人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


『ワゴンセール』

 いや暇つぶしのつもりだったんだが……
 ここまで真剣になるとはな。」

瞳を細めて
貴方の手の温もりを楽しんでいる。
(-261) osatou 2021/09/27(Mon) 1:50:23

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「遊びであろうと全力で挑まなければ失礼だからな。
……む。…………。
『ルーブル』


考えている間だけ手の動きが疎かになった。ぴたりと止まったり、指がぴこぴこ動いたり。考え事があっても表情には出にくいが、指先だけ動かすのが癖のようだ。
(-262) もちぱい 2021/09/27(Mon) 1:54:01

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


貴方の指の動きに気が付いた。

「…………えー、
 うーん、
『ルチル』
。」

そっと手を捕まえて
指先に口付けを落とす。
(-263) osatou 2021/09/27(Mon) 1:58:58

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……っ、
『ルノワール』


口づけを落とされればぴくりとかすかに跳ねてから強張った。
言葉で直接抗議はしないが、空いた手で貴方の額を髪の上からぺちと戯れ程度に叩く。
(-264) もちぱい 2021/09/27(Mon) 2:02:28

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志



「るみ、……
『ルミノール』
……。」

ぺちされたので
仕方なく手を離した。

「……終わらん気がしてきたな。」
(-267) osatou 2021/09/27(Mon) 2:08:41

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……。暁。分けにしないか?」

再び優しい手つきに戻る。

「……終わらない気がするが、どちらかというと追い込まれていたのは俺だったからな。続けていたらお前にも負けていたかもしれない。いつその時が来るか分からないが」
(-268) もちぱい 2021/09/27(Mon) 2:14:07

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「まあ、
 ずっと
る責め
した俺も悪かった。」

そうして勝負は引き分けとなった。
先に仕掛けて来たのはお前だが……と
ちょっとだけ唇を尖らせてみせた。

「俺お婆ちゃんっ子でさ、
 子供の頃によく負かされてたんだよ。
 年の功には勝てなかったな。」

ごろんと体勢を変えて
貴方の腹に顔を埋める。何となく落ち着くらしい。
(-269) osatou 2021/09/27(Mon) 2:27:46

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「いいや。それも勝つ為の立派な戦術の一つだ。そして俺の策よりお前のものが上回っていた。誇れ暁」

よくやった、と腹に顔を埋めてきた貴方を褒めるようにぽふぽふした。

「成る程な。その強さはお婆様との戦って掴んだものか。どうりで勝てないわけだ。

……負かされたとしても、こうして戦術などを身に付けていけば差がある知識量をカバーする事だって出来る。
やりようはきっとある筈だ、いつかお婆様に勝てる日も来るだろう」
(-270) もちぱい 2021/09/27(Mon) 2:36:52

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「んや、勝ち逃げされてる。」

ぽふぽふを受けて機嫌が良くなり
ぎゅっと顔を押し付けた。

「今年入ってすぐかな、寿命で。
 うち両親も早くに亡くなってるから
 生活の知恵は全部お婆ちゃんから。年の功、強いぞ。」

普段と変わらない声色で
欠伸をしながら語る。
(-271) osatou 2021/09/27(Mon) 2:46:46

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

手が一瞬止まる。
貴方の頭から少し離れて、彷徨うように宙を泳いだ後。
そろりと優しく貴方の髪の上に戻ってきた。

「……悪いことを聞いたか。すまなかった。
……ああ、でも。お前はお婆様から沢山贈り物をいただいたんだな。良いことだ。
俺がお前に完全に共感するには難しいかもしれないが、大切な人から何かを貰う喜びなら理解できる」

ぎゅうとくっついてくる貴方の頭を、丁寧に撫でながらそう紡ぐ。
(-273) もちぱい 2021/09/27(Mon) 2:59:10

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志



「全然。
 謝られる方が何か、
 こっちこそ聞かせて悪かったと思うから
 いつも通りで大丈夫。」

事実として割り切っている。
だからこそ、外に未練が少ないのもあるが。

「へえ、大別な人から。誰だ?
 貴戸の家族の話って聞いたこと無かったかも。」
(-274) osatou 2021/09/27(Mon) 3:06:15

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「?お前だが」
(-275) もちぱい 2021/09/27(Mon) 3:07:15

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「───えっ?」


素で驚いた。
俺?

「なんかあげたか?
 ケーキ? また作るか。」
(-276) osatou 2021/09/27(Mon) 3:12:49

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

表情の変化こそなかったものの。
くす、と吐息混じりの笑みが薄い唇の隙間からこぼれ落ちた。

「お菓子もそうだが。何も見えるものに限った話じゃない。
お前とこうして過ごす時間、お前の好意そのもの。

お前が俺に向けてくれるもの全てだ」

髪を梳き、その間から見える肌へと指を伸ばす。頬を静かに撫でながら、語りかけるようにゆっくり貴方へ想いを伝えた。

「俺が家族から貰ったものなんて、貴戸という家を栄え絶やさず繋ぐ為に必要な技術や知識くらいだ」
(-277) もちぱい 2021/09/27(Mon) 3:22:55

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「…………」

くすぐったい。
手の感覚が、貴方の言葉が。

「言って良かった。好きだ、って。
 ……実は何時からかって覚えてないし、
 何が好きってのがある訳じゃないんだよな。
 気付いたら、好きだった。
 好きだと気付いたら、もう全部が好きになった。」

腕を伸ばしてぎゅっと抱きしめる。

貴方はあまり家族の話をしない。
こんな場所に来るくらいだ、話して気持ち良くもないのだろう。

「まあ、悪くないな。
 お前をいちばん好きな人間は俺なんだってのは。」
(-278) osatou 2021/09/27(Mon) 3:31:07

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……。
俺は別に自分の事を好きとも嫌いとも思っていないが、それでもお前に好かれる部分がある人間だとは思っていなかった。お前と違い、自分勝手で薄情な人間だからな。
……だから、今もまだ信じられないでいる」

抱きしめてくる貴方が愛おしくて、絶えず頭を撫で続ける。

「ああ。俺は自分が満足に呼吸できる場所さえあればそれでよかった。その為に一人になったとしても文句なかった。

でも……お前のおかげで、日々を過ごすのが『楽しい』と思えるようになってきたんだ。一人きりなら例え生きやすくなったとしても、そんな感情を抱くことは難しかっただろう」

口元を綻ばせる。
自然に浮かべるようになったこのはにかみも、一人で生きる事を決めていたらきっとずっと縁のないものだっただろう。

「俺はお前が一番好きで、お前さえいてくれればそれでいいんだ」
(-279) もちぱい 2021/09/27(Mon) 3:42:30

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「……最初は、カタい奴だと思った。
 気が合わないかもなって。お前、ほら、几帳面だし。
 それでも一緒に過ごしてたらさ、
 意味分からん事し始めたり、負けず嫌いだったり、
 目が離せなくて、
 ………名前を、呼ばれ始めた頃には、多分、好きだった。」

そこからは、好みが全部貴方に染まった。

「……もうお前は、一人にはならないよ。
 頼まれたって離れてやらない。」

そっと腕を離して貴方を見上げる。


「──嗚呼、お前って、そんな顔するんだな。」
(-280) osatou 2021/09/27(Mon) 3:58:33

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

好きという感情はもっともっと甘ったるいだけのふわふわしたものだと思っていた。
それなのに、自分の中に生まれた好きは愛しくて愛しくて、たまらなく嬉しさが募って押しつぶされそうになるほど苦しくなってしまうものだった。

「ああ。願わくば、ずっと傍にいてほしい。
お前で満たされる幸福を知った今、お前がいなくなってしまったら。
…………もう世界のどこにいっても、満足に呼吸ができる場所なんて無いだろうから」

その苦しさと嬉しさが混ざり合い、涙となって飛び出そうとしてくる。ああ、嬉し泣きとはこんな風に生まれてくるのだろうか。

「……自分の顔のことなどよく分からないが、もし変化が生まれたのだとしたら。それはきっとお前のお陰だ、暁」
(-281) もちぱい 2021/09/27(Mon) 4:10:36

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


居なくならない。


ぴしゃりと言い切る。

「………と、思う。
 死ぬ予定は無いけど、
 不慮の事故とかは流石に保証のしようも無いしな……。」

貴方の頬へ手を伸ばし
指先で肌を摩る。

「そうか、俺か。
 そいつは光栄だな。」

息苦しい日々とは、どんなものだろうか。
理解は出来ないが、想像して、苦しいなと眉を顰めた。
(-282) osatou 2021/09/27(Mon) 4:20:35

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

言い放たれた言葉を、泣きそうな笑顔で返した。

「……死が二人を分かつなら。その時は……、どうしような」

目に見えない未来のことなど誰にも分からない。いつ誰に死が訪れるかなんてそんなの誰一人として知れるものではない。 考えてもしょうがないことだったから、思考の隅へと追いやった。

肌をくすぐる指に思わず喉を鳴らして笑い声にも似た吐息をこぼしていたものの、微妙に眉を顰めた貴方を見て少しだけ首を傾げた。

「暁、どうかしたか?」
(-284) もちぱい 2021/09/27(Mon) 4:30:38

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 
――よかった、

 何気なく口にしたのであろう、柔く紡がれたそれ。正面を向き、彼から目を逸らした。
 膝を揺する。生まれた振動がベッドのスプリングへと伝播する。

「……認められないようなものなのか」

 心中のざわめきを誤魔化すためだけに重ねた問いだった。恐らくは。
(-292) 榛 2021/09/27(Mon) 12:53:24

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「死んだら死んだ時で良いんじゃないか。
 とは言え、そう簡単に死んでくれるなよ。」

少しだけ口を噤む。

「……貴戸が今まで苦しんで来たんだなって考えて
 嫌だなって思った。
 ま、過去があってこその今だし
 仕方ないんだけどさ。」

こんな場所でないと
きっと貴方とは巡り逢えていなかっただろうから。
(-293) osatou 2021/09/27(Mon) 12:58:06

【墓】 4432 貴戸 高志

>>26 普川

「そうですか」

手短に反応する。殴られる事を求めた理由に関してはその程度だった。
貴戸がもっと反応を見せたのは、その先。貴方の謝罪に関してだった。

「……俺が切り込みたかったのはそこです。
事情はどうあれ、殴るという行為は良い顔をされないものだ。己が当事者じゃないとしても。
だから、もし求めるなら人の目に触れないところでやる事をお勧めします」

目的であった話を伝える。話し終えるまで眉根は八の字に下がり、些か困惑の色を滲ませていた。

「…………先輩、謝り慣れていますか?」
(+86) もちぱい 2021/09/27(Mon) 15:31:10
貴戸 高志は、ルームメイトの視線>>+83 >>+85 には快く同意、賛成を見せた。
(c59) もちぱい 2021/09/27(Mon) 15:33:21

貴戸 高志は、迷彩を歓迎している。断る理由が無いし、心配する気持ちがあるのは相方と同じなのだから。
(c60) もちぱい 2021/09/27(Mon) 15:33:37

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

軋むスプリングの音に耳を傾けながら貴方に視線を注ぎ続ける。なんでもない様子でシャツを纏い、身支度を整えながら。

「さてな。外での暮らしに関する事だ。内容自体はさして珍しいものじゃない。ただ、本当に保障されるかどうか信じられないだけだ」

ぎし、と更にベッドが鳴いた。引きずるような、緩慢な動作でシーツの上を移動して貴方の隣に座る。

「そう言う問いがすぐ出るということは、お前のほうは認められないものなのか?」
(-309) もちぱい 2021/09/27(Mon) 15:52:07

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「当然だ。俺はもっとお前と過ごしたいのだから、そうそう簡単にくたばってなどいられない」

速やかに答えた。

「……俺が苦しんだのは過去の話だ。今はもう何も問題はない。お前のおかげでな」

自分の都合のために家に泥を塗るような行為をしたことを、世間はどう評価するだろうか。たとえ褒められたものではない結果だとしても、自身の心はまったく揺らぐことはないが。
全てを切り捨ててよかったと心の底から思っている。貴方に出会えたのだから。

「……暁。…………その。
………………もっと触れたい。嫌か?」

貴方に苦しい顔をさせるのは忍びなくて、誤魔化すように話題を切り替えた。あまりにも不器用なやり方になったけれど。
(-310) もちぱい 2021/09/27(Mon) 16:02:30

【墓】 4432 貴戸 高志

>>28 >>29 普川

殊更困った顔をした。少し考える為に瞼を下ろす。小さなため息を一つついて、それから瞼を持ち上げる。

「そうですか。
……先輩。その言葉に誠意がこもっていようがいまいが、口から出た発言には責任がついて回ります。
別に俺は、貴方が自ら殴られるのを求めることに思うことは特にありません。先輩には先輩の事情がありますから」

淡々と言葉を紡いでいく。

「……ただ。こうして口先だけでも約束してくれたのに。それを破ってしまったら。……いいや、破るだけなら別に良い。
それで万が一、暁が再び困ってしまうようなことがあれば」

(+88) もちぱい 2021/09/27(Mon) 16:16:10

【墓】 4432 貴戸 高志

「俺は貴方をもっと叱ります。
覚えておいてくださいね」
(+89) もちぱい 2021/09/27(Mon) 16:16:46

【墓】 4432 貴戸 高志

>>a64 >>a65

「…………はあ」

ため息が止まらない。

「……俺は本当は、こんな事を言うつもりじゃなかったのに。
…………俺は先輩に、お礼をいう用事があったのに」

迷彩と闇谷が廊下で重なりあっているのを見た日。
真意がどうであれ、普川の言葉によって背中を押されて行動することができたのだ。律儀で生真面目な少年はその件に関してあとできちんとお礼を言おうと考えていた。

それなのに、今こうして飛び出した言葉はなんだ?感謝とはまるきり違う棘を含んでいる言葉ではないか。

「…………はあ」

ため息が止まらない。
的外れな言葉を耳にしながら、自身も食堂へ向かった。
(+90) もちぱい 2021/09/27(Mon) 16:25:04

【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志


「………そっか」

今は大丈夫だと告げる貴方に
出会った頃より穏やかになった姿に
僅かに胸を撫で下ろした。


仮面を被る貴方も好きだったが、
今の貴方はもっと好き。




腕に力を込めて上体を起こし
頬へ触れる手をそのままに、貴方の唇へキスをひとつ。


「誘ってたんだけど
 気付いてないだろ。」
(-315) osatou 2021/09/27(Mon) 16:30:01

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

唇が重なる。

あどけなさすらありそうな、気の抜けたようなきょとんとした顔。数秒ほどそんな表情を浮かべた後、ほんの少しだけ瞳を伏せた。

「……すまない。気付かなかった」

ばつが悪そうに呟いて、それもまた誤魔化すように身を寄せる。
触れるだけのささやかな口付けを自分から贈った。

「…………怒っているか?」
(-316) もちぱい 2021/09/27(Mon) 16:37:24
 




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