人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


【赤】 童心 クロノ

エルナト! 今日がお前の命日だ!
Rurux_is_me 2022/05/04(Wed) 21:00:00

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

──こわい。
小さな唇が、音もなくその言葉を反復した。
繰り返しても、特に感慨は生まれない。
指先がことり、固い音を立てる。

『時間が過ぎていくにつれて』
『心も石になっていくような、そんな錯覚がするんです』

そんな筈はないのだけれど。

『でも、そのほうがきっと、苦しくなくて良いと思うんです』

心を傷めなくて良くなる。
そうすれば、全部私が抱えられるのに。

『こんなことを書いては、心配をかけてしまいますね』
『大丈夫』
『約束は、ちゃんと覚えています』
(-11) dome 2022/05/04(Wed) 21:34:20

【恋】 童心 クロノ

/*

うっかり寝て起きたらゆめかわ窓が混線起こしてる…………
(?4) Rurux_is_me 2022/05/04(Wed) 23:37:05

【赤】 童心 クロノ

同室のラピスは、昨日連行≠ノ向かった後の
クロノの様子が、どこか落ち着きが無かった事を
見ていたかもしれない。
ばつが悪げにあなたから視線を逸らしたり、
いつもより早めに布団に入ったり、など。

合図の音に、いつもより遅れて
教室へと顔を覗かせる。

「…………、」

「ご、…………ごめん、
 その、…………うまく、いかな、くて」


顔をうつむけて、落ち着きなさげに両手を合わせている。
(*9) Rurux_is_me 2022/05/04(Wed) 23:44:31

【赤】 童心 クロノ

/*
トットくん吊り?!?ウワ…………イヤ……………………。
うっかり寝て起きてましたわ。
天然誑に引っかかりました……。
(*10) Rurux_is_me 2022/05/04(Wed) 23:49:35

【赤】 童心 クロノ

「う、…………うん、
 わたしは大丈夫……
だけど……


駆け寄って来たトットの事をちらとみて、
けれども俯いたまま。

「だいじょ……うん……、
 
あの、エルナトくん、に、……その…………、

 すごい、
……触られ、……その……。」

「ご、めん……あの、うまくできな…………くて、」

「…………え、エルナトくんが、その……」


まだ気持ちの整理がついていないのか、
あったことと、結果役に立てなかったという事実に、
取り返しのつかない事をしたんじゃないか、と
暗い影を感じて、自分の身体をぎゅっと抱く。

「わたし、うまくできなかった…………」
(*13) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 0:12:20

【人】 童心 クロノ

いつも通り、上回生に連れられて食堂には来たが
何か心配事でもあるか、あまり落ち着きが無い。
減っている人や、戻ってきていた人の事を、
気にかける余裕も、無く。

朝食のパンはひと口だけ齧って、
ミルクで飲み下した。
(17) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 0:23:21

【赤】 童心 クロノ

休、
……で、でも……その……、
 わたし。
どう、どうしよ……どうしよう、わたし……」


「ごめんなさい、どうしよう、
 ふたりに、迷惑かかったら……」


泣きそうな声で、でも泣くのは堪えて
かれが好きなものだから、
ここで零すのはもったいない。

手で目元を押さえて、唇を引き結ぶ。

……話し合いも、事情の説明も、出来る様子では無いだろう。
ラピスの言う通り、休息が必要なのは間違いない。
(*15) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 0:35:25

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「心も、石に……」

苦しくないのなら、いいのかもしれない。
苦しくないのは喜ばしい事で、けれど、
同じぐらい楽しい気持ちも温かい気持ちも、
石のように冷たくなってしまうの
かもしれないと思うと、それは、怖かった。

そんな筈は無いとしても。
そう感じるなら、事実かもしれない。

きゅっと眉を下げ、
“心配かけてしまいますね”との文字を見て、
小さく頷いて、ホットミルクをひとくち。
自分の感情のまま喋ったら、
あなたを困らせるだろうから。

「ラピスちゃんが怖がれなくても、
 ……わたしが、怖いと思うから」

「忘れないで、ね」
(-32) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 0:48:04

【赤】 童心 クロノ

「………ごめん……、」

俯いたまま、何度も頷いて
だめだよ、役に立てなかった分
今度は、ちゃんと、今度こそ、ちゃんとやらなきゃ
わたしがやるって、

一度の失敗に、焦りそうになる気持ちを
ぎゅっと胸ごと握りしめて。

ありがとう、おねがいします……。


項垂れるように頭を下げた。
(*18) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 1:15:58

【赤】 童心 クロノ

こくと頷いて、
大人しくラピスに手を引かれて着いていく。
扉から出る前に、一度だけトットを振り返って

「……、」
……お花もらえて、わたしも役に立とうと
せめてやる事をちゃんとやって、頑張ろうと思ったのに、な。

……もうひとつ頷くだけして、教室を後にするのだろう。
(*21) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 1:47:51

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

石のように動かない心を本当に手に入れたら、どうなってしまうのだろうか。
渦のように巻く感情と思考から解放されるのは少しだけ心を惹かれた。
だから、まだこの心は生きている。

『それなら、その時はクロノちゃんのこわいを
 私が受け止めてあげます』

「………」

『忘れませんよ』

心が冷え切ってしまわないように、温かいホットミルクを飲む。
優しい味と雰囲気に包まれて、静かなお茶会がそのまま過ぎていった。

(-35) dome 2022/05/05(Thu) 1:51:40

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

【4日目】


「………。」

あなたの手を引いて、寮の部屋に戻ってくる。
いつもより少し、早足に。
その背中にどんな感情が滲んでいるように見えただろうか。
少なくとも失敗したあなたへの非難ではなかった。
昨日は見ないふりで過ごしたが、翌日になっても直らない様子を見かねたらしい。

部屋に引き入れると、かちゃりと施錠の音が響く。
手は繋いだままで、室内に。
同じくらいの背丈だけれど、年齢の差はありありと力に出る。
恐らくは昨日の出来事を引きずって、わけもわからないままのあなたをぽすん、とラピスのベッドの上に置いた。

几帳面に整えられたシーツの上に、ゆっくりと二人分の重みがかかる。

/*
うおあ〜〜〜!!!!時系列としては4日目会議の後として引き続きお付き合い頂けると幸いですわ 不都合あれば可変式時空でお送りしますわ
お話………しましょう………
(-36) dome 2022/05/05(Thu) 1:58:05

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

/*
時系列問題ありませんわ!お話……しましょう……!


手を引かれながら、部屋へと戻って来る。
俯きがちに見ていたあなたの背が、
何を言っているのかは、分からない。
非難では無いけれど、
ただ心配≠ニ呼ぶには力強い気がして、だから分からない。


手を繋いだまま室内に。
けれどそこから椅子では無く、
連れて行かれるのはベッドの上で。

「ぇ、
 ……ラピス、ちゃん?」

困惑を映した菫色が、控えめにあなたを見上げている。
気心知れているあなた相手故にか、恐れる事は無く、無防備に。
(-38) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:07:45

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

ベッドの上。
粉が落ちてしまうから、黒板は使わない。
黒板もチョークも床に落として、
ベッドサイドテーブルの引き出しから手帳とペンを取り出す。
塗り潰されたように真っ黒な頁は飛ばして、インクを滲ませる。

『昨日』
『なにが ありましたか』

ずい、とベッドボードにクロノの背を押しつけるように距離を詰める。
淡々と事実を問う薄い表情が、あなたを見つめている。
(-44) dome 2022/05/05(Thu) 2:23:22

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

ちらと見えた黒いページには、少しだけ気を取られる。
それに気を取られるのは、現状から逃避したい
僅かばかりの自己防衛反応なのだろう。


けれども文字が手帳に綴られれば、それを目で追えば
追いやられながらも、視線を落として。
菫色の瞳が、惑うようにゆらゆら揺れる。

「…………、」


「わ、………わかんない……」



そう言って、また視線を逸らして

(-47) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:37:40

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

たどたどしく、
言葉を続けていく。

「エルナトくんを、連れてく、から
 図書室から、呼び……出して……」

「……大人たちに、あとで、来てもらうよう、お願いした、
 奥の教室まで、エルナトくんの、こと、つれてって、」


「大人がくるまで、閉じ込め、ようとし、たんだけど」


なんて言えばいいのか、分からなくて
言葉に迷うように、はくはくと口を何度も
開いて閉じてを繰り返して。
自分の片耳に、手を触れる。



「………お願い、きいてくれるなら」


「守ってあげる、て、」



それで、と息だけで言って
唇をぎゅっと結んで、あなたを見上げた。
これだけだと。
我が身可愛さに甘言に惑わされた、裏切り者だ。
けれどもその先を言う事を酷く躊躇って、口を閉じる。
(-48) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 2:42:15

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

「………」

じっと、吸い込まれそうな夜空色の瞳が見ている。
あの空き教室でクロノの口から語られかけた言葉を覚えている。
自己防衛からくる逃避の行く先を塞いでいくのは、少し申し訳ない気持ちになった。
それでも、丁寧にひとつひとつ、道を塞いで誘導していく。

言ってしまえば楽になるとでも言いたげに。

『お願い、というのは?』

躊躇いを解くように、片手を伸ばして耳に触れる。
素手ではない、布地の感触が伝わるだろう。
小さな声も聞き漏らさないように、額を突き合わせるくらいの距離でその表情を覗き込んだ。
(-51) dome 2022/05/05(Thu) 3:01:32

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「…………」

ごくごく近くに迫る顔、
耳を触れられれば、ぴく、と分かり易く身を跳ねさせる。
昨日の感触が彷彿される。
それよりずっと、硬質ではあるけれど。

恥じらうように、少しばかり頬が熱を持つ。



「…………わ、かんない」


「わかんないの……。ただ、…………」

これは、誤魔化しでもなんでもない。
“お願い”が何なのか、言葉にされるより前に
その
が対価を強請ったのだから。





「か。からだ、じゅう、」


「舐め、られ、て…………」


消え入りそうな声が、ぽそぽそと口にする。
必死に夜空色から逃げようとする瞳は、
細められて横と逸らされた。
(-57) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 3:22:12

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

「………」

あの少年の特徴。
食事を摂るところを、誰にも見せたことがない。
それと"お願い"が意味するところを照らし合わせて、
一つの仮説を浮かび上がらせる。


なるほど、『お願い』については推測できた。


昨日、ばつが悪そうに過ごしていたのも、その行為があまりに特殊であったかららしい。
触れた指先で耳の形を確かめるように撫でてから、また質問を紙に書く。

『守るというのは、神隠しからですか?』
『それとも、他のもの?』

逃げたままの菫色を、夜空の双眸は見続けている。
そこから掬い取れる感情を取りこぼさないために。
(-62) dome 2022/05/05(Thu) 7:12:14

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「神隠し、……というか……」

どう言うべきか言葉に迷って
何度か口を開けたり閉めたり、して。

「……神隠し、のために」


「ひとを、だまして」

「友達を、大人に引き渡す、ことで」

「悩んだり、後悔したりすること……から?」

迷いながら、言葉を吐く。


つまるところ、エルナトには
「自分が人狼の役をやらされている」事
を告げたのだろう。
それに伴う罪悪感を見て、そこを絡め取られた。

細めた瞳が、潤んでくる。
ふたりに迷惑かけないために頑張らなきゃいけなかったのに、
そんな甘言に惑わされて、放棄してしまったのだから。

「だから、……火、つけて」

「大人たちが、それ、に、気を取られてるうちに、
 ごまかして、逃げて、来て……」

「それ、で、……失敗、しちゃった」
(-69) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 10:25:36

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

「……」

ぽつりぽつりと語られる内容。
小さな同室者は、ずっと悩み続けていたのだろう。
失敗したことは事実だ。
保証のない甘言でもあったかもしれない。
けれど、それに縋らねばならないほどクロノが追い詰められていたことも事実だ。

『そうですか』

眉を下げて、困ったような表情になる。
幼い心ひとつ、守ってあげられていなかった。
身体がまた、蝕まれる感覚がした。


『怖くはなかったですか』
『嫌ではなかったですか』

そのお願いについて。
心を守る対価に差し出したものに、恐怖はなかったかと。
(-76) dome 2022/05/05(Thu) 11:48:07

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

ぽろ、と瞬きの拍子に雫がひとつ零れて。
困ったような顔に、きゅっとこちらも眉を下げる。

対価について問われれば。
これもまた、言葉に困って。

「…………わかんない」


「こわい、やだ、きもちわるいって、」


「おもった、はず、なのに」

「エルナトくんの、声が、やさしくて」
「こわくなくて、でも、」


「わたしの、顔が、からだが、おとなから、もどらなくて」


「こわい、やだ、なはずなのに、」

「わかんない、」
「…………わかんない……」


「された、ことより、いまは、ずっと」
「うまくできなかった、
 役に立てなかった、ことが、嫌で、……だから……」


口にした言葉に、まるでまとまりがなくて
そこまで言って、口をつぐむ。
そのまま泣いてしまいそうな目を、ぎゅっと瞑った。
(-93) Rurux_is_me 2022/05/05(Thu) 16:51:54

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

感情に合わせて外見が変わることは、知っていた。
それ以外の条件があるのかはわからないけれど。
9歳の子どもにはあまりに難しい経験だったに違いはなかった。

「………」

一度息を吐いて、先程よりは随分ゆっくりと文字を書いていく。

『少しあなたは、気負い過ぎているように思います』
『役に立っても、立たなくても』
『それはあなただけに責任のあることではありません』
『どうにもならないことというのは、存在します』

病気と同じだ。
努力でも心掛けでもどうにもできないものがある。
今回も、きっとそうだった。

『たまたま、失敗したのがあなただっただけのことです』

巡り合わせが違えば、
失敗したのはトットだった。ラピスだった。

(-100) dome 2022/05/05(Thu) 17:59:30

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

小さな手に手を重ねて握る。

『わざと皆を裏切ったなら、少しは怒りますが』
『今こんなに悩んでいるのだから、違うでしょう?』

『良いんです。このままで』
『いつかこんなことしなくて良くなるから』

全部バレたら、私が悪かったことにしてしまうから。

同じ班の子どもが次々居なくなっている。
誰もが不審に思い始めている。
それなら、終わりも近い。
待つだけだ。

だからそんなに怯えて自分を責めなくてもいい。

(-101) dome 2022/05/05(Thu) 18:00:06

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

──クロノ。


掠れた吐息が、その名を呼ぶ。

──こっちにおいで。


涙を零すあなたを抱き寄せた。
肩に頭を預けさせて、背中を撫でる。
少女のベッドの上だから、普段よりその匂いが濃くあなたを包んだ。

春先、夏が近づいて来ても厚着の少女。
今までは気づかなかったかもしれないが、病気を知った今ではその服の下に所々、固い感触があることがわかる。
(-102) dome 2022/05/05(Thu) 18:00:26

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

どこかの、日も落ち始めた頃。
君がどこにいるか、どこにいるとしても、
少年は施設の中を散歩して、君を見つければ声をかける。

「クロノさん、こんにちは。」
「穏やかに過ごせた?」

こっちは大丈夫だったけれど、そっちも大丈夫だったかな、と。
(-107) arenda 2022/05/05(Thu) 18:38:38

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

ゆっくりと文字を綴る細やかな音に
ぎゅっと涙を堪える様に瞑った目を、開き。

「…………、」

「どうにも、ならないこと…………」

綴られた文字を、小さく復唱する。
あなたの心が、石になってきてるなんて
そんなの、やっぱり気のせいだ。
だってあなたは、こんなに、やさしいから。

堪えた筈の涙は、結局瞳から零れ落ちていく。

(-181) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 8:34:40

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「ぅ、」

「ゔえええ…………」


あなたの肩に顔をもたれて、
同じぐらい小さいあなたの身体に、
しがみつくようにしながら泣きじゃくる。

服の下に感じる硬い感触。
つらいのはわたしだけじゃない、
わたしだけじゃないんだから、
しっかりしないと、いけないのに。

そんな風に思ったとて、
あなたの優しさを突っぱねる事なんて出来る訳もない。
優しい手つきも、包み込むようなあなたの香りも、
ゆるしてくれる言葉も。今、本当に沁み込んでいくように心地好いから。

そうして、そのまま、あなたにしがみついて泣いている。
(-182) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 8:45:12

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

「え、……エルナトくん、」

では、それは何処ぞの廊下だろう。
声を掛けられれば驚いたような反応を一度。

「う、うん……わたしは、大丈夫だった、よ」

緊張の面持ちであなたを見上げて頷き言って。

「……なにも、なくて……逆にちょっと、こわいかも……」
(-183) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 8:52:49

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

「やぁ。」

名前を呼ばれればひらり、手をあげて。
てく、てく、ゆったりとした足取りで近づく。
目の前まで立てば、身長差分視線が下がる。

「うん、何もないなら良かった。」
「約束は守れたようで何よりだね。」

君を守れてよかったよ、と少し安堵の息。
嘘つきにはならずに済んだようだ。
その後の言葉には、うーん、と思案して。

「…まぁ、子供達もたくさんいるからね。」
「単に違う子を標的にしてるだけじゃないかな。」
「きっと大丈夫、そんなに不安そうな顔しないで?」

騒ぎがあったんだもの、連れてこれなかったことで、
君が怒られたりなんてしないさ、と。
叶うなら頬に掌で触れて、安心できそうな言葉を告げて。
実際にどうかなんて知らない、耳障りがいいだけの言葉。
(-185) arenda 2022/05/06(Fri) 11:13:11

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

「……そう、だといい……けど」

不安げに言いながらも、
けれども触れられたら、少し頬を赤らめて
昨日の出来事にどういう感情を持てばいいのか
自分でもまだ分からなくて、どきまぎと視線を逸らす。


「……あの、」

「エルナトくん、の、昨日の……って」

「その………」


ああして、執拗に舐めて来たのは
そういう病気なのだろうか。
そういうのが、好きに思ってしまう病気なのだろうか、と
問おうとして、病気と呼ぶのもヘンな感じがして、
中途半端に言って言い淀んだ。
(-187) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 12:39:14

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

「きっと大丈夫さ。」

蜂蜜みたいな言葉を吐いて。
赤らんだ頬を、親指で軽く撫でる。
動物に触れた時、その温もりが心地よいと思うのと同じように、
君の体温は心地が良かった。

言い淀む言葉、でも、聞きたいことは分かる。
まぁ、気にするなと言われる方が難しいだろう。
ひとつ、思案して。


「食事なんだ。」

ぽつり、零した。
それはどうしようもなく単純な事実であった。

(-189) arenda 2022/05/06(Fri) 12:54:17

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

「人のご飯が食べられなくてね。僕が食べられるのは。」
「汗とか、涙とか。」
「……唾液とか、それ以外とか。」

頬を撫でていた親指を、君の唇に触れさせる。
くい、と指を曲げて。
その隙間に侵入しようとして。

「人の体液だけが食べられる。」
「美味しいと思うし、実際に栄養にもなる。」
「………そういう、病気。」

だからそう、昨日のあれは。
まさに"食事"に他ならなかった。

「…気持ち悪いでしょう。僕も、あんまり食べちゃいけないと思うんだけど。」
「……最近はずっとお腹も減ってるし、それに……」
「…食べる事にも、抵抗が無くなってきちゃって。」

成長期の体は栄養を欲しがるし。
慣れた行為はその異常性を麻痺させるし。
君の体を舐って、唾液の交換をする事も。
何の抵抗もなく、あったのは多幸感と満腹感だけ。

「……嫌だった?ごめんね。」

眉を下げて謝る。
誰かを傷つけたいわけじゃない。
でも、本能には抗えない。

指を隙間に入れる事が出来たなら。
君のぬるりとした舌を、指の腹で丹念に撫でる。
(-190) arenda 2022/05/06(Fri) 13:01:55

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

「……しょくじ、」

小さく言葉を反芻して、あなたを見上げる。
食事なら、しなくちゃお腹が空くだろう。

「………」

嫌だとか、気持ち悪い、とか。
思わなかったかと言えば、たぶん嘘になる。
でもそれを言われたら、傷付くものだ、と。
言われて来て知っているから、言えなかった。

驚いたし、怖かったし、けれど、
あなたの言葉が優しくて心地よかったのも、
あなたが“大人”から助けてくれたのも事実で、
だから、だから。
マイナスの言葉を肯定する事が、上手く出来ない。


なんて考えているうちに、あなたの指が口内に。
刺激された舌が唾液を分泌させて、
唾液と指とに、言葉が塞がれて。


これもきっと、“食事”のための行為なんだろう。
意図してなのか、食事を求めての無意識でなのかは、分からないけれど


(-195) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 13:28:58

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト


「………ん、」


唾液の溜まった口で、喉だけで声を出して
小さく開けた口で少しだけ顔を上に傾ける。

“食べて”いいよと、言うように。
(-196) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 13:29:30

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

泣きじゃくる身体をぎゅっと抱きしめて、
あやすように背中を叩いた。
心の中に溜まったものが全部吐き出されるように。
涙の沁み込んでいく服が、悪い感情も全部奪い取ってくれたら良い。

──しっかりしなくていいよ。


甘えたいときに、弱音を吐きたいときに、我慢なんかしなくていい。
小さな身体でも、誰かを支えるくらいの力はあるのだと伝えたかった。
私は大丈夫だから、あなたがつらいときに頼ってほしい。

落ち着くまでは、ずっとそうして待っている。
(-198) dome 2022/05/06(Fri) 13:56:28

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

自分の食性が、気持ち悪い事は知っている。
いくつになっても乳離れが出来ず、
食事もとれない自分を疎んで、母が自分を捨てた日から。
これは人を不快にさせるものなのだと、認識している。

何かを言われても、きっと気にすることはない。
気にしても仕方ないし、我慢はできない。
それに、家畜になにを思われようが関係ないでしょう?


病によって、認識は随分と
歪められてしまった。人を人と思えない。


小腹が空いて、無意識にお菓子に手を伸ばすように。
舌に触れて、にじみ出る液の感触を楽しむ。
ぴちゃぴちゃという水音が。
少年には、肉が焼ける音と同じくらい美味しそうな音に聞こえた。


(-203) arenda 2022/05/06(Fri) 14:49:54

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

だから、君がまるで、"いいよ"とでもいうように
顎をあげたのを見て。
少年は、きょとんと目を丸くした。

「………いいの?」


皿の上に盛られたご馳走を見るような目で、君を見る。
くぅ、とお腹が鳴った。

文字通りの据え膳に、ひとつ、ごくりと喉を鳴らして。
そっと、身を屈めた。


長い横髪を指で掬って、耳にかけて。
蜜の溜まった皿に、舌を入れる。
じゅる、と少しはしたない音を立てて。
君が用意してくれたご飯を啜る。

舌が、君の口の中を這い回って。
君の味を、しっかりと堪能して。
奪ってしまった唾液の分、君が渇いてしまわないように。
自分のそれを、君に流し込んであげる。

誰が来るかもわからない廊下の隅で。
食事をする。
(-204) arenda 2022/05/06(Fri) 14:56:34

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

しばらくそうして、ぐすぐすとあなたにしがみついて泣いて
ひとまず溢れて来たものが収まれば、
その肩に顔を擦りつけた後に顔を離す。

……こうやって零した涙を
少しばかり勿体なく思うのは、
涙も汗も唾液も、美味しそうに食べる彼の顔を
見てしまったからかも知れない。


涙として吐き出した分は確かに軽くなって
溜息の様に口から息を漏らしては、
幼い顔のまま、小さく笑顔を浮かべた。

「……ごめん、ありがとう………」


「ちょっと、おちついた……とおもう。」
(-205) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 15:39:32

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

ん、………


傍から見れば、
廊下の隅でこっそり口づけをし合う少年少女の青春の様で、
その実は給餌に他ならない。

溜まった唾液があなたに啜り出され、
舌が交わる分あなたの味に満たされる。
少しの間止めた息は、離れれば荒く吐かれて。



いやか、いやじゃないか、やっぱりよく分からない。
でもお腹が空く事はかなしいし、
あなたがひもじい思いをしてるのも、かなしい。
だったら、あげていいと思える間だけでも
あなたのお腹を満たせたらいいな、とか。

思うのは多分、役に立てなかった分を誤魔化したいだけなんだと思う。




「……口、だけなら……、」

「いつでも……、
いいから……



口の中のそのを飲み込んで、
苦笑がちに笑って見せた。
(-208) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 15:56:35

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

「ん………ふっ…………」


熱を帯びた吐息を合わせた唇の隙間から漏らす。
欲望に突き動かされてるのは、間違いない。
ただ、それが男女としてのものじゃなく。
ただ、生物的なものであるだけ。

お互いの味を口内に塗りたくって、
吐いた吐息まで君の香りになってしまう頃。
ようやく口を離して、ほう、と一息ついて。
自らの口の端についた唾液までぺろり、と舐め取って、
お腹をさする。満たされていく。


「……美味しい…………。」


恍惚の声。恍惚の表情。
少し汗ばんで赤く上気した顔は、どことなく扇情的で。
されどやっぱり、そこに食事以上の意味を持ってはいなかった。


「……口以外は…………」



「………駄目なの……………?」



だから、懇願するように、熱に潤む瞳で君を見て、
"その先"を求めるように呟く声もまた。
『もっと美味しいものを食べたい』以上の意味を孕んではいなかった。
(-209) arenda 2022/05/06(Fri) 16:22:03

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

口付けは本来、恋人同士がやるものだと言うことは
幼い少女でも当然、知っていること。
だから、きっとそれ以上の、昨日のような事も
本当だったら、愛し合うもの同士じゃないと
そぐわないのだろう。

そう思ったって、そうだとしても。
あなたがお腹が空くのなら、
愛なんてなくても、誰かがあげないと、
あなたが、お腹がすいてしかたなくなっちゃうだろうから。


あなたの味の息を吐いて、
少し濡れた口元を袖で拭って。
小さな懇願じみた言葉には、
視線を逸らして一度口を結んでから

「口、
以外は…………」


「…………誰もいないとこでなら……。」


そのまま羞恥心が立ち上って来るのに合わせて、
ぴきぴきという音が内から響くのが聞こえて、
少し慌てて、身を翻す。
これ以上懇願されたら、応えてしまいそうだから。
(-210) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 16:44:22

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

幼い笑顔を見れば、
両手を頭に差し込んでわしゃわしゃ、頬を挟んでむにむに
ここ数日していなかった戯れるような仕草。

後ろ髪を引くような感情がまだその内側に残っているようにも思えたけれど、僅かでも心を軽くできたのならそれで良い。
幼い良心が、都合よく利用されなければいいなと思った。


『どういたしまして』

お礼への返答だけ書いて、手帳を見せる。
(-211) dome 2022/05/06(Fri) 16:50:01

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「ん……、へへ、」

ぴき、と小さな音。
戯れに大人びた顔が笑って、
おかえし、というように
あなたの頭をわちゃわちゃと撫でる。
これもまた、よくやる事だ。

「……すっきりした、から……、
 ちょっと、お散歩……してくるね。

 ほんとに、ありがとう、ラピスちゃん」
(-214) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 18:38:24

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

お返しをされてふふ、と満足そうな顔をした。

こくり。

『いってらっしゃい』

またペンを走らせて、送り出す言葉をかける。
散歩に出掛けるクロノに手を振って、
その場はお別れをしただろう。
(-221) dome 2022/05/06(Fri) 19:00:53

【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ

全く愛のない、愛を確かめ合う行為。
食事とイコールで結ばれてしまう行為。
何一つの感情がなくとも、何一つの感情を抱けずとも。
牛が子供のために作り出した乳を搾って我がものとするように、
誰かのためのものを、奪い取らなければ生きていけない。

きっと君がその身を捧げなければ、少年は。
他の誰かから、そう、出来れば自分でも抑えつけられる、小さな子から。
望まぬ行為を強制して、食事を奪い取るのだろう。

今までそうしてきたように。



翻される体。
食べかけのお皿を下げられたような感覚に陥って、
つい、その背中から抱き着く。
ぎゅっと抱きしめて、耳元で、少し荒くなった吐息を吐いて。
欲情にも似た、熱のこもった声で。

「じゃあ。」

「………図書室、いこう…………?」


少年だけが管理するそこは、鍵さえ閉めてしまえば。
誰も来ない場所になるからと、やっぱり、懇願するような、か細い声で。
(-224) arenda 2022/05/06(Fri) 19:25:13

【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト

「───………」

後ろから抱き留められれば、
誤魔化そうとしたものは、誤魔化し切れず。
ぴき、と言う音の後に少女の面は、身体は、
成熟した女のものになる。

それでも、その中味は変わらない。


「……わ、」

「……分かった…………。」



艶やかな女の声は、困惑を宿したまま言う。
誰もいないところでなら、と言ったのは自分だ。
自分の言ったことと、あなたの言葉で、
それはもう供物にならざる負えない。

優しい声で囁けば、囁かずとも、抵抗の余地も無い。
あなたに捧ぐ雫の源泉は、逃げる事も無い。
自覚の無い自己犠牲は、都合よくあなたに使われる。



──さあ、今日も、悪魔に供物を捧げよう。
(-250) Rurux_is_me 2022/05/06(Fri) 20:54:41
 




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