必要であれば、
また5分後に声を掛けるつもりだったが。

女性の支度中に聞き耳を立てる趣味は無いし、
黙って待たれても気が散るだろうと考えたのだが…

　
[――朝食の時間。

わあ、師匠が私の料理を
いつもよりたくさん食べてくれてる！
美味しくできたみたい…



言われなくても、薄々理由を察し
恥ずかしくて俯いてしまった。

けれど、ルービナ様が残さず食べてくださったので
申し訳なく思いながらも、嬉しかったな。]
　

例えば、。
例えば、。

［　ほーう？
　　まあ、私たちは料理人じゃないのだから
　　完璧を求められているわけではない。

　　多少個性のある料理であっても
　　食べられる範囲であれば誰も文句は言わないだろうな。
　　最初の頃より上達したのなら
　　これからも続けていればスキルアップはするものだ。
　　言い訳なんてしなくていいと思うな>>3:28

　　あえて言わなかったことには
　　こう考えていたわけではあるけれど。

　　そうだな、道中で話題がなければ
　　朝食について話すこともしただろうけれど
　　蒸し返すなというのならばやめておこうか。　］

［　最後の言葉は君が作業に集中していれば
　　聞こえないくらいの小声で。
　　それでも声には出してしまったので
　　横目で彼女の様子を伺いながら手は動かしていたな。　］

　　君が気にしていたことは
　　私にはこの話で十分だと満足していたからだろうな。　］

［　響け！私の美しき歌声よ！
　　というくらい自信満々のな歌声が響き>>3:18

　　それに合わせてか紛れ込ませるような
　　君のの歌声も続いて聞こえて……>>3:35



　　シンクロしたように私は感じたよ。
　　なんていったって同じ56点だからな。

[い、言い訳なんて別に…別に、しないんだから…
という心の中の呟きは、
誰かの心の声に向けたわけじゃないのだけれど>>6

ただ、被せられた言葉には思うところがあり…]

彼の、ばつの悪そうな表情を思い出して。>>1:16
別に…なんて一言で終わらせてしまったのを>>1:9
悪かったかなと、今になって思う。]

[彼に貶す気がないのはもう理解している。
だけど、魔力の強さがそのまま
自分の強さになるわけじゃないから。