[屋外は出店準備に追われる部の生徒たちに溢れ、活気に満ちている。
幸いにも天気は晴れ、雲ひとつない快晴の中駆け回る。
俺も例外ではなく、基本的な具材、例外的な具材の仕分けに駆り出されていた。

基本的な食材は予算内で賄った普通の焼きそばの具であるためさこまで手間はかからないのだが、問題は例外的な具材だ。
例外的な具材の中には、瓶に詰められた真っ黒な何かから高級豚肉まで、さまざまな食材が詰められている。明らかに通常の予算では賄えないだろう代物たちは、剣道部伝統OB持ち寄りによるものがほとんどらしく、当日になっても異様な食材が到着するのだった。]

高校の文化祭ってこんな感じなのかな……

[以前中学生の時に見に行った他校の文化祭はもっと普通だったような……
と思いながらも、準備を進めている。]

[そこに通知音が響く。
開くと、落武者の写真と一言のメッセージ>>10

テツヤに、ということはきっとこれはハリヤマなのだろう
見事な変貌ぶりに思わず口元を緩めてしまう

しかし、自分で送ればいいのに俺に『送っといて』とは]

直接送ればいいのになぁ

[メグルの不器用な優しさを思いつつ
『了解。 伝えとくよ。』メッセージを送信した]

[そのままテツヤに写真付きのメッセージを送信する]

『問題です。誰でしょう？』

[すぐバレるだろうと思いつつ]

[ふと、メグルは当番のタイミング以外どうするつもりなのだろうと疑問に思った
前話をした時は文化祭を回るのにあまり乗り気でなかったような気がするが、こういった写真を送ってくれるくらいなら当日の雰囲気で少し気持ちが変わっているかもしれない]

『メグル、当番の時以外ってどうする予定？』

[できれば一緒に回りたいな、の気持ちを込めて]

― 焼きそば屋開店・シフト中 ―

[部長の「剣道部名物、焼きそば屋開店！」という言葉
それに合わせて、部員一同で「応！」と気合を入れた

既に名物を求めて並んでいる客たちに驚く新入りたちの肩を叩き、接客担当の先輩は「らっしゃっせ！」と元気よく客を出迎えていく

調理担当の俺はその隣で焼きそばを焼かねばならない、それ続こうとしたところでちらりと視界の端に見慣れた顔が見えた>>40]

あれ、カナモリ先輩？

[控えめに手を振ってみる]

[早速来てくれたカナモリ先輩に心がぽかぽかとする]

来てくれてありがとうございます！
……うちの焼きそば、ちょっと……ちょっと？結構？特殊なので、本当、……がんばってください。

俺も、極力、いや絶対美味しく作れるように頑張るんで……

[覚悟を決めた表情でそっとルーレットを差し出した]

>>54 カナモリ先輩
[カナモリ先輩が出した値は96、この値だと……
具材はもちもち麺に特性塩だれ、そしてオリーブオイル
この具材を使用する場合は東京某所にある鉄板バルのレシピを使用する、という指定もあるくらいの超大当たりだ]

ありがとうございます！
俺、頑張りますね！

[カナモリ先輩に美味しい焼きそばを作れるよう、腕を振るう]

86

[出来上がった焼きそばは、一介の男子高校生が作ったものとしては100点満点中200点くらいの出来だろう

中太の生麺を使用している焼きそばは、塩ダレとオリーブオイルを使用しているためか一見するとスパゲティにも見えるだろう
だが、麺にはしっかりとカリッとした焼き目が残っており、それが焼きそばであることを示していた
その他の具はシンプルに豚肉、モヤシ、ざく切りキャベツというシンプルな構成ではあるものの、それらはつやつやと丁度良い焼き具合で仕上げられていることがわかる]

はい、出来上がりました！
カナモリ先輩専用の闇鍋焼きそばです。どうぞ！

カナモリ先輩>>64
[調理場からちらりとカナモリ先輩を伺うと、にこにこと笑顔で焼きそばを頬張っているのが見えた

やはりちゃんとできていたらしい、と安心しているとカナモリ先輩と目があう。
グッとサムズアップをしてくれる先輩に、こちらも同じように返した]

……よかったぁ、ちゃんとしたものを届けられて

[こうしている間にも注文は次々と入る
調理に戻り、時々焦がしたり妙なものを捌いたりしていくのであった]*

>>67メグル

[開店直後から焼きそば屋は大賑わいで、どれくらい時間が経ったのか意識する暇もない。
てんやわんやしながら焼きそばを捌いていたところに先輩部員から「裏にある具材を持ってきて」と指示された。

ついでに鉄板の熱と忙しさのあまりかいた汗も拭うか、と考えつつ裏に向かっていく途中で、スマートフォンの振動を感じた
そわそわしながら確認すると、やはりメグルからのメッセージのようだった。>>67

時間を忘れていたけれど、この時間ならあともう少しでシフトも終わる。]

『そっか、それなら丁度いいや。
俺もそろそろシフト終わりだから、そのまま少し一緒に回っていい？』

[焼きそば作りに精を出していると、ユミノイと声をかけられたことに気づいた。
ふと顔を上げると、そこにはお世話になっているサトミ先輩>>74が笑顔でチケットを振っていた]

はい、すごく混んでいて……
メニューを見るととんでもなく運試しなんですけど、皆勇気がありますよね

先輩も運試しですか？

[苦笑しつつチケットを受け取る。
後ろからは先輩部員の「さぁさぁ〜〜お楽しみのルーレットをどうぞ！」という掛け声。

そっと差し出して]

……どうぞ！何が出ても恨まないでくださいね！

>>84 サトミ先輩
[83、良い値だ
具材はイチオシ高級豚肉。先ほどのカナモリ先輩の焼きそばには当然入っていたが、今回はコレをイチオシとして作成するメニューとなるらしい。]

サトミ先輩も良い食材当てますねぇ……

[緊張しつつ、腕を振るう]

47

[出来上がったのは普通の焼きそばだ
どうやら、イチオシ高級豚肉を少し焼きすぎてしまったらしい
ちょっと固くなったが普通のやきそばをサトミ先輩に出す]

……ちょっと材料をふいにした感ありますが
ふつうに美味しいと思います、どうぞ

[そっと差し出して]

>>89 サトミ先輩
あ……はい、昨晩もちゃんと練習したんです

[他の人たちの焼きそばを作ってはいるものの、褒められて照れ臭そうに]

ありがとうございます！
おそまつさまでした。また来てくださいね。

[手を振り]

>>93サトミ先輩
はい、ありがとうございます！
……あとで遊びに回ろうかなって思ってるんで。