―　回想：カジノの後宿屋で　―

　何、ってそりゃ……
　アー……俺の好きにしていいかってことだよ
　ピュアなステラちゃんよ

[顔を近付けてお互いの息がわかるくらいの
距離で話てみるが酔っ払いには反応が鈍く>>194
シラフじゃねーと揶揄い甲斐がねーなと
すぐ近付けた距離を戻した。]

[酔っ払いとはいえ
>>195]

　ほーん、ってか
　じゃあその俺から
　こと言ってやるよ

　
　

[髪飾りをそっとステラから外し
その花に唇を寄せて
流すように視線はステラに。
可愛らしい仕草というより色気を含んだ目で捉える。
こうやって雰囲気は出したつもりなんだが
次に答えたことには即否定してきやがった。
。]

　素直だな、いい子だ
　わかってるさ
　
　だから……

[
酔っ払いとはいえ素直な言葉が言えたことは>>196
及第点ってとこか
微かに呼ばれる声、しがみつかれた肩
その手は震えていなかったか
怖がらせてはいないかは気にしたつもりで。]

　
　
　
　

[
掴まれた手が嬉しかったから
しがみつかれたままの手はそのままに
振り払うことはしなかった。

時折反応しているであろうその体に
俺の熱を覚えこませるように
それでもその手付きは優しく触れていたつもりで
だからか
寝息が聞こえて拍子抜けしたな>>198
でも頬に触れた俺の手に摺り寄せてきたのは
俺の声が聞こえたからか？　だとしたら……。
掴んできたその手を俺は握り返しても
いいのかも知れねぇな。]

[擽ったそうに反応するのをみて>>199
寝てるならもういいとばかりに寝っ転がって
掴まれてた手に自分の手を重ねて
そのまま寝ちまったんだったな。]

[朝、どうやらステラが起きたようで
もぞもぞと動く気配がして

ニヤリと笑ってじっくりとその様子を見せてもらったぜ
そのうち俺が起きているの気がつくか
俺が堪えきれず笑い出すのが先か
枕で殴られても全然痛くはなくて

顔を赤くして叫ぶステラを笑いながら見ていたが
その叫んだ内容は放っては置けず。]

　昨日やっぱり起きてたんか
　オイ、
　やってくれるじゃねーの

[クククと笑って
今一杯一杯であろうステラの隙をついて
体を引き寄せその耳元に囁いた。]

[言葉の終わりに彼女の耳元に

その後に続くであろう反応にニヤリと笑う。
そうだな、面白い反応が見れたら
大人しく部屋から出て行ったかな
**]

　―　現在：酒場　―

[カジノで十分酔っ払う時は
気をつけろって体に教えたはずなんだけどなァ
今日はお祝いだし仕方ねぇか。]

　へーへー、本番はこれからなら
　眠くならねぇように気をつけとけよ

　ふーん、素直じゃねーか
　じゃあチョコレートサワーをいただくか
　ハハッ、おごりとは格好良いねぇ

[俺からはそのグレープフルーツジュースを
奢ってやんよ。笑いながら伝えて>>203]

　ああ、お疲れさん
　俺がいるんだ、同じヤツに負けはもうねぇさ

[乾杯とグラスを鳴らして口元へ運ぶ。]

[何だか
首輪って本格的に飼う算段か？？]

　
　可愛くおねだり出来たら
　首輪つけてやってもいいけどなァ

　首輪は冗談なんだろ
　もう、困らねぇだろーよ
　お前も強くなったわ
　鼻毛…ククッ
　笑わせてもらったわ
　

[戦いの後は何があった知らねぇけどよ
自分にも掛けて欲しいと志願した
キヨヒコにも掛けなかったじゃねーか
]

　
　・・・ああ。楽しいぜ
　酒も沢山飲めるし


　ただ少し、寂しいのかもな
　俺はお前達とは違って先がねぇから

[それは先を見据えてからこその感情か
ただの自分の感情か
どっちも含まれていたかもな


変なことを言ったな。
聞かなかったことにしてくれや。
そう後に言葉を続けて
チョコレートサワーのグラスは空になった。*]

　―　現在：酒場　―

[首輪代わりの魔法には
顔をやめておくと返し>>241


ステラの先がないって？
それこそ何言ってんだ状態だわ。]

　新しい魔法だって覚えたじゃねーか
　お前はもっと
　限界を決めつけんな
　

[まじまじと見てくるその顔を

熱の込めた視線で見つめ返す。
こんなにステラの顔をしっかり見たのも
久しぶりかもしれねぇな
]

　そういやドレス着てんのな
　カジノの時とはまた違ってんな

　髪のこのキラキラしたヤツ
　気になってたんだわ

[そう言って伸ばした手は髪に触れ>>153
頬へと移動することは叶ったか


触れていたか、宙を舞うだけだったか
手が元の位置に戻れば、席を立って。]

　俺も着替えてくる
　そしたら一緒に踊ろうぜ

[そう言って衣装部屋へ、
まあ俺一人じゃ適当に選んじまうから
ミツコにアドバイスをもらってだな。

店内にはホールがあって
そこでは音楽に合わせて踊っているみてぇだ
一曲踊ってみるのも悪くはねぇかもなと
思って着替えに来たものの

この一言で片付けてしまったわけだ。]

[カジノの時のように
前髪は緩く後ろに流して

ミツコが選んだのは白の燕尾服
グリーンルチルクォーツ^gemの石で加工されたクリスタル型の耳飾り
レッドカラージェイド^gemの輝くブローチだ

俺は目に入ったを手にとって
胸ポケットへ

その様子を見ていたミツコの
「まあ！」という反応には
気まずそうにそっぽ向いて知らんぷりだ。]

[着替え終わって戻った先に
ステラが大人しく待っていたのなら]

　今日の髪飾りはこれな

[先ほど胸ポケットにしまった花を取り出し
ステラの髪へと付ける。]



　花言葉は……

[ここで、スマートに踊りを誘えればいいけれど
生憎と俺にはそんなことは出来ねぇ
そういうのはフェリックスの方が得意そうだ。]

　
　

[ステラの言う王子様ってのには
どうせなれないのはわかってんだ。

取り繕うことなんてしねぇ。]

　おい、俺は踊ったことなんてねぇ
　エスコートなんてのも

　だから
　

[ぶっきらぼうは相変わらずで
そうして差し出した手はどうなったか。
*]