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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【人】 灯守り 立春

[それはお姉ちゃんの手を引いて
パーティー会場を後にする、少し前のこと。
立春様、と声を掛けられて振り向くと
域を弾ませて可愛い妹分が立っていた。>>256

少しよそよそしくもきちんとした言葉遣いに
やっぱり心の内の涙は禁じ得なかったけれど]


  ローザちゃん! 今日はお疲れさま。
  初参加とは思えないくらい堂々としていて
  すごく立派だったよ。
  そのドレスもとっても可愛くて似合ってる。


[今日一日、ずっと伝えたかったけれど
伝える機会が見いだせないままついに閉会の時を迎えた。
後でお手紙を書こうかな、と思っていたところに
声が掛かったものだからつい、
一息に伝えたかったことを伝えてしまう。

彼女の方からも何か伝えたいことがあったのかな、と
話を促せば、差し出される葉書。両手で受け取って、]


  わ、お洋服の展示会……!?
  行くよ〜! 絶対行く!!
  楽しみにしてるね! ローザちゃん!

 
(274) 2022/01/30(Sun) 20:41:28

【人】 灯守り 立春

[ローザちゃんがくれた招待状を暫し見つめてから
大事に、大事に鞄にしまい込む。
どんなに多忙な期間でも一日くらい、空けてみせる。
身代わりを立ててでも領域を抜け出してみせる。

葵ちゃんにも同じ招待状が渡されているだろうか。
もし予定が合わせられそうだったら、
一緒に白露域とローザちゃんを訪ねてみたい。


去り際。
いつものように名前を呼ばれると
それはそれでまた喜びと安心から泣きそうになった。
辛うじて笑顔を保とうと努めながら
またね、と彼女に手を振り返した。

持ち帰り、手帳に会期を書き込んだ後その葉書は
以前ローザちゃんに描いてもらった絵を収めて飾った
額縁の隣の壁に加わった。]*
(275) 2022/01/30(Sun) 20:41:40

【人】 “小雪” 篠花

ーー領域内ーー
[さくり、さくりと枯葉を踏む。
コテージの周りにある山茶花の木々に近付き、
落ちて薄っすらと雪化粧を纏う山茶花を拾い上げた。]


 おかえりなさい。……お疲れ様。


[雪を祓い落とし、両手でそっと捧げ持った後、
ふぅ、と息を吹きかける。
山茶花は花弁となり、北風と共に天高く舞い上がると、
同じ方向<灯宮>へと流れていく。]
 
(276) 2022/01/30(Sun) 20:50:29

【人】 “小雪” 篠花

 
    
“大寒”

[海の波の花咲く季節は過ぎ]

  
“立春”

[東風が通り過ぎ]

  
“雨水”

[雪消の水が流れれば]

  
“啓蟄”

[菜虫は蝶となり]

   
“春分”

[雀は初めて巣を作る]
 
(277) 2022/01/30(Sun) 20:50:54

【人】 “小雪” 篠花


 
“清明”

[山吹が咲き]

  
“穀雨”

[藤浪は風に揺れ]

 
“立夏”

[蝌蚪が泳ぎ]

 
“小満”

[麦秋は至れば]

   
“芒種”

[紫陽花は雨に濡れ]

  
“夏至”

[短夜へと移る]
 
(278) 2022/01/30(Sun) 20:51:27

【人】 “小雪” 篠花


  
“小暑”

[蓮の花が初めて開けば]

  
“大暑”

[入道雲が空を飾り]

 
“立秋”

[送り火を焚けば]

   
“処暑”

[黄昏時に空を眺め]

  
“白露”

[軈て燕が去って]

  
“秋分”

[月影は濃くなり]

  
“寒露”

[夜長へと移る]
 
(279) 2022/01/30(Sun) 20:52:18

【人】 “小雪” 篠花


   
“霜降”

[紅葉狩る季節となりて]

 
“立冬”

[山は眠る]

 
“小雪”

[雪虫舞いて]

  
“大雪”

[熊は穴に籠もり]

  
“冬至”

[短日を迎えれば]

“小寒”

[芹栄い]

[款冬の花咲き、また春へーー]
 
(280) 2022/01/30(Sun) 20:52:39

【人】 “小雪” 篠花




 またいらっしゃい。
 いつでも私達は歓迎するわ。


[去り逝くものには餞を。向い来るものには祝を。
すべての魂に幸あれと願うは。

*二十四節気の灯守り*]
 
(281) 2022/01/30(Sun) 20:52:54
灯守り 立秋は、メモを貼った。
(a7) 2022/01/30(Sun) 21:29:40

【人】 小満末候 麦秋至

―― 雪見温泉 ――


[同じ景色を見ることはなかなか難しい。
小雪さまとふたりして“領域”ならではと言える露天風呂の景色を堪能することはできたけれど、>>262
いくら言葉を尽くしても、わたしが見た景色を、
そのまま小雪さまの目にうつすことはできない。

それでもよかった]
(282) 2022/01/30(Sun) 21:36:19

【人】 小満末候 麦秋至

[わたしが長い話をした後に、
小雪さまも長い話をする。>>263>>264>>265>>266
それは心のどこかで予想できていたことだった。
お互いに話したいことがたまっていても不思議じゃない。


遠い昔の話を聞くのは初めてで、
だから、小雪の地を出てそれなりに長い時間が経って、
ようやく、知ったのだ。
わたしが、先代の小雪さまと、同じような姿のくらまし方をしたことを。
手紙ひとつだけ残して。
だから、小雪さまは相当寂しい思いをしたのだろうということ。
「寂しい」と、彼女は一言も口にしなかったけれど
]
(283) 2022/01/30(Sun) 21:37:04

【人】 小満末候 麦秋至

[わたしは小雪さまの“何か”を攫うどころか、
降り積もる枯葉のような寂しさを残してしまいました。
それでも、帰ってきたいときに帰ってきていいというのです。
枯れたように思えた涙がぽろりと零れ落ちました。

頭を撫でてくれる手のあたたかさが心に染み入る]


  ありがとうございます、
  …………そ、その、いつになるかはわかりませんけれど……
  帰ってきたらまた、お土産話をします。
  約束、です。


[やっぱりお風呂場だと心がさらけ出されてしまうのかもしれない。
ともあれわたしはちょっとだけ、未来の話をした。

それから湯上り後のデザートも美味しくいただいた。
口当たりが雪のようにふわっふわだったのが印象深かった*]
(284) 2022/01/30(Sun) 21:40:44
灯守り 立春は、メモを貼った。
(a8) 2022/01/30(Sun) 21:56:15

ーー先代の記憶ーー


「ねー、ゆきちゃん。」


[旅に出て冬至の温泉に入っていた頃だっか
またしばらく経って寄った時だったか。
何かを思いついたような、悪戯っ子のような顔で
一緒に入っている冬至の君へと顔を向けた。]
 




「月が綺麗だねー。」



[珍しいほどの満面の笑みで、彼女を見ながらそう宣う。
一瞬たりとも月なんか見ちゃいないくせに!]

  

 

[それがどういう意味だったのか、誰に訪ねても。
ーーもう、誰にも語れない。*]

 


    
( 雪の冷たさすらよく知らなかった )

 


[ まるで故郷の長い冬のように、
 閉じた屋根の下で過ごす時間が長かった。

 
(どこかの灯守りや蛍のように)

 閉じ込められていたとかそういうわけではなく、
 必要火急でもないと外出することが難しかった。

 風が吹けば消えてしまいそうな灯りは
 尋常でない移ろい方をしていたものだから
 おそらく、能力があると
 それ以外の原因を考えられなかったのだけれど

 何を起因として発動するものであるのか、
 当初、誰も特定することができなかったのだ。 ]
 


[ 自覚のないまま行使される、

 “あと少し”なんてありふれた望みが
 そのたびに灯りいのちを削っていく。

 その瞬間を捉えるなんて難しいに決まっていた
 何せわたし自身、何もわかっちゃいなかったのだから ]
 


[ 冬の入口をくぐったような
 冷たくて、からっとした凩の吹く日
 収穫を終え春まで眠りに就く畑で枯れ草を燃やす人々

 よくある風景だ。
 ぱちぱち散る火花。

 風に乗せられて飛んでいって、
 あ、とめなきゃ、って、

 ――その後のことは何も覚えていない。 ]

 


[ その性質が明るみになってからは
 いたずらに削られることはなくなったけれど
 容赦する必要もなくなってしまったから
 結局のところ、あまり良い思い出はない。

 扱いづらい厄介事は放棄してしまって、
 都合のいいことだけ利用していきたいだなんて

 そんなの、疲れてしまうもの。 *]
 

【人】 春分初候 雀始巣


―― 閉幕
  

[ 賑やかな宴も、少しずつ、少しずつ
 その場をあとにする者が出てきて、静かになっていって
 べつに、わたしは静かなのも好きだけれど。

 静かだからこそ捉えやすくなったそのお声あれば>>79
 次の瞬間には、お側に戻っていることでしょう ]

  ―― そうですね。

  ひとも少なくなってきましたし、
  宴もたけなわでしょうか

[ いつもおとなしく過ごしてしまいますが、それでも
 立春さまのお菓子美味しかったですね、とか
 啓蟄さまのところは相変わらずお元気そうで、とか
 空中庭園の様子がまた少し変わっていて――、とか
 とりとめのない話でしたら事欠かないものですが。

 ああでも、 ]

  頑張りすぎは良くないですよ。
  ……ご無理はなさらぬよう

[ わたしなどが言っても、なんて承知ではありますが
 少しだけ陰る表情は大目に見てくださいませ。 ]
 
(285) 2022/01/30(Sun) 22:47:15

【人】 春分初候 雀始巣


[ わたし、あなたがいないといけないのです。
 空に
があればこそ、
は光を落とすので。 **]

 
(286) 2022/01/30(Sun) 22:47:17

【人】 旅する灯守り 小暑

[>>145]

そうですね……
こうして皆様に会えるならこの会合は欠席できませんね。

ええ、近いうちに会いに伺いましょう。
雨水にも、先代様にも。土産話は期待しておいてください。


[正直な言葉を受け取り、偽りのない再会の約束を]
(287) 2022/01/30(Sun) 22:54:13

【人】 旅する灯守り 小暑

[>>187]

はっはっは。天乃殿には後でちゃーんと贈り物をいたします。これで許してくれるでしょう。


[大先輩から貴重なお言葉をいただく。一体どの口がと言いかけたが、ぐっと飲み込んで]


ええ、いずれまたお会いしましょう。
そうですね……小暑域の蜻蛉animalの丸焼きfoodはいかがです?
私の能力でホカホカのままお持ちいたしましょう。土産話もつけて、ですね。


[引きこもりがちの先輩とも、ちゃんと再会の約束をして]
(288) 2022/01/30(Sun) 22:55:45

【人】 旅する灯守り 小暑

[色々なアドバイスをくれた方々に改めて礼をして]


さて、帰りますか。コーネリア、行きましょう。


[小暑の初めての「会合」が、終わった]
(289) 2022/01/30(Sun) 22:58:01

【人】 旅する灯守り 小暑

ー 小暑統治域 ー


「……いい天気だねえ」


[「会合」から10日ほど。青々と育った大木の木陰で、仰向けに寝転がりながら考える]

[もちろん、仕事は終わらせているので、考えることといえば旅先をどこにするかだ。約束をした雨水か、大雪か、はたまた他の統治域か]
(290) 2022/01/30(Sun) 22:58:19

【人】 旅する灯守り 小暑

……いや、やめておきますか。



[まだまだやることがありそうなので、仕事に戻ることにした。小暑統治域をもっと良くすることが、今はできる気がして**]
(291) 2022/01/30(Sun) 22:58:43

【人】 小満末候 麦秋至

―― それから ――



もしもわたしが「実家に帰らせていただきます」と言ったら、
どうするんですか?


[私が小満さまにそんなことを訊いたのは、
宴会が終わって数日経った頃。

……ええ、楽しかったですね、宴会。
雨水さまとは一緒にポトフを食べる仲になれたし、>>272
楽しい、と思ったままを口にした彼女に笑いかけて、>>273
ヒマだったら『慈雨』にも来てください、と告げたのは記憶に新しい]

……あっ、
別に今すぐ帰るって話じゃないです。

[はたして小満さまの反応は、予想通りだったか否か。
でも、ちゃんとうろたえずに話ができた……はず]
(292) 2022/01/30(Sun) 23:07:57

【人】 小満末候 麦秋至

やりたいことができたんです。
いつか、小雪さまの代わり……いえ、後任ですねえ。
それを、血のつながりがない方でも勤め上げることができるような。
そういう風に世界を変えるやり方をまだ、知りません。

それを見つけられるまで、
真反対から世界を見ていたいのです。

…………果たしていない約束も、まだまだありますし。


[そう話すわたしの手には封筒が握られている。
立春様から届いたお手紙、そのお返事をしたためたものだ。
ちょうど茉莉花をあしらったレターセットを見つけたので、迷わず買って使った。
切手ばかりはセットにできず、デフォルメされたanimalの絵が描かれているものにした]
(293) 2022/01/30(Sun) 23:08:21

【人】 小満末候 麦秋至

『  立春さまへ

   お手紙ありがとうございます。
   あのアンケートはもともとわたしの個人的な興味で置いたものです。
   わたしにとっても興味深かったその結果が、
   どのように反映されるのか、楽しみです。

   お祭りの折にはとびっきりおめかしして遊びに行きたいと思います。
   もちろん小満さまや小雪さまも喜んで来てくださるでしょう。

   立春を過ぎた折ですと、
   『慈雨』では春キャベツのペペロンチーノが限定メニューに加わります。
   他にも、いえ、あとは遊びに来た時のお楽しみにしましょう。

   一人で来るもよし、大切な方を連れて来るもよし。
   お待ちしております。

            麦秋至より  』
(294) 2022/01/30(Sun) 23:09:34

【人】 小満末候 麦秋至

[話がひと段落すればじゃあお店にいきますねー、と言って、
領域の中にある家から出る。
睡蓮の咲く小さな池の傍らに立てば、
まだ蕾のままの花々が無言でわたしを迎え入れる]

……あ。咲いた。

[咲きそうにしていた蕾がひとりでに開くのを、>>0:70
わたしは息を飲んで眺めていた。
新しい命が芽生えた先へ力は巡り、小満さまもいずれ手ずからその命のはじまりを祝福する。
そう思うと心が弾んだ。『慈雨』でも明るい話声が聞けるのかもしれない]
(295) 2022/01/30(Sun) 23:13:40
 




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