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【神】 巡査長 清和>>G46 >>G53 >>G54 添木【2日目 警察組二次会時空】 「あん時…… 俺ら、ワルさして、洒落ンならないこと巻き込まれたとき、 お前がいたぶられてんの見せられて、ぶっ殺してやるって思った。 アレがなかったら、俺も警察官になんかならず、バカやってたよ。 ……あの時、この拳銃持ってたら、撃ち殺してたかもしれんなあ」 物騒で、警察官にあるまじき発言。 あれも、これも、すべては酒の弾みで言わせていること。 誰かに聞かれてしまっていれば、問題ごとになるかもしれない。 「そ〜やって、お前も、警察官になってくれて、俺はさあ…… 嬉しいし、祝ってやらないといけねえんだけど……寂しいんだよな」 「……黒なんかに戻しやがって……ずっと、金でもよかったのに。 お前がずっと、金でも大丈夫なように、やってくつもりだったのに。 ……バカヒサシ」 (G55) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 2:53:25 |
【置】 巡査長 清和鬼走も、宵闇も、御山洗も、添木も、花守も、誰も違った。 この金髪を持っていたのは、外から来た、清和だけだった。 それがコンプレックスだったわけではない。むしろ、誇りだと思う。 母から貰った大切な宝物だった。だけど、それでも寂しかったのだ。 だから、あえてみんなから浮いて、前に進んで、羨まれる位置にいた。 お前が自分と同じになってくれて、俺は、嬉しかった。 寂しくなくなったんだ。お前がいてくれたおかげで、俺は。 だから、お前が戻ってしまうのが、こんなにも寂しいんだ。 だけど、お前は追いかけてくれる。こんなにも嬉しいのか。 ああ、どうすればいいんだろうな。この気持ち、わからないな。 (L11) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 2:54:12 公開: 2021/08/16(Mon) 2:55:00 |
清和は、添木の髪に酔った勢いでキスをした。 (a22) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 2:54:52 |
【置】 巡査長 清和俺は本当は、鬼走さんの部下でも、添木と一緒の配属先になったわけでもない。 これは俺が10年前、この田舎に捨ててきた憧れと願望が作り出した、夢幻なのだ。 無力だと感じた。事が起こる前になんとかできなかった。 みんなを守れる"オトナ"にならねばならないと強く思い知らされた。 ハーフで地毛が金髪だなんて、警察官になれないと何度も言われた。 すべて、実力と実績で黙らせてきた。それをするほどの覚悟があった。 そして俺は『公安』になった。この田舎のみんなを守るために。 何かが起こってしまう前に、すべて俺たちで解決してしまえるように。 俺は『公安』だ。夢が終われば、あの不発弾の中身は全て処分しなければならない。 『公安』の正体が明らかになるようなものは、可能な限り処分しなければならない。 それがどれだけ思い出深いものであろうと。 俺の名前は『清和ルカ』 ──清和とは、世の中がよく治まって穏やかなこと。 ──ルカとは、光をもたらす聖者の名前。 お前たちの未来に光あれ。清和の世を生き、幸せであれと俺は願う。 (L12) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 3:20:13 公開: 2021/08/16(Mon) 3:20:00 |
【秘】 花守 → 公安警察官 清和泣いた。 泣いた。 長い年月堰き止められていた分、全部決壊して。 あなたの胸の中で、幼い子供の様に泣き腫らした。 「悔しかった……でも私じゃ、どうする事も出来なかった……っ 立ち止まって、嘘になんてしたくなかった……時間ばっかりが過ぎていって、決意だけじゃどうしよもなくって……目指す意味がわからなくなって……現実がどんどん覆い被さってきて、必死で押し返してたら……理想はどんどん離れてって…… いまさら、いまさら止まれないのに私は、もう…………」 情熱は覚めきって、炉は冷えきって。 休んでしまったら、灯火さえも点けるのが難しくなってしまいそう。 (-131) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 13:17:35 |
【秘】 公安警察 清和 → 花守「……俺は、絶対に見捨てたりなんかしないよ。 助けが必要なら飛んでいくし、お金が必要なら工面することもできる。 止まってしまって。何もできない縁ちゃんになってしまってもな」 公務員だからな、金持ちなんだ。と気を紛らわせるように言う。 「だけど、寂しくならないようにずっと傍にいることはできない。 いつ死んでもおかしくない。本当は、誰にも明かせない仕事だから。 歳だけ食って"オトナ"になりきれずに大きくなっちまったやつ、 縁ちゃんだけじゃなくって、いっぱいいるよ。残念だけどな。 すっぱり諦めて別の道に進むか、意地でもその道を進み続けるか。 どっちにしても、今までやってきたことを後悔にしてしまうのか、 あんなこともあったけど、って笑えるようにするのは縁ちゃんだ。 その寂しさと生きづらさは……縁ちゃん自身で乗り越えないと」 静かに諭すように言って聞かせる。 はたして、こんなことを言っても救いになるのか、わからない。 ひどく挫折した人間に対しては、ただの耳障りな音かもしれない。 「意地っ張りで、見栄っ張りで、嘘吐きの花守縁…… あの時の言葉を本当にしてやれるのは、お前だけだ…… あの時の約束は無駄じゃなかったって言えるのもそうだ。 だからまた、頑張れ。酷なことを言うようで、悪いけどな……」 だが、そう言わずにはいられないのだ。 清和が望むのは、この平和な世の中で、みんなが幸せに生きること。 (-133) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 14:41:38 |
【秘】 花守 → 公安警察 清和たくさん泣いて。 たくさん吐き出して。 静かに諭されて。 暫く黙って。 胸を押して離れて。 背を向けて空を仰ぐ。 月明かりに照らされる中、雲一つない満点の星空が、それでも滲んでみえる。 「……頑張れ、か…… 頑張れ……かあ。 センパイも酷いなあ……」 夏の湿度をはらんだ空気をめいっぱい吸い込んで、ゆっくり吐き出して。 「じゃあ勇気をください。 きっともうすぐ醒めてしまうこの夢の中で、もう少しだけ付き合って、帰らなきゃいけなくなった時に、私が大丈夫って言える様に、もう少しだけ」 (-136) BowwowBob 2021/08/16(Mon) 16:37:57 |
【神】 公安警察 清和>>G63 >>G64 >>G65 添木【2日目 警察組二次会時空】 「あ〜、も〜、うっとおしい〜…… 叩くな〜!太鼓じゃねえぞ〜!」 ふにゃふにゃ笑って自らの頬をペチペチ叩く添木を、叱ってやった。 今のあなたにとっては、太鼓よりも面白い楽器かもしれない。 その手が頬をなぞるものに変われば、少しは怒りもおさまるけれど。 「……さあてなあ、そんなの俺にだってわかることじゃねえよ。 まあ、俺にそうあって欲しいってんなら、そうしちまうよ。きっとな」 そうでなくとも、この男はきっとそうしたのだろう。 けれど、その為に意地や見栄を張らせてくれたのは、いつだって── ▼ (G73) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 19:14:54 |
【神】 公安警察 清和>>G63 >>G64 >>G65 >>G73 添木【2日目 警察組二次会時空】 「……当たり前だろ。それが"オトナ"になるってことなんだから」 清和だってわかっている。だからこそ、それを一番に示したつもりだ。 だけどやっぱり、心のどこかには"コドモ"の部分があるものなのだ。 それがお酒の力を借りて、寂しいと言葉を紡がせた、それだけだった。 次第に小さくなっていく声を、酔ったままでは聞き取り切れずに。 あんなに騒がしかった笑い声もなくなって、ひとり残された気分。 「おい、ヒサシ……ヒサシ? 寝ちまったのかよ……まったく……」 深くため息を吐き、興が削がれたように身を離した。 ごろりと身を放り出して、まるで子供のように寝そべる。 「お前もなっちまうんだもんなあ……俺のいないとこで……」 子離れを経験する親とは、こんな気持ちなのだろうかと思った。 だとすれば、世の中の母親はみんな強くたくましい生き物だろう。 気が抜ければ一気に浮遊感を襲ってくるように感じた、 だけど今は身を委ねてしまおうと、静かに目を閉じてしまう。 しばらくすれば、騒いでたのが嘘のように、 安らかで落ち着いた寝息が聞こえてくるだろう。 (G74) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 19:16:58 |
【秘】 公安警察 清和 → 花守「……みんなからそう言われるよ。ずるい、ひどい。ってな」 そういう人間だって自覚もある、困ったように肩を竦めて小さく笑った。 その姿は背を向けた花守からは見えないけれど、想像するのは容易い。 「もちろん。 縁ちゃんが大丈夫だって言えるようになるまで、いつまでも」 何のためらいもなく、そう答える。いつだって、そう応えただろう。 懐から手帳を取り出し、すらすらとペンを走らせ、頁を破り捨てる。 「だけどもし、夢の中でだけで大丈夫にならなかったら、 現実に返って、どうしても助けが欲しくなったときは…… ……いつでも、俺に頼ってきてもいい」 小さく折り畳んだ、破られた手帳のページを手渡そうとする。 「……本当は、誰にも内緒なんだけどな。 この先、縁ちゃんにそれが必要がなくなったら…… 綺麗さっぱり全部忘れて、記憶の中から消してくれ」 「『約束』できるか?」 (-143) 7_hertz 2021/08/16(Mon) 19:35:13 |
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