人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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視点:


アマノ中堅看守 アンタレス

【人】 知情意 アマノ

>>0アンタレス
「……いいえ。こういうゲームで、あなたはそれを行う権利がある。どうぞお好きなように、……どうすればやりやすいでしょうか?」

決まったことにはもう、口出しをしない。座れというなら座るし飲めというなら飲むし寝ろと言えば寝るだろう。それが当たり前のことのように。
(1) uni 2021/10/16(Sat) 22:52:58

【人】 知情意 アマノ

>>3アンタレス
「……お好きなように。貴方様に罪悪感を与えるつもりは毛頭ありませんので、……しかしそれは毒殺にはならないのでは……?」

毒殺の定義について少々考える。しかし、……どの道死に繋がるのであれば誤差なのだろうか。

「気絶でも殺してから毒を飲ませるでも、どうぞご随意に」
(4) uni 2021/10/16(Sat) 23:26:24

【人】 知情意 アマノ

>>5アンタレス
あなたの言葉に男は吐息にほんの少しの笑みを混ぜた。より正確に言うならば、笑みが薄っすらと入った吐息を零したということになるのだが。
あなたに従い近くの椅子へ、そのままゆるりと腰掛ける。……少しの恐れもある、が。

「これでゲーム自体は終わりになります。……先んじてお疲れ様でした、アンタレス様」

これ以上あなたの心労を増やす必要もないだろう。そばにいるナフ>>a0にちらと視線をやって微笑み。

「すぐ戻るから、蘇生している間に暇で死なないでくれ」
(6) uni 2021/10/16(Sat) 23:54:05

【秘】 叛逆者 ミズガネ → 知情意 アマノ

「上等。……幸せに生きるっつったんだ、大人しく殺られてたらキレるぜ?ま、一緒に居んのがあのナフだってんなら、意地でもあんたを引っ張って共に戦わせるのが目に見えるし。万一こっちが負けたって、あんたらとなら退屈しねえ幕引きになるだろうさ。
 ……叛逆するっつった以上、僕らも負けるつもりねえけど!」

その様に語る口調は楽し気なもの。
彼らが幸せに生きる事を望み、そして自らが世界そのものの破滅を望む。……衝突は恐らく、避けられないのだが。それもまた楽しいと思える程には、充実していた。

「こちらこそ、話付き合ってくれてありがとな。……いい肴になる事、期待してるぜ?」

実際、直接の協力者とまでは行かなくとも、首謀者に武器を渡すなどの真似は行っているのだ。……関係がない、とは言い難いだろう。
あなたの報告が良いものであることを、叛逆者は祈っていた。
(-2) smmmt 2021/10/17(Sun) 0:14:45

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「ああ、まあ。……既に退職された前のご主人とてそうだ、性処理させられただけでなく女性器までつけられているんだぞこっちは……今からでもどうにかできないか?」

理不尽を許容しなくてもいい、と思った瞬間に沸き上がるのはやはり前の横暴な主人の件で。雑な本音を零してから。

「……私視点での要注意、つまりはそういう横暴さがある看守様方をリストアップしたほうが良いのだろうな。無礼講が終わり次第すぐ呼びつけて貰えればいくらでも書こう、紙の大きさと具体的な事象を書くか次第ではあるが1枚で収める気はあまりない」

あなたの珍しい姿に男は一度目を丸くしてからくすくすと笑いを零した。あなたが真面目じゃなかったとまでは言わないが、華美な印象の中にしっかりと看守らしい思考が見えたのが少しおかしかったのだ。その上で睨みつけられてしまってはもうたまらない。ふっと吹き出して肩を振るわせるしかないのだ、どう足掻いたって。なんだ、あなたもそう思ってくれているんじゃないか。

「ふ、ふふ……っ、なんてひどいことをするんだあなたは、本当に全く憎めたものじゃない……親愛なるトラヴィス様もそのように怒られるのですね?」

どこまでも白々しく言いながら、会話中も食べ続けていたモンブランタルトの最後の一口を口に放り込んだ。本格的に縊り殺されてはたまらないのでそうなる前に退散するつもりではあるが。
(-3) uni 2021/10/17(Sun) 0:33:10

【人】 知情意 アマノ

>>8ナフ
「ふふ……分かった。それじゃあ、おやすみ」

あなたがいつも通り
であるかのよう
にしているので、男もそんなあなたに対して投げかけるのは至って普通の言葉だった。たった一夜を超えるだけのような軽い言葉で。


>>7アンタレス
あなたが刃を突き刺す直前、男はあなたの躊躇いに気付いていたかもしれないが、それでも何を言うこともなかった。聞く資格がないようにも思えていたし、そもそもとしてそんな時間はない。
ひゅ、と喉の鳴る音が聞こえただろうか。そんな吐息が男の零す最期のまともな呼吸であったとその場の誰もが理解することだろう。描写をするまでもなく、その一手で男に与えられたのは即死という事実。椅子に座ったまま、氷に穿たれた雷はその生を終える。
(9) uni 2021/10/17(Sun) 0:43:38

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

さて、これはゲームの終了する直前まで遡る。
男はあなたの部屋に赴き、数度のノックを挟んでから……あなたが開錠するよりも先に扉を開くことだろう。
襲撃者としての訪問。廊下には一応、メチャオモティウムによって作られた拘束具をはじめとした各種処刑サポートAIとサポート器具。

「メサ。……
セファー
が君の命を貰いに来た。
 抵抗せずに従ってくれると嬉しいんだが、どうだろうか」
(-7) uni 2021/10/17(Sun) 0:58:59

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

ハァ???


トラヴィスはここ一番デカい声をあげてキレた。ブチブチにキレた。

「お前それ耐えてる場合じゃないだろう、何を野放しに加担しているんだ。検挙するしかないな、退職した相手だから遠慮も圧力もあるものか、是が非でも息の根を絶つ。味を占めた性犯罪者は何をするか分からん、元の主人とは***だな?聞いたか大道具監視者!逃せば貴様らの有給も虚無行きだ、キリキリ働け!」

ガン、と壁にフォークの柄をぶつけた。穴が空いた。

「……治療の申請をしたまえ、今すぐにでも。記録された肉体とは別の形となるだろうから、手続きはやや煩雑だが。スタッフは信頼できるものを配備する。私は能力の関係上、医療班にも噛んでいる」

深い息と共に立ち上がりかけていた身体をなんとか椅子に落ち着かせ、額を掌に預けた。ああ。頭が痛い話だ、何もかも。

「バカが。このバカ。大馬鹿者。嗚呼なんてことだ、何に怒っているのか最早分からんくらいに怒りの対象が多すぎる!わざとではあるまいな、ああ、ああもう。何より自分に腹が立つな。自責で死ぬかもしれん、……ああ……」
(-8) tasukete 2021/10/17(Sun) 0:59:20

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

「───アマノ殿ですか。いえ、襲撃者についてはあまり考えていませんでしたが…」
訪問者が扉が開けるのを見て、腰を落とした姿勢───臨戦態勢で、出迎える。

「拙は、生きようとしたいです。死ぬとわかっていても」
「少しばかり…抵抗をしてもよろしいでしょうか」
(-10) hundred 2021/10/17(Sun) 1:25:28

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

あなたが珍しい反応をしたものだから、この男としても完全に想定外で大きく肩が跳ねる。少し呆気に取られたようですらある。

「え? ああ、そうだが……ええと、わざとではないし……***様の息の根を絶つ分には全く、全く問題ないが……寧ろいいぞやれ仕留めろついでに一発殴らせろくらいの気持ちはあるんだが……」

当時の自分がどれだけ諸々から心を閉ざして諦観し許容していたのかを今更になって痛感している。前主人に対する怒りもとい殺意はストップ高なのだが、それ以上に「これは怒っていい、耐えなくていい苦しいことだったのだ」という当時の一連の痛みに対して思った諸々の感情が正当化された気がして、眼鏡を外し目元を覆った。

「……今は別に、この身体でもいいと思えるから……治療しなくてもいい。それはそれと、して、」

声が滲む。ほんの少しだけ、ではあるが。傷付けようという意思がある相手に見せる姿ではないはず、だが。
傷ついた時に一人でいるのを選ぶなというのであれば、こうしてあなたに吐き出すのも許されるだろうと。

「なんだ、……そうか……、
痛がって……嫌がって、よかったんだ……
(-11) uni 2021/10/17(Sun) 1:34:23

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

臨戦態勢を取っている相手を見て、こちらは思わず笑い半分のため息が漏れた。さて、骨が折れる程度で済むだろうか。

「好きにしたまえ。とはいえ私の身が危なくなったらすぐにサポートAIに阻止させるが構わないな? ……私も連日で死にたくはないのでね」

男もまた構える。雷光を纏い、いついかなる一瞬であなたが接近しようとも仕留めようという心積もりだ。
あなたという人間の制御を強める方法はいくつあるだろうか? 男をはじめとした狼は詳細データを見、襲撃に必要だからと追加で情報の申請も行い、この場で行える全ての対策を持ちながらこの場を迎えている。
(-13) uni 2021/10/17(Sun) 1:48:49

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

「馬鹿が」

滲む怒りと共に吐き捨てた。

「……散々言ってる。お前は耐えるべきじゃないと」

何が、慣れているからだ、と、かつてのその男を今から殴りにいきたいところだ(なんと、もう居ないのだ。喜ばしいことだが、全く喜ばしくない、とトラヴィスは思った。殴る相手がいない)。気づかなかった。幾つかのデータはかの看守に改竄され、それ故にここまで表沙汰になることはなかったに違いない。気づいていないままに看守をし続けていた。隣の理不尽を、犯罪を見逃して。今すぐにでもこの節穴の眼球に剣の本領発揮をさせるべきだ、と己の評価者が囁いていた。クソ、止めようとしている精神自傷を活き活きと復活させるんじゃない。

「貴様の精神は、過剰な自己犠牲は、…環境による洗脳にも近い影響が大きいのだろうよ。いいか、遊戯が終わればすぐに聴取と精神治療に叩き込むぞ、覚悟しておけ、大馬鹿者」

慰めるつもりはない。
ただ、それが、怒らないのならば。
どれほど怒っても足りないのだというところを見せねばならないと、トラヴィスは思った。
(-14) tasukete 2021/10/17(Sun) 1:58:49

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

こうしている間にも手の内にターコイズを隠している男は、あなたの言葉に何度も頷いた。胸中で暴れる苦しみを抑えなくてはクソ主人に対しての怒りを表明しようがなく、しかしこの苦しみも傷ついた故のものだから隠すのは止めてしまおうと。

男は自身が両性になってしまったという弱みを見せるつもりもなく、前の主人もまた男がそうするであろうと見てこれらの行為を行っていたのだろう。繰り返した性行為、そこからつけられた女の象徴、……独り、弱みを見せぬよう心を閉ざしていた男は当然口を開かなかった。男も己が男であると主張し続けていたのだから、結果として隠匿に協力してしまっていた形ではある。

摩耗し擦り減った精神は死にかけ、使うことを止めた感情はほぼ薄れ、ただ此処を出て死ぬことだけが意思だった。
それが変わった今、此処で生きることを意思とし、感情に振り回され間違えながらも男は此処にいて。あなたの働きかけによってやがて精神も健全なものへと戻るのだろう。

「――……わか、った……すまない、ありがとう……トラヴィス……」

ああ、本当に。周囲を頼れるようになってしまったな。
男は暫くそうして嗚咽を零していたのだろうし、落ち着いたら落ち着いたでなんとも居心地の悪そうな顔をするのだろう。
(-18) uni 2021/10/17(Sun) 2:35:27

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

男が泣いているであろうことは察しがついていて、今まで(150年!なんという無益な生!)繰り返し考えた、望んだ欲望はそれに酷い苦痛を覚えた。そうさせたのは私ではない。邪悪たるは以前の看守で私ではない──── けれど、己が同じ行為を出来るかと問えば、否、だ。何一つ理解はできなかった。吐き気と嫌悪を強く感じた。トラヴィスという男はほんとうに、凡庸で、犯罪を、心から厭っている。

「礼など」

必要はないと思った。それを見逃していた社会は、私でもあった。それを許していた社会は、私でもあった。恨め、と、それに囁くべきだ。私欲はそれを肯定する。だが、それは誤った社会だ。少なくとも、いま、その男は被害者として扱うべきだった。犯罪者ではなく。恨みを引き出して殺させるような精神治療の妨げは避けるべきだった。

「……それは、全て済んでからに、とっておけ」

男から目を逸らして。
トラヴィスは通信端末で、かつての看守についての捜査が始まったことを知る。
礼を受け取るべき時は、そう遠くないだろう。
(-21) tasukete 2021/10/17(Sun) 3:12:22

【赤】 知情意 アマノ

「え……」

え……になっている。

「それはセファーがトムを殺したことか? それともセファー達がジャックに加担したことか? 
他に何かあっただろうか……
(*2) uni 2021/10/17(Sun) 3:16:33

【赤】 知情意 アマノ

「セファーがトムを……もうこれゲーム終わったからいいな、私がトラヴィスを殺したのは本人の申告通り。じっくり殺す羽目になったから
大分私も堪えた


自業自得である。

「ジャックのほうは……ルヴァの知る完璧に少しでも近づきたかったのと、ルヴァの普段置かれている状況に腹が立ったのと、監獄に疑問を持っていたのと、こういう事件を起こすことであちこちで見られるであろう知情意に期待したからで……」

ジャックのほう、ガッツリ関わっている。なぜなら共犯者なので。レイドボスAだったので……。
(*6) uni 2021/10/17(Sun) 3:32:03

【赤】 知情意 アマノ

「他は多分なかった気がする……
 ああ、ゲームの前半でチャンドラが弱っていたのを君に教えなかったのはすまないと思っているが……
 実のところジャック以降は殆ど心身どちらかもしくは両方死んでいたからそれ以上のしでかしはしていないはず……?」

隙あらばしていたかもしれないのはよくないよ。
(*8) uni 2021/10/17(Sun) 3:36:12

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

空中で避けろ、だなんて酷いことを言う。頭の中で、思ってもいないことを言葉にする。それを口に出すことはなくて、堪えきれない笑いだけが込み上げた。

空中で、しかも攻撃をすると決め切っている体勢で雷を避けられはしない。
避けはしない。

数度目の雷電の味。痛みと共に筋肉が収縮し、着地するので精一杯。けれど。

威力が弱い気がするな。

殴りにきた部分にもよるが、男は身体の脱力と重力に合わせて思い切りしゃがみ込む。腰より下を狙っていたのでなければ躱せるはずで、拳でそこを狙うのはまずないのではないかと想定する。
それが正しければ、次に行う動作は、飛び上がるように身体を伸ばして立ち上がりーー……、

あなたの眼前で勢いよく両手を叩くことだった。

大きな音がトレーニングルーム内に響き渡る。俗に言う、古典的な、猫騙しというやつだ。
(-26) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 4:07:07

【赤】 知情意 アマノ

「……まあそうだな、ルヴァの一人勝ちだ。私としては……制圧するまでの間を耐え忍べばよかった上に、一対一ならそこまで分が悪いわけでもなかったのだがね」

看守二人、それも見るからに戦闘能力の高い二人を同時に相手せざるを得なかったからこその結果だと思っている。まあ実のところ看守二人以外にも様子を伺う者や働きかけを行うあなたという者もいたのだが。

「あとは……少し刑期が延びるくらいならば別にいいと思っていたのだよ。……残らねば得られない幸せがあったとしても、この狂った監獄で看守になってまで生きたいのかの自信がなかったんだ。あの話を貰った時点で、ね」
(*13) uni 2021/10/17(Sun) 4:31:46

【赤】 知情意 アマノ

男はそっと口を閉ざしている。
もうあんなものはペットではないと切り捨てられるつもりでいたのだ。友人になどなれやしないと切り捨てられてもいいと思っていたのだ。

【この場所はそんなにも狂っていますか?】というそれに男は口を開かずそれどころか目を逸らす。男の知っているこの場所は狂っていたから。
狂っているのが常ではないと学んだのもつい最近の事で、だからジャック前の男にとっては頷けてしまう言葉だった。今は、違うけれど。
(*19) uni 2021/10/17(Sun) 5:22:57
アマノは、死んでいるので処刑に非参加だ。頑張れ。
(a2) uni 2021/10/17(Sun) 13:49:57

アマノは、与太時空で「えっ時系列どうしたらいいんだこれ、私蘇生後すぐにメサ殺しに行くのか?」になった。
(a5) uni 2021/10/17(Sun) 14:01:09

【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス

「……全て済んでから、か。全て済む前に私もあの方の顔面一発殴れないだろうか」

暫くして大人しく泣き止んだ男の開口一番は先程よりは怒りの割合が高まっているものの、それでも口にしたのは受けた行いからするとあまりにも優しすぎる、怒りの発散という点では下手だという他ない控えめなものだった。精神治療を終える頃には恐らく何回殺していいかの話に発展するのだろうがそれはまだまだ先の話。
殺す前提で話すのはとても良くないことなので今のうちに前主人の件が恙なく終わるほうがいいとは思われる。前主人がそんな幸運に恵まれるかは知らないが。


眼鏡を付け直すもやはり目元は赤かった。それでも平静なままある程度振る舞えるようになったのは回復と言えるだろう。男はそっと立ち上がった。片手で自分の顔、具体的には目尻を指でなぞるようなしぐさを挟み。

「などという一割冗談はともかくとして、……今私はあまりいい顔をしていないだろうから、一旦失礼しようと思う」

顔を洗ったり精神を落ちつけたりと色々必要になると思うから。
(-39) uni 2021/10/17(Sun) 18:04:43

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男が殴ろうとしたのはあなたの胸、つまりは腰より上にあたる。あなたが思い切りしゃがみ込んだことで空を切った拳に舌打ちをするのとほぼ同時、立ち上がる動作から繋げて来れるであろう攻撃を想定して一先ずは放電で逃れようと意識を集中――した矢先の出来事だった。

眼前で叩かれる手、聴覚をひどく刺激する音、跳ねた肩、……閉じてしまう瞳。集中を乱されたが故に雷光も僅かな残滓を残して消え失せてしまった。己が何をされたのか自覚したところでこの一瞬に視覚情報を失った事実は変わらず、続いて瞳を開こうにも直前と異なる景色が広がっているのは間違いない。

瞳を開いた男が目にする光景はどのようなものなのだろう。この一瞬、男からあらゆる行動を奪ったあなたに可能な行為は、少なくはなかったはずだ。その『行為』は男に何をもたらし、あなたに何をもたらすのだろうか。
(-40) uni 2021/10/17(Sun) 18:05:07

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

アマノは既に警戒を済ませ、出る方向は彼の立つ扉の一箇所。壁面は…流石に硬い。全力を持っても破壊に8秒はかかる。論外だ。
故に…生きるのならば正面から突破しなくてはならない。

「ーーーで
           は   」

地面を蹴り、飛び上がった先は自室の天井。
空中で姿勢を転換、天井に"着地"し、蹴る。
壁面、天井、壁面、壁面、床、壁面、壁面、………

一瞬でも視線を逸らせば、懐に飛び込める。
彼の能力が発動する前ならば…体制を崩させての脱出、可能性は高まる。
自分なら、出来ない事はない。

ーーーここだ。
絶好の足場、"敵"の視線も多少は揺らいだろうか。
熱された脚の筋繊維が収縮を極め、後はそのバネを伸ばすのみーーー
(-41) hundred 2021/10/17(Sun) 19:02:43

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

『でしたら、また夢の話でもしましょうか』

踏み切ろうとした時、脳裏を掠める思考。
その分、踏み切るのが遅れる。
それはコンマ数秒の話であり、同時に2人の戦いならば勝敗を分つほどの。
「……………はは」
人というのは…致命的に考えることが多い。
(-42) hundred 2021/10/17(Sun) 19:04:23

【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ

寒い、と、彼は感じた。
マリンスノー降る静かな海底へ、沈みゆくばかりの己ではいけない。けれど身動きが取れぬほどに体は強張り凍りつくようで、慣れ親しんだ、臓腑を煮え立たせるような、あの熱がここには足りない。

(あれはなんだったか)

指が痙攣する。爪先から泡がぽつりと上がった。
私の焔は、どこにあっただろう。

親愛なるトラヴィス様もそのように怒られるのですね


────嗚呼。それは怒りだ。慣れ親しんだ私の憎悪。憎むべき罪。静かな海は私の居場所ではない、星々のそら、目を灼く程の偉大な焔!私は手にしなければならない、それを、この手で掴み潰し上げねばならない!

痛がって……嫌がって、よかったんだ


そう────
苦痛と絶望は全て!跳ね除け、支配し、息の根を止め、二度と甦らぬよう見張らねばならない、これが、生存、
生存、生存の為の焔!


亡霊でなど居られるものか!
(-44) tasukete 2021/10/17(Sun) 19:19:42

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなたの目が閉じられたのを見、雷光が散っていく様を見た。典型的で卑怯で単純な手でも、不意打ちともなれば効力は十分だ。

目の前には、欲を湛えた柘榴色が、覗き込むほどの至近距離に。それ以外には何も目に映させんとでも言わんばかりに。甘ったるく、あなたのターコイズを覗き込もうと。
そっと打ち鳴らし終わった片手を拳の形へ。もう片手であなたの肩を掴もうと。そして、あなたの腹、鳩尾を狙って打ち込みにかかる。グッと後ろへ引く。麻痺のせいで動作自体は一瞬一瞬の遅れが出ている。普段通りのあなたであれば避けられそうなものだが、さて。

威力も普通の人間程度には抑えられている。しかし、当たれば当然そのくらいのダメージは出るだろう。
(-45) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 19:49:10

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

廊下に控えさせたサポートAIはできれば使わないに限る。限るが故に、男は深く集中し意識をただあなたに向け続けていた。
あなたの素早さや力量は理解している。処刑の際に見た動きと今のこの翻弄する動きを思うに、あなたそのものを捉えていなければすぐさまやられると思ったのだ。雷鳴は音を強めていくばかり、あなたを視界に収めきれなくなったその一瞬。

聞こえてきたのはあなたの笑い声だったが、そのことに男は違和を挟む余地はない。少なくとも現段階ではそういった思考は埒外にあり、故にそのコンマ数秒は文字通り致命的なものになったであろう。

この一撃で終わらせるつもりであった男は再度あなたを捉え、ただ意識ごと生を刈り取る暴力としての雷撃であなたを射抜くだろう。室内が不自然に照らされ、明滅し、そして静まり返ることになる。
(-48) uni 2021/10/17(Sun) 21:15:13

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

様子を伺おうと意識を巡らせようとしていたはずなのに、至近距離に柘榴色があれば自然と溺れてしまうのがこの男だ。欲という甘い毒に蝕まれる思考の中、どこか遠くで敗北を確信してしまった男が浮かべたのは笑みだった。

抵抗の意思は身体の末端まで届くことなく、避けようとする素振りはあれど十分あなたに捕らえられてしまう程度のものへと収まってしまう。もう片方の手の所在が知れぬままだったが、それもこの普段通りを失ってしまっている男が鳩尾にあなたの拳を被弾するまでのことだっただろう。

「ゔ……ッ……!」

息が詰まる。内側に衝撃が伝わって、身体ごと揺さぶられたような心地になった。辛うじて意識は飛ばずに済めど、集中もできない上に自分の継戦能力はもうとっくに尽きている。あなたの支えがなければ男は膝から頽れるだろうし、支えがあったとしても戦闘不能になったことは容易に伺えるだろう。
負けたか、と男の口元が動いた。
(-54) uni 2021/10/17(Sun) 23:15:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなた、であるから使える戦法を堂々と使う。強さの比べ合いではなく、あなたとの遊びであるからこそ。男は案外卑怯で、狡猾なのだ。

浮かべられた笑みが、自分の浮かべるものと違うことを知っている。その笑みの意味を察する前に、拳があなたの腹に突き刺さり、その内臓を震わせたのを感じ取った。

「……ァー……、すげェ、イイ、」

胸の内に広がる充足感。力が抜けるあなたの身体と、背筋に走る快楽。やっぱり、自分は碌なもんじゃない。
掴んだあなたの肩から、手は胸ぐらへとスライドさせた。そして。

「アマノォ、愛してるぜ。
全部俺によこせ


横暴に、けれどとびきり甘ったるく囁いて。
あなたの頭を床に叩きつけるだろう。 
あなたが死ぬまで何度も。
(-56) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 23:36:53

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

殺すのも殺されるのも好まない男ではあれど、不思議と口元は力ない弧を描き浅い吐息に笑みを混ぜ込んだ。あなたが楽しいのならば、あなたが気持ちいいのであれば、悪くない――いいや、これは、嬉しい。

毒に蝕まれた故か、今際に在るが故か、それとも甘く囁かれた愛故か、そんな横暴な言葉とその後の暴力を男は全て受け入れ、そうして
全てをあなたに捧げる
ことだろう。

一度、割れて。二度、飛び散り。三度、拡がり。
四度、五度、と繰り返す度に床を男だったものが汚し、そうして繰り返している内に男はただ与えられた刺激に揺れ震えるだけの肉と化す。光を失ったターコイズが映しているのはあなたのことか、瞼の裏か、それともあなたが男で作った血の池か。
それがいずれであっても、男は知る由もない。
(-58) uni 2021/10/17(Sun) 23:57:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

「……ッあ゛ー………、」

受け入れられた。受け入れられるだろうと思っていたが、今この瞬間、それが確定した。悪魔でも人でもなんでも、というあなたの言葉に嘘がないことをやっと男は実感として信じた。こんなことをしなくても、感覚として信じては、いたのだが。

そして、男も。本当にあなたのことが欲しくて堪らず、あなたに他にはない欲を抱き、それを男の中では愛としているんだなと、より深く飲み込んだ。

ぐしゃ、ごしゃ、と硬質なものが砕ける音と、びちゃ、と粘度のある液体や柔らかい物質が立てる音が混ざり合って響く。
あかく、あかく、
全てが濡れていく。あなただったものも、部屋も、男も。
今あなたの目に映っているものが何であろうが、あなたが最後に見た赤色は自分だ。それでいい。あなたが目覚めて一番に認識するのもできればこの目の色であって欲しいが、さて。
男は冷静だ。冷静に、

あなたの反応が完全になくなってから、ふるりと背を震わせた。
ごそ、とあなたの衣服に手をかける。
もっともっと、あなたが欲しい、今すぐに。
(-60) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 0:45:20

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男だった肉には当然抵抗などは行えず、また、衣服を脱がせる際の協力もできようもない。男の生前に脱がした時よりは若干手間がかかるかもしれないが、あなたが脱がしていくのであればかつてあなたが見た通りの肢体が曝け出されることになる。

いや、正確に言うならば見た通りではない。より正確に言うならば、あなたが先の戦闘で与えた通りの負傷、あるいは損傷がはっきりと残っており、襟足に灯る光は今や完全に消え失せていた。あなたがあれほど熱烈な愛を投げかけた後の身体の割に朱は差しておらず、寧ろ生命活動をやめた身体は熱を失っていく一方だ。

愛を囁くこともなく、しかし愛を受け入れる、先程まで男だったものがそこには在る。あなたはこの"男"に何を与えるだろうか? 
あなたには全てが許される。
男は全てを捧げるとあなたに伝えたのだから。
(-62) uni 2021/10/18(Mon) 1:22:05

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

はやる気持ちがある。服を脱がせるのがより一層もどかしく感じられて、ボタンを数個引きちぎる羽目になった。

痣が浮く身体、停止した鼓動と機械の駆動音、冷えていく温もり、名前を呼ばない口、こちらを見ない目。

男は、人の反応が好きだ。そうじゃないならものと同じで、ならばどれだって構わなくて、だから死体には興味はない。
ないのに。

「……アマノ」


返事はない。俺がなくした。

あなたと褥で抱き合う時は、全て脱ぎ去って全身で抱き合っていたけれど。今は、自分は前だけを寛げて。
あなたの女の部分は使えるだろうかと触れて、ぬるさに目を伏せる。がっかりしたわけじゃない、
直後熱い息を吐き。


あなたを男として抱くのは、あなたが起きてるときがいいな。

そう思ったから、それ以上濡れもしない熱くもならないあなたの雌を、そそり立った下卑た雄で押し入り、蹂躙する。自分の熱が移っても、熱くなどなりようもない。反応して締め付けることもなく、その上の雄の象徴が硬くなるわけもない。

けれど。なんとも言えず。それに欲情して。

あなただったものに、暴行を加え。精を中に注ぎ込んだ。
ひとりで。
(-64) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 1:42:37

【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ

一瞬の遅れ、拘束具──メチャオモティウムを携えた片足を、蹴り上げる。
風切り羽のようにしなるソレは、およそ一般兵の全力の蹴り以上の速度で足元を狙う。

速度さえ保たれているのならば、片足の重量、15tの蹴撃。
当てさえすれば、負傷では済まない。負傷では済まさない事は、後で謝ろう──などと。
余計な思考だ。兵器には。
必要な思考だ。人間には。

「───っ…」
眩い閃光が走る。想起されるのは、この船で出会った人々。
兵器のままでいたのなら、このような幻想を見る事もなかったのだろう。

この死が、人間であることの証左だというのなら。
振り抜いた脚は、光の中に沈んで消え、
この身に届いた雷撃は、身体を、心筋を根を張るように駆け抜ける。

「あ、がっ……………ゥ…ァぁアっ…!!」
心臓が止まるのならば、次は腕の筋肉。収縮させ、広げて、無理やりに血液を循環させる。
腕が痺れるのなら足と、肉の焼け焦げる匂いを感じながら、
生きようと。生きようと。生きようと。生きようと。

───正確には、手に入れようと。
生きるという事、殺すという事。その意味を死の淵にて手に入れようと、腕を伸ばし。
(-65) hundred 2021/10/18(Mon) 1:44:39

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

男は反応を示さない。あなたを避けることはないものの、それだけだ。柘榴色に溺れたまま命尽きた男は四肢を投げ出してそこにある。

女の象徴にあなたが触れても男の身体は跳ねることもないし吐息を零すこともない。あの日の閨であれだけ快楽を求めしかし声を殺そうと手で口元を隠した男は、口元を隠す必要もなく声を失っている。

あなたが押し入った蜜壺はすっかり涸れ、それでも肉が押し引かれ動かされるままに筋が当然そうあるように収縮する。男の持つ雄も、男の腹の上で柔いまま力なく揺れるだけだ。常の男であれば身体の全てで歓喜を示し瞳に強く情欲を滲ませていただろうに、今はそのターコイズもすっかり光を失ったままあなたのことを見ていない。

これ
にあなたがどう欲情したかに関わらず、男の中はまたあなたの白濁で染められた。喜びを示す全ての手段を喪ったまま、そうして愛を受け取って。
あなたが蘇生を申請するまでの間、あるいはあなたが男だったものに何かしらの行為を働くまでの間、男の裸体はそのままそこにあることだろう。
(-67) uni 2021/10/18(Mon) 2:12:53

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

愛を叩きつけ、内側を汚したのは一度のみ。あとはずるりと雄を引き抜いた。
どうするべきかを少し考えながら、血溜まりにぴちゃぴちゃと指先を浸して遊ぶ。綺麗にした方がいいのだろうかとか、服を着せるべきかとか、そういう。

考えても答えは出なかったので、早々に蘇生を申請した。

あとは、あなたがしっかりと起きて、柘榴色をそのターコイズに映し、自分の名前を呼ぶまで。男は蘇生機のそばにいただろう。
跳ね回りもせずに、退屈な時間をただそこで過ごしたはずだ。
(-68) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 2:23:29

【赤】 知情意 アマノ

「……私は結局、まだ。まだ、あれ以降チャンドラと話せてはいないよ。避けているわけではなく、先に話に行くべき相手がいたからというのもあるし……
ジャック以降に死に過ぎている


一日一死ペースで死んでいるのだ、恐らく蘇生室で眠っている時間のほうが長い。会議でほんの少し言葉を交わした程度で、本当にそれだけで。……故に少しばかり目を伏せて。

「君がチャンドラの味方でいてくれたことを嬉しく思っている。これは本当だ。私も……少し合流は遅れるかもしれないが、まだ『ペットちゃん』の任を解かれたわけではない。彼の都合のいい時にでも、話に行きたいと思っているよ」
(*23) uni 2021/10/18(Mon) 2:27:50
アマノは、後追い起きたのかってくらい死体多いな……と思っている死体。
(a32) uni 2021/10/18(Mon) 2:32:35

アマノは、それでも先に蘇生装置に入れられていた。
(a33) uni 2021/10/18(Mon) 2:33:48

アマノは、先に蘇生室に消えていくだろうし、目を覚ますのも恐らくそこまで遅くなかったはずだ。
(a34) uni 2021/10/18(Mon) 2:33:52

アマノは、目を覚ました。それから最後の役目を果たすため、襲撃対象メサの部屋へ。
(a36) uni 2021/10/18(Mon) 4:22:50

【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ

静まり返った部屋で、男は何事も発することがない。

あなたの脚が例え焼け焦げようと脚が振り抜かれるのであれば、15tが慣性に従って運動を続けただろう。であればどうなるか。……焼け焦げ脆くなった脚だったものの影響をほぼ受けることなく、脚という枷から解き放たれた15tが飛んでくることになるのだ。

男はあなたが今際に何を思ったのか知る由もない。
しかし、男はあなたがが兵器などではない、人間であることの証左として、あなたに死をもたらして。あなたが生きようとした揺るがぬ事実として、男は脚部にその枷を被弾する。
骨が折れるでは済まない衝撃が脚部から全身へ伝わり、当然逃しきれる衝撃でもないため
男そのものが破壊される。


生きるという事、殺すという事。
あなたがそれを掴めていることを男は願っているし、それがかつてあなたと交わした探し求めている答え、あるいはいつか語ろうと話した夢に繋がればいいと思っている。
それは雷鳴が消えるその瞬間までずっと。そして、再度目を覚ましてからもずっと。
男という命が刈り取られている間だけは、できないけれど。



……生命が存在しなくなった部屋に転がる二つの遺体を、サポートAIが即座に回収し蘇生装置へと放り込んだ。室内修復に務めるために室内になだれ込んだ各マシンを置いて二人の遺体は蘇生室へと向かうことだろう。
(-75) uni 2021/10/18(Mon) 14:09:20
アマノは、蘇生装置の中で目を覚ました。何度目かの蘇生かつ蘇生直後の死を経た蘇生で意識が戻りきらない。
(a46) uni 2021/10/18(Mon) 19:17:29

アマノは、蘇生装置の中でぼんやりと虚空を見上げている。
(a47) uni 2021/10/18(Mon) 19:17:51

【人】 知情意 アマノ

>>69ルヴァ
意識がどうにもぼんやりして、思考が上手く働かない状態で。そうしてただ視界に映るに任せていた世界に変化が訪れる。変化を捉える。それまでの視界に存在しなかったそれは人の影だ。

像の特徴を把握し、それが誰であるかをようやっと認識した時、男はまるで今目覚めたかのように瞬きを数度繰り返した。実際、意識と思考が戻ってきたのだから目覚めたと言っても過言ではないのだが。

……ルヴァ


掠れて発音もままならない、不完全に不完全を重ねた声であなたを呼ぶ。きっとそれは装置外のあなたに聞こえるかも定かではないが、口の動きから読み取ることはできるだろうか。

男は装置の内部から出ようと腕に力を込める。あなたに当たらぬように、ロックがかけられないように、そして何より自分が蓋を開けられるように。
(70) uni 2021/10/18(Mon) 21:06:42

【人】 知情意 アマノ

>>71ルヴァ
開けられ、
……開けられる以上は平気だろう、……本調子ではないがね……」

訥々とではありながら言葉を紡ぎつつ、そうしている内に徐々に感覚を取り戻してきているようだった。感情自体はまだ戻り切っていないような、それでいてどこか遠くをさまよっているかのような印象を受けるかもしれない。

「……エリアジャックでは、力及ばずすまなかったな」

脈絡もなく告げる。今でなければ伝達できない言葉であろうと思ったので。
(72) uni 2021/10/18(Mon) 21:38:51

【人】 知情意 アマノ

>>73ルヴァ
暫くは黙って呼吸を繰り返す。こちらに対する返答をのみ口にした様子を聞いて、恐らくあなたはこちらの普段よりも不完全な姿を望んでいないのだろう、と判断したため。両の手指から両脚の爪先まで徐々に力を込めて、問題ないと判断してから一言だけ礼を挟んで口を開く。

「そうだな、お互い残念だった。……いや、君にとってはこれも想定された結末のうちのひとつに向かう道中か。では、理想的な結末ではなかったにしても……『おめでとう』を告げられる結末を得られるよう、そちらに関しては私も尽力を続けよう」

あなたが『愛』を抱えて『墓』になるというのならば、それを狙うというのならば、まだあなたにとっての計画は終わりではない。自分も最善とは言えないが目的や環境の改善はまだ想定できる範囲である以上利は得ているため、最期まで協力しようという心積もりだ。

「罪は遠慮なく君に押し付けさせてもらうし、私は自分の処遇があまり大きく悪化しないように足掻く。……まあ、君にはあまり関係のないことかもしれないがね」
(74) uni 2021/10/18(Mon) 22:46:24

【人】 知情意 アマノ

>>75ルヴァ
「君であればそうだろうと思っていたが、やはりか。なら……私から口を出すことはないだろうな。君の知性に私は信用を置いている」

尊重する意思もまた、ある。自分一人が尊重したところで、というところはあるが。

「私の場合、この場面だと感情に従った方が君好みの結果が得られそうな気もするがね。そこは互いにとって都合のいい未来を目指すこととする。君は君の『愛』に殉じればいい」

この無礼講の場で出会い、ほんの僅かな間交わった縁だ。情のために罪を引き受けられているわけでも情のためにあなたの頼みを聞くわけでもない。
情がないとは言わないが、情と表現するのは何か違う気がするので。


「エリアから抜け出す件については私が改めて動かずとも、といったところではあるが頼みは聞き入れよう。保険は多いに越したことはない」

きっと暫くすれば、それこそあなたが凍土に行くなり封じられるなりすれば忘れ去られる程度のそれを保険と呼んでいいかは分からないが。
男は、あなたの問いに近いそれにほんの一瞬だけ思考を巡らせてから。

「遺言は遺言で一応受け取ってはおくが、それは言うまでもないことだろう。私が君という知性を忘れるなどという惜しいことをするわけがない。
 それと……そうだな、」

す、っと人差し指を立てて。

次会う時には
もう少し君の彼女について話を聞かせてもらいたいが、構わないかね?」
(76) uni 2021/10/19(Tue) 0:08:47

【人】 知情意 アマノ

男は四度目の死を経て蘇生室を出る。カウンセリングはこの無礼講終了後でいいだろう。精神治療の際に一緒に受ければいい……はずだ。
後で看守である主人や友に知られたらめっされたり大馬鹿者と言われたりするかもしれないが、まあ、許してほしい。


蘇生室を出て、カウンセリングルーム、トレーニングルーム、各人に割り当てられている個室を経て。であればここにいるだろうとやってきたロビーの隅、目当ての人物>>a48の姿を捉えればそばに歩いて行って近くへとやってくるだろう。許されるのならば隣に、壁に寄りかかって座るような形で。

「……ナフ、遅くなってしまったね。すまない、おはよう」
(80) uni 2021/10/19(Tue) 2:50:05

【赤】 知情意 アマノ

「……ちょっとナフとトレーニングルームでやりあって負けて殺されたり……メサの襲撃に行ったら15tが飛んできて衝撃で吹き飛んだり……」

ちょっとどころじゃない死に方をしている。毒殺から爆散までなんて本当に蘇生の時間と蘇生後の移動時間とあとちょっとくらいしかなかったんじゃないか。死のRTAである。
ただでさえ大丈夫じゃない男の精神がそりゃあもう大変なことになっているので、羽セラピーは素直に嬉しいだろう。実際に手はもう今虚空をもふ……になっている。
癒しがほしい。


「……ああ、そうだな。ありがとうキンウ。……全く、いつの間に寂しがり屋になったのやら」

彼も私も。唇の動きだけで呟いて笑った。
(*26) uni 2021/10/19(Tue) 3:08:25

【人】 知情意 アマノ

>>82ナフ
いつものあなたを思えば何ともらしからぬ姿に男は驚きもしていたが、同時に自分に生じていた違和を思うとそういうものなのかと思いかけ。……ロビーの時計が無礼講終了に向けて少しずつ進んでいるのを見てひとつ息を吐き、こちらもあなたの方に寄り添った。肩が触れるような形。

「ああ、私も会いたかったし君が待っていてくれて嬉しい。待たせてすまなかった。……蘇生後、襲撃に行ったらそこでも死んでしまってね。また君の知らない場所で死ぬことになってしまったよ」

少し、許されるのならばあなたに軽く頭を乗せようと。

「……もう少しでこの無礼講も終わってしまうが。ナフ、君は何か得られるものがあったかな」
(84) uni 2021/10/19(Tue) 3:20:26

【人】 知情意 アマノ

>>85ナフ
「………………一体何があったんだ……」

自分も死んだ側なのであまり色々言えないが、それはそれとしてどうして更に死んだんだと思うことは止められず。避けられずに受け止めてもらえるのならば男はくったりと肩の力を抜いた。

「いいことだったのならよかった。それらが今後に君に更なるいいことを与えるように願うばかりだ、……願うというと少し距離があるか。君に更なるいいことをもたらすのを見ていたいと思うよ」

実際に得られるかは分からない。これからどうなるのかも分からないのだ。その上で、あなたの頬を当然ながら避けることもないので髪はされるがままにわしゃわしゃと揺れている。

「ふふ、私か。そうだな、私は君に全て捧げたし私も君の全てを貰ったつもりだ。
 ……だから、どうか君も忘れないでいてくれ。私が君を愛していることも、君が私を愛していることも」

例え何年、何十年会えずとも。……物好きの主人がきっとそこまで多くの空白を作らないように尽力してくれるのだろうと思うけれど。それでも、伝えておくべき言葉だと思ったから。
(88) uni 2021/10/19(Tue) 3:51:47

【人】 知情意 アマノ

>>90ナフ
「ルヴァと。そうか、お疲れ様」

言葉の内に何かしら燻っているようなものはないのだろうと判断し、それだけの言葉をかけるに留まった。きっと楽しかったのだろうからそれでいい。

「……確かに変な話だ。本来ならもっと早くに許されるべきことだったろうに、君は考えるための材料を与えられずにここまで来ていた。それは一般的には有り得ないとされていることだから。しかし、考える材料ときっかけを得た君はこの期間で大きく成長したし、これからもっと成長していくのだろうな」

初めの頃と比べてもあなたの思考は見えやすく、理解が追い付きやすくなっている。それはあなたが表現する方法を多く得たからだろうし、周囲との交流を経てあなた自身への理解が深まったからもあるのだろう。

それから、ぐりぐりされて目を丸くし、続く言葉を聞いて驚いたらいいやら困惑したらいいやらで言葉を失っていたが。あなたの意思が見える言葉に、男はくしゃりと表情を歪めて顔を伏せた。
嬉しい、嬉しくて、泣きそうなくらい胸が苦しくなる。


「私自身の愛の分かりやすさはともかくとして、いや、忘れられるものじゃないのならば本当に嬉しいがそれはさておきだ。……あんなにも必死に言葉を探してくれた君の愛を疑いようもない。君にとっての初めてがずっと色褪せぬよう、私も……私もこれまで通りに表現していこう。
 
――待っている。
私もこれまで通りいい子にして」

じっとその時を待とう、と呟いた声をあなたが聞いたかどうかは分からない。それでも男は一度あなたに向き直り、許されるのならば頬にキスを落とそうと。
(93) uni 2021/10/19(Tue) 4:45:03

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

男は一人、ひどく長く過ごしたように思われる無礼講エリアの中を歩き回っていた。時折周囲を見渡してはまた歩いていく、それの繰り返し。人探しをしているのだと容易に伺える動作を何度挟んだ頃だろう、どの辺りでの出来事だっただろうか、ようやっとあなたの姿を見つけると少し早足であなたのほうへ。

「チャンドラ。すまない、今時間はあるだろうか」
(-107) uni 2021/10/19(Tue) 4:57:55

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

ーー自分の身体であなたごと隠すようにして。
口にキスし返そうとする。 勿論、あなたが避けなければだが。
(-108) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 5:04:32

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「ん。大丈夫だよ。
…タマキの為なら忙しくても時間とるし?」

足を止めた兎は、冗談めかして答える。
特に急いだ様子もない事が貴方には分かるかもしれない。
(-111) konaKURAGE 2021/10/19(Tue) 5:11:17

【人】 知情意 アマノ

>>94ナフ
あなたがいつも通りの返事を寄越したのでこの話はここまでだ。いつも通りと言えてしまうほど、ともに過ごした時間は長いように思う。

「いい収穫だと言えるのなら何よりだ。……色んな人、色んな考えに触れる機会はそう多くもないだろうから」

特にこの監獄ではそうだと男は思っていたが、それが思い込みに過ぎなかったことを今はもう知っている。この監獄の狂気に関係なく、もともとかけがえのないことであっただけなのだ。男は沈黙が苦にならない性質であるためあなたが口を閉じても特に気に留めずにいる。

「当たり前のことではないと知った上に、耐えるべきではないとトラヴィスに口酸っぱく言われたんだ、もう蹂躙されないとも。そちらも殺し合いの楽しさに流されて他者に蹂躙されないようにくれぐれも気を付けたまえ。……ふふ、君の頑張りを私も楽しみにしているよ、ナフ」

周囲の人間に恵まれて、頼るべき相手も増えて。その結果、諦観よりも遥かに大きな希望を得ることができた。こうして明日を思えるようにもなった。これから先にあなたと紡ぐ未来もあると確信できる。
(97) uni 2021/10/19(Tue) 5:40:13

【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ

だから、当然。
こうしてささやかに、秘めやかに愛を伝えあう行為は幸福に満ちている。
避けないだけでなくあなたの胸に手を添えて、あなたより一回り大きい身体を可能な限り、指の一本ですらも周囲に晒さぬようにするような素振りで、あなたの身体で隠して。
唇へのキスを、穏やかな笑みとともに受け入れた。
(-113) uni 2021/10/19(Tue) 5:41:57

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

「ありがとう、……本当に」

変わらず接してくれることがどれだけ嬉しいか、友人として接してくれることがどれだけ嬉しいか。男は少し肩の力を抜いてから、一度深くあなたに頭を下げた。

「まずはエリアジャックの件。君のペットでありながら君に反旗を翻す形となってしまい申し訳なかった。主人である君にも何かしらの影響があるだろう、……実はキンウにもそのことについても少々お咎めを受けてね。悔いが残らぬようにとも背を押されてしまったものだから、沙汰が下る前に謝っておきたかったんだ」

背を押されなければきっと、近くにいられるのならいつでも伝えられると思ったままで……こうして話すのは遅れていたことだろう。
こんなぎりぎりになったのは概ね殆どを蘇生室で過ごしていたからではあるのだが、それについては自業自得なので何も言わない。
(-114) uni 2021/10/19(Tue) 5:49:38

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「ふふ。キンウも心配性だね。
……正直、君の努力を無駄にした分は物凄く怒りたい…というか怒ってたのだけど。
こっちへの影響は気にしなくていい。
それは、俺がどうにかすべきことだから。……それに。喧嘩するの、楽しかったし。ね?」

ふわりと笑んで伝える。安心して欲しい、と言う気持ちを込めるが逆効果だろうか、少し心配になる。
(-115) konaKURAGE 2021/10/19(Tue) 6:15:11

【秘】 知情意 アマノ → 紅月夜 チャンドラ

「キンウはあのジャックが始まってすぐにも、君に害に及ぶようならばとこちらに『話して』いたからな。私個人としては喜ばしいと思っているよ、君を大切に思い味方する者がいる証左だから。
 努力はそう、だな。無駄にした。が……不幸中の幸いとも言うべきか、色々と考えが改められるいいきっかけにもなった。……すまなかった、ありがとう」

あなたが笑って答えるのならば、きっとこちらもそう受け取ったほうがいいのだろうと少しだけ微笑んで礼を告げて。それから普段通りから慇懃無礼さを抜いた様子で再度口を開く。

「そちらへの影響と言えば。もし君が私をこのままペットにしているなら、の話にはなるが……場合によっては手伝い業務を暫く休ませてもらいたい。
 トラヴィスに私が知っている範囲で理不尽な看守のリストアップを行う約束をしたのと、前の主人についての聴取と、……精神治療を手配してくれるそうだから」
(-116) uni 2021/10/19(Tue) 6:39:26

【人】 知情意 アマノ

>>100ナフ
「ああ、まあ。そこはお互い様と言ったところか。……守るために色々利用するといい、看守も囚人も。君は『あのチャンドラの弟分』なのだから」

ペットだろうとなかろうと、看守にそう接されまた接することを許されているのだ。どういう形であれ後ろ盾があるという事実はもしもの時に使えるだろうと男は考えていた。そうして、あなたが絶対に近い思いを持つのであれば、きっと、そう悪い結果にはならないと思っている。

「……ああ、また。また後で」

穏やかに笑い細められた
ターコイズ
には寂寥と名残惜しさが滲んでしまってはいるものの、それ以上にあなたという
柘榴色
に溺れた幸福を溢れさせて。
『後で』がそう遠くないことをただただ願い、
あなたの物陰からそっと外に出る。

ここからはまた、私を守っていくための生を。
これまでとは異なる多くの感情を持ち、これまでとは異なる多くの縁を纏いながら。
そんな誓いを伝えるように、最後にまた一度あなたの胸をとんと叩いた。
(103) uni 2021/10/19(Tue) 16:42:48

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知情意 アマノ

「…えっ、そんなに俺思われてる?えへへ、なんか照れちゃうけれど…改めてキンウにもお礼言いにいかなくっちゃ。
まあ暴れてすっきりしたことがあるなら、糧にはなったんだろうし!ありがとうだけ受け取っておくね」

貴方の微笑に気を良くした兎は誇らしげに腰を手をあてて。ほんのり胸を張ってみて。
「ペットのままかどうか、なんて言わなくてもわかるでしょ?」なんて当然の様に呟いた。


「お休みは了解。
ああ、あと…あの前主人ごみ屑の行方なら俺わかるから。あとで連絡しておくね♡」

「だから…ゆっくり、治療を受けておいで。いくらでも、俺は待っているから」

さて、と姿勢を正した兎は貴方からほんのりと離れて、振り返るととびっきりの笑顔で手を振った。

「それじゃあ俺、そろそろ最後の見回りしてくる!
お休み中も顔は見に行くからさ。…またね!」
(-126) konaKURAGE 2021/10/19(Tue) 20:49:28
 




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