"元気"だよ。 皆の生きている証を貰って、とても元気だ 」くすくすと、不気味な雰囲気を隠さず笑えばそのままキミの瞳を見上げた。 (-184) toumi_ 2022/07/13(Wed) 3:20:33 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「それで……なるほど、そうだったんだ。 子供のままが、全然知らなかった」 「ボクとは違う意味でわがままさんだね、キミは。 ……うーん、じゃあボクは答える前にこの質問をさせてくれ」 「キミがボクに言って欲しいのは肯定? それとも意見?」 するりと腰に手を回せば、じゃれつくように抱きつきその軽い体重でよりかかる。 「彼らに連れて行かれようとでもしているの? いなくなって、皆と過ごす事が出来なくなって寂しいから」 「そんな理由だけで、人生を辞めようとしていないと嬉しいな」 (-185) toumi_ 2022/07/13(Wed) 3:22:33 |
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