ミィ、それ打ち切りフラグや……！

[むしろフラグよりも、というのは黙っておいた]

そう……かなぁ？
俺のは結局理想みたいなものだからね。
そうあればいいけれど、実際は難しい部分もある。
でも、ミィの言葉がとても嬉しい贈り物だよ。ありがとう。
だから願うくらいなら贅沢でもいいんじゃない。
思う分は自由さ。ハロウィンみたいにね。

[にこにこしながら、手のひらにゼリービーンズ^sweetを]

ハロウィンを楽しめる機会に、たぶんはしゃいでる。
俺もミィと一緒に、思いっきり楽しむとしよう。
そちらはどうだい？　みんな元気そう？

[手で輪っかを作って覗いたら、■錆鉄御納戸^iroのトリュフが見えた]

子どもは全力で遊んで全力で寝るって感じが可愛いよねぇ。
うぅん、俺が？
ありがとう。じゃあ、折角だから半分こしよう。
よいこはお菓子を貰えるんだ。

[ナイフでさくりと半分に割って、お皿をふたつ準備して。
片方を男爵へ差し出した]

ばいおはざーど　いん　のびた？
うぅん、段々何の話か分からなくなってきた……。

布はおばけにも寝具にもなれる最強アイテムだねぇ。
頭の部分におばけの顔でも描いたらもっと雰囲気出るかも？

[すっと赤紫^colorペンを取り出してみる]

瞼さん仕事する気がありません。

[押し返す手も、そっぽ向く顔も、噤んだ口も。
目に映る以上のものは受け取れない。
手に視線を落とせば、向こうの床の染みが見えて苦笑した。
指を折りたたみ、柔く握り込む。中指でひらを掻いた]

誤解しないで欲しいのは、サンタは俺じゃない。
サンタはニコラスであって、ループレヒトじゃない。

アレンが夢見たかもしれないサンタは、変わらずある。
必要であろうとも、必要でなくとも。

[ただの目には、彼は子どもでないように見えた。
けれど大人というにはまだ少し幼くも感じる。
だからこそ、落ち着いた言葉がまっすぐこちらへ向かってくるような心地がしたのだろう。
中指が一度空を掻いた。一瞬目を見開く]

あわてんぼうっていうより、世間知らずなんだよ。
机上の空論で、理想の話。
あはは、確かにその通りかも。

[遊びに行くと通した初めてのわがまま。
かけられた制止の言葉を思い出せば、思った以上の無理だったのかもしれないと苦笑を深めた。
つついたよっつ。渡したよっつ。
ポケットに入れられたよっつが視界から消えて、握ってない方の手のひらが空になった]

俺は、おかあさんが四を忌む理由を知らないし。
おかあさん以外の三人がどうあるのかも見えないし。
それなら、サンタは俺じゃない方がいいと思ったんだ。
贈り物は、俺の手から渡すものじゃないって。

[手のひらに乗った石。ふたつのオーナメント。
カボチャがこちらを向いている。ふたつ。
きちんと手に重さが委ねられて、安堵の息を吐いた]

頑張ってる君に、もっと頑張れなんて言えないけれど。
うん、うぅん、……。

[お喋りな口が初めて止まって、止まって、止まって。
そして、苦味のない笑みだけを向けた]

[透明とも違う、無。
挨拶のように、一日の節目に灯された火はもう目に映らない]

眠っただけさ。

[実際のことは分からないけれど、そう呟く。
何もない空間にひらり、ひらり。手を振った]

眠らなければ、サンタはプレゼントを置きに行けないんだよ。

[手のひらを開けば、あられ^sweetが乗っている。
ただ、乗っているだけ。そこに、在る]

[消えてしまった。
……眠ってしまった？

眠ったのだろうか。
よく、わからない。

丸まって、縮まって。

傍に靴下を置いていたら、
サンタさんは、会いに来てくれるのかな。]

[眠るよいこにお菓子を届ける役目は、もうひとりだから。
だから、あられは宙を舞って淡い光を灯す]

トレイ、こんばんは。

[いつものように挨拶を贈ろう。
届くかは分からないけれど、届けばいいなと思う。
淡い光は辺りを柔らかく照らすだろう]

君の周りには何が見える？

[クリスマスにはまだ早いけれど、今はハロウィンだから。
一緒にお祭りを楽しむ声は聞こえないだろうか。
大丈夫だよ。ひとりじゃないよ]

もちろん俺だっているしねぇ。

[靴下に入れられた色とりどりのあられの入った袋は、きっと星空みたいにきらきらしている……かなぁ？]