「...
ひとつ、彼女に勝手な約束をしていてね。」

「そのために、この場より降りてもらうことが都合がいい。」

処刑室へと着いた後、すぐに告げる。
嘘を言う必要は無いから、淡々と。

燃えるようなその熱より、目を逸らすことはない。
選んだ理由は、確かに男の中にあるのだから。

...ただ、反射とも言える行動で自身の足元に氷の花を咲かせた。
それは特に、誰かへ危害を加えるものでは無い。

「...嗚呼。」

そういえば、チャンドラは今この場にいないんだったか。
ならば、...片付けを......しようか。

イクリールの行動を見つめ、終わりを待つ。

...死体は死体だ、それ以上でも以下でもない。
テラの様子を眺めていたように、男はそこに居るだけだ。

>>42 イクリール

「......私が、食べるように見えるか。」

作業を終える様子を見て、ヒール音を鳴らしながら貴方へ近づく。
...厳密には、貴方ではなく傍の亡骸の為にだが。

>>44 イクリール

「」

看守全員が意外性に塗れているのはどうなんだと。
いや、決して他3人がどうとは言わないが。

「......嗚呼、さっさと帰れ。」

元より手伝いを期待するわけもなく。

追い払うように手を振り、溜息を吐いた。

「......私は、」

足元に転がる亡骸が運ばれる様を眺めていた。
何を言うか、思いつかぬままに。

またひとつ溜息を零し、...処刑室を去っていくことだろう。

「...食べれる、ものを......くれ。」

昨晩トレーニングルームにて能力を使ったせいか。
あまり顔色の宜しくない男なわけだが。

丁寧にフライパンを返却した後、オムライス^foodローズヒップティー^drinkシナモンスティック^vilを。

「...不器用なやつばかりなのか？」

ため息ひとつ、ヒール音を鳴らしてその場より動く。
外に出る訳ではなく、中央辺りへ。

「人に言えた義理でも、ないが。」

暇潰しだと言わんばかりに、氷の華をいくつか咲かせた。

「......騒がしい気がする。」

そんなことはない。
ないはずだが、気持ちの問題。

とりあえずフライパン^foodカラフルマカロン^vilを食べに来た。

「フライパンを寄越すな。」

2度目だぞ、なあ？

アンタレスはフライパンを返した。
治部煮^foodを代わりに頼む。

>>a132 アマノ

何かを察して視線を向けた。
違う。

>>+35 ニア

「...食べれるわけないだろう。」

あ、じゃないだが。
近くに来たニアに不満げな顔を向ける。

でも別にニアに対してではない。

「...ご馳走様。」

頼んだものを食べ終えたので席を立つ。
トレーニングルームで身体でも動かすとしよう。