［練習のときにもらった金平糖は美味しかった。
また食べたい、言えば別の茶菓子もあると告げられて
『そんなん通うしかないじゃないっすか……』と、深刻に悩んでしまったのはつい、ちょっと前の話。］

［とは、いえ。
別のところも回らないと勿体ない。
まだ本番までは時間がある、制服姿で賑やかになった校内を歩き回るところから。］

わぁ……！
どこも本格的！

［練習漬けだったからあまり他クラスがどのような状況か知らなかったのだが、ここまでとは。
目を輝かせながらきょろきょろする。］

(どっしょっかな……さくらや木蓮のところ行きたいけど、踊る前にお腹いっぱいにするのは止しとけって言われてるし、茶道部行ったらなーーーんか死にそうな気がするし……………)

［考え抜いた、結果。］

……サトミ先輩、いらっしゃるかなぁ？

［弓道部の方へと、足を向けてみることにした。］

>>17
サトミ先輩！
おはようございます！
ステージは昼下がりからですよ、見に来てくださいね。

［応じてくれた先輩に宣伝しつつ、どちらにしようかなぁ、と悩み。］

んー……得点制にします！
目標は果物詰め合わせで！

［おもちゃとはいえ弓矢を構えるのは初めてだ。
ゆっくり、ゆっくりと弦を引き絞って——……。］

えいっ！

60
16
3

うわぁー……最初はいい感じだったのにー……。

［とても悔しそうである。］

>>20
んぁー……悔しい……何度もやりたくなりますねえ……。

［差し出されたチョコから(10)^1d10個掴めた。
ポケットにしまうと先輩が綺麗な姿勢で打つ矢に目が釘付け。］

わぁ……。

［さすがだ。
見惚れていると差し出された、『オマケ』>>23］

あ、ありがとうございます……！
今度植え方とか教えてください！

［ほんの少し、安曇野の実家の庭に植えた方がいいのかもしれない、などと考えながら。］

>>27
は、はい！
そうします！

［応答するなり頭をわしゃわしゃされた。］

わ、ひゃ、先輩……！？

［頭を撫でられるのは嫌いではない(むしろ好きな方だ)が、ふんわりとして泳ぎやすい、たんぽぽ色の髪がちょっとぼさぼさになった。］

(流石にこのまま舞台出るわけ行かないけど、後でで良いや)

「では先輩、お邪魔しました！」

［にっこり笑って、再び、ブースの探索へ。］*

どーこーいーこーうーかーなー？

［ふらふら、てくてく、校舎内を歩き回りながら気になる行き先を探す。
ふと、その先に見慣れた姿が。>>9］

メグルくん！
お疲れ様ー、お仕事中だね？

［そういえば彼のクラスは何を出し物にしているんだったか。持っている看板を覗き込みつつ、話しかけてみる。］

>>68



［ヒヤリとした感覚が触れるなり飛び退いた。
手で頬や首を覆いながら辺りを見回すと、看板から伸びるものに目がいく。］

っこ、こんにゃく……！！？

［ぶら下がるこんにゃくに目をぱちくり。
そして、ようやっと看板の文字を読んだ。］

お化け屋敷…………ﾋｴ……。

>>75
ウ、ウン。
ソウスル。

［まだ心臓がバクバクしていて返事がカタコトになってしまった。
頭を下げたメグルを見送る。］

…………はぁー…………。

［やっと、ひと息。
実のところお化け屋敷など、びっくりさせられるものにはあまり耐性がない。
多分一緒に行くとなったら腕にしがみつきっぱなしになってしまうな……などと考えながら、再び校内を回り始める。］

［歩き回っている、さなか。
>>82歩く落武者を見かけて］



［などという声なき悲鳴をあげて腰を抜かしかけた。

本人には気づかれていないと。
思いたい。
先輩だというのにあまりにみっともないから。］