いつの間にか、彼女は佇んでいる。香りはなく、音もなく。

……静かに入ってきただけなので気づいた人は気づいている。天門の門番に静かにお辞儀をした。

佇みながら、司っている花の髪飾りと同じ薄紅色の翼を、軽く手入れしながら始まるのを待っている。または説明を待っている。

静かに佇んでいた少女はやっとテーブルに座る。お花は賢いわけではないがあんまりはしゃいだりしないのだ。
探検に行く天使たちを横目にランダム御用達光から現れる陽光の恵みサラダ^vilを眺めている。

お花はだいたい何でも食べる。でもサラダは好き。

「頂きます。」
手を合わせてから丁寧に食べ始めた。

>>39　ナシエル

「ええ、是非。」

ガブリえるも美味しいよね、なんて思いながらあなたに笑いかけた。

「人の側は嫌ではないのよ、そっけないように見えたならごめんね。」

もしかしたらそう見えていたかもしれないと、偶に言われることを付け足した。

>>41
ナシエル

「ふふ。」

あなたがそんなにアワアワするものだから、つい笑ってしまった。そんなつもりじゃなかったのよ、なんて安心させる。

「話しかけられないとつい黙してしまうの。話しかけてくれてありがとう。」

「確かに天使と言っても色々居るものね。私は生き物を司っているけど、ここにいる人たちはそうじゃない人が多いみたい。」

<line></line>ほんとだ、背丈似てるわね。背をピンと伸ばして比べてみた。