人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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【置】 巡査部長 鬼走

【数年前 某――年 鬼走家】

 「だからもう大丈夫だ。
  そいつに渡すなら、新しい物を選ぶべきだろうから。」

いつか将来、『親ではない意味の家族』ができたなら。その時、欲しがったり渡したい奴がいたら渡すといいと。勿論自分で使ってくれても構わないし、飾りでもなんでも。あげた以上は好きに使ってくれていいと、箱に仕舞いながらその時計を手渡す。


 「お前が大きくなった頃。
  もっと簡単に直せるようになった未来に、」


  「もう一度動かしてやってくれ」



 これは某――年。数年前に、
   「夜長晴臣」に託した、二人しか知らない話。
(L5) 2021/08/15(Sun) 9:00:40
公開: 2021/08/15(Sun) 9:05:00

【人】 巡査部長 鬼走

>>3:@14 【海の洞窟】夜長
「因果関係と迷子は知らんが……正直全部信じ切ったとも言えん。だが晴臣が誰かに渡す……も、ないな。奪う必要性だって話を知らなければただの壊れた時計だ。……はぁ」

ますます持って、彼が7歳児の晴臣の大きすぎる姿。としか言えなくなった。否定しようにも肯定しようにも滅茶苦茶である。とは言え悪意や害意のようなものは今まで関わって来て一度も感じなかったし、それどころかまるで違和感がない。この淡々とした無表情っぷりとこの空気感は自分と和臣と、晴臣なのも知っている。

「大人になりたくてそんなになれる奴がいるか。と言いたいが、もう原因を解明とかそんな段階じゃないな。雪子に電話、……も繋がらないのか」

この時ばかりは田舎の不便さを恨んだ。村を出て16年。こんなにも電話が恋しく、こんなにも雪子か和臣と話をしたいと思う日が来るとは思わなかった。

「……仕方ない。今の所はお前が「晴臣」なのは信じる。一つ気になったんだが、お前はどうしたいんだ晴臣。俺が説明した所で信じる奴がいるかすらわからないが、まあ0とは言い切れない。お前は「晴臣」としてみんなと接したいのか。それとも和臣と勘違いされたままで構わないのか」
(9) 2021/08/15(Sun) 9:13:28

【人】 少年 編笠

「……?」

夏祭りに向かう道――。
小さな自分の背中を見つけた。

親から与えられた千円を握りしめて、
楽しいはずの祭りに向かう子供の自分がいる。
それは初めてで、最後の、独りだけの祭りの記憶だ。
結局その千円は俺の小さな手に握りしめられたまま、
親の財布に戻っていったことだけは覚えている。

どんな食べ物だって。
どんな遊興だって。
みんながいなければ、何の価値もなかった。
みんながいなければ、何の意味もなかった。

……大丈夫だよ。

その小さな自分の、俯いた頭に触れる。
優しく、安心させるように、静かに。
幻影のそれに触れられるわけはないけれど、
何も言わなくても伝わるように。

……――俺が絶対に、助けてやるから。
(10) 2021/08/15(Sun) 15:04:58
編笠は、ずっと皆で。――この祭りに来たかった。
(a1) 2021/08/15(Sun) 15:06:20

【置】 学生 涼風

拝啓

 朝顔の花にも名残惜しさが感じられる頃となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
 貴方へ送る手紙も、いつのまにか片手で数えられる分をゆうに超えていましたね。頓挫せずに続けることができてほっとしています。

(中略)

 芸術とは何のために存在すると思いますか?

 人がただ生きるのであれば労働を続け、得た対価で命をつなぐ為の食べ物を買い、適度に体を清潔にして必要な睡眠をとればいい。けれど、決してそうはいかない。

 「芸術は、それによって一層幸せになれる人のために存在した。」「芸術は人間の仕事を幸福なものにし、休息を豊かにするのである。それゆえ、真の芸術とは人類に対する純粋な祝福である。 」「芸術の目的は、仕事に創造の喜びを与えることで労働にかけられた呪いを破壊することにある。」

 多方面で活躍したとある人物が提唱したものです。深い話を始めるともっと長くなりますから、かい摘んで言うとこのようなものになります。

 きっと人によって結論は様々です。私も話すと少し長くなりますが、ひとまずはこれだけ。
 小説、絵画、写真、音楽……芸術の分野は多くありますが。

 芸術とは多くの人の手に届きやすい位置で、見えないものをすくいあげて伝える為に存在するのだと思っています。

 感情、記憶、希望……見えないものは様々。
 貴方は何を伝えたいですか?私は──

(中略)

敬具 

  20××年 8月××日
涼風薫 
(L6) 2021/08/15(Sun) 16:13:16
公開: 2021/08/15(Sun) 16:30:00

【置】 学生 涼風

 家か、或いは関係者に渡したのか。
 手触りのいい和紙の便箋がとある人宛に送られた。

『髪置くんへ

お祭り行くでしょ?行こうね!


 追伸
 いちご飴とりんご飴、どっちが好き?
 今度は私が奢ってあげるね

 そうじゃなくても、あとで君についていって遊ぶところを眺めたいな。
 君がいきいきと動くところを見るの、好きだもの。許してくれる?


 ほっそりとした字で、ガキ大将のような無茶振りが書かれている。
 文章の内容に従うも従わないも自由だ。そもそも、海原のようにおおらかで自由な貴方はいつ気付くだろうか。手紙を書いた人物は、きっとどう転がるか分からない結果さえも楽しみにしているかもしれないが。
(L7) 2021/08/15(Sun) 16:21:50
公開: 2021/08/15(Sun) 16:30:00

【人】 髪置

>>L7 涼風のお手紙

かさり。家に帰って何の気無しにポストに手を入れたが、またしても紙の手触りだ。
取り出して眺めてみると、案の定先日見たばかりのきれいな文字が書き連ねられているだろう。

「うーん。実家とはいえ、しばらく離れていた家。ポストなんか見てるかどうかもわからないのに、チャレンジャーですね」

もっとも彼ならばあるいは、気づくか気づかないかすらも楽しみに……
(11) 2021/08/15(Sun) 17:18:09

【人】 髪置

>>L7 >>11続き 涼風薫くん!

「っと。こうしては居られませんね。今日みたいに早くに気付けたんですから。それにせっかく『君がいきいきと動くところを見るのが好き』と書いてくれているわけですし……」

ニヤリと笑って手早く祭りに行く準備をする。身軽な身だ。10分もかからない。
そのまま外に出て自転車にまたがる。何をするかって?決まっているじゃないか。



「かーーーおーーーるくーーーーん!あーーーそびーーましょ〜〜〜〜〜〜っ!」
(12) 2021/08/15(Sun) 17:25:20
髪置は、全速力で記憶に残っていた"らしい"涼風の家を訪れて、呼び鈴を鳴らしまくった!!!
(a2) 2021/08/15(Sun) 17:26:11

涼風は、笑いながら立ち上がる。傍にいたおばあちゃんはころころ笑っている。
(a3) 2021/08/15(Sun) 17:36:32

【人】 学生 涼風

>>12 髪置くん!

「はーあーいーっ!」


 どたばた。どたばた。からん。ころん。
 忙しなく廊下を走る音。その数秒後、下駄が鳴る。歌うように軽やかに。

 柔らかな象牙色の浴衣に黒の兵児帯。朝に着た母の着物と色合いは少し似ているが、こちらはれっきとした男物の浴衣だ。
 長い髪を編み込んで髪を短く見せた少年は満面の笑みで飛び出した。

「ふふっ。来てくれるって信じてた。それじゃあ行こっか。
 モモには先に行っててって言ってあるし、他の人もきっとお祭りに行ってると思う。きっと賑やかだよ」

 そう言って当然のように自転車の後ろに座った。今日はお祭り、無礼講。警察に籍を置く皆さんが帰省しているが、バレたらその時謝ればいい。涼しげな顔で、悪どいことを考えながら。
(13) 2021/08/15(Sun) 17:36:54

【人】 少年 編笠

>>c8 卯波
「よーう、卯波。
 楽しみだな祭り。
 子どものころよっかテンションあがらねえけど」

言いながらも普段着のままポケットに手を突っ込んで、
遠くから聞こえてくる祭囃子に耳を澄ます。
(14) 2021/08/15(Sun) 17:40:38

【人】 おかえり 御山洗

「……」

まだ昨日の内から気の晴れないまま。海の記憶が残ったまま。
幸いにして家の中に昔の浴衣はあって、幅は調整すれば着れそうだった。
着れそうだな、というところまで確認したのに、まだ袖は通していない。
蒸し暑く射す太陽を受けながら、玄関先の縁台に座ってぼんやりとしている。

みんなお祭りに行っている頃だから、ぼんやりとしているのを誰かに見られることはないだろう。
もう少し、あと少し。気分が晴れてから向かえばいいだけだ。
(15) 2021/08/15(Sun) 17:43:56

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 黒地の女物の浴衣。
 白の花々が散るそれに赤い帯を締めて、
 これまた赤い鼻緒の下駄をからんと鳴らして
 祭りに浮き立つ村の中を行く。

 涼風の祖母に尋ねれば、やはり今日は祭りがあるようで
 ならばと今日も皆を誘って回るのだ。

 後頭部のやや高くで括った髪を揺らして、
 目に付く限りの人に、一緒に遊びに行こうと
 明朗に声を掛ければ、ほら、大丈夫。

 こうしていれば、まだ呼子鳥と同じで居られる。
(16) 2021/08/15(Sun) 17:47:06

【置】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
 ──また明日。

 また明日、がいつまでも続くと
 そう無邪気に思えるほど子供では居られなくなってしまった。

 いつだって時間は有限で、そしていつかは
別れの時
が来る。
 だから、この今日という日が
 少しでも長く続いてほしいと願ってしまう。
 それなら最初から、期待なんかしなければよかったのに
 自ら選び取った
延命処置
に心は緩やかに絞め殺される。

 こんな事をしている間にもきっと、
 意地悪な時は足早に逃げていってしまうのだろう。
 明日になれば、
夢のように
何もかもが消えてしまう気がして。

 本当はもう、ここが甘い夢だと知っているから
 何もかも
いつかは覚める夢
だと知っているから
 だからどうか夢が覚めないでほしいと願うのだ。
 夢は見るものであって、住むものではないのに。

 
それでも、一番に望むものはもう、この夢の先にしかなくって。

 
(L8) 2021/08/15(Sun) 17:51:03
公開: 2021/08/15(Sun) 17:55:00
百千鳥は、そんなふうに「また明日」を言える夜長の事が羨ましかった。
(a4) 2021/08/15(Sun) 17:51:15

百千鳥は、卯波のように愛情深くはなれなかった。
(a5) 2021/08/15(Sun) 17:51:22

百千鳥は、結局誰のようにもなれなくて、それでも姉の面影をなぞり続ける。
(a6) 2021/08/15(Sun) 17:51:30

百千鳥は、今日も皆に声を掛けて回る。「一緒に遊びに行こう!」
(a7) 2021/08/15(Sun) 17:52:03

【人】 花守

「……とおいね」

一向に街に辿り着かないことの違和感はあった。
最初はあなたがわざと遠回りしてるのではと疑ったが。

違った。

恐らく、先ほどからずっと"同じ道を走り続けている"

それでも切り出せずにいた、切り出さないでいいと思った。
都会の蜃気楼を追いかけて延々と走り続けて、この刻を永遠にしてしまえばいいと思った。

「じゃあ、センパイはどうやって飲み込んだの?
 どうして"オトナ"でいられるの?」

花守縁は"オトナ"になれなかった。
(17) 2021/08/15(Sun) 17:57:34
 
「………みんなを連れてこないと」

「みんなを連れて来ればきっと、」

「きっと、みんなとここで待っていれば」

呼子お姉も来てくれるはずだから

 

【人】 少年 編笠

>>+12 卯波
楽し気にカメラを持つ卯波に少しだけ違和感を覚える。
何かが、決定的に変わった様なそんな違和感。
焦燥に後押しされるように口を開く。

「俺は……。
 そういや、昔からあんまり祭り得意じゃねーらしい、実は」

ポケットに手を突っ込んだまま、言う。

「別に嫌いってわけでもないし、好きなんだけど。
 それでも、苦手なんだよ。
 祭りは必ず終わりを迎えて、
 終わった後の日常は始まる前より寂しいから。

 なあ卯波、祭りの最中に、この祭りが
 ずっと続けばいいなって思ったことねーか?」

薄暗くなってきた周辺の真ん中に立ち、
静かにそう尋ねた。表情は何も変わらない。
(18) 2021/08/15(Sun) 18:10:18

【人】 髪置

>>13 薫くん

「そりゃあ来ますとも。ご期待には応えませんと」

自転車に乗り込んでくる涼風に髪置はにっこりと笑い返す。

しっかり浴衣を着込んだ涼風と違って、髪置は暗い藍色の甚平に動きやすそうなサンダルだ。
ただ髪の毛が後頭部に黒いかんざしを刺してまとめていることだけ、ここ数日とは違う部分だろうか。


「じゃあ、いきますよっ!」

涼風がしっかりと乗ったことを確認した髪置は自転車をゆっくりと、しかし力強く漕ぎ出した。
次第に速度を増していく自転車を、邪魔するものはなにもなかった。
(19) 2021/08/15(Sun) 18:20:21

【人】 少年 編笠

>>+15 >>+13 卯波 アカネ
「………。
 そういうもんか」

そういうもんかもしれない。
そういうもんだって思えたら。
もしかしたらそういう器用ささえあれば。

暗がりでずっと独りで
声も涙もなく泣くこともなかったろうなと思う。
卯波の差し出された手を取りかけた瞬間、
後ろからアカネの声が聞こえてきて、
手を引っ込めて振り返った。

再びポケットに両手を入れて。

「おう。
 まあそうだな、お前の言うとおり、
 アレくらい楽しめるように努力するか、俺も」

アカネを見ながら静かに微笑んだ。
(20) 2021/08/15(Sun) 18:31:27

【人】 少年 編笠

>>a6 百千鳥
それがいつの時間かは分からない。
どこかの時間の隙間。

――遠くに祭囃子が聞こえる。
屋台には子が親に食べ物をねだる姿がある。
幾人かの少年少女が連れ立って花火の席に走る姿。

その明るさを横目に見ながら、
ベンチの端に腰掛ける百千鳥に声を掛けた。

「よお。
 ちょっとここ、いいかい」

返事も待たずにそのベンチの反対の端に座って、
祭りを遠くに眺める。

「……ちょいと疲れちまったんで休憩させてくれ」
(21) 2021/08/15(Sun) 18:37:23

【人】 影法師 宵闇

遠くから聞こえる祭囃子、遊びへと誘う声
──お祭りの気配がする。

「……なあ、母さん。浴衣ってあったっけ。
 祭りに行くなら雰囲気ってのは大事だろ?」

今の自分に合うサイズが実家にあるのはおかしかったが
なんの疑問ももつことはなくて。
或いは気づかないふりをして。

まるで思い通りの夢みたいにそれは不思議とそこにある。
どこまでも黒い、夜に溶けそうな黒地の浴衣を纏う。

履きなれない下駄をからころと鳴らして
帰りたくない
子供の頃のような気持ちで外へと駆ける。
(22) 2021/08/15(Sun) 18:39:08

【人】 影法師 宵闇

>>15 御山洗

「アーキーラーくーん」


からころ下駄の音と共に、子供が遊びに誘うような
わざとらしい声が家の前から響いてくる。

「祭りやってんだってさ。お前も行こうぜ、祭り
 多分いつもみたいにみんなも行ってそうだしさ」

それは子供の頃、散々御山洗を振り回していた時に
戻ったようないらずらっぽい無邪気な声。
だけれどどう見ても、黒い浴衣を纏っただけの、背丈も姿も大人の男だった。
(23) 2021/08/15(Sun) 18:45:08

【置】 おかえり 御山洗

帰ってきてよかった。
帰ってこなければよかった。
それはどちらも嘘偽りのない心だ。
楽しかった思い出を、暖かかった思い出を。
子供の自分が守ろうとしたものを、掻き回しているのは俺だ。
誰にも暴かれることのなかった不発弾を、揺り動かしてせせら笑うのが俺だ。
ずっと、いつからだっただろう。もう遠くなった夏の頃からずっと抱えている。
恐れ、怯え、震えている。誰にも悟られなければいいと思った。
まだ保身ばかりを考えていた頃の自分はもう少しだけ演技が上手かったのに。
優しい風と暖かい日差しが、懐かしさで腕を降ろさせる。
どうせ、抱えていても意味のないものなら、捨ててしまえればいいのに。
(L9) 2021/08/15(Sun) 18:48:01
公開: 2021/08/15(Sun) 18:45:00

【人】 少年 編笠

>>+16 卯波
祭りの明るさを背にしたその姿は、
いつの間にか目を細めないと眩しいくらいに明るい。

「お前……年上に言うようになったな……。
 それに、
 そんなに格好いいやつだってのは、知らなかった」

暗がりでポケットに手を突っ込んだまま、いたが、
少しだけ覚悟を決めて一歩だけ、電灯の下に足を踏み出した。

アオもいる。
アカネもいる。
そして、卯波がいる。
だからこれは多分、きっと、楽しい祭りなんだから。
(24) 2021/08/15(Sun) 18:55:55

【人】 おかえり 御山洗

>>23 宵闇

「、えっ」

完全に虚を突かれたらしく素っ頓狂な声が上がった。首を動かしたのと相俟って声は振れる。
ぱちぱちと目を瞬かせて見上げて、逆光を受けているのが誰であるかを見た。
そういえばもうそんな時間で、昼間から出店も開き始めているのだ。

「え、あー……俺、まだ浴衣着てないから。
 ちょっと待ってて、いや、待たなくていいや、他の人呼んできてて大丈夫だから」

慌てたように立ち上がって家の中へと入っていく。
鍵どころか田舎らしい引き戸の扉も半開きのままだ。
(25) 2021/08/15(Sun) 19:04:30
清和は、百千鳥と一緒に神社の方向に向かっていった。たくさんのショベルとスコップを持って。
(a8) 2021/08/15(Sun) 19:10:33

編笠は、いつの間にかポケットの中に入って居たメモに気づき、祭りの最中に開いて見た。
(a9) 2021/08/15(Sun) 19:17:24

【人】 学生 涼風

>>19 髪置くん

 見慣れた風景が後ろに流れていく。
 自転車なんて殆ど乗らなかったから、同じ景色でもなんだか不思議と見たことないもののように思えた。

「……ふふっ」

 一人であっても気にせず朗らかに駆け回っていた君。君はこんな景色を見ていたのかな。
 幼い頃よく眺めていた、窓の向こうにいる君と同じ景色を見ているような気がして、ちょっとだけ胸が弾んだ。たまらず、前に座る貴方の背中にごちん、と額を戯れにぶつけてみせた。

 二人を乗せた自転車はお祭りへ。
(26) 2021/08/15(Sun) 19:18:16
涼風は、思った。りんご飴やいちご飴は上位存在があるのかと。りんロク、いちシチ、りんジュウ、いちジュウとか…
(a10) 2021/08/15(Sun) 19:22:04

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>21 編笠

 掛けられた声にちらりと視線を上げて、
 新たにベンチに掛かった体重を感じながらりんご飴を齧った。

 今は祭りの喧騒はずうっと遠くにあって、
 何処か疎外感すら感じさせるほどだった。
 道行く人々は自分達など眼中にないように過ぎ行くばかりだ。

「…うん、
も少し疲れてきたとこ」

 下駄を突っ掛けた足をふらふらと揺らしながら。
 浮かべた笑みは、思ったよりも淋しげなものになってしまった。

「疲れるんだね、夢を見るのって」
(27) 2021/08/15(Sun) 19:23:08

【人】 少年 編笠

>>27 百千鳥
その祭りの最中にあって、
……今ここだけはその祭りから一番遠い。

「……
もだ。
 随分歩き回ったせいかもな」

沢山の営みが目の前にある。
友人、恋人、家族、そして他人たちの。
そのどれもが、今はどこか遠い。
相手のりんご飴が赤く屋台の光を反射して光っている。

「……でも、俺は祭りに来て、
 人間の腕が二本しかない理由が分かった。
 多分……美味そうな屋台があっても、
 どう頑張っても伸ばせる腕の数しか
 持てないようにだろうなって」

「それ以上持つと服も顔も汚れてぐちゃぐちゃになるらしい。
 ……知ってたか?」
(28) 2021/08/15(Sun) 19:38:12

【人】 少年 編笠

「……子どものころは。
 大人になりゃもう少したくさん屋台の食べモン、
 抱え込んで食えると思ってたんだけどな」
(29) 2021/08/15(Sun) 19:39:28

【人】 学生 涼風

>>c15 夕凪

「あ、夕凪姉ちゃん」

 一緒にやって来た黒髪の少年と一旦解散するか何かしたのだろう、自由行動中ですといった様子でふらふら一人歩いていた少年は貴方の姿を見つけて声をかける。

「夕凪姉ちゃんも来ていたんだ。ふふ、浴衣姿も綺麗だね。よく似合ってるよ」

 片手に持っているヨーヨーを目で追いかけて、どこか子供らしい光景にほんの少しだけはにかんだ。
(30) 2021/08/15(Sun) 19:42:02

【人】 警部補 添木

「流石に今アキラのズボンに花火突っ込むと怒られちゃうんだろうな。残念」

なんていいながら、祭りの喧噪を歩いている。
誰かに呼ばれたようで、すぐそちらへ行ってしまった。
(31) 2021/08/15(Sun) 19:55:46
編笠は、メモを畳んで、りょーかい、とだけ言ってそれをパーカーに仕舞った。
(a11) 2021/08/15(Sun) 19:56:05

【人】 少年 編笠

「よーう、アオ。
 いうと思った馬子にも衣装。
 お前のために言わずにとっておいたからな」

それなりに祭りを楽しんでいる様子の親友に、
雰囲気だけで笑いながら言う。

「そういや花火とかも打ちあがるらしいな。
 なんか毎年限られた予算のなかで頑張るよな……」
(32) 2021/08/15(Sun) 19:58:19
 




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百千鳥
7回 残 たくさん

もういいよ

涼風
0回 残 たくさん

優くん

鬼走
0回 残 たくさん

いつだってそうだ

花守
1回 残 たくさん

しょうがないか

編笠
21回 残 たくさん

ワンワン。

髪置
0回 残 たくさん

薫くん

犠牲者 (5)

慈姑(2d)
0回 残 たくさん

 

卯波(3d)
2回 残 たくさん

はい、チーズ!

竹村茜(4d)
4回 残 たくさん

婆ちゃん、

御山洗(5d)
0回 残 たくさん

夢の終りが早く、

清和(6d)
0回 残 たくさん

これからも俺は、

処刑者 (4)

夕凪(3d)
4回 残 たくさん

どこにいるのかな

青嵐(4d)
0回 残 たくさん

またな

宵闇(5d)
1回 残 たくさん

訪れますように。

添木(6d)
0回 残 たくさん

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夜長
7回 残 たくさん

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