人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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【人】 イウダ



[途中の悪ふざけを窘められたなら悪びれもせず笑う。
そうやってゆっくりと待機列に加わって、いざ階段を上りきると、遠目から見るよりもかなり高い位置から降りるようだ。
飛び出し防止の為かスライダーはチューブ状になっていて、滑っている間に残りの距離が見えないようになっている。]


 だーいじょうぶだって。
 ほら、脚の間座ってな。
 せーのっ


[係員が卯田の背を押すと、急勾配の下り道を浮き輪が滑った。
二人分の体重を乗せているのに浮き輪が浮く感じがして、ヒヤッとする感覚が面白い。
ゲラゲラ笑う卯田の膝に指が食い込んで、紫亜の方は怖がっているのが伝わったが、途中で何かを言っていてもチューブ内はかなりの轟音が響いていて聞こえなかった。]
(25) 2021/08/24(Tue) 21:28:53

【人】 イウダ

[ざぱーーーーーーん!

派手な水飛沫を上げて、浮き輪が着水する。
勢い余って卯田の身体が後ろに倒れ、そのまま水中に落ちた。]


 っげぇっほ!げっ、 ほ
 はーーーーーーやっべ楽しいなこれ。
 紫亜〜大丈夫か〜?


[目に水が入って反射で閉じたまま、彼女の様子を探る。
彼女もいっしょに落ちたのか、或いは浮き輪のままか――*]
(26) 2021/08/24(Tue) 21:29:06

【人】 オルテイシア

[水の力を借りて浮き輪は勢いをつけて滑り落ちていく。
カーブになる度にふわっと浮き輪ごと身体が浮いて落ち着かなかった。]


  〜〜〜〜〜〜〜ッ……!!


[声にならない悲鳴を上げる傍らで、後ろからは笑い声が聞こえる。どうしてそんなに余裕なの。
下から見た時は短い距離だと思ったのに、乗ってみたら出口が中々見えなくて、早くゴールして欲しいような、衝撃が怖くてまだ続いていて欲しいような、そんな戸惑いすら覚えた。]
(27) 2021/08/24(Tue) 21:53:11

【人】 オルテイシア

[すっと光が差したかと思えば、チューブの水路が終わって。
大きな水飛沫と共にプールへと飛び込んだ。
基依さんが身体のバランスを崩して倒れ込むのにつられて、一緒に態勢を崩して、ぶくぶくと水の中に沈む。]


 ……ぷはっ、……はぁッ…!
 はぁ〜……びっくりした……ッ、
 あはっ、まさか、落ちるとは思わなくて。


[まとめ上げた髪も水濡れて、後れ毛がパラパラと零れ落ちた。
くすくすと笑っていたら、背中に違和感を覚える。]


 
……――ッ!!



[ばっと胸元を抑える。
落ちた勢いで背中の結び紐が外れたようで慌てた。]
(28) 2021/08/24(Tue) 21:53:55

【人】 オルテイシア





 も、基依さん。
 背中の紐、……結んで欲しいです……。


[胸元を押さえたまま、顔を赤らめながら背中を向けて救いを求めた。*]
(29) 2021/08/24(Tue) 21:54:27

【人】 イウダ

[聞こえた声の位置は近いから、彼女も水に落ちたのだとわかる。
目元を拭いながらひとしきり一緒に笑っていたら、息を呑むような音が聞こえて。]


 
はっ?!



[聞こえた声に思わず目を見開いた。
彼女の背中にはあるべき紐が無くて。]


 おい……っ


[慌てて浮き輪を傾けて簡易の目隠しを作る。
紫亜の脇に垂れる紐を結び直した。
こんな細い紐で支えるには、やはり彼女の胸は重量オーバーなのでは?]
(30) 2021/08/24(Tue) 22:18:42

【人】 イウダ


 もう一回くらい滑ろうかと思ったけど、今度こそポロリしそうだもんな、止めとこう。
 可愛い水着は激しい運動には向いてないな。

 水着のまま行けるスパの混浴スペースに移動するか。


[もし今のスケベイベントを目撃している男がいたとしたら、好奇の目から一刻も早く隠したかった。
プールサイドから上着を取り、移動の間は着とけ、と前を締める。

混浴スペースでくつろいだら、お互い男湯と女湯に分かれてしっかり身体を洗うとしよう。
夕食にBBQをしたら煙たくなるが、それは備え付けのバスルームで洗い流すとして。*]
(31) 2021/08/24(Tue) 22:18:55

【人】 オルテイシア

[大きな声にきゅっと思わず目を瞑った。]


 ご、ごめんなさい……、
 こんなに簡単に解けると思わなくてっ……


[辺りを気にしながら背中に意識を向ける。
浮き輪が上手く影になり、見られているような気配はなかったと信じたい。
周りは殆ど家族連れとカップルだし。
固く紐を結ばれて、ン、と小さく声を漏らす。
胸元を抑えなくてもよくなれば、ほっと息をついた。]
(32) 2021/08/24(Tue) 22:39:49

【人】 オルテイシア


 ……で、ですね。
 脱げちゃうのはまずいので……はい。
 
ごめんなさい……



[はしゃいでいた気持ちが一気に赤面へと変わる。
オシャレ水着じゃなく機動性のあるものを買ったほうが良かっただろうか。(でも可愛いって言われてみたかったし)

上着を着せられて、厳重にチャックまで締められて、はい。としおらしく頷く。]


 ……あ、あの、怒ってます……?


[少しぶっきらぼうになったような彼の態度に、おずおずと声を投げる。
スパは楽しみだけれど、機嫌を損ねてしまったような気がして、後を追いかけながら様子を伺った。*]
(33) 2021/08/24(Tue) 22:40:29

【人】 イウダ


 ……ちょっとだけな。
 ああなる前にフォロー出来なかった俺に怒ってるよ。


[今回は完全に見える前に紫亜がキャッチ出来たが、運が悪ければ完全にどこかに行ってしまった恐れもある。
ウォータースライダー未経験で、そこまで予想出来ずにはしゃいだ自分が情けない。

機能的な水着だって紫亜が着れば美しいと思うが、このデザインは彼女が自分に「可愛い」って言ってもらう為に選んだものだと思うので、それを後悔してほしくはなかった。]


 でも俺自身への怒りが紫亜に向いてるみたいに見えたんなら余計悪いな。
 切り替えて、あっちも楽しもうか。


[今度は自分から手を差し出した。
指先だけじゃなく、掌の温かさまで共有できるようにしっかりと握って。]
(34) 2021/08/24(Tue) 22:55:04

【人】 イウダ

[スパの中は卯田も良く知るスーパー銭湯とあまり変わらないように見えた。
ただ、男女ともに水着で過ごしているから少し不思議な気がする。

シャワーを浴びたら一通り回ってみようか。
周りの目があるからあまり引っ付いたりは出来ないけれど、甕湯の中に二人で入ったり、岩盤の上で手を繋いだまま横になるくらいなら許容されるような気がしている。]


 電気風呂もあるらしい。
 肩こりに効くって書いてるからちょっと興味あるかも。
 痺れたりすんのかな……。


[紫亜の方はどこか興味惹かれたエリアはあるだろうか。
時間にゆとりはあるから、焦らずに試したいところ全部を回っても良いのだけれど。*]
(35) 2021/08/24(Tue) 22:55:18

【人】 オルテイシア


 基依さんは悪くないですよっ。
 私がしっかり結んでなかったからで……!
 あんなに激しいものだとは思いませんでしたし……、
 

[怒りの矛先は自身ではないようだけど、それでも微妙な空気にしてしまったのは迂闊な自身が原因でもあるわけで、しゅんとしてしまう。

続く言葉に顔を上げて、差し伸べられた手をぎゅっと握り返してしっかりと手を繋いだ。
こういう時にうまく言葉が見つからないのがもどかしい。]

 
 ……はい。
 スパならゆっくり楽しめそうですね。


[手の温かさはいつも通りで、その温度に安堵を覚えながらプールを後にした。]
(36) 2021/08/24(Tue) 23:20:10

【人】 オルテイシア

[スパは水着でも楽しめるようになっていた。
温泉旅行の時には一緒に過ごせなかったので、これは嬉しい。

軽くシャワーを浴びて、プールの塩素を洗い流して温泉マップを確かめる。
甕湯は二人で独占出来るから、他の人に気兼ねせず楽しめるだろう。]


 電気風呂ってビリってするやつですよね。
 ンン、私はちょっと苦手かも……。

 私は甕湯とかジャグジーの方が好きです。
 ……あ、露天風呂もありますよ?


[トン、と指でマップを指し示してリクエストした。
岩盤浴も同僚とよく行っていたから、興味が唆られる。
彼が電気風呂に向かうなら、近くのジャグジーで時間を潰そうかなんて考えながら。*]
(37) 2021/08/24(Tue) 23:20:58

【人】 イウダ


 じゃあ「不幸な事故」ってことで、次はお互い気をつけような。
 紫亜の可愛いとこは俺がこの先もずーっと独り占めすんだから、一瞬でも他の男の視線を集めるようなことはガードしてなきゃ。


[しゅんとする彼女がこれ以上落ち込まないように明るい声を出す。
ハプニングもヒヤリハットもこの先絶対に起こらないなんてことはないのだから、その度に二人でこうして前向きに乗り越えて行きたい。

握り返してくれた手の強さに、彼女の気持ちはまだ「ここ」にあると実感して。
スパに着く頃には二人の間に流れた気まずさも緩んでいただろうか。]
(38) 2021/08/24(Tue) 23:40:56

【人】 イウダ


 あー電気苦手か。
 じゃー今回は止めとこ。
 折角だから紫亜と引っ付いてたいし……


[ジャグジーなら水面下で触っていても見えないかななんてことを考える。
言ってしまえばまた「えっち」と返ってくるだろうから、考えるだけ。]


 露天は岩風呂かなるほど。
 ならまずは今ちょうど空いてそうだし、甕湯に入るか?


[示した先はちょうど大人が二人寄り添って入れるくらいの大きな甕型の浴槽。
この距離だと他人同士は気まずいから、ソロ客は利用を躊躇うだろう。

階段を上って足を踏み入れると、熱い湯がざばあと豪快に溢れた。*]
(39) 2021/08/24(Tue) 23:41:17

【人】 オルテイシア

 
 ……はいっ。


[トーンの上がった声に表情を和らげる。
普段から見られる意識が低いせいか、彼が危惧する度に「そんなに心配しなくても……」とは思うものの、心配してくれる気持ちを無下にはしたくない。

手を握るだけでは飽き足らず、腕を引き寄せてそっと身体を寄せる。
隣に並ぶ姿を見上げて、照れくさそうに笑った。]
(40) 2021/08/24(Tue) 23:57:50

【人】 オルテイシア

 
 いいんですか?
 私も二人で入れるなら入りたいですけど……、


[電気風呂を次回に持ち越す彼に小首を傾ける。
その理由を聞いたなら、似たようなことを考えてくれていたみたいで頬を染めた。
水面下でいやらしいことを考えてるとも思わずに、彼の提案に乗る。]


 はい。
 ちょっと狭そうだけど、
 二人だとちょうどいいかもです?


[ぺたぺたと足音を鳴らして、甕湯に向かった。

先に彼が入ると豪快にお湯が溢れる。
笑って自分も片足を入れて、湯船に身を浸す。

多少狭いから、先程のウォータースライダーに乗った時のように、彼の足の間に身体を丸めて落ち着けば、温かさにほう……、と息をついた。*]
(41) 2021/08/24(Tue) 23:58:43

【人】 イウダ

[電気風呂なら近所のスーパー銭湯にもあるし、いつでも入れる。
だが「紫亜と一緒に入れる甕湯」なんて、早々機会があるものではないのだ。
紫亜とはこの先もずっと一緒にいるつもりだけれど、だからといって一緒にいられる機会を先送りにする理由にはならない。
普段仕事でどうしてもすれ違うことが多い分、こういう時には思い切り二人の世界を楽しみたいのだった。

腰かけるとやはり内部は狭く、背の高い卯田は紫亜の入るスペースを確保する為に中で膝を曲げて足を拓くことになった。
上から彼女の身体が降りてくる。
意図的ではないだけに、眼前に現れた臀部に対し何もリアクションを起こせないのがもどかしい。

――否、起こせなかったのは意図的な反応であって。]


 ……ごめん。


[彼女が間に座ったなら、水着を押し上げるものがあることに気づくだろう。
ふーっと長く息を吐く。]
(42) 2021/08/25(Wed) 0:41:03

【人】 イウダ



 ……このまま何もしなかったら落ち着くから。
 流石にここの湯を汚す訳にはいかない。


[後ろから彼女の身体を抱きすくめる。
身体の前で手を組んだら、彼女の胸が押されて上に風船のように浮かんだ。
フリルで隠されていた部分に微かに残るマーキング。

――いかんいかん。]


 素数を数えれば良いんだっけ、
 って俺「ソスウ」の定義すら知らないんだけど。


[とりあえず1からカウントしてみた。
これでは「100まで数えろ」と娘に言っているお父さんのようだ。**]
(43) 2021/08/25(Wed) 0:41:52

【人】 オルテイシア

[狭い甕湯に膝を折り曲げて彼に背を預けるように身を委ねれば、つん、と下肢に当たる何かに、ぴくっと身を揺らした。

ちらっと後方の彼に視線を向ける。
謝罪の言葉で全てを察してしまった。
覚えのある硬さに、じわじわと頬が赤らんで。]


 
……ばか。



[二人だけしか聞こえないような声で囁いた。
離れていた方が落ち着くだろうかと、少し距離を取ろうと身を起こしたけれど、後ろから抱き竦められたら湯船の中で暴れるわけにもいかなくて。]

 
 それは……、そうなんですけど。
 くっついてたら、落ち着かなくないですか……?


[と、言いつつも腕から逃れるつもりもない辺り、非協力的だと思う。] 
(44) 2021/08/25(Wed) 1:33:16

【人】 オルテイシア

[公衆の場でイケナイコトをしているみたいでドキドキと胸が高鳴る。
空いている時間なのか、周囲に人影は見えない。
そのことが余計に二人の距離を縮めた。

胸の前で組まれる手にそっと手を添えて、緩く彼の手を擦る。
腕を組まれている分胸元が少し窮屈になって、小さく身動いだらフリルが彼の腕に掛かって胸が彼の腕に当たった。

水着越しとはいえ、尖った先端を掠めないようにもじもじと場所を移動すれば、今度はお尻に彼のものが当たる。
前にも後ろにも動けなくて、顔を覆いたくなった。]


 そ、素数は私も覚えてないんですけど、
 少しだけど、マッサージ覚えたんですよ、私?

 杏さんと一緒にマッサージ講座に通って、
 基依さんをちょっとでも癒せたらいいなって思って。


[話を逸らすように彼の右手を取って、指先で掌からゆっくりと指圧するように教えてもらったツボを押す。
手付きはまだ未熟だが、弱く、強く、掌を刺激する。**]
(45) 2021/08/25(Wed) 1:33:57

【人】 イウダ


 うん、馬鹿なのはわかってるんだ。
 紫亜とくっついたらまあこうなるよなっていう……。



[此方も小声で答える。
というか囁きの「ばか」にまた反応をしてしまうので、紫亜にはもう少しフェロモンを抑えて頂きたい。]


 いや、この状態に慣れて、紫亜がもじもじ動かなければ収まるとは思う。
 って
コラ、



[今度は卯田が咎める番だった。
腕に胸は当たるし、尻は怒張を育てるように上下左右にぎこちなく揺れ刺激される。
ふうふうと息を荒くして呼吸を整えようとするが、密着した状態では彼女の項から耳にかけて息を吹きかけたような恰好になった。]
(46) 2021/08/25(Wed) 19:53:08

【人】 イウダ

[甕湯には出待ちの入浴客もおらず、露天の方向からも少し外れたところには向かってくる人影もない。
少しだけなら水着の彼女に不埒なことが出来るのではないかと手を動かそうとした瞬間、戒めるように手が取られた。]


 野葡萄さんとすっかり友達だな。
 通う目的が俺の為ってのがまた嬉しいじゃないか。


[やましい気持ちを封印して、掌全体の力を抜けば、細い指からは想像もつかない程の力がツボに入るのがわかった。
力の入れ方なども教わるのだろうか。
「痛気持ちいい」とはこういうことだ。
特に痛いのは指の付け根付近だったから、高速道路運転で肩には力が入っていたのかもしれない。]


 あ〜〜〜〜効く……寝そう……


[ぐう、とふざけて彼女の肩に顎を乗せてみる。
神経が掌に行ったおかげか、下肢の方も落ち着きを見せていた。*]
(47) 2021/08/25(Wed) 19:53:23

【人】 オルテイシア


[密やかに交わされる声に俯いてしまう。
頬が赤らむのは温泉の温度のせいだけではない。
反応を返す彼につられて体温が上がってしまうのは許されたい。

居場所に困って身じろぎを続けていれば、窘められて視線を泳がせる。]


 ……ッ、
 だって……、狭くてどこに居ても当たっちゃう…… 

 ……ンッ、 
だめ……



[触れないようにと意識するほど、余計意識がいってしまって悪循環のことこの上ない。
首筋や耳元に掛かる息にぶるっと身を震わせる。
駄目だと分かっている時程、感じてしまって熱の籠もった溜息をついた。]
(48) 2021/08/25(Wed) 20:51:08

【人】 オルテイシア

[密着した体勢のまま、マッサージする手は続ける。
他に意識が向かないように、掌から指先まで揉み解していきながら。]


 はい。仲良くなりました。
 基依さんたちのお仕事、手が大事でしょう?
 だから、何か役に立つようないい方法ないかな、と思って。

 あ、全身マッサージもちょっと教えてもらったんです。
 背中とか足も後でしましょうね。 


[時折、ンッ、と力を篭めてツボを押す。
あまり痛くしすぎては効果がないから、力の加減は程々に。
痛いところは指の付け根と聞けば、首周りに掛けて凝っていることが分かる。
長時間運転していたなら然り、そこは念入りに解しておいた。]


 ……気持ちいい?
 あ、だめですよ、寝ないで。

 ……ふふっ、くすぐったい……
 ……はい、終わりです。


[肩口に掛かる重みにくすくすと笑いが漏れる。
頭同士をこつりとぶつけて、ゆっくりと手を解放した。*]
(49) 2021/08/25(Wed) 20:52:11

【人】 イウダ

[狭くて動きづらいことがここまで互いを盛り上がらせるものだとは初めて知った。
家では大抵浴槽に浸かる前に繋がってしまって、事後に入ることが多いし、温泉旅行の時には内風呂は十分な広さがあった。
意識すればするほど熱は収まってくれなくて、呼吸を整えようとするその息が彼女の情欲をも刺激してしまう始末。]


 
紫亜、声、



[密着しているから、卯田がどのタイミングでより催すのか彼女には知られてしまうだろう。
ふるりと身動ぎする時の産毛が逆立っている様子や、溜息をつく熟れてつやつやの唇、目が離せないのに見ていると収まる隙がない。

だから、マッサージの方向に意識を逸らしてくれたのはありがたかった。]
(50) 2021/08/25(Wed) 21:29:14

【人】 イウダ

[ということは、羽出も野葡萄にこうやってマッサージされているのだろうか。
その様子を想像して微笑ましくなった。]


 うたた寝湯とかもあったけど、そこでツボ押しして貰ってたら、紫亜をプロの人だと思って依頼してくる人が出てくるかもしれないしな。


[水着で背中マッサージなんて、傍から見たら単なるマッサージには見えないかもしれないし。
より広範囲の部分は部屋(もう部屋と呼ぶ)に戻ってから頼むことにしよう。]


 あ〜すげ、手を解して貰ったら、なんか背中の方まですっきりした気がする。
 ありがとな。

 ……出るか。
 逆上せてもアレだしな。


[収まったことだし。
また長居をすると熱はすぐに戻って来そうだから。]
(51) 2021/08/25(Wed) 21:29:31

【人】 イウダ

[甕湯を上がると少しくらりとする。
熱が下に集まった名残……というのは置いておいて、これ以上入るのは危険かもしれない。
彼女が他に入りたいところがあるなら、その近くのベンチで休むことにして、他に行きたいところがあるか尋ねた。]


 銭湯の方も行ってから着替えて帰ろうかと思ってたけど、涼みたいから俺はこのまま帰ろうかな……。


[行きは戸惑っていた水着移動も、他の客も堂々と歩いているのを見たことで抵抗は薄れている。
彼女の方が着替えたいなら外で待っておくことにして、此方は入浴後の瓶牛乳のことを考えようか。*]
(52) 2021/08/25(Wed) 21:30:00

【人】 オルテイシア

[上擦った声を指摘されて口元を抑える。
人に聞かれたら視線が集まってしまうだろう。
熱に浮かされた顔を見られてしまえば、すぐに何をしているのかは察せられる。

冷静を装って熱をやり過ごそうとお風呂に身体を埋めれば、ぱしゃりとお湯が跳ねた。]
(53) 2021/08/25(Wed) 22:08:41

【人】 オルテイシア

 
 横になりながらお風呂に入れるのいいですね。
 プロには到底腕が足りませんから、
 実際に頼まれたら困っちゃいますけど。


[ツボの場所も、力の篭め方も教わったけれど、一日二日では完璧とは言えない。
杏さんとはもう少し極めるつもりで、マッサージ講座には通う予定だ。
彼女も頑張り屋な彼氏のために、日々研鑽を怠らない。

たまに会話が弾みすぎて、お互いの彼へのご奉仕活動に力が入り過ぎることもあるけれど。
女子トークの内容は、たまに過激な内容もあるから彼にはとても話せない。

マッサージの効果はあった様子で、感想を聞いたら表情が綻ぶ。]


 はい、私もそろそろ逆上せてきました。


[マッサージの話をしている内に、火照りも落ち着いてきていて、代わりに身体中がぽかぽかしている。
縁に手をついて湯船から上がった。]
(54) 2021/08/25(Wed) 22:08:59
 




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