人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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貴戸

「ん、ありが…………………………
とう?



ルームメイトが望み通りに甘いものを持ってきてくれた。
糖分は脳を回してくれるから好きだ。
朝は食べない派でも菓子くらいは摘んでいる。

ヌガーへ手を伸ばす。厳密には伸ばしかけて止まる。
貴方が所謂──『あーん』をして来ているではないか。


「………? ??」


貴方を見る。真剣な表情だ。
何を考えているんだ、ここは人前だぞ。

「………えっと、自分で食べられる、
 …………………………けど……………」

「……………、」

「……
あっ、
あーん………」


口を開けた。赤い舌が、白い歯が貴方の目に入る。
放り込まれれば、そのまま咀嚼。
もったりとした口当たりが中々美味しい。うん、と頷いてみせた。

カガミン

声に振り返る。いつも通りの態度に安堵した。

「んーん。今日だから見てただけ」

再び視線は画面に戻る。興味も無いのに、少年はニュースを見ている。普段ならばすぐに寝てしまうだろう内容だが、眠気も見せない。

「今日、母さんの裁判なんだ。最後のやつ」

何の感慨も無く、唇を動かした。

闇谷

貴戸高志は真面目である。
馬鹿がつくほど真面目である。
なので、以前された「はいあーん」のお返しをするべきだと思った。
なのでやった。
ただの馬鹿なのかもしれない。

「……。うん、よく食べたな」

力強く頷いた。
その直前、貴方が菓子を口に収めるその刹那、ほんの僅かに自分の唇を引き結んだがそれもほんの一瞬のことだ。

貴方がきちんと食べたことに満足したのかそれからなんてことない様子で自分もお菓子をつまみ始めたのだった……。

 リョウちゃん
「今日って何かあったっけぇ?」

この少年が興味を引くようななにかがあるのだろうかと、隣でニュースを眺めて。
耳に届いた言葉に、貴方へと視線を移した。

「そうなんだぁ。リョウちゃん、仲良いの?」

少しズレた問いかけだ。
鏡沼は貴方の家庭事情を知らない。それでも、最後の裁判でニュースになるぐらいならば求められる罪状はそう軽いものでもなさそうだとわかってもいいはずなのに。

【人】 0043 榊 潤

「――聞こえないし、呼ばれないな」

「そういうことか」


度々運営に呼び出される理由はわかっている。
”その日”が近づいてきているからだ。

自分に渡された役職を思い出して。
餌食になった彼らの名前を見た。
知らなかった、というだけでは済まされない位置にいるのに、
何処か他人事のようで。
非日常が写っていることにめまいがする錯覚に陥った。
一番、この時期が考え込んでしまうから。
(6) 2021/09/24(Fri) 17:12:24

【人】 0043 榊 潤

だが、"最後"に舞台を創れと言ったのは"お前達"なのに。
台本も、役者の顔も見せないと来た。
これは不具合が起きたのか、なんなのかはわからない。
彼らは、どう動いているのだろうか。
知らせが来ると思っていたがきっと見落としていたか。
直接聞かねばならないし、――この己の処遇についても話さなければいけない時が来た。

誰の気にも、止められないだろうけれど。
きっと同室者でさえ、きっと気にしない。

舞台裏でも役者をするように言われるのは、なんとも面倒くさい。


こんな時は――
気晴らしに料理を作るに限る。


「今日の照明はピンクじゃ無いんだな」


何かを思い出しながら厨房に入っていった。
(7) 2021/09/24(Fri) 17:14:52

【人】 0043 榊 潤

しばらくして食堂と談話室にまた、お菓子が置かれた。


皿に盛られた
黒と白のヌガー。

ホワイトチョコレートでコーティングされた甘さと、ビターチョコレートで包まれた苦みが並べられていた。

ちなみにこのヌガーをたべると、[[fortune] ]%ぐらい発情する。
効果は各々の違うようで、効かない人間もいるようだ。
理論は不明、精神的か肉体的かきっと都合のいいようにそれは解釈されるのだろう。

/*発情フリーヌガー。
(8) 2021/09/24(Fri) 17:18:02
榊 潤は、談話室で足を組んで座っている
(a2) 2021/09/24(Fri) 17:18:15

榊 潤は、酒に最強に弱かった。……5?(酒の強さ)
(a3) 2021/09/24(Fri) 17:38:23

【人】 9949 普川 尚久

>>+13 
トモダチの個性の範囲内と思っているし嫌いではないよ鏡沼さん

「んー……? 暇は暇なんと違うかな。
 四六時中ヤってられるもんでもないし、暇はしてていいだろ」

 姿勢の良い歩き姿と違って、普川は座っている時や立っている時は普通程度に力を抜いているように見えていた。
 
歩く時には、気を張っているとも言う。
 あなたを見下ろして、眼鏡のふちを視線でなぞっていく。ただ、なんとなくだ。視線が合ったとしてほんの少しだし、普川側からは合っているのかもよく分からない。

「なんにもないなら、今だから解放されてる何かでも
 していたらいいんに。料理とか読書とかはすぐ浮かぶね」

 してる人居てたし。……当の普川は、企画周りの事に向き合っている時以外は、だらけているのがほとんどだったのだが。

「食休み程度のお喋りなら付き合ってもいいよ。
 要らんかったら戻る。どう、鏡沼さん?」
(9) 2021/09/24(Fri) 18:10:46
貴戸


「あー………貴戸、人前でこういう事するのは
 見せつけてるみたいで照れるんだが……。」

頭を掻く。
正直満更でもないのだが、やっぱり人目は気になる。


「嫌ではない……………
嬉しい、が、二人きりの時にやってくれ。




フードを引っ張って表情を隠した。
ヌガーを食べる手がたいへん進む。

「………これ美味いな。」

カガミン

「大好きだよ。
 唯一の家族だし、
オレの為ならなんだってしてくれた




注目を促す、特有の短いメロディが鳴った。
瑞々しい果物の断面を背景に、無味乾燥な文字列が表示される。

メモを貼った。

メモを貼った。



……果物はミキサーに詰め込まれると、
粉々に砕かれスムージーへと生まれ変わる。
リポーターが試飲を始めた直後、
画面が慌ただしいスタジオに切り替わった。

若いアナウンサーがスタッフからコピー用紙を受け取っている。
コメンテーターたちにも同じ物が配られているらしい。腰を低くしながら走るスタッフが、カメラの前を横切った。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。



「…………」

画面の中の家族が笑う。

「……やっぱりかぁ」

その笑顔を真似てみた。

普川 尚久は、ふら、とテレビのあるその場所を訪れていた。目の前で画面を見るその人と同じ名字の誰かの話がされていた。
(a4) 2021/09/24(Fri) 22:03:33

普川 尚久は、なんとなく、そのままそこに立っていた。
(a5) 2021/09/24(Fri) 22:03:44

 
ママ
なおひ〜〜〜!(クソデカ文字装飾略)
「あ〜。だから料理してる人、多かったんだぁ。……オレはここでしたい事、あんまり浮かばないなぁ」

いつもと変わらぬ間延びした声を出して、にこにこと見上げる。視線がかち合うことはきっと、なかった。

そもそもこの少年は以前から趣味という趣味がなかった。
読書はたまにしていたけれど、それも話題のため。料理は火も刃物も扱うから避けていた。
故に、鏡沼も貴方と同じくだらっとしたり、今のようにヒマそうにしている誰かに声を掛けている事がほとんどだっただろう。

「ほんとぉ?じゃあお話しようなおひ〜!
普通の事とか好きなご飯の話とか、いろいろ〜」

お茶飲みたいだのなんだの言ったりしながら、貴方と暫しお喋りをしただろう。

普川 尚久は、鏡沼と、なんでもない普通のお喋りをした。>>+25
(a6) 2021/09/24(Fri) 22:13:44

普川 尚久は、肉豆腐が気に入ったらしい。闇谷と話せそうな時に話そうと思っている。
(a7) 2021/09/24(Fri) 22:16:13

 リョウちゃん
そうなんだぁと、返事をする前に。聞き慣れた速報の音に画面へと視線を戻す。
以前聞いたニュースかも。よく覚えていないけれど。苗字が一緒だなぁ。
―――死んじゃうんだなぁ。

「あれが、リョウちゃんの?」

視線を貴方に戻す。
貴方の笑顔を見て、へらっと笑った。

「似てないね」


―――切り替わった画面の中で、海を見ながら『家族』が笑う。
先ほどの女性と隣の少年のようだった。
偽物の家族はどれだけ寄せても、本物にはなれない。
本物の家族はどれだけ忌み嫌われても偽物になれない。

「なんだってって、どんな事してもらったの?」

黒塚 彰人は、テレビの点いている、その場所を訪れた。先客>>a4>>a5に、入らないんですか、と目で問うた。
(a8) 2021/09/24(Fri) 22:55:59

普川 尚久は、黒塚に気を向けていない。>>a8
(a9) 2021/09/24(Fri) 22:57:42

黒塚 彰人は、頭部に手が伸びかけたが、やめました。>>a9
(a10) 2021/09/24(Fri) 23:01:19

黒塚 彰人は、室内へ意識を傾ける。そのニュースと彼らの話を、冷めた顔で聞いていた。
(a11) 2021/09/24(Fri) 23:02:15

普川 尚久は、黒塚に興味がないというよりかは、リョウちゃんのことを気にしているらしかった。>>a10
(a12) 2021/09/24(Fri) 23:03:03

まだ外の人々に気付いていない。気付いても、口にする言葉は何も変わらない。

カガミン

そりゃそうだよ、他人だもん


目線はテレビに向けたまま。

「でも血の繋がった家族だよ」

口角は上がったまま。

「どんな事……うーん、たくさんあるからなぁ」

コマーシャルはまだ続く。夕方という時間帯故か、家族向けの内容が多かった。
スーパーで買い物をする家族。
新居で暮らす家族。
食卓を囲む家族。
全ての笑顔が、似ていない。



それでも少年は笑う。

「ね、カガミンはさ。
 どんなオレのことも
友達
って言ってくれる?」

「仲良くしてくれる?」

大人たちからの口止めは、少年にとってあまりにも曖昧だった。
母の罪を言うなとは言われていないし、
己の異能について言うなとは言われていない。

……それは明言されていないだけで、全て言外に示されていたが。
そんな遠回しな言いつけが、少年に伝わる筈もない。

 リョウちゃん

「やっぱりぃ?そうだよねぇ」

画面の中で『家族』が笑う。

「血が繋がっていたら、他人にはなれないんだよ」


少年もいつものように笑う。

「ふぅん。ずっと一緒にいたの?」

いちいち数えていられないなら、他人同士で長く一緒にいたのだろうかと。そんな軽い問いだ。


そして貴方の問いに、にこやかに口を開く。

「―――前も似たような事言ったけどさ、」



「オレに害がないなら」


「オレはリョウちゃんの事、
『トモダチ』
だって言い続けるよ。
『トモダチ』
は仲良しなんだから、仲良くするのだって当然じゃん」

害があると、判断されたなら。
貴方のカテゴリが『それ以外』に分類されるだけだ。
そうして少年の世界はこれまでと変わらず回っていく。
この少年の世界では、既に『親』と世間一般で称される2名はいないものとして扱われている。

普川 尚久は、初めて知ったような相手の反応に、ん?となった。
(a13) 2021/09/25(Sat) 0:25:24

カガミン

「そっか、そうだよね。ヘンなこと聞いてごめんな?」

貴方に顔を向ける。
可笑しそうに笑って、また正面を向く。

「オレね、いつも誰かの身体にいるんだ」

「その身体ね、母さんがいつも用意してくれてた」

「母さんはすごいんだ」

チャンネルを回す。既にどのチャンネルも似たようなものだ。
目的の内容を見つけたのか、リモコンから手を離す。
その番組では、犯人の動機についての解説がされていた。
貴方にちら、と目線をやる。
見ろ、ということらしい。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。



「別に誰の体でもいい。
 ……ああいや、今より小さいのはヤダな。
 今より大きい体なら、誰だっていいんだ」

椅子に背を預け、僅かに遠くなった画面を眺めた。

「もしこの身体を着替えたくなっても、
 カガミンとカガミンの友達には手を出さない。
 約束するよ」

少年の言い分を信じるなら、相手は誰でも良いのだろう。
わざわざ知人友人に恨まれる人間を選ぶメリットもない。

『リョウちゃん』

いつも誰かの身体に
いつも用意して


―――あぁ。
本当に
『血が繋がっていない赤の他人』
『血の繋がりのある家族』
……あるいは『そうであった』のだと。
理解できた。
なんでだっけ?

理解した。
きっと些事だ。


促されて視線を移したテレビから流れる音声を聞く。
貴方の声を聞く。思考に結論を出す。

「そっかぁ」

「それならいいや。心配しなくても、リョウちゃんは『トモダチ』だよぉ」

へらっと笑った。
鏡沼創の認識している『トモダチ』のようなものだと、理解をした。
その上で、自分に害がないのならと貴方を容認した。

「……その身体、今はもう『リョウちゃん』だけ?」

普川 尚久は、榊に、ぺち。
(a14) 2021/09/25(Sat) 3:33:19

普川 尚久は、榊に、ぺち…。
(a15) 2021/09/25(Sat) 3:34:11



 お医者さんごっこをしていました。その後、素崎をベッドに寝かせて手淫からの騎乗位です。詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。



 部屋に入って少ししたところで、身体の動きをとめた。何かが掴んでいるかのように肩の布が沈んでいるが、その姿を認めることは出来ない。一先ず二度、腹を殴られていた。



 数日前よりも見るからに不機嫌で、数日前よりも疲れている普川がまっすぐベッドにIN。近付いてくる榊に顔を出し警戒している。シャー。

 しばらく話して、最終的に榊が普川の頭に毛布を掛けた結果普川がスヤった。疲れていたみたいです。

酒を飲み続けて、先に続きを飲めなくなったほうが抱かれるショーをやらされることになった榊と普川。運営に用意されたどぎついピンクの照明のキッチンに通される。

ピンクの度合いに各々引いた様子を見せつつ、勝負は始められた。

今ね、普川が明らかに平気そうなのに榊がダウンしているところ。

【人】 9949 普川 尚久

>>8
 オヤツの時間も過ぎてしまった遅めの昼食に野菜炒めfoodをメインに合わせた諸々と一緒に、食堂でヌガーをいただいた。黒のヌガーの方が好きかもしれない。97%発情した。
(10) 2021/09/25(Sat) 4:31:55
9949 普川 尚久は、メモを貼った。
(a16) 2021/09/25(Sat) 4:40:55

闇谷

指をぴたりと止め、貴方の様子を伺う。
フードを引っ張る仕草を見やりながら脳裏で誰かの声が蘇る。

……本当なら恋人同士がするようなことで、してるのが誰でも、
 見たら恥ずかしくて、見られたら恥ずかしくて、
 二人だけでするはずの秘め事で。


「……ああ、すまない。配慮が足りなかったな。
次からは二人きりの時だけにする」

一度菓子を置いて淀みなくそう答えた。

……ああ、もしかするとこれも秘め事にするべきことなのだろう。暁には悪いことをした。
……。
………………?


何かが頭を引っかく。引っかくが、その正体が掴みきれずに思わず小さく首を傾げた。それも些細な事でしかなかったから、すぐに貴方の話に耳を傾けることにしたが。

「これか。厨房を覗いたら最後の一皿だったんだ。食べ足りなかったらまた後で頼むとしようか」

なお、この後どこかの参加者によって白と黒のヌガーが振る舞われる事になるが……二人は果たして手に取るのか。それはまた別のおはなし。

【人】 3839 南波 靖史

>>8 榊のあれ

「なになに潤ちゃんの新作?たべるたべる!」

この男に発情成分が効くのかと言うと、まあ自己異能で上書きしないならそのまま効いたままだ。

なんだか82%ビビッと発情したらしい。
(11) 2021/09/25(Sat) 5:19:56
貴戸

フードは引っ張ったまま。
その奥では頬を赤らめ、視線を泳がせる。

「…………
 …………………
 ………………………その、
 
まだ不慣れで、悪い……。
お前、と、慣れていけたら……良いと、思ってる………。


配慮をさせたい訳でもないのだ。複雑。
照れを飲み込むのに精一杯で
貴方の様子には気付かなかった。



ヌガーのおかわりが欲しい

 




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