人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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【墓】 木峰 夏生



   ……っん、はぁッ、 かい、と、


[ 大丈夫かと言いかければ、腕の中の身体が崩れる。
膝ががくがくと揺れて、前に突っ伏しそうなところを
すんでのところで受け止めることができたのは
本当によかった。

バスタブの縁に縋るように凭れかかる身体に
力を込めて衝撃がないように支えてから、
中のものを抜き取って。

バスタブを背に、床にぺたんと座らせることが
できれば、手早く欲望の詰まったゴムを処理して、
シャワーに手を伸ばす。 ]
 
(+134) yukiyukiyuki 2021/07/17(Sat) 12:39:35

【墓】 木峰 夏生


[ 海斗の意識はあっただろうか。
声をかけて、返事があってもなくても
どちらにせよとにかく湯をざっとかけて、
汗や液体を流して。

立てないようなら、ふかふかの綺麗な
バスタオルを被せて、包んで抱き上げようか。

いや、俺も結構やばくて、膝も腰も
気を抜けばすこんと落ちてしまいそう
だったんだけれど。

俺は、長男だから、大丈夫。 ]
 
(+135) yukiyukiyuki 2021/07/17(Sat) 12:40:15

【墓】 木峰 夏生


[ ……それにしたってやっぱりベッドルームまで
遠いな!とわざと口に出して八つ当たりしながら、
限界を訴える足を無視して
どうにか大切な身体を横たえることは出来たはず。

前髪を梳いて、額に口付けて、様子を窺う。
抱き枕みたいに抱きしめて、

すきだよ、と小さく囁いて。 ]*
 
(+136) yukiyukiyuki 2021/07/17(Sat) 12:41:21

【雲】 トト  

   


  リボンに残った温もりが消えないよう
  風に触れないように両手で包み込んだ。


  
(D53) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:36

【独】 トト  




        
       「三月のウサギ」と「トト」

       一瞬だけ交わった線はそのまま真っ直ぐに
       遠く遠くへと離れていった。────


(-243) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:48

【人】 トト  

  

  ***

(87) papico 2021/07/17(Sat) 13:36:54

【人】 トト  

   


  そのあと、私は両親と出会い。
  そのあと、私は両親と別れた。


  「 ごめんね、そんなに余裕ないのよ。 」


  突然増えた家族、兄妹。

  立場を弁えていたつもりだったから、
  何も望んでいなかった。
  望んでいないつもりだったのに ────

  ズレは続いていく。軋んで、歪んで。
  腫れ物に触るように同じ空気だけ吸っても、
  微妙な距離は縮まることはなくて。
 
 
 
(88) papico 2021/07/17(Sat) 13:37:22

【人】 トト  

 

  私には家族なんていなかった。

  血の繋がりも、過ごした時間も、
  両方揃っていたらどうだったかとか、
  考えるのも無駄なのでやめることにした。


  両親は私を通して別の誰かを見ていた。
  私のことを名前で呼ぶことは一度もなかった。


  貴方がどれだけ愛されていたのか、
  報せることもできないの。

 
  
(89) papico 2021/07/17(Sat) 13:37:45

【人】 トト  



 

       幼い頃から。
       世界はすべて、私のものだった。

 
(90) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:02

【独】 トト  




  そう思っていたのは、私だけだった。
  私は最初から、何も持っていなかった。

 
(-244) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:38

【人】 トト  

   


  家を出る決意をしたのはすぐだった。
  元々、そうするつもりだった。

  少しだけ、何かを期待して一緒に過ごしただけ

  
  オモチャの線路を走った私は、
  脱線してから回る車輪を眺めて、
  途中下車を決めた。


  唯一の私のもの、一瞬の重なりの記憶を持つ
  質の良いリボンを髪に結んで。 

 
  
(91) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:51

【人】 トト  

   


                 ***

    
(92) papico 2021/07/17(Sat) 13:38:58

【人】 トト  

  

  そんな日をどれだけ過ごしただろう。
  全てと引き換えに自由を手に入れて、
  質素で、だけど穏やかな日々を送ったわ。

  独りには最初から慣れていたもの。 


  木々を揺らす風が波打って
  長く伸びた柔らかな髪をさぁっと通り抜けた。

  風が私のリボンを攫ったから、 
  頬へと引っ付いた解けた髪をかきあげて
  空を仰いだ。 
  
(93) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:09

【人】 トト  

  

  伸ばした手の先に、もうひとつの右手が

  僅かに早く、それを掴んだ。
  
 
(94) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:17

【人】 トト  

  

  「 あっ ─── 」


  リボンを掴もうとしていた手が宙を舞って
  収まった先を見つめて、口を噤んだ。

  

  終わった物語。
  誰にもなれない私たちの線はきっと、
  もう一度 ────



  上がった口角を見つめて、同じ顔で答える。

  
(95) papico 2021/07/17(Sat) 13:39:40

【秘】 東堂 唯織   → 宇佐美 有栖

   



       「 はじめまして。貴方のお名前は? 」**


  
(-245) papico 2021/07/17(Sat) 13:43:51

【独】 宇佐美 有栖

/*
〜〜〜〜〜っっ(৹˃ᗝ˂৹) !!!!
(-246) 希 2021/07/17(Sat) 13:45:38

【念】 救急救命医 サキ

[瀬名原くんがまさか承諾するとは思わなくて、
かなりびっくりしたもののなんとか誤解を解くことができた。
はず。]


 違うよ……
 さすがの俺でもセフレを求めてはいないから


[求めているのは、と一度言葉を区切って、
改めて瀬名原くんを抱きしめ直す。
湯から伝わる温度の他に、
肌と肌、直接触れ合う場所からの温度に、
これは現実なのだと感じて。]
(!37) haito 2021/07/17(Sat) 13:48:20

【念】 救急救命医 サキ



 ……恋人が欲しいなって、
 そう思ってました。


[改めて言うとなんだか恥ずかしくて、
顔が赤くなったのはのぼせたせいではないのだと思う。

どんな反応をしているのだろう、
その表情を見ることは叶わず、ただ言葉を待つのみ。
正直良い反応は期待していなくて、
今までの関係を保つことができれば
上出来だと思っていた。

だから、その返答にはさっき以上に驚いた。]
(!38) haito 2021/07/17(Sat) 13:48:58

【念】 救急救命医 サキ



 え、いいの?!


[先程浴室内に響いた瀬名原くんの声より
大きくなってしまったかもしれない。
彼がどのような動機であれ、
承諾されるとは思っていなかったからだ。

そうなると安堵よりも心配の方が湧いてくるもので。]


 瀬名原くんちゃんと考えてから答えてる?
 さっきから流されてない?


[また後ろから瀬名原くんの顔を覗き込もうとしながら、
眉を下げて心配そうにする。
返事をそのまま受け取れるほど、
お気楽な性格ではないのだ。]
(!39) haito 2021/07/17(Sat) 13:49:36

【念】 救急救命医 サキ



[それでも、
もう少し流されてくれないかな。
なんて思う悪い自分がいることを、自覚しつつ。]


 
(!40) haito 2021/07/17(Sat) 13:50:06

【独】 救急救命医 サキ

/*
*マーク入れ忘れた。

うさぎトトペアに泣かされつつ
(-247) haito 2021/07/17(Sat) 13:51:32

【墓】 木峰 海斗

[ 倒れかけた身体を支えられて、
  そっと、優しくバスタブにもたれ掛らせてもらう

  イったばかり、で。ふわふわとする思考の中
  中のものを引き抜かれると、やはり声は漏れてしまう
  切なげで、悩ましい声は、叫びすぎて掠れていた

  大丈夫か、と問われれば、
  たぶん、大丈夫じゃねーよって、億劫そうに答えて
  また、汚れてしまった身体を
  洗い流す手を、邪魔することはしなかった

  柔らかなバスタオルに包まれて、
  抱き上げられる時は、さすがに慌てたけれど
  もう、抵抗する気力もなかったから、
  抱えられるまま、身を任せて、頬寄せて、目を閉じる

  俺は、次男だから、耐えられなかったんだ]
(+137) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:40

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

[ だだっ広い部屋に八つ当たりをする声を
  どこか遠くに聞きながら、窓路院で行く

  好きだよと囁く声に
  ふにゃ、とした幸せそうな笑みを浮かべて、
  おれも、と寝息交じりの返事を返した

  幸せな夢、を見る気がする
  現実が、ここでの非日常が、幸せだったから――]
(-250) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:42

【独】 木峰 海斗

 


[ 今だけは、幸せな夢を―― どうか、見させてほしい]

 
 
 
(-248) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:44

【墓】 木峰 海斗

― 翌朝 ―

[ 朝起きた時にも、兄貴は隣にいただろうか
  眠っていれば、隣で眠る寝顔をまじまじと見つめて
  身体の痛みや、充足感、疲労感に
  これは、夢ではないと再確認をしていた

  終ぞ、言う気がなかった好きという言葉も、
  ついに、伝えてしまったことを思い出して、

  顔が熱くなるのを感じて、寝返りを打つふりをして
  兄貴とは反対側に顔を向ける

  ドキドキとして、呼吸が早くなって、
  すごいことをしてしまったと、嬉しい気持ちと、
  すこしだけ、後ろめたい気持ちなる]
(+138) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:46

【墓】 木峰 海斗

[ 男同士はまだ、いい
  だけど、兄弟でこんなことをするなんて、

  倫理的に考えて、ありえない
  大きく道からそれてしまった、そらさせてしまった
  自分でも言っていたけど、兄貴はモテる

  女からも、男からも、
  普通の恋をして、普通の結婚して、普通に親になる
  それがきっと、多くの親が望んでいることで
  明るく笑う両親の顔が浮かんで、きゅっと瞳を閉じた

  朝、目が覚めたら、忘れようと思っていた
  朝、目が覚めたら、消そうと思っていた

  そんな最初の気持ちは、もうなくて
  もう逃がしたくない、逃げられない]
(+139) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:49

【墓】 木峰 海斗

[ 兄貴が起きた気配がしたか、声をかけられれば
  そちらを向いて、無言で身を寄せて
  ―― まだ、眠い、なんて言って
えた


  寝ぼけているうちに、俺の反骨心が起き上がる前に
  今は素直に、甘える

  これはあくまで、俺が俺の心を満たすための行為で
  兄貴を喜ばせようとか、好きの気持ちを返そうとか
  その為ではないから、一応分かって欲しい

  そんなこんなで、朝目覚めた後も
  身体はだるいから、そのまま二度寝を決め込んで

  昼前にもう一度、目を覚めせば、強烈な空腹感に]

 
    はら、へった……


[ 色気のないことを言って、
  ルームサービスを頼むように、"おねだり"しただろう]
(+140) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:51

【人】 木峰 海斗

― それから ―

[ ホテルで起きた、夢みたいな、奇跡みたい出来事から
  また少しの月日が経った

  俺と兄貴の関係は、かなり変わったと思うけど、
  俺は相変わらず、素直ではないし、可愛くもないし
  メッセージへの返信も大抵既読スルー
  まぁ、10回に1回とか、5回に1回とか、3回に1回は
  返事をしていることもあるから、少しは変わったけど


  外に一緒に出掛けても、兄を邪険に扱う弟のまま
  両親の前では、変わらない兄弟関係を取り繕っていた
  さすがに両親に気付かれるのは、まずいしな


  それから、大きく変わったこと――]
(96) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:53

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 

   ―― なぁ、夏生


[ 誘うように、耳元で
  甘く名前を呼ぶことが、合図になっていた]
(-251) kasuga_2jp 2021/07/17(Sat) 13:52:55
 




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