人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知能犯 ルヴァ

「……なぁに、ルヴァ。
話くらいなら聞くけれど」

貴方とすれ違いざま、声を掛けられれば足を止めて。
貴方を見つめるだろう。
(-95) 2021/10/19(Tue) 2:38:19

【人】 環境破壊 イクリール

これは治療後のイクリール。元気。
これは中央の食材を乗せるところだけが小さく窪み、周りがやたら広い皿。
そしてそこに乗る主役は
ローストトラヴィス〜ケベジャンソース掛け〜

薄くスライスして花のような形に。花を添えろだとか言っていたし。そんなものはないので花になれ。

「……使いようなんだよな」
彼はハンテンヌマガエルではなかったので、きちんとおいしくなった。
トラヴィスは
血がすごいマズかった
のでよくよく血を抜いて調理した。いずれあの血もなんとかしたいものだ……。機会があれば……。

優雅な感じで食事を行っている。
でも食べる奴他にいないかな、と思ってテーブルの上には塊・状態のものも置いてある。食べる人、いませんか?
(78) 2021/10/19(Tue) 2:39:49

【赤】 金糸雀 キンウ

【何故そんなに死んでいらっしゃるのですか?】


毒殺の経緯は聞いたけれど、なんで?
短期間で死にすぎではないかと流石に不安になる。
あとで羽セラピーにでも行った方がいいでしょうか。

【傍にいると、キンウは約束をしましたから】
【……ちゃんとお話をされてくださいね】
【きっと、アマノ様とお話できないままであればチャンドラ様も寂しいと、キンウは思います】

アマノ様自身も。
呟きが空気を震わせることはなく、ただ唇だけが動いた。
……どんな思惑があったのだとしても、キンウは互いに悔いが残らなければいいと、思うのだ。
(*25) 2021/10/19(Tue) 2:44:32

【人】 墓守 トラヴィス

>>78 イクリール

「…… …… …… それ私?」

タイミング的に私かなと思った。
興味深いなと皿を眺めて近くに座る。どっこいしょ。

「美味しくなった?酒漬けだし煙も吸ったあとだから、あんまり美味しい自信は無いんだけど、実のところ」

食事も朝はだいたいサプリで済ませるし、健康的な生活をしていない。そらマズいのである。

「焼肉って言ってたから焼肉にするのかと思った」
(79) 2021/10/19(Tue) 2:45:14

【秘】 知能犯 ルヴァ → 模範囚 メサ

「それは一瞬で殺されちゃいそうだなあ」
ああ、遠慮はないのだな、そこまで仲良くもないものなと理解しながら、深刻に捉えないような返事をして。

「なるほど。それはいいな、安心する。」

貴方の話を理解した。ここに戦いをしたくない人がどれほどいるか。明日の己はそうは取られないのだろう。
ともあれ、己の目標は看守のみ。あなたの反感を買わないように動くのは不可能ではない……と判断した。

「できれば苦しむ君が誰かを殺すなんてそんなこと、起こらないのが一番なんだけどね。」

そんなことを言いながら、程々に雑談を挟んで。程々に解散するのだろう。

先の発言の本当の意図を貴方が知れるのは、次の日になってから。
(-96) 2021/10/19(Tue) 2:46:25

【人】 知情意 アマノ

男は四度目の死を経て蘇生室を出る。カウンセリングはこの無礼講終了後でいいだろう。精神治療の際に一緒に受ければいい……はずだ。
後で看守である主人や友に知られたらめっされたり大馬鹿者と言われたりするかもしれないが、まあ、許してほしい。


蘇生室を出て、カウンセリングルーム、トレーニングルーム、各人に割り当てられている個室を経て。であればここにいるだろうとやってきたロビーの隅、目当ての人物>>a48の姿を捉えればそばに歩いて行って近くへとやってくるだろう。許されるのならば隣に、壁に寄りかかって座るような形で。

「……ナフ、遅くなってしまったね。すまない、おはよう」
(80) 2021/10/19(Tue) 2:50:05

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

残り時間も少ない。
イクリールが今もっともいる場所は調理場だ。
丁度"あなた"の料理中。
食材の中にあなたの見慣れた指もあるだろう。

まだ、あなたの接近には気づかない。
そもそも誰かが立ち入って来ても特に気にはしないのだが。
(-97) 2021/10/19(Tue) 2:52:56

【人】 環境破壊 イクリール

>>79 トラヴィス
「なった。食べるか?」
切ろうか、と言う頃にはもう切ってる。皿もある。ソースもある。

「焼いてる焼いてる。これはあまり火は通さない料理なんだが、よく通しておいた。生っぽいとあまり……。
確かに色々抜いたし味付けも濃いほうだろうな」

「というか、ただ焼いただけでは不味かった。本当に」
ノー・フォロー。
(81) 2021/10/19(Tue) 2:57:21

【秘】 知能犯 ルヴァ → 紅月夜 チャンドラ

「反省はしないよ、そもそも僕は君に殺されて阻止されてるんだから。そろそろお迎えも来そうだし、そんな難しいことは言わないよ。」
やれやれといった雰囲気を出して、そんな余計な前置きをしながら。

「君は僕を見てはくれなかったけど、それでも君のことは優しいと思ってるよ。」

彼はアマノとあなたの応答を思いながら。全部壊したいと言っていたミズガネがあなたを殺さぬようにと条件を付けたのを覚えていながら。あなたが序盤、己のことを真剣に考えてくれたのを思い返しながら。

「僕達でない僕が嫌いならそれを続けるといい。僕もそれが良いと思っている。」

傲慢に。彼のプライドが助けを乞うことを許さないし、己の苦しみを表に出すことを許さない。だからこんな時も顔は笑顔で、一瞬の深刻な表情も見せやしない。
でもその代わり、その己が数百年良い子にして尚成功えなかった願望を、アマノやミズガネや、他の見知った囚人、見知らぬ囚人に押し付けることにした。

あなたにそれが伝わるかはわからないけど。

「それだけ。」
それだけだ。
(-98) 2021/10/19(Tue) 2:59:33

【人】 不覊奔放 ナフ

>>80 アマノ
男は、退屈が何より嫌いだ。
ではここで、動きもせずに何をしていたのかというと。人の流れを見、遠くの人のざわめきを聴き、この場の静けさを感じ……つまりは、そう、ぼんやりしていた。珍しく。
跳ね飛び回るにはちょっと身体が重い。枷もないのに。


「……、ン」

そんな風だから、隣にあなたが来た時も、ややいつもよりは反応が遅れた。隣に座るのを見、気持ちあなたの方へ寄った。

「退屈してたぜェ。……えー、ッとォ…おはよ?おかえり?おつかれ?……うーン?」

どの言葉を送るべきか、が曖昧だ。

「えェと、……会いたかったァ」
(82) 2021/10/19(Tue) 3:01:01

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

自分の調理光景など あまり見たくはないが、今回ばかりはそうも言っていられない。
残り時間が少ない中、話すチャンスはこの場でのみかもしれないのだから。

「......イクリール。」

背後より貴方の名を呼ぶ。
番号で呼ぶよりも早いので。


別に反応が欲しいとかそういった訳ではなく、念の為の声掛けだ。
反応があろうとなかろうと、適当な場に寄りかかり貴方を見ている。
(-99) 2021/10/19(Tue) 3:08:02

【赤】 知情意 アマノ

「……ちょっとナフとトレーニングルームでやりあって負けて殺されたり……メサの襲撃に行ったら15tが飛んできて衝撃で吹き飛んだり……」

ちょっとどころじゃない死に方をしている。毒殺から爆散までなんて本当に蘇生の時間と蘇生後の移動時間とあとちょっとくらいしかなかったんじゃないか。死のRTAである。
ただでさえ大丈夫じゃない男の精神がそりゃあもう大変なことになっているので、羽セラピーは素直に嬉しいだろう。実際に手はもう今虚空をもふ……になっている。
癒しがほしい。


「……ああ、そうだな。ありがとうキンウ。……全く、いつの間に寂しがり屋になったのやら」

彼も私も。唇の動きだけで呟いて笑った。
(*26) 2021/10/19(Tue) 3:08:25

【人】 墓守 トラヴィス

>>81 イクリール

「んん。料理はほとんど門外漢だからな。しないことはないけど……」

聞いていてもピンとはこない。なにか苦労したのだなと言うことは伝わったし、苦労させたことにやや申し訳なさは覚えた。なぜなら普通に不摂生の自覚があり、そこはちょっと胸を張っていられるところでもないため。ちゃんと生きよう……(実感)

切り分けられていくのを止める隙がなかったので、ふつうに手元に皿が来るまで見守ってしまった。私食べるの?これ。

「んん………………」
「 …… ……あー、いや、」
「…………うーん……」

「……食べると案外、……食べものだな……」

呻きながら、得た結論。
案外……食えるな……。
(83) 2021/10/19(Tue) 3:14:52

【秘】 紅月夜 チャンドラ → 知能犯 ルヴァ

「………そう」

「あの日の為に君がした事は、間違いなく嫌いだ。
僕の大事なものを巻き込んで、死なせて。迷惑でしかない。
………だけどね、別に君個人はどうも思ってない。嫌う程知らないからね」

貴方の雰囲気に小さく息を吐いて。見つめたまま兎は紡ぐ。
自身の在り方を、確認しながら。

「それと。本当に優しいのなら。きちんと君にも寄り添うべきであったと思うし、理解する為の時間を取るべきだった。
それを取捨選択で行わなかったのだから、自分では優しいと言いきれない」
「………だからまだ、足りない。目指す所にも、成した事も。けれど。優しいと思われてるなら嬉しいよ、自分では上手くやれてるか分からないしね」


「伝えてくれてありがとね、ルヴァ」
(-100) 2021/10/19(Tue) 3:18:20

【人】 知情意 アマノ

>>82ナフ
いつものあなたを思えば何ともらしからぬ姿に男は驚きもしていたが、同時に自分に生じていた違和を思うとそういうものなのかと思いかけ。……ロビーの時計が無礼講終了に向けて少しずつ進んでいるのを見てひとつ息を吐き、こちらもあなたの方に寄り添った。肩が触れるような形。

「ああ、私も会いたかったし君が待っていてくれて嬉しい。待たせてすまなかった。……蘇生後、襲撃に行ったらそこでも死んでしまってね。また君の知らない場所で死ぬことになってしまったよ」

少し、許されるのならばあなたに軽く頭を乗せようと。

「……もう少しでこの無礼講も終わってしまうが。ナフ、君は何か得られるものがあったかな」
(84) 2021/10/19(Tue) 3:20:26

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

鍋の中、ヘラを回す手を止めた。
そちらを振り返って。

「……何だ?早かったな、案外。あれはなかなか治すのに時間がかかると思ったが」
にやにや笑いながらあなたを見た。あなたを殺す時もよくこうやって笑っていただろう。
……ここには、丁度いい調理器具が沢山ある。
(-101) 2021/10/19(Tue) 3:23:36

【人】 不覊奔放 ナフ

>>84 アマノ
「……ンンン…」

よもやまた死んでいたとは。聞いて、唸り声を上げる。

「……………
俺も死ンでたのでェ、責めン


死んでなかったら、多分責めた。ちょっぴり。
肩が触れているにも関わらず、遠いなと思った。もう少しそばに寄りたいと思ったらあなたの頭が寄りかかっていた。避けるはずもない。

「あった。……ンー……いや、いいことだと思う。楽しー暇潰しのつもりで来たけどォ、暇潰しどころじゃなかった。生まれての71年間全部ひっくるめた分よりィ、頭使ったと思う」

得たもの、というには少し違う。これらを使ってこれから得るものが更にあるのだろう。
あなたの頭に頬を擦り寄せる。多分避けないだろうなと思いながら。

「……手に入ったモン、てェ言うならァ、お前」
(85) 2021/10/19(Tue) 3:28:25

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

目を逸らす。貴方の笑みは少し苦手だ。
調理の様子からもついでに逸らせる。

「......時間が、ないからと 頑張ったようだな。」

思ったより早くこの場に在ることに男自身も驚いている。
...カウンセリングは逃げてきた。

あとでぐったりするほど受けさせられる予感がしたからだ。

「...あまり聞きたくはないが、何にする気だ それは。」
(-102) 2021/10/19(Tue) 3:30:28

【人】 環境破壊 イクリール

>>83 トラヴィス
「案外……?いや、かなり食べ物だろ」
心外だ、という目線を送る。じと……

「焼いただけのも持ってくるか?
普通に不味いぞ。さすがにケベジャンソースでも誤魔化せないほど不味い」

「これは、美味しい。ケベジャンソースで誤魔化すんじゃない、ケベジャンソースも引き立て高め合っている。わかったか?
あぁ、ルコマッタも一緒に食べられればもっと美味かったんだがこの船にはないからな……」
食育。あと少々残念そうな顔。あったらなぁ、ルコマッタ。
(86) 2021/10/19(Tue) 3:35:16

【秘】 知能犯 ルヴァ → 紅月夜 チャンドラ

「巻き込むしか無かったのは理解いただきたいね、君の大事な人の中にはそもそも志願者も居るのだし。」
なんて言ってやっぱり反省はせず。

「どうも思ってないか。そんなものだよね、俺は囚人とばかり話してたから。」

今回の目的のために話していた彼は殆どの看守を避けたのだ。計画が失敗するのよりも、先に露見するのが怖かった。
それは何故か?『未遂』の罪では足りないから。
だから反省などしない。反省の意を示すことはない。

「……それが出来てたら変わったかなあ。僕も君ともっと話してたら良かったかなあ?」
だから、きっとあなたがもし本当に理解して、寄り添って選んでくれたのなら騒ぎを起こすことはなかっただろうなと推測しながらも。

「まあそんなこともないか」
過去の反省は意味がないとは言えないが、既にいい子の策を過去に試行しきった彼はそこまで楽観的じゃない。だから少年は自ずから避けたし、少年の選択は覆らない。

「どうせ僕がする事は終わったから、もうあとは好きにするだけだからね。チャンドラ様は優しかったよ。」

伝えてくれてありがとうにはそう返し。好きに伝えて好きに去っていった。優しいと繰り返したのは、だってそれを続けてほしいから。

「さようなら。」
(-103) 2021/10/19(Tue) 3:43:54

【人】 墓守 トラヴィス

>>86 イクリール

「んん。いや、食べたことは無かったからね。私。はじめての食材……ともなると、やはり感想はそうなりがちというところはあるよ」

『私』という食材は初体験である。
別に2度目は要らないが。

「不味いものは要らないが……いや、そうだな。君の技術に関心しているのは否めない。私の舌は肥えている筈だが、味を評価するだけならば、私が満足を覚えるほどだ。……ここまでなら、数いる『有能なシェフ』と言ったところだが」

しっかりと食べ終えてしまって、苦々しい顔でため息をつく。全く、『トラヴィスの食べるもの』として違和感のない味なのが、腹立たしさが無くはない。正直なところ。

「……貴様は、『歴史的に調理法の手法蓄積のない物質』を、『食用として管理されている訳ではない』質のものを、『調理法が研究され尽くした食用目的の高級品』レベルに仕上げている。…………憎悪するほどの才能だな。胸焼けがするよ」
(87) 2021/10/19(Tue) 3:45:59

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「へぇ……頑張ってくれた機械に感謝だな」
火を止め、あなたには分からないであろう黒い粉を入れている。

「一口食べかけただろ?あれと同じだよ。
味付けは違うけどね」
食べるだろ、だとか、そういうことは言わない。
少々の沈黙のあと、代わりに。

「……4回目」
とだけ声を発する。
(-104) 2021/10/19(Tue) 3:49:29

【人】 知情意 アマノ

>>85ナフ
「………………一体何があったんだ……」

自分も死んだ側なのであまり色々言えないが、それはそれとしてどうして更に死んだんだと思うことは止められず。避けられずに受け止めてもらえるのならば男はくったりと肩の力を抜いた。

「いいことだったのならよかった。それらが今後に君に更なるいいことを与えるように願うばかりだ、……願うというと少し距離があるか。君に更なるいいことをもたらすのを見ていたいと思うよ」

実際に得られるかは分からない。これからどうなるのかも分からないのだ。その上で、あなたの頬を当然ながら避けることもないので髪はされるがままにわしゃわしゃと揺れている。

「ふふ、私か。そうだな、私は君に全て捧げたし私も君の全てを貰ったつもりだ。
 ……だから、どうか君も忘れないでいてくれ。私が君を愛していることも、君が私を愛していることも」

例え何年、何十年会えずとも。……物好きの主人がきっとそこまで多くの空白を作らないように尽力してくれるのだろうと思うけれど。それでも、伝えておくべき言葉だと思ったから。
(88) 2021/10/19(Tue) 3:51:47

【人】 環境破壊 イクリール

>>87 トラヴィス
「……やはり"原材料の情報"が邪魔だな。今度から言わないようにしよう。言わなかった時は普通に食べられるからな……」
ラーメン
はそうだった。

「才能、なぁ……それはもっと感覚に頼る人間に言うべきではないか」
あなたが一度でいい、と思っているくらいには、まだこれには満足していない。

「あらゆる物質は研究され尽くしている。調理としてではなく、というだけで……それを調べて引っ張って、試すだけだ。
必要なのは試行錯誤の時間だろ。時間などいくらでもある。普通、を大事にする奴らがやらないだけさ」
イクリールは、それができると思っている人間だ。労力がかかることは分かっていても。
途中で挫折しないでいられることもまた才能と呼ぶ事が分からない。やらないことこそを"変わり者"と呼ぶのだ。
(89) 2021/10/19(Tue) 4:02:56

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

火を止める音で視線を戻す。
黒い粉は...、よく分からなかった。

「......何度も、同じものを食べて飽きないのか。」

味付けは違えど、同じものには変わりがないだろうと。
正直、食べるかどうかを問われなくてほっとした。

どれだけ美味しかろうと それは自分でできたものだから。

発された言葉には一度目を伏せる。
「......欲しい のか。」

次は、抵抗する気は起きなかった。
だから望むなら 好きに与えようと。

貴方の瞳を じっと 見つめている。
(-105) 2021/10/19(Tue) 4:03:20

【人】 不覊奔放 ナフ

>>88 アマノ
「ルヴァとやり合った」

端的に伝えた。けろりとしているところと、あっさり告げるところから、揉めたのではないということと蟠りはこの男にはないということくらいは伝わるだろうか。

「うン。……変な話だがァ、アマノ、俺ァよ、なンかァ……この期間で、ようやく考えることを許された気がするンだ。いや、考えはしてたンだけど、考えたからこの監獄にいるンだけどォ、」

相変わらず脳内の思考というやつはうまく言葉に纏まってくれない。それでも、一番初めにあなたの部屋に訪れて話した時よりは少しはマシになったんだろうか。なってたらいいなと思う。

そして、あなたの言葉を聞くと。
より一層強くぐりぐりと頬をあなたの頭に押し当てて。

忘れるかボケェ!
いーかァ?よく聞け?お前多分自分で思ってるよりずーッと俺のこと好きなンわかりやすいしィ、すぐ忘れられるようなモンじゃねーからなこンなん!
俺のもそーだよ、何のためにあンだけ言葉ァ探し回ったと思ってンだ!忘れられっかこンな、初めてで強烈なモン!」

「だから」

「すげーイイコにしてみせッから、待ってろ」

悪魔でいることを選んで、悪の糧となることを望みはするが。
あなたに会いに行くために、イイコを演じることは、辞さない。
(90) 2021/10/19(Tue) 4:10:54

【人】 墓守 トラヴィス

>>89 イクリール

「『やっただけだ』とお前たちはいつもそう言うね。聞き飽きたとまでは言わないけど。これほどまでに理解に遠い言葉はない……別に貴様らが『しなかった』ものたちを理解する必要はないのだから、埋められない溝だ」

情報を結びつけ、必要な形にする。『それだけのこと』で論文が一つ出来上がるという事実を、彼らは真の意味で理解することはないのだろう────欠如しない限り、必要であることは理解できない。根気でもあり、形として為すためのパーツを察するセンスでもあり、実行に至るまでの意思でもあり、行為を突き動かすための情熱でもあった。トラヴィスはその全てが必要であることを理解している。

「お前は、食べることが好きでそうしているのか」
(91) 2021/10/19(Tue) 4:15:58

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「同じではないよ?以前のものはまだ完成していなかったし」
スプーンを取り出して、一口味見している。
「……これもまだ完成じゃない」
追加で選んだ調味料の小瓶を手にしたまま、あなたと目を合わせた。

「私はさぁ。『この無礼講』だけが約束の期限とは言ってないよ。な」
やり切れないかもしれないとは言ったし、あのときはほぼ期限だと思っての発言だった。共通認識だってそうだっただろう。

「アンタレス君。普段どのあたりを担当しているんだ?教えてくれよ……模範的にしていれば、囚人でもエリアの希望、結構聞いてくれると小耳に挟んだことがあるんだ」
このような場でなければ、約束は果たせないだろう。殺すことも、調理環境も。

しかし『あと一回が終わっていない』という事実をあなたは無視しないのではないか、と思った。
本当なら蘇生後にすぐその場で殺して、楽しんだから終わりでさよなら、にしようと思っていたが。
ここでその一回は使わずに、あなたの心に残る痼にしてやりたい。それが『やり返された』ことへの『仕返し』だ。
(-106) 2021/10/19(Tue) 4:24:02

【人】 環境破壊 イクリール

>>91 トラヴィス
「どうでもいい括りだな……ま、私の話す言葉などよくあるものだろうね。
だから君、『拗ねてるのか?』とかよく言われるんじゃないか?私なら言うね、その態度は」
真面目にあなたを咎めるというよりは、子供をからかうような言い草だった。
あなたが怒ったとしても……最終日だし。

「それは当然好きでやっているよ、君たちが人を閉じ込めるのが趣味なのと同じで。
とびきり美味しいものが食べたいし……」

「昔は気に入ったものが食べられるものだったら良いな、と思ったりもしていたな。それで試してみてさ、味と同じくらい成功すると楽しいんだ、これが」
(92) 2021/10/19(Tue) 4:42:31

【人】 知情意 アマノ

>>90ナフ
「ルヴァと。そうか、お疲れ様」

言葉の内に何かしら燻っているようなものはないのだろうと判断し、それだけの言葉をかけるに留まった。きっと楽しかったのだろうからそれでいい。

「……確かに変な話だ。本来ならもっと早くに許されるべきことだったろうに、君は考えるための材料を与えられずにここまで来ていた。それは一般的には有り得ないとされていることだから。しかし、考える材料ときっかけを得た君はこの期間で大きく成長したし、これからもっと成長していくのだろうな」

初めの頃と比べてもあなたの思考は見えやすく、理解が追い付きやすくなっている。それはあなたが表現する方法を多く得たからだろうし、周囲との交流を経てあなた自身への理解が深まったからもあるのだろう。

それから、ぐりぐりされて目を丸くし、続く言葉を聞いて驚いたらいいやら困惑したらいいやらで言葉を失っていたが。あなたの意思が見える言葉に、男はくしゃりと表情を歪めて顔を伏せた。
嬉しい、嬉しくて、泣きそうなくらい胸が苦しくなる。


「私自身の愛の分かりやすさはともかくとして、いや、忘れられるものじゃないのならば本当に嬉しいがそれはさておきだ。……あんなにも必死に言葉を探してくれた君の愛を疑いようもない。君にとっての初めてがずっと色褪せぬよう、私も……私もこれまで通りに表現していこう。
 
――待っている。
私もこれまで通りいい子にして」

じっとその時を待とう、と呟いた声をあなたが聞いたかどうかは分からない。それでも男は一度あなたに向き直り、許されるのならば頬にキスを落とそうと。
(93) 2021/10/19(Tue) 4:45:03
 




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