［この体勢は、やっぱり違ったらしい。

　だよね。
　これだと、ナーに匂い付けられないから
　なんかおかしいな？って思ったよ。

　やさしく諭してくれる彼女に頷いて、>>2:G13
　スリッパが穴に落ちないように
　気をつけつつ
　床に２本の足を着けた。

　地面にしっかりと重心が乗る安定感に
　ホッとしていると
　彼女から新しい提案が。>>2:G15］



　　　ん、…おふろ？　いいよ！


　
［なぜ変わったのかは分からないけど
　即座に首肯して
　差し出してくれる、大好きな手を取った。］
　

　
［彼女自身の香りは
　ぜーーーーんぶ、いい匂いだ。

　がんばって消さなくたって
　本当は元から、いい匂いなんだけどね。>>2:G10

　イヤなのは
　昨日みたいな他のヤツの臭い。
　早く消し去って
　ルーのだよって塗り替えたくなる。］
　

　
［そんなことを考えてる間に
　お風呂の前へ到着した。

　どうやら、昨日みたいに
　お湯を張りながら
　フクを脱いでしまうみたいだ。>>2:G15

　びしょびしょになると気持ち悪いからかな？
　自分も、毛が濡れないように
　しーってするしね。］



　　　また、ルーにヤラせて？



［ボタンとかがあったら
　むずかしいから
　ナーに任せただろうけど
　できるだけ自分の手で脱がせたくて。］
　

　　
［そうして、全部
　床に落としてしまって
　湯気の立ち込める中に引っ張って入る。

　早く、早く…！］



　　　ナーに、いっぱい匂いつけたい



［逸る気持ちを言葉にして
　彼女の全身を
　頭のてっぺんから足の先まで
　視線で撫で降ろし、また撫で上げた。*］