人狼物語 三日月国


227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】

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【独】 不良少年 滝沢啓介

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不良要素がなかった…
(-2) CElemon 2023/10/26(Thu) 7:56:04

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
バリアをすり抜けた雹がいくつも身体に当たった。けれど、痛みに耐えながら演奏を続ける。
私だけじゃ無い。リッコリースもサアヤも力を合わせてくれている。
楽器を奏で魔力を乗せ歌ってくれている。止めるわけにはいかない。
楽器が攻撃されても私たちは手を止めたりしない。
それはサアヤもそうでした。
身体の中で暴れ狂う焔を抑えながら懸命に。
それはリッコもそうでした。
体を貫かれ血を吐きながらも懸命に。
それは私もそうでした。
身体を打ち付けられ痛めつけられながらも。
 
 
私たちは音楽をやめなかったのです。
 
 
そして奇跡は起きました。
私たちの呼びかけに、願いに、イーリスが応えてくれたのです。
精霊たちの暴走は止まり、世界に平和が戻ろうとしていました。
ただ、奇跡には代償が付き物なのです。
そしてその主たる祈り手は私たちでした。
だから、その代償は私たちが──。
 
(44) もくもく 2023/10/26(Thu) 13:21:56



【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「ボクに名前をつけてよ、ベアトリス。
 ──ボクの存在を、確定させて。
 君との間に絆を頂戴。」**

 
(45) master 2023/10/26(Thu) 13:25:20

【見】 不良少年 滝沢啓介

やべー死んだ。

啓介は失われつつある体温と、自身の身体から抜けていく血にそう思った。

意識も遠退いていく。

家族の顔が脳裏に過った。弟は無事だろうか。両親は。
この騒動に巻き込まれたりしていないか。

友達たちは。不良グループは素行こそ悪いが情に厚い者ばかりだ。
啓介が死んだら悲しむだろう。

そして、漸く恋人になれた里津子は。

彼女の笑顔が浮かんでは消えた。
まだキスしかしてない。
何も出来ずに死ぬのか。

でも。人間はちっぽけだ。
どんなに力を尽くしても、小さな切っ掛けで死ぬ時は死ぬ。

とても呆気なく、悪戯に。
どんなにそれを誰かが嫌だと思っても。

それが自然の摂理。
つまりーーそれを覆す程の力が働かなければ啓介は、死ぬ。

死んでいたのだ。
(@10) CElemon 2023/10/26(Thu) 16:28:52

【見】 不良少年 滝沢啓介

誰かに抱き締められる。柔らかく温かい。
誰?もう、目も見えない。

ーー体温が戻る。
次第に啓介に生気が戻る。腹の傷はみるみると塞がった。

ハッと目を覚ます。

「俺はーー里津子、里津子ッ!」

啓介を抱き締めている彼女はーー。*
(@11) CElemon 2023/10/26(Thu) 16:29:10

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

虹は七大精霊の象徴、イーリスそのものだ。ただ目を奪われて言葉を失っていたユスターシュであったが、すぐチアキローズに駆け寄り、抱き締める。

 「姫よ、ご無事ですかッ」

その時にユスターシュは気付いた。彼女の髪色が変わっていることに。
それは魔力を失ったからなのか、違うのか。ユスターシュにはわからない。

 「チアキローズ姫…!
 貴女が生きていてくれることが、
 俺は何より嬉しい。

 貴女は俺の全てだ。」* 
(46) CDlemon 2023/10/26(Thu) 16:31:06

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

禍々しいものを孕んだサアヤを助けなくては。しかしベアトリスに方法はない。

この青空や虹は、何処かでイーリスが発動したのか?
そうだ、イーリスに願えばーー

その時、焔がサアヤを包んだ。
一瞬の出来事。彼女が消えてしまうまで。

 「サアヤッ!」

ベアトリスが手を伸ばすが間に合わなかった。
しかしーー

サアヤがいた場所には違う存在が。それは、誰なのか。
まるでサアヤを子供にしたみたいな姿だが。

 「貴女はーー。」

産み落とされた。そう直感で悟る。しかし、邪悪な波動は微塵も感じない。むしろ神々しいくらいであった。

サアヤであり、サアヤではないもの。
(47) CClemon 2023/10/26(Thu) 16:32:50

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

まさか名付けを要求されるとは思わず戸惑う。取り敢えず、人間の姿に戻り衣服を纏い考える。

1つの名前が浮かんだ。

 「エスポワ。貴女はエスポワよ。」
それはドローイグの古代言語で『希望』を意味する単語であった。*
(48) CClemon 2023/10/26(Thu) 16:33:10

【人】 純真アンサンブル リッコ

 
啓介を抱きしめていた腕はもう力無く。
私の意識は途切れ、蒼白になりながら啓介を抱きしめるようにして倒れ込んでいた。
その姿は、魔法少女と呼ばれる姿のまま。
でも、血の気はなく脈も弱く呼吸も浅い。
 
 
瀕死の状態。
それでも辛うじて命を保てたのは、姫様の願いが届いたからだった。
姫様の、皆が傷つかずに癒やされれば良いという願い事。
 
 
でも私は呼びかけには応じられない。
意識を失って──次に目覚めるのは治療を受けられたら、そこからになる。
治療を受けられなかったら?
最悪の事態が私を待っていることだろう。
 
生きながら目を覚まさない、そんな未来だ。
でも、何某かの治療を受けられたなら、身体に支障を抱えながらも目覚めることはできるはず。*
 
(49) mokumoku 2023/10/26(Thu) 21:39:28

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「エスポワ。ボクの名前はエスポワ!
 良い響きだね、ボクは希望の篝火!」

 
 
名前を得られて、ボクは上機嫌!
身体に纏う焔が勢いよく噴き出て、キャラキャラ笑いながら宙返りをした。
そこにある姿は、サアヤと瓜二つまで成長した姿。
けど、焔を纏い胸元には虹色に輝く宝石が嵌っている。
イーリスとは違う。けど、ボクの力の源。
焔を意識的に消して、パチンと指を鳴らす。
そうするとほら、学生の方のサアヤの姿にだってなれるんだ。
 
(50) master 2023/10/26(Thu) 21:50:31

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「──エスポワとして生まれ変わってきたよ。
 人にも精霊にも囚われないボクだし
 自分のために生きていくけどさ。

 ボクは、君と絆をつくった。
 人としても精霊としても
 営みに馴染めないボクだけど
 ベアトリス、君は、
 ──ボクを大事にしてくれる?」*
 
(51) master 2023/10/26(Thu) 21:51:43

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
──長い夢を見ていました。
私が私でない夢。
私は音楽と魔法の国のお姫様で、大好きな人が婚約者で、でも婚約者は失踪して、願いを叶えてくれる宝石イーリスを探しにいく。
魔法少女として戦って、囚われて──あ、あんな事をしてしまうだなんて、流石に夢でもはしたないと思います!
でも、その相手である敵が最近やってきた先生だったから…もう、恥ずかしい。確かに良い先生だとは思うけど、先生だもの、恋は叶わないと想わなくてはなりません。
 
両親を亡くして、一人で生活してきました。
そんな中優しくしてくれた先生にそんな想いを抱いてしまっているなんて、夢で思い知らされて、少し悲しくなってしまいます。
だって、…きっと大学には行けないし。
魔法の世界に憧れはするけれど現実を見なくては。
音楽だって本当は控えなきゃならないのに、軽音部に迷惑かけちゃう。
ああ、でも、誰かしら?
誰かが私を呼んでいる気がする。
 
(52) もくもく 2023/10/26(Thu) 22:05:31

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
──私なのに、私ではない名前で。
 
 
「…ん…、せん、せい?」
 
 
なぜか私は先生に抱きしめられていました。
場所はどこ…屋上?
驚いて目をまん丸に見開いてしまいます。
その瞳の色は茶色。
それにしても先生、なんでそんな格好してるの?
まるでそれは、夢に見た魔法少女の敵みたいで…ボッ、と頬が熱くなったのはその夢を思い出したからと、抱きしめられてるその状況に。
 
(53) もくもく 2023/10/26(Thu) 22:05:53

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「えっえっ、ど、どうして私こんなところで…?
 先生、もう大丈夫です、大丈夫で…す…???」
 
 
先生の腕から離れようと身じろぎしましたが、自分の格好に気が付きます。
マント?らしき布に身を包まれていましたが、無造作に動いたせいでそれがはらりとはだけて、私の裸…裸が!?
 
 
「きゃあああああっ!?」
 
 
なんで? どうして???
驚いて悲鳴を上げながらマントを掻き寄せます。
頭の中はパニックです。
どうしたことなのでしょう。
私にはそれは一切わかりませんでしたが…。
 
 
戦うための魔力を無くし、癒しの能力だけを残して記憶も書き換えられていたのです。
癒しの力。
そして、あなたへの恋心だけを残して。**
 
(54) もくもく 2023/10/26(Thu) 22:06:14

【見】 不良少年 滝沢啓介

 「おい里津子、しっかりしろ里津子ッ!」

啓介が起き上がるのと入れ替わるように、彼女は崩れ落ちる。
まさか自分に命を与えるような事をしたなどわからないから、ただ混乱して啓介は青ざめた。

顔色も悪くて息も浅い。今にも命が消えてしまいそうだ。

 「死なせるか…死なせるかよッ!」

彼女を抱き上げる。その細身は驚くほど軽かった。

 「病院だッ…!」

もう走るしかない。絶対彼女を救うという強い決意で啓介は動物園を後にし、近くの病院まで急いだ。

果たして間に合うのか。
(@12) CElemon 2023/10/26(Thu) 22:29:23

【見】 不良少年 滝沢啓介

走りながら、めちゃくちゃになった街を目の当たりにする。
地割れが起こったせいでアスファルトが陥没、幾つもの車が飲み込まれていた。

怪我人があまり居ないのはおかしいレベル。
それがイーリスの力だなんて啓介にはわからない。

総合病院に駆け込むと、里津子はすぐストレッチャーに乗せられて手術室へと運ばれた。

その間もずっと啓介は語りかける。

 「俺を残して逝くな、里津子!!」

手術室の扉が閉じる。赤いランプの点灯を目にし、啓介はただ祈るしかない。*
(@13) CElemon 2023/10/26(Thu) 22:30:00

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

彼女(?)は人間なのか、精霊なのか?こんな現象は見たことがない。華夜となったベアトリスはただボンヤリと見つめる。

サアヤが居なくなった。
居なくなってしまった…。

そう思った時は絶望しかなかった。
だがーー

彼女が命をかけてサラマンダーを抑え込み、取り込み産み落とした存在は、サアヤの魂を引き継いでいた。

華夜ははらはら涙を流しながら嗚咽を漏らす。

 「……大事にするに決まってるでしょ?
 ーーお帰りなさい、サアヤ。
 いいえーーエスポワ。」

近寄ると思い切り抱き締めた。華夜のボリュームあるバストで彼女の顔をぼすんと挟むようになったか。

それから、額に口づけを。
目線を合わせたらーー唇同士を合わせた。
(55) CClemon 2023/10/26(Thu) 22:30:58

【人】 焔の魔術師 ベアトリス

「エスポワ。一体何が起きているのかしら。
 恐らくイーリスの力が発動したのだろうけれど。
 貴女の仲間に逢わなくては。
 私はーー弟に。
 弟は私を思い出してはくれなかったけれど、
 新しい人生を歩むというなら送り出してあげないと。」

双子の弟であるユスターシュに対する執着は消えていた。
華夜の心は満たされていたから。

エスポワの存在によって。

彼女の策敵能力により、合流は叶うか。
そしてイーリスを見つければ、もう闘いが起こることはないのかーー。*
(56) CClemon 2023/10/26(Thu) 22:31:22

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

ユスターシュの腕の中にチアキローズは居る。
素肌にマントを纏っただけの格好だが、怪我もなかったし、ユスターシュは胸を撫で下ろした。

ウンディーネの話では精霊は落ち着いたようである。
これで差し迫った危機は回避できた。

しかし、ユスターシュはまだ警戒を解いてはいなかった。何故ならドローイグの焔の魔術師ベアトリスという敵がいるからだ。

ユスターシュはチアキローズへの愛を思い出し、彼女に忠誠を誓った。つまりドローイグとは敵対することになる。

ベアトリスはきっとユスターシュの裏切りを知れば怒り狂うに違いない…。

まだ闘いは終わらないのだ。
イーリスという大きすぎる力がある限りは。

ベアトリス側に起こった変化を知らぬユスターシュはこう考えていた。
(57) CDlemon 2023/10/26(Thu) 22:45:47

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

思いに耽っていたせいだろう。
チアキローズが、いや、姫宮千秋の姿に戻った彼女が"先生"と呼んだ事に違和感を感じるのが遅れたのは。

 「姫?ーー何を言って…」

目線があう。ユスターシュはチアキローズを姫抱きにしていたが、彼女を包むマントがはらり、とはだけ。白い肌が露出。

 「?!?!」

響き渡る絶叫にユスターシュは肩を竦めて面食らう。多分今までの戦闘より一番効いた。

 「なッ…落ち着いて。どうしたのだ、姫?
 まさか…俺を覚えていないのか?
 精霊の暴走も、その前に俺が貴女をーー…。」

言いかけて口をつぐんだ。明らかに彼女には記憶がない様子だから。
ならば、ユスターシュも譲の姿になるべきだろう。
(58) CDlemon 2023/10/26(Thu) 22:46:09

【人】 水の魔騎士 ユスターシュ

「兎に角、衣服を着た方がいいですね。
 貴女を家まで送ります。」

彼女の家は昨日送っていったし把握している。
他の魔法少女たちや、ベアトリスのことも気がかりではあるが。

彼女が了承するのなら、そのまま車を止めてある駐車場に向かうだろう。*
(59) CDlemon 2023/10/26(Thu) 22:46:28

【人】 純真アンサンブル リッコ


生きているのが不思議なレベルであると医師は言う。
外傷はないが重度の貧血状態で、手術室ではなくこれから全身を調べるのだそうだ。
結果、どうしてこうなったかやはり謎で体内での出血も見当たらない。
その為たくさんの管に繋がれて輸血や輸液をされながら、私はそのまま入院することになった。
 
目を覚ますのはまだしばらく経ってから。
私の目覚めまでにはサアヤと姫様の物語が関係するかもしれない。
彼女たちがどう動いたのか。どう動けるのか──。**
 
(60) mokumoku 2023/10/27(Fri) 6:54:11

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「えへ。嬉しいや…♡」

 
 
泣きながらボクを抱きしめて額にキスしてくれるから、ちょっと照れちゃうな。
柔らかい胸で挟まれると心地よい。
背伸びして口付けして、ボクからも腕を伸ばす。
ぎゅっと抱きつきながら長めに唇を合わせたけど──、ちょっといちゃつきたかったけど、今ばかりはそうもいかない。
ボクは分かっていたからね。
何があったのか。何が起きているのか。
イーリスを通じてさ。
 
 
「うん。イーリスが発動した。
 精霊たちが反乱を起こして
 イーリスを使って人間たちを滅ぼそうとしたから
 サアヤと姫様が精霊たちに呼びかけたんだ。
 ボクもそれに応えた。
 共に奏で歌を捧げる形でね。
 それに──イーリスが応えた。
 だから今は精霊たちは落ち着きを取り戻してる。」

 
 
だけど。その代償もある、とボクは眉を顰めた。
 
(61) master 2023/10/27(Fri) 6:54:50

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「ユスターシュは君の弟だったのか。
 ユスターシュの記憶は姫様の治癒の力で
 ほぼ戻っているよ。精霊の反乱の前にね。
 でも、姫様の願いによって負傷者も癒されたけど
 姫様はその記憶を全て塗り替えられた。
 こちらの世界としての姫宮千秋として。

 リッコーリスは…今瀕死の状態だ。
 死にゆく恋人を助けようとして
 自分の命を引き換えに…と言うところを
 姫様の癒しで一命を取り留めた。
 命はなんとかなるだろう。」

 
 
イーリスを通じて情報を得られるみたいだね。精霊もどきになったから?
人の姿になると見えなくなるけど、宝石がはまっていた位置に手を添えて確認しながら淡々と情報を告げる。
リッコーリスに対して冷たい?
まあ、命があるから良いじゃん…みたいなのはお互い様だよね。
 
(62) master 2023/10/27(Fri) 6:55:37

【憑】 虹色カンタビレ サアヤ

 
「ボクも。一命を取り留めたのは姫様のおかげ。
 でも、あいつを何とかしてやりたいって。
 君を返せって願ったからだね。
 ボク自身は人とも精霊とも違う存在になった。
 でもこれも悪くないと思ってるよ。
 
 ──イーリスは何もなしに願いを叶える訳じゃない。
 かつての愚王が人の心を捻じ曲げた結果
 相手の魂が砕けたみたいに。」

 
 
ボクはベアトリスの手を取った。
そして微笑みかける。
 
 
「──行こっか。」

 
 
そのつぶやきを最後に。
ぱしゅん、とボクたちは魔力でかき消え、その場から移動した。**
 
(63) master 2023/10/27(Fri) 6:56:58

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
は、はだ、裸を見られてしまうなんて…!
その前に何で裸なの?
私は完全に混乱してしまっていました。
姫宮ですし、この話し方から姫と呼ばれることもあるので姫と呼ばれたことは完全にスルーしてしまっていました。
精霊の暴走?
その前に何があったと言うの?
そもそも精霊って?
それに、やけに脚の間がぬるぬるしてる気がするのです。
それが、     によって愛された証だとは知りません。
瞬間的に月のものかと思ってこのタイミングで???とさらに混乱してしまいました。
まさか、胎内に注がれたものがこぼれてきたなんて、記憶がない私には分からないのです。
 
(64) もくもく 2023/10/27(Fri) 6:58:35

【人】 爽快ブラスト チアキ

 
「せ、先生、何があったんですか…?」
 
 
弱々しい声で尋ねます。
うる、と瞳が潤んでしまうのは仕方がありません。だって、何があってこうなっているのか全くわかりませんから。
ただ、先生の格好が変わりました。何と言いますか、普段の先生の姿がはっきりと見えた、が正しいのでしょうか。
先ほどまでも先生は先生でしたのに。
──本当に?
 
 
「ゆ…すた……しゅ………?」
 
 
頭がズキリと痛んで、その名前を呟いたのはいつだったでしょう。
屋上で?
駐車場で?
それとも、私の家についてからでしょうか。
私の家についたなら、先生に家に上がってもらったかもしれませんね。
だって何があったか教えて欲しかったですから。
でも、そんな私たちの前に。
 
(65) もくもく 2023/10/27(Fri) 6:58:53