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【秘】 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里ちゆ、ママになってよ。 [奥に吐き出す時に、そう笑った。 ただ一人の女の身体も、心も、将来も 全部欲しくて、そう言った。] (-140) 2021/07/14(Wed) 21:09:23 |
【秘】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里それじゃあ、ね。 [手を振って別れて、踵を返したら 俺はもう父親に戻る。 振り向くことは無い。 だって、君はもう俺の心の中にいる。] (-141) 2021/07/14(Wed) 21:22:37 |
【鳴】 ぶろーくんはーと 真白 千由里――……、 [「愛して」ってちゆを求めてくれるひと、 今までにいたっけな。 彼の言葉にふとそんなことを考える。 強請ったことなら何度もあった。 形ばかり、答えてくれるひとはいた。 でも、ちゆにそれを求めたのは――彼が初めてで だからやっぱり特別なひと、 痛いくらいにそれを思い知らされる。] ……あいしてるよ。 [なんだか擽ったいのは触れあう肌のせいではなくて 嬉しかったから、なんだと思う。] (=23) 2021/07/15(Thu) 4:03:13 |
【鳴】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[肌を重ねて甘い声を響かせながら、 やがて張り詰めた先の果てに向かうころ 彼が変な冗談を口にするの。] ふ、ふふ…… [ちゆはただ笑ってみせた。 そうして実りもしない種を身体の奥に迎えるの。 命が芽吹いて可愛い赤ちゃんが生まれたら、 彼のことを「パパ」なんて呼ぶ日が来たら ずっと幸せでいられるのかな。 ――なんて、叶わない“もしも”の話でしょう? 知ってるよ、ちゃんと分かってる。 それにほら……子どもなんて、好きじゃない。] (=24) 2021/07/15(Thu) 4:03:37 |
【秘】 ぶろーくんはーと 真白 千由里 → リカちゃんパパ 敷島 虎牙ママになったら、お嫁さんにしてくれる? [だからぜんぶ受け止めたあとで、口にしたのだって冗談。 そう思わせてよ。「良い子」のままでいたいもん。] (-157) 2021/07/15(Thu) 4:03:54 |
【鳴】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[それから何度も、何度も彼を注がれた。 お腹の奥に熱さを感じて満たされた。 愛を囁いて、囁かれる。 喘ぐ声が上擦って掠れるのもお構いなしに 汗の浮いた肌がひたりと触れあう感覚さえ心地良くて 彼の一つひとつを刻みつけた。] ……もうずっと、このままがいいな。 [夜の終わりに囁いた。 彼に届いたかどうかはわからない、 落ちた瞼に口付けて、本当の恋人みたいに身を寄せた。] (=25) 2021/07/15(Thu) 4:04:21 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[差し込む光を浴びながら、彼の声に振り向いたとき その無防備な微笑みに自然と目は細まっていたけれど 昨日よりなんだか甘えん坊な姿、 お強請りされるまま腕の中に飛び込みながら おはようのキスをしながら 別のことを考えてしまったんだ。 奥さんの前だったらこんな感じなのかな、とかさ 彼の寂しさは知っていたつもりだけど――それでも 純粋にちゆだけだって思えないのは きっと写真に映ってたあの女の子のせい。 ……こんなの面倒くさいって思うよね、だから 彼はなんにも知らないままでいい。] (22) 2021/07/15(Thu) 4:05:05 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[シャワーを浴びた。 昨日の痕にボディソープが少し沁みた。 それが嬉しくて、鏡越しに見えないのはもどかしくて 身支度を整えたら、もういつでも外に出られる格好。 昨日はほとんど目につかなかった時計が 今日はやたらと視界に飛び込むの。 チェックアウトの時間が近づいて、名残惜しくて 駅までの道をやけにゆっくり歩いていたけれど それでもやがては辿り着いてしまう。 最後のキスを交わした、その後は どんな顔をしていいかわからなかった。 気づいたらじっと爪先を見つめてた。] (23) 2021/07/15(Thu) 4:05:33 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……うん、ありがと。 ちゆも幸せだったよ。 [“またね”なんて存在しない。 手を振る彼が背を向けて、反対方向に歩き出して 見えなくなったらそれでおしまい。 あたしたちを繋ぐ関係性はどこにもないから。] (24) 2021/07/15(Thu) 4:05:47 |
【独】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[空っぽの穴を埋めたかったの。 今は満たされた心地がして、 瞼を閉じれば思い出す。 ――それなのに、困ったな ]結局胸が苦しいまま。 (-158) 2021/07/15(Thu) 4:06:23 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[そうして彼を見守ったところで、 苦しいのが消えるわけでもない。 たとえば何気ない偶然を装って目の前に現れてみたら あの夜の続きが始まるかもなんて、何度か考えた。 そしたら彼は驚くかな、それとも困った顔をするのかな。 だけど思い浮かべる傍らにはあの子がいて 小さなリカちゃんの物心なんて知らないけど ――あの子さえいなければ、なんて思いながら あの子がいたから足を踏み出せなくて。 壊しちゃえっていつかは簡単に考えたのに ちゆを見て、困った顔されるのが怖かった。] (25) 2021/07/15(Thu) 4:06:52 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[その夜も遠くから眺めただけ。 暗闇に紛れたらきっとあなたは気づかない、 それでも街灯に照らされたベンチはよく見えた。 あなたは俯いてた。疲れた顔してた。 嫌なことあったのかな、 毎日寄り道したってほんの些細な日常しか知らないけど 好きだよ、大好き。今もずっと愛してる。 たとえ一晩の恋人でも、あの夜は確かに特別で あたしたちは確かに愛を囁きあって ……ねぇ、少しくらいは、また寄り添ってもいいのかな。 そんなこと考えてたら、今までさんざん躊躇った足が 気づいたら前に進んでた。] (26) 2021/07/15(Thu) 4:07:18 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……タイガさん? [声を掛けて彼が気づいてくれたなら、笑った。 まるでさっき通りすがったみたいな顔で 歩み寄って、それから小走りで近づいた。] ひさしぶりだねっ [平然と微笑むの、潤んだ目なんか知らない振りして。 だからどうか、ちゆの演技にも気付かないで。 *] (27) 2021/07/15(Thu) 4:07:54 |
【秘】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里[万が一にも、千由里の中に生命が芽吹いても 俺はきっとその子が泣けば 耳を塞いでそっぽを向いていたと思う。 そういうのは面倒だし、嫌い。 汚いのも、うるさいのも嫌。 そういう性根は何も変わらないから。 だから、「良い子」が願った言葉には 微笑むだけで、何も返さなかった。 このままがいい。 ずっとこの夜が続けばいい。 そう願っても、夜は明けてしまうから。] (-166) 2021/07/15(Thu) 14:58:28 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[気付いた彼が顔を上げる。 よそよそしくちゆの名前を呼んで。 それにぱちりと目を丸くして、 うっすらと壁みたいなものを感じては 嫌だな、と人知れず思う。 やっぱり忘れちゃってたの? 心に掛かったのは見えないもやもや。 不意に彼がちゆの身体を抱きしめたら 埋まる距離感といっしょに取り払われるけれど。 ――あの夜とは違う、彼がいた。 震える身体はどうしようもなく弱々しくて 手を添えた背中はいくらか小さく感じる。] (44) 2021/07/15(Thu) 21:08:46 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[どうして泣いていたのかなんて知らない。 喧嘩でもしたの?怒られちゃった? あれから変わりなく「リカちゃんパパ」をしてたんだから あたしたちの関係は、奥さんに知られてはいないんでしょう? それなのに何があったのか――ちゆは、知らなかった。] ……大丈夫、ちゆがいるよ。 [何が大丈夫かなんて知らない。 それでも、ちゆは側にいたんだよ。 今だってあなたの側にいるの、だから。 あやすように背を撫でる。 男の人の泣く姿を見るのは、初めてだった。 だけど知らないタイガさんの顔、また一つ知れたって ちょっぴり嬉しくなったことは内緒。] (45) 2021/07/15(Thu) 21:08:58 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[彼が落ち着くのを見ればベンチの隣に腰掛ける。 そうして語られた事実を知る。 ちゆの知らなかったこと、 いつもリカちゃんと二人だった理由。 奥さんの姿を一度も見たことがなかった理由。] 辛かった、ね [いつかの別れ際みたく視線は足の先に向けたまま 深刻な声で同情を口にした。 ――それもまた、半分くらいは演技だった。 なんだ、もうとっくに壊れてたんだ。 ] (46) 2021/07/15(Thu) 21:09:21 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[仲良くやってるんだと思ってた。 ちゆじゃない女の人のところへ戻って ちゆの知らない時間を過ごしてるんだと思ってた。 どうせ一番にはなれないんだ、って だから壊せなくて、諦めてたんだよ。 でも、奥さんがもういないんだったら あなたの最愛がこの世界にいないんだとしたら 今度こそちゆを選んでくれるのかなぁ、なんて 自分勝手な酷い考えは あなたが知ったら幻滅しちゃうのかな。] (47) 2021/07/15(Thu) 21:09:58 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……なんにもできないけど、 話だったらちゆが聞くよ。 [頬に手をやるタイガさんを、 出会いがけのソファでそうしたみたいに覗き込む。 微笑んだのは優しさで、明るい声色は思いやり。 ――本当だよ?だってちゆ、「良い子」だもん。] えへへ、普通にしてたよ。 タイガさんのことずっと考えてたかな。 [はにかんで笑ってみせる。別に、嘘はついてない。 タイガさんのこと、ずっと見てただけ。] (48) 2021/07/15(Thu) 21:10:17 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[だけど三つ編みのやり方を聞かれたら つり上げた唇の端がふっと落ちてしまう。] できるけど、なんで? [覗き込む顔を正面に戻して尋ねた。 目的なんか聞かなくたってわかるけど。 そっか、結局「リカちゃんパパ」のままなんだ。 ……そうだよね、そりゃそうだ “普通”はお父さんかお母さんと一緒だもんね。] (49) 2021/07/15(Thu) 21:10:48 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[今度こそ彼を手に入れられると思った。 今度こそちゆのことだけ見てくれると思った。 今度こそ愛し続けてくれると思ったのに 今度はあの、小さな子どもがいるなんて。 なんでかな、もどかしいの。 愛しても愛しても愛しても愛しても いつまで経っても報われないの。 ちゆだって「良い子」にしてるのに、 欲しがっても掴んだ手からすり抜けてしまう。 それなのに、] (50) 2021/07/15(Thu) 21:11:21 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……娘さん、いくつなの? タイガさんの子どもなら、 きっと可愛いんだろうなぁ。 [タイガさんの注いだ種で 知らない女の人のお腹から生まれたあの子が ひどく羨ましくて、恨めしくて。] ねぇ、ちゆも会ってみたいなぁ。 [――――狡いよ、リカちゃんは。*] (51) 2021/07/15(Thu) 21:11:41 |
【秘】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里……だから、ね。 「ママ」としてじゃなくって、 「ちゆ」として、俺のそばにいて欲しいんだ。 [もしかしたら千由里にとって不義理だろうか? だけど、俺は、君がそばにいてくれたら、って そう願ってしまうんだ。]* (-206) 2021/07/16(Fri) 11:38:12 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[一番じゃなくてもいいやって、一度は確かに思ったの。 だってちゆには届かないと思ったから 彼には奥さんがいて、リカちゃんがいて、 そこに入り込む隙間を見つけられなかったから。 ――――だけど今は違う。 目の前に彼がいて、彼の愛する奥さんはもういない。 タイガさんをちゆだけのものにして ちゆがタイガさんだけのものになって、 二人で「普通の」幸せな恋をするのに 邪魔なのは小さなあの子だけ。 期待しちゃうの、タイガさんのせいだよ。 そうやってちゆの目の前で泣いて 他の人に見せられないような弱いところを晒すから。 手が届くような気がして、欲しがってしまうんだ。] (63) 2021/07/16(Fri) 15:24:23 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里ふぅん、そうなんだ。 [タイガさんがリカちゃんの話を始めたら 鼻歌を歌うように暢気な声で相づちを打った。 今が夜で良かった。外が暗くて良かった。 目だけは笑えない、可愛くない笑みを浮かべてしまうのも 本当はそんな話をすこしも楽しいと思えない本心も 全部暗がりが隠してくれるから。] おしゃべり好きなんだ、可愛いね 一人でお世話するのは大変だろうけど…… [遠くの景色を見つめたままで返事した。 顔を見ない割に、絡めた指だけはぎゅっと握って。] (64) 2021/07/16(Fri) 15:24:35 |
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