人狼物語 三日月国


83 【R18】ラブリーナイト・りたーんず!【ペアRP】

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【人】 木峰 海斗

 
 
   なぁ、兄貴……


[ たまに、言いかける
  結婚くらい、してもいい。とか
  孫を、見せてやれよ。とか

  でも、その度に、
  その言葉は、唾液と共に飲み込まれる

  それは、兄貴も、兄貴の相手も傷つけることだし
  何より、俺が一番―― 嫌だったから、
]
(97) 2021/07/17(Sat) 13:53:07

【人】 木峰 海斗

[ だから、言いかけて止める
  いつか、兄貴から終わりを告げられるまでは、
  幸せな夢を見ていようと、笑うんだ

  ―――― 相変わらずの傲慢さで*]
(98) 2021/07/17(Sat) 13:53:11
― いつかの話 ―

[ あれから、何度か重ねた罪の味
  その日も、そうだった

  両親が相変わらず、出張で二人して不在の日
  リビングだったか、ソファに座る兄貴に
  後ろから近づいて、テレビでも見てるなら
  その視線を遮って前に立てば、

  膝を開いて跨って、首に腕を回して抱きしめれば
  耳を軽く食みながら、いつもの合図を口にした]

[ 相変わらず、可愛いおねだりはできない
  でも、あの日から経験は重ねてきたおかげか
  素直に望みを口にすることは、多くなったと思う

  兄貴が望んでくれるなら、対面座位なるものだって
  たぶん、許してしまう程度には、兄貴に甘くもなった

  逆のことは、既にされていたっけ?
  俺が兄貴に跨がれて、体重をかけて、
  奥の奥の、さらに奥を犯したこと
  まぁ、その話はまた次の機会にしようか


  そんな感じで、俺は手を替え、品を変え
  罪深い蜜の味を、貪るように味わっていた――*]

【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里

[「幸せ」と聞いて、噛みしめる。
 そうしてタイガさんの聞かせてくれた本心も。]


  ……そっか。


[彼がくれると言ったのは「一番」。
 だけどちゆが欲しいと願うのは、求めてしまうのは
 彼の手、言葉、愛情、時間――…
 彼の隣で笑うこと。彼の側にいること。
 タイガさんの人生の、唯一の大切でいたいって
 どうしようもない自分勝手だ。

 「パパ」の顔したタイガさんの隣で笑えるのかな。
 辛いときだけなんて、ちゆは、足りないよ。]
(99) 2021/07/17(Sat) 18:14:37

【人】 宇佐美 有栖



  一夜限りの約束。

  果たし、途切れてしまった縁の糸は。
  ひとひらのリボンを結ぶように、
  キュッ絡み合い、繋がって。


       あの「はじめまして」から。
       幾度となく、世界は朝と夜を繰り返した。
 
 
(100) 2021/07/17(Sat) 18:34:31

【人】 宇佐美 有栖



  夜のしじまも、明ける朝靄も共に生きたいと。
  願う俺の顔は、情けないことに若干強張っていた。
  心を張り詰めて、僅かに震える手には、
  ひとつのリングが輝いてる。

  それは、沈む夜と昇る朝を必死に駆け抜けて。
  時刻は刻む針が、真上を向いて重なる時。
  日付は ………
 
 
(101) 2021/07/17(Sat) 18:36:48

【人】 宇佐美 有栖



  すぅと息を、吸って吐いて。
  全身を覆っていた緊張を解し。
  穏やかな陽だまりのような微笑で贈る。


       …… かつて首を横に振られた祝福。>>D29
       今度は君に届いたのか。
 
 
(102) 2021/07/17(Sat) 18:37:14

[ だいじょーぶじゃねーよ、と返ってきて
ほっと息を吐く。
声は掠れていて、ぐんにゃりと力が抜けた身体を抱えて、
絶対にフラつかないように高級な絨毯を踏みしめた。

ベッドもまあまあ酷い惨状だったけれど、
バスタオル越しにふわと横たえる。
もう、半分以上寝ているのか、好きだよと告げれば
ものすごく久しぶりの素直な、

おれも、

が寝息とともに、ぽとりと落ちてきて。

すぐに、規則正しい寝息を立てて伏せられた瞼。
起こさないようにゆっくり身体を起こし、
布団を引っ張ってそっとその体にかけた。

立ち上がり、リビングスペースへ向かえば
すっかり暗くなった窓の外、
煌びやかな街並みからの光がやけに目に痛い。

煙草に火をつけた。 ]
 


[ 今更。
─── 良い筈もない。
伝えるはずもなかった、身勝手な欲望に巻き込んだ。

俺のすべてを捧げたとて、なんになるというのだろう。


吐き出した紫煙が、細く、白く棚引いて
乱れた吐息など夢だったような
静かな部屋の空気を揺らす。 ]
 

【人】 木峰 夏生

── 翌朝 ───

[ 背中で寝返りを打つ気配に、瞼を上げた。
ぎしぎしと軋む身体を動かして、
後ろからそっと抱きしめる。 ]


   ……おはよ。


[ 明るい日が差しているのに、どこか気怠げで
寂しげな室内。
子供のころのように、丸く体を擦り寄せる海斗は
すっかり牙を仕舞って猫のよう。 ]


   まだ、時間あるから、
   ……寝な。


[ 背を、髪を、優しく撫でた。 
醒めなくていいなんて、言えなかった。 ]
 
(103) 2021/07/17(Sat) 22:02:24

【人】 木峰 夏生


[ この恋心を自覚した時から、所謂
普通の幸せとは縁遠いことになるとわかっていた。
両親のことを思えばそれなりに胸が詰まるけれど。

それ以上に、まだ二十歳そこそこの
海斗の未来を奪うことの意味を
考えずにはいられない。

いつだって、ただしいことは、めにはみえない。 

だから、言葉を、温もりを、
俺は縋るように求めてしまうのだと思う。 ]
 
(104) 2021/07/17(Sat) 22:03:16

【人】 木峰 夏生


[ はらへった、と言う海斗にぶは、と笑って、 ]


   マジかよ……
   俺は無理だ……食えねーわ。


[と頭を大袈裟に抱えながら、可愛らしい
おねだりに応えようか。

昨夜のダメージなどどこ吹く風か、
次々胃に消えていく食べ物に笑って、
幸せを感じるくらい、

今は許されてもいいよな。 ]
 
(105) 2021/07/17(Sat) 22:04:13

【人】 木峰 夏生

── それから ──

[ 海斗はどうだかわからないが、俺はあの日から
ずいぶん変わったと思う。

夜遊びは封印したし、帰りは早くなったし。

ちゅー♡と唇を突き出すうさぎのスタンプの
登場頻度は増えたし、
たまーに返信が返ってくることがあったり。 ]
 
(106) 2021/07/17(Sat) 22:04:59

【人】 木峰 夏生



   なに、海斗、
    おれのことがすきだって?


[ 多分、お前の言いたいことはわかってる。
俺ら、きょーだいだから。

だから、俺はその唇を塞ぐ。
ダメな兄貴だって、笑って、 

いつか、お前が、
俺を嫌いになってくれる日が来ればいい、なんて

こころの片隅で願ってるってバレたら、
きっと俺は殺されるんだろうな。 ]**
 
(107) 2021/07/17(Sat) 22:08:28

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[次に目が覚めたのは、あなたの腕の中
 だっただろうか。
 少しスッキリした体だけれど、
 どうしようもないほどだるくて。
 重い瞼をゆっくり上げて、首をかしげた。]


    ん ……はじめさ、…ん、
    ……わたし、 また……


[そう尋ねて眉尻を下げれば、
 そのまま彼に抱きついた。]


    ………強く、抱きしめて、ください


[そうお願いをして、胸板に頬を擦り寄せる。]

 
(108) 2021/07/17(Sat) 22:38:14

【人】 大学生 廣岡 珠莉




   ……おなか、すいたけど、
   くっついてたくて、それに、ねむくて
   ……抱きしめて朝まで、眠って?


[終わりが見えるまではどうか、
 わたしの未来からは目を逸らして。
 わからないの。どうしてこんな気持ちに
 なってしまうのか。お父様は正しいはずなのに。

 だからね、もう少し、目を背けさせて。]


   ───………


[決まりきった結論を享受する前に
 もうすこしだけ、この気持ちを。]*

 
(109) 2021/07/17(Sat) 22:38:30

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[――出会いは突然だった。
 それが偶然か運命かは知らないけれど、
 恋に落ちるには一瞬で、愛してしまえば消せはしなくて。

 「お嫁さん」じゃない、「彼女」と呼んでいいのかどうか
 一つだけ確かなのは「恋人」とかいう肩書きだったか、
 そんな曖昧なものを背負って彼に会い続けた。

 彼の家を訪れることは滅多になかった。
 あの夜に宣言してしまった通り、
 彼と血を分かつ小さな少女が受け入れ難かったから。

 でも、それでもね
 何度か遭遇する機会はあったかもしれない。
 そんな折に彼はあたしをなんと呼んだか、
 何でも良かった。幼い少女に物心が付く頃は
 少しは大人になれていたと思うから。]
(110) 2021/07/17(Sat) 22:53:38

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[「ちゆりおばさん」なんて迷わず口にしたものだから
 名前を覚えられた最初にはむっとしてしまったけれど
 無垢で無邪気な子どもは躊躇いもなく笑う。
 彼によく似た目元で、彼と同じ笑い方で。
 あたしの胸の内なんて知らずに、笑ってみせるものだから。

 お菓子を買った。女の子向けの玩具を買った。
 タイガさんが悩んでいたのなら、
 七五三や卒園式の衣装選びに付いていった。

 「ママ」という呼び名だけは否定して
 彼女が好きかと聞かれたら――
 「わからない」、と答えただろうけど
 いつかの感覚すら麻痺してしまったのか。

 
彼女の成長の様を見守るのはいつしか
彼女が自立したその先への期待ばかりでもなくて。
(111) 2021/07/17(Sat) 22:55:57

【人】 がーるふれんど 真白 千由里

[「普通の恋」がしたいと言った。
 彼と過ごしたその時が普通だったかどうかは知らない。
 ただ、ただあたしは彼を愛していて
 タイガさんの隣に居られることが幸せだった。

 けれど一つだけ未練があるとすれば
 空っぽの左手が目につく時がある。
 形ばかりでもそこに証が欲しいと願うのは
 困った欲張りさんになるかしら。

 でも――――、]
(112) 2021/07/17(Sat) 22:57:01

【人】 木峰 夏生

***
─── いつかのはなし ───


[ 相変わらず仲の良い両親は不在。
件の先輩に頼まれた仕事をやりかけて、
リビングのソファでタブレットを操作していた。

空気に混ざる匂いにはすぐ気付く。
バレないようににやりと唇を歪ませていれば、
視界を遮るのは愛しい弟。

俺の腿に跨って、首に回されて絡める腕に、
かたんと音を立てて仕事を強制終了する。 ]



   ……いくら親がいないからって、
   リビングのソファで盛るのはお兄ちゃん
   ちょっと、

   背徳感でぞくぞくしちゃうんだけど。



[ 耳を食んでくる唇の温もりにぞくりとしながら
くすくす笑ってするりと衣服の下へ手を滑らせる。]
 
(113) 2021/07/17(Sat) 23:25:05

【人】 木峰 夏生


[ いつもの合図が鼓膜を揺する。 ]


   家族の共有スペースで、
   いつからこんな淫乱になったの
   俺のかわいい弟は。


[ その時は、気ままな王子様は
どのようなご気分でいらしたのか。

多少態度のデカくなった忠実なしもべは、
耳朶を食んで返し、硬い歯を当てて、
背の窪みに爪を立てて下半身へ滑らせて。 ]


   ─── 抱いてくれんの?
   
なら、さ……

 
(114) 2021/07/17(Sat) 23:26:15

【人】 木峰 夏生



   結腸、掘らしてやろーか。



[ くるりと体を入れ替えて、海斗の上に俺が跨って。

あの高級なホテルで踏みとどまった、
腸の行き止まりのその奥を、海斗に抉らせる
そんなことも、あった。


……ひとつ経験談として言うならば、
少なくとも布製のソファの上でやるもんじゃない。

ソファが新しい革張りのものにかわっていて、
何も知らずに帰宅した両親が喜んだ話は、

そうだな、またいずれ。 ]**
 
(115) 2021/07/17(Sat) 23:27:37

【人】 星条 一 → スタンリー

[目覚めた珠莉を男は優しく抱きしめた]



   風呂から上がったら、ベッドへ行こう。
   メインは使えないだろうからサブの方な。


[努めて柔らかくそう伝えるとシャワーを止めた。

 繋がりを離して浴室に入ったのと同じように横抱きに抱き上げる。
 脱衣所でタオルで拭いて、着替えるのも面倒だし今日はこのままで――。

 そこで男は思考を一度切るために首を横に振った]


   珠莉――。


[眠たそうにしている君を抱きしめて――]
(116) 2021/07/17(Sat) 23:41:16

【人】 東堂 唯織  

  


  リボンが結んだ線と線

  誰にも内緒で固く、強く結んで、
  もう二度と解けて飛んでいかないように、
  願いながら季節は巡っていったの。


   
(117) 2021/07/17(Sat) 23:53:47

【人】 東堂 唯織  

  
 

  あの日、言うことのなかった
  「おやすみ」と「おはよう」。

  たった四文字を口にできることが
  こんなにも満たされることなのって、
  私は今まで知らなかった。
  
 
  
(118) 2021/07/17(Sat) 23:53:53

【人】 東堂 唯織  

 
  
      
The Lapis

  全ては、あの場所 から始まった。
  

  貴方と出会い、貴方と過ごす日々が、
  私にとっての人生だって。
  過言に聞こえるかもしれないけれど、
  全然過言じゃないの。

  そしてこれから2人を繋ぐのは、
  リボンではなくて、新しい約束のリング。

  いいえ、心はきっと、
  もっと前からずっとずっと、繋がっていたのだけど、

   
   
(119) 2021/07/17(Sat) 23:55:41

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[きっとわたしの瞳は揺れていた。
 知らぬ初恋が胸をときめかせる感覚に、
 とく、とく、と心臓の音がする。

 何も知らない生娘だから?
 始めてくれた男性だから?

 ええ、そうかもしれない。
 ただ、この熱を話すことが寂しいと思うのは
 きっとそう、間違いなく、わたしの意思で。
 
 乱された心に、うまく返事ができないまま、
 わたしはその胸に顔を埋めて眠ったのだ。]


 
(120) 2021/07/17(Sat) 23:58:06

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[ねえ、先生。
 何もかも、不自由なく暮らしてきたわたしなのに、
 どうしていまこんなにも
 こんなにも、不自由を、───
 この身のままならなさを呪っているのだろう。

 ───答えは出せない。わたしには。
 まだ、なにも、わからない、触れられない、
 ただ、芽生えたこの気持ちだけは、
 わたしにとって大切なものだから

 ───だから。]

 
(121) 2021/07/17(Sat) 23:58:20

【人】 大学生 廣岡 珠莉


[わたしはなにも返事ができないまま
 きっとあなたに笑顔で別れを告げるでしょう。

 でもね、忘れてないの。だからきっと───]


   星条先生


[大学で会ったら、そう声をかけて。]


  ………はじめさん


[そう、耳打ちをして。]


   ………


[もう少し、まって。
 もうすこしだけ、誰かのものにはならないで。
 わたし─── わたしね]

 
(122) 2021/07/17(Sat) 23:58:50
 




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