人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


小雪12票

処刑対象:小雪、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利

【人】 二年生 稲出 柊一

/*
ざっくりれすれす。

>>-21 トキヤ君
なんかあの時は謎のノリで書いてしまったけど、
猥談オリンピックマジで何!?って私も思ってます!
秘話は本当に衝撃でした。一連のあれそれ楽し。
あとお名前聞いただけだけど、
きっとこの方がししゃもんさんなんだろうなって
思ってました!初めましてー。

>>-41 神田先輩
お疲れ様でしたー。
ふざけ倒したけど大丈夫?案件でした。
三日月でも装飾の魔術師とは思わなかった……!
神田先輩も青春組ですよね?
犬で縁故稼ぐぞ(素振り)してました。

>>-43 夕鶴ちゃん
ロルが連続してずらーっと並んでるからそう感じたのやも!
某雑誌は修羅場ロルにコレ採用するの!?なんで!?でしたw
笑いたい気持ちと胃が痛い気持ちが鬩ぎ合う。
お家帰ったら、写真加工するんだ!

眠くなってきたので、オヤスミマンします!**
(0) 2021/07/27(Tue) 2:46:06

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>2:278 連続で上がる花火の音も、周りの喧騒もどこか遠くて。
 意識の外に追いやられているの。

 お互いよく知らないままなのは事実なの。
 でも、それでも私だって意識している。
 知らないまま特別があるのはお互い様なのよ。

 目をそらされる仕草は……ちょっと可愛いなんて思ったのは心に秘めたのよ。]
 
(1) 2021/07/27(Tue) 8:20:49

【人】 一年生 篠田 小牧

  
  ええと……では私は先輩の
彼女……
でいいのでしょうか?


[言ってから真っ赤になったわ。でもこれ勘違いしてすれ違ったら大事故だもの。
 まだ好きじゃない内は、というのなら仕方ないのでしょうけれど私としてはそのつもりなのよ。

 いつの間にか花火は静かになって。
 大きな音が一つ耳に届いて静かになったの。]


 ……私まだあまり食べていないんですよね。
 宜しければもうちょっと付き合って貰っていいですか?


[なにせキュウリとたい焼きとべっこう飴にたこ焼きだもの。足りないのは事実だったの。
 返答はどうあれこの場から離れるべく動くことになるのよ。]
 
(2) 2021/07/27(Tue) 8:23:17

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 
 今日は、素敵な思い出が出来ました。


[そう笑って。
 私とあなたの夏祭りは過ぎ去っていったのよ。]**
 
(3) 2021/07/27(Tue) 8:24:11

【人】 二年生 鳳 凛

─ 花巻庵の屋台 〜楓と〜─

[声をあげた楓を凛は見る。>>2:285

知っている。
あの時も、楓の祖母は気にすることはないと言ってくれた。
楓の父親も、楓だって、“おれい”を渡しに行ったとき、何もなかったように凛を祖母の元へ案内しようとしてくれていた。
花巻の家で、凛を拒絶していたひとは居なかった。

だから尚更、思ったのだ。

謂れのないことを、受ける必要のない悪意を、
彼らに向けるようなことはしたくない。

幼い凛には何もないから、せめて。]


──ええ、楓さんが…お祖母さんが…

そう思ってくれていること、知っていました。
お祖母さんも、気にすることはないって言ってくれました。

でも私が、嫌だったんです。

私が居ることで、花巻の家のひとが悪く言われてしまう事。
責められてしまう事。
(4) 2021/07/27(Tue) 11:18:48

【人】 二年生 鳳 凛

[あの人たちが凛を厭う人間の気持ちもわかる。
みすぼらしい身形で、前世が貧乏神などと言っている放置子。
縁起も悪いし、貧乏神云々がなくても、関わりたくない、自分たちの店や家の近くに居て欲しくないと思ってしまうのだろう。
ネットでも、凛のような子を家に近づけない対処法などが纏められていたりする。]


…………フフ、そうですね。
真夜中だったら、みんな寝静まってて大丈夫かもしれませんね。


[楓が付け加える説明に凛は笑う。
きっと本当に、花巻の家のひとはあの頃から変わらず、凛に来て欲しいと思ってくれている。
そのことが楓と話していて、十分すぎる程伝わってきた。]


──、こちらこそ、ありがとう。

…何時でも伺えるように、私も考えてみます。
私も楓ちゃんと一緒にお茶したいですから。


[貧乏神を自称していて有名な凛だけれど、商店街でも花巻庵のように、篠田屋のように、受け入れてくれる人たちもいる。
少しずつでもその輪を広げることが出来たら、あの人たちが持つ悪い印象も変えることが出来るかもしれない。]
(5) 2021/07/27(Tue) 11:18:51

【人】 二年生 鳳 凛



…──私も、
今日の楓ちゃんみたいに綺麗にしてたら違うのでしょうか。

私は一般的なお洒落の感覚がわからないのですが、それでも、
今日の楓ちゃんは奇麗だと思いました。

その浴衣、とてもお似合いですわ。


[楓が笑うたびに揺れるヘアクリップの小さなリボン。>>1:161
お化粧が施された顔は眼帯をしていても、とても綺麗だと凛は思った。]*
(6) 2021/07/27(Tue) 11:18:54

【人】 二年生 鳳 凛

── 花巻庵屋台 ──

[近くで落川が店のひとにあれこれ話しかけている傍ら>>2:318、凛はたい焼きに悩んだり楓と話したり。
時間にしてどれくらいだったのか。
凛の体感では本当にあっという間にたい焼きは出来上がった。>>2:239


…わ、このべっこう飴、かわいいですわ。


[たい焼きの紙袋とともに手渡されたべっこう飴に、凛は目を輝かせる。
凛のものは籠、落川のほうを見れば帽子の形をしている。
凛と落川、それぞれをイメージして作ってくれたのだろうか。

落川がお礼にと楓に飴を渡す様子を見て、凛も何かないかと手持ちを探り、財布から四葉のクローバーを取り出した。]


公園で見つけて押し花にしたものですが…
受け取っていただけますか?


[無理をしているわけではなく少しでも、楓の気持ちをにお返しがしたくて、凛はそう申し出た。]
(7) 2021/07/27(Tue) 13:09:36

【人】 二年生 鳳 凛



ありがとうございました。またね。


[落川から声が掛かれば>>2:319、凛はそう楓に告げる。

花火はまだ始まったばかり。

歓声に賑わう神社の中、座れる場所を探して歩き始めた落川とはぐれないよう、凛はまた、そのシャツの裾に手を伸ばした。]**
(8) 2021/07/27(Tue) 13:09:40

【人】 二年生 鳳 凛

── 花火の歓声の中を歩きながら ──


[色鮮やかな華が夜空一面に咲いて、自然に沸き上がった声が終わるのを待たずに、今度は巨大な柳のような花火が暗闇に現れる。
一際大きく上がる歓声の中、凛はいう。]


先生がこのシャツを着てきてくれて良かったです。
いい具合ヨレてて、手に馴染みます。

離すのが名残惜しくなるくらい。


[たい焼きの紙袋は左手に抱えるようにして、べっこう飴はオルゴールの包みと共に巾着に入っている。
歩調を合わせて、ゆっくり歩いてくれる落川に微笑む凛は勿論、誉め言葉を言っているつもり。]**
(9) 2021/07/27(Tue) 14:02:23

【人】 二年生 稲出 柊一

[今が永遠みたいで、自分だけ時の流れが分からなくて、
でももう花火は終盤で。
後半は、目に焼き付けてる余裕もなかったな。
目を逸らしたりもするけどさ、君しか見えてなかったから。

"彼女でいいのか">>2なんて確認されたら、
オレはびっくりしちゃってさ。
だって君の気持ちは、関係を変えるには、
まだ早いのかなって思ってたから。
"ちゃんと好きになってから"そう言った方が誠実なのかな?
分からないけど、でも"まだ"なんて、
オレに言える訳ないじゃないか。]

 
小牧さんが良いなら、オレの彼女になってください。


[オレもお面買えば良かったな……。
手で覆い隠してしまいたい気持ちを堪えて、
赤くなった顔を晒した。

最後の花火が散るのを見届ければ、
どこか遠く感じていた喧騒が、戻ってきたみたいで。]

 オレも、よくよく考えたら大して食べてなかった。
 手始めに、好きな食べ物教えてよ?

[「行こっか」って言って、一緒に屋台の並ぶ方へ向かった。]
(10) 2021/07/27(Tue) 18:34:46

【人】 二年生 稲出 柊一

["素敵な思い出"が出来たのはこっちの方なのに、
にこりと笑ってくれるから。]

 2年分どころか、10年分くらい楽しんじゃった。

[そう言ってオレも笑い返すんだ。
帰りは送っていきたいと申し出たけど、
それはどうだったかな?
オレはまだ"語るまでもない物語"を知らない。
>>2:129>>2:130>>2:131>>2:132
遠慮するようであれば、
お家についたら連絡頂戴?って言って別れるかな。*]
(11) 2021/07/27(Tue) 18:36:01

【人】 二年生 稲出 柊一

語るまでもない物語


[夏祭りが終わって、少しずつ、少しずつ
互いのことを知っていく過程で、
最初は不安だったけど、"伸びしろがある関係"なんて、
ポジティブな言い回しをすれば、楽しみが増えたみたいで、
新しい君を知るごとに、想いを深めていったんだ。
その中の1つに、"語るまでもない物語"はあったかな?
>>2:129>>2:130>>2:131>>2:132

打ち明けてくれるもしもがあったなら、
嫌な思いをすることが少なくなかったことには、
少し胸が痛むけれど、
それ以上に大事に至らなかったことを安堵するんだ。

ぶっちゃけてしまうと、
オレはもとより小牧さんに"か弱い"という印象を
強くは持っていなかったりして、
(これ怒られるやつかな?)

おっとりしているけど少しお転婆な面も見えたし、
彼女自身が言っていたように、
頑固な面も見受けられた。>>2:214

友達の元カレに関しては、
小牧さん自身も嫌な思いをしたのに、
自分よりも友達の為に怒る彼女に、
幻滅なんてするはずなくて、「
益々君を好きになった

ちゃんと目を合わせてそう伝えるんだ。

あとこれは蛇足なんだけど、その元カレに一言。]
(12) 2021/07/27(Tue) 18:40:27

【人】 二年生 稲出 柊一


  
テメーのクズムーブ棚に上げて、

   勝手なこと言ってんじゃねーよ。
*
(13) 2021/07/27(Tue) 18:43:21

【人】 二年生 稲出 柊一

記念写真


 できたー!

[ちょっとパンチに欠ける気がするが、頑張った。
意外と難しいんだな、これ。
適当に考えても出来ると思ってたわ。
早速スマホで、送ってみる。]
(14) 2021/07/27(Tue) 19:16:42

【人】 一年生 篠田 小牧


>>10気持ちが届かないままお付き合いするというのは、お試しとかそういうので付き合う子もいるし珍しくはないとは思うの。

 でも、そういったノリで気軽に言ったものじゃないのよ。
 ビックリさせたのもわかっているわ。
 ただ、私は……   ]
 
(15) 2021/07/27(Tue) 20:06:00

【人】 数学教師 長尾 浩明

――  ――


  名前のない関係は脆い。
  さらりと、掬った砂がこぼれ落ちていくように
  何も伝えない関係はあっという間に消えゆく。

  好きだって伝えずに一緒にいた相手と
  いつの間にか離れていた、なんて。
  そんな話ごまんとあって、自分が語るまでもない。

  だから、すれ違っていた鳥がそろって
  羽ばたいたなんて聞いたら祝福するだろうし
  悩める生徒の背を押せたなら、
  それもまた、良かったなと思うわけで。
(16) 2021/07/27(Tue) 20:06:04

【人】 数学教師 長尾 浩明


  名前のない関係が脆いなら。
  名前のある関係はどうだろう。
  それはきっと、簡単には崩せない関係。

  両親と子供であったり
  兄弟と姉妹であったり
  彼氏と彼女であったり

          
――――生徒と教師も、そう。


  その関係は少なくとも生徒が生徒であるうちは
  崩してはいけないもので、節度は絶対に必要。
  
  誰かから好意を向けられたとしても
  それには応えられなくて。

            
応えてはいけないから。



  好意なんて知らない、  気づかない。
       
知っていても、気づかないふり


 
*
(17) 2021/07/27(Tue) 20:06:55

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 はい、是非よろしくお願いします。



[私も同じように、顔を覆いたいけれど。今はしっかり相手に笑いかけるの。

 ……これ絶対誰かしらは見て見ぬふりしてくれていた人いるわよね……。
 なんて内心で思いつつそこには知らない振りをしておくのよ。]



 そうなのですか。じゃあ蓮見先輩戻ってなかったのですか?


[私が知らない間に戻っていた、という説も消えたわ。
 行こっか、という言葉に「はい」と答えて進みだすの。]
 
(18) 2021/07/27(Tue) 20:09:24

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 お祭りの食べ物なら好きなのばかりで選ぶのが難しいですね……。
 今はとりあえずお好み焼きとトウモロコシ食べたいです。

 お祭りに限定しないなら甘いのが好きですね。
 作ったりもしますよ。あ、甘いの嫌いでなければですが今度お裾分けさせてください。


[堂本先輩の勝負ももうついたんじゃないかって思うし、そっちは買ってなかったから残っていたらほしいなって思ったのよ。]


 10とはなかなかですね。


>>11思わずくすくす笑うのよ。

 花火は終ってしまったけれど。お祭りの余韻はそうして暫く続いていたんだと思うのよ。


 帰りは申し出を素直に受けたわ。
 少し疲れた足でゆっくりカラコロ歩いて、家にたどり着けばきちんとお礼を伝えたの。

 お祭りは楽しい。けれど、終わるのはいつも名残惜しいものだわ。

 ─────今日は、いつもより もっと。]

 
(19) 2021/07/27(Tue) 20:12:00

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― それから ―

>>12ひとまず互いの事を知っていくように色々お話する機会を出来るだけ作ろうとしてたわ。
 はたから見れば付き合ってるのはわかったんじゃないのかしら。

 知る程に興味を強くして。
 いいなぁ、と思う心が素直に育っていったの。


 語るまでもないお話は語るまでもない、とは思ったのよ。気分がいいお話じゃないのは本当だし。
 特別引きずってないのも本当のお話だもの。


 それでも口から出たのは、やっぱり知ってほしいと思ったからなのでしょうね。

 か弱い印象を持たれてなかった事を知れれば、目をぱちくりしたのでしょうね。
 怒りはしないけれどそうなんですかって普通に驚くのよ。
 それだけ外見だけで判断してない、という証左がまた、心をくすぐっていってたの。]
 
(20) 2021/07/27(Tue) 20:13:33

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[怒ればきつい言葉も口から出る。
 それに対する反応は……ええと、その。顔を覆った事で察してほしいわ……。]


 [蛇足のその言葉を耳にすれば>>13

    何かが落とされる音が 私の中でしたのよ─── ]*

 
(21) 2021/07/27(Tue) 20:15:08

【人】 三年生 神田 京平


 
 (なんか思ってたんと違くないですか?)
 
 
[手を差し出したはずなのに気がつけば>>3:296
手首を掴まれずんずんと先に進む明菜ちゃんを
見ながらフハッと笑う。]

 (こういうのが俺らっぽいというか
  退屈せんでええなぁ)

[親父さんがこちらを見ているのに気がつけば振り返って>>3:295
軽く手を振り「お宅のお嬢さん元気ですねぇ」と
合図してみたけれど
多分その意図は伝わらなかっただろう。]
(22) 2021/07/27(Tue) 20:59:40

【人】 三年生 神田 京平

 
 
そういうの?


[はて? と首を傾げて一考してみる。
お面のことだろうか。
明菜ちゃんのお面を直した後
耳が赤くなっていることに気がつけば>>3:298

「そない熱いん?冷まさなアカンよ
 ふーふーしよか?」

耳の近くでふ〜〜と軽く息を吹きかけてみたけれど
そのことだろうか。
流石にこれは
やりすぎたかもしれない
と反省している。
ガチガチの動きだし、意識してもらえてると思うと嬉しくて。

“そういうの”が何を指しているかは>>3:298
確信を得なかったけれど
明菜ちゃんの反応を見たくて遊んでしまいましたと
正直に言うべきかはてさて……。]
(23) 2021/07/27(Tue) 21:02:26

【人】 三年生 神田 京平

[“そういうの”がエスコートに関してならば
それは慣れているとは言えないのだ。
なにせ京平は言わば自由奔放に行動しているに過ぎない
人とそれとなく距離をとってしまうようになってからは
気軽に話せるのはごく僅か
そのなかに堂本家族の皆も含まれている訳ではあるのだが

だから京平の答えは……。]

 ん〜〜
 “そういうの”がどれを指すかはわからへんけど
 全部俺が明菜ちゃんにしたいって思ったことやから
 慣れとるわけではあらへんなぁ
 これでも色々考えとるんよ?

 どないしたら明菜ちゃんが歩きやすくなるか

 どうやったら明菜ちゃんがわろてくれるか

 花火見たらどんな顔してくれるんかなぁ
 なんてのも考えてるんやで?

 なんや口に出してみると格好悪いわぁ
 でもまあ今は明菜ちゃんの歩く支えになれて
 光栄やねん
 周りからは仲良い狐さんたちに見られてまうなぁ

[掴んでくれた腕を見て>>3:298
クフフと、楽しいなぁと、笑うのだ。]
(24) 2021/07/27(Tue) 21:04:35

【人】 三年生 神田 京平



 ……仮面をつけとる理由が
 一つじゃなかった。それだけのことや

 
[肯定も否定もしない言い方>>3:299
開きかけた何かをまた閉じる。
そんな感傷的な雰囲気のはずだった。
>>3:258 >>3:259
(例えるなら感傷的なワルツや切ない系BGMが
 いい感じに流れるはずだった)


・・・はずだった。]
(25) 2021/07/27(Tue) 21:06:15

【人】 三年生 神田 京平

 

 (なんか思ってたんと違くないですか?)


[あれ? と
さっきもそんなことを思ったばかりではないか。

怒ったようなその口調が>>3:301
自分のことを思ってだと思うと
ああ、ほら、また。心が暖かくなる。]

 お面を?
 ……ハハッ

 強いねぇ。参った。これは参った
 明菜ちゃんにお面剥ぎ取られる日が
 本当に来そうで怖いわぁ

 そない怖い顔で怒らんといてや
 褒めとるんやで
 めっさ褒めてる、降参や

[片手を上げて降参のポーズ、参りました。と
強くて少し過激な君を見たらなんだかスッキリして。]
(26) 2021/07/27(Tue) 21:08:16

【人】 三年生 神田 京平

 
 機嫌直したってや〜
 せや、花火! もう始まってまうやん
 人と一緒に見る花火もええけど
 
特等席
で見たいと思わへん?

[手を差し出す、腕を空けてみたりしたけれど
今度はこちらから掴んでみよう。

どこを掴めたかは彼女次第。
そうして彼女が付いてきてくれるなら
目的地へと目指すんだ。]
(27) 2021/07/27(Tue) 21:10:18

【人】 三年生 神田 京平

 
 狐のお面について行ってはいけないよ

 帰れなくなってしまうから

 それでもついてきてくれるなら

 特別な場所に連れて行こう

 帰りの道も消えることはないから

 安心して ついておいでよ

 
(28) 2021/07/27(Tue) 21:11:18

【人】 三年生 神田 京平

[道中には謳うようにその言葉を紡いで
そうして向かうのは花火で人が集まる場所
ではなく、
神社の本殿の奥。石段を上がった踊り場
その先のさらに奥の道を進めば
忘れ去られた稲荷様>>1:91へ続く道につながるけれど


ここにも提灯が並んで灯りはあって
人の姿が全くないわけではない。所謂知る人ぞ知る穴場
祭りの喧騒は遠くの方で聞こえて虫の音の方がよく聞こえてくる。
周りより少し高い位置にあるから花火はよく見える場所

その石段の途中で止まり]

 ここら辺にしよか
 綺麗に見えるから映えもバッチリやで

[どこに入っていたのか風呂敷ほどの大きさの布を出して
せっせと折って階段に敷くと
「一緒に座ろう」とちょんと袖を引くのだ。*]
(29) 2021/07/27(Tue) 21:15:54

【人】 二年生 稲出 柊一

茶道部体験


[夏祭りの時、
小牧さんが話してくれた茶道部の体験。>>2:249
いつだったか、折角だからと行ってみたんだ。
勿論トキヤを誘ったけれど、返事はどうだったか。
もし一緒だったら……]

 「オレもそれシャカシャカやりたい!」
 (お茶を点ててみたいの意)

 「どっちの茶が美味いか勝負しようぜ!」

[なんて、男子ノリ全開で
うるさくしてしまったかも知れない。スミマセン。

あんなに浴衣が似合っていた、大和撫子な小牧さんだから、
茶室がとっても似合っていて。
最初は緊張していたけれど、お菓子に花巻庵の、
しかも大好きなどら焼きが出たから、>>0:276
嬉しくなってニコニコ食べてた。
因みに初めて点てたお茶は自己採点で98点!

自分が部活に熱を上げているから、
茶道部での小牧さんが見られて、嬉しかったんだ。
こういう1つ1つが、オレたちの繋がりを、
深めていったのだと思う。*]
(30) 2021/07/27(Tue) 21:18:55

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― ようこそ茶道部体験 ―

>>30お誘いした体験にきてもらったいつかの日。

 蓮見先輩は一緒だったかしら?
 どっちにしても私の彼氏というのは隠してなかったからあの人がー、へー、って女子だらけの部の視線が向かっていたことにはなっていたのよ。

 ちょっと、
ちょーーっと。
それになんでだか腹がたってあまり見過ぎないよう注意はしたけれど。



 淹れてみたいと言われたならば先輩の許可は出るのよ。
 楽し気にやってるのなら、私は苦笑いして見守るのよ。

 そうしてから。ヘリを踏まないよう注意して貰いつつ席について貰って、懐紙を渡したりお茶菓子(どら焼きよ)を順番に渡して貰って食べて貰って。そうしてる間に誘った時から密かに粉っぽさをなくすよう頑張っていたお茶をたてて。
 「どうぞ」と差し出し飲んでもらうの。

 慣れない内は苦いかもしれないけれど甘さと苦さが混ざっていいものなのよね。
 なお私のお茶の腕前は自己採点だと99
 (ねぇ、ちょっと、先輩点数高すぎないかしら?)


 最後は恒例の足痺れはあったかしら?
 そうやってまた一つ、私の事を知って貰ったのよ。]*
(31) 2021/07/27(Tue) 21:44:15

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── その後・柊 ──

[ 送られてきた写真に>>-88
  なんだよそれ!って
  ゲラゲラ笑ったのは最近のこと

  ちなみに攫われてみる?って書いてあってさ、
  一瞬ドキッとしてしまったんだが、
  どうやらどこからかの引用だったそうで(確定)。


  あのあと柊とは話、どこまでしただろ。
  でも間違いなく俺からは
 「あの後こまきちゃんとどうしたー?」って
  ニヤニヤ聞いているのは確かで、
  はぐらかさずに答えてくれるなら全力で祝うし
  ちゃんと俺の事も話したはず。だよな。 ]

 
(32) 2021/07/27(Tue) 21:58:58

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ ところで。>>30 >>31
  ふたりとも茶をたてるの上手すぎないですか?
  きっと茶道部員も唖然と2人を見つめる中で
  俺の叩き出した点数は(39)1d100点。

  ────こんなもん、っていう点数かな、
  どこまで空気読んでくれるのかな神様。


  あ、ちなみに2人のことを聞いてなくても
  柊の雰囲気に気づいて、「おやおや?」って
  そんな感じになったはず、かなぁ。

  こまきちゃんと柊が仲が良いのは微笑ましくて
  たぶんこの日も、これから先も、
  やたらニヤニヤしながら話を柊に聞きに行ったり
  突然妙な気遣いをしはじめたりすることも、
  きっと、絶対、あった。
(これも確定!)
 ]
 
(33) 2021/07/27(Tue) 22:00:06

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ けどさ、何があろうと、
  俺と柊の仲だけは今も昔も変わんなくって
  ちゃんと真面目な話だってするしさ、
  なんか困ったことあったら言えよって、
  お互いにさ、言えてたかな。 ]


   柊〜、アイス食いにいこうぜ


[ 学校帰り、柊を誘って。
  今日はジャンケン俺が買ったから、
  お前が恥ずかしい話、する番な!って笑って。

  今年の夏祭りは終わってしまったけど、
  あの日撮ったふたりの写真は
  多分俺らにとって、一生のたからもの。

  あの日と同じ笑顔が、
  秋も冬もずーーっと続いてくよ、絶対ね。]*
 
(34) 2021/07/27(Tue) 22:00:36

【人】 二年生 稲出 柊一

長尾先生


[夏祭りの準備日、そして夏祭り当日。
オレは当然家にいないから、
この時は兄ちゃんが黒鉄の散歩を代わってくれたんだ。

でもそれも終わって、
また毎日散歩するようになったある日、
長尾先生を見かけてさ、嬉しくなって声をかけた。
オレは手をぶんぶん振って、黒鉄は尻尾をぶんぶん振って。
もしかしたら長尾先生には、
犬が2匹いるみたいに見えたかもしれない。]

 
せんせー、オレ……名前つけましたよ。


[にかっと笑ってそう言えば、きっと通じる筈。]
(35) 2021/07/27(Tue) 22:54:13

【人】 二年生 稲出 柊一

[その後も先生を見かければ、嬉しそうに駆け寄って、
そんなに長くはないけれど、
前よりも話をするようになった。]

 「科学の先生、絶対にヅラですよね?」

 「女生徒に告られたことありますか?」

 「……あ、もしあるなら男子生徒でも良いです」

[そんな答えにくいだろう質問を、
悪気皆無な笑顔で訊くんだ。(質悪いやつ)
すっかり先生に懐いた俺は、
これを機にじわじわ数学の成績を伸ばしていくが、
それはまた別の話。**]
(36) 2021/07/27(Tue) 22:55:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 ……本当に。


[聞き返されたなら、何度だって繰り返す。>>2:306

別に謝られなくても、私はもう怒ってない。
だって、今の君の顔。>>2:307

可愛い……って言ったら、怒られるかな?


それは私が見たかった笑顔より、
もっと、ずっと、愛しくてたまらなくて。]


 うん。

 朱鷺也の恋人に、して下さい。
 私の恋人になって。



[だから、はっきりそう告げたんだ。]
 
(37) 2021/07/27(Tue) 23:06:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[幼い頃の、夏の日々。

君と二人で心に埋めた種を、
君の方が、一足先に芽吹かせていたみたいだけれど。

私の方が少し遅れた分。
不器用な君よりは、短い時間で育てたから。

今この花笑みが、君の目に映るとびきりの、
特別な一輪になれていたらいいな、……なんて。
これからの頑張り次第かな。

まずは、リボンを揺らして。――……どう?


少しは効果、あったみたい?>>2:308]
 
(38) 2021/07/27(Tue) 23:07:37

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ぐ、っと手を引かれて。
よろめいて。

バランスを崩した一瞬、
見上げる形になった空の、煌めく光。>>2:312

その火花が私の目に移って、
きらきら飛び散ったような気がした。]
 
(39) 2021/07/27(Tue) 23:09:42

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[待って。すごく変な声が出た。
正しい意味で変な声が。
(いかがわしくないよ!※R15↓)
]


 と、
朱鷺也、
 いい今、 耳、みm、


[はじめての感触に、それでも君の吐息が掛かれば、
私が今、何をされたのかくらいは理解して。>>2:-145]


 さ、攫…………


[君のその言葉で。あ、お返しか、って気付き。
かーーっと顔に火が付きながら。

自分の言った事とか。>>2:-121
君の、逸らされない視線とか。>>2:-146
逃げられるわけないじゃないって、

だって、そんなの、振り向いちゃうよ。]
 
(40) 2021/07/27(Tue) 23:15:31

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[さっきまで、あんな顔で笑っていたのに。
また、私の知らない顔を見せて、
そんなのずるい。

もっともっと、君の事知りたいと思っているのに。
私の方だって、逸らせるわけなくて。

――言葉は無かったけど。そんな、私の答え。


でも振り向いて、近付いて、
二人の間に花火さえ映り込む隙間がなくなったら、


……ああもう、これ以上見ていられない!!!
]
 
(41) 2021/07/27(Tue) 23:17:05

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

   天 に 召 さ れ た

[息の根を止められたかどうかは、ご想像にお任せします。



              
ピピピピピッ

MIN
チャラチャラチャラチャラチャラ      
MAX





満足した?>>2:315   


事と次第によっては、どこで覚えて来たのか白状……白状……

いや、やっぱりいいです、聞きたくないもん…………>>2:-141
]
 
(42) 2021/07/27(Tue) 23:20:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[言葉を借りるようで何ですが。>>2:305

素直に嬉しい、という感情よりも先に
大分混乱させていただいた事もお伝えします

……5分前には、夢心地だったのに。
はにかむ視線で、戸惑う声で、
朱鷺也は確かに、笑ってた。

迷惑なんてあるわけないし、
困る事だって、何も無いと思ってた。

けど、後ろから回された腕も、>>2:-144
耳元の吐息も熱も、>>2:-145
触れた柔らかさだって、>>2:-146

―――― まるで予想外!!
彩りを映す鴉色の中に、
そんな悪いが潜んでいるなんて、 もう!

一言だけ、言わせて貰いますと。]

 
(43) 2021/07/27(Tue) 23:22:45

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 


 
…………い、意地悪っ!!



[いつか思った台詞を吐いて。>>1:86   
……今日はもう、君の勝ちでいいよ!]   

 
(44) 2021/07/27(Tue) 23:25:04

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私の台詞だったはずのそれは、>>2:284
君に取られてしまった。>>2:315

こちらは息も絶え絶え、心臓が苦しくて、
君に手を引かれながら、フラフラしているのに。

上機嫌な君を見て、少し恨めしく思ったけれど。
………………嫌ってわけでも、なかったので。


お揃いのべっこう飴に喜んだり、
残った食券で何するか相談したり、
そうするうちにまた、私は笑い声をあげて。


 あの頃とは、もう違うけれど、
 君と過ごすお祭りの夜は

   ずいぶんと、幸せで、楽しいね。
]**
 
(45) 2021/07/27(Tue) 23:26:56

【人】 教師 落川 禅

── 花火の下で ──

[花巻に見送られながら屋台を後にすれば。
再びシャツを引かれる感覚に、ちらりと背後を見て。>>8
次々とあがる花火に照らされる鳳を確認して小さく笑い、人波に流されないよう前を向く。

空に花が咲く度に、湧きあがる賑やかな歓声。
それに混じって聞こえた声に、ふと。]


  …………お前のそれって、父親と重なるからか?


[前から一度、聞いてみたかったことが零れた。

別に自分が年寄りくさいとか思ってるわけじゃないし。
歳はひとまわり違うとはいえ、親子と言うほど離れてない。
けれど彼女が投影するとしたら、家族くらいしか思い当たらなかった。

人間に対する辛辣な評価が根底にあるくせに。>>0:183
それを、素敵な家族だと語る。>>0:12>>0:13
それが俺を褒める時の言葉に、よく似ていたせいだ。]
(46) 2021/07/27(Tue) 23:35:31

【人】 教師 落川 禅



  まあ、それならそれでもいーけどなー。

  なんであれ俺は『先生』だしな、
  学校にいる間は、存分に甘えとけよ。


[答えがどうであれ。
懐かれるのは悪い気はしないし、なんだかんだ言って可愛がっている自覚もある。
美術室の居心地がいいなら、いくらでもいればいい。>>2:263
でもそれは、永遠に与えてやれる場所じゃないから。

あと一年と数ヵ月経てば卒業して、巣立っていく雛に言い聞かせるように。
前を向いたまま呟いた声は、花火の音と歓声に混ぎれてどこまで彼女に届くだろうか。]
(47) 2021/07/27(Tue) 23:35:35

【人】 教師 落川 禅

[屋台から少し離れたところまで歩き。
やっと空いたベンチを見つけたなら。]


  ここでいいかー?
  歩いたから、ちょっとたい焼き冷めちまったなー。


[到着だぞー、と笑いながら振り返り。
手を離してくれるのを待って、腰を下ろそうと。**]
(48) 2021/07/27(Tue) 23:35:46
村の更新日が延長されました。

【人】 数学教師 長尾 浩明

――悩んでいた生徒のその後――
  

  夏祭りが終わってから暫く経ったある日。>>35
  愛犬と散歩中の稲出とばったり会って。
  どっちが飼い主なんだ?ってくらい
  手をブンブン振られたときは苦笑したっけ。

  そうして、二人にしかわからない報告を聞けば
  同じように、にやっと笑って


   「 上手くいってよかったな。
     それで…?なんて名前がついた? 」


  って茶化すくらいはいいだろう。稲出なら
  大丈夫そうだし、深くは追及しないし。
  
……大丈夫だと思ってたら。
(49) 2021/07/28(Wed) 0:42:27

【人】 数学教師 長尾 浩明


  前よりも話すことが増えたのはいいこと
  なのだが、答えにくい質問の数々を>>36
  悪気ゼロな様子で聞いてくるものだから。


   「 容姿はからかうものじゃないだろ。 」

   「 …あるわけないだろ、そんなこと。 」

   「 余計にないだろ!
     稲出はもう少し遠慮を覚えろ! 」


  なんて時に諫めつつ笑いながら話すくらいに
  前よりも親しくなって。
  それが追い風になったのか数学の成績が
  少しずつ伸びていって。それをほめる日が来るのは
  そう遠くはない未来のはずだ。*
(50) 2021/07/28(Wed) 0:43:05

【人】 数学教師 長尾 浩明

  女子生徒に告白されたことは?
  なんて聞かれてふと、思いをはせるのは……
  『   』のこと。
  恋の賞味期限は三年、なんて
  そんな俗っぽい話を信じるわけではないけれど。
  知らずにいるのは
  
知らないふりをするのは

 
               ―――あと、三年


  名前のある関係から
  名前のない関係になる日は

         その季節は。


                
サクラサク季節

                
はなひらく季節



     
ひらり



          
ひらり
、と
 

                花が舞う季節**
  
(51) 2021/07/28(Wed) 0:48:42

【人】 三年生 堂本 明菜


 な に す る の よ


[部活が、空手や柔道だったら良かったのに。
 そうだったら今頃京平を投げ飛ばしていたのに。

 でも出来ないから、笑みを浮かべるその顔を両手で
 容赦なく抓る。
 
痛い?そんなの知らない。


 耳に息を吹きかければ暑さに効果があるんですか?
 ないですよね?
 これは反応見て遊ばれてますね??

 
やりすぎたかもしれないじゃ
なく確実に
やりすぎ
です。

 どうせ慣れていませんよ…!!


 人前ということもあるし出そうになった声を
 なんとか堪えたのは褒めて欲しい。
 背がまだぞわぞわするのを感じながら、
 京平のペースに飲まれないよう息を落ち着かせるのに
 必死だった。]
(52) 2021/07/28(Wed) 0:56:09

【人】 三年生 堂本 明菜


 ………なにそれ。

 

[けれどそれも、質問の返答を聞く過程で無駄になる。>>24
 恥ずかしげもなく言うものだから、
 これも揶揄っているのではないかと疑ってしまうけれど。]


 別にカッコ悪くはない、でしょ。
 ちゃんと考えてしてくれていることなら、
 アタシは嬉しい、と思う。

 でもさっきの息吹きかけるのは笑えないから。



[そう言いながら、楽しいと言って京平が笑えば、
 明菜も一緒になって笑みを浮かべる。
 笑って欲しいのならば、これくらいで十分なのだ。]
(53) 2021/07/28(Wed) 0:57:34

【人】 三年生 堂本 明菜

[京平からは明確な答えはもらえない。>>25
 それでも有無を言わさず剥ぎ取る勇気があれば良かった。
 けれどそのお面を外すことで、何かが崩れてしまったら?
 そう思えば踏み込むことは出来なくて。

 意気地がない自分に対して腹が立ったんだ。

 そしたら京平は笑いだしてお手上げポーズ。>>26


 
特等席?



[そう聞き返す間に手を掴まれれば、>>27
 引かれるままに後をついていく。

 花火がよく見える定番の場所を通り過ぎて、
 京平は本殿の方へ、そのさらに奥へ。
 人気はだんだん少なくなって、
 石段をあがる足音も耳に響く。

 狐面に提灯が灯る昏い路、
 京平が謳う言葉も相まって、>>28
 どこか異世界へでも連れていかれるような、
 そんな気分になる。


 ――けれど繋がった手が暖かいから、
          怖くはなかった。]
(54) 2021/07/28(Wed) 1:00:15

【人】 三年生 堂本 明菜

[着いたのは子供の頃、何度か冒険で訪れた場所。
 その先にも行ったことはあるけれど、

 今となってはすっかり忘れてしまった場所。
 最後に訪れたのは、確か弟を探し回った時だっただろうか。]
(55) 2021/07/28(Wed) 1:01:14

【人】 三年生 堂本 明菜

[座るのを促されれば>>29腰を下ろして、
 花火を待つ間に今まで誰にも話したことのない、
 そんな情けない昔ばなしでもしてしまおうか。

 夜空に始まりを告げる花が開けばそちらに視線を移す。
 お面をズラすと顔に夜風当たって気持ちがいい。

 破裂音が心臓にまで届いて脈を打ちながら、
 色とりどりの花が真っ黒な空を染めては散っていく。
 特等席から見る花火は、
 今まで見てきたどんな花火よりも綺麗だった。]


 
……連れてきてくれて ありがとう



[横にいる君に、そうぽそりと呟いた。]**
(56) 2021/07/28(Wed) 1:16:47

【人】 教師 落川 禅

── 回想・夢の話 ──


  ──は? ゆめ?


[いつもと違う、付け加えられた言葉にぽかんとする。>>1:232
唐突に何を、と首を傾げたあと。

もう一度その単語を口の中に繰り返し。
ほんの僅か、空を仰いだ。]


  ……今は特にないなー、昔はあった気がするが。


[夢、といっても大層なもんじゃなく。
そのうち絵で成功できるかもと調子に乗ってただとか。
いつか祖母さんをぎゃふんと言わせてやるだとか。
昔思い描いたそれらが、叶ったわけじゃないけれど。]
(57) 2021/07/28(Wed) 1:55:34

【人】 教師 落川 禅



  まあそこそこ稼いで、そこそこ生きて、
  満足してるっていいうか。
  腹八分目が、ちょうどいいってやつだな。

  だから、強いて言うなら……


[俺は、ちょっと怠惰で、さほど強いわけでもなく、なんだかんだちゃっかり生きてきただけの、わりと平凡な人間だ。
面白くない答えだろうな、と肩を竦めながら。]


  今みたいな生活が長く続けばいい、ってのが夢かもなー。


[そんな風に答えて。
そういう鳳には、夢あるのか?、と。
目を細めながら、聞き返したのだった。**]
(58) 2021/07/28(Wed) 1:55:40

【人】 二年生 鳳 凛

── 花火の下で ──



…え?



[不意に零された落川からの指摘は凛の胸を貫いた。>>46
凛自身には、落川と父親を重ねていたつもりはなかったからこそ、波のように全身の血の気が引いていく。
頭が真っ白になって、花火の音も歓声も、何もかもが遠くなっていく感覚だった。

冷静になって考えれば、落川がどのように考えて、そう思うに至ったかは理解出来ることなのに、そのように思われていたという事実が、その事実だけが凛の頭に響いて、思考を奪っていた。]
(59) 2021/07/28(Wed) 6:17:59

【人】 二年生 鳳 凛



私、は…


[ともすればあるいは、そういうこともあるのだろうか?という戸惑いが凛を詰まらせる。
だが、潜在的に落川に父親を求め、彼の中に父親と共通する何か見ていた可能性を考えると、すぐに心の中に否定が浮かんだ。

落川に父親と重ねられる部分は男性だという一点くらいしか見当たらない。

けれど、凛の応えを待たずに、凛の答えなど関係ないかのように背中越し、落川は言葉を続けた。]
(60) 2021/07/28(Wed) 6:18:02

【人】 二年生 鳳 凛



学校に、いる間は…



[衝撃を受けたように、凛は反芻する。

先生と生徒、学校にいる間だけ。
卒業したら、今みたいには居られない。
どこか突き放すように告げられた真実は、凛が漸く見つけられたと思った居場所は永遠ではないのだと念を押すかのよう。
まるで、壁を作って拒絶するかのようで。



────私の答えがなんであれ、
言う事が変わらないのなら何故、聞いたのですか?



凛の手から握っていた布がするりと、解けた。]
(61) 2021/07/28(Wed) 6:18:06

【人】 二年生 鳳 凛


………


[ベンチを見つけた落川は手を離した凛を気にすることなく、そのまま先へと歩いていく。>>48
凛はその場に立ち尽くしたまま、少しずつ滲んでいく背中を見ていた。
まるで身体が地面に縫い付けられたかのように、動かなかった。]



────…っっ


[落川が笑いながら振り返ると同時、凛の瞳に溢れた熱いものが頬を伝い、零れ落ちる。
この距離なら暗闇であれば、気付かれることもなかったであろう凛の顔を、爆音とともに新たに打ち上げられた花火が浮かび上がらせた。]
(62) 2021/07/28(Wed) 6:18:09

【人】 二年生 鳳 凛



…大丈夫ですよ。
“貧乏神”に好まれる素質は、先生は父の足元にも及びませんから。


[落川は学校の教師として、当たり前のことを言っているだけだというのに。
ついさっきまで、あんなに楽しくて。
今からだって、花火を見ながら一緒にたい焼きを食べて、他愛のない話をして、いつものように楽しく過ごせる筈なのに。


初めて流す涙の理由が、凛には自分でもわからなかった。]**
(63) 2021/07/28(Wed) 6:18:14

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 茶道部体験:蓮見先輩 ―

>>33蓮見先輩もやってきていた体験入部。
 点数はあくまで自己採点ですがありがとうございます。>>33


 蓮見先輩は初心者として普通の範囲だったわ。
 うん、というか稲出先輩が上手すぎるだけなのよ……。先輩が兼部お誘いしちゃ駄目かな? とか聞いてたけどストップしておいたわ。

 ニヤニヤ見守られているのに気づけば、前にもそんな表情されたのを思い出すの。

 そこでやっと、今頃その時の表情やら行動の意味を理解したのよ。]


 蓮見先輩、お気遣いには感謝はとても、してますがそのですね……行動があからさますぎませんか?


[顔を真っ赤にしつつ。そう機会があった時にいっておいたのよ。
 恥ずかしいものは恥ずかしいんだもの。

 突然妙な気遣いされることがあった時には呆れと羞恥を更に加えつつ。内心でやっぱりまぁ、感謝は
……してたのよ。

 
(64) 2021/07/28(Wed) 7:48:02

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[夏祭りが終わっても、彼氏が出来ても世界の何かが大きく変わるわけでもなくて。


 クラスに入ればクラスメートに挨拶して。
 眼帯がまだついているなら心配の言葉をかけたり。
 部に体験に人が来てくれるから>>31どら焼きを買いに行くことになる、なんて伝えたりしていたわ。


 授業で分からないことがあればまた職員室にいくのよ。長尾先生には熱血な先生って言われてましたよ。なんてお話をしてみるの。>>2:115


 鳳先輩がうちの店にまた来るときには、端切れを余分に用意してみたり、ツギハギがせめて目立たないよう制服に合せたハギレをこれ使ってみたらどうでしょうか? と差し出して聞いてみたり。]
 
(65) 2021/07/28(Wed) 7:49:13

【人】 一年生 篠田 小牧

[堂本先輩のお店でお野菜を買いに行くのも相変わらず。お話する機会がありそうなら、勝負の結果はどうなったのか、とか聞いてみるのよ。弟君がお店に立っていれば普通に挨拶したわ。


 田邊先輩の部活の注文のユニフォームが完成すれば>>1:68、私も配送を一緒に手伝ったわ。
 着る機会の時には絶対に見せて下さいね! と声をかけるの。
 あの時の挙動不審の理由とか。聞いてほしそうじゃなければ聞かないけれど。平気そうなら聞いてみるの。


 彼氏彼女になった相手とは、黒鉄君のお散歩のときご挨拶に出れるようするようしたり、その時には塩分とってくださいね。ってどこかで見たような塩飴をあげてみたり。


 そういう日々を過ごして。
 自分の中の心を一つ一つ確認しながら、夜空に咲く花を見た日から隣にその人がいるのが自然で、それが当然だったかのように感じるようになっていったの。]
 
(66) 2021/07/28(Wed) 7:50:13

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[何かが落ちた日から。
 私は無意識に先輩を目で追ったり。
 隣を歩く時、少しだけ距離をつめてみたり。
 誰かが貴方を名前で呼ぶのを聞けば羨ましくなったり。

 目が合うとでも、赤くなってそらしたり。
 涼しくなってくる頃、手の甲をちょん、とぶつけてみればそれは繋がる事はあったかしら。
 

 静かに降り積もったそれに、『 』と名付けていいのか。

 ただ言えるのは。
 ふとした時にぽろりと言いそうに何度もなっていたのよ。]
 
(67) 2021/07/28(Wed) 7:51:00

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[そんなこんなで悩んでいたころ。私は思い切って一つ行動に出てみたのよ。

 帰り道の通学路。
 一人の時を狙ったわ。]


 蓮見先輩、ちょっとご相談があるのですが。
 よければ時間を少しくれませんか?    **
 
(68) 2021/07/28(Wed) 7:51:31

【人】 二年生 鳳 凛

[あの時、夢はないかと聞いた理由。>>57
それは本当にただ、知りたかったから。

“先生”なのに、見るからに怠惰で、それを隠そうともしないで。
でも、本当は面倒見が良くて、慕われている。

何か好きで、何が嫌いなのか。
何か、心の中を占めるものがあるのかどうか。

ただ、先生のことを知りたくて。]
(69) 2021/07/28(Wed) 14:13:01

【人】 二年生 鳳 凛




『今みたいな生活が長く続けばいい、
ってのが夢かもなー。』>>58



[何か心を占めるものはないのですか?なんて聞きながら。
でも、その向上心のなさは尊敬します、なんて言いながら。

私はきっと笑っていた。

お金持ちとは無縁、足るを知るひと。
でも、そんなことよりも。


今みたいな生活がずっと続けばいいのに。



先生もそう思っているんだって。
嬉しくて。]
(70) 2021/07/28(Wed) 14:13:05

【人】 二年生 鳳 凛


………私はずっと、“甘え”てたのですね。
先生はただ、“先生”として対応せざるを得なかっただけで


[今日も、楽しいと思っていたのは凛だけなのだ。
いつも美術室から声をかけてくれるのだって。
育てた野菜で作った料理を美味しいと言ってくれたのも。
リメイクした拾い物を使ってくれているのも。
用がなくても来る凛に、何も言わないのも。]


ずっと、私だけが…


[同じように思ってくれていたのじゃなかった。]
(71) 2021/07/28(Wed) 14:13:11

【人】 二年生 鳳 凛


一緒に居る時間が心地良くて…
勝手に先生もそうだと思って


[“甘え”て、]


良かったです。
“先生”に言われなければ、気付きませんでした。


[流れるものをそのままに笑う凛の頭上。
夜空に咲いた華がパチパチと乾いた音を立てて散っていく。]


“先生”のお立場を知ってしまった以上、
もう“甘え”られませんわ。


[貧乏神のように姿が見えなければ、決めたひとの傍にずっと居られるのに。
凛は人間で、花一高の生徒で、
先生は“先生”だから。]


…今まで、ありがとうございました。


[抱きかかえていた紙袋がクシャリと音を立てる。
凛は落川に頭を下げると、背を向けて歩き出した。]**
(72) 2021/07/28(Wed) 14:13:14

【人】 二年生 神崎 紅葉

-お祭りの最中-

[半ば強引に相手の腕を引いて、人混みの中を歩く。
頭にはお揃いの狐面。
その出立は浴衣じゃなくセーラー服を着た彼女のことを、より一層浮き立たせていたかもしれないけれど]

「あら紅葉ちゃん、今日も可愛いわね〜!
……ところで、そちらの方はどなた?」

えへへ、ありがとう××のおばちゃん!
……えっとね。ちょっとの間だけ、わたしと一緒にお祭りを楽しんでくれる人、だよ!

[顔見知りの出店のおばちゃんに声をかけられれば、笑顔で若干雑な説明を返す。
実際そうとしか説明出来ないのだから仕方ないーー教師と生徒、では嘘になってしまう。
わたしは彼の生徒ではないのだから。

一つおまけしてもらったチョコバナナを相手に「よかったらどうぞ!」と渡して。

もし「どこに向かっているのか」と聞かれれば、笑顔で答えるだろう]

最後に、会いたい人がいるんです。
……約束、したから。

[そうして、その姿を見つけることが出来たなら>>3:253]
(73) 2021/07/28(Wed) 15:10:11

【人】 二年生 神崎 紅葉

……楓ちゃん!

[会いたかった相手に声をかける。

この場所でしか会ったことのない相手。
この場所がなければ出会えなかった相手。

……食べかけのチョコバナナを先生に
「すみません、これちょっと持っててください!」
と渡して駆け寄る。
(両手が塞がってしまったかもしれない。ごめんね)

そして、自分の名前のかたちをしたそれ>>3:291を受け取れば]
(74) 2021/07/28(Wed) 15:10:55

【人】 二年生 神崎 紅葉

わあ、すごく綺麗!
わたしのために作ってくれたの!?ありが……っ、

…………あれ?

[
ぽたり。

頬が濡れているのを自覚して初めて、自分が泣いていることに気付いた。

ぽたり、ぽたり。

嬉しいのに、幸せなのに、笑いたいのに笑えない。
声が震えて、うまく言葉を紡げない。

そうだ、自分はこの子のことを知っている。

成長していく彼女のことを、ずっとずっと前から。
この場所で見てきたんだ。

彼女のことだけじゃない。
この場所には、たくさんの思い出が詰まっている。

たとえそれが、一夏の思い出でもーー。

わたしにとっては、ここが全てだったんだ]
(75) 2021/07/28(Wed) 15:12:20

【人】 二年生 神崎 紅葉

……ありがとね、楓ちゃん。
えへへ、嬉しすぎて泣いちゃった。びっくりさせてごめんね。

[最後に、今まででいちばん下手くそな笑顔を見せて]

そうだ、お礼にこのお面あげる!
えへへ、これ可愛いでしょ。
あ、でもこれ被ると先生とお揃いになっちゃう……わたしはいいけど楓ちゃんはちょっと……。

……まあいいか。持っていけないし、楓ちゃん可愛いし!
ごめんね、楓ちゃんちょっと屈んでもらっていい?
……よし、やっぱり可愛い!

[理由になっていない理由とともに、相手の頭に狐面を付けさせて(意外とこういうところがある)]
(76) 2021/07/28(Wed) 15:12:53

【人】 二年生 神崎 紅葉

じゃあね、楓ちゃん。
わたしもう行かなきゃ。

ーーお祭り、楽しんで!

[ひらりと手を振って駆け出そうとするーーその前に。

もし、もしも。
駆け出して置き去りにしてしまった先生が追いついてきて、そのときに、後輩の反応に“何か”を感じ取ったなら。

ちょっぴり強めの力で肩をがしっ……と掴んで、可愛い後輩の視界に入らないところにすすすっ……と連れ込んで、こっそり耳打ちするだろう]
(77) 2021/07/28(Wed) 15:13:20

【人】 二年生 神崎 紅葉

あの子、わたしの大事な、可愛い後輩なので。

……泣かせたりしたら、化けて出ますからね。
(78) 2021/07/28(Wed) 15:14:11

【人】 二年生 神崎 紅葉

[にっこりと、泣いて赤くなった瞳で微笑んで。

そうして今度こそ駆け出す。

お祭りの明るい空気の中を。

何かが始まりに向かう空気の中を。

時の止まった少女は駆ける。

ここではない場所へ。

彼女のあるべき場所へ、還るために]**
(79) 2021/07/28(Wed) 15:14:36

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── いつかの話 ──

[ それはあの日から暫く経った日のこと。>>68
  突然呼び止められればゆるく顔をそちらに向け。
 
  その頃にはおそらく彼女が
  篠田屋さんのこまきちゃんなだけではなく
  友人・柊の彼女、であることはご存知なはず ]


   ん?どうしたの?


[ もちろん帰宅部に、断る理由などはなかった。 ]*

 
(80) 2021/07/28(Wed) 18:05:00

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ かごめ、かごめ、かごめのはなひらり。

    夏の夕暮れ お祭り囃子に
    夜空に浮かぶは 七色花火 >>0:5
    けれども用心しなければいけないのは
    狐だけじゃあないみたい。>>43


  でも、まあもう大丈夫。
  ここは平和な平和な篭芽町だから。

  花火の合間。喧騒の隙間。
  手を繋いで、花火じゃなくてきみを見て。 ]

 
(81) 2021/07/28(Wed) 18:42:24

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ きっとこれからも
  何度も伝え続けるであろうそれを
  攫わなくてもここに居てくれるきみに。
 
  いまも、昔も、これからも、
  変わらぬ俺らの想いとともに、ずっと続くよ。


  ──────── “君と僕の、
祭り”
          
さあ、一緒にお祭りに行こうよ。
 ]*

 
(82) 2021/07/28(Wed) 18:43:06

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日 ―

>>80私と稲出先輩のの関係性はこの頃には知らない事は無いと思うの。特に隠してないもの。
 受けてくれる様子に一安心して頭を下げたのよ。]


 ちょっと。
 場所を変えさせて下さい。


[そう言って歩き出すのよ。一先ず先に花巻庵に寄らせて貰ってたいやき二個を購入して。それから公園の方に。
 ベンチにソーシャルディスタンス的距離感を取りつつ座る事にするの。]


 あんことチョコレートです。
 お好きな方をどうぞ。


[相談料……が理由の半分。もう半分は夏祭りの時一緒に食べようと待っていたのに結局ご一緒出来なかったちょっとの心残りの消化かしら。

 受け取ってくれるのなら選ばれなかった方を一先ず半分くらい食べるの。
 受け取って貰えなかったら一先ず両方自宅用のお土産になるだけよ。]
 
(83) 2021/07/28(Wed) 18:45:34

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 その……ですね。

 私稲出先輩と……
付き合ってるわけじゃないですか。



[そう言葉にするだけで、顔が熱くなって俯くのよ。]


 ……蓮見先輩からみて、私は稲出先輩の事

    ──────ちゃんと好きに見えます……?

 
(84) 2021/07/28(Wed) 18:46:42

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[言いたい。伝えたい。育った心はそれを望む用意なっているの。
 それでも。相手が真剣に私を思ってあの時言葉をくれたから。
 私も相応に真剣に返したいの。

 ちゃんと胸をはって、自信をもって言えるだけの気持ちなのか。
 好きな人を大事に思うお友達からそう見えてくれるのか。


 今の私はどうしようもない程顔が真っ赤で。
 それでも冗談半分で聞いていない、と伝えるように真剣に相手を見るの。


 一歩を進みだす為の切欠がほしい
 緊張しながら相手の返答を待つのよ。
]**

 
(85) 2021/07/28(Wed) 18:47:45

【人】 二年生 稲出 柊一

その後トキヤと


[送った写真は無事滑らずに済んだようで、>>32
一緒になってゲラゲラ笑った。
「あれ考えるの意外と難しいけど、面白かったわ」
そんな風に言ったりして。
適当に引用した"攫われてみる?"というワードに、
何故かなんで?って追及されたけど、なんかあるのかな?
別に聞きもしなかったし、その理由は分からず。

クソデカお節介を焼いたなら、>>1:289
結果どうなったのか聞いてくるのは当然で、
隠した所でいずれバレるだろうし、
特にはぐらかすこともなく、正直に答えた。
(結果が良かったからって、
 友達を玩具にしたことは地味に根に持ってるからな?)

そうしたら、トキヤはトキヤで
その時、青春を謳歌していたことを話してくれた。]
(86) 2021/07/28(Wed) 19:21:41

【人】 二年生 稲出 柊一

[まぁ所詮は自己評価。>>30
抹茶などちゃんと飲んだことの無い自分の舌に、
どの程度の精度があるかなんて分からない。
もしかしたら、日頃小牧さんから話を聞いていたりして、
それが点数に影響したのかもな。
トキヤ君の出来栄えは残念気味だったみたいですが?>>33

その後も変わらず、ニヤニヤニヤニヤ(増量)しては、
あれこれ聞いてきたり、お節介を焼いてきたが、
今に始まった事じゃないので、まぁそんなに気にはしなかった。
こういうのは、照れた方が負けだ。

そんな関係は、今も昔も変わらないし、
きっと変わりようがない。
勿論、真面目な話をすることもあるけど。
(大丈夫そうなら、
 日頃の意趣返しのチャンスは狙う方針です)
]

 おー!今日もマジで暑いなー。

[放課後アイスを食べに行く。
その日オレはじゃんけんに負けて、
恥ずかしい話を晒さなければならない苦境に立たされていた。
「絶対誰にも言うなよ」と前置きして、
腹を括って口を開いた。]
(87) 2021/07/28(Wed) 19:24:00

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── いつかの日・こまきちゃん ──


[ 差し出されたのはあんことチョコレート。
  あの夏祭りの日、あんこを食べた俺は、
  チョコレートを選んでお礼をひとつ。>>83

  ソーシャルディスタンス的な距離を取って
  彼女が紡いだ言葉と表情 >>84>>85
  ………いや、それだけで答えは充分出たんだが
  俺はふうん、と唸って、答えを考える。 ]


   …………例えば、


[ ふむ、もう一つ唸って、
  真っ赤な顔のこまきちゃんを見て。 ]

 
(88) 2021/07/28(Wed) 19:29:45

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   ……好きなように見えない、
   そう言われたら。悲しくならない?


[ 自分の気持ちを否定されたら。
  悲しくなったり、寂しくなったり、
  どうしたら良いか、わからなくなったり。
  迷うようなら、そんな風に続けて。 ]
 
(89) 2021/07/28(Wed) 19:30:05

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   本当の気持ちをさ、
   否定したりされたり、
   違う、って言い切ることって、
   すっげえ、辛いんだよ。

   
[ 何年も何年も、
  自分の気持ちに蓋をして、
  飛べなくなっていた朱鷺はそう思う。 ]
 
(90) 2021/07/28(Wed) 19:30:17

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   たとえば。
   柊が遠くにいってしまって会えないとか

   たとえば
   柊の自分を見る目が冷たい、とか。

   たとえば、そうだなあ、柊が……、

   ほら、想像するだけで悲しくなるでしょ。
   想像するだけで、辛くない?
   俺はさ… 辛かったよ。そういうの。


[ 実体験?さあなんのことでしょう。 ]
 
(91) 2021/07/28(Wed) 19:30:26

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ 俺が夕鶴と付き合っていることは、
  別にこまきちゃんには言ってないけど。

  柊に口止めもしていないし、
  なんなら別に隠してもいないから。

  なんにせよ誰に対して辛かった、ってのまで
  彼女が知ってようが知ってまいが、
  それが少しでも辛い、悲しい、って
  困ってしまう、どうしたらいいかわからない、って
  何らかの感情を抱いてくれるなら話を続けるつもり。 ]
 
(92) 2021/07/28(Wed) 19:30:37

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   すこしでも、
   嫌だなあ、って思うんだったら、
   それは好きなんじゃないかなあって思うし。

   そうやって、一生懸命考えて、
   こんな俺にまで相談に来るの、って
   柊のことちゃんと考えてる証拠じゃん。

   俺には、ちゃんと好きに見えるよ。


[ ちゃんと好きってなんだよ!って
  そんなこと言い始めたらわっかんねえけど

  こんな答えでも、
  こまきちゃんの後押しができたらいいな、
  なあんてな。 ]*
 
(93) 2021/07/28(Wed) 19:30:48

【人】 三年生 神田 京平


 
い゙っ


 
イタタタタタ……!!


 ──────もしかして
 ──────
 『感じ』
ちゃった?


[その言葉はしっかり言葉にできたかどうか
抓られている状態だと>>52
言葉にできたとしても
「もひはひて、はんひはっは?」
みたいな
アホなことにならないだろうか

いや、なるに違いない
(反語)]


 明菜ちゃんの
はバイオレンスやなぁ

[バイオレンス頬抓りから解放されれば
(解放されましたよね…?)

頬を摩りながら追加の一言を。
口を縫い付けないといけない男とはこやつのことであると言えるだろう。]
(94) 2021/07/28(Wed) 19:36:04

【人】 三年生 神田 京平

 
 そうなん? 京平くんは格好ええって?

[格好悪くはないを
いい感じに解釈してみました。
>>53
そんなこと言ってないと聞こえてきそうではあるけれど
たとえ言われたとしても京平の耳には届かない
そんな
都合のいい耳なのだ。


嬉しいの言葉を聞けて
(京平にとって)
貴重な笑顔が見えれば>>53
二人で笑い合える幸せな時間が……
あったのも束の間で
笑えないと先程のふーふーのことを
テンション冷たく言われれば
(その瞬間ヒヤッとした冷気が通ったと思うほどだ)
]

 ハハ……
 反省してマス

[顔をそらして乾いた笑いと反省の言葉。]

(でも、もうやらへんとは言ってへんし)


[反省はしているけれど
懲りてはいない
のであった。*]
(95) 2021/07/28(Wed) 19:38:51

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日 ―

>>88たい焼きは受け取って貰えて。それに満足げによかった、と顔を緩めるの。

 私の質問に蓮見先輩は唸って。
 どう来るかかなり緊張したの。

 ───例えば。>>89

 それは、例えの言葉だってわかっているのに……。

 
(96) 2021/07/28(Wed) 20:11:11

【人】 一年生 篠田 小牧

 

 
 ────正直、ムカっと来ました。


 
(97) 2021/07/28(Wed) 20:12:03

【人】 一年生 篠田 小牧


[あら、いけない。]


 あ、ええと……そんな事ない、と言い返したくなったのです。


[でも、蓮見先輩に本当にそう見えたら?
 そう思ったら……不安になる気がしたの。

 他人同士が気持ちなんて覗けるわけがないわ。
 そうわかっていても……腹が立って。不安になって。それから

 ───……傷つく。 


 そう感じたのよ。]
 
(98) 2021/07/28(Wed) 20:13:35

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>90続いた言葉は……それを経験して来たかのように聞こえたのよ。

 好きじゃない。この気持ちに蓋をしてそう言う。
 それは……想像するだけで……苦しい。とても、苦しいの。

 >>91遠くに行ってしまう。
 それは私の方が可能性としてゼロじゃないから正直ドキッとしたのよ。
 うちのお店が上手くいかなかったらもっと遠くの祖父母の家に行く約束なの。実は。私はそれを全部承知の上で、この土地にきているのよ。



 そうやって、遠く離れたり

 視線が冷たくなったり

 ─────……あぁ、それは……]
 
(99) 2021/07/28(Wed) 20:15:36

【人】 一年生 篠田 小牧

 


 ……つらい、です。  
 悲しいです。  

 
(100) 2021/07/28(Wed) 20:16:31

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>91俺は、の言葉にそれが蓮見先輩に起こったことなんだって理解するのよ。
 それをわざわざ言ってくれるのは……嬉しく感じるのよ。


 >>92お二人が付き合っていることは、二人の姿を見てれば何となく気づいたんじゃないのかしら。
 私はあからさまにニヤニヤしたりなんてしないわよ。


 ただ、あの日の田邊先輩の事を……ふと思い出してしまうのは、仕方ない事だったんじゃないかしら。]


 ……はい。

 ありがとうございます。
 蓮見先輩。


[一つ一つの言葉が染み渡るように心に広がっていくの。

 ────そっか。私、
好きでいいのね。


 そう思えばそうだよ、って心が囁いた気がしたのよ。

 
(101) 2021/07/28(Wed) 20:18:00

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 先輩、本当にありがとうございました。
 自分の中の答えにやっと自信が持てそうです。

 相談してよかったです。
 助かりました。


[深々と頭を下げるの。
 後はもう動くだけなのよ。

 人様の彼氏と長々二人きりになるのはいただけないもの。お話が終わればでは、ときちんと解放するの。
 送る提案があれば受けたけれどどうだったかしらね。


 歩き出した足がどんどん先に進んでいくの。
 先に向かって─── ]*
 
(102) 2021/07/28(Wed) 20:18:51

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― ある日の放課後 ―

[さて、動くとなれば即行動。こういうのは勢いが大事なのよ。

 ……とは言えやっぱり時間がある時じゃないと。となれば放課後が無難なのに間違いはないのよ。

 私は稲出先輩にメッセージを送ってみたわ。
 『一緒に帰れそうなら連絡ください。』と

 それから教室で宿題や予習をしつつ、返答を待ってみるの。
 もし部活の日で、気づかずいっちゃっていたとしてもグラウンドを窓からのぞき込んだりしてちゃんと待つわよ。

 連絡に気づかれなかったら……ま、まぁリベンジね。]*
 
(103) 2021/07/28(Wed) 20:23:40

【人】 二年生 稲出 柊一

ある日の放課後


[その日は偶々、がっつり朝練があった日だったので、
放課後は集まって軽くミーティングする程度で
部活が終わる日だった。

小牧さんからメッセージが届いたので、>>103
ラッキー♪なんて思いながら、返信する。

『ミーティングがあるから30分ぐらい待たせちゃうけど、
 それでも良いなら、お願いします。』

そう返事をして、部室へ向かった。
ミーティングが終わるまで待ってくれるようだったら、
終わり次第全速力で教室へ向かおう。*]
(104) 2021/07/28(Wed) 20:51:02

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[緊張しつつ待っていたら連絡が届いたの。>>104

 『わかりました。
  宿題やっているのでゆっくりで大丈夫ですよ』

 待てしている犬のスタンプをぽん、と。

 そわそわしていたからなかなか宿題は進まなかったけれど、それでもしっかり待っていたのよ。


 合流出来たら神社に寄って帰りません? って提案するつもりなの。

 あ、そうだ。サイダーでも買っていこうかしら。
 ───あの日と同じ場所に、向かいたいと思いながら。

 自分の中で順序をきちんと確認しておくのよ。


 ……なんか、改めてこの状況 
 凄く緊張してきたわ……。
]* 

 
(105) 2021/07/28(Wed) 20:57:51

【人】 二年生 稲出 柊一

[ミーティングは無事30分程度終わり、
スマホを確認すれば、メッセージとスタンプが。>>105
可愛い犬のスタンプに、ふにゃりと破顔した。

教室に到着すると、机で宿題をしている、
小牧さんの姿を見つけた。]

 待たせちゃってごめんね。帰ろうか。

[神社に寄っていくなんて提案を受けたら、二つ返事でOKする。
あの日のことを、思い出しながら。*]
(106) 2021/07/28(Wed) 21:06:19

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[大人しく待て、していたら声がかかったの。>>106

 緊張していたせいかしら。ビクッと体が大きく反応して。反射的に立ち上がれば椅子が大きな音を立てて床に倒れたのよ……。]


 
あ、
い、いえいえ。大丈夫です。
 宿題やっていたので。はい。


[慌てて椅子をなおしてから、鞄に荷物をつめていくのよ。

 ……鼓動が激しいの。
 顔が熱くて、耳も熱くて

 顔が、あれ、なんだか
 今更。
今更なのに……相手の顔が上手く見れないのよ。


 しっかり、私。
 頬を軽くぺちぺち叩いて気を取り直すのよ。]
 
(107) 2021/07/28(Wed) 21:18:30

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 神社にちょっと寄っていきません?


[なんとか笑って言えたわ。
 二つ返事の返答にほっとしたわ。

 途中で飲み物を買って、まずはご参拝。
 相変わらず真っ先に願うのは商売繁盛なのだけれど……。隣をちらっと見て。

 ───先輩が来年は全国に行けますように。


 それもまた、願っておいたのよ。]


 あ、あの。
 本殿の上の場所ちょっと登っていきません?
 今ならほら、景色綺麗そうですし。

 その、多分お得です。


[何がお得なのかしら……?
 そして挙動不審よ、私。]*
 
(108) 2021/07/28(Wed) 21:20:17

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── こまきちゃん ──

[ ムカッとしたり>>97
  辛かったり悲しかったり。>>100
  そうやって表情を変えるこまきちゃんに微笑んだ。

  あの日>>64 言われたみたいに
  あからさまにニヤニヤなんかしない
  名誉のために言っておくとニヤニヤする相手は柊であって
  こまきちゃんに対してはしてないぞ?してないと思うぞ? ]


   なんか結論が出たなら良かった
   たい焼き、ありがとね。


[ その日?逃げ出さなければ
  どーせおんなじ帰り道だし、って
  途中まで一緒に帰る気まんまんだったけど
  わざわざ「送ってく」って言い出せるほどには
  男子出来てるわけでもなかった、かなあ ]
 
(109) 2021/07/28(Wed) 21:27:57

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ それからどうするのかとかどうなったかとか
  俺は別にこまきちゃんに聞くつもりはないし、
  それ以降も、いつもどおり
  商店街仲間として接するつもり。

  まあどうせ、
  柊がなんか話してくれんじゃねえかなとか
  ちょっとだけ期待してた、っつうのもあるし
  もし何も聞けなかったら?

  その時はそうだなあ
  最近幸せだったこと、とかで
  俺とあいつで、じゃんけんすれば、いいかな。]*
 
(110) 2021/07/28(Wed) 21:28:16

【人】 二年生 稲出 柊一

[ガタンと音を立てて、椅子が倒れるので少し驚き。>>107
「大丈夫?」って駆け寄って、椅子を直そうとするが、
その前に小牧さんがさっと元に戻していた。

顔色がいつもと違うようだし、頬をぺちぺち叩く様子などから、
もしかして体調悪いのかな?なんて思ったので、
ちゃんと家まで送り届けた方が良いななんて思ったら、
神社に寄っていく提案を受けたので、
まぁ、具合悪かったとしても自分が見ていれば大丈夫かな?
と判断して、二つ返事で向かって行った。

途中で見かけた自動販売機でジュースを購入。
神社に来たからにはまずはお参りをしていく。
何を願おうかな……?
隣で自分のことを祈願してくれているとは気づかず、

実力が発揮できるコンディションで、挑めますように。


そう願った。
目標を叶えるのは、神様ではなく自分でありたい。
そう思ったからだ。]

 いいよ。少し懐かしいね。

[確かに景色は綺麗だろうが、
お得とは?とちょっと思わないでもない。
兎に角本殿の上を目指して、歩みを進めた。*]
(111) 2021/07/28(Wed) 21:32:18

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>111椅子に関しては相手が駆け寄る前に大急ぎで直したのよ。恥ずかしすぎるわ……。

 挙動不審を体調不良と思われているなんて気づく余裕は皆無なのよ。ええ。
 ただただこれから自分が言おうとしていることに緊張しているの。

 上に寄ってく提案が通ればほっとしたの。
 というか様子に対して突っ込みがないのは優しさなのかしら? それとも呆れられているのかしら?

 そんな思考が段々ぐるぐるしてくるのよ……。]


 で、では行きましょう。


[一歩一歩、階段を上っていくの。
 あの時は待たせていたから早くいかないと、って思っていたのを思い出すの。

 今は……あの時とは違うの。]
 
(112) 2021/07/28(Wed) 21:42:55

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 わぁっ……! 日があるうちに見ると結構遠くまで見えるんですね。


[あの日は人も多かったし花火の為に空ばかり見ていたもの。

 今は、人はいないの。
 自分から二人きりになっているの。
 その意味は今はきっと通じない。


 あの時と同じ椅子に一先ず座るのよ。
 飲み物を一先ずあけて一口。


 ……何をどう話せばいいのかしら!?


 奇しくも今度は私が緊張のあまり頭を真っ白にして、以前の相手と同じことを>>2:116考えているのよ。]*
 
(113) 2021/07/28(Wed) 21:44:16

【人】 三年生 神田 京平

[掴めた手を導くように足を進めて>>54
たどり着いた場所で二人一緒に座れば
大きな音が響き
夜空が
に彩られる。
]

 花火見ながら食べるキュウリ最高の組み合わせやと思わへん?
 トウモロコシもあるで〜

[じゃじゃじゃーんと秘密道具を出す
未来の丸っこいロボットよろしく
取り出したのは先程買ったキュウリとトウモロコシ。]

 ほい、これは明菜ちゃんの分

[これまた小さなカバンに入っていたとは思えない
丁度良い大きさの小皿を取り出しそこに乗せて渡す。]

 一緒に食べましょ

[試作品でたくさん食べていると聞いていたけれど>>0:102
誘う時に言った言葉を実行する気は満々なのである>>2:147]
(114) 2021/07/28(Wed) 21:45:37

【人】 三年生 神田 京平

[静かな場所に響く音と
に染まる空。

君の呟く音が聞こえれば>>56 ]

 
こちらこそ ありがとう。だよ…


[お面で表情は隠れるはずなのに
君の横顔から目が離せなくて。

狐のお面の奥の揺れる瞳は
今こちらを向かれたら見ることが出来るだろう。

それでも君の横顔を見ながら
口を開いて出る言葉は──────。]

(115) 2021/07/28(Wed) 21:47:20

【人】 三年生 神田 京平

 
 
 
──────……。




 
(116) 2021/07/28(Wed) 21:48:42

【人】 三年生 神田 京平

 
 
 
[花火の音に重なった。]




 
(117) 2021/07/28(Wed) 21:49:12

【人】 三年生 神田 京平

 
 ― 友達と神社と狐の鳴き声 ―

[ここで思い出話をしよう。
ある時からはなひら神社には男の子が通っていた。>>-204

最初は見ているだけで
次の日も来たことで興味を持って
毎日来る子に話しかけたのは数日後
それから、毎日通う理由を聞けたなら
”帰ってくる”の意味があいまいで

その願いは叶えてあげることは出来ないけれど
真剣なその姿が放っておけなくて
話しかけていくうちにお友達になっていたんだ。]

 
(118) 2021/07/28(Wed) 21:53:24

【人】 三年生 神田 京平

[ある日聞こえた女の子の大きな声
それは毎日通っているその男の子に向かって放たれた言葉。
声をかけようと伸ばした手は走り出す男の子には届かず]

 そっちの道は……!

[その先は空気の違う場所、忘れ去れた稲荷へと続く道
まだ小さい男の子、その子を追いかけて探す女の子。

  その女の子が願えば

  
コンコン
と 狐が鳴いた

  
───大丈夫───


 そう言っているように聞こえる

 優しい鳴き声だった。

                   ]
(119) 2021/07/28(Wed) 21:55:00

【人】 二年生 稲出 柊一

[無事に参拝も終わり、本殿の方へ向かい、
更に脇の小道を通り抜け、石段を上る。
心なしか様子がおかしいのは察していたが、
態々突っ込むほどではないというのが個人の感想だ。

見晴らしのいい、思い出の場所に涼しい風が通り抜けて、
そよそよと髪を揺らした。
ただでさえ奥まった場所だ。しかも今日は何もない日。
他に人なんて、いる訳がない。]

 本当だね。
 花火見る時くらいしか来ないから、知らなかった。

[彼女の向かい側に腰掛けて、自分もジュースに口を付ける。
あの時とは違い、沈黙を埋める何かは無いので、
暫しまったりと時が過ぎるのだが……。

別にいいけど、これどういう状況かな……?


そんな風に過った。
目の前の彼女は、何だか緊張した面持ちだし。]

 さっきは何お願いしたの?

[ついに沈黙が気まずくなったのか、それを破った。*]
(120) 2021/07/28(Wed) 21:56:47

【人】 三年生 神田 京平

[ひょっこり。
突然女の子の前に姿を出して
腕を掴んで男の子のいる場所へ連れていく

男の子はオンボロ神殿>>1:97の中で
二体の稲荷様に見守られるように眠っていた
男の子を見つけた二人はホッとして男の子へと近付く。

 その時 また 
コン
 と 狐が鳴いた

気が付けばはなひら神社の入り口で
何故だか二人とはここでお別れのような気がして。]

 名前も知らないお二人さん

 君は、お姉ちゃんを守るんや
 毎日通う粘り強さがあれば君はもっと強くなれる

 お姉ちゃん。その決意は格好ええで。
 二人分頑張るんは二人分の重さを背負うっちゅうことや
 気ぃ強そうやから意地っ張りにならへんようにな
 弟に二人分の愛を渡してあげるとええで

 ほな、お二人さん。さようなら

[ コン──。といいタイミングで狐は鳴くんだ。
気が付いたらしい二人の姿を遠くから見て>>-205]
(121) 2021/07/28(Wed) 21:58:46

【人】 三年生 神田 京平

 


 
頑張りや




[そんな二人へと励ますように言葉を送った。]
(122) 2021/07/28(Wed) 21:59:15

【人】 三年生 神田 京平


[きっと二人は覚えていないだろうと思っていた昔の話を
聞けたなら、内心驚きながらも
スルスルと記憶の糸が繋がっていく
あの時女の子が明菜ちゃんだった。

そうわかるとあの時の言葉が頭の中で再生される>>-205
だからこそ花火の音に消されたこの言葉が出たのだ。]
 
(123) 2021/07/28(Wed) 22:00:04

【人】 三年生 神田 京平


 

[花火の音には消された言葉

 ───けれど君の耳には届くように言えたかな。**]


 
(124) 2021/07/28(Wed) 22:02:29

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>120二人きりの空間の中。
 空がゆっくりとオレンジから夜の色にグラデーションをかけていくのよ。

 ここは平日なら結構いい景色の穴場なのかもしれないわね。]
 
 ……そうなのですね。


[それ以上言葉が続いてくれないの。
 鼓動が痛くて。言葉一つ、此方に向けられる視線一つ。気遣う様子の一つ

 全てが
好き
なんだと、気づいてしまったから
 平静がまだ保てないのよ。


 言葉を出さないと。言わないと。
 そう思っていたら来た質問に顔をあげるの。]


 ええと、商売繁盛をまぁいつも通りに。


[これもまぁ、本当の事だもの。
 離れるが嫌だと気づいた以上、願いは切実さを増しているのよ。]


 ……それに、その……

 先輩の、来年のお願いが 
叶うといいなぁ、と……

 
(125) 2021/07/28(Wed) 22:10:40

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[……顔がやっぱり熱いの。
 あの日と違ってまだ日があるから、赤い顔は簡単に見れるのよ。]

 
 あの、
私……その

 い、言いたい事があって


 ずっと、お待たせしていたのを あの

 ─────言いたくて……       



[思い切って言葉にここまで言葉に出せば、言おうとしていることは伝わってくれたかしら。]**
 
(126) 2021/07/28(Wed) 22:12:02

【人】 二年生 稲出 柊一

[お願い事が何かと聞けば、商売繁盛。>>125
本当に、家族思いの良い子だなって、改めて思った。
……だけでは終わらなかった。
自分のことも、考えてくれたのか……。

すみません。
今から篠田屋の商売繁盛のお願いも追加できませんか?
お賽銭、追い課金したらいけますかね?
]

 そっか。オレのことも有難う。

[そう言ってほほ笑んだ。
(自ら自分のことしか願ってないとは言えなかったから、
 聞かれない限りは秘密)


そんなことより。
……なるほどそういう理由だったのか。
どんどんか細くなっていく声と、頬に差す赤で流石に察した。]

 分かった。
 聞かせてくれる?答え。

[促したつもりだけど、
これで彼女の踏ん切りがつくかは分からない。*]
(127) 2021/07/28(Wed) 22:23:54

【人】 二年生 稲出 柊一

花巻庵


[可愛いべっこう飴のお礼を言った時、>>1:349
「今度お店にもお邪魔します」って言ったからさ、
夏祭り以降は花巻庵へのお使いは率先して引き受けたし、
自分が食べるお菓子を買いにも行った。

何度も行けば、お店を手伝う花巻さんに会うこともあった。
夏祭りの時に教えてくれた、
季節限定の栗の甘露煮がまるっと入ったどら焼きは、>>2:39
勿論買いに行った。
いつもの栗どら焼きも良いけど、
やっぱりごろっと栗が入っていると、贅沢な感じするよな。
他にも栗餡の最中とかもあったから、>>2:14
それも食べてみた。美味しい!
秋は色んな果物が美味しい季節だから、
もしかしたら他にも限定商品があったかもしれない。

黒鉄の散歩中に、花巻さんを見かけることがあったら、
声をかけるようになった。
もし犬が苦手じゃなかったら、
「人懐っこい犬なんで、良かったら撫でてあげて?」
なんて言って。
彼女が小牧さんとクラスメイトだったって、
知るときは来るかな?
もしかしたら、何かの用事で小牧さんの教室に行ったときに、
同じ教室内で彼女の姿を見かけることもあったかもね。*]
(128) 2021/07/28(Wed) 22:39:57

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― ドクダミの花の頃 ―


 ……やっぱり、いらないよね?
 そうだよね……


[とほ、と肩を落とすのは、もう何度目の事だったか。
教室で、廊下で、あるいは別の場所で。
人と話す機会があったなら、隙を見てその話を。

私は、とある物の引き取り手を探していた。]
 
(129) 2021/07/28(Wed) 23:11:34

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[祖父母の家の、ご近所さん。
私の祖母とは、夕食のおかずをお裾分けし合う仲で。
祖父母の家に通う私の顔も知られており、
会えば挨拶をして、軽く世間話する相手。

……そんなお家の庭で、
ドクダミが爆発的に繁殖してしまったと
嘆く声を聞いたのが、数日前の事。

それが、私とドクダミの全面戦争の始まりだった。

腰痛で撤退して行く兵士達に後を任され、
私は、庭を埋め尽くすドクダミを抜いては抜いては抜いて……

それは大変だったけれども、なんとか勝利を収めた私は。
帰り際になぜか、ビニール袋いっぱいに詰め込まれた
大量のドクダミを渡されていた。]
 
(130) 2021/07/28(Wed) 23:12:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[…………????
え、草、どうしろと。

そう思ってしまった私は浅はかだったようで。
そのまま困惑しきりで祖父母の家に戻ったら、
ドクダミを受け取った祖母はニコニコと笑い、
お茶にしたりなんだりと有効活用していた。

ただの草じゃなかった!?と驚いた私。

しかしさすがに量が多かったため、
祖父母宅では消費しきれないのが目に見えており。
かと言って、独特のにおいのあるそれを
引き取ってくれる人も限られていて。

かくして、なぜか私が、
学校でドクダミの引き取り先を募集するという
ちょっと不可思議な事態に陥っていたのだった。]
 
(131) 2021/07/28(Wed) 23:13:19

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、とある女子生徒の話。

彼女にとっての私はおそらく、
『その他大勢』の中にいるような、
そんな存在だったのではないかと思う。

同じ学年の彼女の、少し変わった言動。>>0:13
それを見た私の反応は、他と似たようなもので。>>0:185
例え近くで話を聞く事があっても、
どう反応して良いものかわからずに、
少し困って首を傾げ「そうなの?」と
控えめに尋ねる程度の。

私にとってはそれ以上、近付く事の無い相手だった。


だけどそんな中でも、彼女の噂は、私の耳にも入って来て。

それで、ドクダミを配り歩く私は思い出したのだ。
有名な話。彼女のお茶の事。>>0:23]
 
(132) 2021/07/28(Wed) 23:14:26

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 鳳さん。あの、少しいいかな?
 もしよかったらなんだけど――

 ドクダミとか、いらない…………?


[お茶にもできるドクダミを、
鳳さんなら受け取ってくれるんじゃないか?と思って。

それはもしかしたら、
失礼な提案なのでは…………

と、どこかで思って、
おそるおそる声を掛けた私に。

あの時、鳳さんは何と言ったんだっけ。]
 
(133) 2021/07/28(Wed) 23:15:11

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[その後。
一度抜いたくらいじゃへこたれなかったドクダミと、
第二・第三次大戦なども勃発し。
鳳さんがドクダミを受け取っていてくれたなら、
再び声を掛けたりもしただろう。

そのうち、彼女の花壇の話なども
聞けるようになるのなら。>>0:22
私は、祖父母やご近所さんの庭で、
手伝いをする時の悩みなんかを相談したりして。

「この間、花についた害虫を
 割り箸で取っていたんだけど――」

なんて。
花の女子高生が集まって、花の話をしているというのに、
微塵も色気のない雰囲気に
なってしまったかもしれないけれど。


でも私は、何も構える必要なんかなくて。
手をあげて、「鳳さん!」と気軽に呼びかけ、
笑顔で話す事のできる、あなたはそんな相手なのだと。

いつか知るような機会は、私に訪れただろうか?]*
 
(134) 2021/07/28(Wed) 23:16:31

【人】 一年生 花巻 楓

─ 花巻庵屋台 ─


 落川先生
 ときやくんと明菜ちゃんにも会ったんですね、

 あ、そういえば明菜ちゃんとこの勝負って
 どうなったか知ってます?


[屋台に来た落川先生>>2:318から出てきた名前に、
鳳先輩以外とも顔を合わせてたと察せて
堂本親子の勝負がどちらに軍配を上がったか知ってるか聞いたが
そもそも勝負の話自体先生が知ってたかどうかは把握してなかった。
知らないと言われたら、変なこと聞いてごめんなさいって言った後
たすき掛けが板についてるって言ってくれた声に、
ありがとうございますって嬉し気に微笑んで。

でも、その背後の鳳先輩に気付いてそちらに意識が集中してしまって
先生をそっちのけにしちゃったと気付いた時には慌てたけど、
こちらの会話に水を差さぬようにだろう、
兄と話をしていてくれる様子にほっとしつつ、感謝した]
(135) 2021/07/28(Wed) 23:25:38

【人】 一年生 花巻 楓

[落川先生の気遣いもあって、鳳先輩と、二人でしっかりと話が出来た。

声を張ってしまったあたしに、
鳳先輩からは、知っていました>>4と返ってきて。
花巻の家の人が悪く言われてしまうことが嫌だった
その言葉に、鳳先輩から祖母が、あたし達が
鳳先輩から大切に思ってもらえてたことが伝わってきて。
もしかしたら今後も遠慮されてしまうだろうか──
そんな不安は、蕾が綻んだような先輩の笑顔>>5で杞憂と分かった]


 ……うん、そうだよ。

 でも、来てくれるなら起きてる時間の方が良いな。
 あたしは流石に寝ちゃってるから。

[睡眠時間を削って勉強はしてるけど、夜更かし型じゃなく
朝早くに起きて勉強してるので真夜中はぐっすりだ。
実際に真夜中には来ないだろうと思っているから冗談半分だけど
私も考えてみるって言ってくれた凜ちゃんの言葉に、
嬉しいって気持ちが伝わるように、満面の笑みを返して]
(136) 2021/07/28(Wed) 23:26:00

【人】 一年生 花巻 楓

[それでかどうか、
凛ちゃんからの言葉>>6に、きょと、と目を瞬かせた。

今日のあたしみたいに、という言葉と
とてもお似合いと言ってくれる凜ちゃんに、
きょとりとした瞳を、柔らかく緩めて]


 凜ちゃんは、あたしにとっては可愛くて
 他の人にやさしい、素敵なお姉ちゃんだって思ってたよ。

 今の凜ちゃんだって、綺麗だって思ってるけど
 凜ちゃんのやさしさを、凛ちゃんが自分にも使えたら

 もっと素敵な凜ちゃんになるんじゃないかなって、あたしは思うよ。
 

[お駄賃を全額募金したことを、祖母からは
自分の為じゃなく人の為になるお金の使い方をしたんだと教えられた。
そんな優しさを彼女がどうして持っているのか、あたしは知らない。
でも、そのやさしさが彼女自身に向けられてないのが寂しかったから
勝手な気持ちと分かってたけど、凜ちゃんに伝えたかった]
(137) 2021/07/28(Wed) 23:26:19

【人】 一年生 花巻 楓

[そうして話している間にも注文されたたい焼きは焼き終わって。

作ってもらったべっこう飴も添えて手渡したら、
先生からはいちご飴>>2:319
凜ちゃんからは四葉のクローバー>>7をお返しに頂けて]


 いいの?
 ありがとう、大事にするね!

 先生もありがとうございます、
 美味しく頂きますね。

[受け取ったクローバーはそっと掌に乗せたまま
帯の間から取り出して開いたハンカチに挟んでから
失くさないよう大事に帯の間に仕舞い直して。
いちごの飴は、そう遅くない休憩の間にでも食べるとお礼を言ってから
屋台の前から離れる二人を見送った*]
(138) 2021/07/28(Wed) 23:26:45

【人】 三年生 神田 京平


 ― はなひらく 未来の君に ―

[それはどのタイミングだったか
感じていた違和感は>>1:356

すっかり消え去ったようで。]


 ほうら、さすが我らがはなひらの神

 いや、これはきっと篭芽町のみんなの陽の気が

 この神社をここまで清らかなものにしているんだ

 だから怖がることはないよ

 はなひらの神が導いてくれる

 はなひらく 未来の君

 これは
終わりではなく始まりの一歩


[見上げた空には星がこの町を照らしている。
彼女の行く道を、帰る場所を>>3:79
迷わないようにしてしてくれているはずだ。**]
(139) 2021/07/28(Wed) 23:40:24

【人】 二年生 稲出 柊一

はなひら神社の怖くない話


[夏祭りが終わった途端
……と言っても徐々にではあったが、
2年〇組のマドンナ、神崎紅葉の正しい記憶を取り戻した。
お祭りが大好きだった、皆の笑顔が大好きだった。
でも、ひき逃げ事件で命を落とした、
はなひら神社に居る幽霊。

オレは、夏祭りが終わってからというものの、
黒鉄との夕方の散歩では、神社に必ず行くようになった。
彼女がどうなったのか、オレは知らない。>>79
だから、また会えるかもしれないなんて思っていたんだ。
でも何度行っても、黒鉄が反応することは無くて。]
(140) 2021/07/28(Wed) 23:47:21

【人】 二年生 稲出 柊一

[神崎さん。君はここにいるべき人ではないのだと思う。
それでも、オレは君のことを決して忘れないし、
ここでもう君と会うことが出来ないのだとしたら、
寂しいなって思ってる。
だから、君の居場所は確かにここにあったんだって、
忘れないでいて欲しい。
どうか君の歩む先に、
少しでも多くの幸いがありますように。そう願った。

こんなに頻繁に通っていれば、
その内よく来ているらしい、
神田先輩に遭遇することもあったかもしれない。
そうしたら、「狐と犬って仲悪いんでしたっけ?」
なんて冗談めかして、「良かったらモフります?」って、
黒鉄をどうぞするんだ。*]
(141) 2021/07/28(Wed) 23:48:04

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの最中 ─


[あたしが脚を止めたのは、
何故か曖昧だった過去の思い出が、急に色濃くなって

子供のあたしと話してたあの頃と、
今の姿がまったく同じなんて有り得るの?って

浮かんだ疑問に不安を抱いたから。

でも、その不安が明確な形になるよりも、
探してた、会いたかった人の声に名前を呼ばれた>>74]


 ぁ………紅葉、せんぱい。


[いつもなら、元気よく呼べるはずなのに
生じた違和がぎこちなさを伴って。
それでも、駆け寄ってくれた彼女が気付いてくれたから
渡したいと思っていたそれを、手渡すことが出来た]
(142) 2021/07/29(Thu) 0:29:53

【人】 一年生 花巻 楓



 ──、はい。

 お兄ちゃんに頼んで、作ってもら…


[綺麗だと喜んでくれる紅葉に、抱いてた不安も薄れ
喜んでくれて良かったと微笑みかえた、けど。

ぽたぽたと、紅葉の瞳から零れる雫に
けして絶えることの無かった笑顔が強張って>>75

初めて見る紅葉の姿に、声を無くした。

ぎこちなく、それでも心から笑おうとしてる顔>>76で、
びっくりさせてごめんねって言う彼女に、
ううんって頭は振ったけど、声は出ないまま
紅葉にされるがまま、狐のお面を貰った時には
彼女の言った先生が誰なのか、分かってはいなかったけれど]
(143) 2021/07/29(Thu) 0:30:14

【人】 一年生 花巻 楓




 ………ぁ…


[もう行かなきゃ。
その言葉に、離れようとする紅葉>>77
手を伸ばしたのは、無意識から。

でも、紅葉がさっき来た方向から長尾先生の姿が見えて
───その頭に、狐のお面があるのを見て
さっきの先生が誰なのかわかった時のあたしの顔は
間近で見ていた紅葉からはきっと、動揺が見て取れただろう。

がしっと長尾先生の肩を掴んで隠れた所に連れてく紅葉の姿に、
また違う動揺はあったのだけれど、
入っていった陰から出てきた紅葉がとても綺麗な顔で笑ったから。

そう、あたしは、また言葉を失って

今度こそ、しっかりと思い出した──出して、しまった]
(144) 2021/07/29(Thu) 0:30:42

【人】 数学教師 長尾 浩明

――どこかの休日の話――

  いつだったかな。
  花巻庵へお菓子を買いに行って
  でもタイミングの問題か
  いつも商品をお勧めしてくれる看板娘はいなくて
  店番をしていたのは彼女ではなくて家族の誰か。
  
  何度か来ていたから花一高校の先生だとは
  知られていたんじゃないかと思う。
  だからこちらから軽く挨拶をして。
  
  気が緩んでたのか。
  
それともいつも見てる顔が見れなかったから

  そんな理由だったのか。

   「 花巻庵は可愛い看板娘がいるから
     この先もきっと安泰ですね。 」

  なんて、本人のいない所で
  話してしまったことが、あったかな。
  
それが本人の耳に届いたかどうかは…

  
自分は知らないことだけど。
(145) 2021/07/29(Thu) 0:30:48

【人】 一年生 花巻 楓

[そのお姉さんは、いつもお友達と楽しそうにしてて
でも、あたしたちみたいな年下の子の相手もすすんでしてくれて

寂しそうな子とか、落ち込んでる子とかに
どうしたの?って声をかけてくれる、そんな優しいお姉さんだった。

だからあたしは、そのお姉さんが大好きで
お姉さんに会えるお祭りのお手伝いが、楽しみだった。

そこでしか、接点はないはずだったけれど
うちは和菓子屋さんだったから]


「この注文…あぁ、もう〇回忌になるのか。」


「そうそう、神崎さんちの娘さんのよ。

 
いいこだったのにねぇ…」



[お姉さんに会えなくなった後に、こんな接点が出来てしまって

だから、あたしはお姉さんがもういないこと
会えないこと、本当は分かってた──分かってたんだ]
(146) 2021/07/29(Thu) 0:31:31

【人】 数学教師 長尾 浩明

  
  
女子生徒に可愛いって言うことは

  
たぶんほとんどなかったはず。

  
誰かを特別扱いしたら節度がなくなるから

  
褒めるなら「素敵ですね」であって

  
「可愛いですね」ではなくて。



  でも、その時は――――


  
きっと言わずにはいられなかったんだろうな


  
なんでそれを言うに至ったか

  
その理由は見ないふり。*

  
(147) 2021/07/29(Thu) 0:32:41

【人】 一年生 花巻 楓

[それでもお祭りの間は、ここに来れば会えたから。

あたしは、わざと思い出さなかった、気付かなかった。
そうすれば、またここで会えるから。

でも、今の笑顔は、今まで見ていたそれとは違って

───行かないでって、反射的に言ってしまいそうになったけど

引き留めちゃいけないって、口を噛み締め声を飲み込んでから]



    たくさん可愛いって言ってくれて、

    優しくしてくれて、ありがとう

     だいすきだよ、 

        ─── 
紅葉ちゃん



[目に溜まった涙が溢れないよう、せいいっぱいの笑顔を浮かべて、
あの頃の──小さなあたしが呼んでいたように名を呼んで。
抱えていた食べ物が冷めていくのを感じながら、駆けだしていく背中を見送った。]
(148) 2021/07/29(Thu) 0:32:47

【人】 一年生 花巻 楓

[セーラー服の背中が見えなくなるまで見送って、
そこでもう決壊がきて、声も我慢できないで泣いてしまった。

その時先生はどうしてたかな。

側にいてくれたなら、泣きながら
一緒に食べるつもりだったんですって
手にいっぱい持った食べ物を見せて

大好きだったのって、
とりとめもなく、泣き続けて。

泣き止んだ後、子供みたいに泣いてしまったことを謝りながら
冷めちゃったけどって、
買ってきたたこやきか五平餅を貰って下さいってお願いした*]
(149) 2021/07/29(Thu) 0:37:32
村の更新日が延長されました。

【人】 数学教師 長尾 浩明

――お祭りの最中――

  お揃いの仮面で歩く二人を>>73
  周りがどう思っていたかはさておいて
  
危ないとか思われてないことを祈る


  チョコバナナを渡されれば素直に受け取った。
  彼女は生徒ではない、し。
  お祭りを楽しむって約束したから。

  渡されたチョコバナナをほおばりつつ
  どこか行きたい場所があるなら、と
  言ってみれば、会いたい人を探している
  そんな返事が返ってきて、
  一緒に探そうか、と言ったかな。

  そうして、どうやら探し人は見つかったようで。
  ちゃっかりと言うべきなのか、
  いつの間にかチョコバナナを押し付けられて
  彼女はぱあっと駆け出して行った。>>74
(150) 2021/07/29(Thu) 1:39:45

【人】 数学教師 長尾 浩明


  積もる話があるだろうからゆっくり歩いて
  追いついたのはちょうど話が終わった頃>>77
  チョコバナナを返したら
  何故かがしっと肩をつかまれて。

  ……それは冗談になっていないような>>78
  いや本気、なのだろう。


   「 ……分かるよ。
可愛がる理由。

     そんなことしないって約束する。 」


  口角をあげてゆっくりと微笑んだ。
  
あぁ、逃げられなくなったな、なんて。

  駆け出した彼女に幸あれと、
  来世できっと幸せになれるようにと
  祈りを込めながら見送った。
(151) 2021/07/29(Thu) 1:40:50

【人】 数学教師 長尾 浩明


  そして幽霊の彼女が会いたかった子…
  花巻は泣いていた。>>149
  ほっとけるわけもなくて
  そもそも止まっていた時を動かしたのは
  自分だったから、大好きだったのなんて
  言われて泣いている姿を見ると
  
罪悪感さえ、わいてきて。

 
  泣き顔を見られたい人なんてそういないから
  あんまり見ないようにしつつ
  でも人にも見られないように、と
  少し人通りの少ない、落ち着ける場所につれて
  いこうとしたけど、ついてきてくれただろうか。
(152) 2021/07/29(Thu) 1:41:23

【人】 数学教師 長尾 浩明


  どちらにせよ、謝られたなら

   「 気にしないでいいよ。
     泣きたいときに泣けないよりずっといい 」

  そういって、嫌がられなければ、
  手を伸ばして、背中をトントン、と
  軽くさすって落ち着かせようと。
  
 
   「 もうすぐ、花火も終わりかな… 」


  そういって空を見上げながら。
  冷めてしまったたこ焼きを食べれば
  ソースのにおいが広がって。
  どこかそれはお祭りの味がした。**
(153) 2021/07/29(Thu) 1:41:53

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 秋・文化祭 ―


「よし、花一高校書道部、気合い入れて行くよ!」


[部長の掛け声に、
はい!とこちらも気合いの一声を。
私達は列を組んで、舞台上に出た。

袴の裾が揺れる。
たすきを掛けた真新しい上着の方は、
以前のものよりずっと着心地が良い。>>66

ちらりと最前の席を見れば、
そこに招待した人の姿はあっただろうか?>>1:68
見付けたなら、こっそり微笑みを向け。

他にも見知った顔が見えたなら、
大げさな合図はできないけれど、
一瞬だけ、視線を合わせて。

開演の音楽が流れる、一秒前の事。]
 
(154) 2021/07/29(Thu) 2:14:35

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[書道パフォーマンスは、
大きな紙に複数人で同時に向かい、
大きな筆とバケツ入りの墨を使って、
一気に書き上げて行くというもの。

音楽に合わせた動きをするので、
>>0:231と秋の二回、披露の際には、
普段はゆるい書道部も、気合いを入れて練習していた。]


 ……お疲れ様でした!


[さて、そんな演技も終了し、
集まった部員達は一時解散。
私はこの後、部活動展示の受け付けに回る予定だった。

そもそもこのパフォーマンスは、
そちらの宣伝、集客も兼ねていて。
今日の演技の、出来はそこそこだったものの、
客席の方は97%くらいの埋まり具合。

展示の方にも、人が来てくれればいいのだけれど……
と、考えながら、私は部室の方に向かった。]
 
(155) 2021/07/29(Thu) 2:15:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[大盛況で嬉しかったけど、逆に緊張して、
舞台袖から出る時、ちょっと躓いたのは、内緒ね。]


 
(156) 2021/07/29(Thu) 2:18:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 はい、こちら、書道部の展示です。
 どうぞ、ご自由にご覧下さい。


[と、このような感じで。
私は部室の入り口で、袴姿はそのままにたすきを解いて、
見に来てくれた人をご案内。
そんなに声を掛けるような場面もないので、
わりと、こう、暇な仕事ではあるけれど、
一応、人の動きなどチェックはしていた。

展示内容は、手本を元に書いた臨書から、
それぞれが好きに選んだ文字の作品まで、様々だ。
その辺りは、普段のゆるさを反映しているのだけれど、
その代わり台紙に拘ってみたり、水墨画を添えたりと、
書道にあまり興味のない人にも、
目で楽しめるような展示になるよう工夫している。

今年は少し部員が減ってしまったので、
過去の作品も一部展示していて。
私も複数枚作品を出しているのだけれど。

……ちらりと、そのうちの一枚、
一年生の時の作品を見る。
飛翔する鶴の絵が添えられた、その一枚。]
 
(157) 2021/07/29(Thu) 2:20:26

【置】 二年生 田邊 夕鶴

 
  
君 多 飛 翼 天

  
不 頭 鶴 打 雲

  
座 多 乃 附 尓

  
者 頭   而  
    
君 た 飛 翼 天

  
  思      
    
し づ ぶ 打 雲

  
  鴨      
    
ま た 鶴 ち に

  
         
    
さ づ の つ

  
         
    
ね し   け

  
         
    
ば か   て

  
         
    
  も

 
(L0) 2021/07/29(Thu) 2:21:34
公開: 2021/07/29(Thu) 2:25:00

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そう、去年の夏、落川先生に教えて貰ったあれだ。>>0:287
その後練習して、一番良い出来のものを選んだのだけれど……
部内での評価は35点だった。
(※鶴は心の目で見てね)


先生、去年は、展示見にきてくれたんだっけ?
感想は……どうだったかな。
もし今年覗きに来てくれるようなら、
私はまた、しっかりお礼を言うつもり。

ちなみに、肝心の書の方は、
飛ぶ鶴に合わせて書くものを決めるという
本末転倒?な事になっていたけれど。

その内容に、深い意味は無いので。
無いったら無いので、何かあっても偶然なので。
そもそも何か勘付きそうな人は、
多分これ、読めないんじゃないかと思っている。(勝手に)
]
 
(158) 2021/07/29(Thu) 2:24:22

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、そもそも私が、
どうして書道をやろうと思ったかというと。

高校に入って、バレーを続ける気はなくて。
じゃあ何か部活をやるなら、何がいいかなと考えた時、
祖父の趣味の事を思い出して。

そう、書道は元々祖父の趣味だったのである。
私は、小さい頃から祖父の字が好きだった。
自慢ではないが、田邊 夕鶴という、
画数の差が物凄い私の名前を、
世界で一番綺麗に書けるのは、祖父だと思っている。

その祖父曰く。書に写るのは人の心であると。

現代の文字は、スマホの画面をフリックすれば、
どんな画数の字だってあっと言う間に完成する。
それを思うと、自分で書く文字の方が、
効率という点では圧倒的に劣るのだろうけれど。

でも、線の一本一本。
その勢いや、はね、はらいの伸び。
その全て、時間をかけて綴るからこそ、
書き手の想いが自然、そこに滲み出るのだと。

その祖父の考えが、私は好きで。
それから、ただの文字が特別なものに見えて。
だから私は、高校では書道部を選んだ。]
 
(159) 2021/07/29(Thu) 2:27:20

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そうして選んだ毎日は楽しい。
放課後の墨のにおいも、
こうして人の書を眺めるのも、
そして誰かに文字を綴るのも、好きだから。


もし、落川先生が展示を見に来てくれて、
そういう感じの話をする事ができたなら。>>0:166

私は目を輝かせて、
祖父の話や、自分の思いについても、
ぺらぺらと喋ってしまったかもしれない。

……それから、先生に向かって熱く語りすぎてしまった事。
恥ずかしくなって、すみません……と少し赤面し、
小さくならない図体をどうにか縮こめようと、
もぞもぞしていたかも。



とにかく、私の文化祭は、こんな感じで過ぎて行った。]*
 
(160) 2021/07/29(Thu) 2:29:17

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想:隣の君へ綴る文字 ―

[私が、そんな思いを持って書に向かうようになったのは、
高校に入ってからの事だから。>>159
勿論その事を、朱鷺也が知る事は無かったのだろう。

少し、記憶を遡って。
私達が、隣の席だった頃の話。

隣同士交換で、プリントや何かを
採点し合うような事、時々あったと思う。
そんな時、私ね。

君は知らないだろうけれど。
君が私を見なくなった分、
他の人と同じように、笑って話をしてくれなくなった分。
君の字の中に、何か、隠れていないかなって。
そんな気持ちでいつも、君の字を見つめてた。
……授業の答案の中に、そんなのあるわけないのにね。

反対に、君には。
その、……正直、そこまで成績良くないでしょ?>>1:-52
時々大丈夫かなって、心配になる事もあって。
そっけない顔は保ちつつ、私は丸付けだけじゃなく、
時間の許す限り、正しい回答とか書き込んだ。
誰にでもそうしてますって顔でね。お節介だったかな。]
 
(161) 2021/07/29(Thu) 3:06:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それからね。そういう時。
採点者の名前の、記入欄があったら。

君が家に持ち帰るはずのプリントに、
いつもよりも丁寧に時間を掛けて、
私は自分の名前を書き込んだ。


君には、ただの文字でしか無かったかもしれないけれど。
これはきっと、君の知らない、ちょっとした私の秘密。]**
 
(162) 2021/07/29(Thu) 3:07:17

【人】 教師 落川 禅

── 花火の下で ──


[何かを言いかけて、止まった声。>>60
それに、やっぱ聞くんじゃなかったと少し後悔する。

鳳の答えが何であれ、俺は父親になれないし。
あくまで『先生』の間しか彼女を護ってやることはできない。

だから続きを待たずに告げれば、戸惑うように繰り返す呟きが背後から聞こえてきて。>>61
背中を引く力が消えたことに気づいても、足を止めず。]


  鳳?


[数歩進んでから振り返れば、花火で照らされる顔が見え。>>62
声も上げずに泣いてる姿に、目を見張った。]
(163) 2021/07/29(Thu) 3:33:18

【人】 教師 落川 禅

[なんだ花火の煙が目に入ったかー。
そんな軽口を投げようとして開いた口は、何も言えずに閉じ。
ベンチにも座らず立ち尽くしていたなら。]


  …………。


[それも、いつもの褒め言葉なのだろうか。>>63
さっき自ら遮った答えを探るように、じっと鳳を見て。]
(164) 2021/07/29(Thu) 3:33:58

【人】 教師 落川 禅

 
[あくまで、夢は夢。

大人になるにつれて、嫌でも見える物事の上限に。
そんな長く続かないとわかっているから吐ける、綺麗事。



自分の平凡さを、足ることを知る度に。
そう考えるようになったのは、いつからだろう。]

 
(165) 2021/07/29(Thu) 3:34:12

【人】 教師 落川 禅

[頭上で鳴り続ける花火の音と、歓声を遠くに聞きながら。
一度伏せられた瞳がこちらを向く。

それは、何かを悟ったように大人びていて。>>71>>72
ほんの少しだけ、胸が痛んだ。]


  ……ああ。
  言ったろ、俺は『先生』だって。

  どんなやつでも生徒に頼られれば手を伸ばすし、
  いいところがあれば褒めるし、
  間違ったことしてるなら叱ることだってする。

  ……そうしていつか、
  大人になってく生徒を送り出さなきゃならない。
  先生だからな。


[そうやってこれまで、数えきれない生徒を送り出してきたし。
これからも、送り出していくつもりでいる。

だから、今なんてのはいつか終わる儚い夢だ。>>70
空に弾けて散っていく、花火のように。]
(166) 2021/07/29(Thu) 3:47:24

【人】 教師 落川 禅

[礼儀正しく頭を下げて、向けられた小さな背中。
卒業するまで甘えていいと言ったつもりだったのに。
生徒として『甘え』るのを拒否されてしまえば、それを強要する権利は俺にはないから。
追いかけることはしない、けれど。]


  でも、俺はそんな出来た人間じゃあないからな。

  懐いてこられりゃ可愛くて少し多めに甘やかしたくなるし、
  不味いものを美味いなんて言うほど優しかないし、
  用もないのに毎度声掛けるほどマメでもなけりゃ
  楽しくもないのに声上げて笑ったりもしない。

 
(167) 2021/07/29(Thu) 3:47:40

【人】 教師 落川 禅

 


[叶うことのない夢が、またひとつ。
華の散る音と重なって、藍色の闇へ消えていった。**]
(168) 2021/07/29(Thu) 3:51:17

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 いえ、お話聞いていた事ですし。


そう考えてくれただけで十分です。有難うございます。


 私の方はそれどころじゃないし、言いたくないお願いもあるかもしれないから此方から聞くことはしないの。


 激しい鼓動が聞こえてしまわないかしら。
 夜に近づく世界は空気が静かになっていくようで
 音が響きやすくなってしまっていそうで

 届くのが恥ずかしいの。
   でも届いて欲しいともおもうの。



 私に届いた音は、言葉を促すもの。
 顔を赤くしてまずは一つ、頷くの。]
 
(169) 2021/07/29(Thu) 8:16:47

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[相手の気持ちを知った上ですら、その言葉を言うのはこんなに勇気がいるものなのね。

 声が震えそうになるのを必死で抑えて、目に涙がたまりそうになるのを堪えているの。

 俯いてしまって、それじゃあダメだと自分を叱咤するの。


 顔をあげてみれば また、頭の中が真っ白になって──]
 
(170) 2021/07/29(Thu) 8:18:36

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 …………き、です。



[ひとつ、零してしまえば 後は堰をきるだけ。]


 真面目なとこも

   友達といる時の姿も

      私の事、ちゃんと待ってくれたのも

 知ろうとしてくれたことも

       部活動に一生懸命なところも

            優しいところも


 稲出柊一さん、私は貴方の事が好きです



[言い切ってしまえばすっきりしたわ。
 何が怖かったのか分からなくなるくらいにするり、とつっかえていた物がとれたの。]
 
(171) 2021/07/29(Thu) 8:21:49

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 文化祭 ―

>>154私の見たい、という我儘にお応え頂きご招待をして貰った以上は勿論見に行きます。

 部員の皆さんが舞台に上がっていく姿を写真に収めつつわぁ、と小さな声をあげたの。

 うちの服を着て貰える。
 それがキラキラして見える。
 それはやっぱり何物にも代えがたい嬉しさがあるのよ。


 ほほえみが向けられればはにかんで小さく手を振っておいたわ。

 >>155パフォーマンスは凄かったわ。
 大きな紙にすっと書き上げれるなんてどれくらい練習すれば出来るのかしら。

 大きな拍手を一生懸命送ってすごい、と一生懸命伝えておいたのよ。


 なお、席は早めにとっておいていたの。だから前の方に座っていられたわ。
 そうしておいて良かったわ。大盛況もわかる位の出来だったもの。

 あ、ちょっと躓いた瞬間をうっかり撮ってしまっていたのはちゃんと自分の内だけに秘めますので。
>>156
 
(172) 2021/07/29(Thu) 8:25:41

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[勿論展示の方も見て行ったわ。
 部員さんに篠田屋の人だって気づかれれば、こちらから素敵に着こなして頂けてありがとうございましたって先手を打ってお礼を伝えて頭をさげたのよ。

 パフォーマンス素敵でしたって感想も、田邊先輩に会えたなら満面の笑みで伝えておいたのよ。

 ……それは、素敵な物だったわ。>>L0

 やっぱり字は綺麗に見えて、描いてあるのは……先輩の絵なのかしら?
 可愛らしいとちょっと思ったのは心に秘めておいたのよ。


 先輩もよければお茶席来てくださいねって割引サービス券を渡す事はかなったかしら。

 なおその日私はずっとちゃんとした和服姿だったのよ。お茶席用ね。
 帯に柊の柄が入っていたのは、
 気づいた人は気づいたのかもしれないわね。
]**
 
(173) 2021/07/29(Thu) 8:27:08

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── 夕鶴 / 文字 ──


[ 隣の席になったとき、
  プリントには度々、きみの綺麗な文字と
  ご丁寧に正しい解答が書かれていたりした>>161

  隣の席になったとき、
  俺はさも何一つ意識してないかのように
  ドシンプルなマルとバツだけ書いたプリントを
  きみのほうへと手渡した。

  採点者の名前の記入欄には、
  上手くも下手でもない文字で「蓮見」とだけ。 ]

 
(174) 2021/07/29(Thu) 8:34:55

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ だけどきみは知らないだろうけれど。
  去年もきみが「確実に居ない時間」を狙って
  きみの書道の展示を見に行ったこと。

  ちなみになんて書いてあるかは読めなかった>>L0
  鳥らしき絵…?が書かれたそれが、
  きみの作品だというのはわかったものの、だ。
                 
大切なことなので二回言いました

  漢字も読めなければ鶴にも見えない(鶴にも見えない)
 
いやかろうじて鶴なのか…???鶴なんじゃねえか??

 
  ただ、プリントの文字ともまた違う美しい筆致に
  その場では何も言わなかったけどさ
  すげえな、って思ってたんだよ。 ]
 
(175) 2021/07/29(Thu) 8:35:40

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


[ と、まあそんなだったから ]


 
(176) 2021/07/29(Thu) 8:35:53

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── 夕鶴 / いま ──


  ……取ってある。


[ 俺ときみは晴れて恋人同士になって
  何度目かのデートだったか、
  それともただの帰り道だったか。

  不意に話題が昔の話になって
  プリントに丁寧に名前を書いてたよって
  きみが教えてくれたなら。
  俺はきみに疑問符を与えるような
  一言をぽつりと零したんだろう。

       「 取ってある 」ってさ。 ]

 
(177) 2021/07/29(Thu) 8:36:02

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  夕鶴に、名前書いてもらったプリント。
  俺、全部取ってある。


[ っていう、話。
  画数の多い名前をあまりに丁寧に書く、
  そんなきみの文字が好きだった。
 
ほら俺だって、画数多くて嫌になるから。


  捨てても良かったんだけど。
  どうしても捨てられなかったそれを、
  漸くきみに、カミングアウトしたんだ。 ]
 
(178) 2021/07/29(Thu) 8:36:17

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  文化祭も、頑張れよ
  あーーー・・・えっと、
  鶴の絵とか??


[ ニタァ。これは単なる照れ隠し。
  ホントは応援してるよ、新しい作品も。

  ちなみに俺ですか。
  俺は美術2なんですけど、
  鶴くらいは書ける。(54)1d100点くらいの出来で。
]**
 
(179) 2021/07/29(Thu) 8:36:50

【人】 二年生 鳳 凛

── 花火の下で ──

[落川が自身のことを“先生”だと強調するたびに>>166、凛の胸に痛みが走る。
その悲しみとなって溢れる感情の源泉は、間違いなく、目の前の人間と、これまでの日々の中で育まれてきたもの。
思い出される暖かい記憶が苦しい理由は、その時間が限りあるものだと、やがて消え行く夢なのだと、他でもない落川自身が言っているからだ。

経験を積んだために生まれる諦念>>165が経験が未熟であるが故ともいえる純粋な希望>>70を闇と光の狭間で呑み込む。]



────…生徒と教師、学校という繋がりがなくなれば、
先生の中で私の存在は消えてしまうのですか?



[いっそ何もかも。
思いの丈を吐き出してしまえたなら。]
(180) 2021/07/29(Thu) 12:53:18

【人】 二年生 鳳 凛



───もう、会えないのですか?


[生徒でなくなっても、会いたいのだと。

伝えられたら。]
(181) 2021/07/29(Thu) 12:53:20

【人】 二年生 鳳 凛

[困らせるだけだ、と凛は心に目を伏せる。

当然のように、卒業しても、これまでのような時間を作ることが出来ると凛は思っていた。
生徒でなくなれば、流石に今のように美術室に入り浸ることは出来ないだろうが、それでも。

その気になればいくらでも、どこであっても会える筈。
二人が同じ気持ちであるならば─── ]
(182) 2021/07/29(Thu) 12:53:22

【人】 二年生 鳳 凛

[───しかし、それは凛の幻想だった。

落川にとって凛は卒業までの一生徒で、学校から離れればもう無関係。
だから、“学校に居る間は”と“先生”だということを強調するのではないのか。
そうであるからこそ、どんなに辛くとも、もう甘えることは出来ないと決めたというのに。

歩き出した凛の背中に落川は、まるで凛の考えが誤解であると思わせるようなことをいう。>>167
(183) 2021/07/29(Thu) 12:53:25

【人】 二年生 鳳 凛



[どうしようもなく湧き上がる想い。
はらり、声を震わせる凛から、
またひとつ透明な雫が零れ落ちていった。]**
(184) 2021/07/29(Thu) 12:54:56

【人】 二年生 鳳 凛

── お祭りの後で ──

[祭りを機にあからさまに凛が落川を避けるといったことはなかっただろう。
声をかけられれば普通に話すし、用事があれば自分から声をかけた。
傍から見れば何も変わりなく、今までのような“誉め言葉”を言う事もあっただろう。
ただ、その笑顔が今までとは違い、どこか静かなものになっていることに、当人の落川であれば、気付いたかもしれない。
不必要に美術室を訪ねることはもう、なくなっていた。]


…あ、楓ちゃん。
お祭りの日はありがとうございました。
あの後、お祖母さんを訪ねさせて頂きました。

──、あの日、私、少し色々ありまして、楓さんとお話していなかったら、ひとり、だったと思います。
いえ、基本、家ではひとりで居るのですが…………、
おかしなこと、言ってますね。

何を言っているかわからないかもしれませんが、お祖母さんを訪ねるという約束に救われたんです。

顔を出した私にお祖母さんは変わらずとても良くしてくれました。
お父様も夜にも関わらず、あの頃のように試作品をいくつか持って来られて。
味見してほしいって。
(185) 2021/07/29(Thu) 17:28:45

【人】 二年生 鳳 凛


[校内で楓を見かけることがあれば、凛はそう伝えて微笑む。

柊一は小牧とのことを凛に話しただろうか。
話してくれたならば、凛は心から嬉しそうに良かったね、と伝え、小牧にも、柊一をお願いします、と謎の立ち位置からお願いしていたに違いない。
更に、柊一のことで何かあったら言ってくださいね、などと言って、篠田屋を訪れた際には幼馴染特権を振りかざして情報提供もしていたとかいないとか。
凛のために余分に用意してくれるようになった端切れから、制服に使うならと小牧よりアドバイスを受けるようになってからは、凛の制服のツギハギは少しずつ目立たないようになっているという。>>65
(186) 2021/07/29(Thu) 17:28:49

【人】 二年生 鳳 凛

― ドクダミの花の頃 ―

[夕鶴に声をかけられたのは、いつだったか。>>133
放課後、美術室で過ごしていた時間を凛は、園芸部部室で過ごすようになっていた。

園芸部は当番制で花壇の世話をすることがメイン活動なため、部室は殆ど倉庫状態になっていたが、掃除して綺麗にすることで、顧問より許可を得、放課後ひとりでも自由に使わせてもらっている。

その日、凛は日課の野菜の世話が終わると部室を訪れ、宿題も借りてきた本もそのままに、肌身離さず持っているオルゴールの音色に耳を傾けていた。]


…え?


[控えめに開けられた部室の扉の隙間、覗くようにしてこちらを見る夕鶴>>133に凛は机に伏せていた顔を上げる。]
(187) 2021/07/29(Thu) 17:49:22

【人】 二年生 鳳 凛



…確か貴女は、書道部の田邊夕鶴さん、でしたよね?
名前を憶えて下さっていたなんて嬉しいです。


[夕鶴を部室に招き入れながら、凛は笑う。
書道部には以前、パフォーマンスの練習用に使いたいという事で、園芸部で使っているバケツを貸し出したことがあった。
その際、どういった流れか家族の話をすることになり、例に漏れずドン引きさせて(困らせて)いたこともあったかもしれない。]


え!
ドクダミって古くから生薬としても活用されてきたという、あの万能薬の?!



[漫画に出てくる説明キャラのような台詞を言いながら、凛は手を合わせると夕鶴の申し出に目を輝かせた。]
(188) 2021/07/29(Thu) 17:49:25

【人】 二年生 鳳 凛


でも、どうして私に?


[不思議そうに尋ねる凛に夕鶴は事情を説明してくれたのだったか。
引き取ることが助けにもなるなら、凛は遠慮なく喜んで夕鶴からドクダミを譲り受けただろう。]
(189) 2021/07/29(Thu) 17:49:31

【人】 二年生 鳳 凛

[それ以来、夕鶴から声を掛けられるようになった凛。
第二、第三のドクダミ戦争の際には、もしかして?うん、というやり取りだけで事情を察してドクダミを譲り受けるようになっていた。

そのうち、花壇で育てている野菜の話をすることになったなら、彼女の祖父母やご近所さんの知恵を教えて貰ったりもしただろう。
世話を手伝って貰ったり、収穫野菜レシピをスマホで調べて一緒に作ることもあったかもしれない。

三年生になる頃には、夕鶴は凛を見つけると笑顔を向けて、手を振るようになっていた。>>134]**
(190) 2021/07/29(Thu) 17:51:21

【人】 二年生 稲出 柊一

[先ほどまで顔を赤くしたり、声が揺れてか細くなったり。
……していたのですが。
続く言葉を促した途端、>>127
次第に泣きそうな顔で俯くものだから。>>170
もしかして:ごめんなさいフラグ
なんて頭をよぎる訳で。正直、気が気じゃなかった。

聞き取れない声を聞き取ろうとするのには、
少し勇気が要ったけれど。
あれから知ったオレのこと、1つ1つ話してくれて。>>171
凛とした声に綻ぶ笑顔、可愛すぎるだろって思ってしまった。]

 そっか。有難う、
小牧ちゃん

 めちゃくちゃ嬉しい。

[緩んだ笑顔で、そう答えた。
どさくさに紛れて呼びたいと思っていた呼称を
初披露したのは、突っ込まないで貰えたら有難い。]
(191) 2021/07/29(Thu) 17:53:58

【人】 二年生 稲出 柊一

[きっと覚えているよね?
どうして好きかって聞かれたオレが、
「ちゃんと説明するのは難しい」>>2:268って答えたの。
正直今でも、それは変わってない。

君の好きな所を羅列し始めたら、
夜が明けるまで終わらなさそうだし、
そもそもその羅列が、ちゃんとした説明かって
言われるとやっぱり微妙で。
でもこれだけは断言できるんだ。
この気持ちは間違いなく
本物
だって。
"それで、大丈夫。"
>>2:-95
間違えて捨てたりしてしまわなくて、本当に良かった。]
(192) 2021/07/29(Thu) 17:56:14

【人】 二年生 稲出 柊一

[真正面に座っていたオレはおもむろに立ち上がって、
今度は君の真横に腰を下ろした。
その際にオレの手が、君の手を捉える。
ここまで距離を縮めたことは
ないんじゃないかってくらい間近で、
君の瞳を射抜く勢いで、熱視線を送った。]

 
イヤだったら止めて。


[君は鈍いって、よく言われているらしいけど、>>2:214
少しずつ、ただでさえ近い距離をさらに詰めて。
警告だってちゃんとした。
これでもまだ分からないなら、オレはもう知らない。]
(193) 2021/07/29(Thu) 17:57:25

【人】 二年生 稲出 柊一

例の物


[トキヤの彼女である田邊さんとは、
ちゃんと話したことはなかったと思う。
でもオレは、すらりとした長身が
羨ましくて
印象的で、
存在自体は知っていたんだ。
きっと向こうも、トキヤと一緒に居るオレを
何度も見ていたんじゃないかな。
(背景認識のことは気にしてないよ!)
>>1:297

黒鉄との散歩中、彼女を見かけたから挨拶して、
トキヤからオレへの日ごろのご愛顧に報いることにしたんだ。]

 ねぇ、田邊さん。
 オレ、トキヤの秘蔵写真持ってるんだけど、欲しくない?
 無防備なやつから、
 逆にキメッキメのやつまで各種取り揃えてます。

[唐突にこんな事を言われれば、恥ずかしいし、
多分最初は難色を示すんじゃないかと思ったんだ。
だから続けてオレはこう言うんだ。]

 あいつさー、いっつもニヤニヤしながら、
 露骨な態度でくっつけようとクソデカお節介焼いたり、
 あの手この手で聞きだして、
 からかってきたりしてくるんだよね。
 だからこれはオレなりの反撃。協力してくれない?
(194) 2021/07/29(Thu) 18:06:17

【人】 二年生 稲出 柊一

[そして更にここで、オレは最終兵器を投入する。]

 今ならオプションで、黒柴モフり権をお付けします。

[田邊さんと目が合う高さに、黒鉄を抱き上げる。
潤んだ黒い瞳で見つめられて、
心がぐらつかない人はそういない。
SNSには載せないで欲しいみたいだけど、>>1:145
彼女への横流しがNGだなんて、
オレは聞いてないよ?(にっこり)
最悪あの1枚>>1:-68だけ外せば、文句ないよね?
あげるけどね!(グーパン覚悟の意志)

最終的にお宝写真がどうなったのかは知らんけど、
からかわれる立場の人間の気持ち、

少しは分かって貰えたかな?
*]
(195) 2021/07/29(Thu) 18:08:07

【人】 二年生 稲出 柊一

あなたのねがいが はなひらきますように


[夏祭りが終わってから、
オレと小牧さんは彼氏彼女の関係になって、
オレはそのことを凛に報告した。
オレが貰った手拭>>1:32の端切れ、
実は篠田屋が提供していたって、
そんな事実を知ることになったかも。

夏祭りで、凛に何があったかは知らなくても、
流石にこれだけ長く一緒に過ごしてきたんだ。
何も気が付かないなんて、そんなことは無い。
こちらから詮索するつもりはないから、
事情を聞く事は出来なかったかもしれない。それでも……]

 凛もきっと、勇気を出して>>2:216頑張ったんだろ。
 結果がどうだったとしても、偉いと思う。

[そう言って、頭をぽんっと撫でた。>>1:8]

 これ、本当はイケメンしか
 やっちゃいけないらしいんだけど、>>1:21
 今回はオレがやっても大目に見て欲しい。

[なんて言ったら、少しは笑ってくれたかな?]
(196) 2021/07/29(Thu) 18:11:46

【人】 二年生 稲出 柊一


 類は友を呼ぶって言うだろ。
 オレも凛も頑固だし、似た者同士だと思うんだ。
 凛はオレに、必ず幸せになれるって言ってくれた。>>1:33
 だからさ、凛も必ず幸せになれるよ。
 ただ一人の人と心を通わせて、
 愛し愛される"成功"を、絶対に掴めるよ。

[あの日貰った温かい言葉を、今度はオレが凛に贈るんだ。
君は、優しくされるべき人間だから。>>1:102
君は、幸せになるべき人間だから。

類は友を呼ぶのなら、誰よりも人を見る目のある凛に、
優しいと言われた>>1:31オレがいて、
そのオレに善意の塊みたいなやつ>>1:102って
評価された凛がいて、
そんな2人が呼ぶ人間は優しい人に、決まってる。

オレはいつか君の願いが、花開くことを願っている。*]
(197) 2021/07/29(Thu) 18:13:04

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日:鳳先輩 ―

>>186ちょっと待って欲しいのよ。まぁ地元同士ならば知人が友人同士だったり、幼馴染だったりとするのはおかしくはないわ。ないからいいのだけれど。

 心構えなくいきなり 可愛らしい 女性の 先輩から 名前呼びで お願いします 

 それ一連がやって来た私の心情を答えてください(配点10点)


 というのを内心に必死に隠した私は偉いと思うのよ……。

 まぁ、ひとまず落ち着けば認めて貰えるのは素直に嬉しいものがあったの。だから素直にお任せください。大切にします。って力強く答えたわ。


 それから提供される情報は無論こっそり
しっかり
、聞き届けさせて頂きました。
 ……内心の感情は伏せたまま。



 鳳先輩のツギハギが少しずつ目立たなくなっていけば、両親共々満足げになるのよ。]
(198) 2021/07/29(Thu) 18:56:49

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[情報提供頂いたある日。
 私は先輩に一つ、端切れを使って私が作ったシュシュを贈ろうとしてみたの。]


 いつもうちをご利用頂いていたり、情報提供頂いたり、今頃ですがあの時のお人形の>>0:93お礼もかねているんです。

 良ければ使ってくれませんか?


[なんて、笑って差し出したそれは受け取って貰えたかしらね。]*
 
(199) 2021/07/29(Thu) 18:58:15

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日:稲出先輩 ―

>>191気が気じゃなくさせてしまったのは申し訳なかったけれど、それどころじゃなかったわ。

 堰を切った感情の言葉を先輩はちゃんと受け止めてくれたの。
 答えはわかっていたわ。それでも……やっぱり嬉しいのは嬉しいのよ。]


 ……よかった。


[ちゃん付けも、するりと受け入れれたの。
 そう呼びたかったのかしら? なんて思えばちょっと可愛く感じるのよ。]
 
(200) 2021/07/29(Thu) 18:59:15

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>192 勿論、覚えているわ。
 どうして、なんて聞かれたら返答は難しい。それはこっちの立場に立てばわかるのに。あの時の私にはわからないものだったのよ。

 好きな所の羅列がそこまであるなんて、勿論わかってはいないのよ。いつかそれが聞ける時があるのなら。それこそ一晩中、付き合う時なのかもしれないわね。


 知らないままで終わらなくて良かった。
 捨てられたら、私もまたこんな気持ちを知らないままだったもの。

 >>193距離が正面からお隣に。
 手と手が触れれば自然と心臓が跳ねて体温が上がって顔がもっと真っ赤になるの。

 ……近いわ。


 真っすぐ見られる視線から
 逃れる術なんて、私にはないのよ。]
  
(201) 2021/07/29(Thu) 19:00:54

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[この私を見る視線は、私だけが知るものなのかしら?
 そうだったらいい。そうだったら……嬉しいの。]


 ……何をです?


[相変わらずのマイペースできょとん、とするの。
 更に距離が詰まって来て、反射的に体がこわばるように固まったの。

 ────……理解したのは直前。]
 
(202) 2021/07/29(Thu) 19:04:40

【人】 一年生 篠田 小牧

 [それでも、突き飛ばさなかった

      それでも、逃げなかったの]


 [今、この時の熱を知るのは私だけ]



 [瞳を閉じて、触れた手の指を絡めて

        求められるまま、こたえたのよ───……]
 
(203) 2021/07/29(Thu) 19:05:44

【人】 三年生 堂本 明菜

[笛の音が空に昇っていく。
 しばしの静寂の後、大きな華が開くたび
 遠くからは歓声があがっているが、
 人が少ないここは静かなもの。

 なんの気兼ねもなく空を見上げていれば、
 キュウリとトウモロコシがまるで秘密道具のように
 取り出された。>>114
 花火とキュウリが最高の組み合わせ、といえば
 そこかしこから異論が飛んできそうな気がするが、
 そういうことにしといてあげると笑って]


 風呂敷といいお皿といい
 準備良すぎない? 


[あのカバンは四次元ポケットか何かなのだろうかと
 訝しみながら、差し出されたお皿ごと受け取った。]
(204) 2021/07/29(Thu) 19:14:14

【人】 三年生 堂本 明菜

[まだ残ってるキュウリが見えたなら、
 そっちは家族へのお土産かななんて思って。
 そういうお客さんも何人かいたから
 特に気にすることはなかったけど、
 受け取ったキュウリは京平が先に食べるまで、
 手を付けずに待った。

 鮮やかな緑は残すように、
 子どもも食べるなら唐辛子はなしで、
 出汁だっていくつか試したし、
 ちょうどいい漬かり時間だって探して。
 そんな苦労の末に出したものだから自信はあったけど、
 京平から美味しいなんて言葉が聞けたなら
 嬉しそうに笑って、それから一緒に食べ始める。

 最高かどうかはわからないけれど、案外悪くない
 なんて言いながら。]
(205) 2021/07/29(Thu) 19:14:47

【人】 三年生 堂本 明菜

[昔は、お祭りや花火が大好きだった。
 けれど、母親が亡くなってからは
 しっかりするって言ったから、
 母親の分まで頑張るって言ったから、

 どこかで楽しんではいけない気がしていて。
 楽しめる自信もなくて、空高くあがる花火も
 一人どこか遠く眺めていた。

 だから、そう思えた>>56ことは京平のおかげなんだと。

 すべてを伝えてしまうには気恥ずかしすぎて
 シンプルになってしまったけど。
 呟いた言葉には、思いをすべて乗せたつもり。]
(206) 2021/07/29(Thu) 19:15:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして花火と共に聞こえた言葉>>-261
 思わず京平の顔を見る。

 その奥に揺れる瞳を捉えたなら、
 名も知らない誰かに言われた言葉>>121が思い出された。
 その時沢山向けられていた憐みや慰めの言葉では
 なかったそれは、心の片隅に残っていて。


 二人分、頑張ってきた

 二人分、背負ってきた

 二人分、愛してきた

 意地っ張りにはなってしまったかもしれないけれど
 それはまぁ、今更だったから



 だから、なんとなく、これまでのことを
 認めてもらったような気がして、
 うっかり泣きそうな顔になってしまった。]
(207) 2021/07/29(Thu) 19:17:45

【人】 三年生 堂本 明菜

[そう、例えば、聞き取れなかった言葉。>>94
 ろくでもないことを言ってそうな気がしたから
 聞き返しはしなかったけど、心持ち抓る力を強めた。

 抓る手を緩めれば出てくる言葉も、
 誰のせいよ、なんて突っ込んで。

 都合のいい耳も、反省の言葉も>>95
 呆れながらもね、楽しい時間だったよ。

 それだけじゃない、お店に来てくれた時は
 いつだって――…]
(208) 2021/07/29(Thu) 19:21:31

【人】 三年生 堂本 明菜



 自分が与えるのはどうにでもなるけど、
 何もないと笑えないよ、アタシ。

 ましてや二人分なんて。


[クールビューティーだと後輩が称しているのは
 知らないけど、それくらい普段から愛嬌もないから、
 きっと自分の分でも余りあるくらい。

 そのお面が色とりどりに染まるのを見つめたのは
 ほんのわずか。
 花火を見るフリをして顔を戻したら、
 ズラしていたお面を顔が見えないように
 元の位置に戻したんだ。]*
(209) 2021/07/29(Thu) 19:25:50

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・お祭りの後の話 ―

[話は少し戻り。
夏祭りのあの日、浮かれた気持ちで家に帰った私は、
それはもうふわふわと浮かれていたので、

そういえば、お手伝いに行った時の願い事>>1:190
あれも、叶っちゃうんじゃないの?
だって、ほら、うまく言葉にならなかった願いの方は
予想もできないくらい綺麗に、はなひらいてくれたのだし。

そんな事を考えて、ニコニコと弟に話しかけたら


「何、ウザいんだけど」


撃沈した。
はなひらの神様!……調子に乗ってすみませんでした。

でも、お祭りの帰りにちゃんと引き取りに行った、
堂本青果店のキュウリはおいしそうに食べてくれたから
それで良しとする。食べ物だけが私達を繋いでくれる。
堂本先輩、ありがとう。]
 
(210) 2021/07/29(Thu) 19:41:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[なお、その時、先輩は忙しそうで、屋台にはいなかった?
……とにかく私は直接話せなかった、と思うので。
対応してくれたのはおじさんか牡丹さんか、
受け取りの時に少し話をして。

私が青果店に行った時、聞き逃した言葉。>>1:305
多分、おじさん達には聞こえていたんじゃないかな。
それについて、私がもし何か聞く事ができたなら、
私はこの次青果店に行って、堂本先輩と会った時には
「明菜ちゃん」と呼んでみようかなって。
それはそれで、今更少し気恥ずかしいけれど、
明菜ちゃんを寂しくさせておく方が、私は嫌だから。
やっぱり未だに、お姉ちゃんには弱いので。


袋に書かれた「ゆづるちゃん」の字、
嬉しくて、帰りに撫ぜた。

ちなみにこれについて、この日かいつか、
朱鷺也と話す機会があれば>>1:311
「口調を急に変えるのって、ちょっと恥ずかしいよね……」
なんて、後輩は後輩で悩ましいという話をしたかもしれない。
]
 
(211) 2021/07/29(Thu) 19:43:09

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[余談。
弟は数年後に身長が伸び彼女が出来て
無事私とも仲良くしてくれるようになりました。

はなひらの神様!!ありがとうございました……

と、私は後日しっかりお参りに行った。

ちなみに弟が私に冷たくなった原因。
兄弟で一番、私の背が高かったとか、
兄弟で一番、貰ったバレンタインチョコの数が多かったとか、
色々、複雑な理由……?があったみたいだけれど。

どうやら止めを刺したのは、私が中三の時。
弟が憧れの先輩に玉砕した、直後のバレンタイン。
その先輩からのチョコが、
私の貰ったチョコの中に紛れていたそうで(兄に聞いた)
義理なのに。私は悪くないと思う……


でも、終わりよければ全てよし。
ちなみに弟の身長は、私を抜いた。よかったね。]*
 
(212) 2021/07/29(Thu) 19:45:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・初めての恋人の事 ―

[祭りの日の夜、私はふわふわした気分のまま眠りに就いた。
「今日はありがとう。おやすみ」なんて、
寝る前にわざわざ、朱鷺也にメッセージを送ったりして。

そんな感じだったのに。一夜明けると、]


 ……! ……!? …………!!!


[昨夜の自分を思い出して、
私は、朝から顔を覆って転がる羽目になった。

どうしてだろう。
夜はあんなに、幸せな気分でいっぱいだったのに。
昨日の自分の行い、夕方からの事も含め、
日の高い今になって思い返すと、あまりにも恥ずかしい。]
 
(213) 2021/07/29(Thu) 19:46:41

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[だからと言って、前言を撤回する気は勿論ないので。
学校で朱鷺也に会えば、普通に……普通……?
少なくとも、フレンドリーに声を掛けるのだけれど。
掛けた、つもり。]


 お、お、おはよう朱鷺也。
 あの今日も良い天気だね。それじゃ。


[……今までの態度に比べれば、
まだ親しげだった、はずなので。
多少の挙動不審や、どうしても視線が泳ぐのは、
もう少しの間見逃して欲しかった。
駄目かな?


今の私達には、二人の時間がたくさんあるわけで。
普通に話せるようになるまでに、
今度は、そう長い時間も掛からないから。]
 
(214) 2021/07/29(Thu) 19:47:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ちなみに。
私、お付き合いをするのは初めてなので。

恋人って具体的に、何をどうして
どんな風に過ごせばいいのか、わからなくて。

普通に話せるようになったらなったで、
私の方からは、特別仲の良い友達くらいの態度で……
なんというか。ぼんやりした交際期間?のような、
そんな時期が私にもありました。と思う。
あくまで私の方は、の話だけれど。

(お祭りの夜の大胆さはね)
(きっと、今まで積もりに積もったものが)
(花火みたいに、弾けたせいで)


というかね。
多分、普通に話せるようになった事だけで、
しばらくの間、私は胸がいっぱいだった。]*
 
(215) 2021/07/29(Thu) 19:49:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・お祭り後の篠田屋さんで ―

[お祭りからそう日も空けずに、
私は篠田さんの姿を探して、篠田屋さんに顔を出していた。
借りたリボンを返そうと思っての事である。

その後すぐに会う事が出来たか、
数度目の訪問になったか。
私は篠田さんの姿を見付けると、明るく声を掛けて]


 篠田さん。この間はありがとう。
 お仕事中にごめんね、これ返しておかなきゃと思って。


[そう言って、あの日のリボンを差し出した。
他のお店の人、ご家族かな、
そちらとも目が合えば会釈をして。]
 
(216) 2021/07/29(Thu) 19:50:43

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それから少し、話せる時間はあっただろうか。
それなら、]


 篠田さん、お洒落の力ってすごいね。
 なんというか……私が勇気を出せたの、多分、
 篠田さんのリボンのおかげもあるんだろうなって。

 あ、こっちの話。でも本当に、ありがとうね。


[と、篠田さんには何の話かわからなかったと思うけれど、
私は笑顔で、しみじみとお礼を言っただろう。]
 
(217) 2021/07/29(Thu) 19:51:19

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[……ところで私は、あの時>>66どころか、
この時に至るまでわりと、こう、
ある人物の前では挙動不審に陥ったりしていたので。>>214

どうかな、篠田さん、察しが良さそうだから。
それか、稲出くんから何か聞いたりもしただろうか。
(私も、その後の二人の関係について聞く事はできた?)


私が直接、篠田さんに理由を聞かれたのは
いつのタイミングだったかな。]


 え?!あ、あのお祭りの時の事?
 あ、あ、あの時はそのー……

 ……えーと。あのね。あの時、すす好きなひとがね、
 他の子と一緒にいるの、見ちゃって……。

 いや、その時の事はもう、大丈夫なんだけど。
 私、そんなに変だったかな……?
 恥ずかしい……秘密にしてね。


[と。お世話になった篠田さんだから、正直に答えた。
その相手が篠田さんだった事は言わなかったけれど。]
 
(218) 2021/07/29(Thu) 19:52:33

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな感じで。
私と篠田さんの間には、
仮入部の時の事とか、お店への注文の事とか、
それ以外、それ以上の何かができたかもしれなくて。

だから私は、服を買いに行く時、
お店で篠田さんを見掛ければ、アドバイスを求めたり。
雑談しても構わないなら、他にも色々な話をして。

それから、こんな事も。]


 あのね、大分気が早い話なんだけど。
 来年こそは、浴衣、着てみたいなと思っていて。

 大きいサイズの注文って、
 いつくらいからしておけばいいのかな?
 オーダーメイドで結構、高くなっちゃったりする……?


[おそるおそる尋ねてみたのだけれど、
その返答によっては、私はこれからの一年、
色々なアルバイトに励む事になったかもしれない。]
 
(219) 2021/07/29(Thu) 19:53:35

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ちなみに、いざ注文しますとなった時。
私のオーダーは、穏やかな朝焼け色の。
あるいは東雲色、曙色、全く同じじゃなくても構わないので、
それに近いような色合いで。と、お願いした。
色の方を指定するので、柄までは、とそちらはお任せして。
私の意図?それは秘密です。



私はまだ、お洒落については全然初心者で。
だからそれが、自分に似合うかどうかもわからないけれど。
でもそれなら、自分の着たいものを着ようかなって。

そういうの、悪くないんじゃないかと思うんだよ。>>0:272]**
 
(220) 2021/07/29(Thu) 19:55:22

【人】 二年生 稲出 柊一

[「……何をです?」>>202なんて言われても、
オレは怯むことなどなかった。
君の元へオレが届いて、そっと熱くなった唇が触れた。

その間は数秒、十数秒、あるいは数十秒……
なんて言えたら良かったのかもしれないけれど、
残念ながらオレの心臓は、数秒で音を上げて。
離れて尚追撃が降ることもなく、終わった。

その間漏れたオレの名前>>-393に、心臓がどくりと震えて。
顔を見ることも、見られることも無理すぎて、
オレは抱きしめて誤魔化してしまおうと、
小さな背中に腕を伸ばした。]
(221) 2021/07/29(Thu) 20:02:28

【人】 二年生 稲出 柊一

[彼女が内心、オレの異性の幼馴染に複雑な心境を
抱えていたことは、全く気が付かない訳ではなかった。
普通に考えて、彼女持ちの男が別の女子と仲良くしていて、
手作りのプレゼントを愛用していたりしたら、
どう思うかなんて明白だ。
凛としては小牧ちゃんに
喜んで貰おうとしたことなんだと思うけど、
だからと言ってそれに対して
善意以外の何かが混ざることもあるだろう。]

 これは確認したわけじゃない。
 だからオレの推測……って言うか妄想かも知れないけど。

 凛が人に手作りのプレゼントをしたがるのは、
 多分お金がなくても……もっと言うと、
 何もなくても、自分で生み出した何かで、
 人を喜ばせたり、幸せにできるって
 証明したいんじゃないかなって思ってる。
 まぁ証明はちょっと語弊があるかもしれなけど。
 兎に角、本当にそれだけの善意。

[彼女自身も分かってるだろうけど、
それでも一応、そう伝えてみる。]
(222) 2021/07/29(Thu) 20:04:33

【人】 二年生 稲出 柊一


 あとね、オレと凛は本当に、小さい時から友達だった。
 こんだけ時間かけても、オレと凛は友達だったんだ。
 小牧ちゃんとオレは、名前さえ知らなかったのに、
 今こうして、特別な関係でいられている。
 それは凄いことだと思わない?

 でもまぁ、妬いてくれるくらいは想ってくれてるんなら、
 それはそれでオレとしては可愛いと思うけど。

[にこりと笑いかけて、頭をなでる。
あの時の熱だけじゃない、うるさい位の鼓動、
"可愛い"という言葉、それ故に抱いた恐怖。]

 
君しか知らないオレなんて、実は五万とあるんだよ?


[「オレしか知らない君と、どっちが多いかな?」
なんて言ったら、どっちに軍配が上がるんだろうね。*]
(223) 2021/07/29(Thu) 20:05:35

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― お祭り後:篠田屋にて ―

[夏祭りから少し。その先輩はやってきました。>>216
 少し目を丸くしたわ。あの様子からして何か私がしたのかしら? ともちょっと思わなくもなかったもの。]


 いえいえ。大したことはしてませんよ。
 あら、わざわざご丁寧に。ありがとうございます。


[リボンを素直に受け取ったわ。
 家族もいらっしゃいませ。と他のお客様もいないタイミングだったからお話してて大丈夫だよ、と笑ってくれたの。

 >>217だから問題なくお話は続いたのよ。]


 ふふ、そうでしょう?
 そうだったのですか。
 あら……そうなのです? ならよかったです。

 ふふ、お力になれたのはわかったので大丈夫ですよ。


[この時は意味はよくわからなかったわ。でもその言葉を素直に受け取ったのよ。]
 
(224) 2021/07/29(Thu) 20:34:02

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>218流石に人間関係を物凄く把握しているわけじゃないのよ。お店の人間だからって。特に繊細な機微の物は鈍いのもあるもの。
 ここで察しは発動してなかったわ。
 先輩から聞くことは……どうだったかしらね。
 (その後の私達については、特別言わないけれど隠しもしてなかったわ)



 ただ、田邊先輩が私に結構普通にしてくれているのがわかるようなったから。学校で会った時平気そうかな? と挙動不審の理由を聞いてみたのよ。]


 ……そうだったのですか。
 それは、切ないですね……。


[好きな人が出来た身として、それは想像するだけでしょぼくれるものだったわ。
 というか私が二人の事を気づいたのはこの時よりあのなのだけれどね。]


 ……そうですか。大丈夫ならよかったです。
 ええと……まぁ、私がわかったくらいには。
 わかりました。秘密です。


[ふふ、と笑ったの。]
 
(225) 2021/07/29(Thu) 20:35:19

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[それから先輩がお店に来てくれれば求められるまま、身長を活かした服装を勧めてみたりしたわ。

 お客さんが少ない時なら雑談にも応えたわ。]


 あら、そうですか。
 いいですね、絶対似合いますよ!

 あ、それなら数か月前に言って頂ければ大きめサイズを入荷可能ですよ。


[ね? とパパに確認すれば大丈夫だよって笑って返してくれるの。]


 わざわざオーダーメイドまでしなくても大丈夫ですよ。身長高めの人の為の浴衣も今はありますから。
 あ、でもデザインこだわりたいならオーダーメイドになってしまうでしょうが。


[でも正直オーダーメイドはお高くなるわ。
 それよりは量販アイテムを取り寄せる方がいいと思うの。

 色の注文を受取れば、朝焼けの色具合が綺麗な浴衣が丁度みつかるのよ。
 柄は鳥の柄のが丁度あったわ。鶴の名を持つ先輩に似合うと思うの。

 着たいものを着る。それは楽しい事だって思ってくれたら嬉しいものだったのよ。]*
 
(226) 2021/07/29(Thu) 20:38:01

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日:稲出先輩と ―

>>221触れた唇はほんの数秒。

 それでも、その間はもっとずっと長く感じていたのよ。

 名前を呼んでみれば、抱きしめられたの。
 ……腕が熱いのよ。
 私の鼓動も激しくて。きっとこんなくっついたら伝わってしまうと思うの。

 それでも、嬉しくて。愛おしくて。
 その背中に私からも腕を回したの。

 >>222何かを言ったわけじゃないのに、気づいていたのか先輩は私に鳳先輩の事をお話するの。

 内心で、あまり綺麗とは言えない感情をもてあましていたのを暴かれたようでなんとなく、後ろめたい気がしたわ。]



 ……はい。
 鳳先輩は優しい人ですよね。
 それはわかってます。


[わかっているから本人には絶対にばれないようにふるまってきたし、表に出さないよう気を付けてきたのに……。]
 
(227) 2021/07/29(Thu) 20:41:12

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 ……それは、すごいですけど。


[うぅ、とちょっと唸るの。
 妬いてる、とはっきり言われると顔が熱くなるのよ。

 という葛藤も頭を撫でられればなんか……いいかしら。と思ってきてしまうから私って結構単純なのかもしれないわ。]


 そんなにあるんですか?


[五万は言い過ぎじゃないかしら。なんて思ったんだけれど、なんだかおかしくて笑ってしまったの。

 貴方しか知らない私とどっちが多いか……か。]


 女性には秘密が多いというので、軍配は私の方が知ってるかもしれないという事で。


[なんて笑ってみせるのよ。

 実際は? うーん……まぁ言ってない事も知らないことも私の方が多いんじゃないかしら?
 だって私にはその幼馴染の情報源もあるし?
 でも私の過去を知っている人はこっちにいないもの。情報は私か両親から聞くしかないもの。異論は受け付けるわ。]*
 
(228) 2021/07/29(Thu) 20:45:29

【人】 二年生 稲出 柊一

[回した腕も、振りほどかれることは無く、
どんどん熱くなる身体も、
どちらの熱か分からないくらい。
すれ違うように、互いの顔は決して見えない位置にあって。
触れ合った首筋から伝わる脈が速くて、
重なっているみたいに感じた。

どの位そうしていたのだろう。
流石にこのまま永遠にい続ける訳には行かないから、
名残惜しむように緩慢に、
オレは抱きしめていた腕をほどいた。]
(229) 2021/07/29(Thu) 21:26:03

【人】 二年生 稲出 柊一

[暫しの無言……。
(暫しの無言にしては長すぎたかもしれない)
突発的に起きたこの、感動的な状況は、
事前に準備しようとできるものではなく。
なので話題の用意とか当然無理で。
そう言えばと、内心気になっていたことに触れた。>>222
こんな時にするのに、相応しいとは思ってないけど、
(そこは本当にごめんなさい)

それでもきちんと、話しておきたいと思ったからだ。
だって今こうなったからこそ、
オレは君の心に巣くう雲を晴らしたいと思ったのだから。
オレも小牧ちゃんも頑固な所はあるけれど、
ちゃんと話せば分かってくれるって信じてた。]

 そんなにあるよ?

[君とこうしていられるようになるまであった、
短いながらも濃密な日々。思い出すことは沢山ある。
オレがどれだけ心を傾け、悩み、そして嬉しかったか。
君が教えてくれたことは、この感情の名前だけじゃない。]
(230) 2021/07/29(Thu) 21:28:39

【人】 二年生 稲出 柊一


 女性の方が秘密が多い……なんて言われたら、
 確かに一寸返す言葉ないかも。
 オレが逆転できるまで、君のことを教えてよ?

[その間オレが零す個人情報の方が、
多かったりするかもしれないけれど。
そうやって増えて行けば増えていくほど、
この気持ちも、色を増やしていく。
どこまで広がれば、深まれば、上限に行きつくのだろう。
この気持ちと一緒でさ、きっと『
』に際限なんてない。*]
(231) 2021/07/29(Thu) 21:29:18

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>229夏はもう過ぎ去った季節なのに、互いの熱は酷く熱いの。
 抱きしめて、触れ合って、一番星が瞬けば、世界に私達二人しかいないような錯覚がするのよ。

 それは体感的に長くも短くも感じたの。実際は多分そこまでじゃなかったんでしょうけれど。
 ゆっくり名残惜しく離れていけば、隙間をすっと冷えた空気が通ったのよ。


 >>230 鼓動は激しいままなの。
 改めて時間が出来ると、自分が言ったことも、今した事も、羞恥が追い付いてくるのよ……。

 唇を指でなぞって浸る事暫し。

 その話題を聞いたの。]


 そうなのですか。
 嬉しいです。


[名も知らなかった関係性から始まった私達。
 そこから恋人になって、特別な時間を短いながらに重ねて来たわ。]
 
(232) 2021/07/29(Thu) 22:00:10

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>231教えてよ、という言葉に心の奥がどうしようもない程くすぐられるの。]


 いいですよ。
 まず、今しているような顔は先輩しか知りません。


呼び方? 名前+さん付けはここぞという時のものです。学校でうっかりしても困るもの。


 今している表情は、相手だけがわかっているわ。
 照れて、頬を染めて。それでも幸せそうな表情なの。]


 それから……私結構独占欲強かったみたいです。
 あとは……その、わりと
 ……離れがたく思っていると言いましょうか……。

 ────……私、自分で思うより先輩の事好きみたいなんですよね。


[そう言って顔を手で隠すの。
 恥ずかしいんだもの……。

 言いだしたらきりがない。>>192まさに今の私もそんな状態なのよ。

 でもまぁ、本当にずっとは今はまだ無理な立場なのは理解しているのよ。]
 
(233) 2021/07/29(Thu) 22:03:05

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[さて。ここからは余談ですが。
 向こうからは聞かれなくても私の方から翌日にはちゃんと私は蓮見先輩にご報告にあがりました。>>110

 先輩のおかげで、伝えたいことを伝えてこれました。
 ありがとうございました。

 そう伝えたわ。

 背を押してくれた先輩に改めて深い感謝の気持ちを抱いたのよ。
 具体的には? いいません。
 あれならお友達の方に聞いてください。そこは。]**
 
(234) 2021/07/29(Thu) 22:04:59

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの最中 ─


[泣きだしたあたしに長尾先生は側にいてくれて>>152
人目につかないようにだろう、
背中に軽く当てられた手に促されるままついていって]



 ごめん、なさい


[たくさん泣いた後謝って、
お詫び代わりにもならないけど買ってきたたこやきを貰ってもらって
もう大丈夫って言おうとした所に、背中をトントンと擦られて>>153
先生の気遣いに、また涙が溢れてしまったけれど、
泣いてしまったのは、悲しいからだけじゃない]
(235) 2021/07/29(Thu) 22:05:48

【人】 一年生 花巻 楓



 もみじちゃんが、だいすきだったの。


 だから、あえてうれしかった

 あえなくなるのがさみしいから、

 きがつきたくなくて、めを、そらしてたの



 でも、いつかはおわかれしなくちゃいけないのも、

 ほんとは、わかってたから


[安心したのだ。
あの年からずっと、高校二年生のままの紅葉を
当たり前に受け入れて、会えることが嬉しかった。
でも、ここにいる限り
ずっと辛い思いをした、悲しい思いをした彼女のままで

そんな彼女を、追い越して、置き去りにしなくて済んだって]
(236) 2021/07/29(Thu) 22:06:10

【人】 一年生 花巻 楓




 もみじちゃんを、おねえちゃんを


 おいこさなくて

 おいていかなくてすんだんだって、


 よかったって、おもってるのに


[それでも、寂しい気持ちがどうしても抑えられなくて。
止まらない涙に顔を手で覆っていたけれど、
先生のもうすぐ花火が終わるという声に、手を下ろして。

見上げた空に咲いたのは、大きな大きな千輪菊。
赤と緑の小さな華が重なったその姿は、
境内の奥の、大きな楓の木に似て見えて。

思い出したのは、やっぱりあの、優しい笑顔]
(237) 2021/07/29(Thu) 22:06:41

【人】 一年生 花巻 楓




 
もみじって、赤くなったかえでの葉っぱのことなの?




 
…じゃあ、あたしも


 
紅葉ちゃんみたいになれるかなぁ。




 
おっきくなったら、いろづいたら


 
紅葉ちゃんみたいな、すてきなお姉さんになりたいなぁ。




[そうだ。あの時、確かにそんな話をしたんだ、って。

二年〇組の学園のマドンナじゃなくて、
大好きなお姉さんが、あたしの中にちゃんと居るんだって

そう思ったら、また頬を透明な雫が流れたけれど
空に咲いた紅葉が消えるまで、顔を上げたまま見つめ続けて]
(238) 2021/07/29(Thu) 22:07:50

【人】 一年生 花巻 楓




 ……せんせい。


 傍にいてくれて、ありがとう。


 一人だったら、きっと

 こんな綺麗な花火も、見れないままだった。



[涙が渇いて微かに引き攣る顔、
まだ微かに歪む視界。

それでも、心から浮かんだ笑顔を向けて
側にいてくれた、
大好きな
人にお礼を言った*]
(239) 2021/07/29(Thu) 22:08:59

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 例の物 ―

[それは文化祭よりも前の事。
ある日の帰宅途中の事だったかな、
朱鷺也の友達の、稲出くんから話し掛けられて。>>194
(だからごめんって)(それはごめんってば!)
]


 あれ、稲出くん。
 わ、可愛いね、散歩中?
 稲出くんのお家の子?


[と、まずは可愛い黒柴に目線が行って。
でも稲出くんが続けた話には、えっ、と思い]


 え、ほ、欲し、
 …………いや何で??


[私達四人が、いつどこでどれだけの
情報共有をできていたかは、判然としないけれど。
少なくとも私は、この時に、
改めて色々と認識したのだと思う。]
 
(240) 2021/07/29(Thu) 22:16:54

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[なので、とりあえず疑問をぶつけた私に、
稲出くんが協力を求めてきたのを受け。]


 ……あー、うん、ニヤニヤね……うん、わかる……
 そういうの好きそうだもんね……。
 そうかー……、なるほど……


[私は、遠い目になりつつ。
内心、自分の過去について考えていた。

……あの頃、私にはそんな顔見せないくせに、
他では楽しそうにしているのを見て、
腹を立てていた事もあったなあ……って。


うん、そうだね。稲出くんのためなら、うん。
いいよね。協力するだけだから。
そう、これは稲出くんのためなので。]
 
(241) 2021/07/29(Thu) 22:18:04

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 わかった。
 私に何が出来るのかはよくわからないけど、
 とりあえずその写真、全部貰うね。
 今、連絡先教えるから、
 あとでデータ送ってくれる?


[私はそう言って、良い笑顔でスマホを取り出した。
枚数のほどがわからなかったので、
送受信はWi−Fiの方が良いんじゃないかと思い、
今はとりあえず連絡先の交換を申し出て。

そんなわけで。
黒柴に釣られたわけではないのだけれど。
しばいぬ
可愛いね。モフモフ。もふもふ。
よーしよしよしよし!ふふふ。]
 
(242) 2021/07/29(Thu) 22:20:00

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[さて、その後。
自宅で無事にデータを受け取ったなら、
秘蔵写真とは一体どんなものなのだろう?と、
わくわくと画像を開き]


 あれ、文字入り……?
 普通の写真じゃなかったのか……な…………


[私は一瞬フリーズし。

その後、十分くらい笑って動けなくなった。


今宵何???>>1:-68
え?聖域が??何?????>>-88



ドヤ顔と甚平が似合いすぎててもう駄目だった。

なお、後半の文言については、
個人的に色々とあれがそれですので、
触れない事と致します。完!
]
 
(243) 2021/07/29(Thu) 22:23:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それから私は時々、一人の時とか、暇な時とかに、
貰った写真を眺めてはニヤニヤしている。
例の画像を見ると、まだ吹き出しそうになるので、
それだけはちょっと、気を付けているけれど。

画像を受け取った次の日には、
なかなか朱鷺也と目を合わせられなくて困った。
何でもないよ、と言ったけれど、信じて貰えたかどうか。
うっかり一回だけ、]


輝神……ふっ。ふふ。
     



[と小さく漏らしてしまい、慌てて口元を押さえたっけ。
いやでも、そういう事なら、
バレてしまった方が稲出くん得ですか?
>>195

なお、一番のお気に入りは、無防備な写真の方。
暇があれば、何回も見てしまう。

稲出くんの動機はともかく、私は心から感謝した。
本当にありがとう稲出くん。
今度お返しするね。
]**
 
(244) 2021/07/29(Thu) 22:26:50

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの終わり ─


[ようやく泣き止んだ頃には花火も終わったけれど、
先生はどこまで一緒に居てくれたかな。

その場でか、屋台の所までか
それじゃここで、って言われた時にもう一度
ありがとうございましたってお礼を言って別れて。

屋台に戻ったら、もうある程度片付けに入っている所だった。
手伝おうとしたのだけれど、
鉄板とか危ないからしなくていいって言われて。

代わりに、って差し出されたのは
つぶあんのたい焼きと紙皿に、いつものべっこう飴。


まだ人が居る内に行ってこいって言われたから、
手伝わなくてごめんねって言った後
差し出されたそれを持って、いつもの場所に向かっていった]
(245) 2021/07/29(Thu) 22:37:36

【人】 一年生 花巻 楓

[屋台を後にして、まず向かったのは拝殿。
手を合わせて、今年は三つも
一つは寂しい、悲しい気持ちもあるけれど

願いがはなひらきました、
ありがとうございますってお礼を言って。

でも、いつもの場所はここじゃない。

拝殿を越えた更に奥。
境内の、ちっちゃなあたしが隠れて泣いてた木の陰に
ちょうどある石畳の上に、紙皿と、たいやきに

狐の形のべっこう飴をちょこんと乗せて、ラップをかけて]


 狐さんに、今年もお祭りのお裾分け。

 良かったら、もらってね。


[気が付くかどうかも分からないけれど
(一応神主さんに伝えてあるから、気付かなかったら神主さんが回収してくれるはず)


お礼の気持ちを込めて、此処にお裾分けを置いたらあたしのお祭りはようやく終わり。
日常に戻るため、境内を後にした**]
(246) 2021/07/29(Thu) 22:39:10

【人】 二年生 稲出 柊一

[「君のことを教えて欲しい」>>231
そう言って返ってきた言葉は……。

 『今しているような顔は先輩しか知りません』
  
オレが今してる顔だって、君しか知らない


 『私結構独占欲強かったみたいです』
  
何の躊躇いもなく"こまきちゃん"なんて呼んでたヤツに、

  
実はオレが何考えてたか知ってる?


 『私、自分で思うより先輩の事好きみたいなんですよね』
  
やめてください死んでしまいます……。

  
自分では把握してるつもりだけど、

  
オレは君が思うより、君のことが好きなんだ。


結局オレが、逆転する日が来ることはなさそうだと悟った。]
(247) 2021/07/29(Thu) 23:01:33

【人】 二年生 稲出 柊一

[あの後は、なんだかんだしている内に
結構経ってしまっていて、そのまま家まで送っていった。
だからオレは、自分の元へ来る前の、
相談相手のことを知らない。>>68

トキヤは何か聞いてきたかな?
別に普通に話しても良いんだけどさ、
勝ち逃げされるの悔しいじゃん。>>87
だからオレは、恋バナ賭けてじゃんけんした。
オレが出したのはチョキponだったけど、
勝利の女神が微笑んだのは、どっちだったかな?*]
(248) 2021/07/29(Thu) 23:03:39

【人】 一年生 花巻 楓

[お祭りが終わり、日常に戻っていって。

あの一日だけで色んなことがあったけれど、
劇的に何かが変わるわけじゃない。
それでも、確かに変化はあって。
凛ちゃんとの交流も、大きな一つ>>185]


 あ、凛ちゃん!

 声かけてくれてよかった、
 おばあちゃん達からもお礼を言っておいてねって言われてたんだ。

 こっちこそ、来てくれてありがとう。
 
(249) 2021/07/29(Thu) 23:09:23

【人】 一年生 花巻 楓

[そう言って、笑顔を返したけれど
ふと、ひとりだったと思う、って言葉が引っ掛かって
───落川先生は?って浮かんだ言葉を飲み込んだのは

自分も密かに抱いてる想いと、重なって見えたから]


 またいつでも来てね。
 おばあちゃんも張り合いが出るって言ってたし
 あたしも一緒にお茶してほしいし。

 凜ちゃんとね、お話したいんだ。



[もしも彼女とお話する機会を重ねられたら、
ずっと秘密にするつもりでいたこの気持ちを
凛に明かせるかもしれない。

落川先生は?って言葉は、その時まで潜めておこう*]
(250) 2021/07/29(Thu) 23:09:42

【人】 数学教師 長尾 浩明


――お祭りの最中――


   「 うん…そうだな。
     どんなに願っても時は止められないから
     
……今年で、よかったのかもしれない。 」



  止まっていた時を動かすきっかけを作ったのは
  自分なのだろう。でも今年そうならなかったとしたら
  大好きなお姉さんを置いて行ってしまうことになって
  それを目の当たりにしてしまうのは>>236
  別れと同じ辛さがあるんじゃないか、
  と勝手に思ったから。
(251) 2021/07/29(Thu) 23:14:48

【人】 数学教師 長尾 浩明

  
  目をそらしていても
  どこかで必ずやってくる別れ。
  わかっていても寂しくて悲しいのは
  大人でも子供でもきっと変わらなくて。
  だから涙が止まらない様子でも
  大丈夫、大丈夫、と何度も安心させるように
  繰り返したら、少しは心を軽くできただろうか。
  そうだといいって、ずっと想いながら。>>237

  空に咲く千輪菊。
  それに何を思うのかはわからないけれど。>>238
  赤と緑のそれは、色づいていく葉にも見えた。
  還る前にあの子もこれを見たのだろうか、なんて
  考えていたら、声がかかる。>>239
  一人にしなくてよかった、
  と花巻の言葉に安堵しつつ、言葉を返す。
 
(252) 2021/07/29(Thu) 23:17:11

【人】 数学教師 長尾 浩明

   
   「 傍にいるしかできないけど…。
     泣いてるの見てほっとけるわけないだろ?
     
     綺麗だったな、花火。見れてよかった。 」

  
  心からの笑顔に、こちらも微笑みを返して。
  笑ってくれてよかった、
  と心底ほっとした自分がいた。

  花火の終わりは夏祭りの終わりを意味する。
  その場で、は心配だったから
  屋台の所までは付き添って
  また学校で、なんて言ってから別れた。*
 
(253) 2021/07/29(Thu) 23:17:36

【人】 三年生 堂本 明菜

― セーラー服の女の子 ―

[祭りの喧騒の中見かけたセーラー服の女の子。
 そう、2年〇組の神崎紅葉ちゃん。

 おかしいよね、2年の生徒の名前なんて
 朱鷺也君と夕鶴ちゃんと柊一君と、
 商店街でもちょっとした有名人である凛ちゃん、
 それから部活の後輩数名くらいしか知らないはずなのに。
 何故だかクラスまでふっと浮かんできたんだ。
 そういえば、去年のうちのクラスの準備係も
 紅葉ちゃんって子だったっけ?
 部活優先したから覚えてないや。


 あの人と同じ名前で、
 あの人と同じ面影を持つ彼女には
 それから会うことはなかったけど、
 あの子がアタシが知ってるお姉さんだったとしても、
 そうでなかったとしても、
 お祭り楽しめていたらいいなって思うんだ。


 その頬に、
紅葉
のような
をのせて
 お祭りが大好きだと言って笑っていたあの人と、
           同じように笑っていたから]**
(254) 2021/07/29(Thu) 23:26:19

【人】 三年生 堂本 明菜

[そうそう、アタシの名前。

 特売していた野菜の頭文字を取ったっていうふざけた由来
 だったけど、漢字はお母さんがつけてくれたんだって。

 
明るくすくすく育つように。


 今では少し名前負けしてるかもしれないけど、
 そんな意味を込めたって後から聞いた。

 だから、今ではちゃんと、素敵な名前だって思ってるよ]**
(255) 2021/07/29(Thu) 23:30:37

【人】 一年生 花巻 楓

[凛ちゃんの返答はどうあれ、
学校で顔を見ればお話できるくらいの間柄にはなれたと思う。

だから、お祭り以降たまに来てくれるようになった
ときやくんのお友達>>128
凛ちゃんの幼馴染と分かったら世間は狭いって驚いただろう。

ときやくんのお友達としか知らないままでも、
来てくれるようになっただけで嬉しいから、
顔を見ればいつも以上の笑顔で接客するようになったけれど]



 あ、わんちゃん……!!!

 じゃなかった、先輩こんにちは!


[自主練でのロードワーク中に、散歩中の先輩から声をかけられた時
つい先にわんちゃんのこと呼んでしまったのは、
食べ物を扱う家業柄、うちでは動物を飼うのが難しいから]
(256) 2021/07/29(Thu) 23:31:12

【人】 一年生 花巻 楓


 
いいんですか!?



[挨拶はしたものの、わんちゃんに視線がいってるのを見てか
よかったら撫でてあげて?って先輩が言ってくれたから
最初はおそるおそる、
力加減がわかったらもふもふさすさすと撫でて
可愛い可愛いって言いまくって
それでもわんちゃんが疲れない内には手を止めて]


 ありがとうございます、先輩。

[そんな交流を続けていくうちに、
先輩が篠田さんの彼氏って分かったら
篠田さんにこっそり、先輩の好きなものをリークしたりはあったかも*]
(257) 2021/07/29(Thu) 23:31:34

【人】 数学教師 長尾 浩明

――祭りの終わり――

  花火が終わって別れたあと、
  青果店の屋台に預かってもらってた
  キュウリを取りに行って。
  勝負をしていたとかそういう話は聞けただろうか。
  聞けたなら、おめでとうって言ったと思う。
  

  そうして非日常の空間は徐々に日常へと戻っていく。
  楽しい時間はずっとは続かない。
  ずっと続かないからこそ楽しくて、寂しい。

  ずっと続かないからこそ尊くて
  来年も、なんて思うのだろう。
  月だけが光る夜空を眺めながら、帰途についた。**
 
(258) 2021/07/29(Thu) 23:35:38

【人】 三年生 神田 京平

[
シャリシャリ
と爽快な音
口に広がる
瑞々しい味わい


味を探ってみるけれど、どうにも複雑な味で
キュウリとしっかり向き合って
考え尽くされたことがこの味から伝わってくる>>205

いい塩梅とはまさにこのこと。]


 
ん〜〜まっ

 ええ奥さんになれますねぇ

 本心ですわ、本心。
 京平くんを信じてくださいな。
 ほら!
こんなに純粋な目をしているというのに

 
狐のお面の目の話やけどな


[
キラキラキラ

狐の目の部分は花火が映し出されて
キラリと輝いて見えるはずだ。
……お面の奥に隠れている瞳が純粋かどうかは
目を覗いた者しかわからない。
]
(259) 2021/07/29(Thu) 23:37:20

【人】 三年生 神田 京平

[ちなみに四次元ポケットの疑いがある>>204
カバンを見る視線を感じれば
「いやん、えっち」
なんて戯けて見せるのだ
きゅるるん。
とした
かわいいポーズ
も忘れない。

さらにこれは余談になりますが
トウモロコシも去年と同様美味しくて
「こりゃ親父さんもいい奥さんになれるわぁ」
なんて下に馴染む味に
しみじみと口にした一面もありました。]
(260) 2021/07/29(Thu) 23:40:04

【人】 三年生 神田 京平


 せやなぁ。ほな早速狐のお面をピエロに変えて
 まず
一発芸
を……
 
ってちゃいますやん!


(俺は芸人として求められとるんか?
 それはそれでご指名ありがとうございます!なんやけど
 でもやっぱりちょっとは期待・・・ってちゃうちゃう!
 期待ってなに?何期待したん俺は
 ふぅ、おちつこか。ひっひっふ〜。
 ・・・・よし
 ええやん明菜ちゃんがお笑いお求めとるなら
 
ピエロ
でも
赤いきつね
でも
緑のたぬき
でもやったるわ!)


[考えること時間にして約2秒程。
色々思考が花火のように上がっては弾けていたけれど
君の言葉は真っ直ぐだから>>-400
こちらも真っ直ぐに受け止めるんだ。]
(261) 2021/07/29(Thu) 23:43:17

【人】 三年生 神田 京平

 
 ……俺はな
 笑顔を見るのが好きなんや
 近にいる人だけでも笑ってくれたらって思うんよ

 楽しそうな笑いもええけど
 嬉しそうに笑うのもええね

 幸せそうに笑えたら最高やん?

 俺が笑わしたる!
 なんて言い切れへんのが難儀なところなんやけど

 一緒に笑い合えたら
 嬉しさも二倍って言うやろ?

 せやから来年も
 この場所で、また
(一緒に)


 花火見れたらええなって思うんよ


 
(262) 2021/07/29(Thu) 23:46:30

【人】 三年生 神田 京平

[この言い方はズルかったかもれない。
でも三年生の自分達は
来年のことは未知数で
だからこそ簡単に約束できるものでもないのはわかってる。
”一緒に”とは言えなかった。
けれど自分の素直な気持ちは言えた。
お面で顔の隠れる君に>>209 ]
(263) 2021/07/29(Thu) 23:47:04

【人】 三年生 神田 京平


[   来年も ”一緒に”

   それができたらまた来年

   そしてその先もずっと

   続くかどうかは未来の自分と君次第

   この日が始まりであればいい

   最後の大きな花火が
   町を人を神社を
   今隣にいる君を

   明るく彩る

   刹那の輝きであったけれど
   その光は強烈で、記憶に残ることだろう  ]
(264) 2021/07/29(Thu) 23:50:41

【人】 三年生 神田 京平

[そうそう気になってました勝負の願い事。
花火の途中か
見終わった後かのタイミングで]

 保留中の勝負の願い事は決まったん?
 明菜ちゃんの出す答え
 俺も知りたいねん

 何もすぐってわけやないんやろ
 決まったら俺にもこっそり教えてな

[今日が終わっても、また会える
学校でも、お店でも
その意味も込めての問いかけをするのだった。**]
(265) 2021/07/29(Thu) 23:53:01

【赤】 神社の娘 小雪

* * *


[ ふと、消えていく一つの気配。
  それに気づいたのは狐だけではなくて。 ]

  『 嗚呼、いってしまうのね。
    やり残したことは叶ったのかしら。
    彼女の願いは、花開いたのかしら。 』

[ 小雪はそれを聞いて首をかしげる。
  まだ、母親の言葉の意味は分からない。
  どうしたの?なんて聞けばううん、と
  母親は首を振る。少し悲しそうに眉下げて
  咲いては散っていく花火を見つめながら。 ]


  『 祓え給い、清め給え、
    神ながら守り給い、幸え給え。

    魂が迷わずに導かれますように。 』


[ 祈りを聞いていた小雪は
  それに重ねるように、一言。 ]


    はなひらのかみさまに
   *ねがいがとどきますように*

* * *
(*0) 2021/07/29(Thu) 23:55:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 文化祭の前、九月のある日・朱鷺也と ―


 え?


[と、最初に尋ね返したのは、仕方なかったと思う。
だって、それは予想外の答えだったから。>>177

秋頃にもなれば、デートだって何度かしてた私達。
と言ってもお互い高校生の身、
例えば放課後の花巻庵で和菓子を買って、
近くの公園で食べるような、そんなのもカウントしてた?
あれっ……じゃあそれはデー……>>88う、ううん私はきっとその話知らないから……


ともかく、その日は何かの帰り道で。
去年の事、笑い話のつもりで話した。
あの頃名前呼んでくれなかったから、
私はしっかり下の名前まで書いたんだよって。
それから、成績、最近どう?
って、そのまま流れていく話題だと思ったのに。]
 
(266) 2021/07/30(Fri) 0:02:10

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 え? ……そ、そうなんだ。

 意外だね、朱鷺也がそういうの、
 取ってあるなんて……


[カミングアウトをようやく理解したら、>>178
朱鷺也の方を見て、しばし瞬きを繰り返し。

つい、と視線を別に向けると、
私は雑談の続きのように、カミングアウト。]


 …………私も取ってあるよ。
 朱鷺也は名前、最後まで書いてくれなかったけど。>>174


[照れ隠しに、
最後のはちょっと、拗ねたようなお返しを。]
 
(267) 2021/07/30(Fri) 0:03:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[その後、文化祭の話になって。>>179
君の照れ隠し、私は最初気付いてなくて、
普通に応じていたのだけれど。]


 あれ、なんで鶴の絵の事知って……
 あ、もしかして、去年見に来てくれてた?
 朱鷺也も実は、書道に興味持ってたりする?


[藪蛇だったんじゃない?>>175
君も、
それから私もね。

だって。私は。
下手なりに、一生懸命、描いていたんです!
二回言われるほど……いやもうそれ四回言ってない?ねえ?
それほどだったって、もし君の口から聞いたなら、
しかも、君の方が上手く描けるって???聞いたのなら、


……どちらにせよ。今年も、私は鶴の絵を用意している。
一年前に35点と言われ、あれから再び練習を重ねたのだ。
今年は更に、(38)1d65点ほど加点されるはずなので!]
 
(268) 2021/07/30(Fri) 0:07:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 今年はもっと頑張るよ。
 良かったら、見に来て。

 あ、ステージでパフォーマンスもやるんだ。
 袴着るんだけど、今年は着物の方新調して、
 篠田屋さんにお願いしてるから、
 今から、着るのが楽しみなんだよね。


[そう話して、笑いながらお誘いもしてみた。
もし朱鷺也が来てくれると言うのなら、
自分の担当時間がわかったら、真っ先に伝えただろう。]
 
(269) 2021/07/30(Fri) 0:09:02

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで。
そんな時間の、どこかのタイミング。
他愛ない会話の中の、一つの話題のように。]


 そういえば朱鷺也って最近、
 何か欲しいものとか、好きなものってある?


[そう聞いてみたのだけれど。

……あからさまだったかな。

でも、もし何でって聞かれても、
別に。って私は答えるから。

君の誕生日くらい、もう知っていたよね。
]*
 
(270) 2021/07/30(Fri) 0:09:59

【人】 一年生 花巻 楓

[先生には、お祭りの時にお願いした通り
人生相談──よりも具体的な相談に付き合ってもらった。


父との約束で、部活を続けるには
学業と家業の両立をしないといけないこと。

今はなんとかなっているけど、
この先もこのまま続けるのはきっと無理なこと。

どうしたらいいかもわからなくて、悩んでたこと。

この相談に、先生は親身になってくれただろう。

勉強の仕方の見直しとか、
先生はうちのお客さんでもあるから
もしかしたら父との橋渡しもしてくれたかも。

お母さんは先生のこと良い人ねって言ってたし
でもなんでそう思うかは教えてくれないんだよね
>>145]
(271) 2021/07/30(Fri) 0:11:52

【人】 一年生 花巻 楓

[その結果、条件はある程度緩和されて

成績が目に見えて落ちたりしない限りは
勉強の時間を減らせるようになった。

元々ここまで頑張らなくてもいいって
お父さんも思っていたみたいで、
もう無理するなって言ってくれたから]


 先生、

 この間のことといい、お世話になりました。

 ありがとうございます。


[状況が改善されて、悩みの一つは解消できそうだから
長尾先生にお礼を言いに行ったのだけど。
この時も先生は、あの時>>253みたいな笑顔を向けてくれたかな*]
(272) 2021/07/30(Fri) 0:12:10

【人】 二年生 田邊 夕鶴

― 文化祭・篠田さんと ―

[
あ、そこ見られ…… いや撮られ!!?>>172

ている事に、私は気付かない。そう気付かなかったのです。


演技の後、客席から篠田さんが
大きな拍手を送ってくれた事には、勿論気付いた。
舞台を下りる前の一礼に、やっぱり笑顔を乗せて返す。

その後、展示の方にも来て貰ったから、
そこで改めてお礼を言って。>>173]


 篠田さん!こっちにも来てくれたんだね。
 今日はありがとう。手を振ってくれたの、見てたよ。
 拍手もすごく嬉しかった。

 あ、勿論このユニフォームも!
 みんなとても気に入っていて。
 これのおかげで私も、すごく気合いが入ったし。
 本当にありがとうございましたって、
 ご両親にもまた伝えて貰えたら嬉しい。


[先に他の部員と話をしているのも見えたので、
部員達の感想はもう、聞いていたかもしれないけれど。

その後は、せっかく来てくれたのだし、
何か質問があったりすれば、私が答えようと。
作品を見る篠田さんの方を、私も見守っていた。]
(273) 2021/07/30(Fri) 0:13:26

【人】 二年生 田邊 夕鶴

[またもう少し後の話。
篠田さんに割引券を貰っていたので、
一人の時間ができたら、私も茶道部の方に寄らせて貰った。

どうせなら篠田さんのいる時間に行きたいと、
券を貰った時に担当時間を聞いておいたので、
その時間に合わせて。]


 篠田さん、来たよ。
 さっき言いそびれていたんだけど、
 今日の和服姿も、すごく素敵。
 ねえ、私も写真撮らせて貰っちゃ駄目かな?


[と、和服についても感想を。
私も先ほど、舞台の上から、
写真を撮られている事自体は気付いていたので、
お返し……というわけではないけれど。
篠田さんが頷いてくれるなら、何枚か撮らせて貰って。

その場でこっそり、その帯、誰かさんに横流ししましょう。
添える文面は「もう見た?」で。
こっちはお返しになったかな?>>244


そんな事もあったかなかったか。
ちなみに、私のお茶の出来については、
40点という所だったもよう。]**
(274) 2021/07/30(Fri) 0:15:29

【人】 三年生 稲出 柊一

3年の夏


[四季が巡りまた、暑い夏がやってくる。
3年生になって、校内の生徒から上級生がいなくなり、
受験勉強にも励んで。
だけど、オレは目標だって取りに行く。
根の詰め過ぎはいけないけど、
熱心に自分のすべきことに取り組んで、
心は痛むけど、2年生でいた頃に比べると、
小牧ちゃんと過ごす時間は減ってしまっていた。
その分2年の間は出来るだけ
時間を作るようにしていたのも、あったのだけれど。


 
『水着姿見てみたいな〜?』


             
『栗どら焼きの季節到来!』


 
『くっつくと温かいね』


            
『花びら、髪についてるよ?』


どれだけ、思い出を重ねただろう。
どれだけ、また君を好きになっただろう。

それでもまだ、オレはもっと君を好きになる。
]
(275) 2021/07/30(Fri) 0:39:50

【人】 三年生 稲出 柊一

[結果的にオレは、目標を叶えることが出来た。
インターハイへのチケットを手に入れたその時に、
その報告と、お願い事をしたくて、
2人で一緒に、去年花火を見たあの場所>>2:12に行ったんだ。]

 オレさ、インターハイに行けることになった。
 今年のインターハイの日時は、
 丁度はなひら神社の夏祭りと同じ日。

 
……だからやっぱり、今年は行けない。


 他県でやるからさ。選手は拘束時間長いし、
 その日は泊まって翌日帰ってくる。

[同じように打ち明けたあの時>>2:144に感じた寂しさ……。
それを思えば、今感じている寂しさは少し小さい。
達成感もあったけど、
結局オレは二兎を追うことにしたからだ。]
(276) 2021/07/30(Fri) 0:44:40

【人】 三年生 稲出 柊一


 去年の夏祭りの時、オレが寂しくないように、
 何かしらしてくれるって言ってくれたよね?>>2:215
 その時の要望、あの時は>>2:229
 伝えたいことがあるから聞いて欲しいって言ったし、
 実際聞いてもらったけど。

 追加で要望出してもいいかな?

 
オレは今年も小牧ちゃんと、
 はなひら神社の夏祭りに行きたい。
(277) 2021/07/30(Fri) 0:45:57

【人】 三年生 稲出 柊一

[行けないって言ったばっかりで、行きたいとは?
と、疑問符を浮かべさせてしまったかも知れない。

種を明かせばこういう事だ。

小牧ちゃんに、はなひら神社のお祭りに行ってもらって、
翌日いっぱい持ちそうな食べ物とか、
買ってきてもらって。
(勿論、お支払いはします)

翌日に、浴衣を着てはなひら神社でデートする。
皆でわいわいするお祭りは無理だけど、
2人っきりのお祭りがしたい。オレはそうお願いするんだ。
翌日に浴衣着て歩いたら、
「あの子、お祭りの日を間違えてるのかしら?」なんて、
見られて恥ずかしいよね……。
承諾してくれるかどうか、オレは少し不安そうな面持ちで、
君の答えを待ったんだ。**]
(278) 2021/07/30(Fri) 0:48:16

【人】 数学教師 長尾 浩明

――相談をうけて――

  夏祭りの時の約束通り、相談を聞いた。
  職員室の一角で一通り話を聞いて。>>271

   「 まず、これ以上続けるのは無理って
     正直にお父さんと話をしよう。
     自分から言いだしにくいなら俺から  
     何か伝えることも出来るから。
     学業も家業も確かに大事だけど
     親御さんが何より大事なのは娘だから。
     きちんと話をすれば絶対にわかってくれる。

     それで、勉強の仕方だけど。
     短い時間でもきちんと集中すれば
     成績に支障が出るようなことにはならない。
     真面目に授業を聞いている花巻さんなら尚更。
     俺の授業だったら、真面目に授業聞いて
     宿題をしてくれるだけで勉強は充分だから。
     むしろ睡眠不足で授業が聞けなかったら
     本末転倒だから。ほどほどでいいんだよ。 」
 
(279) 2021/07/30(Fri) 0:54:22

【人】 数学教師 長尾 浩明


  アドバイス通り父と話をしたのか
  できなかったなら自分から軽く伝えて。
  状況が改善したのは、報告を聞かなくても>>272
  授業を聞いている様子を見ればわかったから。


   「 先生の仕事の一つだし…
     生徒が無理してるのは心配だから。

     解決してよかった。 」


  自分が悩みを解決するきっかけになれたなら
  それはとても嬉しいことで、
  表情にもきっと滲み出ていたはず。
 
(280) 2021/07/30(Fri) 0:54:47

【人】 一年生 花巻 楓

[さて、先生のおかげで状況改善が叶い
あたしは前より時間の余裕が持てるようになった。

クラスメイトとの交流も多くなって
部活仲間以外にも友達と呼べる人も増えたけど

一番最初に近くなったのは、やっぱり
最初から距離を取らないでくれた彼女からで]


 あ、篠田さん。

 大丈夫、もう全然痛くないし
 一応今日先生に診てもらってくるけど
 多分これで外せるんじゃないかな。


 心配してくれてありがとう。

[お祭りの後、顔を合わせてすぐ心配してくれた時>>65
その気遣いが嬉しくて。
もっと、あたしからも近づけたらいいなって思ったの]
(281) 2021/07/30(Fri) 1:11:43

【人】 一年生 花巻 楓

[でも、急に近付くのって中々勇気がいることで
篠田さんが茶道部体験のためのお菓子を買いに来てくれた時
篠田さんに話を切り出したあたしは、
意を決した顔をしてたと思う]


 あ、あのね、篠田さん。

 あたし、友達とか家族とかには
 楓ちゃんって、呼ばれてて
 その…篠田さんにも、
 そう呼んでもらえたら嬉しいん、だけど


[あの時話しかけてくれた時点>>0:189でも
お友達って言ってくれてた彼女だから、
聞かなくてもいいよって言ってくれたかもしれないけど]
(282) 2021/07/30(Fri) 1:12:09

【人】 一年生 花巻 楓


 篠田さんさえ、よかったら

 ……篠田さんのことも、
 小牧ちゃんって呼ばせてくれたら

 もっと、うれしい。


[あの時、ちゃんと誘ってくれて嬉しかったって言えなかったから
気持ちをちゃんと声に出して、伝えたくて

耳まで真っ赤になって、お願いしたあたしに
篠田さんは、どんなお返事をくれただろう**]
(283) 2021/07/30(Fri) 1:12:57

【人】 一年生 花巻 楓

[さて、そんな感じにクラスメイトとの交流を深めたり
先生からのアドバイス>>279を基にした勉強方法の見直しもした結果
学校生活を前よりも満喫できるようになり
秋になり、文化祭を迎える準備にも意欲的に取り組めて]


 あのね、ゆづちゃんに聞いたんだけど
 揃いのお洋服って何着くらい、
 っていうか、今から頼んでも大丈夫かな…?

 今度の文化祭でね、うちのバレー部喫茶室やることになったんだけど
 お揃いのエプロンとワンピースにできないかなって話が出てね。


[夕鶴がお店に来た時、書道部の演目に
新調した衣装は篠田屋さんに頼んだって聞いて
でも時期が時期だけに、部員全員の数を揃えるのは無理かもだから
部の先輩に話を持っていく前に篠田さんに確認して。

出来るようなら急でごめんねって謝った後
先輩を通じて正式に予算を提示したうえでお願いして、
無理ならワンピースは各自濃い色のものを用意することにして
エプロンは篠田屋さんで売ってるシンプルなものを何種類か併せて人数分購入した後
ポケット部分に花の刺繍を入れることで、お揃い感を出すこととなった]
(284) 2021/07/30(Fri) 2:30:03

【人】 一年生 花巻 楓

[衣装の心配が片付いたところで、
肝心のメニューはさくっと決まった。

というか、折角和菓子屋の娘がいるのだから
本職の知恵を借りた方が良いと、父達に早々相談を持ち掛けたのだ。
結果、茶道部でも体験会があるから和菓子は避けた方が良いが
洋菓子は範疇外だから教えられないと前置いた上で
パンケーキならどら焼き生地を焼くのと似ているから教えられる、と
父が言ったことに先輩が飛びついたのだ。

メインが決まれば後は飾り付けと、合わせる飲み物を決めるだけ。
パンケーキには業務用のホイップクリームに缶詰のみかんと、
餡子は父から作り方を教わって乗せることが決まった。
流石にうちの味をそのまま教えるわけにはいかないから、
教えてもらったレシピで作った餡子はちょっと舌に残る味ではあったけれど、
バターを効かせたパンケーキには合う餡子になっていたのが
流石お父さんだなって内心鼻高々だった。


まさか、和菓子屋の娘だからって
調理場担当をまるっと任されることになるとは
この時点ではまだ思ってもいなかったけど]
(285) 2021/07/30(Fri) 2:30:17

【人】 一年生 花巻 楓

[そんなこんなで慌ただしい準備期間を経て
迎えた文化祭当日は、あのお祭りの日にも似た雰囲気で
皆楽しそうで、学校だけど学校じゃないみたいで
不思議な感覚は、忙しさですぐにそれどころじゃなくなった]


 いらっしゃいませ、何名様ですか?


 パンケーキはバターとクリームを添えていますが、
 追加で餡子トッピングもできますよ。

 お飲み物はコーヒー紅茶、ほうじ茶の内からお選び下さい。


[部活があるからバイトしてる子は少なくて、
バイトしている子でも接客経験は皆あたしより短いから
皆が慣れてくるまでは進んで接客を請け負って
慣れてきたら、今度は調理場に引き籠って
調理場担当として、パンケーキを焼き続けることとなり
ゆづちゃんの晴れ舞台とか、篠田さんのところとか
顔出し出来たらいいなって思ってたところには行けず終い。
その代わり、という訳じゃないけれど
あたしの友達とかが来た時は、接客を変わってもらえたから
来てくれてありがとうって直接お礼を言うことは出来ただろう**]
(286) 2021/07/30(Fri) 2:31:33

【人】 三年生 堂本 明菜



 ほんと、綺麗な眼をしてる。
 お面の眼が。



[そんな返事をしてはいるが、
 大げさともいえる感想>>259には満足した様子で、
 自身もキュウリをひと齧り。
 体が水分と塩分を欲していたのか、
 なくなるのもあっという間だった。

 トウモロコシの感想も聞ければ
 「いや、ならなくていいかな」なんて
 もう慣れた様子で反応を返す。

 それでもキュウリと同様に美味しそうに食べてくれたなら、
 どこか嬉しそうな顔を浮かべていた。]
(287) 2021/07/30(Fri) 2:43:20

【人】 三年生 堂本 明菜

[明菜は覚えていないが焼きトウモロコシを
 始める切欠になったのは、
 まだ小さく素直だった頃の明菜の言葉であった。]



 おとーさんのとうもころし
 みんなにもたべてほしいなぁ

 あきな おとーさんのとうもころし だいすき!
 


[だから、そんな思い入れのあるトウモロコシを
 簡単にやめることは出来なかった。
 というのが父親談である。]
(288) 2021/07/30(Fri) 2:47:32

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして唐突に始まるノリツッコミ。>>261
 呆気に取られて、京平が何かを考えている二秒間、
 明菜は堪えきれずに笑ってしまう。]


 
ふふ、 なにそれ



[ほら、君がいれば笑顔が咲いてしまうんだ。]
(289) 2021/07/30(Fri) 2:52:55

【人】 三年生 堂本 明菜


 ……京平君らしいね。

 安心して、別に一発芸は求めてないから。
 ピエロのお面はちょっと見たいけど。

 だから言い切れなくていい。
 そう思ってくれるだけで、嬉しい。


 アタシも、来年もこの場所でまた
 
(君と)
花火、見れたらいいなって思うよ。
 

[それは明確な約束ではなかったけれど、
 卒業しても京平がお店に来てくれるなら
 明菜は相変わらずそこにいる予定だから、
 そしたら来年はこちらから誘ってみようか、
 なんて思う。

 その時はきゅうりの一本漬けと飲み物と、
 うちわぐらいは用意してさ。]
(290) 2021/07/30(Fri) 2:57:37

【人】 三年生 堂本 明菜


[一際大きな花火が打ち上って、儚く散っていく。

 終わってしまった寂しさが押し寄せてくるけれど、
 立ち上がればまっすぐに君を見て、
 今度は自分から帰ろうなんて言って手を差し出した。

 

     それが君とアタシの、いつかの日の夏祭り ]
(291) 2021/07/30(Fri) 3:06:25

【人】 三年生 堂本 明菜

[願い事の話を振られれば>>265


 なんとなく決まってはいるんだけど……
 叶えてくれるかどうか微妙なところ。


[そういいながら苦笑して、そっと耳打ち。
 だって、父親だけじゃ叶えられないものだから。
 無理って言われたら変えなきゃいけないし
 (仮)ってことで。

 その願いが叶ったかどうかは、
 その内わかる日がくるかもね。]*
(292) 2021/07/30(Fri) 3:10:38

【人】 三年生 堂本 明菜

― それから ―

[花火が終われば青果店の屋台へ帰って、
 後片付けを手伝った。
 京平はどうしただろう。
 どこかしらで「今日はありがとう」って伝えて
 手を振って別れようとはしたはず。

 だから片付けの最中に
 
そのままどっか行っちまっても良かったのに
とか、
 
で、あの後どうしたんだよ?
とか、
 横からいろいろ飛んでくるんだけど]


 
手、動かしてくれる?



[の一言で片づけた。
 父と娘の会話なんてどこもこんなものではないだろうか。
 
え、そんなことない?そんな馬鹿な。
(293) 2021/07/30(Fri) 3:17:30

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして明菜が花火を見に屋台を離れた後、
 楓が来てくれたことを教えてくれた。>>2:290
 勝負の行方を聞けば、良かったと喜んでくれていたことも。

 皆明菜の味方だなぁなんてその口からまた漏れれば]


 そりゃあアタシの幼馴染たちですし?



[なんて、誇らしげに言ってみせる。 

 一足遅かったのか、夕鶴ももうキュウリを受け取りに
 来たという。>>211
 勝負の結果はまた後日、お礼と共に伝えようと思う。

 なおお節介はその時点では伏せられたので、
 次に青果店で会えた時「明菜ちゃん」と夕鶴の口から
 聴こえたならば、眼を瞬いた後、
 嬉しそうに破顔することになっただろう。]
(294) 2021/07/30(Fri) 3:20:53

【人】 三年生 堂本 明菜



 あ、先生!
 勝負、勝ちましたよ。

 花火は楽しめました?


[長尾が受け取りに現れた>>258ならば
 まずはひっそり打ち明けた勝負>>2:100の戦勝報告を。
 次ぐ質問には、彼はどんな顔をしただろう。

 ともあれ、キュウリの入った袋を手渡したら、
 その背に手を振って見送った。

 軽トラックに荷物を全て乗せ終われば、
 閑散としたお祭り会場を見渡す。
 今年はいろいろあって疲れたなというのと、
 どこかふわふわするような、そんな気持ちを抱えて、

 今年の夏祭りは、これでおしまい ]**
(295) 2021/07/30(Fri) 3:29:30

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― クラスメート ―

 そうなの。
 よかったわ。

 当然よ。でも、どう致しまして。


[心底ほっとしてついはしゃいだわ。

 >>282 それからお菓子を買いに行った時。
 やっぱりどら焼きよね……なんて真剣に悩んでいたら声がかかったのよ。]


 ……いいの?
 わぁっ! 嬉しいわ。
 そんな事言うと遠慮しないわよ。
 楓ちゃん。ふふ、いい名前ね。


[飛び跳ねそうな勢いで全身で嬉しいって表現するのよ。]
 
(296) 2021/07/30(Fri) 8:50:04

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 そんなの勿論いいわよ。
 むしろ呼んでほしいわ。遠慮しないで。

 ほらほら、呼んでみていいわよ。


[なんてぐいぐいとどうぞ、と待ち構えてしまうのよ。
 真っ赤になった顔が可愛いわぁ、なんて感じて。

 クラスメートのお友達との距離がぐっと近くなった気がして本当にうれしくなったのよ。

 お名前を呼んで貰えたのなら、私も同じようにお名前を呼び返すことになるのよ。
 何度か呼ぶのを繰り返してしまうくらいにははしゃぐことになったのよ。]
 
(297) 2021/07/30(Fri) 8:50:27

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>284文化祭のお願いは流石にオーダーメイドは間に合わない、とはお伝えしたわ。でも量販的に売られている物を取り寄せるくらいなら大丈夫だったのよ。

 可愛らしくスカートがひらひらしたワンピースに可愛らしいエプロン。一人一人違うデザインの襟元を飾るリボンは此方でご用意いたしました。

 こっちはお茶会だから和菓子を食べるのがメインじゃないのだけれど気遣って頂けていたようで。ありがとうございました。


 勿論衣装を見に、も含めそのパンケーキは食べに行かせてもらったわ。

 衣装姿の楓ちゃんは可愛かったわ。わざわざ来てくれたのが嬉しかったのよ。
 一緒に映ろう、って写真をせがんでおいたのは受けて貰えたかしらね。

 こっちに来れなかったのは特段気にしていないわ。
 時間もあるものね。]
 
(298) 2021/07/30(Fri) 8:52:00

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 文化祭:田邊先輩 ―

>>273撮ってしまったものは誰にも見せません、安心してください(消してませんが)


 舞台を下りる前の笑顔は私に向けられたってうぬぼれておくのよ。]


 それは勿論。先輩の活動見たいですし。
 あ、見えてました?
 ふふ、素敵なパフォーマンスに賛辞はつきものですよ。

 そうですか。気にいって頂けて私も嬉しいです。
 はい、伝えておきますね。


[折角なので皆さんの作品を眺めていったのよ。
 どういう意味か、とか聞いてもみたわ。
 可愛らしい鶴? については、ノータッチをしておいたわ。

 
(299) 2021/07/30(Fri) 8:54:00

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>274茶道部の方に今度は先輩の方が顔を出してくれたの。わざわざ私の当番の時間に。嬉しかったわ。]


 いらっしゃいませ。
 あら、ありがとうございます。
 写真? ちょっと気恥ずかしいですね。
 どうぞ、あ、どうせなら一緒に映りましょうよ。


[袖を軽く整えつつ出した提案は受けて貰えたかしらね。

 横流しされた事はいつか知る事はあったかしらね?
 それを知れば赤い顔してもう、とちょっと拗ねることもきっとあったのよ。


 折角なのでお茶をたてる体験もして貰ったわ。
 うん、やっぱり初心者はこの位が普通よね。なんてちょっと安心したのは内緒のお話なのよ。]
 
(300) 2021/07/30(Fri) 8:54:39

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 翌年の夏 ―

[時間はとどまらず流れていく。
 上級生をお見送りして、先輩になれば熾烈な部員獲得合戦に控え目に参加していたり。
 彼氏が受験生なのはわかっているもの。時間は減っても当然だわ。少し寂しくてもそこはきっちりけじめをつけないと。

『可愛いと肌が見えるのどっちがいいですか』


『栗の和菓子丁度手にしたところなので>>257
ご一緒にどうでしょう』


『手、大きいですね』


『お花見に少し遠出はいかがでしょうか』



 時間を重ねていけば、自分だけがなかった足りなかった時間を埋めていくようで。心が静かに満たされていったのよ。

 余談。蓮見先輩に聞くことがあるかどうかはわからないけれど、日々の雑談の一つであの日蓮見先輩にお世話になったのよ、というお話はするのよ。
 (あれはデー…ではないと思うのよ。人生相談だと主張しておくわ。>>266

 いいお友達を持ちましたね。なんて笑うの。


 知る程積み重なっていった。積もる程幸せになれたの]
 
(301) 2021/07/30(Fri) 9:02:32

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>276こっそり何度も神社にお参りしていたのよ。
 必勝のお守りも渡したわ。
 予選はきちんと応援にいったわ。大きな声で一生懸命応援したの。こっそり行ったから知らなかったかもしれないけれど。]


 おめでとうございます!
 よかったですね。


[まずは目標が叶った事を素直に喜ぶのよ。その為に頑張っていたんだもの。
  ・         ・
 行かない、じゃなくて行けない。

 一文字で意味は全く違うのよ。
 仕方ないとはいえ、やっぱり寂しいものはあるのかしら。でも私の方がしょぼくれないようにはしたわ。]

 言いましたね。
 どうぞ、なんなりと言って下さい。


>>277以前の発言の追加要望を頼まれれば無茶ぶりはこない、と信頼しているもの。どうぞどうぞ、と構えたわ。]
 
(302) 2021/07/30(Fri) 9:05:20

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 え?

  ・       ・
[行けない、の後の行きたい。
 どうすればいいのか流石に戸惑ったわ。

 >>278種明かしを聞けば成程、となるのよ。
 次の日までもつお祭りの食べ物……少なそうだわ。とは思った時点で答えは決まっているのよ。]


 そういう事ならいいですよ。
 行きましょう。



[神社で浴衣デート自体はそうは浮かないと思うのよ。
 同じように遊ぶのは無理だけれど気分だけでも味わうのはきっと出来るわ。

 それに今年は私はお店の手伝いの方にちゃんと入るつもりだもの。
 どっちにしても行けてもそう長くは行けないのは確定だったの。なら一緒に楽しいを、気持ちだけでも共有したっていいと思うの。]
 
(303) 2021/07/30(Fri) 9:07:34

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[全国の当日、そう言う訳で私は見にいけません……。
 行きたかった、雄姿を見たかった。そんな無念を抱えたのはどうにもならなかったわ。


 ためたお小遣いで買ったスポーツ用タオルをプレゼントして、激励は送っておいたの。

「満足出来る位頑張ってこれたら、なんでも一つお願い事を叶えますので。頑張って来てください。」


 なんて送っておいた言葉は発破になったかしら。
 ……下手に力ませなければいいけれど。だ、大丈夫よね……?



 準備係にはまた立候補して前日は頑張っていたの。
 当日は人が本当に落ち着くまでお店を手伝っていたわ。

 出店が終わる前には駆け込みでいけたわ。まだ花火が上がっている時間だったの。
 駄菓子とか、鈴カステラとか、次の日もいけそうなものは手当たり次第に買っておいたの。

 さて、先輩の結果はどうだったかしらね。
 結果は当日のお楽しみだったかしら?

 どちらにしても約束の日、私は約束通り浴衣を着て神社に向かう事になったのよ。]**
 
(304) 2021/07/30(Fri) 9:09:06

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── それからの話 ──


[ あの日のこと。
  そりゃもう、嬉しかった、嬉しかったけど
  俺の恋人ほど挙動不審じゃなかった筈だ>>213
  だからまあ学校でもいつもどおりだし
  (そもそも毎日騒がしくしてるつもりもないので
  いつもどおり、椅子に座ってただけなんだが )]


   あ゛?


[ いやまて。>>214
  いやいやまてまてまてまて。

  視線泳がせて、天気の挨拶?して、だァ?
  そのままそれじゃってナニゴトだよ。
  どんだけ緊張してんだよ。

  遠目から見ていたモブ友人が
  田邉さん何の用だったの?とか近づいてきても
  わかんね、としか言いようがなくて

          だってわかんねーもんよ!
          オンナゴコロ is 何。 ]
 
(305) 2021/07/30(Fri) 9:10:01

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ でもまあだからといって、
  俺がじゃあスマートに
  夕鶴に話しかけられたかっていうと
  多分上手にはいかなかったはずで。

  最初のデート(?)は
  デートとも言い難い、下校のお誘い。 ]


   今日なんか食って帰んね?


[ みたいなあれそれ。
  ぼんやりとした交際期間、俺にもありました>>215
  あった上で、多分ね、周りには
  ふっつーにバレたんだと思うよ。仕方ないね。 ]*
 
(306) 2021/07/30(Fri) 9:10:12

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ お祭りのあと、相変わらずいつもの日常は続いてた。

  柊とは相変わらずしょっちゅう遊んでて
  とある日は恋バナ賭けたりもしたしグーpon>>248
  そんな柊とこまきちゃんは仔細は聞いてないけれど
  なんだか上手く行ったらしいし。>>234

  ちなみに夕鶴がなにか言いたげだった日は>>244
  怪訝な顔はしてみせたけど言われなきゃ突っ込まない
  何せ「キシン」というフレーズ、
  多分俺、何一つ覚えてなかったから……。

 
  相変わらず花巻庵ではときどき和菓子を買うし、
  自転車を修理に来る凛ちゃんも居るかもしれない
  落川センセには学校だろうがうざ絡みはしただろうし
  明菜先輩…というか明菜先輩の弟の話が主に、
  うちの妹からは入ってきていたんだろう、たぶんね。

  なんて、いつもどおりの毎日を。


      ああ、でもそうだ、
      こんな事もあったかもしれないねって
]
 
(307) 2021/07/30(Fri) 9:10:47

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── 九月のとある日・夕鶴 ──


  え、夕鶴も?


[ あんな適当な紙を。>>267
  なんて驚いてみせたけど、でもまあ
  そんなことすらちょっと嬉しくて、
  そっかぁ〜って噛みしめるように呟いて笑う。]


  いや、書道は興味ないけど


[ ばっさり。
  でも夕鶴が書道やってたって知ってたから>>268
  こっそり見てやろうと思ったんだよって付け足した。 ]

 
(308) 2021/07/30(Fri) 9:11:56

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  もう、こっそり見る必要ねえもんな
  絶対、見に行くよ。頑張って。


[ ええ、結果的にバッチリ見ました。
  その97%の一端をちゃんと担えたし>>155
  舞台袖でちょっと躓いたのもバッチリ見ました。
  展示も見にいったしね、夕鶴にねぎらいの言葉も
  掛けることができた、と思うんだ。 ああ、でも ]


  え?欲しいもの?好きなもの…?
  いや、べつに…… 自転車……??


[ 他愛のない会話のひとつには>>270
  普通に首をかしげてみたりする ]
 
(309) 2021/07/30(Fri) 9:12:19

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ そもそも
  打ち込めるものも、好きなものもなくて
  帰宅部を貫いているのが、俺だ。

  強いて言えば自転車は嫌いじゃないが、
  …… 質問の意図に気づかぬ俺は、
  なんも役に立たない返答をひとつ。
  それから花巻庵のたいやき、って付け足した。
  はい、役に立たない返答もうひとつ。

  なんでって聞いても別に、って言うから
  ふうん、で会話は終わってしまうかな。


    まあ、意図にもし気づいたとて
    なんでもいいよ、って笑うから。
    だから結局役に立てないかもだけど。
]**
 
(310) 2021/07/30(Fri) 9:12:39

【人】 三年生 稲出 柊一

[スタートラインに立つときは、
喧騒が遠く離れて、横にずらっと競争相手が並んでいるのに、
まるでここが自分だけしか存在しない世界であるような、
そんな静謐と、緊張感を覚える。
その中でオレは、
君の声
が聞こえた気がしたんだ。>>302

「なんなりと言ってください」の後に、
思い切ってお願い>>277を口にすれば、君は一瞬戸惑って。
不親切な物言いの後に種を明かせば、
快く承諾してくれた。>>303
お店の手伝いが忙しい中ちょっと申し訳なかったけど、
日持ちのするお祭りメニューを頼んだ。]
(311) 2021/07/30(Fri) 12:04:22

【人】 三年生 稲出 柊一

[インターハイ当日は、そんな事情で
小牧ちゃんとオレは別々のことを頑張っていた訳だけど、
タオルをプレゼントされれば喜んだし。

激励のメッセージ>>304には……
混乱しました

ん?今何でもするって……なんてネットスラングが浮かんだ。
信頼してくれてるのは有り難いけどさ、
思春期の男子相手に「なんでも」なんて言っちゃだめだよ!
(むしろ思春期じゃなくても全然だめだよ!)
これにより、
『彼女に何でも1つお願いきいてあげるって言われたら、
 何お願いしますか?』という、
長尾先生に対する答えにくい質問のバリエーションが増えた。
(長尾先生その内オレと
 口きいてくれなくなったりしないよね?)


太陽の輝きと、届かない喧騒。瞳を閉じる。
パァン!と合図が鳴ると同時に、
オレは走り出した――。
]
(312) 2021/07/30(Fri) 12:09:55

【人】 三年生 稲出 柊一

[約束の日、オレは去年と同じ浴衣を何とか自力で着て、
(去年着付けの仕方教えて貰って良かった……)
>>1:74
はなひら神社へと向かう。
手には巾着と、瓶入りのラムネ、バケツに手持ち花火セット。
ささやかながらも、今日を君と楽しめるように。

待ち合わせ場所は神社の入り口。
無事合流したら、まずはお参りをしよう。
そうしたら、今は夏の炎天下、
とりあえず小牧ちゃんに頼んだ、
お祭りメニューに舌鼓を打って、
(早く食べておかないと心配だし)
空が暗くなったら、花火をするんだ。
そんな風に、頭の中で1つ1つに顔を綻ばせる、
君を思い浮かべたりして。

オレは今日篭芽町に帰ってきたから、
逸る気持ちはありつつも、
時間通りに待ち合わせ場所に着くことになる。
君に会えるまで、あと僅か……。**]
(313) 2021/07/30(Fri) 12:12:35

【人】 二年生 鳳 凛

─ 変わらないものと変わっていくもの  ─

[たとえ、祭りで何かあったのか、と聞かれていたとしても凛には答えようがなかっただろう。
落川は普段と変わりなく凛に接していたし、その中で凛がただ、気付いてしまっただけ。

凛は今までと何も変わらない振る舞いをしているつもりだったが、幼馴染にはわかってしまったのだろう。
小牧と付き合うことになったと報告してくれた柊一が、ある日凛を呼び出した。>>196



…柊一はいつも突然、語り始めますね。



[空を見上げながら、凛は笑って。
勇気を出してという幼馴染にはゆるりと首を振った。]
(314) 2021/07/30(Fri) 17:01:55

【人】 二年生 鳳 凛



私は偉くなんかないですよ…………
勝手な思い込みで、楽しく過ごせた筈の時間を壊してしまったから。
同じだったって、言ってくれたのに。


[落川の言葉を思い出して>>-363寂しげに笑う凛の頭に柊一の手がぽん、と乗る。
落川がしそうな行動に凛は目を見開いて、]


イケメン限定かどうかはしりませんが、、
こういうことは小牧さん限定にしたほうがいいですわ。


[小牧に嫉妬されているとは微塵も思っていない凛ではあったが、微笑みながら、冗談交じりに幼馴染を窘めた。]
(315) 2021/07/30(Fri) 17:01:57

【人】 二年生 鳳 凛



───…ありがとう。


貧乏神だったら、姿が見えないし、勝手に好きな人に取り憑けばいいのですが、
人間は相手の同意を得なければいけませんので大変ですね。

でも、そういう得難い関係だから、
尊いのでしょうね。


[頑固者の幼馴染は未だ、凛のことを、優しくされるべき人間で、幸せになるべき人間だという。
そして、絶対曲げないという意思の強さで、そう言ってくれる柊一を、凛はやはり優しいと思うのだった。]
(316) 2021/07/30(Fri) 17:02:00

【人】 二年生 鳳 凛

[卒業しても会いたいと思う気持ち。
卒業しても傍に居たいと願う想い。

それは少なからず友達に対してだってあるし、それぞれの進む道が分かれれば難しくなることだってわかっていた。
だから、あの日まで凛は自身の内にある特別な感情に気付かなかった。
どうしようもなく溢れる涙の意味、悲しみを生み出すもの、それがどれ程凛にとっては大切で、かけがえのないものなのかを。
けれど、これまでも幾人もの生徒を送り出してきた落川にとっては凛も例外ではなく、その時が来れば別れなければならないことは決定事項。
そして、そのことを理解出来ない程凛は子供ではなかったから、取るべき選択肢はひとつしかないと思っていたのだが、]
(317) 2021/07/30(Fri) 17:07:28

【人】 二年生 鳳 凛



『凛もきっと、勇気を出して頑張ったんだろ。』



[幼馴染に言われたことに頷くことが出来なかった。

本当にこのままでいいのだろうかと思う。
拒まれるにしても、最後まで自分の気持ちと向き合って、落川と向き合って、決着をつけるべきではないのか。
明確に拒まれることが耐えられないから、逃げているだけではないのか。

これ以上、育ててはいけない想いだと美術室に行くことは無くなっても、凛は結局、時折落川と過ごした日々を思い出している。
買って貰ったオルゴールは捨てられず、どちらかと言えば大切にして、離れていても結局、気持ちが枯れる気配はない。]
(318) 2021/07/30(Fri) 17:07:40

【人】 二年生 鳳 凛

[祭り準備での再会以来、楓とは時々お茶をするようになっていた。>>250
その中で、彼女の秘めた想いを聞くこともあったかもしれない。
その流れで、落川のことを聞かれたならば、凛も自身が抱える想いについて話すこともあっただろう。
凛が、似たような立ち位置に居る楓の存在に慰められることは少なくなかった筈である。]
(319) 2021/07/30(Fri) 17:10:56

【人】 二年生 鳳 凛

[三年生になったある日、凛は公園で一人暮らしの老婆と出会う。
彼女は凛が作っていた端切れの帽子に興味を持ち、話しかけてきた。
病気で、髪にダメージを受けたと言う彼女の生活には帽子は欠かせないという。
だが、なかなか被っていて楽なものがないということで、凛の端切れで作った柔らかい帽子に関心を示したのだった。

凛は彼女と共に柔らかい被り心地の帽子を作るようになり、彼女の所属する患者会に寄付したりしているうちに凛の帽子を正式に販売してはどうかという話が持ち上がった。

言われるままにネットにショップサイトを立ち上げたところ、売れ行きは上々。
販売金額に関しては、凛が決めると無料、や利益のほぼ出ない金額となりそうだったが、患者会のみなさんの意見を聞くことにより適正金額に収まっていた。
また、凛のお金は手元に残さないという性分は自身にのみ適用されるため、お店のお金が全額寄付されるということはなく、どうせ寄付するならと投資を進められたところ、思い切った手法が功を奏し、図らずも利益が倍増していたりしていた。]
(320) 2021/07/30(Fri) 17:13:53

【人】 二年生 鳳 凛



借金をして進学することにも魅力を感じましたが………
私の作るものを待っていてくださる人が居ますので。


[凛は担任に進学も就職もしないことを告げた。]
(321) 2021/07/30(Fri) 17:14:00

【人】 二年生 鳳 凛

─ 卒業式  ─

[この日、花一高の生徒では無くなった凛は落川を探して美術室を訪れた。
個人的に美術室を訪れるのは随分久しぶりだったが、扉を開けるといくつもの記憶が頭に溢れ出す。
それは、懐かしくて暖かくて、大切で、かけがえのなかった時間だった。
離れていても、色褪せることのなかった思い出。

そこには、あの向日葵の扇風機はまだあっただろうか。]


………かなり久しぶりな感じがしますね。
少しだけ、お時間宜しいでしょうか?


[落川を見つけたなら、凛はそう尋ねた。]
(322) 2021/07/30(Fri) 17:15:34

【人】 二年生 鳳 凛

[流石にこの段階で、断られたという事態はなかったと信じたい。
落川から了承を得られれば、凛は彼に向き合って穏やかに笑う。]


…────以前、私の夢は何かって聞かれたの覚えてますか?>>58


…私の夢は、先生とここで過ごした時間をずっと…
お祖母さんになってもずっと、過ごせたらいいなって


[恥ずかしそうにしながらも、視線を逸らさず、]


それが夢でした。


[はっきりと告げる。]
(323) 2021/07/30(Fri) 17:21:46

【人】 二年生 鳳 凛



………私は、卒業しても、先生と会いたいです。
“先生”以外の先生のことが知りたい。


気持ち、ちゃんと言わないと私はずっと、ここから動けないから。


[夢に向かう道は一本じゃないという。
これじゃなかったと間違いを繰り返しながらも、諦めなければいつか必ず辿り着ける。
辿り着いた時に初めて、自分の来るべき道に気付いて、今までのこと全部が無駄ではなかったと、辿り着くために必要だったのだとわかるという。

凛は今、叶わない夢を口にしているのかもしれない。
だが、例えそうでも、後悔を残さないためにも最後まで向き合うことが凛には必要だった。

落川の返事はどうであったか。
それがどんなものであっても凛はきっと、これまでで一番の笑顔をみせて彼にこう言ったことだろう。]
(324) 2021/07/30(Fri) 17:24:28

【人】 二年生 鳳 凛



ありがとうございます…。
落川先生、
大好き
です。


**
(325) 2021/07/30(Fri) 17:26:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 九月のとある日・朱鷺也と ―


 うん。私も。


[驚いて、それから笑う君に、>>308
そう言って私も笑ったけれど。

例えば他にも、
近況を添えて、毎年送られる年賀状とか。
他愛ないやり取りの続くSNSとか。
もっと私にも、そういうものがあったなら。
あの紙は、勉強のためのファイルに放り込んで、
それ以外の意味は成さなかったかもしれない。

適当な紙。
そんなものしか、私の手元には無かったんだから。
って、そういう事。

これからは、どうかな――
でも私はきっと、あの答案。
それでもずっと、取っておく気がするな。
]
 
(326) 2021/07/30(Fri) 18:52:19

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[書道については、ばっさり言われてしまって。
だよね……、わかってはいたけれど、ちょっと意気消沈。
でも、見に来てくれると聞けば、すぐに気を取り直す。


当日、顔を見せてくれたら喜んで迎えたし。>>309
そこはバッチリ見なくて良かったんだけどね!?

ねぎらいの言葉には、ありがとうとお礼を言ったし、
作品を見てくれたら、あれこれ説明もしたかな。

朱鷺也はやっぱり、
そんなに興味無かったかもしれないけれど。


「私、手書きの字って好きなんだよね。
 今度、朱鷺也も何か、手紙でも頂戴。」


と、冗談半分、期待半分で言ってみたりもして。
]
 
(327) 2021/07/30(Fri) 18:54:17

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[好きなものが自転車だと聞けば。
さ、さすがにそれは予想外……というか、
贈りたくても贈れない。と内心頭を抱えた。

だってそれなりの自転車の価格は……
高校生の誕生日プレゼントでそれを贈ったら、
かなり重いかなって。さすがの私にも、わかって。]


 そ、そっか。変わってないね。
 そういえば、初めて会った時も
 自転車見に来たんだもんね。懐かしいな。


[なんて、思い出話に繋げて。
たい焼き、は頭の片隅に留めたけれど、
それはそれで、うーん。ううーーん。

でも、昔の朱鷺也を思い出すと微笑ましかったので、
そっちはそっちで、笑いつつ。

私の悩みは一旦置いておいて、
その日は普通にお喋りをして、終わったんだと思う。]
 
(328) 2021/07/30(Fri) 18:55:31

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 十月一日 ―

[月の始め、その日の前日に。
私は朱鷺也に「明日の放課後少しいい?」と、
予め約束を取り付けておいて。
自分の方は、部活の休みを取っていた。

いざ放課後になったなら、
朱鷺也には公園で待っていて貰い、
私は花巻庵で、ほかほかのたい焼きを買って来て。]


 今日、誕生日だよね。おめでとう。
 これ、プレゼント。
 多かったら、つぐみちゃんとかにも分けて。


[そう言って差し出した。
…………だって、他に思い付かなくて……。

だけど、心ばかりの贈り物。
たい焼きとは別に、小さい紙袋を一つ、添えていた。]
 
(329) 2021/07/30(Fri) 18:56:38

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私はこの数日間、お裁縫に挑戦して。
篠田屋さんで買った和柄の端切れで、お守り袋を作っていた。

(この頃はまだ、鳳さんとの仲は
 ぎこちなかったのかもしれないけれど。>>190
 でももしかしたら、端切れが買えるって事、
 彼女から聞いたんだったかもしれないな)


袋が完成したら、中に入れる紙に、一筆したためて。
祖父にお願いして、すごく良い匂いのする、
一番良い墨を貸して貰って、自分で磨った。
朱鷺也の願いが叶うようにと、
丁寧に想いを込めて書いた字は、ほんのりと香り立ち。
それから、二羽の鳥の絵も添えて。
鶴と朱鷺……ぎりぎり判別可能、だと思う。

お守りを開ける事ってそんなに無いと思うから、
朱鷺也がそれに気付くかどうかはわからないけれど。
私は別に、気付かれなくてもいいと思って。
丁寧に丁寧に、それを作った。

神社のお守りと違って、特別な御利益は無いけれど。
でも他に何も用意できなかった分、
せめて気持ちだけは、いっぱい詰め込んで贈ろうと。]
 
(330) 2021/07/30(Fri) 18:57:59

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんなお守りを入れた紙袋を、
朱鷺也がその場で開けるなら]


 あの、自転車はちょっと、
 さすがに用意できなかったから。
 朱鷺也のお願い叶うといいね。ってお守り。

 ……効果のほどは、保証できないけど。
 き、気持ちだけでごめん……。


[そう説明する。

それから、やっぱり『ナシ』なプレゼントだったかなあ……
と、朱鷺也の反応を窺っただろう。]
 
(331) 2021/07/30(Fri) 18:58:55

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[夏の夜空にかけた願い事。>>2:182
あの日何を願ったか、叶ったかって、
そんな話をした事はあったかな。

あったとしても、なくっても。

君がもし、新しい願い事を見付けたなら、
それが叶うといいなって。そう思う。>>310]**
 
(332) 2021/07/30(Fri) 19:00:04

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― とある日 ―

[お店が定休日。部活動もない。彼氏は部活動の日。友達も捕まらなかった。

 そんな放課後やる事がない四拍子の日だったの。

 すぐ帰るのもなんだか勿体ないのよね。
 放課後折角だから教室に居残って予習、復習をしてみていたの。家より進むと思ったから。

 ふと、外から声が聞こえて来たのよ。
 うちのクラスの窓からグラウンドは見える位置なの。
 ……柊一先輩はどんな風に活動しているのかしら。

 今まで興味はずっとあったのよ。あったけれど邪魔しちゃ悪いかしら? となんとなく遠慮しちゃっていたのよね。


 窓枠に腕を置いて、顔を少し出すの。
 そこでは陸上部が活動していたわ。]
(333) 2021/07/30(Fri) 19:09:22

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[ ……見つけれたのは、すぐ。

 なんでかしら。
 遠目でもすぐわかっちゃうのは。
 なんて言ったらノロケみたい。そう思うと頬が勝手に熱くなるのよ。]


 がんばってくださーい。


[なんて、届くわけがないちょっとした声で声援を。
 他の人なんて目に入れないでずっとずっと、見続けたの。
 視線が勝手に追いかけるの。見たい、どういう風に頑張っているのか知りたい。


 ……格好いい


 そう思えばまた恋は自然と膨らんで
 流石に距離があるもの。私の方に気づかれるとは思わないの。それでよかったの。
 私の知らない姿を、ただただ目に焼き付けて

 結局終わるまで見続けてしまったのは、内緒のお話なのよ。]*
 
(334) 2021/07/30(Fri) 19:10:26

【人】 三年生 神田 京平

[作物は生産者の愛情と自然から力をもらう
そのまま食べても美味しいのは当然であるが
料理をする、手を加えることによって
さらにその調理者の愛情もプラスされる。
隠し味に愛を入れると美味しくなる。
そんな噂すら出るほど気持ちの込められたものは
味の印象に残りやすいのだ。
だから

明菜ちゃんの作ったきゅうりの一本漬け
そして親父さんの焼きトウモロコシも>>288

みんなに愛されているんだ。]
(335) 2021/07/30(Fri) 19:56:32

【人】 三年生 神田 京平

[ほら、その顔。>>289

何故だろうね。
君の笑顔を見ると
花が咲いた時のように嬉しくなるんだ。


君の笑顔をもっと見たいと思ってしまうよ。]

 (大爆笑してる姿とか想像つかへんけど)

 (いつか見れる日がくるとええなぁ)


[夜空に咲いた大輪の花火と
隣で咲いた笑顔の君
いつもは遠くから眺めることが多かったお祭り
今年も同じだと思っていたけれど
君と一緒だったお祭りになった。

これは必然か偶然か

人の運命とは偶然でも必然でも
面白くできているものだ。]
(336) 2021/07/30(Fri) 19:59:48

【人】 三年生 神田 京平

[静寂が戻った場所で
君が帰ろうと差し出した手を見上げて数秒>>291
ニヤリ
と笑ったその口元は楽しそうに笑っていたはずで。

「おおきに」と手を取って立ち上がる。
その動作に紛れて
油断しているであろう手を強く引き
その近付いてくる耳元に向かって
囁いた
。]
(337) 2021/07/30(Fri) 20:02:11

【人】 三年生 神田 京平

[耳から脳へ直接伝達して身体中にこの言葉が伝われば良い。
そうなるようにいつもより低い声を意識して。
そうしてイタズラ成功!とでも言うような意地悪な笑顔で。]

 あ〜……、
クセになりそう♡


[この言葉を聞いたら君は怒ってしまうかな?
もっと怒ったり泣いたり笑ったり
いろんな君が見てみたいよ。]

(あ、でも痛いのは勘弁してな!)
**
 
(338) 2021/07/30(Fri) 20:04:48

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 翌年の夏 ―

>>312時に、お忘れでしょうか。
 私は異性に対して警戒心はこう見えて
相応にもっております。
>>1:324

 信頼もあるけれど……
これ以上は言わぬが花にしておくわね。

 ダメなんでしょうけど、私の中で良い事にしておきます。はい。


 先輩が来れば、お疲れ様ですって満面の笑みで迎えるの。
 相手はどういう顔をしていたかしら。
 お願いを言う権利がありそうなくらいだったかしらね。結果を先ずは聞きたい、という顔をしたけれどじらされたりしたかしら。


 私も去年と同じ、朝顔の浴衣を着てお祭りのお土産に近場でたこ焼きも買ってきておいたわ。

 お参りは毎度の商売繁盛を願う事になったり
 一緒に食べ物食べたり。たこ焼きはあーん、ってしてみようかしら。そういうの嫌じゃないかしら。]
 
(339) 2021/07/30(Fri) 20:25:47

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[時に、花火は神社でやるのはダメだと思うの。
 だから場所移動をその時は提案するのよ。

 ……余談よ。
これは余談なのよ。
昨日我が店は忙しかったわ。だから今日はお休みなのよ。
 両親にはゆっくり休んでほしいから一拍で二人でお泊りに行ってらっしゃいってお見送りしてあるの。


 というどうでもいい(?)情報はさておいておいて。
 花火をやるならうちの庭なんてどうでしょうか?
 なんて提案したらどう反応が来たかしらね。]
 
(340) 2021/07/30(Fri) 20:26:54

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[どこでやる事になったかはさておいておいて。
 花火を始めれば、二人ではしゃいでいたんじゃないかしら。

 飲み終わったサイダーの瓶からビー玉を取り出して大事にしまっておくの。


 そんなこんなしていれば時間なんてあっという間に過ぎてしまうわ。お願い事はどこかで聞けたかしら。
 線香花火をやれば、どこかしんみりしてくるの。]


 ……楽しめましたか?


[なんて、答えがわかりきっている質問をつい投げかけるのよ。
 今日が終わればまた、頻繁には会えない。
 そして来年は私が受験生だもの。それに、学校が違ってしまう。
 SNSとかメッセージとか、色々連絡手段はあるわ。あるけれど。同じ学校で日々顔を合わせたり、という時間が短くなっていくのを感じて寂しく感じたの。]
 
(341) 2021/07/30(Fri) 20:27:50

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[知れば知る程、好きになればなるほど
 もっともっと、と欲張りになっていくのよ。

 恋人として時間が過ぎてやっと、余裕が出て来たのか鳳先輩に羨ましいって嫉妬した気持ちも自分の中に昇華出来るようなったの。
 私しか知らない貴方が増えたから。余裕が出来てきたのよ。


 それほど好きになっても、隣にいてもまだ 
ほしい

 
(342) 2021/07/30(Fri) 20:28:42

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― それから ―

[何かがあろうとなかろうと。日常はやっぱり続いて行くのよ。

 おうちの商売もお参り何度もしたかいがあったのか、現状は安定してきているの。
 変わったり変わらなかったりな時間が流れていくわ。

 空に咲いた花から始まった関係性。

 >>2:225 傷つくより、伝えないより
 伝えることを選んで、通じ合った思いは
 今大輪の花を咲かせているの。

 
 部屋の机の上に新しくビー玉が一つ追加。

 そこにはツギハギのぬいぐるみ>>0:93
 二人で撮った写真に>>2:222
 二つになったガラス瓶にいれたビー玉]
 
(343) 2021/07/30(Fri) 20:31:02

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[これからまたきっと、このビー玉は増えていく
 目に見える形で重なっていくのを実感出来るの


 いつかこれが一杯になる時

 一緒に夏祭りに行く相手は
 きっとずっと、変わらない─── 
]**
 
(344) 2021/07/30(Fri) 20:32:00

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

── 夕鶴と ──


[ 書道をばっさり言ってしまったとき>>327
  意気消沈してるのが目に見えたら、
  ごめんごめん、って謝った。 ]


   俺は書道の凄さとか
   文字の上手さとか判んねえけど
   夕鶴の字は、好きだよ。


[ 見慣れたプリントに書かれている文字とも違う、
  夕鶴が書いた、力強く繊細な毛筆の文字。
  なんだか夕鶴の魂が込められたみたいな字、
  俺、やっぱ好きだなって思ったよ。

      俺の字?
      手書き…手書き…
      その時は曖昧に笑っちゃったかも
      あまりに手紙の文化、縁遠くてさ。
]
 
(345) 2021/07/30(Fri) 21:04:36

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[ けれども10月1日。
  きみから手渡されたたいやき。

  ああそっか、誕生日か、って
  別に気にしなくてもいいのに、って笑う。
  そしてこっちは?って受け取った紙袋>>330
  残念ながらお守りの袋はあけることはなかったけれど
  あっ、でもそわそわしてたなら開けるかも…?
 ]


   お守りじゃん。
   …… 手作り?すげー。


[ ひっくり返してみたり、布地を撫でてみたり
  すげぇなあって、素直に感心してから、さ ]
 
(346) 2021/07/30(Fri) 21:04:56

【人】 三年生 神田 京平


── 泣いていたあの子の笑顔 ──

[花火が終わり
再び一人になって足が向いたのはあの場所>>2:112
もう階段の噂話も無くなった場所>>2:70

次の年も気になって見に行ったり
してみたんだよ。

でもここに来ない方が元気な証拠だから
姿を探してしまうけれど見つけられなくてホッとするんだ。]

 お? 今年もある
 狐さんの形か〜! かわええねぇ

[今年”も”、あった。>>246
この場所を知っているのはあの子しか思いつかなくて
そして今日はその姿も見えたんだ。
お裾分けの品はそれはそれは美味しそうで
狐さんへの贈りものであろうことはわかっているけれど
食いしん坊な俺が
さも自分のもののようにパクッと食べてしまうのだ。
「ごちそうさまでした」

あの時のように木の棒で狐の絵と一緒にメッセージを残す
これも恒例。
「おいしかったよ」
「もうないてない?」
の時もあったかな。
こんな伝えた方しかできなかったけれど
君の姿を見れた今なら、きっと学校ですれ違いでもすれば
わかるはずだ。]
(347) 2021/07/30(Fri) 21:04:56

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   すっげぇ嬉しい。
   ありがと。


[ 答えは『アリ』なプレゼントだった、ってこと>>331
  ちゃんときみに、伝わった? ]
 
(348) 2021/07/30(Fri) 21:05:07

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   願い事、かあ


[ 夏の夜空に掛けた願い事。>>332
  それはどうやらもう叶ってしまってるみたいだ。
  さくらのねがいも、きつねの祝詞も、
  きちんと届いてしまっていたから


  勿体ぶって、唸ったら、そうだとひとつ頷いて。
  隣に座ったきみに微笑みかけてから ]
 
(349) 2021/07/30(Fri) 21:05:44

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   俺の願い事は、
   ずっと、
夕鶴
が、


 
(350) 2021/07/30(Fri) 21:06:15

【人】 三年生 神田 京平

[名前も学年も知らないけれど
同じ学校なのだとしたら
君の姿を見つけることもできるだろう。
そうして見つけたら、
君の笑顔を見つけられたらこう言おう。]

 その笑顔とってもええね。
 そうやって笑っとると幸運が舞い降りるかもしれへんで
 
(351) 2021/07/30(Fri) 21:07:16

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


   願い事の続き?
   こころの中で、願ったよ。


[ にっ、と笑って、
  またほら、俺はきみに意地悪なことを言う。
  だって口は夕鶴に奪われていたから、
  仕方ないよ、心の中しか空いてなかったんだ ]
 
(352) 2021/07/30(Fri) 21:07:38

【人】 三年生 神田 京平

[君が何かに気がついたなら
シーっと人差し指を口元に当てて内緒だよのポーズ。]

 俺は三年の神田京平いいます
 狐さんって呼んでくれてもええんやで?

[そんな自己紹介から始めましょう。**]
(353) 2021/07/30(Fri) 21:09:06

【人】 一年生 花巻 楓

─ クラスメート ─


[学校ではなんとなく切り出しにくくて
篠田さんがお店に来てくれた時を狙ってしたお願いは
やっぱりお花がいっぱい咲き誇るみたいな笑顔で
嬉しいって言ってくれて>>296
良い名前ねって呼んでくれる声に
こっちも嬉しいって気持ちと安堵の気持ちでいっぱいになった。

あたしからも呼ばせてほしいってしたお願いも
快く、呼んでほしいとまで言ってくれたのも同じ気持ちだったけど]


 え、えっと……

 小牧ちゃん。


[ほらほら、って待ち構えてる彼女>>297に頷いたはいいものの
改めて呼ぼうと思ったらなんだかとっても照れてしまって
いざ呼んでみたら楓ちゃんって呼び返してくれたからまた小牧ちゃんって呼んで
お母さんから何してるのって呆れ半分に声をかけられるまで
何度も名前を呼び合っちゃって、
ほんとに何してるんだろうねって気付いて二人で笑っちゃった]
(354) 2021/07/30(Fri) 21:25:09

【人】 三年生 堂本 明菜

[父親に、あの後どうしたんだよ?>>293って聞かれた時。
 平然を装ってはいたけれど、顔を見られないようにと
 隠すので必死だった。
 結局ずっと翻弄されっぱなしだったなと、
 息を吐いて軽く頭を振り熱を逃がす。

   ――あぁ、まだ、あの言葉が耳に残って離れない ]
(355) 2021/07/30(Fri) 21:25:40

【人】 三年生 堂本 明菜

[ ――いつもの関西弁はどこかに消え、
 静かに囁かれた耳から熱が広がっていくのがわかる。
 何も言えずにただ、京平を見つめて

 ……いたのも束の間、
 意地悪な顔を浮かべて言われた言葉に>>338
 明菜はカチンと来て、]


 ガッ 



[とそのお面を鷲掴んだ。]
(356) 2021/07/30(Fri) 21:26:29

【人】 一年生 花巻 楓

[文化祭のお願いも、量販品なら大丈夫って言ってもらえて。>>298
元々オーダーメイド出来るほどの予算は無かったから、
ありがとうってお礼を言ってすぐ先輩と一緒にお店にお邪魔して
シックで可愛いデザインのワンピースとエプロンを選び
部員分のリボンも一緒に用意してもらったおかげで
文化祭はとっても大盛況だったから]


 小牧ちゃん!

 来てくれて嬉しい、ありがとう!
 体験会もう終わったの?
 前も誘ってくれたのに、いけなくてごめんね。

[パンケーキを食べに来てくれた彼女に接客しつつ
ありがとうとごめんねの気持ちを伝えて。
小牧ちゃんはまだ茶道部の装いのままだったなら、
小牧ちゃんのお着物綺麗だねって言って
一緒に写真撮ろうの言葉は素直に受け、一緒にパシャリ。
あたしのスマホにも送ってねってお願いもしたのです。
ゆづちゃんの写真もあるってわかったら見たいって言うんだけど、さすがにダメかな
]
(357) 2021/07/30(Fri) 21:26:53

【人】 三年生 堂本 明菜

[踏み込んではいけない気がしていた。

 そのお面が、大きな壁のようで。
 心の距離のようで。

 だからあの時も>>2:301我慢したのに。]
(358) 2021/07/30(Fri) 21:26:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[今はただ、怒り任せのただの勢い。
 
 そのお面はあっさり取れただろうか。
 それとも抵抗されて取れなかっただろうか。

 どちらにせよ、誰でもない君のせいだから、
 文句は言わないで欲しい。        ]*
(359) 2021/07/30(Fri) 21:28:37

【人】 一年生 花巻 楓

[そんな風に友達付き合いを深めていけば
ときやくんのお友達が小牧ちゃんを呼びに来たり、
一緒に帰ったりしてるのも目に入ってくる。

もしかしたら、うちのお店に二人で買いに来てくれたりもすれば
どれだけ鈍くても、二人が特別っていうのは察せるわけで

ある日、小牧ちゃんが一人の時を狙って
こそっと近付いたあたしは、ちょっと不審者だったかも。
言いにくそうに何度か悩んでようやく口を開いて言ったのは]


 あのね、小牧ちゃん。

 …小牧ちゃんの彼氏さんの苗字って、
 教えてもらえないかな。

 うちのお店に良く来てくれてるお客さんなんだけど、
 あたし、名前聞きそびれちゃってて。


[そう。ときやくんのお友達、としか知らなかったから
彼氏さんのお名前は愛称でしか知らなくて。
あのお祭りの屋台に来てくれた時にはしゅう先輩って呼んだけど、
流石に特別仲良くないのに愛称で呼ぶのも気が引けて以降ずっと先輩って呼んでたのだ]
(360) 2021/07/30(Fri) 21:29:21

【人】 一年生 花巻 楓

[ほんとはあの時屋台でお名前ちゃんと聞けばよかったけれど
会話が成立しちゃったおかげで聞きそびれて。

大体先輩とお話するのはお店での接客か
黒鉄ちゃんのお散歩中だから
名前を呼ばなくても会話が成り立っていたわけだけど

知り合って結構経ってるのに今更ご本人に
お名前なんですか?って聞きにくくて聞けないままだった。

ときやくんに聞けば良かったかもだけど、
ほら、ときやくんってしゅうでいいじゃんとか言いそうでしょう?

もしも先輩の耳に入ったら今更?ってしょんぼりさせちゃいそうだし。

かといって、気にせず愛称呼びはやっぱり気が引けるし
友達の彼氏なら尚更愛称呼びするなんて流石に出来ないし。

だから、小牧ちゃんに聞くのが一番かなって聞いた訳だけど
小牧ちゃんはどんな顔で教えてくれたかな*]
(361) 2021/07/30(Fri) 21:31:18

【人】 三年生 神田 京平


── 夏祭り後 ──

[夏祭りが終われば一時的に人の出入りは増えるけれど
またいつものような日常の風景が見られるようになった
そんなはなひら神社。
けれど変わったところもあって
祭りが終わってからよく見るようになった
一人と一匹。>>140

お祭りの準備の時に繋いだ縁で
「やあやあ、儲かりまっか?」なんて声もかけれるようになって。
冗談めいた質問には>>141]

 せやねぇ、狐は化かすから
 ご主人様を守ろうとワンちゃんは必至かもしれへんなぁ

 俺はワンちゃん
めっちゃ好きやねんけど

 ワンちゃんは
俺を好きではない
パターン、何故か多いんよ

[落川先生の拾ったワンちゃんとは>>0:113
仲良くなることができたけれど
稲出くんのワンちゃんはどうだろう?
モフるかと聞かれればパアッと喜んでコクコク頷くけれど
いざワンちゃん…(黒鉄っていうん?強い名前やね!)と向き合うと
恐る恐る頭を撫でようと手を伸ばすのだ。
もし吠えられたとしても
撫でれるまで挑み続けるという意気込みで。]
(362) 2021/07/30(Fri) 21:37:43

【人】 三年生 神田 京平

 
 ほ〜ら、
怖くないよ〜

 おにーさんは君の大好きなご主人様のお友達やからね
 仲ようしたってや〜

 ね、
せやろ稲出くん!


[すがるような目で
(お面で隠れているけれど)

稲出くんに同意を求めるのだ。
彼の返事はどうだったか、そして無事に黒鉄くんをモフれたのか
それは二人と一匹だけが知っているとある日の出来事。**]
(363) 2021/07/30(Fri) 21:39:15

【人】 三年生 稲出 柊一

君と僕だけの、夏祭り


[
……やめてください死んでしまいます。

……ます。……ます。(エコー)


待ち合わせ場所に到着すれば、既に彼女は来ていて。]

 来てくれて有難う。
 
今年も浴衣姿、可愛いね。


[少し会えないだけでも、こうして会えると嬉しくて。
例え実際はそれほど日数が開いてなかったとしても、
やっと会えた!って胸が弾むんだ。

勿体つける意図はないのだけど、
落ち着ける場所で話した方が良いかなと思ったので、
まずはお参りをすることにする。
オレが願ったのは篠田屋の商売繁盛と、合格祈願。
もう部活は引退なので、これからは受験勉強頑張らないとな。

何処か落ち着ける所で座って、
買ってきて貰った色々を並べる。
たこ焼きあーんは決して嫌じゃないです。>>339
寧ろご褒美です。
ですが、死んでしまいます……。

(マンボウ並みにすぐ死ぬ生き物)]
(364) 2021/07/30(Fri) 21:42:28

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― クラスメート ―

>>354呼んで欲しい、そう願った願いを楓ちゃんは叶えてくれたの。
 なんだかとってもくすぐったかったわ。

 二人してはしゃいで笑っちゃったのは、これから先もずっと笑ってしまう楽しい思い出になったのよ。


 >>357そうして文化祭。

 楓ちゃんのお店は大盛況で。なんだか私まで嬉しくなっちゃったわ。]


 ううん、可愛い格好の楓ちゃん見たかったんだもの。


[なーんて、って軽く笑うの。
 本音だけどね。]


 今は休憩時間よ。
 ううん、気にしてないわ。
 また来年も再来年もあるわよ? なんて
 
(365) 2021/07/30(Fri) 21:45:59

【人】 三年生 稲出 柊一

「今年のお祭りはどうだった?」

「去年トキヤが着てた、
 ガイヤに囁かれてる系浴衣や甚平って今年も入荷したの?」

[なんて、君がどう過ごしていたかも、ちゃんと聞いた。
因みに面白厨二ファッション誌のことは、どこかで話した。]

 インターハイ、頑張ってきたよ。お守りとか、色々有難う。
 プレゼントしてくれたタオルも、凄く励みになった。
 
(激励メッセージはどう解釈すればいいんでしょうか?)


 順位は真ん中よりちょっと下くらい。
 正直パッとしなかったけど、
自己ベストを更新してきました!


[自己ベスト更新は、確実に「満足出来る位頑張ってこれた」
に該当してしまいますよね?
オレはマジでどうしたら良いの……!(ボスケテ)
思考は一旦保留にすることにして、にっこり笑うと、
オレはラムネの瓶を出す。]

 乾杯してくれる?

[賛同を得られれば、ガラスがぶつかる音がして、
口の中で炭酸が弾ける。
飲み終わった後は、ビー玉を抜いて持って帰った。]
(366) 2021/07/30(Fri) 21:46:50

【人】 一年生 篠田 小牧

[着物を褒められれば頬が染まって。顔を少し手で隠したのよ。
 一緒に残した写真のデータはちゃんと送っておいたわ。

 写真の写りを確認した時、手がうっかり滑って田邊先輩の写真が相手の視野に入ったの。
 ステージの写真なら大丈夫かしら。と田邊先輩には事後報告で写真をあげることにしたのよ。女の子同士だし、それに、こんな可愛いクラスメートの頼みは断れないのよ。許してください。
 
(追記。あの写真については……>>172見せようとしたんじゃないんです。でも、消してんなかったデータ……うっかり見えちゃったかもしれません。ごめんなさい! あ、それはちゃんと渡さなかったですからね!?)


 
(367) 2021/07/30(Fri) 21:47:08

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>361 その後、私と柊一先輩が付き合っているのは見てわかるのはわかっていたのよ。

 ある時こそっと近づいてくる楓ちゃんを見て……ちょっと可愛いと内心思ったのは秘密にするわ。]


 ……そうなの。
 稲出先輩よ。稲出柊一先輩。


柊一先輩って……名乗り忘れしやすいのかしら。

 なんてちょっと失礼なことを考えたのよ。

 確かに聞きそびれたままだと聞きにくいわよね。

 私はちょっと目を丸くしてから。普通に笑顔でこたえたのよ。]**
 
(368) 2021/07/30(Fri) 21:47:55

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― その次の、君と私の夏祭り ―

[その日はきっと、約束をして。
私は朝から落ち着かなかった。

篠田屋さんで注文した浴衣を>>226
早めに行って、着付けて貰って。
いつものポニーテールを、今日は全部アップにして。

待ち合わせの場所で君を見付けたら、
私は少しはにかんで笑い、こう言った。]


 どうかな、似合ってる?


[いつかと違い、明らかに何かを期待する声色で。>>0:336

朝焼けの空に、飛ぶ鳥達のシルエットが白く浮き上がる浴衣。
でも私は、それについては何も言わないまま。]
 
(369) 2021/07/30(Fri) 21:49:50

【人】 三年生 稲出 柊一

[オレだって流石に神社で花火するつもりはないよ?
近くの河原でやろうかなって思っていたんだけど、
小牧ちゃんがお家の庭を提案してくれたので、
河原だと虫に刺されたりしそうだし、
そっちの方が良いのかなって。
余談>>340についてはまぁ、逆にご両親いた方が
気を遣う面もあったので、深くは考えなかった。
(※現時点では花火終わったら帰る以外の

 
選択肢が頭にありません)
]

[パチパチと、光が弾ける。
両手に持ったり、くるくる回したりして。
打ち上げ花火にはない、楽しさがあって。
色んな色彩が差し込む、君の顔を見ていた。
線香花火の時は、どちらが長く持つか競ってみたりしたかな?]

 楽しくない訳ないじゃん。有難う。
 もし受験で大変じゃないようだったら、
 
来年も一緒に夏祭行こうね。
(370) 2021/07/30(Fri) 21:50:06

【人】 三年生 稲出 柊一

[線香花火を手放して、危なくない様後ろから、
君を抱きしめようと、腕を伸ばす。
線香花火対決は、先に動いたオレの負けだよね?
好きになった方が負けなんだから、
オレに勝ち目なんて最初からなかった。


賑やかな喧噪も、良い匂いを漂わせる屋台も、
大輪の打ち上げ花火もない。
でも隣に、大好きな人がいてくれる。
それ以上に望むものなど、何もない。
高校最後の夏、諦めないで良かった。
それは、ささやかながら、『
』に溢れた。
              
君と僕の、夏祭り
]
(371) 2021/07/30(Fri) 21:53:17

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[朱鷺について、調べた事があって。
その時、朱鷺色というのは、東雲色や曙色の、
夜明けの空に近い色なのだと、そう書いてあって。

朝焼けの朱鷺
に、
夕暮れの鶴

その色合いは、どこか似ている。
私達の名前にまたお揃いを見付けたような気がして、
私は、なんだか嬉しくなった。>>0:258

私の浴衣のオーダーは「朝焼け色」。>>220
その意味をわざわざ、自分から語る事はしないけれど。

朝の色か。夕の色か。それとも朱鷺色か。
君がこの色を見てどう思ったかわからないけれど。
私はどれだと言われても、「そうだよ」と答えるだろう。

朝焼けを飛ぶ鶴。夕暮れを飛ぶ朱鷺。
それから、君の名前の色。
私はどれでも、構わないから。]
 
(372) 2021/07/30(Fri) 21:54:10

【人】 三年生 稲出 柊一

[……で〆るつもりだったのだが。
とんでもない囁き>>-517が耳に入り……。

(さっきご両親外泊中って言ってませんでした……?)>>340
 
!?!?!?
(無事死亡。有難う人生……)
どうやら、
男心も天に召されることがあるらしい。
]
(373) 2021/07/30(Fri) 21:55:12

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そうして今年も、また屋台を巡ろう。
商店街のみんなの所にも行って、
あれやこれやと買い込んで。

花火を見るのは、またあの階段で。
今年は浴衣なので、急に走り出したりしませんよ?

みんなが花火を見てるから。
私はこっそり、君に手を伸ばそう。
さすがにもう、手を繋ぐくらいでは
挙動不審になったりしないけど。

でも、一年前の事を思い出すと、
少しだけ、私の頬は染まり。]
 
(374) 2021/07/30(Fri) 21:56:14

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 ねえ、ちょっとだけ、
 お参りに寄ってもいいかな?


[帰り際には、そう言って。
私は今年の夏の願い事をする。

と言っても、私のお願い事は、
もう十分に叶えて貰っているから。

今の、私が願うのは…… >>332]
 
(375) 2021/07/30(Fri) 21:58:54

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[君と、幼い頃に出会って。
それから中学生になった時、
高校生になった時、
そして、一年前の夏。
私達の関係は、移ろう季節のように変わって行った。

君の、夏以外の顔も知って。秋と、冬と、春を過ごして。

そして今の私達は、高校三年生。
これからまた、色々なものが変わって行く時期で。

だから、明日の保証なんて何も無くて、
また、お互いすれ違う事もあるのかもしれない。


それでもね。私が今日も願うのは。
あの日書いた文字と、一言一句、違わぬ言葉。>>330]
 
(376) 2021/07/30(Fri) 22:00:15

【人】 数学教師 長尾 浩明

  ――夏祭りから後のお話――

  約束した相談はもちろん聞いたし、>>279>>280
  質問に来る生徒に熱血な先生なんて言われれば
  そうかな、なんて苦笑いしたことだろうし。>>65

  同僚との飲みの約束も果たして
  職場の愚痴だったり思い出話を聞いたりしたかな。
  生徒の話になった可能性もある、のかも。

  秋になれば栗あん最中を買いに行って。
  美味しかったよ、って笑顔で伝えただろうし。
  文化祭は…そうだな、ちらりと接客している姿は>>286
  見ただろうけど教師は教師で色々忙しかったから
  訪れることはなかった。

  年が明ければはなひら神社に初詣に行って
  知ってる誰かにばったり、なんてこともあったかも。

  一年生だった君が三年生になる頃
  三年生のどこかのクラスの副担任になったから
  きっと君を見かける機会は増えたんだろうな。

  
――――大丈夫、“先生”でいたはずだから。
(377) 2021/07/30(Fri) 22:05:31

【人】 数学教師 長尾 浩明

  
  もちろんはなひら神社の夏祭りには
  毎年行っていたから。

  花巻庵の屋台には毎年立ち寄っていたはずだから
  頑張っている君の姿は……きっと視界に入ってた。
  
  
二年目ともなれば。

  
自分にはおまけを渡さないようにしてることに

  
気づいただろうし、その意味を

  
察せないほど鈍感でもなかったよ。

 
(378) 2021/07/30(Fri) 22:06:09

【人】 数学教師 長尾 浩明


  さて―――

  季節は巡って、何度目かの春。

  名前のない関係になるその日。

  桜を見上げて、時の流れを感じていたけれど。

  君はどこにいただろう?

  挨拶くらいしていってくれるって思ってるけど。**
 
(379) 2021/07/30(Fri) 22:08:10

【人】 三年生 神田 京平

 
 ── 花火の後 ──

 
ヒェッ


 そんな怒らんといてなぁ〜
 可愛い狐さんの出来心といいますか
 なんといいますか……

[掴まれたお面に焦って慌てて>>356
(なぜならば殺気を感じた)

どうどう明菜ちゃん。と声をかけながらも
自分もお面に手をやって取られまいと
繰り広げられる
攻防戦


だったのだが
明菜ちゃんが
怪力
なのか
お面がミシミシいうではありませんか!
]
(380) 2021/07/30(Fri) 22:12:11

【人】 三年生 神田 京平

[半ば泣き声のような震えた声で仮面の無事を確認して
サッと元の位置に装着。
おかえりお面さん。
怖かったなぁ。
]

 見た? あーもう
恥ずかしいわぁ〜

 いいですか? 君は何も見ていません
 
はい復唱!

 
キミハナニモミテイマセン!


 
ううっ・・・


[しくしくとしおしおとダメージを受けているけれど
自業自得なので気にしないでやってください。

お面を外したのは一瞬で
ちらっと顔を見れたくらいのわずかな時間
でもその一瞬だとしても京平にとっては恥ずかしいものでして。]
(381) 2021/07/30(Fri) 22:15:42

【人】 三年生 神田 京平

[最後の最後で
宣戦布告

これも素顔を出した影響か
吹っ切れたのか、
もしかしたらこれが本来の
”神田京平”
なのかもしれない。

何を覚悟するかというのは
これからじっくりわかってもらいましょう。
**]
(382) 2021/07/30(Fri) 22:20:06

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>364浴衣姿をほめられれば、頬を染めつつ素直にありがとうございますって笑うの。
 数日ぶりでも嬉しいのはお互い様なのよ。

 すっかりやってる事はただのばかっぷ……恋はバカになった方が楽しいっていうのよ……。


>>366「今年も相変わらず賑やかでした」

「ガイ……ええと、まぁ個性的なの少し入荷してますね。」


 あの甚平がそう呼ばれていたのになんとなく笑いそうになったわ……。
 厨二ファッションについては知ったら暫く読みふける事になるのよ。]

 頑張ってこれたのならよかったです。
 
(それは自分で考えて下さい)


 そうなのですか。
 え、それは凄いじゃないですか!
 おめでとうございます。


[全国にいけるだけでも正直すごいと思うのだけど、その場で自己ベストを出せたのなら、該当しますね。]


 はい、よろこんで。


[乾杯すれば、からん、と涼し気な音と共に瓶がぶつかって
 爽やかなのどごしを楽しむの。]
(383) 2021/07/30(Fri) 22:22:07

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>370おうちの提案は通って。
 お店の奥にある住居用スペースにご案内。
 縁側で花火をすることになるのよ。

 両手に持つのはいいけれど、回すのは見てて危なっかしかったわ。もう。
 どちらが長く線香花火を、の勝負はのっておいたの。]
 

 よかったです。
 ……はい、はいっ!
 行きます、絶対行きます。


[勉強はちゃーんと真面目にこつこつやってるもの。受験生でもお祭りに行く時間位許さるわよね。]
 
(384) 2021/07/30(Fri) 22:22:42

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>371線香花火が手放されて、後ろから抱きしめられたの。
 びっくりして私の手からも花火が離れたわ。

 これだけ好きでも、私の方の勝ちなのかしら?


 背中から感じる貴方の鼓動。熱。
 触れ合う距離の心地よさに思考が溶けていくの。

 >>373
(そうですね。外泊してますね。)


 ……だって、まだ足りないんだもの。
 (死亡しているなんて思わないわよ)


 返って来たのは、同じ願いだったの。>>-541
 
(385) 2021/07/30(Fri) 22:23:41

【人】 一年生 花巻 楓

─ 祭りが終わって ─


[お祭りの翌日、昨日お裾分けを置いた場所を確認したら
今年もやっぱり狐さんのお返事があった。>>347

ごちそうさまでしたって書いてある字も絵も、
あの頃よりも上手だけれど、
書いてる人は同じだって分かるから]


 よかった、今年も来てくれてた。


[どこの誰かわかったら直接お礼も言えるのになって思うけど
あの時泣いてた子供ですなんて言えるわけもなく

だからこうして間接的に感謝を伝えるしかなかったけれど]
(386) 2021/07/30(Fri) 22:28:29

【人】 一年生 花巻 楓

[睡眠不足で険しかった顔も、結構改善されてきて。

学校では友達と過ごす時間も増えて、
笑いながら、次の授業がある教室に移動してたら
向かい側から狐面の先輩が歩いてきて。
ぶつからないよう横に避けようってしたら声をかけられ
唐突なそれ>>351にびっくりしたのは束の間、
小さな、あたしだけに聞こえる声での問いかけ>>-525
もっとびっくりして、目を丸くしたけれど
しー、と内緒だよってされたから、口元を抑えたのは条件反射。

狐さんって呼んでくれてもって、そんな自己紹介に
もう一度目をぱちぱちって瞬かせた後]


 一年の花巻楓です。

 直接会うのは初めましてですね、狐さん。
 

[笑えるようになったよって、言葉で言わなくても伝わるように
満面の笑顔でやっと、初めましてのご挨拶が出来たのだった*]
(387) 2021/07/30(Fri) 22:29:27

【人】 一年生 花巻 楓

[文化祭では、
着物姿が綺麗だって小牧ちゃんに言ったら照れてるのも可愛くて。
折角だし二人でって撮った写真を見せてもらった時、
偶然見えたゆづちゃんの写真も凛々しくて
良いなぁ…って言ったらあたしにも送ってくれた。
後で一緒に許可貰いましょうねってことで、
ゆづちゃんの所に二人でお願いという形の事後報告しに行ったりもして。
舞台上のハプニングは見なかったよ大丈夫

そんな風に仲良くなったから、教えてもらえるかなって思って聞いたことは
すんなり笑顔で教えてもらえた]


 稲出先輩だね、ありがとう!

 よかったー、良く買いに来てくれるのに
 お名前知らないって中々言えなくて困ってたの。

[そんな風にお礼を言って、次からは稲出先輩って呼べるようになって。
小牧ちゃんと一緒にお店に来てくれた時は
季節限定が気になるなら、って言って
ぶどうを白餡と求肥で包んだお菓子とかもお勧めする一幕もあったかも**]
(388) 2021/07/30(Fri) 22:29:56

【人】 一年生 花巻 楓

[凜ちゃんとは、時々お茶をするようになった。>>319

特別なにを話すわけではなかったけれど、
刺繍のデザインの話とか、お菓子の好みとか
そんな他愛ない話をしていく中、
ふと、最近落川先生の所に凜が行っていないことに気付いて]


 ……えっとね。

 触れられたくなかったら、っていうか

 言いたくなかったら黙っててくれていいんだけど


 凜ちゃん、落川先生のところ、もう…行かないの?


[それは、踏み込んでいいのかどうかわからない所だったから
逃げ道を作った上での問いかけ、だったけれど]
(389) 2021/07/30(Fri) 22:30:25

【人】 一年生 花巻 楓



 あのね、

 ………あたし、長尾先生がね、

  
すきなんだ。



 だから、迷惑になりたくないなって、思ってて。



 凜ちゃんも、
 ……もしかしたら、同じなのかなって。


[自分からも秘めたものを、
誰にも内緒にするつもりだったことを打ち明ければ、
少しは凜の心にも触れられるものはあっただろうか。

だからと言って、自分が出来ることなんて
一緒に話をすることしかなかっただろうけれど**]
(390) 2021/07/30(Fri) 22:31:38

【人】 三年生 堂本 明菜

― それから ―

[宣戦布告後>>-551>>382、京平との間に何があったかは
 横に置いておいて、それ以外は相変わらずの日々。

 高校最後の文化祭が始まれば
 クラスと弓道部の出し物に行ったり来たりと
 忙しくはあったけど、見て回る時間もちゃんと取った。

 夕鶴ちゃんの書道部がパフォーマンスをすると聞けば
 もちろん見に行って、その雄姿を目に焼き付けたし、
 展示を見に行けば達筆に感嘆の声をもらした。
 
でも一番目が行ったのは可愛い鶴の絵だったことは内緒。


 小牧ちゃんの茶道部にも顔を出して、
 小牧ちゃんが点てたお茶をいただいた。
 自分が点てたお茶は初心者だしって出来だった。
   足が痺れてこけてしまったのは記憶から消去していただけると…


 楓ちゃんのバレー部喫茶にももちろん行って、
 花巻庵のおじさん直伝パンケーキに舌鼓を打った。
 楓ちゃんの顔が見れたら美味しいってちゃんと伝えたんだ。
 

 そうして季節は過ぎてゆき、
の花が咲くころ、
 三年生は花一高校を
卒業
した。       ]
(391) 2021/07/30(Fri) 23:29:01

【人】 三年生 堂本 明菜

― あのお祭りから一年後 ―


 
―――― 今、なんて?


(392) 2021/07/30(Fri) 23:30:17

【人】 三年生 神田 京平

[祭りの後
これまたいつかの
後輩からの一言への返しの言葉>>-463
それは答えになっているようで
言葉遊びのようでもある
けれど言葉は
正確に嘘偽りは
ないのだ。]
(393) 2021/07/30(Fri) 23:31:01

【人】 一年生 花巻 楓

[さて、季節が巡れば当然卒業の時期がやってくる。

明菜ちゃんや狐さんとは学校で会えなくなって寂しくなったけど
二年に上がったあたしは、後輩も出来たし
一年の時よりもやることも、責任も増えていって
忙しく毎日が過ぎ去っていった。

小牧ちゃんとはまた同じクラスだったかな、
別のクラスだったとしても変わらず仲良くしてるけど、
寂しく感じるのはしょうがないよね。

バレー部ではレギュラーになって、練習時間も増えたけど
夏のお祭りは、準備人員に立候補して
お祭りの準備でざわめく人の中に、
彼女の姿が無いことに少しだけの寂しさと安堵を感じもして。

文化祭には、去年の実績を踏まえて今年もパンケーキを焼くことになった。
きっと来年も焼くことになるんだろうなって思ったけど
流石に卒業後もあたしが焼くわけにはいかないから
後輩にも覚えてもらったけど、あれこれもしかして
バレー部のパンケーキってこの先ずっと定番にするのかなとか思ったり。

そんな中、誰かがひょこっと来ないかな、って。
去年も探したけど見つからなかったその人は、
今年もやっぱり見つからなかった]
(394) 2021/07/30(Fri) 23:33:53

【人】 一年生 花巻 楓

[そしてまた季節が巡って、
ときやくんにゆづちゃん、小牧ちゃんの彼氏や凜ちゃんが
明菜ちゃんたちと同じように学び舎から巣立っていって。

今年はあたしたちの番なんだなって思った時
ずっともやもや抱いてた悩みが、深刻なものになっていた。

進路が決まらない。

いや、ずっと願っていることはあるのだが
父がうんと言わないのだ。

あたしはバレーが好きで、高校でもやらせてもらったけど
高校を卒業してもやりたいかって言われたらそうじゃない。

やっぱりあたしは、うちの和菓子が
花巻庵が好きなのだ。

後を継ぐのは兄に決まってるし、
落川先生も知ってる兄の彼女が来年にはお嫁に来てくれるから
あたしが関わる必要は無いけれど、関わっていきたいんだって。
だから、製菓の専門学校か短大に通いたいって言ったら
わざわざお前がなる必要はないって突っぱねられてしまった]
(395) 2021/07/30(Fri) 23:34:13

【人】 一年生 花巻 楓

[父からしたら深夜から作業して、一日中立ち仕事しなきゃいけないから
娘にまでさせたくないって親心からなんだろうけど

あたしは、高校生活の中ずっと考えて
やっと固まった気持ちだったから、

大変なことなんて、子供の頃から見て知ってるよって
何回も何回も、それこそ怒鳴り合うみたいになっても
引くことはしないで、やっとお父さんに認めてもらって

お父さんが認めてくれたのも嬉しかったけど、

長尾先生に相談しないまま、解決できたことが
一番嬉しかったのは、

先生に助けてもらうのを、
当たり前にしたくなかったから]
(396) 2021/07/30(Fri) 23:34:39

【人】 一年生 花巻 楓

[そんなわけで、進路も無事に決まって
後はあたしの努力次第になった。


三年になって部活も引退試合を迎えることとなって

最後のスパイクの時、あ、って思ったのは

あの時見たゆづちゃん>>0:328みたいに
自分が綺麗に跳べてるって。

良かった、頑張った結果が出せたって。

そう思えたから。

バレーをここで辞めても、
後悔は無いって言いきれることが嬉しかったし。

その後の受験勉強にも
影響なく、実力を培うことが出来た]
(397) 2021/07/30(Fri) 23:34:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[夏祭りの足音が近づく、ある日の夕食時。
 耳を疑う言葉にアタシは思わず聞き返した。]

「だから、今年もキュウリをだな――」


[好評だったから出すのだと。
 
トウモロコシと一緒に。


 なんで?
 馬鹿なの?死ぬの?
 一昨年倒れたこと忘れたの??

[といってもこうと決めた父親は簡単には折れてくれない。
 こんなことならあの日の願いを迷うことなく
 焼きトウモロコシ禁止令にしておけばよかったと
 心の中で悔やんだ。

 ちなみに当のお願いは何にしたかというと――]
(398) 2021/07/30(Fri) 23:35:05

【人】 一年生 花巻 楓

[そのおかげで、
あたしの希望は、はなはひらいた。


希望した学校の合格届と、卒業証書。
両方を手にして、向かったのは
三年の時間を過ぎても、秘めたままの気持ちを抱く人の元。

でも、今はまだ、あたしは生徒のまま、だから]


 長尾先生。

 三年間、お世話になりました。



 またこれからも、
 お店、来てくださいね。


[そう言って、今までのお礼と
これからの本当に細やかな約束を取り付けた]
(399) 2021/07/30(Fri) 23:35:44

【人】 一年生 花巻 楓

[きっとお願いしなくたって先生は来てくれただろう。

時折お客さんとして来てくれるたび、
少しの時間でも他愛ない話をした。

学校でこんなことを教わったんですとか、
今はこんなことが出来るようになりましたとか、

あたしの話だけじゃなく 
先生の話も、今年はどんな生徒がいるとか

最中以外に何が好きかとか、


───
付き合ってる人は、いるのかとか。



先生の生徒じゃなくなった今なら、
きっと先生は、正面から向き合ってくれるから]
(400) 2021/07/30(Fri) 23:36:23

【人】 三年生 堂本 明菜



 再婚する、 とかどう?


[一年前の祭りが終わった後、弟を交えた居間でそんな
 発言をすれば、父親は飲んでいたビールを噴き出した。
 あの時の顔、出来れば写真に収めたかったと思うほど
 面白いくらいの慌てぶり。
 あまりにもトウモロコシとかけ離れすぎて
 驚くのも無理はなかっただろうけれど。]
(401) 2021/07/30(Fri) 23:39:27

【人】 一年生 花巻 楓

[あたしの花は咲いたけど、楓の花は目立たない。
秘めたままじゃ、きっと気付いてもらえない。

それでいいなんて、思える気持ちじゃないって
今のあたしには分かってたから]




 先生。

 今年のお祭りは

 一緒に花火、最初から見てくれませんか?


[
紅葉
みたいに頬を染めて、
色付く
ための、最初の一歩を踏み出した*]
(402) 2021/07/30(Fri) 23:39:42

【人】 三年生 堂本 明菜



 父さんのこと傍で見て、支えてくれる人がいたら
 安心かな〜って。

 ほら、アタシ来年からお店に立てる時間減るし、
 旬も中学生になったしさ、
 考えてもいいんじゃないかと思って。

  あっ、でも父さんと一緒になりたい人なんていないか〜〜
  やっぱり無理かな〜〜〜



[最後は煽ったりもしたけれど、
 別に心当たりもなく言ったわけじゃない。
 アタシの見当違いで、
 どちらかにその気がないならそれまでだけど。

 でも父親からは煽り効果か約束は絶対なのか、
 それとも他に思うところがあったのか、
 否定的な言葉は出なかった。]
(403) 2021/07/30(Fri) 23:40:17

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

── その次の、きみと俺の夏祭り ──


[ 二年目の甚平は普通の甚平だった。
  浴衣姿の夕鶴は、……うん、綺麗で、
  ほんの少しだけ、ドキッとさせられたのは本当

  鳥の種類を詳しく見分けられるわけではないし
 
朝焼け
夕焼け
を見分けられるほど、
  俺の目は出来が良くない。

  少し考えて答えを出したのは ]


  夕焼け朱鷺


[ 俺の想像は、あたってた?どうかな。 ]

 
(404) 2021/07/30(Fri) 23:40:36

【人】 三年生 神田 京平

 
答え合わせには

まだ早い


むすんでひらいて
 
両手を上げて


通りゃんせ 通りゃんせ 
ここは知らぬ細道じゃ


うしろの正面 だ あ れ ?




     
指切っ√︺╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺た **


 
(405) 2021/07/30(Fri) 23:40:38

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 


   …きみの色の空を飛ぶ、朱鷺だったら
   なんだか素敵だなって。


 
(406) 2021/07/30(Fri) 23:41:12

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ あの日と、それからずっと昔のあの日と。
  おんなじように屋台を巡って、みんなのところを回って。
  手を差し伸べられたらぎゅっと繋ごう、
  きみが、はぐれてしまわないように。

  勿論きみのことを見失うことはないよ
  きみは、女の子の中ではよく目立つから?>>1:110


    …… ううん決してそれだけの理由なんかじゃない。
    あのときだっていまだって。>>1:111
    気がつけば目で追うほど、きみのことが好きで
    きみを見逃すはずなんて、決してなかったから。
]
 
(407) 2021/07/30(Fri) 23:41:24

【人】 三年生 堂本 明菜

[そんなこんなで現在。]


 牡丹さんもなんとか言ってください!!



[今は四人で食卓を囲んでいたりする。
 こうなったのは最近のことで、
 牡丹さん呼びも、敬語もまだまだ取れてはいないけど。
 時折お店の方でも、四人がやいのやいのしている姿も
 見れたことだろう。]
(408) 2021/07/30(Fri) 23:41:44

【人】 一年生 花巻 楓

[そしていつか、


あたしがゆっくり色付き終わったら]




 
浩明さん、



       
あたしはあなたが、大好きです。




[この言葉を、

貴方に伝えることも出来るでしょう**]
(409) 2021/07/30(Fri) 23:42:52

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ 今もまだ。
  お守りの中で寄り添ったままの鶴と朱鷺は、
  未だにその願い事を大切に大切に温め続けてる。

  何かを願うきみの隣で、
  願った願い事は、あの日と一言一句違わぬ言葉 ]


   ずっと、夕鶴が、
   そばに居てくれますように



[ なんて。願いが叶いますように。
  花火の下で、願いを、祈りを、込めるんだ。

         
それから ────────
 ]

 
(410) 2021/07/30(Fri) 23:42:59

【置】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 


  きみのねがいが
  はなひらきますように。
  そばにいてくれて、ありがとう。

  ずっと、ずっと、大
きです。

           蓮見 朱鷺也

 
(L1) 2021/07/30(Fri) 23:43:52
公開: 2021/07/31(Sat) 0:00:00

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ きみに渡すのは裏返されたままの一枚の絵馬
  恥ずかしいからさ、あとで見てよ。 ]


   俺が書いたもの欲しいって言ってたでしょ。
   夕鶴が来るまえに、これ書いたんだ。


[ きみには言わないけど、
  本当にめちゃめちゃ丁寧に書いたんだ、それでも。
  ちょっとだけ癖のある男子らしい文字は、
  とびきり上手っていうわけじゃないけれどさ。

  今は絶対見ないで!って言いながら
  夕鶴が何か手提げみたいなのを持ってたらさ、
  そこに無理やり押し込んだ。 ]
 
(411) 2021/07/30(Fri) 23:44:04

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 

[ 絵馬の裏だか表だか。
  書かれていたのは一羽の鶴で。

  でもこんな上手に描かれた鶴よりも、
  俺は、きみが描く鶴のほうが好きだよ。 ]

 
(412) 2021/07/30(Fri) 23:44:22

【人】 三年生 堂本 明菜

[それから、卒業後も変わらずその姿が見えたなら、
 アタシは有言実行とばかりにお誘いをしたんだ。

 そうだね、今年は少し早めに屋台を抜けさせてもらって、
 あの場所に行く前に屋台を見て回るのはどうかな。

 射的とか輪投げとか型抜きがあれば
 勝った方がお願い何か一つ聞くのはどう?
 なんて勝負でも挑んでみようか。
 社会人になったアタシはなんなら奢るけど?なんて
 余裕を見せるように言ってみたりもするだろう。

 もし、京平が相変わらずお面をつけたままで、
 勝負を受けてくれて、勝てることが出来たなら、
 (負けても勝つまでやるつもりだけど)
 アタシの願いは決まってる。]
(413) 2021/07/30(Fri) 23:44:54

【人】 夕鶴の隣 蓮見 朱鷺也

 


   行こっか。


[ 差し出した手はきっと再び繋がれて、
  微笑んだ視線は、きっときみとぴったり合って。

  かごめ、かごめ、かごめのはなひらり。
  ここは平和な平和な篭芽町。


       また、来年、来るね。
       そんなふうに呟いたらさ、
       どこか遠くで狐の声が聞こえた気がした
       
きっと、不穏なやつじゃなくて、ね!
 ]** 
 
(414) 2021/07/30(Fri) 23:44:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[あの日一瞬だけ見えた素顔。>>-549
 復唱!って言われたけど、
 素直に
ミエマシタ
って言ってしまった。>>381

 だけどそれだけじゃ足りない。
 もっと君の顔が見たいなんて思ってしまったのも
 やっぱり君のせい。なんてね。


 許されるのならそっと、そのお面に手を伸ばすんだ。]**
(415) 2021/07/30(Fri) 23:47:13

【人】 数学教師 長尾 浩明


  君はきちんと挨拶に来てくれた。>>399

  律儀だなって思いつつ

  かけようって思ってた言葉をかける。


   「 合格おめでとう。
     そして、卒業おめでとう。 」


  月並みだけど、それが伝えたかったこと。
  そして細やかな約束には笑って頷く。

   「 勿論。桜餅、買いに行こうって思ってるし
     またおすすめのお菓子、教えて欲しい。 」

  勿論言われなくても行くつもりだった。
 
(416) 2021/07/30(Fri) 23:49:47

【人】 数学教師 長尾 浩明


  少しの時間でも君とは他愛ない話で盛り上がって。
  成長を聞くたびに嬉しくなったし
  今年は担任として生徒を見てるとか
  最中以外なら羊羹が好きとか、伝えただろうし。


  
――――独身で、付き合ってる人はいないとか



  生徒じゃなくなった君に逃げずに伝えた。
  
(417) 2021/07/30(Fri) 23:50:10

【人】 数学教師 長尾 浩明

  
  君は本当に綺麗に色づいてきて。
  いつからかな、
  可愛いから綺麗って思うようになったのは。
  
  
いつからかな、

  
一人の女性として君を見るようになったのは。



   「 いいよ。一緒に見ようか。 」

  きっかけになった日は、
  きっと君が最初の一歩を踏み出した日なんだろうな。
  
(418) 2021/07/30(Fri) 23:51:01

【人】 数学教師 長尾 浩明

  いつか、君が鮮やかに色づいたなら。
  君の想いを聞くことが出来たなら。


   「 …俺さ、良い先生でいたかなとは思うけど
     ……そんなにできた人間じゃないから。
   
     好いてもらえたら自然と意識するし
     頑張ってる君は…可愛いって思ってた。

     好きだけじゃ嫌だ。
その先が欲しい。
 」

   逃げずに言葉を伝えて。
   君の耳元にそっと囁くだろう。
  
(419) 2021/07/30(Fri) 23:52:21

【人】 教師 落川 禅



  先のことはどうなるかわからないし、
  卒業しても覚えてる生徒はいるさ。

  でも、次から次へと新入生は入ってくるしな、
  消えはしないけど……少しずつ薄くなってはいくかもな。


[それが、自然の流れであって。>>180
今が過去になり、思い出になっていく。]
(420) 2021/07/30(Fri) 23:54:04

【人】 教師 落川 禅




  ────…… さあ、どうだろうな。



[食い下がる声に、少しだけ答えに悩み。>>181
曖昧にぼかして、苦笑した。

会えない、と答えたら嘘になるし。
会える、と答えるには、彼女は学校の外をまだ知らないから。
だから選択を縛るような言葉は言いたくなかったし。
それが先生としての俺にできる最善だと思ったから。
*]
(421) 2021/07/30(Fri) 23:54:22

【人】 教師 落川 禅

── 卒業式 ──

[今年も式は滞りなく終わり。
一息つくように戻った美術室で早速ネクタイを緩める。
机に寄りかかり、久々にスーツを着て凝った肩を回しながら。
ふと、少し色褪せた向日葵色の扇風機が目に入った。]


  ……ちゃんと卒業できてたなー。


[鳳が美術室に頻繁に来なくなって、一年数ヵ月。>>185
廊下ですれ違えば軽口は交わすし、声を掛ければ無視されることはないけれど。
以前に比べると余所余所しく感じるのは、たぶんそれまでが近すぎたからだろう。
遅かれ早かれ、引かなければならかなった線引き。
でもちょっと早すぎたかもなぁ、なんて後悔したりもしたけれど。

美術室から離れた彼女は、校内のあちこちに居場所を広げ。
校外でも順調に、世界を広げていっている。>>320
きっともう、大丈夫だろう。

巣立っていく姿を、無事見送ることができた。
思い出して目を細めながら、扇風機をそっと撫でた時。]
(422) 2021/07/30(Fri) 23:54:55

【人】 教師 落川 禅

[誰か来た気配に顔を上げれば。>>322
そこにいつぶりかに見る姿があって、目を丸くした。]


  おー、卒業おめでとさん。
  なんだ、どうしたー?


[遠慮せず入ってこいよ、と以前と変わらない声を掛け。
目の前まできた彼女の、記憶よりもだいぶ大人びた笑顔を、誇らしいような寂しいような気分で見つめる。

最後の挨拶をしにきてくれたのだろう。
頑固で律儀なのは変わってないなー、なんて思いながら。
彼女が口を開くのを待てば、いつかの夢の話に目を瞬かせた。]
(423) 2021/07/30(Fri) 23:55:04

【人】 教師 落川 禅



  …………えーと、その夢ってのは
  ばあさんになってもずっと生徒でいたい、って
  意味じゃあねーよな?


[空気を読まずに、浮かんだままつぶやいて。
更に告げられた言葉に、さすがにその意味がわからないほど初心でもない。>>324

一度離れて、少しずつ俺の知らない彼女の世界を広げて。
それでもまだ、生徒の先にある夢を追いたいと言う。]
(424) 2021/07/30(Fri) 23:55:37

【人】 教師 落川 禅



  はは……だから、男の趣味が悪すぎるだろ。
  後悔しても知らねーぞ。


[いつものように、額をおさえて。
でも口元はどうしようもなく緩んで、笑ってしまう。

彼女が美術室に来なくなってから、感じていた。
早すぎたかもという後悔とか。
余所余所しい距離に感じるもどかしさとか。
ぽっかりと穴が開いたようなそれが、埋まって初めてさみしさだったことにようやく気づく。]


  ……会えそうな時間あれば連絡よこせよ、
  急に来ても、忙しかったら構えないかもしれねーし。
  鳳がいるのに、それじゃさみしいしなー。


[ゆっくりと顔を上げて。]
(425) 2021/07/30(Fri) 23:56:48

【人】 神社の娘 小雪



  
ねぇ、きみも夏祭りにおいでよ!




**
(426) 2021/07/30(Fri) 23:59:18

【人】 一年生 花巻 楓

[色付いたあたしは、

貴方にもちゃんと伝わっていたって
正面から見てくれる目と、>>419

その言葉で伝わったから。


耳元でささやかれた声に、
あたしはきっと
貴方には赤く色づいて見えただろう]
(427) 2021/07/30(Fri) 23:59:39
 




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