人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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【人】 被虐 メイジ

>>12 ロク

「……次は、"セナハラさん"
 殺したのはオレだから全部自分でやろうと
 思ったんだけど……」

数拍の間を置いて、すこし思案する。
遠くを見る。あなたほどではないが
メイジもへらへと笑って取り繕うのは得意な方だ
けど、最近はなんだかうまく笑えなかった。

「……うん。やっぱ手伝ってほしいかも。やろっか……」

もしかしたら、自分だけでは
手を止めてしまいそうだったからだ。

そうして、もう一人、死を選んだ男は運ばれる。
(14) 2021/07/13(Tue) 13:20:23

【独】 被虐 メイジ

/* セナハラビンタしたい
(-34) 2021/07/13(Tue) 13:22:42

【独】 失格 セナハラ

/* >>-34

なんでぇ!?!?
セナハラゎ……死んでもメイジクンの味方だょ…!!
(-35) 2021/07/13(Tue) 13:58:53

【独】 被虐 メイジ

/* >>-35 エーーーーーーーーン(からぶるビンタ)
(-36) 2021/07/13(Tue) 16:17:19

【秘】 遊惰 ロク → 失格 セナハラ

「もうちっと――
 あの子らブジに帰すまでは、気張ってみるがね。
 ……終わりがわかってンのはいいモンだなァ」

 本音を溢して、ヘラリと笑って。
 仕切り直す様に、便箋を掲げて軽く振る。

「坊チャンには頃合いみて渡すとしようか。
 知られたくねェってンなら、
 ワザワザ言うこたしねェから安心してくれ。
 ……アー、お前サンの体弄ったのはまずかったかなァ」

 まァ、その辺りは適当に書き足すかどうにかするだろう。
 医師なりの子どもの守り方がそれだというのなら、
 キッチリやり遂げさせてやりたいと思ったものだから。

 それから、便箋を元の通り折り畳み乍ら、
 「ほかにやっとくことはあるか」と軽く問う。
(-37) 2021/07/13(Tue) 17:17:12

【神】 商人 ミロク

>>G3

「ああ、いえ。 どういたしまして。
 でも、自己満足だったんです」

ほんの少しだけ照れ隠しをして無表情に取り繕う。
そのまま話題転換を試みるだろう

「勝手にしたことですから。
 その、感謝をされるのはなれていなくて。

 お話は、することができたようで良かったですね」
(G4) 2021/07/13(Tue) 19:11:39

【独】 名無しの ミロク

「……死者も眠いと感じるんですね、気のせいでしょうか」

どこかで自分が解体される音を聞いて何も感じない。
感謝をされているはずなのに、
ニエカワに墓を作った時のお礼より響かない。

この違いは何だったのだろう。

「私がやりたったことだから?
 間に合わなかったのに、変ですね」

名もない男が取引以外で動いたのは、死者への弔いだけ。
生きている間に何もできず、やるせなさは募り続ける。
だから、その感謝がどこか救われていたのだと、答えを出した。
(-38) 2021/07/13(Tue) 19:31:05

【人】 遊惰 ロク

>>13 >>14 メイジ
「……はいよ、セキニンは取ろうかねェ」

 笑い顔を僅かに歪めて、そんな風に返事をした。
 困った様なその顔は、少しだけ幼く見えるだろう。

 それから。もう一人を台に寝かせ、刃を入れる。
 手順は大凡理解した。
 肉を断ち骨を折り、テキパキと進めていく。
 
こんな時間、早く過ぎ去ってしまう様に。


「――そういやお前サン、こないだ、ここで。
 キット質問をはきちがえてたと思うンだよなァ」

 事を進め乍ら、合間にふとそんな事を語り掛ける。
 続く一言を口にする時だけは手を止めて、
 少年の大きな片目を正面からジッと見据えて。

「おれは“この医者の自殺を”手伝ったかってきいたんだ」

 スイと視線を外し、再び手を動かしつつ。
 それが当然の事のような軽々しさで、一度言葉を締め括る。

「こいつは自殺だろ。      
しょ

 お前サンが殺しただなンて、そう背負いこむ必要はねェさ」

 
この時の男は医師の死んだ経緯も知らなければ、未だ遺書を目にしてもいない。
只、抵抗の跡が見て取れなかったという事実だけでそう確信していた。
(15) 2021/07/13(Tue) 20:28:31

【独】 流転 タマオ

/*>>2:-63
こぼれ話。タマオ、英語はちょとできる。語彙は偏りがち。気になったものを学ぶため。
「Reincarnation」はなんとなく気になるけど嫌いな語。ンで終わるだけなら厘とか燐とかで良かったのだけど、リンが浮かんだら輪廻が浮かんで、「じゃあ」ってなったのだわ。今生でまた会う気がなかったので。来世であいましょう。
(-39) 2021/07/13(Tue) 20:33:02

【秘】 遊惰 ロク → 名無しの ミロク

(兄サン、どこいんだろ。
 ……呼びゃァ出てくるかねェ)

 暫く見かけない姿を探して、院内を彷徨いている。
 腕の中には、蓋をしたブリキのバケツが一つ。
(-40) 2021/07/13(Tue) 20:42:01

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

「ま、完全無罪ってのも難しいでしょうから。
 特赦さえ得られれば良いですよ。
 世間が彼を被害者と扱うのであれば、それでいい」

加害者として生きる事の苦痛は、知っているつもりだ。
被害者として生きる事の苦痛は、知らないのだが。

「他に頼む事はありませんよ。……あ、いや」

会話を終わらせようとして、思い出したように貴方を見る。
“彼方”
の共犯者
にはしておいて“此方”にはしない、
というのは筋が通らないだろう。

「少しの間だけで良いので、目を閉じてもらえませんか」
(-41) 2021/07/13(Tue) 20:50:47

【独】 失格 セナハラ

/* >>15

イエ〜〜〜〜〜〜〜〜イそうです自殺で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す☆彡☆彡☆彡
(子供に自殺を手伝わせた大人ですの札を首から下げる)
(-42) 2021/07/13(Tue) 20:54:47

【独】 失格 セナハラ

/* >>-42

首無かったわ
(-43) 2021/07/13(Tue) 20:55:29

【神】 首枷 ニエカワ

>>G4 ミロク
「話は……もう二度とできない方がよかったけど……」

もう死ぬのはアユミ先生と自分だけで十分だと思った。

「おじさんのお墓は?」
(G5) 2021/07/13(Tue) 21:00:03

【人】 被虐 メイジ

>>15 ロク

鈍く光る銀色を、迷子のような顔で
見つめている時間の方が、長かったかもしれない。
早く過ぎ去ってしまいたい気持ちと
このままにしておきたい気持ちが混ざり合っている。

「──え?」

あなたの声でふと顔を上げた時、視線がかち合った。

あの時の"手伝った"はメイジがセナハラと共に
友達を血に染めたことだと解釈していた。
自殺というのは、他者が手を貸した時点で
自殺にはならないと、思っているから。

メイジは数拍、無言だった。→
(16) 2021/07/13(Tue) 21:35:49

【人】 被虐 メイジ

>>16 ロク

「……違うよ……オレが殺したんだ。
 "人の殺し方"を教えてくれるっていうから。
 オレは、今まで……生きることを教えてくれた
 セナさんのことを利用して……」

メスを握る手が、震えていた。
これは建前だ。本当はわかっている。
自分の身を使ってまでやることじゃない。
やがてメイジは目を伏せて、ため息を吐いた。

「──勝手に死なれるより、その方がよかった」

「……いいんだ。オレはそうしたいんだよ。
 痛みを分け合いたかったんだ。背負いたいんだ。
 ……この気持ちを、忘れないように……」

もう動かない抜け殻を、バラバラになっていく
それを見つめながら呟いた。
(17) 2021/07/13(Tue) 22:00:04

【秘】 遊惰 ロク → 失格 セナハラ

 そういうモンか、と畳んだ紙を眺める。
 閉じた世界で
虐げられて
生きてきた青年の知る世間は、
 然程広くは無い。

「――目を、? ……、」

 彼の前で目を閉じる事に、躊躇いを覚えはしたものの。
 
――大人の前で無防備を晒す事に、虞を抱きはしたものの。


「はいよ。なんだろ。
 ……見られたくねェモンでもあったかねェ」

 アッサリと
――そのつもりで、実際のところ恐る恐る――

 言われた通りに瞼を下ろし、
 暗くなった視界の中で話し掛け続ける。
沈黙を恐れたのだろう。
(-44) 2021/07/13(Tue) 22:03:54

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

その頭部に手を伸ばす。
案の定触れる事はできず、ただ虚しくすり抜ける。

それでも。
撫でるように、掌で頭の形をなぞった。

「……はい、おしまい。
 もう目を開けて良いですよ」

貴方が目を開ける頃には、もう手を下ろしている。
本当は見られても構わなかったが、貴方は拒むだろう。
貴方がこの手を求めていたのは今ではなく、
ずっと幼い頃だったであろうから。

全てが過ぎ去り、今となってはどうしようもない事だと理解しながら──、
そうしたかったという只の自己満足だ。
(-45) 2021/07/13(Tue) 22:27:08

【独】 失格 セナハラ

/* >>16 >>17

ゥオエア…………………………
ゴメンネエ………………………………
アリガトオ………………………………………
カワイイネエコドモタチ………………………………………
(-46) 2021/07/13(Tue) 22:47:28

【独】 焦爛 フジノ

メイジとロクが作業をしている頃。

まだ回収していないものを得るため、フジノはミロクの借りていた部屋へ向かった。
死体はもうない。けれど、血痕と匂いはまだ残っている。
あの時の事を鮮明に思い出せるほど、色濃く。

「……」

息を吐いて、部屋の中に足を踏み入れた。
床に散った赤黒い染みをそっと避け、引き出しを探す。
そうかからない内に目当てのものは見つかった。
ミロクが遺してくれた食糧。
都会へ出る間の分。それに、二人へ分ける分。

限りあるそれらをそっと抱えて、フジノは踵を返す。
そして扉をくぐり抜ける前に、ふと立ち止まり振り返った。

「……ありがとう、ミロクさん。
 私、がんばる、ね」

おやすみなさい。
そう告げて、フジノは今度こそ部屋を出て行った。
(-47) 2021/07/13(Tue) 22:54:23

【人】 遊惰 ロク

>>16 >>17 メイジ
 視線は下へ向いた儘。男が初め口に出来たのは、

「――そうかい」

 その一言だけだった。
 ―― 一つは、男は己が手を汚した訳では無かったから。
 少年の言うところの、分け合う痛みを知らない儘でいる。

 もう一つは、それでも男は人を死なせたから。
 少年の背負いたいと言うそれの重みが、
 カンタンに下ろせるものでは無いと分かっている。

 長くも短くも思えた沈黙が通り去ってから。
 男は再び口を開く。

「背負いたいってンならしかたねェわな」

 ヘラリと笑い掛けて、そうして。▼
(18) 2021/07/13(Tue) 23:03:01

【人】 遊惰 ロク

>>18 メイジ
「……アー、ンなこと言うのはガラじゃねェんだけども」

 落ち着かなげにそう前置く。
 両手が汚れていなければ、きっと髪でも掻いていた。

「殺したときにはお医者サン。捌いたときにはおれ。
 お前サンと半分ずつで持ってるっての、覚えててくれ」

 カラリとした笑い顔、軽快な口振り。
 詰まる所、いつもの調子で少年へ告げる。

「――思い出すのは、寝れねェ夜くらいでいいからさ」
(19) 2021/07/13(Tue) 23:07:52

【秘】 遊惰 ロク → 失格 セナハラ

「――、終いかい」

 クロスグリが露わになって、瞬く瞼に幾度か隠される。
 僅かな時間振りの色彩が少しばかり目に痛かった。

「そンじゃ、まァ、これにて。
 なにか用がありゃアまた呼んでくれ。
 もうちっとはここにいンだろ、互いにさァ」

 今、何を貰ったのか――与えられた事も知らぬ儘の男は、
 そんな風に。アッサリとした別れを告げる。
 至って平々凡々な挨拶は、だからこそ可笑しな話だった。
(-48) 2021/07/14(Wed) 1:23:15

【人】 被虐 メイジ

>>18 >>19 ロク

「……もし死者にでも会えるんだったら
 文句のひとつやふたつ言いたい気持ちはあるけどね」

首だけになった彼をぼんやりと眺めた。
……文句なんてひとつも出ない。今はただ、つらくて、寂しい。
そっと壊れ物を扱う時のように布に包んで、しまう。

ふと、沈黙を破るあなたの様子に首を傾けながら
ぱちりと一度瞳を瞬かせた。

「うん、ありがと……
 ロクさん。やっぱりやさしいね」

それは以前に手当してくれた時にも、思ったことだった。
やさしい大人、というよりは少し年の近い兄のようだと思う。
家族に例えてしまうのはメイジの悪いクセだが。
ほんのちょっと、心強さを感じながら素直に頷いた。→
(20) 2021/07/14(Wed) 2:17:10

【人】 被虐 メイジ

>>20 ロク

そうして、あとは細かく切って、干して、糸で繋げて
最後に、片付けをし、真っ赤になった手の汚れを落として
ようやく処置を終えて一息つくのだろう。

メイジは包帯や顔に血をつけたまま、
ふらりと椅子に座り、もたれる。

「手伝ってくれて、ありがとね」

見上げて、笑顔をつくる。
最近のメイジは、用事がある時以外は
いつもここにいるようになった。

あなたは立ち去るも、話をするのも、もう自由だろう。
(21) 2021/07/14(Wed) 2:35:36

【独】 被虐 メイジ

/* そういや墓作るんだった言及するの忘れちゃった
(-49) 2021/07/14(Wed) 2:59:33

【独】 流転 タマオ

/*
ところでタマオの誕生花をセイヨウスグリに設定していたから、ロクの瞳の表現でスグリが出てきて「えっっ」ってなっていたことを報告させていただきます。

採用している花言葉は「期待」「私はあなたを喜ばせる」。寂しさを埋めてくれることを期待しているから、私はあなたを喜ばせる(と思う行動をする)。でも結構ズレている。

「あなたに嫌われたら私は死にます」もあるけど、タマオは“あなた”を軽くしているから死にますまでに至っていないだけで、素質はあるのかしらとも思ったわ。あなたが“みんな”でなく、“あなた”になったなら。
動かしてみて思ったけどマジで人間の感性してないからないかも。
(-50) 2021/07/14(Wed) 6:32:43

【神】 名無しの ミロク

>>G5 ニエカワ

「私こそ頼んでませんからね」

「なんだか、作ってくれる話は聞こえました。
 妙な気分になります、そばにおいてもらいますか?」
(G6) 2021/07/14(Wed) 8:28:08

【秘】 名無しの ミロク → 遊惰 ロク

あなたの足元に黒猫が一匹。
小さくないて、じゃれつけば姿を消した。

「バケツなんて持ってどこに行くんですか」

それがどんなものかわかっていても、
男はそう話しかけました。
(-51) 2021/07/14(Wed) 8:31:22

【秘】 遊惰 ロク → 名無しの ミロク

 足元に現れた猫を踏んづけぬ様蹴らぬ様、
 避けようとしてたたらを踏む。

「――あァ、いいとこに。
 お前サンの墓、つくりにいくとこなんだけども。
 どこに埋めりゃァいいかねェ」

 一人分の首と骨とが収まったそれを抱え直して、
 顔を上げた男はそう返事をした。
(-52) 2021/07/14(Wed) 8:54:36
 




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