[昨日自分が帰宅する際も飾り付けはある程度進んではいたものの、一夜明けて本番当日の空気感もあるのだろうか、普段の学び舎はすっかりその印象を変えていた]

去年も思ったけど、金の掛け方がやべーのよね…嫌いじゃないけどぉ

[教室…いや、今日明日はプチカジノとなっている会場の、パーテーションで区切られた荷物置き場で着替えながらそう零す。
同じくどこか根が小市民なクラスメイトに同意を貰いつつ、ベストを羽織って蝶ネクタイを付ける]

うーん、馬子にも衣装

[カジノのディーラーは身嗜みが重要！と、設置された姿見の前でくるりと回って全身チェック。
運動部の体格がしっかりしている者の着こなしと比較すると、どうしても着られている感がするのは仕方ないのだろうか]

(むー、俺が着てるのよりもイチゴちゃんとかのがぜーったい似合うやつよね、これ)

……ん？何サカくん
え、髪も弄るの？

[腕組みして微妙な顔をしていたのをどう捉えられたのか、来い来いと手招きするサカクラの方へ近寄ると手にはブラシとヘアワックス。
さすがに人に髪を弄られるのは好きでないので、自分でやるとそれらを受け取る。
鏡の前で今のセットを一旦崩しながら、後ろで見ているサカクラに鏡越しに問う]

んで、どーしろって？
……オールバックぅ？俺のキャラじゃないでしょ…

『客の大半はお前のキャラなんか知らん』

[それもそうかと納得し、素直に髪を整え始めるのであった]

[髪をセットし直し、引いて再度全身を映してみる]

(ふむ、まあ…それっぽくはなった、かな？)

[あとは恐らく気持ちの問題であろう。
先程言われた言葉を思い出して、少しだけ表情を引き締めてみる。
服装、髪型、表情を変えれば、鏡に映るのは自分であって自分ではないものだった]

(せっかくなら来た人にも楽しんでほしいしねぇ。まずはこっちが楽しまないと)

[ようやく腹も据わって口の端に笑みが浮かんだ。

やがて、ガヤガヤとパーテーションの向こうが賑やかになり始める。
振り向けばサカクラが拳を突き出していた。
それに軽く合わせながら荷物置き場を出て、会場のど真ん中で異様な存在感を醸し出しているカジノテーブルの、所定の場所へと着いた]*

(なるほどね、ポーカーフェイスって何も無表情ばかりを言うわけじゃないのか)

[顔面に整えた笑顔を貼り付けて、数人を回せばコツも掴んできた。
「相手に楽しんで帰ってもらうこと」を第一に掲げれば、自ずと対応の仕方は見えてくる。
割と…の性分に合っているのかもしれない。
それも、当たり障りない客が相手であれば、の話。

自分の名前が呼ばれた気がしてそちらへ顔を向ければ、本日の第一知人の登場であった>>7]

(っ、……あっぶね、顔引き攣ってないよね？知り合い来た時のこと考えてなかった)

[このまま通すかいつも通り振る舞うか、数瞬の間考えて…]

ようこそ、豊田様
こちらへどうぞ

[せっかくのイベントならば、非日常を味わってもらおう。

滑らかな動作で、カジノテーブルと一緒に引き継がれた椅子ポーカーチェアへとサトミを招く。
そして、テーブルの上に掲示されている>>0:a10を示しつつ]

まずは参加費100円とチップの交換です

>>26トミー先輩
いえ、そんな…その装いも殿様みたいで素敵ですよ

(…ん？何か変なこと言った気がするけどまぁ良いか)

[涼しい顔はしていても、内心こちらはいっぱいいっぱいなのである。
多少は無礼講として許されたい。

椅子に着席したサトミから参加費を受け取り、チップを渡す]

ルールの確認、ありがとうございます
カードはこちらで配布致します

全賭けオールイン、承知しました
では、コールしてこちらも5枚行きましょうか

[テーブルの中央に差し出されたサトミのチップの横に同数のチップを重ねて置いた。

イカサマがないことを示すように目の前でシャッフルをして、1枚ずつ交互にカードを配布する。
互いの手札が5枚になったところでゲームの開始だ]

それでは変則的ではありますが、手札の開示です
その後入れ替えをしたい場合は、捨てる枚数と同じ枚数を引いて下さい
もちろん入れ替えをしなくても大丈夫です

では、こちらのカード

>>29>>30
[にこりと笑顔で宣言を聞く]

では、こちらもフラッシュ狙いで♥️K、♦8、♠9を捨てます

[捨て札とのダブりの為、しばらくどう処理したものか悩んだものの、卓の上ではディーラーの判断が全てだ。
笑顔は崩さず、自分の5枚のチップから1枚をテーブルの脇へと移動させる]

おっと、これはお恥ずかしい
俺のチップは1枚没収ですね
このトランプ、新しいものを開封してもどこからか別のデックのカードが混ざってくるんですよね

さて、仕切り直しです
賭け数は同じで宜しいですか？
俺は4枚全賭けで大丈夫ですよ

[新しいカードを開封、シャッフルしつつ改めて問う]

>>33
[サトミの返答を聞き、改めてカードを5枚配る]

仕切り直しの開示ショウダウンです

>>36トミー先輩
では、今回は俺がストレートで勝ち、ですね

[予想外に揃った役に内心ビビり倒していたが、それはおくびにも出さずにこりと微笑む]

俺の賭けチップは4枚だったのでトミー…豊田様にはあと1枚残っていますが、どうされますか？

>>38トミー先輩
ふふ、ありがとうございます

[褒められれば、貼り付けた笑顔よりも少し柔らかめの笑みが浮かぶ]

あ、はい、チップは持ち越しが可能ですので、今日明日であれば時間をおいての再戦はOKですよ

え、作って…？え、あ、おおお…

[飲み物を作ってきてくれると言う言葉に何と返したものかと考えている内にサトミの姿は扉の向こうへ消えていった]

……まぁ、お言葉に甘えるでいっか
トミー先輩とのゲームが終わったら休憩にしよ
お腹減ったし*

■休憩時間なう■

[蝶ネクタイを外しベストの上から制服を着る]

大きく動かなきゃシャツもそこまで皺になんないでしょ
髪は…しゃーない、このままで良いや

[カジノ会場から出れば、やはり賑やかに人の行き交う廊下。
隣のクラスをチラリと覗いて、見知った顔が居ないことだけを確認すると、あとは本能の赴くまま食べ物の匂いがする方へと向かう]

どこ行こっかなー
テッちゃんのクラスは…まずは人が作ったもの食べてから行きたいよねー
ってなると…

[体育館の方へと進路を確定し、渡り廊下から剣道場へと足を運ぶ>>11
近くまで寄れば、剣道着をたすき掛け━━筒袖なので必要はないはずだが、気分の問題なのだろう━━した部員たちが焼きそばを焼いているのが見えた]

ユミちゃん、何だか色々と忙しいらしいけど居るかなー？

>>41トミー先輩
あ、おかえりなさ…えっ、俺の分だけ作ってきたんです?!
うわー、すいません、いただきます

[サトミの分らしきスポドリを見て、ビックリして素に戻ってしまった。
渡されたグラスを控えめに掲げて口をつける。
シュワシュワした炭酸と果実の食感が楽しくて美味しい]

ありがとうございます、美味しいです
先輩んちのカフェ行ってみたいですねー

[休みの時ならイチゴも行けるのでは？などと考えつつ、気を取り直す]

では、第2戦始めましょうか
俺も1枚賭けにしますね

[こちらは潤沢になったチップの中から1枚を差し出し、カードを配る]

ふむ、では♥️Qと♥️Aを捨てて2枚引きます

惜しい、ブタでしたね
こちらのチップをどうぞ

[賭けていたチップをサトミに渡す]

結構長引いてますね…お時間大丈夫でしょうか？

■焼きそば屋の前■
>>43
[ユミノイは居た。
控えめに手を振られて、こちらも小さく手を振りながら近寄っていく]

えっへへ、来ちゃった
お腹空いてるんだー、ユミちゃんの作った焼きそばくーださい！

[財布から200円を取り出し、接客担当の部員へと渡した]

>>48トミー先輩
承知致しました
では、次のゲームを終えての枚数で勝敗としましょうか

[自分も同じく2枚のチップを置く]

[ちょっと困った顔で]

ん…♥️Qと♣️3を捨てて2枚引きます

[総取替えも考えはしたが、どうせならギャンブルに走ろう。
自信はないが]

うーん、ダメでしたね
という訳で、俺のチップ2枚がそちらへ行きますので豊田様の勝利となります
おめでとうございます！

[パチパチと拍手をしてから、剣道部の焼きそばクーポンとメイド喫茶のチラシを渡す]

学園祭、楽しんで下さいね

>>49ユミちゃん
[何だか喜ばれているようでニコニコしてしまう。

しかし、妙に歯切れの悪い言葉と一緒にルーレットを差し出され、疑問符を浮かべつつ言われた通りに回す]

？？？俺が頑張る…？何を？

96

>>60ユミちゃん
[注文前のユミノイの思い詰めたような様子に、訳が分からないながらもドキドキしていたのだが、出てきた焼きそばを見て目を輝かせる]

わー！凄いメッチャおいしそー！
お店で出てくるやつみたい！
これで200円ってマジで？！

[闇鍋、と聞こえたような気がしたが、現物を見てしまえばそんなものは些細なことだ。

少し離れたところに設営された飲食スペースで焼きそばに箸をつける。
ソースや野菜と肉から出た旨みが丁度よく麺に絡んでおり非常に箸が進む]

んっま…！
やー、これご飯欲しくなっちゃうねぇ

[調理場からチラチラと様子を伺っているユミノイが目の端に留まり、それに対してはサムズアップで応えた]

>>65ユミちゃん

[サムズアップで返すユミノイの表情があからさまに安堵しているので、さすがに不思議に思って出店をよく見てみる。
看板>>a15に書かれた文言を読めば、一瞬ピタリと箸が止まる]

ひぇ……なるほど、やっと合点がいったわ…
俺のはまぁただのラッキーだからぁ、ユミちゃんのお陰で美味しい焼きそばにありつけたってことよね
このモヤシ、シャキシャキしてるのに味しっかり付いてておいしー！

[作ってくれたユミノイに感謝しつつ、あっという間平らげてしまう]

普通の焼きそば屋なら「おかわり」って言うんだけどなぁ、安いし
ま、他にも食べ物系の出店あるからそっちで食べればいっかなー

[紙皿と割り箸を分別してゴミ箱に捨て、チラリとユミノイを見ればやはり忙しそうで。
「おいしかったよ」の一言は後でLINEで送ろう、と心に決めた]*

[次はテツヤのクラスと目的地は決まっているものの、焼きそばを入れてしまったことで食欲が刺激されてしまったので、道中目に付いたたこ焼きとフランクフルトを両手に食べ歩く]

しまったなぁ、ユミちゃんの焼きそばを倍額払って倍の量にしてもらえば良かったなぁ

[フランクフルトは秒で消え去り、それを刺していた串でたこ焼きを団子のようにしつつぼやく。
恐らくそれを言ってもユミノイは困った顔をするだけだっただろうが]

んー？あれに見えるはホシノんとメグルくんじゃん？

[声を掛けようとするが、目に付いた物の異様さに思いとどまる]

えぇ…何あれ、看板に変なのついてる>>68…こわぁ
近寄らんとこ……

[2人がまだこちらに気付いてないのを良いことに、そそくさとその場を後にして、1-いへと向かう]

>>24
テッちゃん居るかなー？

[最近1-いの拠点となりつつある調理室をヒョイと覗けば、集まった参加者の料理を審査しているテツヤの後ろ姿を見付け、声を掛ける]

ちゃおー、来たよー
リハの時は何か俺パンしか作ってないからね、本番こそはばっちり作るよ！
お腹空いてるからがっつりめのメニューが良いなぁ…お、牛丼か、良いね良いね！
よーし、作るぞー

・
・
・
スコーン^food

ええん、パンではないけど何かこう…ジャンルが偏ってる…
俺こういうの作るのは得意だった？(謎ポジティブ)

これはこれでちゃんと片付けるから、泣きの1回やらせてもらえないかなぁ

[審査前に証拠隠滅とばかりにスコーンを頬張りながら、再挑戦をテツヤに目で訴えかける。

ジャムか何かが欲しい]**

>>86テッちゃん
俺が求めてるのはおしゃれさじゃなくてカロリーなの!!!

[よその食材なのを良いことに、追いスコーンをしてぼちぼち空腹も落ち着いてきた。
とりあえず良いのか悪いのか分からないながらも、『おしゃれな牛丼』という評価はされたのでそれで良しとする]

さて、せっかく近くに来てるしハリーんとこ見に行くかなー
…て、ハリーとメグルくん同じクラスだっけ？
メグルくんの持ってた謎看板よく見てなかったけど、えーと…

[1-いを出て一つ向こうのクラスの方を見れば、教室前の立て看板が目に入る]

………お化け屋敷…

お化け屋敷？？？

[1-はの立て看板と装飾、メグルが持っていた看板の亀甲縛りのこんにゃく。
繋げようとするほど脳内がバグり、ただただ妙な顔で立ち尽くしてしまうのであった]

方向性としてどっちを信じれば良いのか分かんないけど、いずれにしても1人で入るのは色んな意味でこわいわ
でも、ハリーがどんなんなっててどうしてんのかは見たいんだにゃー…うーん…